JP2001131021A - 基台上にシリコーンコーティングを形成する方法 - Google Patents

基台上にシリコーンコーティングを形成する方法

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JP2001131021A
JP2001131021A JP2000294613A JP2000294613A JP2001131021A JP 2001131021 A JP2001131021 A JP 2001131021A JP 2000294613 A JP2000294613 A JP 2000294613A JP 2000294613 A JP2000294613 A JP 2000294613A JP 2001131021 A JP2001131021 A JP 2001131021A
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silicone
emulsion
water
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oil
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JP2000294613A
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Louis Michel Jacques Aguadisch
ルイ・ミッシェル・ジャック・アギュアディシュ
Frederique Fonta
フレデリック・フォンタ
Claire Mallard
クレール・マラール
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Dow Silicones Belgium SPRL
Dow Corning France SAS
Original Assignee
Dow Corning SA
Dow Corning France SAS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基台上にシリコーンコーティングを形成する
新規な方法並びに種々の水溶性および油溶性活性成分の
ための搬送ビヒクルを提供する。 【解決手段】 本発明は、1〜10重量%の界面活性
剤、9〜65重量%の揮発性シリコーン流体および28
〜90重量%の水性相を含むシリコーン油中水型エマル
ジョンを、基台上に堆積させることによる、基台上にシ
リコーンコーティングを形成する方法である。次にせん
断応力を組成物に加えて、組成物を基台上に分布させ
る。せん断応力が加えられると、エマルジョンは破壊さ
れ、転換して、基台上にシリコーンコーティングが形成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、応力の適用下で破
壊し、転換するシリコーン油中水型エマルジョンから基
台上にシリコーンコーティングを形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シリコーン油中水型のエマルジョンは、
業界において知られている。代表的に、このようなエマ
ルジョンは、界面活性剤および/または他の添加物で安
定化されたシリコーン油中に分散された水を含む。同様
に、これらのエマルジョンを、基台、例えば皮膚および
/または毛髪上に堆積させるために用いることも、業界
において知られている。
【0003】このようなエマルジョンを記載する特許明
細書の例には、乳化剤として若干のポリオキシアルキレ
ンアルコールを用いるシリコーン油中水型エマルジョン
を記載する米国特許第3,489,690号が含まれ
る。同様に、米国特許第4,122,029号および
4,311,695号には、HLB値が2〜10である
油中水型界面活性剤、若干のポリジオルガノシロキサン
−ポリオキシアルキレン共重合体および他の添加剤を導
入することにより、このようなエマルジョンを形成する
ことが教示されている。同様に、カナダ国特許第74
2,289号には、油相がシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体であるシリコーン油中水型エマルジョン
が教示されている。
【0004】前述の参考文献の各々には、皮膚に対する
活性成分を適用するのに安定かつ有用なエマルジョンが
教示されている。しかし、これらの文献には、放出の過
程において破壊される本発明のエマルジョンは教示され
ておらず、それらのみでは本発明の方法によって堆積す
ることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的の1つ
は、適用中に相転換するシリコーン油中水型エマルジョ
ンから基台上にシリコーンコーティングを付与する方法
を提供することにある。他の目的は、適用中に相転換す
るシリコーン油中水型エマルジョンから基台上に活性成
分を与える方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコーン油
中水型のエマルジョンを含む組成物を基台上に堆積さ
せ、次いで前記組成物にせん断応力を作用させて組成物
が基台上に分布するのを確実にすることを含む、基台上
にシリコーンコーティングを形成する方法において、1
〜10重量%の界面活性剤、9〜65重量%の揮発性シ
リコーン流体および28〜90重量%の水性層を含むエ
マルジョンを用いることを含み、ここでエマルジョン
は、せん断応力が作用してシリコーンコーティングが基
台上に堆積する際に破壊するものであることを特徴とす
る、基台上にシリコーンコーティングを形成する方法を
請求するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】これらのエマルジョンは、水性相
または油性相のいずれかにおいて活性成分のための搬送
ビヒクルとして作用しうる。
【0008】本発明は、シリコーンコーティングおよび
/または活性成分を基台上に付与するのに用いることが
できるシリコーン油中水型のエマルジョンを提供する。
これらのエマルジョンは、基台上に適用され、次に一般
的には擦り込みによってせん断応力が加えられて、基台
上に拡散する。せん断応力が加えられる際に、エマルジ
ョンの粘度が上昇しはじめる(即ち、アプリケーターが
塗布中の抵抗力の上昇を感じる)。せん断応力を加えて
いるある段階において、エマルジョンは急速かつ明白に
破壊され、転換が発生する。即ち、エマルジョンは、油
中水型エマルジョンからシリコーン油膜へと転換し、水
性相はエマルジョンから放出され、その表面上に堆積す
る。この現象が発生する際に、アプリケーターは、抵抗
力(粘度)の明白な低下を感じる。即ち、急速な「滑
り」感覚が、容易に明らかとなる。
【0009】従って、本明細書において用いられる、エ
マルジョンの「破壊」、「相転換」または「転換」の記
載は、せん断応力、例えば基台上へのエマルジョンの適
用に関連してせん断応力がエマルジョンに加えられた時
に、この相転換を経過するエマルジョンを含むことを意
味する。このことは、例えば、基台上にエマルジョンを
堆積させ、例えば指またはプラスチックアプリケーター
等の手段を用いて、エマルジョンを基台上に後方および
前方に数回擦り込み、所望の相の転換挙動について観察
することにより、容易に確認することができる。
【0010】本発明者等はまた、エマルジョンの配合を
変化させることにより、エマルジョンが適用の際に示す
特性を変化させることができることを見出した。例え
ば、適用初期の相中の粘度の上昇、堆積過程の終了時に
おいて達成される「滑り」感覚の大きさ、およびエマル
ジョンから放出される水性相の量を変化させることがで
きる。
【0011】前述の方法により、基台上にシリコーン膜
を堆積させることができる。この方法は、特に、典型的
にシリコーン油が堆積する基台が適用後に油っぽい感触
を有しない点で有利である。さらに、適用中にせん断応
力を誘発するのに用いられる対象(例えば指)は、典型
的にはその表面上に油状残留物を有しない。例えば基台
の上への堆積の後に指の上に油状の膜が残らない。
【0012】さらに、エマルジョンの前述の特性は、ア
プリケーターに、シリコーン膜が堆積した時を示す明確
な目印を与えることに注目すべきである。特に、基台上
へのエマルジョンの適用中に、アプリケーターが上述し
たせん断応力を誘発するので、粘性のある感触から「滑
りやすい」感覚への急速な変化によって、必要に応じて
シリコーン膜既にが堆積し、擦り込みが停止できること
ということを、使用者がの触感的な指標で認知できる。
【0013】従って、本発明は、適用中に相転換するこ
とができるシリコーン油中水型エマルジョンから基台に
シリコーンコーティングを堆積させる方法を提供する。
シリコーン油相は、処理されるべき基台に付着する膜を
形成し、そして水性相はエマルジョンからシリコーンの
表面上にしみだし、ここで蒸発しうる。指での擦り込み
により適用する場合には、この方法により主な感触とし
て水和した層が残る。これ自体で、この方法は、水中油
型エマルジョンの利点(例えば、油っぽい感触がないこ
と、適用が容易であること、およびコンプライアンス
等)、および油中水型エマルジョンの利点(例えば、膜
による保護、実質的であること、撥水性、皮膚軟化性
等)の両方を提供する。従って、これらのエマルジョン
は、局所的医薬配合物、パーソナルケア用途、ハウスホ
ールドケア用途、獣医学的用途、並びに基台、例えば繊
維、織物、紙等を、シリコーン膜で被覆することを伴う
他の産業への有用性を有する。指での擦り込みが適用方
法の一例である一方、他の手段、例えば機械的スプレッ
ダ、ローラー等が本明細書中で実用的であることに注目
するべきである。
【0014】本発明において用いられる油中水型シリコ
ーンエマルジョンは、一般的に、揮発性シリコーン流体
から得られる油性相;水性相;および界面活性剤を含
む。このエマルジョン中に随意に包含させることができ
る成分には、油の粘度を上昇させるもの;転換過程を調
節することができるもの;および水性相または油性相の
いずれかまたは両方中に包含させることができる活性成
分が含まれる。これらの随意の成分は、例えば、シリコ
ーンゴム、例えばジメチコノール配合物、シリコーンワ
ックスのようなシリコーン油、およびヘルスケア、パー
ソナルケア、ホームケアまたは他の同様の技術において
用いられる種々のよく知られている活性成分を含みう
る。
【0015】一般的に、本発明の成分は、次の量で用い
る: 界面活性剤 1〜10重量% 揮発性シリコーン 9〜65重量% 水性相 28〜90重量% シリコーンゴム 0〜7重量% シリコーン油 0〜10重量% シリコーンワックス 0〜5重量% 活性成分 0〜30重量%
【0016】また、本発明者等は、適用中の粘度上昇
が、界面活性剤の量を増加させること;シリコーンゴム
の量を増加させること;シリコーンの揮発性を増大させ
ること;およびシリコーンを、例えばシリコーンワック
スと混ぜ合わせることによりシリコーンの粘度を増大さ
せることによって増大させることができることを見出し
た。同様に、水性相の放出を、エマルジョン中の水性相
の量を増加させることにより増大させることができる。
【0017】これに対して、本発明者等は、若干の賦形
剤が相転換の効果を示すことを見出した。例えば、上述
の量を超えるシリコーンワックスが存在する場合;ポリ
グリコール、脂肪酸エステル、脂肪酸、鉱油、シリコー
ン油等の油状のまたはグリース状の感触を示す薬学的賦
形剤をエマルジョンに加える場合;および低揮発性の薬
学的溶媒、例えばエタノールをエマルジョンに加える場
合に、転換(即ち、相転換中の水の放出)の低下があ
る。
【0018】本発明において用いることができる揮発性
シリコーン流体(シロキサンまたはポリシロキサン)
は、臨界的に重要ではなく、一般的に、この流体が、周
囲環境において揮発するように、25℃において約50
ミリパスカル・秒までの粘度を有するものはすべて本発
明において用いることができる。
【0019】一般的に、揮発性シリコーン流体は、次の
平均単位の式に相当する。 (R)aSiO(4-a)/2 [式中、RはH、1〜6個の炭素原子を有するアルキル
基またはアリール基であり、aは、2〜3の平均値を有
する。] 好ましくは、Rはメチル基である。このよう
な好ましい流体は、Si−O−Si結合により接合さ
れ、(CH33SiO1/2、(CH32SiO2/2、CH
3SiO3/2およびSiO4/2単位から成る群から選択さ
れ、流体中のケイ素あたり平均約2〜3個のメチル基で
あり、前述の流体が25℃で50ミリパスカル・秒以下
の粘度を有するようなモル量であるシロキサン単位を含
む。
【0020】一層好ましくは、揮発性シリコーン流体
は、実質的にジメチルシロキサン単位および必要に応じ
てトリメチルシロキサン単位から成る。本発明において
特に興味深いものは、25℃で10ミリパスカル・秒未
満の粘度を有するメチルシロキサン流体であり、例えば
一般式{(CH32SiO}xで表されるシクロポリシロ
キサンおよび一般式(CH33SiO{(CH32Si
O}ySi(CH33[式中、xは3〜8の整数であり、
yは0〜4の整数である]で表される直線状シロキサン
である。
【0021】好ましい揮発性シリコーン流体は、例えば
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン等のような環状シリコーン、例えばヘキサメチルジシ
ロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテ
トラシロキサン等のような直線状シリコーン、および任
意の前述の揮発性シリコーン流体の混合物を含む。好ま
しい揮発性シリコーン流体は、ヘキサメチルジシロキサ
ンである。
【0022】これらの揮発性シリコーン流体およびこれ
らの製造方法は、業界において知られており、多くが市
場で入手できる。本発明のエマルジョンは、通常9〜6
5重量%、好ましくは10〜50重量%の揮発性シリコ
ーン流体を含む。
【0023】本発明において用いるべき界面活性剤は、
有機界面活性剤、シリコーン界面活性剤およびこれらの
混合物を含む。
【0024】シリコーン界面活性剤の例には、少なくと
も1つのポリジオルガノシロキサンブロックおよび少な
くとも1つのポリオキシアルキレンブロックを含むポリ
ジオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック
共重合体が含まれる。ポリオキシアルキレンブロック
を、ポリジオルガノシロキサンブロックに、ケイ素−酸
素−炭素結合および/またはケイ素−炭素結合で結合す
ることができるが、ブロック共重合体が、ポリオキシア
ルキレンブロックをポリジオルガノシロキサンブロック
に接合するより加水分解可能なケイ素−酸素−炭素結合
の代わりに、ケイ素−炭素結合を有するのが好ましい。
【0025】本発明のシリコーン界面活性剤のポリジオ
ルガノシロキサンブロックは、Si−O−Si結合によ
り連結され、式R’bSiO(4-b)/2で表されるシロキサ
ン単位を含む。bの値は0〜3の範囲内とすることがで
き、ただしブロック共重合体中のすべてのケイ素につい
て平均で約2、例えば1.9〜2.1のR’基がある。
従って、適切なシロキサン単位は、R’3SiO1/2
R’2SiO2/2、R’SiO3/2およびSiO4/2シロキ
サン単位を、bが約2の平均値を有するようなモル量で
含む。シロキサンは、直線状、環状および/または分枝
状とすることができる。
【0026】前述のシリコーン界面活性剤のR’基は、
1〜20個の炭素原子を有する1価の炭化水素基、例え
ばメチル、エチル、ビニル、フェニル、およびポリオキ
シアルキレンブロックをポリジオルガノシロキサンブロ
ックに結合する2価の基から成る群から選択された任意
の基とすることができる。すべてのR基の少なくとも9
5%がメチル基であるのが好ましく、各ケイ素原子に結
合した少なくとも1つのメチル基があるのが好ましい。
【0027】ポリオキシアルキレンブロックをポリジオ
ルガノシロキサンブロックに結合する2価のR’基を、
前述のポリジオルガノシロキサンブロックのシロキサン
単位に、ケイ素−酸素結合またはケイ素−炭素結合によ
り結合することができる。前述のように、ポリジオルガ
ノシロキサンブロックとポリオキシアルキレンブロック
との間のケイ素−炭素結合が好ましい。これらの2価の
R’基は、好ましくは、6個以下の炭素原子を有する。
2価のR’基の代表例には、−O−、−Cm2 mO−、
−Cm2m−および−Cm2mCO2−[式中で、mは整
数、好ましくは1〜8および最も好ましくは2〜6であ
る]が含まれる。
【0028】シロキサン単位の例には、例えばMe3
iO1/2、Me2(CH2CH)SiO 1/2、Me2(C6
5)SiO1/2、Me(C65)(CH2CH)Si
1/2、Me2(CH3CH2)SiO1/2、Me2QSiO
1/2、MeQ2SiO1/2、Q3SiO1/2、Q2(CH3
2)SiO1/2およびMe(C65)(Q)SiO1/2
のようなR’3SiO1/2単位、;例えばMe2Si
2/2、Me(C65)SiO2/2、Me(CH2CH)
SiO2/2、(C652SiO2/2、MeQSiO2/2
よびQ(C65)SiO2/2のようなR’2SiO2/2
位、;例えばMeSiO3/2、C65SiO3/2、CH2
CHSiO3/2、CH3CH2SiO3/2およびQSiO
3/2のようなR’SiO3/2単位、;並びにSiO4/2
位が含まれる。Meはメチルを示し、Qは、ポリオキシ
アルキレンブロックをポリジオルガノシロキサンブロッ
クに結合する2価のR’基を示す。
【0029】シロキサン界面活性剤は、前述のポリジオ
ルガノシロキサンブロックの1つまたは2つ以上を含む
ことができることを理解されたい。共重合体中のポリジ
オルガノシロキサンブロックの数および平均分子量は、
以下に記載する、共重合体中の前述のブロックの所望の
重量比に関連する。好ましくは、シリコーン界面活性剤
は、1つまたは2つ以上のポリオキシアルキレンブロッ
クが結合した1つのポリジオルガノシロキサンブロック
を含む。
【0030】ポリオキシアルキレンブロックの例には、
式−CH2CH2O−で表されるオキシエチレン単位、式
−CH2CH(CH3)O−で表されるオキシプロピレン
単位またはこれらの混合物が含まれる。好ましくは、ポ
リオキシアルキレンブロック中のオキシアルキレン単位
の平均少なくとも半分が、オキシエチレン単位である。
従って、このポリオキシアルキレンブロックは、式{−
CH2CH2O−}p{−CH2CH(CH3)O−}qに相
当し、ここでオキシアルキレン単位は、任意の適切な方
式、例えばランダム、交互およびブロックに配置するこ
とができる。
【0031】ポリオキシアルキレンブロックは、前述の
共重合体のポリジオルガノシロキサンブロックに、前述
のポリオキシアルキレンブロックの少なくとも1つの末
端部分により結合され、前述の結合は、前に記載した2
価のR’基によるものである。前述の結合は、1つより
多いポリジオルガノシロキサンブロックを含むこれらの
ブロック共重合体中の前述のポリオキシアルキレンブロ
ックの両方の末端部分によることができることを、理解
するべきである。ポリジオルガノシロキサンブロックに
結合していないポリオキシアルキレンブロックの任意の
末端部分は、末端基で満たされる。前述の末端基の種類
は、臨界的には重要ではなく1価であればよく、これに
より1つのポリオキシアルキレンブロックを終了させる
かまたは多価としてこれにより1つより多いポリオキシ
アルキレンブロックを終了させることができる。前述の
末端基は、炭素、水素、窒素および酸素から成る群から
選択された原子で構成されている。前述の末端基の代表
例は、水素;ヒドロキシル;例えばメチル、エチル、プ
ロピル、ブチルのようなアルキル、;ベンジル;例えば
フェニルのようなアリール、;例えばメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシのようなアルコキシ、;グリ
セルオキシ;ベンジルオキシ;例えばフェノキシのよう
なアリールオキシ、;例えばビニルオキシおよびアリル
オキシのようなアルケニルオキシ、;例えばアセトキシ
のようなアシルオキシ、、アクリルオキシおよびプロピ
オンオキシ、並びに例えばジメチルアミノのようなアミ
ノである。
【0032】本発明のエマルジョン組成物において有用
なポリジオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレンブ
ロック共重合体を、ブロック共重合体の生成に適切な任
意の方法により製造することができる。これらの方法の
多くは、業界において知られており、例えば、米国特許
第4,122,029号に記載されている。さらに、多
くのこのようなブロック共重合体が、市場で入手でき
る。
【0033】前述のように、他の界面活性剤もまた、本
発明において用いることができる。これらには、例え
ば、例えばソルビタンモノオレエートのような非イオン
系、陰イオン系および陽イオン系有機界面活性剤が含ま
れる。本発明のエマルジョンは、通常0.1〜20重量
%、好ましくは1〜10重量%の界面活性剤を含む。記
載したように、他の通常の界面活性剤を、共界面活性剤
として加えることができる。
【0034】このエマルジョンはまた、水および水性相
に分散相として望ましく加えることができる任意の他の
成分を含む水性相を含む。このような随意の成分には、
例えば、例えばグリセリン、ソルビトール、尿素、乳
酸、プロピレングリコール、ポリチレングリコールおよ
び共重合体、グルコース誘導体等のようなモイスチャー
ライザー、、皮膚軟化剤、保湿剤、例えばセルロース誘
導体、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、アル
ギン酸塩、ゴム、デンプン、ポリビニルピロリドン等の
ような増粘剤、例えばパラベン等のような保存剤、例え
ばクロルヘキシジン等のようなフェノール、例えばアス
コルビン酸およびエステル、チオ尿素、亜硫酸水素ナト
リウム、トコフェロール等のような酸化防止剤、例えば
EDTA、クエン酸等のようなキレート化剤、調味料、
染料、緩衝剤、例えばベンズアルコニウムクロリド、シ
クロデキストリン、レシチン、ポロキサマー、ポリソル
ベート、ラウリル流酸ナトリウム、ソルベタン脂肪酸エ
ステル、グリセロール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンおよび誘導体等のような可溶化剤、浸透促進剤、例
えばエタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコー
ル等のようなアルコール、グリコール、単糖類および多
糖類、コロイド状固体、例えばベンズアルコニウムクロ
リド等のような第四級アンモニウム塩、並びに例えばソ
ルビン酸、安息香酸、サリチル酸等のような酸が含まれ
る。水性相の量は、90重量%を超えない範囲とするこ
とができ、28〜90重量%の範囲内の量が好ましい。
【0035】本発明のエマルジョンはまた、随意にシリ
コーンゴム類を含むことができる。このようなゴムは、
代表的には非反応性基、例えばトリメチルシリル基また
は反応性基、例えばジメチルヒドロキシシリル基または
ジメチルビニルシリル基で終了する高分子量ポリジメチ
ルシロキサンである一方、ほとんどすべてのシリコーン
ゴムまたはこれらの混合物が、本発明において実用的で
ある。最も好ましくは、シリコーンゴムは、ヒドロキシ
ル末端ポリジメチルシロキサンである。
【0036】シリコーンゴムは、代表的には、25℃で
50,000,000mm2/sまでの粘度を有し、7
00,000までまたはそれ以上の数平均分子量(M
n)を有する。好ましくは、このゴムは、約200,0
00〜400,000のMnを有する。
【0037】このようなゴムおよびこれらの製造方法
は、業界において知られており、その例は、Noll, Chem
istry and Technology of Silicones, Academic Press,
1968である。さらに、シリコーンゴムは、例えば、Dow
Corning Corporationから市場で入手できる。一般的
に、シリコーンゴムは、0〜7重量%、好ましくは0.
1〜5重量%の量で加える。
【0038】本発明のエマルジョンはまた、随意にシリ
コーンワックス類を含むことができる。ほとんどすべて
のシリコーンワックス、またはこの混合物が、本発明に
おいて実用的である。
【0039】本発明において用いるのに適する好ましい
シリコーンワックスには、以下のような式を有するアル
キルメチルシロキサン共重合体が含まれる。 1.(RMeSiO)a(Me2SiO)b または 2.R’Me2(RMeSiO)y(Me2SiO)zSi
Me2R’ [式中、RはCn2n+1であり、R’はRまたはMeで
あり、MeはCH3であり、nは5〜45、好ましくは
10〜30であり、aは3〜10の整数であり、bは0
〜10の整数であり、a+bは3〜10であり、yおよ
びzは独立して0または正の整数であり、ただしaまた
はyのいずれかがろう状物質を生じるのに十分であり、
および/またはR’はRであり、得られた物質の特徴が
ろう状である。]代表的に、本発明のシリコーンワック
スは、約30℃〜約100℃の融点を有する。好ましく
は、このシリコーンワックスは、トリメチルシロキシ末
端ジメチル、メチルオクタデシルシロキサンを含む。
【0040】このような物質の製造方法は、業界におい
て知られており、このような方法は、例えば、1991
年5月21日に刊行された米国特許第5,017,22
1号および1992年11月3日に刊行された米国特許
第5,160,494号に記載されており、これらの両
方の内容を参考のために本出願中に導入する。基本的
に、このような方法は、鎖中にSiH官能基を有する直
線状シロキサンとMe2SiO単位を含む環状シロキサ
ンとの反応およびこの反応生成物とわずかに化学量論的
過剰量のアルケンとの炭素上の白金触媒の存在下での接
触を伴う。一般的に、ワックスを、0〜5重量%、好ま
しくは0.1〜4重量%の量で加え、代表的には、溶融
させるかまたは溶媒に溶解した後に本発明の配合物に加
える。
【0041】本発明のエマルジョンはまた、随意にシリ
コーン流体を含むことができる。これらの流体は、非反
応性基、例えばトリメチルシリル基または反応性基、例
えばジメチルヒドロキシシリル基またはジメチルビニル
シリル基で終了するポリジメチルシロキサンとすること
ができる。好ましくは、シリコーン流体は、トリメチル
シリルまたはジメチルヒドロキシシリル末端ポリジメチ
ルシロキサン、一層好ましくはジメチコノール配合物で
ある。
【0042】シリコーン流体は、25℃で広範囲の粘
度、例えば約20mm2/sから約150,000mm2
/sまで、好ましくは約50mm2/sから約100,
000mm2/sまでの粘度を有することができる。
【0043】このような流体およびこれらの製造方法
は、業界において知られており、その例は、Noll, Chem
istry and Technology of Silicones, Academic Press,
1968である。さらに、シリコーン流体は、例えば、Dow
Corning Corporationから市場で入手できる。一般的
に、シリコーン流体は、0〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%の量で加える。
【0044】本発明の油中水型エマルジョンは、活性成
分を溶解、分散または懸濁することができるビヒクルと
して作用することができる、マトリックスを提供するた
めの搬送ビヒクルとして作用する。活性成分の例には、
パーソナルケア活性成分、薬学的活性成分、および他の
もの、例えば毛髪成長促進剤、例えば尿素、ヒアルロン
酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸
ナトリウム、天然保湿因子物質等のようなモイスチャー
ライザー、例えばD−パンテノールなどのような柔軟化
剤、例えばポリエチレングリコール、皮膚軟化油(鉱
油、植物油、合成油)等のような皮膚軟化剤、例えばグ
リセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、ブ
チレングリコール等のような保湿剤、例えばアラントイ
ン等のような再構成生成物、収斂剤、例えばアルミニウ
ム、ジルコニウム、亜鉛のような金属の有機塩および無
機塩およびこれらの混合物を含む発汗抑制剤、例えば2
−フェニルベンズアドイミダゾール−5−スルホン酸等
のような紫外線保護製品、例えばオクチルメトキシシナ
メート、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エトキシ
ル化p−アミノ安息香酸エステルおよびベンゾフェノン
等のような紫外線吸収剤、例えば極微小二酸化チタン等
のような遮光薬、例えばメントール等のような元気回復
生成物、例えばアカシヤ蜂蜜、油溶性および水溶性ビタ
ミンのような滋養生成物、微量元素または染料等、消臭
剤、抗にきび剤、コンディショナー、例えばアスコルビ
ルリン酸マグネシウム、薬草抽出物、漂白剤、白色化剤
(ヒドロキロン、アスコルビルリン酸マグネシウム)等
のような皮膚淡色化剤、例えばポリアクリレート、アル
ギン酸塩、ゴム、セルロース誘導体、デンプン、ポリビ
ニルアルコール等のような増粘剤、酸化防止剤、染料、
芳香剤、清浄剤、香料、真珠光沢助剤、緩衝剤、保存
剤、例えばジンクピリチオン等のような抗フケ剤、例え
ば果酸、フラボノイド等のような抗しわ剤、老化防止
剤、例えばカモミール抽出物、ベタイン等のような鎮静
活性成分、例えばメントール、ショウガ抽出物等のよう
な冷却剤、例えばヒドロコチル抽出物、ハンゴンソウ、
ビサボロール等のような固着剤、スリミング剤、医薬
品、例えば防カビ剤、抗菌剤、抗炎症薬(SAIDおよ
びNSAID)、麻酔薬、例えばピクリン酸ブタベン、
塩酸リドカイン、キシロカイン等、鎮痛薬、例えばベン
ゾカイン、塩酸ジクロニン等、駆虫薬、例えばリンダ
ン、ベンチ、うおのめおよびいぼを治療するための薬
剤、防腐薬、角質溶解剤、脂質調節剤、抗ヒスタミン
薬、抗ウイルス薬、抗にきび薬、かゆみ止め、酵素、タ
ンパク質、ペプチド、成長因子、促進剤、治癒因子、抗
乾癬薬、抗癌薬、ホルモン、抗脂漏薬、喫煙停止薬、抗
嘔吐/悪心薬、心臓血管薬、抗狭心症薬、抗高血圧薬、
中枢神経系活性薬、抗片頭痛薬、鎮静薬およびトランキ
ライザー並びに、例えば種々の基台を処理するための関
連物質(研磨ワックス、例えば密ろう、鯨ろうおよびラ
ノリンを含む動物ワックス、カルナバおよびカンデリラ
を含む植物ワックス、パラフィンおよびペトロラタムを
含む鉱物ワックスおよびエチレン系重合体、ポリオール
エーテル−エステルを含む合成ワックスを含む)並びに
塩素化ナフタレン、研磨剤、例えばケイ酸アルミニウ
ム、珪藻土、ベントナイト、コロイドクレー、並びに金
属酸化物、洗浄剤、着色剤、付臭剤、腐蝕抑制剤、フル
オロポリマー等が含まれる。本発明のエマルジョンは、
一般的に、前に例示した任意の活性成分を0〜30重量
%含む。
【0045】本発明のエマルジョンは、エマルジョン中
に存在する他の物質についての希釈剤、分散剤または担
体として作用して、エマルジョンを基台上に適用する際
にこれらの分布を促進することができるように、随意
に、水性相に加えて、他の受け入れられるビヒクルを含
むことができる。水以外のビヒクルは、液体または固体
溶媒、発泡剤および粉末を含むことができる。添加剤
は、一般的に、エマルジョンの50重量%までを構成す
ることができ、有利にはエマルジョンの残部を構成す
る。
【0046】本発明の組成物を、個々の成分を任意の適
切な方法で所望の割合に混合することにより、製造する
ことができる。好ましくは、水性相および油性相を別の
容器中で混合し、次いでこれらの相をエマルジョンのた
めの従来の混合装置中で混合する。
【0047】本発明の組成物は、ヒトを含む動物、繊
維、織物、紙を含む種々の基台上へのコーティングの形
成、並びにパーソナルケアおよびハウスホールドケアの
目的に有用である。これらの組成物を用いて、化粧品薬
剤、医薬品、艶出し剤およびその他のパーソナルまたは
ハウスホールドケア材料を提供することができる。
【0048】当業者が、本発明をいかにして実施するこ
とができるかを一層良好に理解することができるよう
に、以下に実施例を提供する。これらの実施例は、例示
のみに示すものであり、限定するものと解釈するべきで
はない。百分率および部はすべて、重量基準である。
【0049】
【実施例】以下の実施例は、本発明の種々のエマルジョ
ンおよびいくつかの比較用エマルジョンを例示する。各
エマルジョンは、先ず別々の容器中で油性相と水性相と
を混合することにより製造した。油性相は、揮発性シリ
コーン流体、(HMDS−ヘキサメチルジシロキサン、
1cSt−オクタメチルトリシロキサン、D4−オクタ
メチルシクロペンタシロキサン、およびD5=デカメチ
ルシクロペンタシロキサン)、界面活性剤(ラウリルメ
チコンコポリオールまたはソルビタンモノオレエー
ト)、および任意のシリコーンゴム(ヒドロキシ末端遮
断ポリジメチルシロキサンゴム)、ジメチコノール配合
物(93%ポリジメチルシロキサン20cst中の7%
ヒドロキシ末端遮断ポリジメチルシロキサン)、および
/または溶融させたかまたはエタノールに溶解したシリ
コーンワックス(トリメチルステアリルオキシシラン)
を含んでいた。さらに、油性相は、他の親油性賦形剤、
例えば直線状ポリジメチルシロキサン(pdms)およ
び鉱油(液体パラフィン)を含んでいた。水性相は、水
および任意の水溶性賦形剤(エタノールおよびプロピレ
ングリコール)を含んでいた。次に、エマルジョンを、
室温で従来のミキサーで混合しながら、水性相を油性相
にゆっくり加えることにより、製造した。
【0050】実施例1〜3 配合物中の界面活性剤濃度
の上昇 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例1 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% 水 78% 実施例2 ラウリルメチコンコポリオール 5% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% 水 75% 実施例3 ラウリルメチコンコポリオール 10% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% 水 70%
【0051】上述の配合物の各々を皮膚上に、指での擦
り込みにより適用した。適用中に、先ずエマルジョンの
粘度が上昇したことが記録された。実施例3における粘
度上昇は、実施例2における粘度上昇よりも大きく、こ
れは同様に、実施例1における粘度上昇よりも大きかっ
た。擦り込みの数秒後に、各々のエマルジョンは転換
し、皮膚上にシリコーンコーティングを、このシリコー
ンコーティング上に水の小滴を伴って形成した。これら
の実施例は、エマルジョン中の界面活性剤の量の増加の
結果、最初の適用中に一層大きい粘度上昇が生じ、他
方、同一のシリコーン膜が形成したことを示す。
【0052】実施例4〜5 配合物中のシリコーンゴム
の量の増加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例4 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 24.25% シリコーンゴム 0.75% 水 73% 実施例5 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 22.5% シリコーンゴム 2.5% 水 73%
【0053】上述の配合物を皮膚に、指での擦り込みに
より適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が上昇し
たことが記録された。実施例5の粘度上昇は、実施例4
の粘度上昇よりも大きかった。約数秒後に、各々のエマ
ルジョンは転換し、シリコーンコーティングを、この表
面上に水の小滴を伴って形成した。これらの実施例は、
エマルジョン中のシリコーンゴムの量の増加の結果、最
初の適用中に一層大きい粘度上昇が生じることを示す。
さらに、実施例5において形成したシリコーン膜は、配
合物中のシリコーンゴムの百分率が大きかったため、実
施例4において形成したシリコーン膜よりも厚く、より
実質的であった。
【0054】実施例6〜8 配合物中のシリコーンゴム
および揮発性シリコーン流体の量の増加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例6 ラウリルメチコンコポリオール 10% HMDS 29.1% シリコーンゴム 0.9% 水 60% 実施例7 ラウリルメチコンコポリオール 10% HMDS 33.95% シリコーンゴム 1.05% 水 55% 実施例8 ラウリルメチコンコポリオール 10% HMDS 38.8% シリコーンゴム 1.2% 水 50%
【0055】上述の配合物の各々を皮膚上に、指での擦
り込みにより適用した。適用中に、エマルジョンの粘度
が上昇したことが記録された。実施例8の粘度上昇は、
実施例7の粘度上昇よりも大きく、これは同様に、実施
例6の粘度上昇よりも大きかった。数秒後に、各々のエ
マルジョンは転換し、シリコーンコーティングを、表面
上に水の小滴を伴って形成した。これらの実施例は、エ
マルジョン中のシリコーンゴムおよび揮発性シリコーン
流体の量の増加の結果、最初の適用中に一層大きい粘度
上昇が生じることを示す。さらに、実施例8において形
成したシリコーン膜は、実施例7において形成したシリ
コーン膜よりも厚く、より実質的であった。実施例7の
ものは、配合物中のシリコーンゴムの百分率が大きいた
め、実施例6のものよりも厚く、より実質的であった。
【0056】実施例9〜10 揮発性シリコーン流体の
揮発性の増加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例9 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 20% 水 78% 実施例10 ラウリルメチコンコポリオール 2% lcSt 20% 水 78%
【0057】上述の配合物を皮膚に、指での擦り込みに
より適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が上昇し
たことが記録された。実施例9の粘度上昇は、実施例1
0の粘度上昇よりも大きかった。数秒後に、各々のエマ
ルジョンは転換し、シリコーンコーティングを、表面上
に水の小滴を伴って形成した。これらの実施例は、エマ
ルジョン中のシリコーン流体の揮発性の増大の結果、最
初の適用中に一層大きい粘度上昇が生じることを示す。
【0058】実施例11〜15 エマルジョン中の水の
量の増加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例11 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 10% ジメチコノール配合物 5% 水 83% 実施例12 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 20% ジメチコノール配合物 5% 水 73% 実施例13 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 22.5% シリコーンゴム 2.5% 水 73% 実施例14 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 40.5% シリコーンゴム 4.5% 水 53% 実施例15 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 58.5% シリコーンゴム 6.5% 水 33%
【0059】上述の配合物の各々を皮膚に、指での擦り
込みにより適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が
上昇したことが記録された。数秒後に、各々のエマルジ
ョンは転換し、シリコーンコーティングを、表面上に水
の小滴を伴って形成した。実施例11から放出された水
の量は、実施例12のものよりも多く、実施例13から
放出された水の量は、実施例14から放出された水の量
よりも多く、これは同様に、実施例15から放出された
水の量よりも多かったことが記録された。
【0060】この実施例は、エマルジョン中の水の量の
増加の結果、水の放出が多くなることを示す。実施例1
1および12におけるシリコーン膜は、配合物中のジメ
チコノールの量が同一であるため、同一であった。実施
例15におけるシリコーン膜は、実施例14のものより
も厚く、より実質的であった。実施例14のものは、配
合物中のシリコーンゴムの百分率が大きいため、実施例
13のものよりも厚かった。
【0061】実施例16〜17 エマルジョン中のワッ
クスの量の増加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例16 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 24.25% シリコーンゴム 0.75% シリコーンワックス 5% エタノール 5% 水 63% 実施例17(比較) ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% シリコーンワックス 10% エタノール 10% 水 58%
【0062】上述の配合物を皮膚に、指での擦り込みに
より適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が上昇し
たことが記録された。数秒後に、実施例16は転換し、
シリコーンコーティングが表面上に水の小滴を伴って形
成された。一方、実施例17は、水の放出がなかったた
めに、滑りの感覚が欠如したことにより分かるように、
転換が生じなかった。これらの実施例は、エマルジョン
中のワックスの量の増加の結果、転換の阻害が生じるこ
とを示す。
【0063】実施例18〜21 プロピレングリコール
のエマルジョンへの添加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例18 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 18% ジメチコノール配合物 5% シリコーンワックス 2% エタノール 10% 水 63% 実施例19 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 18% ジメチコノール配合物 5% シリコーンワックス 2% エタノール 5% プロピレングリコール 5% 水 63% 実施例20 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 24.25% シリコーンゴム 0.75% 水 73% 実施例21 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 24.25% シリコーンゴム 0.75% プロピレングリコール 10% 水 63%
【0064】上述の配合物の各々を皮膚に、指での擦り
込みにより適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が
上昇したことが記録された。数秒後に、実施例18は転
換し、シリコーンコーティングが表面上に水の小滴を伴
って形成された。一方、実施例19は転換したが、この
表面上に見える水の小滴はより少なかった。同様に、実
施例20は容易に転換したが、一方、実施例21は転換
したが、プロピレングリコールにより提供される保湿効
果のために、この表面上に見える水の小滴はより少なか
った。これらの実施例は、エマルジョンにグリース状の
賦形剤を加える結果、見える水の小滴がより少ないこと
により例証されるように、転換が低下することを示す。
【0065】実施例22〜23 ソルビタンモノオレエ
ートの界面活性剤としての使用およびパラフィン油のエ
マルジョンへの添加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例22 ソルビタンモノオレエート 2% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% 水 78% 実施例23(比較) ソルビタンモノオレエート 2% HMDS 9.7% シリコーンゴム 0.3% パラフィン油 10% 水 78%
【0066】上述の配合物を皮膚に、指での擦り込みに
より適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が上昇し
たことが記録された。数秒後に、実施例22は転換し、
シリコーンコーティングが表面上に水の小滴を伴って形
成され、一方、実施例23は転換が生じなかった。
【0067】これらの実施例は、本発明のエマルジョン
が、有機界面活性剤を用いて製造することができること
を示す。同様に、これは、グリース状の賦形剤をエマル
ジョンに添加すると転換が阻害されることを示す。
【0068】実施例24〜25 ジメチコンのエマルジ
ョンへの添加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例24(比較) ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 15% ジメチコン 5% 水 78% 実施例25(比較) ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 10% 直線状pdms 20cst 5% シリコーンワックス 2% エタノール 10% 水 71%
【0069】上述の配合物を皮膚に、指での擦り込みに
より適用した。実施例24および実施例25のいずれ
も、転換しなかった。これらの実施例は、脂肪状の賦形
剤をエマルジョンに加えると、転換が阻害されることを
示す。
【0070】実施例26〜29 エタノールのエマルジ
ョンへの添加 以下の組成物を、前述の方法により混合した。 実施例26 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 18% ジメチコノール配合物 5% シリコーンワックス 2% 水 73% 実施例27 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 18% ジメチコノール配合物 5% シリコーンワックス 2% エタノール 10% 水 63% 実施例28 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% エタノール 20% 水 58% 実施例29 ラウリルメチコンコポリオール 2% HMDS 19.4% シリコーンゴム 0.6% エタノール 30% 水 48%
【0071】上述の配合物の各々を皮膚に、指での擦り
込みにより適用した。適用中に、エマルジョンの粘度が
上昇したことが記録された。数秒後に、各々のエマルジ
ョンは転換し、シリコーンコーティングを、表面上に水
の小滴を伴って形成した。実施例27の粘度上昇は、実
施例26の粘度上昇よりも小さく、実施例29の粘度上
昇は、実施例28の粘度上昇よりも小さかった。これら
の実施例は、エマルジョン中の低揮発性の薬学的賦形剤
の量を増加させる結果、エマルジョンの転換の前の粘度
上昇がより小さくなることを示す。実施例26および2
7で得られた膜並びに実施例28および29で得られた
膜は、シリコーンゴム含量のために同一であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591199888 300 ROUTE DES CRETES, 06560 VALBONNE CEDEX, FRANCE (72)発明者 ルイ・ミッシェル・ジャック・アギュアデ ィシュ フランス国、06560 ヴァルボンヌ、ルー ト・ド・カンヌ 925、クロ・ド・ブラセ ット 3 (72)発明者 フレデリック・フォンタ フランス国、06600 アンティーブ、シュ マン・デュ・ピュイ 965、アカピュルコ、 レジドンス・レ・メキシカンヌ (72)発明者 クレール・マラール フランス国、06250 ムーガン−ル−オー、 リュー・デ・プティ・ポン 1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコーン油中水型のエマルジョンを含
    む組成物を基台上に堆積させ、次いで前記組成物にせん
    断応力を付与して組成物を基台上に分布させることを含
    む、基台上にシリコーンコーティングを形成する方法に
    おいて、 1〜10重量%の界面活性剤、9〜65重量%の揮発性
    シリコーン流体および28〜90重量%の水性相を用い
    ることを含み、ここでエマルジョンは、せん断応力が適
    用された時に破壊され、シリコーンコーティングを基台
    上に堆積するものであることを特徴とする、基台上にシ
    リコーンコーティングを形成する方法。
  2. 【請求項2】 揮発性シリコーン流体が、ヘキサメチル
    シクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
    キサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘキサメ
    チルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、およ
    びデカメチルテトラシロキサンから成る群から選択され
    ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤が、ポリジオルガノシロ
    キサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記エマルジョンが、さらにシリコーン
    ゴム、シリコーンワックス、シリコーン油、化粧品とし
    て活性な成分、薬学的に活性な成分並びにハウスホール
    ドおよびパーソナルケアにおいて用いられる成分から成
    る群から選択される水溶性活性成分、化粧品として活性
    な成分、薬学的に活性な成分並びにハウスホールドおよ
    びパーソナルケアにおいて用いられる成分から成る群か
    ら選択される油溶性活性成分、およびこれらの組み合わ
    せから成る群から選択される成分を含むことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 シリコーン油中に水を含む組成物におい
    て、 1〜10重量%の界面活性剤;9〜65重量%の揮発性
    シリコーン流体;28〜90重量%の水性相;0〜7重
    量%のシリコーンゴム;0〜10重量%の非揮発性シリ
    コーン流体;0〜5重量%のシリコーンワックス;およ
    び0〜30重量%の活性成分を含み、エマルジョンがせ
    ん断応力が適用された時に破壊するものであることを特
    徴とする、組成物。
JP2000294613A 1999-09-29 2000-09-27 基台上にシリコーンコーティングを形成する方法 Pending JP2001131021A (ja)

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