JP2001130932A - セメントおよびその製造方法 - Google Patents

セメントおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2001130932A
JP2001130932A JP31230999A JP31230999A JP2001130932A JP 2001130932 A JP2001130932 A JP 2001130932A JP 31230999 A JP31230999 A JP 31230999A JP 31230999 A JP31230999 A JP 31230999A JP 2001130932 A JP2001130932 A JP 2001130932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
lsr
area
fluorine
hydration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31230999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4403441B2 (ja
Inventor
Tatsuo Isohata
達夫 五十畑
Tatsushi Akiyama
達志 秋山
Shinobu Uchihata
忍 内畠
Shoji Shibuta
祥司 渋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Osaka Cement Co Ltd filed Critical Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Priority to JP31230999A priority Critical patent/JP4403441B2/ja
Publication of JP2001130932A publication Critical patent/JP2001130932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4403441B2 publication Critical patent/JP4403441B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有機成分共存下においてセメントを使用するに
際し、セメント中のフッ素成分によるその水和反応の遅
延を抑制することにより、フッ素含有廃棄物をポルトラ
ンドセメント原料として有効利用することを可能とする
新たな技術を提供することを主な目的とする。 【解決手段】フッ素を含有するセメント組成物であっ
て、f-CaO含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)と
が下記の関係式を満足するセメント組成物; (1)0.08≦X≦0.4、(2)0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦
1.0、(3)0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦1.4-4X、(4)0.
2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦0.9-1.5X。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント組成物お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント産業において、ハロゲンは、ク
リンカー焼成時の鉱物生成反応を促進し、燃料コストを
低減するためのフラックス(融剤)として使用されてき
た。例えば、フッ素に関しては、セメント原料にCaF
2(蛍石)を0.5重量%程度添加することにより、焼成熱量
を約3%削減できることが知られている。しかしなが
ら、蛍石は、焼成熱量削減という効果を達成するにもか
かわらず、キルン、プレヒータなどのコーチング増加と
いう製造上の問題点あるいはコスト増大という経済上の
問題点を生じるため、最近ではあまり使用されなくなり
つつある。
【0003】従来、セメント中のフッ素含有量について
の研究報告は、あまりなされていないが、通常の製品セ
メント中に含まれるフッ素含有量は、310〜440ppm程度
であると報告されており、原料への蛍石の添加によりそ
の含有量が増加した場合でも、セメント品質に対する影
響は少なく、むしろ水和を促進するとされている(内
川、セメント・コンクリート、556、49(1993))。
【0004】近年回収資源のリサイクル或いは廃棄物の
有効利用という観点から、各種の廃棄物をセメント原料
として利用する動きが急速に進行しつつあり、フッ素成
分を含む廃棄物も、当然その対象となっている。しかし
ながら、廃棄物発生源の相違に起因して種々の形態を有
し、かつ量的にも変動の多いフッ素成分を含む廃棄物を
セメント原料として使用する場合には、上記の製造上の
問題に加えて、フッ素含有量などに応じて、セメントの
品質そのものにも影響を及ぼすものと推測されるが、そ
の具体的な作用・機能などが十分に解明されていないの
で、フッ素成分含有廃棄物は、未だ十分に有効利用され
るには至っていない。
【0005】本発明者は、フッ素含有廃棄物のセメント
原料としての有効利用をはかるべく研究を進める過程
で、(イ)廃棄物中のフッ素成分は、蛍石と同様に、セ
メントクリンカー焼成中にフラックスとしての効果を発
揮すること、(ロ)しかしながら、得られるフッ素含有
セメントを有機性水和遅延成分の共存下で使用する場合
(例えば、高強度・高流動コンクリートにおける流動性
確保のために、有機混和剤を大量に使用する場合;細片
状ないし繊維状有機質材料を含む建材を製造する場合;
有機成分を含む土壌を固化させる場合など) には、エー
ライトの水和反応性が著しく低下するという障害が存在
することを見出した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、フ
ッ素成分による水和反応性の阻害を抑制することによ
り、フッ素含有廃棄物をセメント原料として有効利用す
ることを可能とする新たな技術を提供することを主な目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の様な
技術の状況および社会的趨勢に留意しつつ、鋭意研究を
進めた結果、セメント中の遊離のCaO(以下“f-CaO”と
いう場合がある)含有量とフッ素含有量とを相互に関連
させて制御する場合には、有機性水和遅延成分の共存下
におけるセメント−水系でのエーライトの水和反応性低
下という問題点を実質的に解消し得ることを見出した。
【0008】また、セメント原料にCaF2を配合する場合
或いはフッ素含有廃棄物をセメント原料の一部として使
用する場合に、フッ素成分を融剤とするという従来の考
え方とは逆に、クリンカーの焼成温度を高めるととも
に、f-CaO量を低減することにより、有機性水和遅延成
分存在下での水和反応性の低下を軽減しうることを見出
した。
【0009】すなわち、本発明は、下記のセメント組成
物とその製造方法を提供する: 1.フッ素を含有するセメントであって、遊離CaO含有
量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが下記の関係式
を満足するセメント; (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦1.0、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦1.4-4X、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦0.9-1.5X。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦α1{α1=4(LSR)-2.
68}、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦α2-4X{α2=4(LSR)-
2.28}、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦α3-1.5X{α3=4(LS
R)-2.78}。 2.普通ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセ
メント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトラン
ドセメントおよび耐硫酸塩ポルトランドセメントからな
る群から選ばれた1種である上記項1のセメント。 3.フッ素を含有するセメントクリンカーであって、遊
離CaO含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが下
記の関係式を満足するセメントクリンカー; (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦1.0、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦1.4-4X、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦0.9-1.5X。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦α1{α1=4(LSR)-2.
68}、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦α2-4X{α2=4(LSR)-
2.28}、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦α3-1.5X{α3=4(LS
R)-2.78}。 4.上記項1または3に記載のセメントまたはセメント
クリンカーを用いて得られた混合セメント。 5.高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセ
メントまたはシリカヒュームセメントである上記項4に
記載の混合セメント。 6.上記項1または3に記載のセメントまたはセメント
クリンカーに高炉スラグおよび石膏からなる群から選ば
れた少なくとも1種を配合してなる固化材。 7.フッ素を含有するセメント組成物の製造方法であっ
て、セメント原料の焼成時温度T(℃)とフッ素含有量X
(重量%)とが下記の関係式を満足するセメント組成物の
製造方法; (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、m1≦T≦1550{m1=800(LSR)
+664}、 *0.1<X≦0.2の領域では、m2+400X≦T≦1550{m2=800
(LSR)+624}、 *0.2<X≦0.4の領域では、m3+200X≦T≦1550{m3=800
(LSR)+664}。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、1400≦T≦1550、 *0.1<X≦0.2の領域では、1360+400X≦T≦1550、 *0.2<X≦0.4の領域では、1400+200X≦T≦1550。 8.原料の少なくとも一部としてフッ素含有産業廃棄物
を使用する上記項7に記載のセメント組成物の製造方
法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるセメントおよびセメ
ントクリンカーにおいては、有機性水和遅延成分の共存
下で適切な水和発熱ピーク時間と水和発熱ピーク高さを
達成するためには、原料のLSRに対応して、そのf-CaO含
有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが下記の関係
式を満足していることを必須とする。 (1) LSR=0.92〜0.99の場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦1.0、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦1.4-4X、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦0.9-1.5X。
【0011】LSR=0.92の場合において、フッ素成分の共
存下におけるXとYとの関係の1例を二次元のグラフとし
て表すと、図1(水和発熱ピーク時間基準)および図2
(水和発熱ピーク高さ基準)に示す通りとなる。
【0012】図1において、“○”は、セメント-減水
剤-水系における水和発熱ピーク時間が30時間以下であ
るセメントを示す。
【0013】また、図2においては、“○”は、セメン
ト-減水剤-水系における水和発熱ピーク高さが5J/g・hr
以上であるセメントを示す。
【0014】図1および図2ならびに以下のいずれの図
面(グラフ)においても、実線で囲まれた領域内の符号
“○”に対応する数値が、本発明による組成物について
得られた結果を示す。
【0015】また、LSR=0.97の場合において、フッ素成
分の共存下におけるXとYとの関係の1例を二次元のグラ
フとして表すと、図5(水和発熱ピーク時間基準)および
図6(水和発熱ピーク高さ基準)に示す通りとなる。
【0016】図5において、“○”は、セメント-減水
剤-水系における水和発熱ピーク時間が27時間以下であ
るセメントを示す。
【0017】また、図6においては、“○”は、セメン
ト-減水剤-水系における水和発熱ピーク高さが6J/g・hr
以上であるセメントを示す。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦α1{α1=4(LSR)-2.
68}、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦α2-4X{α2=4(LSR)-
2.28}、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦α3-1.5X{α3=4(LS
R)-2.78}。
【0018】LSR=0.87の場合において、フッ素成分の共
存下におけるXとYとの関係の1例を二次元のグラフとし
て表すと、図9(水和発熱ピーク時間基準)および図10
(水和発熱ピーク高さ基準)に示す通りとなる。
【0019】図9において、“○”は、セメント-減水
剤-水系における水和発熱ピーク時間が30時間以下であ
るセメントを示す。
【0020】また、図10においては、“○”は、セメ
ント-減水剤-水系における水和発熱ピーク高さが4J/g・
hr以上であるセメントを示す。
【0021】本発明によるセメントを使用する場合に
は、セメントの使用形態に応じて、フッ素含有セメント
−水系中に共存ないし混入する各種の水和遅延有機成分
(ポリカルボン酸系などの高性能有機減水剤などの有機
混和材;木毛、木片、パルプなどの細片状乃至繊維状有
機物;有機成分含有土壌など)が引き起こすエーライト
の水和反応性低下という問題点が、実質的に解消ないし
大幅に軽減される。
【0022】本発明によれば、フッ素成分の共存下にお
いて、水和遅延成分によるエーライト(C3S)の水和反応
性の阻害を改善しうるので、エーライトを含有する限
り、対象となるセメントは、限定されない。より具体的
には、普通ポルトランドセメントだけではなく、超早強
ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中
庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメ
ントなどが包含される。セメント組成物の製造 また、本発明によるフッ素含有セメント組成物の製造に
際しては、セメント原料の焼成時温度T(℃)とフッ素含
有量X(重量%)とが下記の関係式を満足することを必須
とする。 (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、m1≦T≦1550{m1=800(LSR)
+664}、 *0.1<X≦0.2の領域では、m2+400X≦T≦1550{m2=800
(LSR)+624}、 *0.2<X≦0.4の領域では、m3+200X≦T≦1550{m3=800
(LSR)+664}。
【0023】LSR=0.92の場合のXとTとの関係の1例を二
次元のグラフとして表すと、図3(水和発熱ピーク時間
基準)および図4(水和発熱ピーク高さ基準)に示す通り
となる。
【0024】図3において、“○”は、セメント-減水
剤-水系における水和発熱ピーク時間が30時間以下であ
るセメントを示す。
【0025】また、図4においては、“○”は、セメン
ト-減水剤-水系における水和発熱ピーク高さが5J/g・hr
以上であるセメントを示す。
【0026】また、LSR=0.97の場合のXとTとの関係の1
例を二次元のグラフとして表すと、図7(水和発熱ピー
ク時間基準)および図8(水和発熱ピーク高さ基準)に示
す通りとなる。
【0027】図7において、“○”は、セメント-減水
剤-水系における水和発熱ピーク時間が27時間以下であ
るセメントを示す。
【0028】また、図8においては、“○”は、セメン
ト-減水剤-水系における水和発熱ピーク高さが6J/g・hr
以上であるセメントを示す。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、1400≦T≦1550、 *0.1<X≦0.2の領域では、1360+400X≦T≦1550、 *0.2<X≦0.4の領域では、1400+200X≦T≦1550。
【0029】LSR=0.87の場合のXとTとの関係の1例を二
次元のグラフとして表すと、図11(水和発熱ピーク時
間基準)および図12(水和発熱ピーク高さ基準)に示す
通りとなる。
【0030】図11において、“○”は、セメント-減
水剤-水系における水和発熱ピーク時間が30時間以下で
あるセメントを示す。
【0031】また、図12においては、“○”は、セメ
ント-減水剤-水系における水和発熱ピーク高さが4J/g・
hr以上であるセメントを示す。
【0032】従来、セメント中のf-CaOあるいはクリン
カーの焼成度とセメントの初期水和特性との関係につい
て、焼成度の低い(あるいはf-CaO含有量の多い)クリン
カーを使用する場合には、セメントの初期水和反応が早
くなるのに対し、焼成度の高い(あるいはf-CaO含有量の
少ない)クリンカーを使用する場合には、セメントの初
期水和反応が遅くなるとされている(Uchikawa, H.(198
4). Am.Ceram.Soc.bull. 63,1143)。すなわち、この報
告は、セメントクリンカーの焼成度を高めることによ
り、セメントの初期水和反応性が低下することを示して
いる。しかるに、本発明者の研究によれば、上記の関係
式に示す様にf-CaO含有量と関連付けつつ、セメントク
リンカーの焼成度を高める場合には、水和遅延成分の共
存下という特定の条件下では、セメントの初期水和性状
が改善されるという全く予想外の結果が得られることが
明らかとなった。
【0033】本発明によるセメントは、有機系水和反応
遅延成分が共存する条件下で特に優れた効果を発揮す
る。この様な有機系水和反応遅延成分としては、ポリカ
ルボン酸系などの高性能有機減水剤などの有機混和材;
建材用配合物としての木毛、木片、パルプなどの細片状
乃至繊維状有機物;土壌中の主として草木に由来する有
機成分などが例示される。
【0034】本発明によるセメントあるいはセメントク
リンカーは、所定の添加成分を加え、高炉セメント、フ
ライアッシュセメント、シリカセメント、シリカヒュー
ムセメントなどの混合セメントとして使用する場合なら
びに高炉スラグ微粉末および石膏の少なくとも1種を配
合して、固化材として使用する場合においても、有機系
水和遅延成分が共存する条件下でやはり顕著な効果を発
揮する。
【0035】有機質土壌用固化材として配合物を使用す
る場合には、例えば、本発明によるセメント/セメント
クリンカー重量20〜50重量%、高炉スラグ微粉末10〜60
重量%、石膏を10〜40重量%となる様に配合することが
好ましい。この様な配合物を使用することにより、固化
体の強度がより一層向上する。
【0036】
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明の
特徴とするところをより一層明らかにする。 実施例1〜33および比較例1〜10 表1に示す組成となる様にLSRの異なる3水準のクリン
カー原料混合物を調製した。なお、各LSR水準におい
て、フッ素含有量の異なる各原料混合物は、Ca量が同量
となる様に、原料混合前にCaO(クリンカー焼成前は、Ca
CO3)をCaF2で置換することにより、調製した。
【0037】なお、上記原料混合物のLea-Parkerによる
石灰飽和度(LSR)は、 LSR=CaO/(2.8SiO2+1.18Al2O3+0.65Fe2O3) により算出した値である。
【0038】
【表1】
【0039】次いで、得られたLSR=0.92である原料混合
物を所定の温度で1時間焼成した後、炉外に取り出し
て、空気中で急冷し、クリンカーを得た。得られたクリ
ンカーに全SO3量で2重量%となる様に二水石膏を添加
し、粉末度3300±100cm2/gに粉砕して、セメントとし
た。
【0040】得られたセメントの水和発熱速度を常法に
従ってコンダクションカロリーメータにより測定し、セ
メントの水和活性を評価した。測定方法は、以下の通り
である。 (1)セメント−水系における測定 温度20℃、水/セメント比=50(重量%)の条件下に、水
和発熱速度を測定した。 (2)セメント−有機成分−水系における測定 温度20℃、水/セメント比=40(重量%)、有機成分(混和
剤)/セメント比=1.2重量%の条件下に、水和発熱速度
を測定した。なお、混和剤としては、ポリカルボン酸系
の高性能AE減水剤を使用した。
【0041】セメント中のフッ素含有率X(重量%)、f-C
aO含有率Y(重量%)およびクリンカー焼成温度T(℃)と水
和活性との関係をそれぞれ表2および表3に示す。な
お、表2および表3に示す結果は、図1、図2、図3お
よび図4に示す結果に対応する。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】表2および3ならびに図1、図2、図3お
よび図4に示す結果から、一般にクリンカー中のフッ素
含有量Xの増加に伴って水和発熱のピーク時間に若干の
遅れは認められるものの、f-CaO含有量Yおよびクリンカ
ー焼成温度Tが所定の範囲内にある場合(すなわち、Yお
よびTが、本願請求項1、4および5に相当する領域内
にある場合)には、ピーク高さはほぼ同等であり、フッ
素によるセメントの水和発熱への顕著な影響は認められ
ない。
【0045】また、同一フッ素量でのクリンカー焼成温
度Tの上昇(すなわち、f-CaO含有量Yの減少)に伴って、
僅かながらピーク時間の早まりおよびピーク高さの増加
が認められる。
【0046】これに対し、比較例1〜10に示す結果か
ら明らかな様に、フッ素含有量X がf-CaO含有量Yおよび
クリンカー焼成温度Tとの関連において、本願請求項
1、4および5に規定する条件を充足しない場合には、
特に有機成分(減水剤)の存在下において、ピーク時間の
著しい遅れが認められる。
【0047】なお、上記各実施例において、有機成分と
して、混和剤に代えて天然有機繊維を使用した場合に
も、顕著な水和遅延抑制効果が得られることが確認され
た。 実施例34〜48および比較例11〜17 表1に示すLSR=0.97である原料混合物を使用する以外
は、実施例1〜33と同様にして、クリンカーを調製
し、二水石膏を添加し、粉砕して、セメントを得た後、
同様にしてセメントの水和活性を評価した。結果を表4
に示す。ただし、セメント−水系における測定結果は示
していない。表4に示す結果は、図5、図6、図7およ
び図8に示す結果に対応する。
【0048】
【表4】
【0049】実施例49〜63および比較例18〜24 表1に示すLSR=0.87である原料混合物を使用する以外
は、実施例1〜33と同様にして、クリンカーを調製
し、二水石膏を添加し、粉砕して、セメントを得た後、
同様にしてセメントの水和活性を評価した。結果を表5
に示す。ただし、セメント−水系における測定結果は示
していない。表5に示す結果は、図9、図10、図11
および図12に示す結果に対応する。
【0050】
【表5】
【0051】実施例64〜76および比較例25〜29 表1に示すLSR=0.92である原料混合物を使用し、実施例
1〜33と同様にして、クリンカーを調製し、二水石膏
を添加し、粉砕して、セメントを製造した。
【0052】次いで、得られたセメント30重量部、粉末
度4500cm2/gに粉砕した高炉スラグ微粉末50重量部およ
び粉末度4500cm2/gに粉砕した無水石膏20重量部を均一
に混合して、土壌固化材を調製した。
【0053】得られた固化材を有機質土壌(ig.loss=15.
2重量%)1m3当たり350kgの割合で混合し、W/C=60%の条
件で直径5cm×高さ10cmの円柱供試体を作成し、20℃で
封緘養生を行い、材齢28日の試験片を用いてその一軸圧
縮強さを測定し、固化材の特性評価を行った。
【0054】また、有機質土壌に代えて非有機質土壌
(シルト、ig.loss=6.2重量%)を使用するとともに、土
壌1m3当たり200kgの割合で固化材を混合する以外は上記
と同様にして円柱供試体を作製し、固化材の特性評価を
行った。
【0055】試験結果を表6に示す。
【0056】
【表6】
【0057】非有機質土壌を対象とする場合には、本発
明実施例による固化材と比較例による固化材との間に、
固化材としての特性上の大きな差違は認められない。し
かしながら、有機質土壌を対象とする場合には、本発明
実施例による固化材は、比較例による固化材に比して、
著しく優れた特性を発揮することが明らかである。
【0058】なお、上記各実施例において、非有機質土
壌(シルト)に対し、天然有機繊維約10重量%を添加し、
固化した場合にも、優れた強度を有する固化体が形成さ
れることが確認された。
【0059】
【発明の効果】本発明によるフッ素含有セメントは、有
機混和剤あるいはその他の有機質の水和遅延成分を含む
条件下においても、水和反応性の低下を抑制することが
できる。
【0060】また、本発明によれば、フッ素含有産業廃
棄物をセメント原料として有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるセメント中のf-CaO含有
量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが水和発熱ピー
ク時間に及ぼす影響を示すグラフである。
【図2】本発明の実施例によるセメント中のf-CaO含有
量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが水和発熱ピー
ク高さに及ぼす影響を示すグラフである。
【図3】本発明の実施例方法によるセメント製造原料の
焼成時温度T(℃)と製品セメント中のフッ素含有量X(重
量%)とが水和発熱ピーク時間に及ぼす影響を示すグラ
フである。
【図4】本発明の実施例方法によるセメント製造原料の
焼成時温度T(℃)とセメント中のフッ素含有量X(重量%)
とが水和発熱ピーク高さに及ぼす影響を示すグラフであ
る。
【図5】本発明の他の実施例によるセメント中のf-CaO
含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが水和発熱
ピーク時間に及ぼす影響を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例によるセメント中のf-CaO
含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが水和発熱
ピーク高さに及ぼす影響を示すグラフである。
【図7】本発明の他の実施例方法によるセメント製造原
料の焼成時温度T(℃)と製品セメント中のフッ素含有量X
(重量%)とが水和発熱ピーク時間に及ぼす影響を示すグ
ラフである。
【図8】本発明の他の実施例方法によるセメント製造原
料の焼成時温度T(℃)とセメント中のフッ素含有量X(重
量%)とが水和発熱ピーク高さに及ぼす影響を示すグラ
フである。
【図9】本発明のさらに他の実施例によるセメント中の
f-CaO含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが水
和発熱ピーク時間に及ぼす影響を示すグラフである。
【図10】本発明のさらに他の実施例によるセメント中
のf-CaO含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが
水和発熱ピーク高さに及ぼす影響を示すグラフである。
【図11】本発明のさらに他の実施例方法によるセメン
ト製造原料の焼成時温度T(℃)と製品セメント中のフッ
素含有量X(重量%)とが水和発熱ピーク時間に及ぼす影
響を示すグラフである。
【図12】本発明のさらに他の実施例方法によるセメン
ト製造原料の焼成時温度T(℃)とセメント中のフッ素含
有量X(重量%)とが水和発熱ピーク高さに及ぼす影響を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内畠 忍 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番55 号 住友大阪セメント株式会社セメント・ コンクリート研究所内 (72)発明者 渋田 祥司 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番55 号 住友大阪セメント株式会社セメント・ コンクリート研究所内 Fターム(参考) 4D004 AA07 AB08 BA02 CA24 CA30 CA45 CC13 DA02 DA03 DA06 DA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フッ素を含有するセメントであって、遊離
    CaO含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量%)とが下記
    の関係式を満足するセメント; (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦1.0、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦1.4-4X、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦0.9-1.5X。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦α1{α1=4(LSR)-2.
    68}、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦α2-4X{α2=4(LSR)-
    2.28}、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦α3-1.5X{α3=4(LS
    R)-2.78}。
  2. 【請求項2】普通ポルトランドセメント、超早強ポルト
    ランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポ
    ルトランドセメントおよび耐硫酸塩ポルトランドセメン
    トからなる群から選ばれた1種である請求項1のセメン
    ト。
  3. 【請求項3】フッ素を含有するセメントクリンカーであ
    って、遊離CaO含有量Y(重量%)とフッ素含有量X(重量
    %)とが下記の関係式を満足するセメントクリンカー; (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦1.0、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦1.4-4X、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦0.9-1.5X。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、0≦Y≦α1{α1=4(LSR)-2.
    68}、 *0.1<X≦0.2の領域では、0≦Y≦α2-4X{α2=4(LSR)-
    2.28}、 *0.2<X≦0.4の領域では、0≦Y≦α3-1.5X{α3=4(LS
    R)-2.78}。
  4. 【請求項4】請求項1または3に記載のセメントまたは
    セメントクリンカーを用いて得られた混合セメント。
  5. 【請求項5】高炉セメント、フライアッシュセメント、
    シリカセメントまたはシリカヒュームセメントである請
    求項4に記載の混合セメント。
  6. 【請求項6】請求項1または3に記載のセメントまたは
    セメントクリンカーに高炉スラグおよび石膏からなる群
    から選ばれた少なくとも1種を配合してなる固化材。
  7. 【請求項7】フッ素を含有するセメント組成物の製造方
    法であって、セメント原料の焼成時温度T(℃)とフッ素
    含有量X(重量%)とが下記の関係式を満足するセメント
    組成物の製造方法; (1)LSRが0.92〜0.99である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、m1≦T≦1550{m1=800(LSR)
    +664}、 *0.1<X≦0.2の領域では、m2+400X≦T≦1550{m2=800
    (LSR)+624}、 *0.2<X≦0.4の領域では、m3+200X≦T≦1550{m3=800
    (LSR)+664}。 (2)LSRが0.85〜0.92である場合; *0.08≦X≦0.4、 *0.08≦X≦0.1の領域では、1400≦T≦1550、 *0.1<X≦0.2の領域では、1360+400X≦T≦1550、 *0.2<X≦0.4の領域では、1400+200X≦T≦1550。
  8. 【請求項8】原料の少なくとも一部としてフッ素含有産
    業廃棄物を使用する請求項7に記載のセメント組成物の
    製造方法。
JP31230999A 1999-11-02 1999-11-02 セメントおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP4403441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31230999A JP4403441B2 (ja) 1999-11-02 1999-11-02 セメントおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31230999A JP4403441B2 (ja) 1999-11-02 1999-11-02 セメントおよびその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005309082A Division JP2006045060A (ja) 2005-10-24 2005-10-24 セメント組成物およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001130932A true JP2001130932A (ja) 2001-05-15
JP4403441B2 JP4403441B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=18027706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31230999A Expired - Lifetime JP4403441B2 (ja) 1999-11-02 1999-11-02 セメントおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4403441B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248823A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Asahi Kasei Chemicals Corp フッ素系樹脂含有物の処理方法
WO2008050484A1 (fr) * 2006-10-24 2008-05-02 Taiheiyo Cement Corporation Scorie de ciment et ciment
JP2011207699A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Ube Industries Ltd セメント組成物及びその製造方法並びに砒素含有廃棄物の処理方法
KR20140122763A (ko) 2012-03-29 2014-10-20 미츠비시 마테리알 가부시키가이샤 클링커 중의 유리 석회량을 제어하는 방법
US9033618B2 (en) 2009-08-06 2015-05-19 American Accutech Ltd. Co. Effective approach to preventing and remedying distresses in soils and construction materials
JP2015124130A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 三菱マテリアル株式会社 石英結晶子径に基づいて遊離石灰量を制御したクリンカーの製造方法と製造設備
US9868666B2 (en) 2011-12-26 2018-01-16 Mitsubishi Materials Corporation Cement clinker production system
JP2018104213A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 宇部興産株式会社 セメント組成物及びその製造方法、並びに地盤改良方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248823A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Asahi Kasei Chemicals Corp フッ素系樹脂含有物の処理方法
WO2008050484A1 (fr) * 2006-10-24 2008-05-02 Taiheiyo Cement Corporation Scorie de ciment et ciment
JP5624722B2 (ja) * 2006-10-24 2014-11-12 太平洋セメント株式会社 セメントクリンカー及びセメント
KR101482530B1 (ko) 2006-10-24 2015-01-21 다이헤이요 세멘토 가부시키가이샤 시멘트 클링커 및 시멘트
US9033618B2 (en) 2009-08-06 2015-05-19 American Accutech Ltd. Co. Effective approach to preventing and remedying distresses in soils and construction materials
JP2011207699A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Ube Industries Ltd セメント組成物及びその製造方法並びに砒素含有廃棄物の処理方法
US9868666B2 (en) 2011-12-26 2018-01-16 Mitsubishi Materials Corporation Cement clinker production system
KR20140122763A (ko) 2012-03-29 2014-10-20 미츠비시 마테리알 가부시키가이샤 클링커 중의 유리 석회량을 제어하는 방법
US9598312B2 (en) 2012-03-29 2017-03-21 Mitsubishi Materials Corporation Method for controlling free lime content of clinker
JP2015124130A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 三菱マテリアル株式会社 石英結晶子径に基づいて遊離石灰量を制御したクリンカーの製造方法と製造設備
JP2018104213A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 宇部興産株式会社 セメント組成物及びその製造方法、並びに地盤改良方法
JP7061415B2 (ja) 2016-12-22 2022-04-28 Ube株式会社 セメント組成物及びその製造方法、並びに地盤改良方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4403441B2 (ja) 2010-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5080714B2 (ja) セメント組成物
JP5818579B2 (ja) 中性化抑制型早強セメント組成物
JP6080340B2 (ja) 鉄鋼スラグ水和固化体
JP6137850B2 (ja) 水硬性組成物
JP2012091992A (ja) 高活性セメントクリンカ、高活性セメント及び早強セメント組成物
JP6282408B2 (ja) 水硬性組成物
JP2004352515A (ja) 高間隙相型セメント組成物
JP2001130932A (ja) セメントおよびその製造方法
JPH06100338A (ja) 高流動性セメント
KR20170112114A (ko) 폐자원을 이용한 콘크리트용 시멘트 조성물
JP2006045060A (ja) セメント組成物およびその製造方法
US4019917A (en) Early strength cements
JP3942226B2 (ja) セメント組成物の製造方法
JPH01275456A (ja) 速硬性セメント組成物
JP4453097B2 (ja) リン高含有低発熱型セメントの製造方法
JP7450826B2 (ja) 水硬性組成物及びその製造方法
JP4453098B2 (ja) リン高含有クリンカと高炉スラグ微粉末からなる低発熱型セメント
KR100406218B1 (ko) 슬래그미분말을 주성분으로 하는 시멘트 혼화재 조성물
JPS62280309A (ja) 高炉スラグ組成物
JP2002187747A (ja) セメントクリンカおよびセメント組成物
JP2020093940A (ja) セメント混和材及びそれを用いたコンクリート
JP6747034B2 (ja) セメント組成物及びその製造方法
JP2007320843A (ja) セメント組成物およびその製造方法
JP2024078531A (ja) 水硬性組成物およびその製造方法
JP6579977B2 (ja) セメント組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051024

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051207

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091020

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4403441

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term