JP2001130798A - ウェブ巻取方法及びウェブ巻取装置 - Google Patents

ウェブ巻取方法及びウェブ巻取装置

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JP2001130798A
JP2001130798A JP31016199A JP31016199A JP2001130798A JP 2001130798 A JP2001130798 A JP 2001130798A JP 31016199 A JP31016199 A JP 31016199A JP 31016199 A JP31016199 A JP 31016199A JP 2001130798 A JP2001130798 A JP 2001130798A
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reel
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spool
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JP31016199A
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Katsuhiko Michiura
克彦 道浦
Mitsuo Yamamoto
光雄 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブ巻取方法及びウェブ巻取装置に関し、
ウェブ張力,ニップ圧,巻取りトルクの3要素を常に適
正値を保ち得るように巻取れるようにして、均一な巻取
ウェブロールを形成できるようにする。 【解決手段】 巻取ウェブロール8をリールドラムとの
ニップ係合を開放して下流のウェブ切り離し位置gb
で搬送し、ウェブを巻取っていない空のリールスプール
4を搬送面2,2上のリールドラム80の回転軸線を通
る垂直面に対し下流側であってリールドラムと接触しな
い位置ebに載置する。そして、載置されたリールスプ
ール4に回転駆動手段を連結しウェブ100の走行速度
まで加速回転させるとともに(加速補助手段により予め
載置前又は載置途中にて加速回転させておくことも可
能)、上流側に搬送してリールドラム80に押し当てニ
ップ係合させる。そして、巻取ウェブロール8に巻取ら
れ中のウェブ100を切断してリールスプール4にウェ
ブ100の切断端を巻付かせ、回転駆動手段によりリー
ルスプール4を回転駆動してリールスプール4にウェブ
100を巻取っていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抄紙機のライン上
にそなえられ上流から連続供給されるウェブをリールス
プールに巻取る、ウェブ巻取方法及びウェブ巻取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機は、その最上流において紙繊維の
スラリーと水をスクリーン上に流すことにより紙繊維マ
ットを形成し、形成した繊維マットをプレスロールや真
空吸引装置を通して脱水処理し、さらにローラー群にお
いてプレス処理及び乾燥処理することによりウェブを形
成するようになっている。そして、形成されたウェブを
さらにカレンダーを通してロール間で圧縮することによ
り、表面仕上げを行なうとともに厚みを均一にするよう
になっている。上記の処理は全て一連の工程になってお
り、その最終工程において連続生成されるウェブをリー
ルスプールに巻取って巻取ウェブロールを形成するとと
もに抄紙機から取り外すための装置が、ウェブ巻取装置
である。
【0003】図7は従来の一般的なウェブ巻取装置(特
開平7−81809号公報に開示された技術)の構成を
示す斜視図である。従来のウェブ巻取装置180では、
水平レール188上に支持されたリールスプール184
をリールドラム182とニップ係合させながら、上流か
ら連続供給されてくるウェブ181をリールスプール1
84に巻取っていくようになっている。このとき、リー
ルドラム182はリールドラム駆動装置183により回
転駆動され、リールスプール184はセカンダリフォー
ク186により把持しながらセンタドライブ185によ
り回転駆動されるようになっている。
【0004】リールスプール184にウェブ181を巻
取って形成される巻取ウェブロール187が所要の径に
達した時、新しいリールスプール184への枠替を行な
うべく、セカンダリフォーク186を駆動して巻取りを
継続しながら巻取ウェブロール187をリールドラム1
82から引き離すようになっている。そして、巻取ウェ
ブロール187がリールドラム182から引き離される
と、新しいリールスプール184を図示しない回転駆動
手段により加速回転させ、ウェブ181の走行速度に同
期させた上で、プライマリアーム190によって把持し
ながらリールドラム182の表面に沿って水平レール1
88まで下降させるようになっている。
【0005】そして、リールスプール184をリールド
ラム182とニップ係合させた状態でウェブ181を巻
取ウェブロール187からリールスプール184へつな
ぎ替えて枠替えを行なうとともに、図示しない回転駆動
手段からセンタドライブ185に駆動源をつなぎ替えて
巻取りを続行するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウェブ巻取
装置180により形成された巻取ウェブロール187
は、後の工程において巻戻されたりコーティングを施さ
れたりする。この時ウェブ181に傷がついていると、
コーティング機や巻戻し機で処理している時、又は印刷
機で印刷している時に破断してしまう虞がある。ウェブ
181の傷は、巻取り時に生じる皺や弛みに起因するも
のが多く、これを防止するためには巻取ウェブロール1
87を均一に巻取ることが必要となる。
【0007】ここで、巻取ウェブロール187の締まり
具合は、次の3つの要素によって決まる。即ち、巻取り
時のウェブ181の張力,巻取ウェブロール187とリ
ールドラム181との間のニップ圧,巻取ウェブロール
187に加えるトルク(巻取トルク)である。これら3
つの要素を如何に的確に制御できるかにより、巻取ウェ
ブロール187の品質が左右されることになる。
【0008】上述の従来のウェブ巻取装置180の場
合、巻取ウェブロール187の巻取り時には、リールド
ラム182を回転駆動するリールドラム駆動装置183
の駆動力と、リールスプール184を回転駆動するセン
タドライブ185の駆動力を適宜制御することによっ
て、ウェブ181の張力と巻取トルクとを制御するとと
もに、セカンダリフォーク186の位置制御によって、
巻取ウェブロール187とリールドラム182との間の
ニップ圧を制御するようになっている。また、枠替開始
前に巻取ウェブロール187をリールドラム182から
引き離す際も、センタドライブ185によってウェブ1
81の張力を制御することにより巻取り皺を防止してい
る。
【0009】ところが、従来のウェブ巻取装置180で
は、新しいリールスプール184への枠替を行なう時に
次のような不具合が生じる虞がある。つまり、枠替時、
リールスプール184を予め図示しない回転駆動手段に
より加速回転させた上でリールドラム182とニップ係
合させ、ニップ係合した状態で初期巻取を行ない、図示
しない回転駆動手段からセンタドライブ185に駆動源
をつなぎ替えるようになっているが、このような巻取り
途中での駆動源のつなぎ替えは、上記の3つの要素を変
動させることになるのである。上記3要素の変動は巻取
ウェブロール187の皺や弛み、さらにウェブ181の
破断の原因を作り出してしまうことになり、特に、巻取
り初期の皺や弛みは、巻取ウェブロール187の品質に
大きな影響を与えることになる。
【0010】このような課題に対し、巻取り途中での駆
動源のつなぎ替えを行なうことなく巻取ウェブロールを
巻取れるようにした技術が提案されている。例えば、特
許2631419号の技術では、図8に示すように、リ
ールスプール201を水平ガイドレール202により支
持し、水平ガイドレール202の下方に油圧シリンダ2
03により昇降可能なリールドラム204を配設してい
る。リールスプール201は両端をキャリッジ205に
把持されており、アクチュエータ206でキャリッジ2
05を搬送することにより水平ガイドレール202上を
移動できるようになっている。また、リールスプール2
01には図示しない回転駆動手段からトルクが加えられ
るようになっている。
【0011】この技術では、巻取り時には、まず、リー
ルドラム204を上昇した状態にしてリールスプール2
01を下流側へ移動し、回転駆動されるリールドラム2
04にニップ係合させるようになっている(この時のリ
ールスプール201の位置を巻取開始位置と言う)。そ
して、巻取開始位置にあるリールスプール201にトル
クを加えるとともに移動するウェブ200を受け渡して
新しい巻取ウェブロール207の巻取りを開始し、ロー
ドセル209によって検知されたニップ圧に基づきリー
ルドラム204を昇降制御しながら巻取ウェブロール2
07を下流の巻取位置まで水平移動させ、この巻取位置
において巻取ウェブロール207が予定の径に達するま
で巻取りを行なうようになっている。
【0012】以上のウェブ200の巻付けが開始される
巻取開始位置から巻取ウェブロール207が予定の径に
達する時の巻取位置の端までの間、リールスプール20
1は同一の図示しない回転駆動手段により回転駆動され
るようになっているため、上述のような駆動源のつなぎ
替えに伴う皺の発生等の虞はない。しかしながら、この
技術では、リールスプール201が巻取開始位置から所
定の巻取位置まで移動する間、リールドラム204と巻
取ウェブロール207とを共に移動させるために微妙な
ニップ圧の調整が難しくなり、空気の巻こみや巻皺が生
じてしまう虞がある。
【0013】また、特許第2805662号公報に開示
された技術は、図9に示すように、特許第263149
号公報に開示された技術と同様にリールスプール221
を水平ガイドレール222により支持し、水平ガイドレ
ール222の下方にリールドラム224を配設したもの
であるが、ここではリールドラム224は固定されてお
り、その頂面において水平ガイドレール222上のリー
ルスプール221に接するように位置設定が行なわれて
いる。
【0014】この技術では、巻取り時には、まず、図示
しない搬送手段によりリールスプール221をリールド
ラム222の頂面まで移動してリールドラム224にニ
ップ係合させ、リールスプール221にトルクを加える
とともに移動するウェブ220を受け渡して新しい巻取
ウェブロール227の巻取りを開始するようになってい
る。そして、巻取ウェブロール227の径の変化に応じ
て巻取ウェブロール227を下流側に移動させることに
より、巻取ウェブロール227とリールドラム224と
のニップ圧を調整しながら巻取りを行なうようになって
いる。
【0015】この技術でも巻取開始から終了までの間、
リールスプール221は同一の図示しない回転駆動手段
により回転駆動されるようになっているため、特許第2
631419号公報に開示された技術と同様に駆動源の
つなぎ替えに伴う皺の発生等の虞はない。また、リール
ドラム224が固定されることにより、特許第2631
419号公報に開示された技術のような課題も生じな
い。
【0016】しかしながら、リールスプール221の表
面は通常ゴム被覆されているが、使用年数が経つにつれ
各プロセスで磨耗したり傷付いたりして表面が研磨さ
れ、種々の径のリールスプール221が存在するように
なる。このため、径の変化に伴いリールスプール221
がリールドラム224の頂面に接触したときのニップ圧
に差が生じてしまい、適正な初期ニップ圧で巻取りを開
始することができず、均一な巻取ウェブロールを形成す
ることができなくなるという虞がある。
【0017】以上のように、特許第2631419号公
報に開示された技術も特許第2805662号公報に開
示された技術も、駆動源のつなぎ替えに伴う皺の発生等
の虞はないものの新たな不具合が生じる虞があり、上述
した従来技術(特開平7−81819号)と同様に、均
一な巻取ウェブロールを形成できない虞は依然として残
っている。
【0018】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、巻取ウェブロールを巻取る際に、ウェブ張
力,ニップ圧,巻取りトルクの3要素を常に適正値に保
ち得るようにして、均一な巻取ウェブロールを形成でき
るようにした、ウェブ巻取方法及びウェブ巻取装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明のウェブ巻取方法は、移動す
るウェブの切断端が巻付けられたリールスプールを該リ
ールスプールの搬送面よりも下方で位置固定されたリー
ルドラムとニップ係合させながら回転駆動し、該リール
スプールを水平又は略水平に搬送しながら該リールスプ
ールに該ウェブを巻取っていくウェブ巻取方法におい
て、該リールスプールに該ウェブを巻取って形成された
巻取ウェブロールを該リールドラムとのニップ係合を開
放して下流のウェブ切り離し位置まで搬送する第1工程
と、該ウェブを巻取っていない空の該リールスプールを
該搬送面上の該リールドラムの回転軸線を通る垂直面に
対し下流側であって該リールドラムと接触しない位置に
載置する第2工程と、該搬送面上に載置された該リール
スプールに該リールスプールを回転駆動する回転駆動手
段を連結し該ウェブの走行速度まで加速回転させるとと
もに、上流側に搬送して該リールドラムに押し当てニッ
プ係合させる第3工程と、該巻取ウェブロールに巻取ら
れ中の該ウェブを切断して、該リールスプールに該ウェ
ブの切断端を巻付かせる第4工程と、該回転駆動手段に
より該リールスプールを回転駆動して該リールスプール
に該ウェブを巻取っていく第5工程とをそなえたことを
特徴としている。
【0020】請求項2記載の本発明のウェブ巻取方法
は、請求項1記載のウェブ巻取方法において、該第2工
程中、及び/又は該第2工程に先立って、該リールスプ
ールを加速回転させることを特徴としている。請求項3
記載の本発明のウェブ巻取方法は、請求項1又は2記載
のウェブ巻取方法において、該第1工程において、該巻
取ウェブロールの駆動トルクと該リールドラムの駆動ト
ルクとのトルク差を制御することにより、該ウェブの張
力を制御することを特徴としている。
【0021】また、請求項4記載の本発明のウェブ巻取
装置は、リールスプールを支持しその支持面が水平又は
略水平に形成された一対のガイドレールと、上記一対の
ガイドレール間に配設され、少なくとも該リールスプー
ルとのニップ係合中は位置を固定されるリールドラム
と、該リールスプールと連結し、該リールスプールを回
転駆動して該リールスプールに該ウェブを巻取る回転駆
動手段と、該リールスプールに該ウェブを巻取って形成
された巻取ウェブロールを該リールドラムとのニップ係
合を開放して下流に搬送する第1の搬送手段と、上記一
対のガイドレール上の該リールドラムの回転軸線を通る
垂直面に対し下流側であって該リールドラムと接触しな
い位置に該リールスプールを搬入する搬入手段と、該リ
ールスプール搬入手段により搬入された該リールスプー
ルを回転自在に支持しながら上記一対のガイドレールに
沿って上流側に搬送し該リールドラムに押し当てニップ
係合させる第2の搬送手段とをそなえ、該回転駆動手段
が、該リールスプールが該リールドラムとニップ係合す
るまでに該リールスプールに連結し、該リールスプール
を該ウェブの走行速度まで加速回転させることを特徴と
している。
【0022】請求項5記載の本発明のウェブ巻取装置
は、請求項4記載のウェブ巻取装置において、該搬入手
段による上記一対のガイドレール上への該リールスプー
ルの搬入に際し、該リールスプールを加速回転させてお
く加速補助手段をそなえたことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。第1実施形態について説明する
と、図1〜図4は本発明の第1実施形態としてのウェブ
巻取装置を示すものである。まず、本ウェブ巻取装置1
の構成について説明すると、図1〜図3に示すように、
本ウェブ巻取装置は、複数のフレーム30により支持さ
れた一対の水平ガイドレール(ガイドレール)2,2を
そなえている。これらの水平ガイドレール2,2はリー
ルスプール4を支持するための部材であり、リールスプ
ール4を支持する支持面は水平若しくは略水平に形成さ
れ、装置幅方向に所定の間隔をあけて平行に設置されて
いる。なお、図3に示すように本ウェブ巻取装置1は左
右に略対称形であり、上述の水平ガイドレール(ガイド
レール)2,2のように左右一対の部材や装置が多く含
まれる。そこで、本明細書中、左右一対の部材,装置に
おいて特に図3中左側を特定する必要がある場合には符
号にLを付け、右側を特定する必要がある場合には符号
にRを付け、特に何れかを特定する必要のない場合には
R,Lは付けないものとする。
【0024】リールスプール4は抄紙機の上流側から連
続供給されてくるウェブ100を巻取るための部材であ
り、支持軸4aの両端部にそなえられた円筒形のベアリ
ング箱6,6を介して水平ガイドレール2,2に支持さ
れるようになっている。ベアリング箱6の外周には環状
の溝6aが形成されており、リールスプール4を水平ガ
イドレール2,2上に載置した時にはこれらの溝6a,
6aに水平ガイドレール2,2がそれぞれ係合し、各ベ
アリング箱6,6が各水平ガイドレール2,2上を走行
できるようになっている。したがって、リールスプール
4はベアリング箱6,6内で自在に回転できるととも
に、水平ガイドレール2,2上を水平に、且つ水平ガイ
ドレール2,2に対して直角をなした姿勢を保ちながら
軸方向をかえることなく移動することができるようにな
っている。
【0025】水平ガイドレール2,2の上流側上方に
は、リールスプール4を水平ガイドレール2,2上に搬
入するためのリールスプール搬入装置(搬入手段)90
がそなえられている。リールスプール搬入装置90は、
水平ガイドレール2,2と平行で同間隔の一対のスプー
ル案内レール91,91をそなえており、このスプール
案内レール91,91の上流端に図示しないクレーン装
置等によりリールスプール4が供給されるようになって
いる。各スプール案内レール91,91にはストッパ兼
送り機構92がそなえられており、ストッパ兼送り機構
92によってリールスプール4をストックするとともに
上流端の搬入位置から順次前方に搬送していくようにな
っている。
【0026】スプール案内レール91,91の先端内側
には、一対の昇降アーム94,94がそなえられてい
る。昇降アーム94,94はスプール案内レール91,
91の先端下方に回転自在に支持されたクロスシャフト
95により一体結合されるとともに、一端をフレーム3
0に連結されたアクチュエータ96,96により支持さ
れている。そして、アクチュエータ96,96を作動さ
せてそのロッド97,97を伸縮させることによりクロ
スシャフト95を軸にして一体に揺動するようになって
いる。
【0027】昇降アーム94,94の揺動とストッパ兼
送り機構92によるリールスプール4の搬送とは同期し
て制御され、枠替時には、まず、ストッパ兼送り機構9
2によりリールスプール4が昇降アーム94,94の先
端に向けて送り出されるようになっている。送り出され
たリールスプール4は、図1のスプール案内レール9
1,91上に二点鎖線にて示すように、昇降アーム9
4,94の持ち上げ復帰の際にその支持軸4aを昇降ア
ーム94,94により支持されながら転がっていき、昇
降アーム94,94の先端に形成された係止部94a,
94aに係止して止まるようになっている。
【0028】そして、リールスプール4が係止部94
a,94aに到達し、次の枠替準備信号が予め設定され
た巻径のところで出力された時点で、アクチュエータ9
6,96を作動して昇降アーム94,94を水平ガイド
レール2,2の下方まで回動させ、係止部94a,94
aに係止したリールスプール4を図1中に二点鎖線で示
すように水平ガイドレール2,2上に載置するようにな
っている。リールスプール4を載置する位置は後述する
リールドラム80の下流側のリールドラム80と接触し
ない位置であり、この位置を加速開始位置と呼ぶ。
【0029】リールスプール4を水平ガイドレール2,
2上に載置した昇降アーム94,94は、巻取り中その
まま水平ガイドレール2,2の下方で待機しており(図
2に示す状態)、次の枠替時に上方へ回動してリールス
プール4を受け取った後、再び下方へ回動して水平ガイ
ドレール2,2上に載置する動作を繰り返すようになっ
ている。なお、昇降アーム94,94の昇降動作につい
ての詳細は後述するものとする。
【0030】水平ガイドレール2,2には、ウェブ10
0を巻取ったリールスプール4を水平ガイドレール2,
2に沿って移動させるためのリールスプール搬送装置
(搬送手段)70が並設されている。リールスプール搬
送装置70は、水平ガイドレール2,2の内側にそなえ
られた第1搬送装置10と、水平ガイドレール2,2の
外側にそなえられた第2搬送装置68とをそなえてい
る。これらの第1搬送装置10,第2搬送装置68は各
水平ガイドレール2,2の両側にそれぞれ並設されてお
り、一方の側の第1搬送装置10と他方の側の第2搬送
装置68とが対をなしてリールスプール搬送装置70を
構成している。
【0031】ここでは、図3に示すように装置の上流側
を見て左側の第2搬送装置68Lと右側の第1搬送装置
10Rとが互いに連係して作動にするようになってお
り、これらの第2搬送装置68Lと第1搬送装置10R
とで構成されるリールスプール搬送装置70をリールス
プール搬送装置70A(10R,68L)と呼ぶことと
する。また、右側の第2搬送装置68Rと左側の第1搬
送装置10Lとが互いに連係して作動にするようになっ
ており、これらの第2搬送装置68Rと第1搬送装置1
0Lとで構成されるリールスプール搬送装置70をリー
ルスプール搬送装置70B(10L,68R)と呼ぶこ
ととする。
【0032】そして、本ウェブ巻取装置1では、リール
スプール搬送装置70A(10R,68L)が第1の搬
送手段として機能している時には、リールスプール搬送
装置70B(10L,68R)が第2の搬送手段として
機能し、逆にリールスプール搬送装置70B(10L,
68R)が第1の搬送手段として機能している時には、
リールスプール搬送装置70A(10R,68L)が第
2の搬送手段として機能するようになっている。なお、
図1は第2搬送装置68の内側から見たウェブ巻取装置
1の側面図であり、ここでは第1搬送装置10L,10
Rのみを示している。一方、図2は第2搬送装置68の
外側から見たウェブ巻取装置1の側面図であり、ここで
は第1搬送装置10を図示せずに第2搬送装置68L,
68Rのみを示している。
【0033】第1搬送装置10,第2搬送装置68の各
構成について説明する。まず、第1搬送装置10は、図
1及び図3に示すように、リールスプール4のベアリン
グ箱6に係合するキャリッジ12と、水平ガイドレール
2の内側に配設されキャリッジ12を支持する支持ビー
ム20と、キャリッジ12を移動させるリニアアクチュ
エータ16とをそなえて構成されている。キャリッジ1
2は上に凹に形成されており、各先端部に周面をベアリ
ング箱6の外周に直接接触してベアリング箱6を把持す
るロール14が設けられている。そして、ロール14,
14間でベアリング箱6を下方から挟むようにしてベア
リング箱6と係合するようになっている。
【0034】また、キャリッジ12を支持する支持ビー
ム20は、その下流側先端を水平ガイドレール2の内側
にピン26により回転自在に結合されるとともに、中央
部付近の底部を昇降アクチュエータ24により支持され
ている。昇降アクチュエータ24のロッド25を伸縮す
ることによって、支持ビーム20はピン26を中心に揺
動するようになっており、これにより支持ビーム20に
支持されたキャリッジ12がリールスプール4のベアリ
ング箱6に対して着脱されるようになっている。
【0035】リニアアクチュエータ16は支持ビーム2
0の内部にそなえられている。そして、支持ビーム20
の上部に設けられたレール20aを通してリニアアクチ
ュエータ16とキャリッジ12とが連結されており、リ
ニアアクチュエータ16の作動によりレール20aに沿
ってキャリッジ12が摺動するようになっている。な
お、リニアアクチュエータ16は、キャリッジ12の位
置を制御する位置制御と、キャリッジ12を押し引きす
る時の加圧力を制御するロード制御との何れの制御も可
能になっている。
【0036】次に、第2搬送装置68は、図2及び図3
に示すように、ベアリング箱6に係合するキャリッジ4
6と、キャリッジ46を支持するとともにベアリング箱
6に対して昇降させるキャリッジ着脱装置32と、キャ
リッジ着脱装置32を水平ガイドレール2に沿って移動
させるリニアアクチュエータ72とをそなえて構成され
ている。キャリッジ46は上に凹に形成され各先端部に
ベアリング箱6に直接接触してベアリング箱6を把持す
るロール48が設けられており、ロール48,48間で
ベアリング箱6を下方から挟むようにしてベアリング箱
6と係合するようになっている。
【0037】また、キャリッジ着脱装置32は、キャリ
ッジ46を支持する支持アーム36と、支持アーム36
を回動させてベアリング箱6に対しキャリッジ46を着
脱させる着脱シリンダ34とをそなえて構成されてい
る。支持アーム36は先端部にキャリッジ46が固設さ
れるとともに後端部を着脱シリンダ34のロッド34a
にピン結合されており、さらに中間部はピン36aによ
り回転自在に軸支されている。したがって、着脱シリン
ダ34のロッド34aを伸縮することにより、支持アー
ム36はピンを中心に回動して先端部のキャリッジ46
を昇降させ、ベアリング箱6に対して着脱させるように
なっている。
【0038】キャリッジ着脱装置32はフレーム52の
上面に設けられたレール54上に載置されている。そし
て、キャリッジ着脱装置32の下面に突設された連結部
材58がリニアアクチュエータ72のロッド74の先端
に連結されている。リニアアクチュエータ72はフレー
ム52の下流側に固設されており、ロッド74を伸縮す
ることによってキャリッジ着脱装置32がレール54に
沿って移動するようになっている。このレール54は水
平ガイドレール2に対して平行に設けられているので、
キャリッジ着脱装置32の移動とともにキャリッジ着脱
装置32によって支持されるキャリッジ46も水平ガイ
ドレール2に沿って平行に移動するようになっている。
また、このリニアアクチュエータ72も、ロッド74の
伸縮量を制御する位置制御と、ロッド74の加圧力を制
御するロード制御との何れの制御も可能になっている。
【0039】さらに、キャリッジ着脱装置32には、リ
ールスプール4にトルクを加えて回転駆動するリールス
プール駆動装置(回転駆動手段)42がそなえられてい
る。リールスプール駆動装置42は、第1駆動モータ6
0,クラッチ50,クラッチシフトシリンダ38をそな
えて構成されており、第1駆動モータ60から出力され
るトルクを駆動側プーリ62,ベルト64,従動側プー
リ66を介して出力軸40に伝達するようになってい
る。出力軸40はクラッチシフトシリンダ38により水
平ガイドレール2に対して直角方向に伸縮可能になって
おり、クラッチシフトシリンダ38を作動して出力軸4
0を伸縮させることにより、出力軸40の先端にそなえ
られたクラッチ50をリールスプール4の軸端部4bに
着脱できるようになっている。そして、クラッチ50が
リールスプール4の軸端部4bに係合した時には、第1
駆動モータ60からリールスプール4にトルクが伝達さ
れるようになっている。
【0040】リールスプール搬送装置70では、リール
スプール搬入装置90により新しいリールスプール4が
水平ガイドレール2,2上の加速開始位置(図1中に二
点鎖線で示す位置)に載置されると、リールスプール4
のベアリング箱6を第1搬送装置10,第2搬送装置6
8のそれぞれのキャリッジ12,46により把持すると
ともに、リールスプール4の軸端部4bにクラッチ50
を接続して図1中に矢印で示す方向に加速回転するよう
になっている。そして、後述する枠替えによりリールス
プール4にウェブ100の切断端が巻付けられると、リ
ールスプール4にウェブ100を巻取って巻取ウェブロ
ール8を形成しながら水平ガイドレール2,2に沿って
下流に搬送していくようになっている。この時、第1搬
送装置10,第2搬送装置68のそれぞれのリニアアク
チュエータ16,72は、リールスプール4の軸方向を
変えないように互いに同期してキャリッジ12,46を
移動させるようになっている。
【0041】そして、望みの直径を有する巻取ウェブロ
ール8が形成されると、リールスプール搬送装置70
は、キャリッジ12,46のリールスプール4との係合
をはずして加速開始位置まで復動させるようになってい
る。なお、一方のリールスプール搬送装置70、例えば
リールスプール搬送装置70A(10R,68L)によ
りリールスプール4を搬送してウェブ100の巻取りを
行なっている間は、他方のリールスプール搬送装置70
B(10L,68R)はキャリッジ12L,46Rを加
速開始位置まで戻して次回の巻取りのために待機中のリ
ールスプール4に接続し、クラッチ50Rを係合させて
リールスプール4を加速するようになっている。このよ
うにリールスプール搬送装置70A(10R,68
L),リールスプール搬送装置70B(10L,68
R)が交互にリールスプール4を搬送することによっ
て、中断することなく連続してウェブ100を巻取るこ
とが可能になっている。なお、巻取り中におけるリール
スプール搬送装置70の搬送制御の詳細については後述
する。
【0042】また、水平ガイドレール2の下方であっ
て、上記のリールスプール4の加速開始位置のやや上流
には、リールドラム80がそなえられている。リールド
ラム80はリールスプール4にウェブ100を巻取って
巻取ウェブロール8を形成している間、巻取ウェブロー
ル8とニップ圧線に沿って係合しながら巻取ウェブロー
ル8に所定のニップ圧を与える装置であり、ドラム面を
形成するロールセル84とロールセル84を支持するロ
ール軸82とから構成されている。そして、ロール軸8
2の軸線がリールスプール4の軸線と平行となるととも
に、ドラム面を水平にした状態で配設されている。
【0043】ロール軸82は両端部を支持台86上に載
置されたベアリング箱88,88により軸支されてお
り、一方の端部には、フレーム30の外側にそなえられ
た第2駆動モータ106がユニバーサルジョイント10
8を介して連結されている。この第2駆動モータ106
からロール軸82へのトルクの入力により、ロールセル
84は図1中に矢印で示す方向に回転駆動されるように
なっている。
【0044】また、ベアリング箱88と支持台86との
間には、ロードセル102がそなえられている。ロード
セル102は、リールドラム80に作用する力、即ち、
リールドラム80と巻取ウェブロール8とのニップ圧を
検出して、図示しない本ウェブ巻取装置1のコントロー
ラに出力するようになっている。コントローラでは検出
されたニップ圧に基づき、リニアアクチュエータ16,
72を制御するようになっている。制御の詳細について
は後述する。
【0045】水平ガイドレール2の下方であってリール
ドラム80よりも上流側のウェブ100の供給ライン上
には、ウェブ張力制御装置126がそなえられている。
ウェブ張力制御装置126は、ウェブ100を搬送する
ローラ124の回転速度を制御することにより、さらに
上流側のローラ122とリールドラム80との間のウェ
ブ100の張力を適宜の値に維持制御する装置である。
なお、巻取ウェブロール8に巻取られるウェブ100の
張力は、第1駆動モータ60からリールスプール4に加
えるトルクにより制御するようになっている。
【0046】また、水平ガイドレール2の下方であって
リールドラム80よりもさらに下流側には、枠替え後の
巻取ウェブロール8の表層の巻ほぐれを防止するための
表層弛み防止装置110がそなえられている。表層弛み
防止装置110は、巻取ウェブロール8の表層に押し当
てるブラシ112と、ブラシ112を支持するブラシ支
持アーム114,114と、ブラシ支持アーム114を
昇降させる昇降アクチュエータ120,120とをそな
えて構成されている。
【0047】表層弛み防止装置110は、ウェブ100
の幅Wと同程度の幅を有するブラシ112をそなえてお
り、巻取ウェブロール8の両外側に配設されたブラシ支
持アーム114,114により支持している。各ブラシ
支持アーム114は下流側端部をフレーム30に固設さ
れた支点118にピン結合され、上流側端部を昇降アク
チュエータ120のロッド121の先端にピン結合され
ている。また、昇降アクチュエータ120は水平ガイド
レールに固定されている。したがって、昇降アクチュエ
ータ120,120を作動してロッド121を伸縮させ
ることでブラシ112を昇降させることができ、枠替え
後には、ブラシ112を上昇させて巻取ウェブロール8
のニップ開放時に表層に押し当てることでウェブ100
の巻ほぐれを防止するようになっている。
【0048】本発明の第1実施形態としてのウェブ巻取
装置1は上述のように構成されているので、次に説明す
るような巻取制御(ウェブの巻取方法)によってウェブ
100の巻取りが行なわれる。以下、図4を参照しなが
ら本実施形態にかかるウェブ巻取方法について説明す
る。なお、以下の制御は、本ウェブ巻取装置1にそなえ
られる図示しないコントローラにより統合的に行なわれ
る。また、ここでは、まずリールスプール搬送手段70
A(10R,68L)により巻取ウェブロール8の搬送
を行なっているものとする。
【0049】図4(a)に示すように、巻取ウェブロー
ル8への巻取り途中の状態から説明すると、巻取ウェブ
ロール8への巻取り中は、ロードセル102の検出出力
に基づきリニアアクチュエータ16R,72Lのロード
制御を行ない、リールドラム80と巻取ウェブロール8
とのニップ圧を適正値に保ちながら、水平ガイドレール
2に沿って巻取ウェブロール8を搬送していく。この
間、リールドラム80を回転駆動する第2駆動モータ1
06とリールスプール4を回転駆動する第1駆動モータ
60Lとのトルク差を制御して、ウェブ100の張力を
制御し巻取ウェブロール8の巻硬さをコントロールす
る。また、リールドラム80の上流側のウェブ100の
張力はウェブ張力制御装置126により制御する。
【0050】そして、巻取ウェブロール8が巻取終了位
置gaに到達したところで、枠替を開始する。まず、図
4(b)に示すように、リニアアクチュエータ16R,
72Lを作動し、巻取終了位置gaから切離位置gbまで
巻取ウェブロール8を搬送する。この間もウェブ100
の巻取りを続けるとともに、第2駆動モータ106と第
1駆動モータ60Lとのトルク差を制御してウェブ10
0の張力を制御し続け、巻取ウェブロール8の巻硬さを
コントロールする。また、巻取終了位置gaから後述す
る停止位置gcまでの移動の間、表層弛み防止装置11
0を作動して巻取ウェブロール8の表層にブラシ112
を押し当て続ける。
【0051】巻取ウェブロール8が切離位置gbまで搬
送されると、次にアクチュエータ96を作動し、図2中
に示すように水平ガイドレール2の下方で待機していた
昇降アーム94,94を上方に回動させるとともに、こ
れと同期してストッパ兼送り機構92を作動して、スプ
ール案内レール91,91上にストックしていたリール
スプール4を前方に送り出す。送りだされたリールスプ
ール4は、図1中に示すように上限位置まで上昇した昇
降アーム94,94の先端に向かって転がり、先端の係
止部94a,94aに係止する。このときのリールスプ
ール4の位置を待機位置eaと呼ぶ。
【0052】そして、リールスプール4が係止部94
a,94aに到達した時点で、再び昇降アーム94,9
4を下方へ回動させて、リールスプール4を待機位置e
aから水平ガイドレール2,2上の加速開始位置ebまで
移送する。加速開始位置eb位置には予めリールスプー
ル搬送装置70B(10L,68R)のキャリッジ12
L,46Rが待機しており、リールスプール4が加速開
始位置ebに載置されると、昇降アクチュエータ24
L,着脱シリンダ34Rをそれぞれ作動させてリールス
プール4のベアリング箱6,6にキャリッジ12L,4
6Rを係合させる。次いで軸端部4bにクラッチ50R
を係合させて、第1駆動モータ60Rによりリールスプ
ール4を回転駆動し、リールスプール4の回転速度がウ
ェブ100の走行速度に同期するまで加速する。
【0053】リールスプール4が加速したところで、次
に図4(c)に示すようにリニアアクチュエータ16
L,72Rを作動してリールスプール4を加速開始位置
bの上流側へ搬送する。そして、リールスプール4が
リールドラム80に当接し、ロードセル102の検出値
が適正な初期ニップ圧を示したところで、リールスプー
ル4の搬送を停止して固定する。この時のリールスプー
ル4の位置をニップ係合位置ecと呼ぶ。
【0054】そして、リールスプール4がニップ係合位
置ecに固定されると、次に、切離位置gbにおいて巻取
ウェブロール8を回転駆動する第1駆動モータ60Lを
減速させるとともに、巻取ウェブロール8とリールスプ
ール4との間のウェブ100の裏面に向けて図示しない
エアージェット装置からエアーをブローする。巻取ウェ
ブロール8の回転の減速により撓んだウェブ100は、
エアーブローにより図4(c)中に二点鎖線で示すよう
にバルーン状に膨らみながら切断されてリールスプール
4に巻付き、これにより枠替えが完了する。なお、エア
ージェット装置は枠替えに用いる公知の装置であり、グ
ースネック式,紐式,エアージェットによるコブラ式等
の他の公知の装置及び方法により枠替えを行なってもよ
い。
【0055】枠替えが完了して新しいリールスプール4
にウェブ100が巻取られ始めると、図4(d)に示す
ようにリールスプール搬送装置70A(10R,68
L)は前回の巻取ウェブロール8を下流側の停止位置g
cに搬送する。そして、キャリッジ12R,46Lの係
合を解除して加速開始位置ebまで復動し、次回のリー
ルスプール4の搬送にそなえる。水平ガイドレール2は
停止位置gcから下流に向けてやや下向きに傾斜してい
るので、キャリッジ12R,46Lの係合を解除された
巻取ウェブロール8は、重力によってさらに下流まで移
動していく。そして、図示しないクレーンフック等によ
り水平ガイドレール2上から取り除かれる。
【0056】一方、図4(d)に示すようにウェブ10
0の巻取りが始まった新しいリールスプール4に対して
は、ロードセル102の検出出力に基づき、リニアアク
チュエータ16L,72Rのロード制御を行ない、リー
ルドラム80とのニップ圧を適正値に保ちながらウェブ
100の巻取りを行なう[以下、図4(a)からの繰り
返し]。
【0057】このように本ウェブ巻取装置1によれば、
巻取り開始から巻取り終了まで途中で駆動源のつなぎ変
えることなく同一の駆動源、即ち第1駆動モータ60に
よりリールスプール4を回転駆動するので、ウェブ張
力,ニップ圧,巻取りトルクの3要素の変動を防止して
皺や弛みのない均一な巻取ウェブロール8を形成するこ
とができるという利点がある。
【0058】また、リールドラム80は固定されてお
り、この固定されたリールドラム80に巻取ウェブロー
ル8をニップ係合させながら巻取るので、巻取り開始か
ら終了まで水平ガイドレール2,2上の巻取ウェブロー
ル8の位置制御又はロード制御のみでニップ圧を制御す
ることができ、容易確実なニップ圧制御によって均一な
巻取ウェブロール8を形成することができるという利点
がある。特に、巻取り開始時の初期ニップ圧は、リール
ドラム80へのリールスプール4の押し付け具合で調整
することができるので、リールスプール4の径の変化に
係わらず常に均一な巻取ウェブロールを形成することが
できるという利点もある。
【0059】また、巻取ウェブロール8が切離位置gb
に搬送されリールドラム80とのニップ係合を開放した
後も、リールドラム80を回転駆動する第2駆動モータ
106とリールスプール4を回転駆動する第1駆動モー
タ60Lとのトルク差、及び、表層弛み防止装置110
の押し付け力を制御してウェブ100の張力をコントロ
ールするので、枠替時の上記の3要素の変動をより確実
に防止でき、皺や弛みのない均一な巻取ウェブロール8
を形成することができるという利点がある。
【0060】次に本発明の第2実施形態としてのウェブ
巻取装置について、図5,図6を参照しながら説明す
る。本ウェブ巻取装置1′は第1実施形態のウェブ巻取
装置1とはリールスプール4を水平ガイドレール2,2
上に搬入するためのリールスプール搬入装置の構成に相
違がある。以下、第1実施形態のウェブ巻取装置1と同
じ要素については同じ符号で示すものとし、相違点であ
るリールスプール搬入装置を中心にして本ウェブ巻取装
置1′の構成について説明する。なお、図5は水平ガイ
ドレール2,2の内側からリールスプール搬入装置13
0を見た部分側面図であり、図6は図5のV方向矢視部
分正面図である。
【0061】図5及び図6に示すように、本実施形態に
かかるリールスプール搬入装置130は、第1実施形態
と同様に水平ガイドレール2,2と平行で同間隔の一対
のスプール案内レール131,131をそなえており、
このスプール案内レール131,131の上流端に図示
しないクレーン装置等によりリールスプール4が供給さ
れるようになっている。各スプール案内レール131,
131には図示しないストッパ兼送り機構がそなえられ
ており、リールスプール4をストックするとともに上流
端の搬入位置から順次前方に搬送していくようになって
いる。
【0062】スプール案内レール131,131の先端
内側には、一対の昇降アーム134,134がそなえら
れている。昇降アーム134,134はスプール案内レ
ール131,131の先端下方に回転自在に支持された
クロスシャフト135により一体結合されるとともに、
一端をフレーム30に連結された図示しないアクチュエ
ータにより支持されている。そして、アクチュエータを
作動させてそのロッド137,137を伸縮させること
によりクロスシャフト135を軸にして一体に揺動する
ようになっている。なお、本実施形態にかかる昇降アー
ム134は、その支持面が上昇時においてスプール案内
レール131よりも下方に位置するように構成されてお
り、第1実施形態のようにリールスプール4の支持軸4
aを支持するのではなくベアリング箱6を支持するよう
になっている。
【0063】本実施形態にかかるリールスプール搬入装
置130は、さらに空スプール加速装置(加速補助手
段)140をそなえている。空スプール加速装置140
は昇降アーム134,134の先端係止部134a,1
34aに係止したリールスプール4を加速回転させるた
めの装置であり、昇降アーム134の外側に支点144
を軸にして回転自在に支持された駆動モータ142と、
駆動モータ142により回転駆動される空気タイヤ14
1と、駆動モータ142と昇降アーム134の外側に突
設された支持台145との間に介装された空気バネ14
3とをそなえて構成されている。また、空気タイヤ14
1は駆動モータ142から昇降アーム143側に向けて
リールスプール4の回転軸と垂直な面内で回転するよう
に支持されている。なお、ここでは空スプール加速装置
140は片方(ここでは上流方向から見て左側)の昇降
アーム134にのみ設けられている。
【0064】上記のような構成により、空気バネ143
への空気の出し入れによって空気タイヤ141は駆動モ
ータ142とともに支点144を軸にして上下動するよ
うになっており、上昇時にリールスプール4の軸端部4
bにそなえられたスプールシュラウド5に係合するよう
になっている。リールスプール4はベアリング箱6,6
の中を自由に回転できるため、駆動モータ142を駆動
して空気タイヤ141を回転させることによりスプール
シュラウド5を介してリールスプール4が加速回転され
るようになっている。なお、空スプール加速装置140
の動作タイミングについての詳細は後述するものとす
る。
【0065】以上のように本実施形態にかかるリールス
プール搬入装置130は構成されているが、上述のよう
に昇降アーム134,134はリールスプール4のベア
リング箱6,6を支持するようになっており水平ガイド
レール2,2の内側間近を回動するようになっているの
で、第1実施形態のように水平ガイドレール2,2の内
側にキャリッジを配設すると昇降アーム134,134
の回動時に干渉してしまう。
【0066】そこで、本実施形態では、図6に示すよう
に第1搬送装置150のキャリッジ151を水平ガイド
レール2の外側に配設し、水平ガイドレール2の外側に
おいて下方からベアリング箱6を挟持するようにしてい
る。なお、第1搬送装置150の構成自体は第1実施形
態と同様であり、キャリッジ151と、水平ガイドレー
ル2の外側に配設されキャリッジ151を支持する支持
ビーム156と、キャリッジ151を移動させるリニア
アクチュエータ152とをそなえて構成され、キャリッ
ジ151のベアリング箱6への着脱は支持ビーム156
を下方から支持する昇降アクチュエータ154のロッド
155の伸縮により行なうようになっている。
【0067】また、第1搬送装置150のキャリッジ1
51が水平ガイドレール2の外側において下方からベア
リング箱6を挟持するようにしたことにより、第2搬送
装置160のキャリッジ161は、水平ガイドレール2
の外側において上方からベアリング箱6を挟持するよう
にしている。第2搬送装置160の構成自体は第1実施
形態と同様であり、キャリッジ161と、キャリッジ1
61を支持するとともにベアリング箱6に対して昇降さ
せるキャリッジ着脱装置174と、キャリッジ着脱装置
174を水平ガイドレール2に沿って移動させる図示し
ないリニアアクチュエータとをそなえて構成されてい
る。
【0068】キャリッジ着脱装置174はフレーム52
上面のレール54上に載置され、下面に突設された連結
部材176が図示しないリニアアクチュエータに連結さ
れている。そして、キャリッジ161を支持する支持ア
ーム163と、支持アーム163を回動させる着脱シリ
ンダ164とをそなえ、支持アーム163の後端部は着
脱シリンダ164のロッド164aにピン結合され中間
部はピン163aにより回転自在に軸支されている。
【0069】さらに、キャリッジ着脱装置174には、
第1実施形態と同様にリールスプール4にトルクを加え
て回転駆動するリールスプール駆動装置172がそなえ
られている。リールスプール駆動装置172は、第1駆
動モータ170,クラッチ177,クラッチシフトシリ
ンダ165をそなえて構成されており、第1駆動モータ
170から出力されるトルクを駆動側プーリ167,ベ
ルト168,従動側プーリ169,出力軸166を介し
てクラッチ177に伝達するようになっている。そし
て、クラッチシフトシリンダ165を作動して出力軸1
66を伸縮させることにより、クラッチ177をリール
スプール4の軸端部4bに着脱できるようになってい
る。
【0070】なお、本実施形態でも第1実施形態と同様
に、上流側を見て左側の第2搬送装置160と図示しな
い右側の第1搬送装置とが互いに連係して作動にするよ
うになっており、図示しない右側の第2搬送装置と左側
の第1搬送装置150とが互いに連係して作動にするよ
うになっている。図6は、図示しない右側の第2搬送装
置と左側の第1搬送装置150とによりリールスプール
を搬送している状態を示している。
【0071】本発明の第2実施形態としてのウェブ巻取
装置1′は上述のように構成されているので、次に説明
するような巻取制御(ウェブの巻取方法)によってウェ
ブ100の巻取りが行なわれる。以下、第1実施形態に
かかる巻取方法の説明時に参照した図4を再び参照しな
がら本実施形態にかかるウェブ巻取方法について説明す
る。ただし、図4(a)に示す巻取り時の制御内容と、
図4(c)に示すリールスプール4を水平ガイドレール
2,2に載置した以降の制御内容は第1実施形態と同様
であるため、ここでは図4(b)に示す枠替開始からリ
ールスプール4を水平ガイドレール2,2に載置するま
での制御を重点的に説明するものとする。なお、以下の
制御は、本ウェブ巻取装置1′にそなえられる図示しな
いコントローラにより統合的に行なわれる。
【0072】図4(a)に示すように巻取ウェブロール
8が巻取終了位置gaに到達したところで、枠替を開始
する。まず、図4(b)に示すように、巻取終了位置g
aから切離位置gbまで巻取ウェブロール8を搬送する。
なお、この間ウェブ100の巻取りを続けるとともに図
示しないウェブ張力制御装置によりウェブ100の張力
を制御し続けることと、巻取終了位置gaから停止位置
cまでの移動の間、図示しない表層弛み防止装置を作
動して巻取ウェブロール8の表層にブラシを押し当て続
けることは第1実施形態と同様である。
【0073】そして、巻取ウェブロール8が切離位置g
bまで搬送されると、次に図示しないアクチュエータを
作動してロッド137を伸長させ、水平ガイドレール2
の下方で待機していた昇降アーム134,134を上方
に回動させるとともに、これと同期して図示しないスト
ッパ兼送り機構を作動して、スプール案内レール13
1,131上にストックしていたリールスプール4を前
方に送り出す。送りだされたリールスプール4は、図1
中に示すように上限位置まで上昇した昇降アーム13
4,134の先端に向かって転がり、先端の係止部13
4a,134aに係止する〔eaで示す位置〕。
【0074】リールスプール4が係止部134a,13
4aに係止すると、次に空スプール加速装置140の空
気バネ143に空気を供給して空気タイヤ141を支点
144を軸にして上昇させる。そして、空気タイヤ14
1がリールスプール4のスプールシュラウド5に係合し
た時点で駆動モータ142により空気タイヤ141を回
転駆動しリールスプール4を加速回転させる〔つまり、
ここでは位置eaは加速開始位置となる〕。
【0075】そして、リールスプール4をウェブ100
の走行速度と同期するまで加速回転させながら再び昇降
アーム134,134を下方へ回動させて、リールスプ
ール4を加速開始位置eaから水平ガイドレール2,2
上の受渡し位置ebまで移送する。受渡し位置eb位置に
は予めキャリッジ151,161が待機しており、ま
た、クラッチ177がウェブ100の走行速度と同期し
て回転している。リールスプール4が受渡し位置eb
載置されると、リールスプール4のベアリング箱6,6
にキャリッジ151,161を係合させるとともに、軸
端部4bにクラッチ177を係合させ、次いで、空気バ
ネ143の空気を抜いて空気タイヤ141のスプールシ
ュラウド5との係合を解除する。
【0076】リールスプール4の軸端部4bにクラッチ
177が係合し、空気タイヤ141のスプールシュラウ
ド5との係合が解除されたところで、今度は第1駆動モ
ータ170によりリールスプール4を回転駆動しなが
ら、図4(c)に示すようにリールスプール4をリール
ドラム80とニップ係合させる。以降、第1実施形態と
同様の制御を行なって枠替を完了し、引続きウェブ10
0を新しいリールスプール4に巻取っていく。
【0077】このように本ウェブ巻取装置1′によれ
ば、第1実施形態と同様の利点が得られるのに加え、さ
らに、リールスプール4は水平ガイドレール2,2上に
載置されるまでに予めウェブ100の走行速度と同期す
るまで加速回転されているので、水平ガイドレール2,
2上に載置後は直ぐにリールドラム80にニップ係合さ
せて枠替を完了することができる。したがって、巻取ウ
ェブロール8を切離位置でニップ開放した状態で巻取る
時間を短縮することができ、表層弛み防止装置110を
使用しない場合の空気の巻こみや巻皺の可能性を低減し
てより均一な巻取ウェブロール8を形成することができ
るという利点がある。
【0078】以上、本発明のウェブ巻取装置について2
つの実施形態を説明したが、本発明の実施形態はこれら
に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態で
は、回動する昇降アームによりリールスプール4を水平
ガイドレール2,2上に載置するようになっているが、
リールスプール搬入装置の構成はこれに限定されず、例
えば垂直搬送装置のようなものであってもよい。
【0079】また、第2実施形態において空スプール加
速装置140は片方の昇降アーム134のみにそなえら
れているが、両方の昇降アーム134,134にそなえ
て両側から加速させても良い。ただし、この場合には、
空気タイヤ141,141の回転速度を同期させる必要
がある。また、空スプール加速装置140の構成自体も
上述の実施形態に限定されず、種々の加速方式を用いる
ことが可能である。さらに、キャリッジ161はシュラ
ウド5との干渉を避ける為図示されていないアクチュエ
ータにより軸方向に摺動可能にすることもでき、空気タ
イヤ141とクラッチ177との干渉がある場合には空
スプール加速装置140をRとLに対称に設け、それぞ
れリールスプール駆動装置172と向き合って使用する
ことも可能である。
【0080】また、第2実施形態においてはリールスプ
ール4を水平ガイドレール2,2上に載置する前にウェ
ブ100の走行速度まで加速するようになっているが、
完全に同期するまで加速するのではなく、ある程度の回
転速度まで加速しておくようにしてもよい。この場合で
も予め加速回転された分だけリールドラム80とニップ
係合するまでの時間を短縮することができるという利点
はある。
【0081】さらに、リールスプール4を水平ガイドレ
ール2,2に沿って搬送するリールスプール搬送装置の
構成も上述の各実施形態の構成には限定されるものでは
なく、種々の構成を用いることが可能である。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のウェブ巻
取方法(請求項1〜3)によれば、巻取り開始から巻取
り終了まで途中で駆動源をつなぎ変えることなく同一の
回転駆動手段によりリールスプールを回転駆動するの
で、ウェブ張力,ニップ圧,巻取りトルクの3要素を常
に適正値に保つように皺や弛みのない均一な巻取ウェブ
ロールを形成することができるという利点がある。ま
た、位置を固定されたリールドラムに巻取ウェブロール
をニップ係合させながら巻取るので、ニップ圧の制御が
容易であり、容易確実なニップ圧制御によって均一な巻
取ウェブロールを形成することができるという利点があ
る。特に、巻取り開始時の初期ニップ圧は下流側のニッ
プ点より始まり、リールドラムへのリールスプールの押
し付け具合が安定して調整することができるので、リー
ルスプールの径の変化に係わらず常に均一な巻取ウェブ
ロールを形成することができるという利点もある。
【0083】さらに、リールスプールをガイドレール上
に載置する前に予め加速回転しておくことにより、載置
後にリールスプールをウェブの走行速度まで加速する時
間を短縮することができ直ちにリールドラムにニップ係
合させて枠替を完了することができる。したがって、第
1工程において巻取ウェブロールをニップ開放した状態
で巻取る時間を短縮することができ、空気の巻こみや巻
皺の可能性を低減してより均一な巻取ウェブロールを形
成することができるという利点がある(請求項2)。
【0084】また、巻取ウェブロールがウェブ切離位置
に搬送されリールドラムとのニップ係合を開放した後
も、巻取ウェブロールの駆動トルクとリールドラムの駆
動トルクとのトルク差を制御してウェブの張力を制御す
るので、枠替時の上記の3要素の変動をより確実に防止
でき、皺や弛みのない均一な巻取ウェブロールを形成す
ることができるという利点もある(請求項3)。
【0085】また、本発明のウェブ巻取装置(請求項
4,5)によれば、巻取り開始から巻取り終了まで途中
で駆動源をつなぎ変えることなく同一の回転駆動手段に
よりリールスプールを回転駆動するので、ウェブ張力,
ニップ圧,巻取りトルクの3要素を常に適正値に保つよ
うにして、皺や弛みのない均一な巻取ウェブロールを形
成することができるという利点がある。また、リールド
ラムは位置を固定されており、この固定されたリールド
ラムに巻取ウェブロールをニップ係合させながら巻取る
ので、巻取り開始から終了まで第2の搬送手段の位置制
御又はロード制御のみでニップ圧を制御することがで
き、容易確実なニップ圧制御によって均一な巻取ウェブ
ロールを形成することができるという利点がある。特
に、巻取り開始時の初期ニップ圧は、リールドラムへの
リールスプールの一方向よりの押し付け具合で調整する
ことができるので、リールスプールの径の変化に係わら
ず常に均一な巻取ウェブロールを形成することができる
という利点もある。
【0086】さらに、搬入手段にそなえられた加速手段
によりリールスプールを予め加速回転しておくことによ
り、回転駆動手段によりリールスプールをウェブの走行
速度まで加速する時間を短縮することができ、リールス
プールをガイドレール上に載置後は直ぐにリールドラム
にニップ係合させて枠替を完了することができる。した
がって、巻取ウェブロールをニップ開放した状態で巻取
る時間を短縮することができ、巻取ウェブロールの表層
の弛みを防止する装置を使用しなくても空気の巻き込み
の可能性を低減でき、より均一な巻取ウェブロールを形
成することができるという利点がある(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのウェブ巻取装置
の構成を示す側面図であり、一部破断して示している。
【図2】本発明の第1実施形態としてのウェブ巻取装置
の構成を示す側面図であり、一部破断して示している。
【図3】本発明の第1実施形態としてのウェブ巻取装置
の構成を示す図1のI−I方向矢視図であり、一部破断
して示している。
【図4】本発明の第1実施形態としてのウェブ巻取装置
にかかるウェブの巻取手順を示す図であり、(a)〜
(d)の順にウェブの巻取手順を示している。
【図5】本発明の第2実施形態としてのウェブ巻取装置
の構成を示す側面図であり、一部破断して示している。
【図6】本発明の第2実施形態としてのウェブ巻取装置
の構成を示す図5のV−V方向矢視図であり、一部破断
して示している。
【図7】従来のウェブ巻取装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のウェブ巻取装置の構成を示す側面図であ
る。
【図9】従来のウェブ巻取装置の構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ウェブ巻取装置 1′ ウェブ巻取装置 2 水平ガイドレール(ガイドレール) 4 リールスプール 5 スプールシュラウド 6 ベアリング箱 8 巻ウェブロール 10 第1搬送装置 12 キャリッジ 16 リニアアクチュエータ 42 リールスプール駆動装置(回転駆動手段) 50 クラッチ 60 第1駆動モータ 68 第2搬送装置 70 リールスプール搬送装置(搬送手段) 72 リニアアクチュエータ 80 リールドラム 82 ロール軸 84 ロールセル 90 リールスプール搬入装置(搬入手段) 91 スプール案内レール 92 ストッパ兼送り機構 94 昇降アーム 95 クロスシャフト 96 アクチュエータ 100 ウェブ 102 ロードセル 106 第2駆動モータ 130 リールスプール搬入装置(搬入手段) 131 スプール案内レール 134 昇降アーム 135 クロスシャフト 140 空スプール加速装置(加速補助手段) 141 空気タイヤ 142 駆動モータ 143 空気バネ 150 第1搬送装置 151 キャリッジ 160 第2搬送装置 161 キャリッジ 170 第1駆動モータ 172 リールスプール駆動装置(回転駆動手段) 177 クラッチ ga 巻取終了位置 gb 切離位置 gc 停止位置 ea 待機位置 eb 加速開始位置 ec ニップ係合位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動するウェブの切断端が巻付けられた
    リールスプールを該リールスプールの搬送面よりも下方
    で位置固定されたリールドラムとニップ係合させながら
    回転駆動し、該リールスプールを水平又は略水平に搬送
    しながら該リールスプールに該ウェブを巻取っていくウ
    ェブ巻取方法において、 該リールスプールに該ウェブを巻取って形成された巻取
    ウェブロールを該リールドラムとのニップ係合を開放し
    て下流のウェブ切り離し位置まで搬送する第1工程と、 該ウェブを巻取っていない空の該リールスプールを該搬
    送面上の該リールドラムの回転軸線を通る垂直面に対し
    下流側であって該リールドラムと接触しない位置に載置
    する第2工程と、 該搬送面上に載置された該リールスプールに該リールス
    プールを回転駆動する回転駆動手段を連結し該ウェブの
    走行速度まで加速回転させるとともに、上流側に搬送し
    て該リールドラムに押し当てニップ係合させる第3工程
    と、 該巻取ウェブロールに巻取られ中の該ウェブを切断し
    て、該リールスプールに該ウェブの切断端を巻付かせる
    第4工程と、 該回転駆動手段により該リールスプールを回転駆動して
    該リールスプールに該ウェブを巻取っていく第5工程と
    をそなえたことを特徴とする、ウェブ巻取方法。
  2. 【請求項2】 該第2工程中、及び/又は該第2工程に
    先立って、該リールスプールを加速回転させることを特
    徴とする、請求項1記載のウェブ巻取方法。
  3. 【請求項3】 該第1工程において、該巻取ウェブロー
    ルの駆動トルクと該リールドラムの駆動トルクとのトル
    ク差を制御することにより、該ウェブの張力を制御する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のウェブ巻取方
    法。
  4. 【請求項4】 リールスプールを支持しその支持面が水
    平又は略水平に形成された一対のガイドレールと、 上記一対のガイドレール間に配設され、少なくとも該リ
    ールスプールとのニップ係合中は位置を固定されるリー
    ルドラムと、 該リールスプールと連結し、該リールスプールを回転駆
    動して該リールスプールに該ウェブを巻取る回転駆動手
    段と、 該リールスプールに該ウェブを巻取って形成された巻取
    ウェブロールを該リールドラムとのニップ係合を開放し
    て下流に搬送する第1の搬送手段と、 上記一対のガイドレール上の該リールドラムの回転軸線
    を通る垂直面に対し下流側であって該リールドラムと接
    触しない位置に該リールスプールを搬入する搬入手段
    と、 該リールスプール搬入手段により搬入された該リールス
    プールを回転自在に支持しながら上記一対のガイドレー
    ルに沿って上流側に搬送し該リールドラムに押し当てニ
    ップ係合させる第2の搬送手段とをそなえ、 該回転駆動手段が、該リールスプールが該リールドラム
    とニップ係合するまでに該リールスプールに連結し、該
    リールスプールを該ウェブの走行速度まで加速回転させ
    ることを特徴とする、ウェブ巻取装置。
  5. 【請求項5】 該搬入手段による上記一対のガイドレー
    ル上への該リールスプールの搬入に際し、該リールスプ
    ールを加速回転させておく加速補助手段をそなえたこと
    を特徴とする、請求項4記載のウェブ巻取装置。
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