JP2001130529A - カップ容器及びその製造方法 - Google Patents

カップ容器及びその製造方法

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JP2001130529A
JP2001130529A JP31830899A JP31830899A JP2001130529A JP 2001130529 A JP2001130529 A JP 2001130529A JP 31830899 A JP31830899 A JP 31830899A JP 31830899 A JP31830899 A JP 31830899A JP 2001130529 A JP2001130529 A JP 2001130529A
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container
cup container
cup
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antistatic
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JP31830899A
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English (en)
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Tsutomu Hatachi
勉 波田地
Noboru Yugawa
昇 湯川
Makoto Hayakawa
誠 早川
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Risupack Co Ltd
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Risupack Co Ltd
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の壁面をイオン化することによって、水
溶性の収容物の接触面における付着力を増大させること
ができるうえ、帯電防止効果を効率的に発揮することが
できるカップ容器及び製造方法を提供する。 【解決手段】 カップ容器11は、帯電防止剤を含有す
る合成樹脂によりカップ形状に形成されたカップ容器1
1の周壁13にコロナ放電処理を行うことによって、周
壁13の表面に帯電防止剤をブリードアウトさせ、表面
の極性が向上されるように構成されている。前記周壁1
3表面の表面固有抵抗値は101〜109Ωであるのが好
ましい。このカップ容器11は、帯電防止剤を含有する
合成樹脂によりカップ形状に射出成形した後、カップ容
器11の周壁13をコロナ放電処理装置とマンドレルと
の間に所定の隙間をおいて配置してコロナ放電処理する
ことによって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばコーヒー
ゼリーやプリン等の半固形状又はペースト状の収容物を
収容するためのカップ容器及びそのカップ容器の製造方
法に関するものである。より詳しくは、帯電防止剤が練
り込まれたカップ容器の壁面をブリード処理することに
よって、その表面をイオン化させて収容物に対する付着
力を増大させ、運搬時の振動や衝撃によって収容物とカ
ップ容器の表面との離間を防止することができるように
構成されたカップ容器、及びそのカップ容器の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のカップ容器として
は、特開平6−32391号公報に開示されているプリ
ン容器が知られている。このプリン容器は、底部にカル
メラソース、その上にプリンを容入するプラスチック成
形の容器本体において、カルメラソースを容入する底部
側の底面及び周壁面を凸凹状の粗面に形成するととも
に、その上方の内壁面に突条或いは突起を周設したこと
を特徴とするものである。また、このプリン容器は、通
常金型を使用して射出成形することによって成形され、
前記粗面の凸凹形状も金型に設けられた凸凹形状により
形成されるようになっている。
【0003】そして、このプリン容器の底部上にカルメ
ラソースを容入し、さらにそのカルメラソース上にプリ
ンを積層して容入した状態で、振動等によりプリンが歪
んだ場合でも、プリンと容器本体の内壁面との離間を防
ぐことができる。さらに、カルメラソースがプリン容器
の内壁面にそって滲透して上昇するのを防ぐこともでき
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
プリン容器では、容器本体の内壁面に凸凹状の粗面を形
成することによって、その内壁面とプリンとの間の接触
面積が僅かに増大されるのに止まっていた。そして、こ
の接触面積の微増によって、前記内壁面とプリンとの接
触面には、単なる物理的な付着力の微増効果が発揮され
るに止まっていた。このため、運搬時に大きな振動や衝
撃が加えられたときには、プリンと前記内壁面とが容易
に離間して、カルメラソースがプリン容器の内壁面にそ
って滲透して上昇してしまうおそれが高かった。
【0005】また、あらかじめ帯電防止剤を含有する合
成樹脂材料を用いて射出成形することによって、帯電防
止剤がプリン容器の内部に練り込まれ、永続的帯電防止
処理が施されたプリン容器も知られている。このプリン
容器では、帯電防止剤はプリン容器の内部に練り込まれ
ていることから、摩擦や水洗等によっても容易に失われ
ることがなく、帯電防止効果を長期間に渡って発揮する
ことができる。しかしながら、その一方で、帯電防止性
能に寄与しているのは表面に存在する極少量の帯電防止
剤のみであったことから、プリン容器の表面での帯電防
止性能という点では効果がやや低減されてしまってい
た。
【0006】一方、前記従来のプリン容器の製造方法で
は、粗面の凸凹形状を形成するために、凸凹形状を有す
る特別な金型が必要であった。この金型は、粗面を形成
するために微小な凸凹形状が形成されており、製造に非
常に手間がかかることから、プリン容器の製造コストを
著しく上昇させてしまっていた。
【0007】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、容器の壁面をイオン化することによっ
て、水溶性の収容物の接触面における付着力を増大させ
ることができるうえ、帯電防止効果を効率的に発揮する
ことができるカップ容器、及びそのカップ容器を容易に
製造することができるカップ容器の製造方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明のカップ容器は、帯電防止
剤を含有する合成樹脂によりカップ形状に形成されたカ
ップ容器であって、前記カップ容器の壁面にブリード処
理を行うことによって、その壁面の表面に帯電防止剤を
ブリードアウトさせ、表面の極性を向上させることを特
徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明のカップ容器は、請
求項1に記載の発明において、前記粗面の表面固有抵抗
値を101〜109Ωとすることを特徴とするものであ
る。請求項3に記載の発明のカップ容器の製造方法は、
帯電防止剤を含有する合成樹脂によりカップ形状に形成
したカップ容器の壁面を、ブリード処理装置とマンドレ
ルとの間に所定の隙間をおいて配置し、その壁面を前記
ブリード処理装置によりブリード処理することによっ
て、前記帯電防止剤を前記壁面の表面にブリードアウト
させることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。カップ容器11は全体が
透明又は半透明な合成樹脂により構成されている。この
カップ容器11を構成する合成樹脂材料には、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリエステル、
ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂からなる基材に加え
て、静電気の発生を防止してチリの付着を防止するため
の帯電防止剤、及び表面を滑りやすくするためのスリッ
プ剤が含有されている。
【0011】前記帯電防止剤としては、例えば、エチレ
ングリコール、グリセリン、ポリエステル、ポリエーテ
ル等の多価アルコール(ポリオール)や界面活性剤等が
好適に使用されるが、カップ容器11内に収容される収
容物との親和性をより一層高めることができることか
ら、界面活性剤を含有させるのがより好ましい。また、
前記スリップ剤としては、例えば、脂肪酸アミドやステ
アリルアルコールが好適に使用される。
【0012】図1(a)に示すように、このカップ容器
11は、円板状に形成された底壁12と、その底壁12
の周縁から立設された周壁13とからカップ形状(有底
円筒状)に形成されている。さらに、前記周壁13は、
上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成され、複数のカ
ップ容器11をネスティング状態で、すなわち、下方に
位置するカップ容器11の内部収容空間内に上方に位置
するカップ容器11の底部を挿入した状態で、上下に積
み重ねて小さくコンパクトに収納することができるよう
に構成されている。
【0013】この周壁13の下端部には円筒状に形成さ
れた脚部14が垂下され、カップ容器11を安定に自立
させることができるようになっている。また、周壁13
の下端部内周面には、環状突部15が内方に僅かに突出
するように周設されている。この構成により、複数のカ
ップ容器11をネスティング状態で上下に積み重ねたと
き、前記環状突部15が上方に位置するカップ容器11
の脚部14の下端縁と当接されることによって、上下の
カップ容器11の周壁13間に僅かな隙間が形成され、
両カップ容器11を容易に積み重ねたり、離間させたり
することができるようになっている。
【0014】また、前記周壁13の上端部には、外方に
連続して延びる周縁フランジ16が突設されている。そ
して、この構成により、カップ容器11の上端部の強度
を高く保持することができるとともに、図示しない合成
樹脂シート又はアルミニウムシートにより円形状に形成
された蓋体の外周部を熱融着して、カップ容器11の上
部開口部を密閉することができるようになっている。
【0015】さらに、図1(b)に示すように、周壁1
3の内周面及び外周面には、微小な凹凸からなる粗面1
7が形成され、カップ容器11内に収容される収容物と
の接触面積を拡げることができるように構成されてい
る。さらに、この粗面17の表面固有抵抗値は101
109Ωの範囲内であるのが好ましい。この表面固有抵
抗値が101Ω未満の場合には、収容物と粗面17の凹
凸との間に空気が入り込み、収容物を収容したカップ容
器11の外観が悪くなるおそれがある。逆に109Ωを
越える場合には、凹凸が小さすぎて収容物との接触面積
を充分に拡げることができないうえ、周壁13表面での
帯電防止効果が充分に発揮されないおそれがある。
【0016】次に、上記カップ容器11の製造方法につ
いて記載する。このカップ容器11を製造する際には、
まず、基材、帯電防止剤及びスリップ剤を含有する合成
樹脂材料を、図示しない金型を用いて通常の射出成形法
によりカップ形状に成形する。なお、前記金型には、粗
面17を形成するための凹凸形状をなすキャビティは形
成されておらず、この射出成形によって成形されたカッ
プ容器11の周壁13には粗面17が形成されていな
い。次に、図2に示される粗面形成装置21にカップ容
器11を装着する。
【0017】この粗面形成装置21は、図示しない回動
軸から等間隔で放射状に延びる8本のマンドレルシャフ
ト22と、各マンドレルシャフト22の先端部に設けら
れ、カップ容器11を装着するためのマンドレル23
と、粗面形成装置21の一端部に配設されたコロナ放電
処理装置24と、図示しない制御装置及びエアポンプと
から構成されている。この粗面形成装置21は、制御装
置の制御により、前記回動軸を中心に各マンドレルシャ
フト22及びマンドレル23を45°ずつ回動させるこ
とができるように構成されている。
【0018】ほぼ棒状に形成されたマンドレルシャフト
22の中心には、軸線方向に延びるエア通路31が穿設
され、図示しないエアポンプにより、マンドレルシャフ
ト22の先端部にエアを吸引又は供給することができる
ように構成されている。
【0019】マンドレル23は、導電性を有する金属材
料によりほぼ円筒状に形成されているうえ、その内部に
は前記マンドレルシャフト22の先端部が挿通されてい
る。さらに、このマンドレル23は、前記マンドレルシ
ャフト22の軸線方向の異なる2カ所に設けられたベア
リング32を介して、マンドレルシャフト22の周囲を
回転可能に支持されている。また、このマンドレル23
の基端部には、制御装置により制御されるマンドレル回
転用モータ33の回転を伝えるマンドレル回転軸34が
設けられている。
【0020】また、このマンドレル23の先端部には、
カップ容器11の内面に密着させるための密着部35が
ほぼ円錐台状に形成されている。さらに、このマンドレ
ル23の先端部中央にはエア通路31が穿設され、前記
エアポンプによりエアを吸引することによって、カップ
容器11の内面を密着部35の外面に密着させ、カップ
容器11を安定に保持することができるようになってい
る。また、この密着部35の先端部外周面には環状凹所
36が設けられ、カップ容器11をマンドレル23に装
着したとき、周壁13との間に軸線方向に均一な隙間a
が形成されている。
【0021】コロナ放電処理装置24は、制御装置によ
って制御されるように構成されるとともに、その一側部
には導電性を有する金属材料により長四角板状に形成さ
れたコロナ放電電極37が配設されている。このコロナ
放電電極37は、マンドレル23の回動軌跡の一側方に
近接して配置されるとともに、制御装置の制御によりマ
ンドレル23を所定位置に配置したとき、そのマンドレ
ル23の環状凹所36の外周面と軸線方向に平行に配置
されるように構成されている。
【0022】また、前記マンドレル23にカップ容器1
1を装着したとき、前記コロナ放電電極37とカップ容
器11の周壁13との間には、軸線方向に均一な隙間b
が形成されている。そして、このコロナ放電処理装置2
4は、制御装置の制御によりコロナ放電電極37に高電
圧を印加することによって、コロナ放電電極37とマン
ドレル23の密着部35の外周面との間にコロナ放電を
発生させることができるように構成されている。
【0023】このコロナ放電電極37に印加される電圧
は、好ましくは1000〜50000V、より好ましく
は40000〜50000Vであるのが好ましい。この
印加電圧が1000V未満の場合には、コロナ放電電極
37と密着部35の外周面との間にコロナ放電を発生さ
せることができないおそれがある。逆に50000Vを
越える場合には、コロナ放電が局所的にスパークしてカ
ップ容器11の形状が大きく変形してしまうおそれがあ
る。
【0024】また、前記隙間aは0.8〜1.0mmで
あるのが好ましく、前記隙間bは0.8〜3.0mmで
あるのが好ましい。前記隙間aが0.8mm未満の場合
には、周壁13の粗面17の突出部が密着部35の外周
面に当たってしまうおそれがある。逆に、隙間aが1.
0mmを越える場合には、マンドレル23の外周面基端
部とコロナ放電電極37との距離が相対的に短くなるこ
とから、コロナ放電電極37と環状凹所36との間にコ
ロナ放電が垂直に発生しないおそれがある。また、前記
隙間bが0.8mm未満の場合には、周壁13の粗面1
7の突出部がコロナ放電電極37に当たってしまうおそ
れがある。逆に、隙間bが3.0mmを越える場合に
は、コロナ放電電極37に対する印加電圧を高く設定す
る必要があることから経済的でない。
【0025】次に、この粗面形成装置21にカップ容器
11を装着する際には、カップ容器11の内部収容空間
内にマンドレル23の先端部を挿入した状態で、制御装
置の制御によりエア通路31内のエアを吸引し、カップ
容器11の底壁12及び周壁13の内面を密着部35の
外面に密着させる。続いて、このマンドレル23を回動
軸を中心に回動させ、コロナ放電電極37に近接した所
定位置で停止させる。次に、制御装置の制御によりコロ
ナ放電電極37に電圧を印加し、そのコロナ放電電極3
7とマンドレル23の密着部35の外周面との間にコロ
ナ放電を発生させながら、マンドレル回転用モータ33
を駆動させてマンドレル23を360°以上(例えば、
360°、720°)回転させる。
【0026】このとき、図3(a)に模式的に示される
ように、カップ容器11を構成する合成樹脂材料中に練
り込まれて均一に分散されている帯電防止剤41の多く
は、図3(b)に模式的に示されるように、コロナ放電
の作用によって、周壁13の表面(外周面及び内周面)
に移動されて局在するとともにイオン化される。その結
果、カップ容器11の周壁13の表面には、イオン化さ
れた帯電防止剤41aが均一にブリードアウトされると
ともに、コロナ放電処理によって形成された微小な凹凸
からなる粗面17が形成される。
【0027】なお、前記帯電防止剤41及びイオン化さ
れた帯電防止剤41aは、図3(a)、(b)において
粒状に描かれているが、実際にはごく微小な物質であ
る。そして、マンドレル23を360°以上回転させる
ことによって、カップ容器11の周壁13全周に渡って
粗面17が形成される。
【0028】次に、この粗面形成装置21は、制御装置
の制御により回動軸を45°回動させ、前記マンドレル
23と隣接する図示しない別のマンドレル23に装着さ
れたカップ容器11の周壁13に粗面17を形成する。
そして、この粗面形成装置21は、上記一連の作業動作
を継続的に行う。
【0029】次に、上記のように構成されるカップ容器
11の作用を説明する。さて、このカップ容器11内に
コーヒーゼリーやプリン等の半固形状又はペースト状の
水溶性の収容物を収容した場合には、収容物の外周面が
粗面17の微小な凹凸の隙間に入り込んで安定した状態
になっている。これらの収容物の外周面は、前記粗面1
7の内周面に対してより広い接触面積で接していること
から、両者の間にはより大きな物理的な付着力が働いて
いる。さらに、前記粗面17の表面には、イオン化され
た帯電防止剤41aが均一にブリードアウトされている
ことから、水溶性の収容物との電気化学的な親和性が向
上され、収容物の接触面における付着力がより一層高め
られている。
【0030】そして、これらの収容物が収容されたカッ
プ容器11を運搬するような場合には、上記物理的及び
電気化学的付着力の作用により、運搬時の振動や衝撃に
よってカップ容器11内の収容物が周壁13から離間さ
れるのが効果的に抑制される。さらにこのとき、前記収
容物の外周面と粗面17との接触面が上下左右に摺動さ
れ難くなっていることから、例えば、収容物の上端部又
は下端部に積層されているミルクやカラメルソース等の
半固形状、ペースト状、ゲル状、エマルジョン又は液状
の積層物と、収容物との境界が容易に混ざり合うことが
ない。従って、この透明又は半透明なカップ容器11の
周壁13を透過して前記境界が明確に目視されることか
ら、その外観が良好にディスプレイされる。
【0031】一方、このカップ容器11は、帯電防止剤
41が底壁12の内部に練り込まれているうえ、イオン
化された帯電防止剤41aが周壁13の内部及び表面
(内周面及び外周面)に存在していることから、静電気
の発生を効果的に防止してチリやホコリ等の付着が抑制
されている。特に、周壁13の表面に多く存在している
帯電防止剤41aは、収容物と直接接するとともにチリ
やホコリ等が最も進入しやすい周壁13の帯電防止性能
を高め、常に衛生的な状態を保持するのに大きく貢献し
ている。さらに、このカップ容器11は、底壁12及び
周壁13の内部に練り込まれることにより、容易に剥離
して失われないように構成された帯電防止剤41によっ
て、帯電防止効果を長期間に渡って発揮することができ
る。
【0032】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ このカップ容器11は、帯電防止剤41を含有する
合成樹脂によりカップ形状に形成したカップ容器11の
周壁13にコロナ放電処理を行うことによって、周壁1
3の表面(内周面及び外周面)に帯電防止剤41aを均
一にブリードアウトさせ、その表面の極性を向上させる
ことができるように構成されている。
【0033】このため、カップ容器11の周壁13の表
面をイオン化することによって、水溶性の収容物の接触
面における電気化学的な付着力を増大させることができ
る。さらに、前記コロナ放電処理によって、周壁13の
表面には微小な凹凸からなる粗面17が形成されている
ことから、収容物と周壁13との接触面積を拡げること
ができ、収容物の接触面における物理的な付着力を増大
させることができる。
【0034】このとき、収容物を収容したカップ容器1
1を運搬する際の振動や衝撃によって、前記接触面が容
易に離間するのを防止することができるうえ、前記接触
面が互いに摺動し難くなる。従って、収容物の型くずれ
を効果的に抑制することができるうえ、例えば、収容物
の上端部又は下端部に積層された積層物と、収容物との
境界が容易に混ざり合うことがなく、カップ容器11の
周壁13を透過して前記境界が明確に目視され、その外
観を良好にディスプレイすることができる。
【0035】さらに、イオン化された帯電防止剤41a
が周壁13の表面に多く均一に存在していることから、
周壁13表面での帯電防止性能をより一層向上させるこ
とができるうえ、周壁13の内部に練り込まれたままの
帯電防止剤41によって、カップ容器11の帯電防止性
能を長期間に渡って維持することができる。従って、帯
電防止効果を効率的に発揮することができることから、
チリやホコリ等の付着を防止してカップ容器11を衛生
的にすることができる。
【0036】加えて、前記従来のプリン容器では、帯電
防止剤41が練り込まれただけの構成になっていること
から、帯電防止性能に大きく寄与しているのは表面に存
在している極少量の帯電防止剤41であり、内部に存在
している帯電防止剤41はあまり重要ではなかった。特
に、一度しか使用されない使い捨てのプリン容器におい
ては、前記内部に練り込まれた帯電防止剤41のほとん
どが無駄となってしまっていた。これに対して、本実施
形態のカップ容器11では、必要充分な帯電防止性能を
発揮することができるとともに、前記のあまり重要でな
い帯電防止剤41の量を容易に減らすことができる。
【0037】また、従来より、あらかじめ帯電防止剤4
1を含有しない合成樹脂材料にてプリン容器を射出成形
した後、その容器表面に帯電防止剤41を塗布すること
によって、一時的帯電防止処理を施したプリン容器も知
られている。このプリン容器は、その表面に塗布された
帯電防止剤41によって、プリン容器表面の帯電防止性
能を局所的に高めることができるように構成されてい
る。ところが、このプリン容器では、射出成形後に帯電
防止剤41を塗布するという余分な工程を経て製造され
ていたことから、製造コストを上昇させてしまうととも
に、摩擦や水洗等によって表面に塗布された帯電防止剤
41が容易に剥離して失われてしまうという欠点があっ
た。
【0038】これに対して、本実施形態のカップ容器1
1では、前記の余分な工程を必要とせずに製造すること
ができる。さらに、周壁13の表面に存在する帯電防止
剤41aが周壁13の表面に強固に結合されているう
え、ブリードアウトされなかった帯電防止剤41が周壁
13の内部に残存していることから、それら帯電防止剤
41,41aが容易に失われることがなく、帯電防止性
能を長期間に渡って高く維持することができる。
【0039】加えて、このカップ容器11の周壁13外
周面に粗面17が形成されていることから、周壁13の
外周面に印刷を施したり、シールを貼付したりする際
に、インキの付着又は印刷シールの貼付を容易に行うこ
とができるうえ、インキ又は印刷シールの剥離をより一
層効果的に抑制することができる。
【0040】・ 粗面17の表面固有抵抗値を101
109Ωとすることによって、収容物の接触面における
付着力を高めつつ、収容物を収容したカップ容器11の
外観を容易に向上させることができる。また、周壁13
表面での帯電防止効果を高めることもできる。
【0041】・ このカップ容器11は、帯電防止剤4
1を含有する合成樹脂材料によりカップ形状に形成した
カップ容器11の周壁13を、コロナ放電処理装置24
によりコロナ放電処理することによって、前記帯電防止
剤41を周壁13の表面(内周面及び外周面)にブリー
ドアウトさせて製造されたものである。このため、カッ
プ容器11の周壁13をイオン化することによって、水
溶性の収容物の接触面における付着力を増大させること
ができるうえ、帯電防止効果を効率的に発揮することが
できるカップ容器11を容易に製造することができる。
【0042】さらに、カップ容器11の周壁13に粗面
17を形成するための粗面形成装置21は、従来よりカ
ップ容器11の周壁13外周面に印刷を施すために使用
されていた印刷装置の一部を改良することによって製造
することができる。すなわち、前記従来の印刷装置の中
には、本実施形態の粗面形成装置21のコロナ放電処理
装置24が配設されている部位に、インキを供給するた
めのインキ供給ユニットが配設されており、その他の構
成は全く同じものが存在していた。従って、前記インキ
供給ユニットのみをコロナ放電処理装置24に変更する
ことによって、粗面形成装置21を容易に改良すること
ができる。従って、この粗面形成装置21を設置する際
の設備投資に要するコストを著しく低減させることがで
きて経済的である。
【0043】また、このカップ容器11を製造する際に
は、まず、周壁13に粗面17を形成しない構成を有す
る同形状のカップ容器を製造するための金型を使用して
製造することができる。従って、前記粗面17のないカ
ップ容器を製造するための製造設備をそのまま利用する
ことができ、新たに粗面17が形成された複雑な形状の
金型を製造する必要がないことから経済的である。
【0044】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ コロナ放電処理装置24の代わりに、ブリード処理
装置としてのプラズマ放電処理装置又は火炎処理装置を
粗面形成装置21に設けること。
【0045】前記プラズマ放電処理装置は、導電性を有
する金属材料により長四角板状に形成されたプラズマ放
電電極に、好ましくは10-2〜10mmHgのグロー放
電(プラズマ放電)電圧を印加し、前記プラズマ放電電
極とマンドレル23の密着部35の外周面との間にプラ
ズマ放電(高周波放電又はマイクロ波放電)を発生させ
て粗面17を形成させるように構成されている。さら
に、プラズマ放電電極の周囲又は粗面形成装置21に、
非重合性無機ガス(窒素ガス、アルゴンガス、酸素ガス
等)を存在させてもよい。
【0046】一方、火炎処理装置は、空気と天然ガスを
一定割合で混合、燃焼させ、周壁13の表面に火炎の酸
化炎部分を吹き付けて周壁13の表面を酸化させ、カッ
プ容器11の内部に練り込まれている帯電防止剤41を
ブリードアウトさせることができるように構成されてい
る。
【0047】このように構成した場合でも、コロナ放電
処理装置24とほぼ同様に粗面17を形成することがで
きる。 ・ スリップ剤を省略すること。
【0048】このように構成した場合、カップ容器11
を構成するための合成樹脂材料の構成を簡略化すること
ができる。 ・ 帯電防止剤41として、カチオン系、アニオン系、
ノニオン系又は両性界面活性剤を用いること。
【0049】・ 粗面17を底壁12の表面(上面及び
下面)に形成すること。このように構成した場合、特
に、収容物として下端部にカラメルソースが積層された
プリンを収容する場合には、カラメルソースとプリンの
下端部との境界が容易に混ざり合うのを防止して、その
外観を良好にすることができる。
【0050】・ 周壁13の粗面17を省略するととも
に、粗面17を底壁12の表面(上面及び下面)に形成
すること。このように構成した場合、下端部にカラメル
ソース等の積層物が積層されたプリン等の収容物を収容
する場合には、前記積層物と収容物の下端部との境界が
容易に混ざり合うのを防止して、その外観を良好にする
ことができる。
【0051】・ 周壁13の下端から上端までの全体に
渡って粗面17を形成すること。或いは、周壁13の下
端部又は上端部のみに粗面17を形成すること。このよ
うに構成した場合、収容物の上端部、下端部又は周縁部
にミルクやカラメルソース等の積層物を積層した収容物
を収容する際に、前記積層物と収容物との境界が容易に
混ざり合うのを防止して、その外観を良好にすることが
できる。
【0052】・ 環状突部15を省略して周壁13の厚
みを一定にすること。このように構成した場合、カップ
容器11及びマンドレル23の構成を簡略化することが
できる。
【0053】・ 脚部14及び周縁フランジ16から選
ばれる少なくとも1種を省略すること。このように構成
した場合、カップ容器11の構成を簡略化することがで
きる。
【0054】・ カップ容器11の形状を、例えば、有
底四角筒状、有底六角筒状、有底八角筒状等の有底多角
筒状、又は有底だ円筒状等のカップ形状に形成するこ
と。このように構成した場合でも、収容物の接触面にお
ける付着力を増大させることができる。
【0055】・ 収容物として、例えば、ヨーグルト、
アイスクリーム、ゼリー、ケーキ等を収容すること。ま
た、前記収容物の上端部、下端部又は周縁部に、積層物
としてのジャムやクリーム等を積層したものを収容する
こと。
【0056】このように構成した場合でも、積層物と収
容物との境界が容易に混ざり合うのを防止して、その外
観を良好にすることができる。さらに、前記実施形態よ
り把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0057】(1) 前記ブリード処理は、コロナ放電
処理、プラズマ放電処理又は火炎処理であることを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載のカップ容器。この
ように構成した場合、容器の壁面を容易にイオン化する
ことができる。
【0058】(2) 前記カップ容器の壁面の内面及び
外面の極性を向上させることを特徴とする請求項1、請
求項2及び前記(1)のいずれかに記載のカップ容器。
このように構成した場合、帯電防止効果をより効果的に
発揮することができる。
【0059】(3) 前記カップ容器の周壁の内面及び
外面の極性を向上させることを特徴とする請求項1、請
求項2及び前記(1)のいずれかに記載のカップ容器。
このように構成した場合、周壁の外面の印刷性を向上さ
せることができる。
【0060】(4) 前記カップ容器の壁面に微小な凹
凸からなる粗面を形成したことを特徴とする請求項1、
請求項2及び前記(1)から前記(3)のいずれかに記
載のカップ容器。
【0061】このように構成した場合、収容物の接触面
における付着力をより一層増大させることができる。
(5) 前記帯電防止剤は界面活性剤である請求項1、
請求項2及び前記(1)から前記(4)のいずれかに記
載のカップ容器。
【0062】このように構成した場合、カップ容器と収
容物との接触面における親和性をより一層向上させるこ
とができる。 (6) 前記ブリード処理装置は、コロナ放電処理装
置、プラズマ放電処理装置又は火炎処理装置であり、前
記ブリード処理は、コロナ放電処理、プラズマ放電処理
又は火炎処理であることを特徴とする請求項3に記載の
カップ容器の製造方法。
【0063】このように構成した場合、容器の壁面を容
易にイオン化することができるカップ容器をより一層容
易に製造することができる。 (7) 前記カップ容器の壁面とマンドレルとの隙間を
0.8〜1.0mmとするとともに、前記カップ容器の
壁面とブリード処理装置との隙間を0.8〜3.0mm
とすることを特徴とする請求項3又は前記(6)に記載
のカップ容器の製造方法。
【0064】このように構成した場合、容器の壁面を容
易にイオン化することができるカップ容器をさらに容易
に製造することができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
カップ容器によれば、容器の壁面をイオン化することに
よって、水溶性の収容物の接触面における付着力を増大
させることができるうえ、帯電防止効果を効率的に発揮
することができる。
【0066】請求項2に記載の発明のカップ容器によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、水溶性の収
容物の接触面における付着力を容易に増大させることが
できる。
【0067】請求項3に記載の発明のカップ容器の製造
方法によれば、容器の壁面をイオン化することによっ
て、水溶性の収容物の接触面における付着力を増大させ
ることができるうえ、帯電防止効果を効率的に発揮する
ことができるカップ容器を容易に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は実施形態のカップ容器の一部を破断
した様子を示す斜視図、(b)は同じく、カップ容器の
一部を模式的に示す部分拡大断面図。
【図2】 実施形態の粗面形成装置の一部を示す断面
図。
【図3】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態の粗
面形成装置により粗面を形成する際の作用を模式的に示
す部分拡大断面図。
【符号の説明】
11…カップ容器、12…壁面としての底壁、13…壁
面としての周壁、23…マンドレル、24…ブリード処
理装置としてのコロナ放電処理装置、41,41a…帯
電防止剤、a,b…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 誠 愛知県犬山市大字羽黒字宮浦1番地 リス パック 株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA13 BB04 CA17 DA08 DD05 EA10 FA02 3E035 AA15 BA05 BC02 CA04 4F201 AA04 AA11 AA13 AA14 AA15 AA24 AA28 AA29 AB09 AB10 AH55 BA07 BC02 BC12 BC37 BR02 BR06 BR34 BR50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電防止剤を含有する合成樹脂によりカ
    ップ形状に形成されたカップ容器であって、 前記カップ容器の壁面にブリード処理を行うことによっ
    て、その壁面の表面に帯電防止剤をブリードアウトさ
    せ、表面の極性を向上させることを特徴とするカップ容
    器。
  2. 【請求項2】 前記粗面の表面固有抵抗値を101〜1
    9Ωとすることを特徴とする請求項1に記載のカップ
    容器。
  3. 【請求項3】 帯電防止剤を含有する合成樹脂によりカ
    ップ形状に形成したカップ容器の壁面を、ブリード処理
    装置とマンドレルとの間に所定の隙間をおいて配置し、
    その壁面を前記ブリード処理装置によりブリード処理す
    ることによって、前記帯電防止剤を前記壁面の表面にブ
    リードアウトさせることを特徴とするカップ容器の製造
    方法。
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JP2020527451A (ja) * 2017-07-14 2020-09-10 ストール マシーナリ カンパニー, エルエルシーStolle Machinery Company, LLC ワークピースを処理するための前処理アセンブリ及び方法

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