JP2001130016A - 自動洗浄式インクジェットとその組立方法 - Google Patents

自動洗浄式インクジェットとその組立方法

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JP2001130016A
JP2001130016A JP2000281443A JP2000281443A JP2001130016A JP 2001130016 A JP2001130016 A JP 2001130016A JP 2000281443 A JP2000281443 A JP 2000281443A JP 2000281443 A JP2000281443 A JP 2000281443A JP 2001130016 A JP2001130016 A JP 2001130016A
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cleaning liquid
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liquid
orifice
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JP2000281443A
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Ravi Sharma
ラビ・シャーマ
John A Quenin
ジョン・エイ・クエニン
Walter S Stevens
ウォルター・エス・スティーブンス
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Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16552Cleaning of print head nozzles using cleaning fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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  • Ink Jet (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページ幅を有する印刷ヘッドのヘッド面に付
着する異物を効果的に除去できる印刷システムを提供す
る。 【解決手段】 インク噴出用オリフィス85か開口する印
刷ヘッド面90に対峙して、洗浄カップ190を設ける。洗
浄カップ190内には洗浄液の流れに対して障壁となる回
転ローラを配置して、ヘッド面90との間で隙間220を形
成する。回転ローラは当該隙間を流れる洗浄液に対して
流体力学的剪断力を惹起させるようになっている。洗浄
液は順方向のみならず、それとは逆の逆法網にも流れる
ようにしている。回転ローラと双方向流れ作用とにより
ヘッド面やオリフィスから堆積異物を効果的に除去して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット印
刷装置とその方法とに関し、諸述すれば、逆流方式と、
例えば回転部材ないし回転ローラや微動障壁部材の如く
の障壁部材とを利用した自動洗浄式インクジェット印刷
システムとその印刷システムの組立方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷装置は、印刷すべき
画像に応じてインク液滴を吐出させて紙などのシート状
印刷媒体上に鮮明な画像を形成する。インクジェット印
刷装置は普通紙に印刷でき、その上、非接触印刷方式に
して低騒音、低エネルギー、及び低稼動コストと言った
有利なところがあることから、インクジェット印刷装置
が市場で広く受け入れられている。
【0003】従来のインクジェット印刷装置に「連続
型」インクジェット印刷装置がある。この連続型インク
ジェット印刷装置では、インクの液滴が奔流の形で噴出
する吐出点の近傍にトンネル状静電帯電通孔を利用して
いる。インク液滴は帯電通孔を流れるにつれて選択的に
帯電させられる。帯電した液滴は、所定の電位差を持つ
一対の偏向板によって下流側に偏向させられる。帯電し
ていない液滴は自由に飛翔して印刷媒体に衝突して付着
するが、帯電した液滴はガターにより遮蔽されて回収さ
れるようになっている。
【0004】他方、「オンデマンド」型インクジェット
印刷装置の場合では、インク液滴を形成するのにオリフ
ィスごとに加圧アクチュエータを用いている。このアク
チュエータには、加熱型及び圧電型の二種がある。加熱
型アクチュエータの場合では、適当なところに置かれた
ヒータがインクを加熱してガス状気泡に相転移させるこ
とで、印刷媒体に向って射出されるのに十分な値までイ
ンク内圧を上昇させている。圧電型アクチュエータの場
合では、機械的圧力が加わったときに電場が生じる性
質、或いはそれとは逆に、電場が作用すると機械的圧力
を発生する性質を持つ圧電物質を用いている。そのよう
な特性を持っている自然界の物質には、水晶や電気石な
どがある。最も普通に製造されている圧電セラミックに
は、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸バリウム、チタン
酸鉛、メタニオブ酸鉛がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】「連続型」と「オンデ
マンド型」のいずれかにしても高速インクジェット印刷
装置で利用するインクには幾つかの特性がなければなら
ない。例えば、インクは不乾性でなければならず、不乾
性とすることで噴射室内でのインクの乾燥を阻止又は遅
らせることができ、従って、インク液滴を時々吐出させ
て空洞及び対応するオリフィスを閉塞させることなく、
開放したままにすることができる。グリコールを添加し
たインクもあって、この場合でのインクはインクジェッ
ト室を流れやすくなっている。
【0006】インクジェット印刷ヘッドは常にインク液
滴を噴出できる環境に維持されている。そのため、前述
のオリフィスや印刷ヘッドの表面は、多種の浮遊粒子に
さらされることとなる。この浮遊粒子はオリフィスを囲
繞する印刷ヘッドの表面に堆積したり、オリフィス及び
チャンバ内に堆積することもある。そこへインクが流れ
てそれらの付着粒子が掻集められて塊となり、それがオ
リフィスをせき止めてしまうか、或いは、好ましいイン
ク液滴の形成を阻害する程に液滴の表面湿潤状態を変え
てしまう。また、インクが完全に乾いて印刷ヘッド上及
びインク通孔内に堅い被覆物を形成することがある。適
切な液滴形成を元通りにできるようにするためには、付
着粒子を面及びオリフィスから洗浄するべきである。従
来は、この洗浄はブラッシやワイパーを用いて行った
り、吹飛ばし方や真空吸引方を用いてそれを行っている
か、または、オリフィスにインクを流して吐出させるこ
とでそれを行っている。
【0007】ところが、オリフィスを囲繞する印刷ヘッ
ドの表面をワイパーでふき取ったりして溜ったインク滓
を除去していると、当該表面のみならず、ワイパーも摩
耗してしまうことが判明した。そればかりではなくて、
ワイパーで拭いたりしていると、ワイパーから微粒子が
削られて、それがオリフィスに詰まってしまうこともあ
る。
【0008】前述したようにインクジェット印刷ヘッド
用の洗浄機構はよく知られている。例えば、1990年11
月13日に特許となった米国特許第4,970,535号には、
印刷ヘッド面に形成した囲繞体を流れる空気量を制御す
ることで印刷ヘッド面を洗浄する印刷ヘッド洗浄機構が
開示されている。この従来構成においては、囲繞体の入
口から内部空洞を介して出口へと流れる空気が、印刷ヘ
ッド面上のインク噴出孔を通過することでヘッド面を洗
浄するようになっている。その時、囲繞体の出口は真空
源に接続されているので、内部空洞には大気圧よりも低
い気圧、即ち、負圧が醸し出されている。従って、空気
がヘッド面を通過するに伴って当該ヘッド面から異物が
吸引され、かくてその空気流に運ばれて排出されること
になる。
【0009】前述の米国特許では、空気流で運ばれた異
物は、囲繞体の出口の下方に配設した取出し自在引出し
付き回収室に回収されるようになっている。この特許で
はブラシないしワイパーを併用しているが、インク滓除
去作用を補助するための液状溶剤を利用することについ
てはなんら開示がない。むしろ、この米国特許でのイン
ク滓の除去は主として加熱空気を用いることでそれを行
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、加熱空気に
よるインク滓除去は、液状溶剤を用いてインク滓除去を
行っている場合に比べて、あまり効果的ではない。ま
た、加熱空気を用いていると、印刷ヘッド面に配置され
ることもある熱に弱い電子回路が熱の影響で破損すると
言った問題がある。更に、この米国特許には、印刷ヘッ
ド面に対して空気流や液状溶剤を一方向に流した後にそ
れとは反対方向に流す、いわゆる逆流方式を利用してい
る形跡はない。この逆流方式があれば、印刷ヘッドの洗
浄効果が高めることができるのではあるが。
【0011】それゆえ、本発明の目的は、前述した従来
技術に付随する諸問題点を解消すべく工夫した自動洗浄
式印刷装置とその方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい一実施
の形態においては、自動洗浄式印刷システムは、その先
端がオリフィスとなっている複数のインク通孔を有する
印刷ヘッドからなる。プリントヘッドにおけるオリフィ
スが開口する部分はヘッド面となっている。この印刷ヘ
ッドはオリフィスを介してインク滴を噴射するようにな
っており、噴射したインク滴は、前記印刷ヘッドの近傍
に配置したプラテンローラに支えられたシート状印刷媒
体へと飛翔して付着する。
【0013】しかし、油膜状の付着物や粒子状付着物な
どの異物がヘッド面に付着堆積して、それがオリフィス
を部分的、或いは完全に閉塞することがある。油膜状付
着物にはグリースなどがあり、また、粒子状付着物には
塵埃、金属粉、乾いたインク滓などがある。このような
堆積異物があると、オリフィスからのインク滴の噴射が
適切に行われず、そのためにインク滴の付着により形成
される画像に汚れや斑が生じる。従って、ヘッド面やオ
リフィスから堆積異物を除去するのが望ましいのであ
る。
【0014】以上のことから、印刷システムに設ける洗
浄機構をヘッド面ないしオリフィスに対して臨ませて、
洗浄液が当該ヘッド面やオリフィスを洗い流すよ卯にし
て、ヘッド面やオリフィスにおける堆積異物を除去して
いる。後述するように、本発明による洗浄機構は、ヘッ
ド面やオリフィスを横切って順方向に洗浄液を給送した
り、同じくヘッド面やオリフィスを横切って前記方向と
は逆の逆方向に洗浄液を給送する弁システムを備えてい
る。このように洗浄液を順方向と逆方向とに交互に流す
と洗浄効率が高まるのである。
【0015】そのための洗浄機構として、第1配管部と
第2配管部とからなり、洗浄液を搬送する配管回路を洗
浄機構に設けている。第2配管部は第1液路に、第1配
管部は第2液路にそれぞれ接続する。第1及び第2液路
は何れもヘッド面で開口するように印刷ヘッドに形成さ
れている。洗浄すべきヘッド面やオリフィスは、前記第
1及び第2液路の開口部に臨ませている。
【0016】この構成で、第1配管部を流れる洗浄液は
第1液路に入って、当該第1液路の開口からでてくる。
第1液路から出てきた洗浄液はヘッド面やオリフィスを
洗い流した後、第2液路を経て第2配管部に流入する。
第2配管部に流入した洗浄液には、ヘッド面やオリフィ
スから洗い流して除去した堆積異物を含んでいるが、こ
の洗浄液は前述の弁システムで排出処分してもよいし、
或いは、循環させてリサイクルしてもよく、逆方向に循
環させてもよい。
【0017】また、洗浄機構には回転ローラの如くの回
転部材が備わっていて、この回転ローラはヘッド面やオ
リフィスと対峙させられて、両者間に隙間を形成してい
る。この隙間は、洗浄液の流れを許容し得るほどの大き
さである。このように回転ローラを設け、この回転ロー
ラを回転させていることから、前記隙間での洗浄液の流
れが加速され、やがては当該流れに流体力学的剪断力が
惹起される。この剪断力は堆積異物に作用してヘッド面
ないしオリフィスから掻き落とす作用をなす。本発明で
は順方向と逆方向への流体の往復流れと回転ローラを用
いた殊による隙間での流れの加速との二つの作用で、ヘ
ッド面ないしオリフィスを効率的かつ効果的に洗浄でき
るのである。隙間への洗浄液の流れはポンプを用いてそ
れを行っている。また、堆積異物を運んでいる洗浄液か
ら当該堆積異物を除去するのに、フィルタを用いてもよ
い。
【0018】本発明の特徴の一つとしては、ヘッド面や
オリフィスと対峙させて回転ローラを用い、この回転ロ
ーラとヘッド面やオリフィスとの間に隙間を形成してい
ることにある。この回転ローラは隙間において洗浄液の
流れに流体力学的剪断力を惹起することができ、この剪
断力でヘッド面ないしオリフィスから堆積異物を除去す
ることが出きるのである。
【0019】本発明のもう一つの特徴としては、隙間に
おける洗浄液の流れ方向を第1方向と、この第1方向と
は反対の第2方向とに指向させる配管回路と弁システム
とを利用しているところにある。
【0020】また別の特徴としては、第1及び第2液路
を印刷ヘッドと一体形成して洗浄液がヘッド面に行き渡
るようになっており、これにより洗浄プロセス時に堆積
異物を洗浄液ごとに排出できるようにしているところに
ある。
【0021】このような構成の洗浄機構を利用する本発
明にあっては、ヘッド面やオリフィス及び、ヘッド面に
配設することもある電子回路などに悪影響をもたらす接
触式部裸子やワイパー、或いは加熱空気などは一切利用
しないでヘッド面やオリフィスを清浄し得る利点があ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以後、本発明の好ましい実施の形
態を詳述するに当たっては、本発明による印刷装置の一
部を構成する構成部品や、それと直接協働関係にある構
成部品について説明するが、本発明に直接関係がなく、
従って、説明しない、或いは図示もしないその他の構成
部品については、当業者の手でどのような形態を採って
もよいものである。
【0023】先ず図1において、図示の自動洗浄式印刷
システム10は、画像20をシート状印刷媒体30に印
刷するものであって、前記シート状印刷媒体30として
は、例えば紙の如くの反射性印刷媒体や、例えばOHP
フィルムの如くの透過性印刷媒体の何れであってもよ
い。尚、以後の実施の形態の説明ではシート状印刷媒体
30を、その種類を問わずに印刷用紙と称する。
【0024】印刷用紙30はプラテンローラ40に支え
られているが、このプラテンローラ40は、該プラテン
ローラ40と係合している駆動モータ50により回転さ
れて給紙するようになっている。従って、プラテンロー
ラ40が駆動モータ50による駆動されていると、印刷
用紙30は矢印55で示した給紙方向に紙送りされる。
【0025】図1から図3において、印刷システム10
は、ページ幅に対応する長さのほぼ矩形状印刷ヘッド6
0からなる。この印刷ヘッド60はプラテンローラ40
に近接して並置されていると共に、長さがLで、その長
さ方向に一列に並んで互いに隔離した複数のインク通孔
70が形成されているヘッド本体65からなる。各イン
ク通孔70の噴射口75は、プラテンローラ40に対峙
するヘッド本体65の表面に形成されている。
【0026】ヘッド本体65の長手方向とは直交する方
向に沿ってインク通孔70の列の両側には、図2に明確
に示すように第1液路76aと第2液路76bとが形成
されている。別の方法としては、これらの第1液路76
aと第2液路76bとをヘッド本体65に形成する代わ
りに、別部材の形成してそれをヘッド本体65と一体化
させてもよい。
【0027】図1から図3に示すように、インク77が
保持されるようになっている各通孔70は、互いに対峙
する平行な側壁79a、79bで画成されている。通孔
70の噴射口75とそれぞれ同心整合するオリフィス8
5が一列に形成されているカバー板80が適当な接着材
を用いてヘッド本体65のヘッド面に取り付けられてい
る。このカバー板80の外表面90は、オリフィス85
の開口が臨んでいると共に、印刷用紙30と対峙するよ
うになっている。
【0028】言うまでもないことではあるが、この印刷
用紙30に画像20を印刷するに当たっては、印刷用紙
20の方へとオリフィス85からインク滴100が噴出
されて、印刷用紙30に付着しなければならない。この
ために、ヘッド本体65としては、例えばチタン酸ジル
コン酸鉛(PTZ)の如くの圧電材からなる圧電式インク
ジェット印刷ヘッドであってもよい。斯かる圧電材は電
気刺激に機械的に応動するようになっており、図示の実
施の形態では、一対の側壁79a、79bが電気刺激に
応答して内側に同時に変形するようになっている。
【0029】前述のように側壁79a、79bが内側に
同時に変形すると、各通孔70の容積が減少し、それに
伴ってインク滴100が通孔70から搾り出されること
になる。このように搾り出されたインク滴100は、好
ましくはオリフィス85に対して直交する第1軸107
に沿って飛翔されるのが望ましい。尚、通孔70へのイ
ンクの供給はインク供給容器109からなされるが、こ
の供給容器109は、印刷ヘッド60へ供給されるイン
クの圧力がインク圧調整器110により制御できるよう
に加圧されているのが望ましい。
【0030】また、図1から図3に示すように、印刷用
紙30は、ページ幅の長さを有する印刷ヘッド60に対
してプラテンローラ40の回転により移送される。プラ
テンローラ40の回転は、制御器130により制御され
る給紙移送制御システム120により電子的に制御され
る。この給紙移送制御システム120は、印刷プロセス
時に印刷用紙30を、常時静止している印刷ヘッド60
に対して移送させるものである。プラテンローラ駆動モ
ータ50と、インク圧調整器110と洗浄機構とに接続
している制御器130は、印刷動作及びヘッド洗浄動作
を制御するようになっている。この制御器130として
は、米国カリフォルニア州ローナートパーク所在のパー
カー・ハニフィン社から入手し得る商品名「コンピュモー
タ」の如くの制御器であってもよい。
【0031】図4に、カバー板80が堆積異物140で
汚染されている状態を示す。この堆積異物140には、
例えばグリースなどの油状膜であったり、塵埃や金属
粉、乾いたインクの滓、或いはそれらの混合物などの粒
子状異物であったりするが、何れにしても堆積異物14
0はカバー板80の外表面90(以後、「ヘッド面」と称
する)に付着して、オリフィス85を部分的或いは完全
に塞いでいることもあれば、そうでない場合もある。何
れにしても、カバー板80が堆積異物140で汚れてい
ると、それが例えばオリフィス85を完全に塞いでいる
場合では、インク滴100が当該オリフィス85から飛
翔できなくなるので望ましくない。
【0032】また、オリフィス85が堆積異物140で
部分的に塞がっていたとしても、そのオリフィス85か
ら噴射されたインク滴100が第1軸107から逸れて
別の第2軸145へと飛翔してしまう。このようにイン
ク滴100が第2軸145に沿って飛翔すれば、印刷用
紙30から見れば決められた位置から逸れた箇所に付着
してしまって、所定の画像20が鮮明に印刷されなくな
る。
【0033】このように、オリフィス85が部分的、或
いは完全に塞がると、「画像斑」の如くの非常に望ましく
ない印刷汚れが発生する。また、堆積異物140がある
と、オリフィス85近くのヘッド面90の部分での湿潤
状態が変わってしまって、インク滴100が適切に形成
されなくなり、これもまた印刷汚れを惹起することにな
る。従って、印刷汚れを回避するためにも、堆積威武溢
140を洗浄、即ち、払拭するのが望ましいのである。
【0034】図1と図5から図8において、170は洗
浄機構であって、この洗浄機構170は、洗浄液がヘッ
ド面90に沿ってオリフィス85を横切るように流れて
堆積異物140と除去するように前記外表面90近傍に
配置されている。この洗浄機構170は、ヘッド面90
とは距離を置いて隔てる第1ないし「休止」位置172a
と、図1に示したようにヘッド面90に当接する第2な
いし「動作」位置172bとの間を移動自在である。休止
位置172aと動作位置172bとの間における洗浄機
構170の移動は、当該洗浄機構170と連結した昇降
機175によりなされ、この昇降機175は制御器13
0と電気的に接続されて当該制御器130により制御さ
れるようになっている。
【0035】洗浄機構170は、後述の理由によりハウ
ジング180を備えている。このハウジング180内に
は、上向き開放端195を有するほぼ矩形の洗浄カップ
190が配置されている。洗浄カップ190には、前記
開放端195に連通する溝197が形成されている。開
放端195には、例えば接着剤などにより弾性シール2
00が取り付けられているが、このシール200として
はゴム製であってもよく、オリフィス85の列を囲繞し
ながら、ヘッド面90と水密状態で係合するように、そ
の寸法が定められている。
【0036】洗浄カップ190の溝197内には、オリ
フィス85の列の直下において回転部材が設けられてい
る。この回転部材としては、長さが印刷ヘッドの長さL
に等しく、それ自身の長手軸を中心に時計方向のみなら
ず、反時計方向にも回転自在な回転ローラ210からな
るのが望ましい。この回転ローラ210の外周面215
は、回転ローラ210をオリフィス85の列と対峙させ
た状態で溝197内に配置すると、当該外周面215と
オリフィス85との間に所定寸法の隙間220が形成さ
れるようにする。別の方法としては、回転ローラ210
の外周面215を、オフィス85の列に対峙させるので
はなくて、ヘッド面90の一部に対しさせて、前記隙間
220がヘッド面90と回転ローラ210の外周面21
5との間に形成されるようにしてもよい。
【0037】後ほど詳述するように、隙間220の大き
さは、ヘッド面90とオリフィス85の何れか一方、ま
たは両方から堆積異物140を回転ローラ210の作用
を借りて除去するために洗浄液がその隙間220を流れ
る程度でよい。本発明を限定するものではないが、一例
として具体例を挙げれば、隙間220を流れるときの洗
浄液の流速は約1〜20m/secである。この場合、これ
もまた一例ではあるが、隙間220の高さは3/100
0〜3/100インチ(0.0762〜0.762ミリ)で
あってもよく、回転ローラ210の直径としては約0.
05〜100センチであってもよい。更に、それまた一
例ではあるが、回転ローラ210の回転速度は約10〜
10,000rpmであり、部分的には少なくとも回転
ローラ210を設けたことにより、また、その回転によ
り隙間220において堆積異物140に作用する流体力
学的圧力は約1〜40psi(6.896〜275.8kN/
cm2)であってもよい。
【0038】図9から図11に、回転ローラ210の変
形例をそれぞれ示す。即ち、回転ローラ210の外周面
215は必ずしも円滑なものでなくてもよく、それぞれ
の図に示すように不規則な表面にしてもよい。即ち、回
転ローラ210の外表面215には、図10の変形例で
は複数の突起225が、図11の変形例では凹部227
が、また、図11の変形例では剛毛(bristle)229が
それぞれ形成されている。これらの変形例による回転ロ
ーラ210を用いれば、隙間220における洗浄液の流
れに乱流を惹起することができるから、ヘッド面90と
オリフィス85の何れか一方、または両方の洗浄を促進
することができる。
【0039】図1と図5から図7に戻って、第1液路7
6aと第2液路76bとは閉ループ式配管回路250を
介して接続されている。この配管回路250は前記した
隙間220と連通しているので、この隙間220を介し
て洗浄液をリサイクルないし循環させることができる。
この配管回路250は、第2液路76bから液溜め27
0まで延在して、内部に洗浄液を含んでいる第1配管部
260と、前記液溜め270から第1液路76aまで延
在する第2配管部280とからなる。
【0040】第1配管部280には循環ポンプ290が
設けられており、本発明による洗浄機構が「順方向給液」
モードにあると、矢印295で示したようにポンプ29
0は液溜め270内の洗浄液を第2配管部280を介し
て第1液路76aへ、そして隙間220を介して第2液
路76bへ、その後、第1配管部260を介して液溜め
270へと順に給液する。第1配管部260に交換式第
1フィルタ300を、第2配管部280に交換式第2フ
ィルタ310をそれぞれ設けて、配管回路250での洗
浄液の流れに伴ってこの洗浄液で運ばれる堆積異物14
0を濾過、即ち、分離するようにしてもよい。
【0041】図1と図6とに示すように、洗浄機構が前
述のように順方向給液モードにあると、即ち、洗浄液が
矢印295で示した順方向に給液されていると、第1配
管部260の所定箇所に設けた第1弁320で第1配管
部260での洗浄液の流れを遮断するのが望ましい。第
2配管部280の所定箇所にも第2弁330を設けるの
が望ましく、この第2弁330で第2配管部280での
洗浄液の流れを遮断するようになっている。第1及び第
2配管部260、280にそれぞれ設けた第1及び第2
弁320、330は、後述するように液溜め270と溝
197との連通を一時的に遮断するようにしている。
【0042】前記第1配管部260には第3配管部34
0の一方の開放端が接続されており、この第3配管部3
40の他方の開放端は回収液槽350に差し込まれてい
る。この回収液槽350は後述の理由により吸引ポンプ
(真空ポンプ)360が接続されている。この吸引ポンプ
360は、ヘッド面90から洗浄カップ190を離間さ
せて第1ないし休止位置へ戻す前に当該洗浄カップ19
0とそれに連なる配管類内の洗浄液を排出するためのも
のである。また、この第3配管部340には配管回路2
50と回収液槽350との連通を遮断する第3弁370
が設けられている。
【0043】図6と図7とにおいて、本発明にあって
は、洗浄液は洗浄カップ190内にあって隙間220を
流れる順方向の流ればかりではなくて、それとは逆方向
の流れもできるようにしている。そのために配管回路2
50に、例えばスプール弁の如くの4方向弁からなるジ
ャンクション380を設けている。この4方向弁380
は、洗浄液が矢印295で示した第1方向、即ち、順方
向に流れる、図6に示した第1ないし順方向位置と、同
じく洗浄液が矢印385で示した第2方向、即ち、逆方
向に流れる、図7に示した第2ないし逆方向位置との何
れかを選択的にとるようになっている。
【0044】前述した制御器130はこの4方向弁38
0とも電気的に接続されていて、当該4方向弁380を
状況に応じて第1位置と第2位置の何れかをとるように
制御する。この制御器130はエアブリード弁382と
も電気的に接続されていて、逆流時にはこの絵アブリー
ド弁382を開放して配管回路250に混入した空気を
排出するようにしている。従って、洗浄液を順方向及び
逆方向に隙間220に流せば、洗浄効率が高まるのであ
る。このように、どの程度洗浄すべきか、所望の洗浄度
合いに応じて洗浄液の流れを何回も反転させてもよい。
【0045】尚、前述の説明から、前述の順方向給液モ
ードと逆方向給液モードは、本実施の形態において説明
しているページ幅と等しい長さの印刷ヘッド60のみな
らず、いわゆる「走査型」印刷ヘッドのも適用できること
は容易に理解されよう。従って、前述の4方向弁380
は、配管回路250での順方向給液と逆方向給液とを醸
し出す弁としている。言うまでもないことではあるが、
4方向弁380に頼らず、当業者には周知のその他の方
法で洗浄液の逆流が達成されるようにしてもよい。
【0046】図6から図8において、洗浄機構170が
順方向給液モードにあると、第1弁320と第2弁33
0とは開成されているが、第3弁370は閉成されてい
る。この時、4方向弁380は第1位置、即ち、順方向
位置に設定されている。この状態で循環ポンプ290が
駆動されると、液溜め270から第1液路76aへと洗
浄液が給送される。しかし、このように給液された洗浄
液が隙間220を流れるにつれて、回転ローラ210の
外周面における洗浄液の流れ逆らう部分が障壁となり、
回転ローラ210の存在により隙間220が狭められて
いることから流体力学的剪断力が流れに作用する。この
ように洗浄液の流れに剪断力が作用すれば、ヘッド面9
0(またはオリフィス85)に対して法線方向に作用する
「直交」応力成分δnと、ヘッド面90に沿って(また
は、オリフィス85を横切って)作用する「剪断」応力成
分τとからなる流体力学的応力が流れに生じるようであ
る。
【0047】前述の直交応力成分δnと剪断応力成分τ
のベクトル成分を図8に示す。前述の流体力学適応力の
成分、即ち、直交応力成分δnと剪断応力成分τとが堆
積異物140に働き掛けて当該堆積異物140をヘッド
面90とオリフィス85から除去してしまうのである。
除去された堆積異物140は隙間220を流れた洗浄液
に運ばれて第2液路76bに流入し、その後、当該第2
液路76bを介して第1配管部260へと運ばれる。循
環ポンプ290は依然と駆動されているから、第2配管
部260を流れる堆積異物140を含んだ洗浄液は液溜
め270へ戻り、再び第2配管部280へと循環させら
れる。
【0048】しかしながら、洗浄液に含まれる堆積異物
140は、前述のように当該洗浄液を配管回路250に
おいて循環するに当たりヘッド面90やオリフィス85
に再び付着してしまうのを防ぐためにも、除去しておく
のが望ましい。前述の第1フィルタ300と第2フィル
タ310とはこのように配管回路250を循環する洗浄
液から堆積異物140を除去するために設けているので
ある。
【0049】このように、4方向弁380は所定時間だ
け第1位置、即ち、順方向位置に設定しておく。洗浄液
の順方向給液を前記所定時間だけ行った後は、4方向弁
380を第2位置、即ち、逆方向位置に設定して、矢印
385で示した逆方向に洗浄液を流す。このようにして
ヘッド面90とオリフィス85の洗浄に使われた洗浄液
に含まれる堆積異物140が所定量になると、循環ポン
プ290を停止し、第1及び第2弁320、330を閉
成して溝197と液溜め270との連通を遮断する。こ
の時第3弁370は閉成し、吸飲ポンプ360を稼働さ
せて、第1配管部260、第2配管部280、そして溝
197に滞留している洗浄液を回収液槽350へと吸引
する。回収液槽350に回収された洗浄液は、適宜処分
する。しかしながら、フィルタ300、310を用いて
いることから、回収液槽350に回収した洗浄液には堆
積異物140が含まれていないこともあるので、その場
合は所望に応じて液溜め270へとリサイクルしてもよ
い。
【0050】図1へ戻って、前述した洗浄カップ190
は昇降機175と連動しているので、洗浄機構170が
第2位置(動作位置)にあると、洗浄カップ190に設け
たシール200がヘッド面90と水密状態で係合する。
これが行われるようにするために、この昇降機175は
制御器130により制御されるように電気的に接続して
ある。なお、洗浄動作が終了すると、昇降機175は降
下させられてシール200とヘッド面90との係合を解
放するようになっている。
【0051】上記の剛性の洗浄機を用いてページ幅もあ
る印刷ヘッド60を洗浄するには、前述のように洗浄機
構170を第1位置(休止位置)と第2位置(動作位置)と
の間を移動自在、ないし、昇降自在とするばかりではな
くて、図1において双頭矢印387で示したようにプラ
テンローラ40をも印刷ヘッド60に対して接近、退避
できるようにする必要がある。これについては、制御器
130からの電子信号で図示しない駆動機構を起動して
プラテンローラ40を矢印387に沿って移動させるこ
とで、上昇した洗浄カップ190がヘッド面90とシー
ル200を介して係合できるようにしている。
【0052】前述したように、制御器130で昇降機1
75を制御することにより、図1において実線で示した
ようにヘッド面90とは離間している第1位置172a
から、同じく図1において仮想線で示したようにヘッド
面90と係合する第2位置172bへと洗浄カップ19
0を移動させるようにしている。洗浄カップ190がカ
バー板80、ひいてはヘッド面90と係合すると、洗浄
機構170により前述のように洗浄カップ190内の溝
197を介して、ヘッド面90を洗い流すように洗浄液
が循環させられる。しかし、印刷ヘッド60が入用とな
って、即ち、印刷用紙への印刷に必要なときには、洗浄
カップ190は昇降機175によりハウジング180内
の第1ないし休止位置172aに退避させられる。この
洗浄カップ190の第1位置172aと第2位置172
bとの間の移動方向を図1において双頭矢印388で示
す。
【0053】図12と図13とに本発明の第2実施の形
態を示す。この第2実施の形態では、第1配管部260
に第1ガス供給弁393aのついた第1加圧ガス供給器
390aを、また、第2配管部280に第2ガス供給弁
393bのついた第2加圧ガス供給器390bをそれぞ
れ設けている。これら第1及び第2加圧ガス供給器39
0a、390bは隙間220(図4、図8)と連通してい
て、加圧ガスをこの隙間220に供給している。換言す
れば、加圧ガスを洗浄液に送り込むことにより洗浄液を
泡立ててヘッド面90とオリフィス85における堆積異
物140の除去を促進している。但し、図12に示すよ
うに洗浄液を順方向給液している場合、第2ガス供給弁
393bは開成、第1ガス供給弁393aは閉成にして
おく。他方、図13に示すように洗浄液を逆方向給液し
ている場合では、第1ガス供給弁393aは開成、第2
ガス供給弁393bは閉成にしておく。
【0054】別の方法としては、第1及び第2ガス供給
弁393a、393bの何れか一方を交互に開成、閉成
して、洗浄液内の気泡が断続的に急速に流れるようにす
れば隙間220における洗浄液を攪拌させることができ
るので、洗浄効果が高まる。
【0055】図14と図15とに本発明の第3実施の形
態を示す。この実施の形態では、例えばピストン機構の
如くの機械的圧力パルス発生器400を洗浄カップ19
0の溝197と連通した状態で設けている。この圧力パ
ルス発生器400は、往復動ピストン410からなり、
このピストン410が往復動するに伴って溝197内に
パルス状圧力波が生じ、これが溝197内の洗浄液に伝
播して隙間220に伝わるようにしている。ピストン4
10は第1位置と第2位置との間を往復動するものであ
り、第1位置を実線で、また、第2位置を点線でそれぞ
れ示す。このパルス状圧力波は、それがもたらす力の作
用でヘッド面90とオリフィス85から堆積異物140
を除去する上で大いに役立っている。
【0056】本発明の第4実施の形態を図16と図17
とに示す。前述の第3実施の形態では機械的圧力パルス
発生器を用いていたが、本実施の形態ではトランスジュ
ーサ装置の如くの音響圧力パルス発生器412を溝19
7と連通した状態で用いている。この音響圧力パルス発
生器412は、溝197内で音響パルス状圧力波を生じ
る超音波トランスジューサ414からなり、溝197内
の洗浄液に伝播して隙間220に伝わるようにしてい
る。この音響パルス状圧力波は、それがもたらす力の作
用でヘッド面90とオリフィス85から堆積異物140
を除去する上で大いに役立っている。音響圧力波として
は、一例を挙げれば約17KHz以上の周波数を有する
ものであってもよい。
【0057】本発明の第5実施の形態を図18と図19
に示す。この実施の形態では、第1及び第2配管部25
0、260の端部を、カバー板80に側方から延在する
ように形成した第1及び第2穿孔418、419にそれ
ぞれ接続している。これらの第1及び第2穿孔418、
419は第1及び第2液路76a、87bと機能的には
それぞれ同一である。即ち、この実施の形態では、ヘッ
ド本体65に第1及び第2液路76a、76bを設ける
代わりに、カバー板80に第1及び第2穿孔418、4
19を設けているのである。
【0058】図20は本発明の第6実施の形態を示して
いる。この実施の形態では、第1及び第2配管部26
0、280のそれぞれの端部を、カバー板80のヘッド
面90に側方から延在するように刻設した第1及び第2
溝418’、419’にそれぞれ挿通している。
【0059】図21から図23までに」、本発明の第7
実施の形態を示す。この第7実施の形態では、前述の実
施の形態で用いた回転ローラ210の代わりに、長さが
ヘッド本体65の長さLに等しい急激傾動自在な障壁部
材416を用いて、この傾動自在障壁部材416の急激
な左右微動によりヘッド面90やオリフィス85から堆
積異物140を除去している。換言すれば、障壁部材4
16は第1位置416aと第2位置416bとの間を往
復傾動するのである。このように往復傾動が行われるた
めには、障壁部材416としては電気刺激に応答して変
形する圧電材で構成するのが望ましい。この実施の形態
は、できるだけ最大量の剪断力をヘッド面90とオリフ
ィス85とに作用させるべく隙間220において最大の
乱流を惹起したい場合に特に有用である。
【0060】図24は本発明の第8実施の形態を示して
いる。この図では、洗浄液が順方向に給送される場合だ
けを示しているが、これでも逆方向の給送が可能である
ことは当業者には容易に理解されよう。この第8実施の
形態では、回転部材ないし障壁部材はなく、従ってこの
回転部材ないし障壁部材を用いないでインク通孔70の
側壁79a、79bから堆積異物140を除去してい
る。この場合での配管回路250には可撓性ホースの如
くの第4配管部415を設けて、この第4配管部415
でインク通孔70と第1配管部260とを接続してい
る。この第4配管部415は、印刷時での印刷ヘッド6
0の動きが妨げられるようなことがないように、可撓性
を有すると共に、充分な長さを有している。
【0061】図24の第8実施の形態では、配管回路2
50の第1配管部260に第4弁417を設け、また、
インク通孔70と連通する第5弁420をも設けてい
る。更に、この第5弁420と第1配管部260との間
を接続する第4配管部415に第6弁430を設けてい
る。印刷ヘッド60を洗浄するに当たっては、第4弁4
17、第3弁370、第5弁420は全て閉成し、第6
弁430と第2弁330だけを開成する。この状態で循
環ポンプ290を起動すると、洗浄カップ190の溝1
97に洗浄液が供給され、矢印295で示したように循
環する。第6弁430を貫流した洗浄液は第4配管部4
15を介して第1配管部260へ流入する。
【0062】インク通孔70を流れ、第6弁430から
排出される洗浄液にはヘッド面60やオリフィス85か
ら除去した堆積異物140が含まれていることがある。
従って、洗浄液は循環させるよりは、回収液槽350へ
と回収するのが望ましい。そのために、吸引ポンプ36
0が稼働しているときに第2弁330を閉成し、第3弁
370を開成することで、回収液槽350へと洗浄液が
流れるようにする。この洗浄液から堆積異物140がな
くなれば、第3弁370を閉成し、第2弁330を開成
して循環させてもよい。
【0063】その際、洗浄液から堆積異物140がなく
なったかどうかは、第1配管部260に設けた検出器4
40で検出することができる。この検出器440からの
情報を処理して、洗浄液を回収液槽350へ流入させる
か、或いは、循環させるか、何れかによって弁320、
330、370、380を適宜作動させればよい。この
場合に用いる検出器440としては、光学分光検出器で
あってもよい。
【0064】前述の第8実施の形態によれば、洗浄操作
の終了段階に吸引ポンプ360を起動し、第3弁370
を開成して、第2弁330と第2弁320との間におけ
る配管回路の部分に滞留している洗浄液を回収液槽35
0へと流入させる。この操作により、洗浄機構170が
第1ないし休止位置へ退避されたときに洗浄液がこぼれ
るのを防ぐことができる。また、この操作でカバー板8
0を乾燥させることができ、従って印刷ヘッド60が直
ちに稼働できる状態になる。カバー板80が湿潤状態の
ままであるか、或いは直ちに乾燥できないようであれ
ば、オリフィス85に滞留している洗浄液が液滴となっ
てインク滴の飛翔に対して障害になる。ところで、洗浄
操作から印刷操作に戻すには、第6弁を閉成し、第5弁
を開成して、インク通孔70にインク液を注入してお
く。そして吸引ポンプ360を再び稼働させ、第3弁3
70を開成して、洗浄カップ190に残っている洗浄液
を吸引する。
【0065】別の方法としては、洗浄カップ190を取
り外して、別の小壺(図示せず)でも印刷ヘッド60に持
ち込んで、印刷ヘッド60へのインク注入、即ち、プラ
イム操作時にインク通孔70から吐き出されるインク液
を回収するようにしてもよい。
【0066】洗浄液としては、例えば水、イソプロパノ
ール、ジエチレン・グリコール、ジエチレン・グリコール
・モノブチール・エテール、オクタン、酸、塩基、界面活
性剤溶液、またはそれらの組合せの如くの適当な溶剤組
成物であってもよい。例えば微小乳化物、膠質界面活性
剤溶液、液に分散した気泡(vesicles)や固形粒子の如く
の液状複合組成物も利用できる。
【0067】前述の説明から、本発明においてはヘッド
面90やオリフィス85などを木津つける傷つけること
になる接触ブラシやワイパーなどを用いないで、当該ヘ
ッド面90やオリフィス85などから堆積異物140を
洗浄機構170で洗い流すことができる利点がある。こ
れは回転ローラないし障壁部材210が隙間220を流
れる洗浄液に剪断応力を醸し出してヘッド面90やオリ
フィス85から堆積異物140を除去する働きをするか
らである。
【0068】また、本発明にあっては、洗浄効率を増加
させることができる利点もある。即ち、4方向弁380
を操作することで隙間22における流体を交互に順方向
と逆方向に流すことができるの出、従来の洗浄機構に比
べて堆積異物140と接触する液体を著しく攪拌させる
ことができるからである。このように洗浄液を攪拌させ
ることができれば、ヘッド面90やオリフィス85にく
っついている異物140を積極的に掻き落とすことがで
きる。
【0069】尚、所望によっては液溜め270にヒータ
を設けて洗浄液を加温することで、ヘッド面90、イン
ク通孔70、オリフィス85などの洗浄効果を助長させ
るようにしてもよい。特に洗浄液が、その温度が高けれ
ば高いほど洗浄効果を高めることができるようなもので
あれば、ヒータを設けるのが望ましい。
【0070】また、多色カラー印刷機能を有し、各色ご
とに専用印刷ヘッドを有するカラー印刷装置にあって
は、各色ごとに専用洗浄機構を用いて異なった色のイン
クの混色を避けるのが望ましい。
【0071】本発明を実施するに当たっては、洗浄が必
要かどうか、そのタイミングを検出するために汚れセン
サーを洗浄機構170に設けることもできる。この場
合、汚れセンサーとしては圧力トランスジューサとし
て、部分的、或いは完全に閉塞したインク通孔70から
インク滴100が噴射されるときに発生するインクの背
圧の上昇を検出するようにすればよい。別の方法として
は、汚れセンサーとしては流れ検出器として、部分的、
或いは完全に閉塞したインク通孔70からインク滴10
0噴射されるときに発生するインクの低流量を検出する
ようにすればよい。
【0072】圧力トランスジューサや流れ検出器の他
に、汚れセンサーとして光学検出器を利用することも可
能である。この場合、ヘッド面90やオリフィス85に
照準を合わせて光学検出器を配置して、反射率もしくは
放射率を検出することで異物140の有無を光学的に検
出する。
【0073】更に、汚れセンサーとしては、インク通孔
70を定期的にパージ(浄化操作)しているときに小壺様
容器にに放出されたインクの量を測定する計測器であっ
てもよい。この場合、小壺様容器の放出されたインクの
量をその計測器で測量して、オリフィスが異物140で
閉塞されていない場合に小壺様容器にあるべきインクの
既知量と比較するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した自動洗浄式インクジェット
印刷装置の概略平面図。
【図2】 インクジェット印刷装置における印刷ヘッド
から印刷用紙へインク滴が噴射される様子を示した、図
1における線2A-2Aに沿った拡大断面図。
【図3】 図2における線2B-2Bに沿ってみた印刷
ヘッドの底面図。
【図4】 印刷ヘッドのヘッド面と、そのヘッド面に臨
むオリフィスに異物か堆積している状態を示す、図2と
類似の断面図。
【図5】 堆積異物を除去するための洗浄機構の概略平
面図。
【図6】 洗浄液が順方向へ給送されている場合での、
図5における線5-5に沿う洗浄機構の概略断面図。
【図7】 図6に示した洗浄機構において洗浄液が逆方
向へ給送されている状態を示す概略断面図。
【図8】 洗浄機構における洗浄カップ内の回転部材の
作用を示す各段断面図。
【図9】 図8に示した回転部材の変形例を示す部分断
面図。
【図10】 図8に示した回転部材の別の変形例を示す
部分断面図。
【図11】 図8に示した回転部材のまた別の変形例を
示す部分断面図。
【図12】 洗浄液が順方向に給送されている場合での
本発明の第2実施に形態による洗浄機構を示す概略断面
図。
【図13】 洗浄液が逆方向に給送されている場合での
図12に示した洗浄機構を示す概略断面図。
【図14】 洗浄液が順方向に給送されている場合での
本発明の第3実施に形態による洗浄機構を示す概略断面
図。
【図15】 洗浄液が逆方向に給送されている場合での
図14に示した洗浄機構を示す概略断面図。
【図16】 洗浄液が順方向に給送されている場合での
本発明の第4実施に形態による洗浄機構を示す概略断面
図。
【図17】 洗浄液が逆方向に給送されている場合での
図16に示した洗浄機構を示す概略断面図。
【図18】 本発明の第5実施に形態による洗浄機構を
示す概略断面図。
【図19】 本発明の第5実施の形態による洗浄機構に
おける洗浄カップの部分を拡大して示す部分拡大断面
図。
【図20】 本発明の第6実施の形態による洗浄機構に
おける洗浄カップの部分を拡大して示す部分拡大断面
図。
【図21】 洗浄液が順方向に給送されている場合での
本発明の第7実施の形態による洗浄機構を示す概略断面
図。
【図22】 洗浄液が逆方向に給送されている場合での
本発明の第7実施の形態による洗浄機構を示す概略断面
図。
【図23】 図21と図22に示した障壁部材の作用を
説明する部分拡大断面図。
【図24】 本発明の第8実施の形態による洗浄機構を
示す概略断面図。
【符号の説明】
10・・・印刷装置 20・・・画像 30・・・シート状印刷媒体 40・・・プラテンロー
ラ 50・・・駆動モータ 60・・・印刷ヘッド 70・・・インク通孔 76a・・・第1液路 76b・・・第2液路 80・・・カバー板 85・・・オリフィス 100・・・インク滴 109・・・インク供給容器 110・・・インク圧調整
器 120・・・給紙移送制御システム 130・・・制御器 140・・・堆積異物 170・・・洗浄機構 175・・・昇降機 180・・・ハウジング 190・・・洗浄カップ 197・・・溝 200・・・シール 210・・・回転ローラ 220・・・隙間 250・・・配管回路 260・・・第1配管部 270・・・液溜め 280・・・第2配管部 290・・・循環ポンプ 300・・・第1フィルタ 310・・・第2フィルタ 340・・・第3配管部 350・・・回収液槽 360・・・吸引ポンプ 370・・・第3弁 380・・・4方向弁 382・・・エアブリード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルター・エス・スティーブンス アメリカ合衆国14450ニューヨーク州フェ アポート、ブルーム・ロード20番

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ヘッド面(90)と該ヘッド面に開口し
    て、当該ヘッド面に洗浄液を流すべく配置されている液
    路(7a、7b)とを有する印刷ヘッド(60)と、(b)前記ヘッ
    ド面と対峙して配置されて、当該ヘッド面との間に洗浄
    液の流れを許容する大きさの隙間(220)を形成する回転
    部材(210)と、(c)前記隙間と連繋して洗浄液の流れ方向
    を第1方向から該第1方向とは反対の第2方向へ切り換
    えるジャンクション(380)とからなり、前記回転部材(21
    0)は洗浄液の流れを加速して当該流れに剪断力を惹起す
    ることで、この剪断力が発生している間にこの剪断力を
    前記ヘッド面に作用させて、この剪断力がヘッド面に作
    用させられている間に前記ヘッド面を清浄することより
    なる自動洗浄式印刷システム。
  2. 【請求項2】 (a)印刷ヘッドのヘッド面と対峙して回
    転部材を配置することで、前記ヘッド面と前記回転部材
    との間に洗浄液の流れを許容する大きさの隙間を形成
    し、(b)前記印刷ヘッドにおいて前記ヘッド面と連通し
    た状態でヘッド面へと洗浄液を流す液路を形成し、(c)
    ジャンクションを前記隙間に連繋させて洗浄液の流れ方
    向を第1方向から該第1方向とは反対の第2方向へ切り
    換えるジャンクションとからなり、前記回転部材は洗浄
    液の流れを加速して当該流れに剪断力を惹起すること
    で、この剪断力が発生している間にこの剪断力を前記ヘ
    ッド面に作用させて、この剪断力がヘッド面に作用させ
    られている間に前記ヘッド面を清浄することよりなる自
    動洗浄式印刷システムの組立方法。
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