JP2016538167A - 静電プリントヘッドの洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

使用中にインクが噴射される1つ以上の噴射先端部を有する静電プリントヘッドを洗浄する方法であって、使用中に印刷するための前記噴射先端部の周りの領域へのインクの事前の流れを止めるステップと、前記噴射先端部の周りの前記領域に圧力差を生じさせ、もってインクメニスカスを先端部から後退させるステップと、リンスを前記噴射先端部内に通して該噴射先端部を洗浄するステップとを含む方法を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、静電プリントヘッドを洗浄するための方法に関する。
国際公開第93/11866号パンフレットに記載されているタイプのプリントヘッドの一般的な動作方法はよく知られており、この方法では、粒子の凝集または濃縮がプリントヘッド内に実現され、次いで、噴射位置(ejection location)で凝集した粒子は基体上に噴射される。アレイプリンタの場合、複数の噴射位置が1つまたは複数の列をなして配置され得る。
このタイプの静電プリンタは、印加電場を使用することにより化学的に不活性な絶縁キャリア流体中に分散された荷電固体粒子を噴射して最初に濃縮し、次いでその固体粒子を噴射する。印加電場は電気泳動を引き起こし、荷電粒子は電場中を基体に向かって移動してからその荷電粒子がインクの表面に遭遇するため、濃縮が起こる。印加電場が表面張力に打ち勝つほど大きい電気泳動力を作り出すと、噴射が起こる。電場は、噴射位置と基体との間に電位差を作ることによって生成され、このことは、噴射位置にありかつ/または噴射位置を取り囲む電極に電圧を印加することによって実現される。
噴射が起こる位置は、プリントヘッドの幾何形状と電場を作る電極の位置および形状とによって決定される。典型的には、プリントヘッドは、プリントヘッドの本体からの1つまたは複数の突出部からなり、これらの突出部(噴射直立部としても知られる)は突出部の表面上に電極を有する。電極に印加されるバイアスの極性は、電気泳動力の方向が電極から離れて基体に向かうように、荷電粒子の極性と同じである。さらに、プリントヘッド構造の全体的幾何形状および電極の位置は、突出部の先端周囲の非常に局所的な領域で濃縮が起こり、次いで噴射が起こるように設計される。
インクは、噴射されている粒子を補充するために、噴射位置を通り過ぎて連続的に流れるように配置される。この流れを可能にするために、インクは低粘度でなければならず、典型的には数センチポアズでなければならない。噴射される材料は、荷電粒子の選択的噴射により粒子の濃度が高いために粘性が強く、その結果、この技術は、その材料が衝撃であまり広がることがないため、非吸収性基体上に印刷するために使用することができる。
様々なプリントヘッドの設計が、従来技術に記載されており、例えば、国際公開第93/11866号パンフレット、同第97/27058号パンフレット、同第97/27056号パンフレット、同第98/32609号パンフレット、同第98/42515号パンフレット、同01/30576号パンフレット、および同第03/101741号パンフレットに記載されている。
使用に際して、プリントヘッドは、ある段階で、プリントヘッドの噴射先端部から凝集したインク粒子を除去すること、または噴射先端部もしくは中間電極(IE)から浮遊微粒子を除去することを含む種々の理由のうちの1つまたは複数の理由で洗浄する必要がある。以前のプリントヘッドおよび洗浄方法はすべて、プリントヘッド内のインクをすべてリンス液と取り換えることにより洗浄が行われるようなものであった。
プリントヘッド内のインクをリンス液と取り換える必要があるかかる設計およびプロセスは様々な問題をもたらす。第1に、インク経路を通じてリンス液で洗い流すことによりプリントヘッドを洗浄すると大量のインクリンス混合物を作られ、この混合物は、インクを希釈しかつ/またはリンスを汚染するものであるので、ろ過または廃棄されなければならない。プリントヘッドには洗浄後にインクで再充填される(re−primed)必要もあり、リンスがインクで取り換えられるときにインク濃度が安定するのにかなりの時間を要する。これはさらに、インクの希釈および/またはリンス中への多量のインクの混合を引き起こすので、この希釈物および/または混合物は、リンスを清浄にするためにろ過して取り除かれなければならない。
さらに、この種のプロセスには時間がかかり、特に、プリントヘッドの良好な印刷性能を維持するためにエジェクタおよび中間電極を定期的に洗浄して適切に清浄な状態に保つことが望ましい場合、プリントヘッドのダウンタイムを最小限に抑えることが望ましい。
したがって、本発明は、上記に特定された問題のうちの1つまたは複数を軽減するまたは完全に回避することを対象とする。
噴射先端部および該当する場合は中間電極を洗浄すれば、通常は印刷性能を維持するのに十分であり、プリントヘッド内の他の構造物は運転中に定期的な洗浄を必要としないことが認識されている。
本発明によれば、使用中にインクが噴射される1つまたは複数の噴射先端部を有する静電プリントヘッドを洗浄する方法が提供され、この方法は、使用中に印刷するための噴射先端部の周りの領域へのインクの事前流れを止めること、先端領域に圧力差を生じさせ、それによってインクメニスカスを先端部から後退させること、およびリンスを先端部内に通して先端部を洗浄すること、を含む。
このような方法により、リンスが供給されるときに先端部にインクがないまたは実質的にないことが可能になる。これにより、リンスがそれを通ってまたは横切って流される領域が少なくなりかつこれらの領域はリンスが供給されるときにインクで満たされていないので、消費されるインクおよび必要とされるリンス液の量が確実に最小限に抑えられる。
本発明の一利点は、プリントヘッドが洗浄中にインクで充填された(primed)ままであることである。好ましくは、プリントヘッド内の専用通路がリンス液および空気をプリントヘッドの先端部からIE(中間電極)までの空洞に方向付けられ、結果としてこの空洞はリンスとインクの非常に少ない混合で洗浄される。先端部周囲のインクの流れは止められることが好ましいが、プリントヘッドはインクで満ちたままである。先端領域内の空気圧は、インクメニスカスが先端領域からわずかに後退するように高められて、洗浄のために先端部を露出させることが好ましい。次いで、リンスが、プリントヘッド本体内の専用通路からIEの内面で方向付けられて、結果としてIEの内面および先端部が洗浄される。リンスの流れは、一気に脈動されることが好ましく、このことは、インク流路に入るリンスの量を減らすのに役立つ。次いで、リンスは、メンテナンス中にプリントヘッドの表面上に封着されたメンテナンスキャップに流れ込むことが好ましい。
別々の通路を使用して洗浄液をプリントヘッドの先端部およびIEに導入するとともに、インクを先端部から吸引するが、プリントヘッドの残り部分からは吸引しないことにより、充填が維持され、リンスおよびインクの相互汚染が維持され、プリントヘッド内へのリンスの流れを空気と交互に脈動させることにより、リンスはインク流路を上方へあまり流れず、再充填を不要にすることにより、洗浄サイクルは劇的に短縮され、無駄が削減される。
インクは、先端部の洗浄中にプリントヘッドの本体内にとどまることが好ましい。これは、プリントヘッド全体を詰め替えるのではなく、インクだけが先端部に向かって前に移動されるので、それによって洗浄後のプリントヘッドの再充填が速まることを意味する。「プリントヘッドの本体」は本質的に、正常な運転過程でインクを収容するはずの有意な容積のプリントヘッドの各部分を意味する。プリントヘッドの本体は入口マニホルドおよび出口マニホルドを含み、通常、これは、それぞれの噴射先端部に接続するインク流路のベースに依然としてインクがあることを意味する。
上記の方法は、リンスの流れを脈動させるステップをさらに含んでいてもよい。脈動ステップは、リンスのパルスと空気のパルスを交互にすることを含んでいてもよい。脈動ステップは、混合された空気およびリンスのパルスを含んでいてもよい。脈動ステップは、リンスを空気流中に噴射することを含んでいてもよい。脈動ステップは、空気パルスと混合された空気およびリンスのパルスとを含んでいてもよい。
空気/リンスパルスは、空気パルスより50%長いことが好ましい。空気/リンスパルスは典型的には3秒である。空気パルスは典型的には2秒である。
プリントヘッドは中間電極を備えることが好ましく、リンスは中間電極の内面で方向付けられることが好ましい。
必要な圧力差は、プリントヘッドの本体内のインクと先端部での雰囲気との間に形成されることが好ましい。
圧力差は、先端部における大気圧の局所的な上昇を適用することによって引き起こされ得る。
先端部における大気圧の局所的上昇は、空気および/またはリンスを先端領域に流し込むことによって引き起こされ得る。
圧力差は、プリントヘッドの本体内のインク圧力を下げることによって引き起こされ得る。
本発明はさらに、インク用の入口を含む本体と、使用中に本体からインクを噴射することができる1つまたは複数の噴射先端部のアレイと、インクを先端部に供給し、インクを先端部から取り除くための本体を通るそれぞれの流路と、先端部を洗浄するリンス液を供給するための、本体を貫通して噴射先端部まで延びる少なくとも1つの専用通路と、を備える静電プリントヘッドを提供する。
プリントヘッドは、噴射先端部を取り囲むv字形の空洞を有する基準面プレート(datum plate)を含んでいてもよい。
本体はさらに、インクが通過する流入ブロックおよび流出ブロックを含んでいてもよい。
「V」の角度は、流入ブロックおよび流出ブロック上の対応する外形(フィーチャ)に合致することが好ましく、それにより、1つまたは複数の平行辺の流体経路を画定する。
基準面プレートと流入ブロックおよび流出ブロックとの間にシールが設けられる。
さらに、次の利点、すなわち(i)プリントヘッドから噴射されたリンス液を捕えるおよび排出する、(ii)プリントヘッドの前面を洗浄するのを支援する、(iii)先端部およびIEの洗浄中にプリントヘッドがインクで満たされたままでいるのを可能にする、および(iv)プリントヘッドにクランプされている間に誤って挿入したり引き抜いたりすることができない、のうちの1つまたは複数を提供することができるメンテナンスキャップが提供される。
本発明によれば、プリントヘッドに装着するためのプリントヘッドメンテナンスキャップが提供され、プリントヘッドメンテナンスキャップは、洗浄サイクル中にリンス液がプリントヘッドを通ってから入るチャンバを画定する本体と、洗浄サイクルが始まる前にプリントヘッドと係合するためのシールと、チャンバおよび周囲雰囲気の中の圧力を均等化するための通気システムと、を備える。
使用中にメンテナンスキャップが装着される対象のプリントヘッドは、静電プリントヘッドでよい。「メンテナンスキャップ)」および「洗浄キャップ(cleaning cap)」という用語は同義である。洗浄は、キャップの優先目的であるが、他の役目も考えられる。
プリントヘッドメンテナンスキャップは、使用中にシールをプリントヘッドと係合した状態にするための手段をさらに備えていてもよい。係合手段はクランプおよび/または空気圧操作機構を含む。
通気システムは1つまたは複数のバッフルを含む。1つまたは複数のバッフルは、ステレオリソグラフィまたは三次元印刷技術によって形成された一体構成要素から形成され得る。
プリントヘッドメンテナンスキャップは、使用中にキャップから流体を排出するための1つまたは複数のドレンをさらに備えていてもよい。
キャップをマルチヘッドプリントヘッドで使用できるようにするために1つまたは複数の追加シールが設けられてもよい。
プリントヘッドメンテナンスキャップは、キャップ内に1つまたは複数のリンス液噴流を与えるための可動スプレーヘッドをさらに備えていてもよい。
キャップを動かしてプリントヘッドと係合するまたはプリントヘッドとの係合を外すための駆動機構が設けられてもよい。駆動機構は、プリントヘッドメンテナンスキャップの係合手段の一部でもよく、または別個のものでもよい。
プリントヘッドメンテナンスキャップは、プリントヘッドと封止的に係合したときにキャップの動きを妨げるためのインターロックをさらに備えていてもよい。
プリントヘッドメンテナンスキャップは真空ワイパをさらに備えていてもよい。真空ワイパはキャップ本体に対して枢動可能でもよい。真空ワイパはプリントヘッドの所期の位置の方へ偏倚させられてもよい。
本発明はさらに、複数の噴射先端部および1つの中間電極を有する静電プリントヘッドを提供し、静電プリントヘッドは上述したメンテナンスキャップをさらに備える。
プリントヘッドにおいて、真空ワイパは中間電極と接触しないことが好ましい。
以前のメンテナンスキャップは、
通気されず、したがってメンテナンスキャップから流体を排出して、プリントヘッドから流体を吸い出すまたは充填除去(de−prime)ことがあり、プリントヘッドからのインクを事前に除去する必要があった。
また、中間電極に封着するのではなく、プリントヘッドのケースワークに封着したために、洗浄中に内部が濡れ、長い乾燥期間が必要であった。
さらに、クランプ状態の間にユニットの誤挿入または誤引抜きに対する防御がなかった。
次に、本発明の種々の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明によるプリントヘッドの斜視図である。 図1に示されているプリントヘッドの分解図である。 洗浄液をプリントヘッドの様々な部分に向けるマニホルドブロックの断面図である。 洗浄液をプリントヘッドの先端領域に向ける通路を示すプリントヘッドの断面図である。 図1に示されているプリントヘッドの噴射領域の詳細断面図である。 図1に示されているプリントヘッドの噴射領域の三次元クローズアップ説明図である。 図4と同じ図であるが、流体流路が示されている。 洗浄方法に使用するメンテナンスキャップの一例を示す図である。 図8のメンテナンスキャップおよび種々の流体接続部の端面図である。 メンテナンスキャップの内部構成要素のいくつかの概略図である。 メンテナンスキャップ上の通気システム内のバッフルの一配置構成を示す図である。 メンテナンスキャップ上の通気システム内のバッフルの一配置構成を示す別の図である。 メンテナンスキャップが係合する対象のプリントヘッドモジュール外部ケーシングの一例を示す図である。 洗浄プロセスの段階を説明する流れ図である。
本発明のプリントヘッド100は流入ブロック101および流出ブロック102からなる2部分本体を備え、流入ブロック101と流出ブロック102との間にはプリズム202および中央タイル201が配置され、プリズム202および中央タイル201は、プリズム202および中央タイル201の前縁に沿って形成されたエジェクタアレイを有する。プリントヘッドの前面には、中間電極プレート103が基準面プレート104上に取り付けられ、基準面プレート104は次にプリントヘッドの本体上に取り付けられる。基準面プレート104と流入ブロックおよび流出ブロックとの間にガスケット208が設けられる。
図2、図3、図4、図5および図6を参照すると、プリントヘッドの本体は流入ブロック101および流出ブロック102を備え、流入ブロック101と流出ブロック102との間にプリズム202および中央タイル201が挟まれる。中央タイル201は、中央タイル201の前縁に沿って噴射位置または噴射先端部403のアレイを有し、中央タイル201の後縁に沿って電気接続部203のアレイを有する。各噴射位置403は直立部400を備え、インクメニスカスが直立部400と(当技術分野で周知の態様で)相互作用する。直立部400の両側には、噴射直立部400の両側を通り過ぎてインクを搬送するインク流路404がある。使用中、インクの一部が、例えば印刷画像の画素を形成するために、噴射位置403から噴射される。静電力の印加による噴射位置403からのインクの噴射は、当業者によってよく理解されており、本明細書ではさらに説明しない。
プリズム202は、中央タイル201内の個々の噴射位置403のそれぞれに対応する一連の狭流路411を備える。各噴射位置403のインク流路は、プリズム202のそれぞれの流路と流体流通し、これらの流路は、次に流入ブロック101内に形成された入口マニホルドの前部407と流体流通する(前記入口マニホルドは、この入口マニホルドが図2に示されるときに流入ブロック101の下面に形成され、したがって図2には示されていない)。噴射位置403の他方の側では、インク流路404は、噴射位置403ごとにまとまって単一流路412になり、中央タイル201の下面(図5に描かれている)上の噴射位置403から離れて、インク流路404が流出ブロック102内に形成された出口マニホルド209の前部409と流体流通することになるポイントにまで延びる。
インクは、プリントヘッド100内のインク供給管220によって噴射位置403に供給され、インク供給管220は、流入ブロック101内の入口マニホルド内にインクを供給する。インクは入口マニホルドを通り、そこからプリズム202の流路411を通って中央タイル201上の噴射位置403へ移動する。次いで、使用中に噴射位置403から噴射されない余剰インクは、中央タイル201のインク流路412に沿って流出ブロック102内の出口マニホルド209に流れ込む。インクは、インク戻り管221を通って出口マニホルド209から離れ、バルクインク供給部内に戻る。
個々の噴射位置403に接続されるプリズム202の流路411には、個々の噴射位置403での正確に制御された噴射特性を維持するために、インクが入口マニホルドから正確な圧力で供給される。プリズム202のそれぞれの個々の流路411に供給されるインクの圧力は、プリントヘッド100の噴射位置403のアレイの全幅にわたって同等である。同様に、中央タイル201のそれぞれの個々の流路412から出口マニホルド209に戻るインクの圧力は、噴射位置403のアレイの全幅にわたって同等であり、出口で正確に制御される。というのは、入口のインク圧力と出口のインク圧力が共に、各噴射位置403でのインクの静止圧を決定するからである。
プリントヘッド100には、上部洗浄液マニホルド204および下部洗浄液マニホルド205も設けられる。上部洗浄液マニホルドおよび下部洗浄液マニホルドはそれぞれ入口105aおよび105bを有し、入口105aおよび105bからリンス/洗浄液をプリントヘッド100に供給することができる。流入ブロック101および流出ブロック102には共に洗浄液通路401が設けられる。流入ブロック101内の通路は上部洗浄液マニホルド204と流体流通し、流出ブロック102内の通路は下部洗浄液マニホルド205と流体流通する。流体コネクタ206が、洗浄液マニホルドをそれぞれの洗浄液通路に連接する。
流入ブロックおよび流出ブロック内の洗浄液通路401は洗浄液出口207で終わる。噴射位置403までの経路は、基準面プレート104内のV字形空洞402と流入ブロック101および流出ブロック102の外表面とで画定された密閉空間405に沿って、噴射位置403自体が空洞402内に位置しているポイントまで続く。V字形空洞の両側は、この例では互いに90度をなす。
図7に見られるように、矢印Aは、プリントヘッドの洗浄中にリンス/洗浄液および/または空気がたどる流体経路を示す。領域Bは、インクが入口マニホルドおよび出口マニホルドを通りインク流路411および412に沿ってたどる経路を示す。通常運転中、インクの流れが、入口側(入口ブロック201)から出口側(流出ブロック202)まで先端部403の周りに存在する。通常の使用では、洗浄液の流れはない(実際、洗浄液はプリントヘッド内に存在しない)。しかし、洗浄運転中にはインクの流れが止められ、インクは、下記のように、先端部から上述の図7に示されている位置までわずかに吸引される。インクのこうした吸引は、洗浄液が通路401を通って空洞402内に供給されるときに洗浄液がプリントヘッド内のインクと実質的に混ざることはなく、先端部403を洗浄できることを意味する。洗浄が完了すると、プリントヘッドは、インクを噴射位置403に戻すことにより容易に充填することができ、したがって、プリントヘッドは、プリントヘッドの流入側から流出側までの噴射位置403の周りの絶え間ない流れを再開することができる。
噴射先端部の洗浄中に使用され得るメンテナンスキャップの一例が、図8〜図10に示されている。
メンテナンスキャップ800はプリントヘッド係合部分801および係合部分802を含み、係合部分802は、この例ではクランプ係合である。プリントヘッド係合部分801は、ベース部分803および直立側壁804を含む。側壁はリニアキー溝軸受805を含み、リニアキー溝軸受805は、プリントヘッドモジュール外部ケーシング901(図12)上の対応する輪郭部902と係合する。側壁は、プリントヘッド上にキャップ800を取り付ける他の手段に置き換えることができ、あるいはこの手段と共に使用することもできる。このことは、多数のプリントヘッドが設けられかつ同じキャップがプリントヘッドのうちの複数を同時に覆うために使用される場合、特に当てはまる。キャップには、プリンタ内のキャップの初期設置に役立つ取付けハンドル814がさらに設けられてもよい(その後、キャップは自動的に制御されるが)。
ベース部分803はタンク806を含み、タンク806上にプリントヘッドシール807が取り付けられる。タンク806は、使用中にリンス液がプリントヘッドからIE103のスロットを通って排出される開口部808を有し、開口部808はタンク806内に空洞を画定している。開口部808は、シール807によって取り囲まれる。これらの図では、洗浄されるべきプリントヘッドは、タンクの上にシール807と係合して配置される。シール807の下には、開口部808の反対側に、一対のスプレーヘッドガイド810(一方が図10に見える)上に取り付けられた可動スプレーヘッド809が設けられる。スプレーヘッド809の機能は、微細なリンス液噴流をIE103上に向けることによりIE103の外面を洗浄することである。
運転中、メンテナンスキャップはプリントヘッドの前面を横切って挿入され、中間電極の外面に対してクランプされるかまたはその他の方法で固締されて、液密シールを形成する。プリントヘッドのインク経路は、インクが先端部の圧力差により先端部から後退させられるので、最先端領域を除いて洗浄プロセス中にインクで満たされたままである。したがって、洗浄作用は、プリントヘッドの先端からIEまでの領域に限定される。キャップは、洗浄運転中にプリントヘッドからリンス液を集めて排出するので、リンス液は、プリントヘッドから離れたかつプリントヘッドより低い所にある流体管理システム内のタンクに排出されることが好ましい。シールがあるため、メンテナンスキャップからの排液作用は、メンテナンスキャップ内に、プリントヘッドからインクを吸い出すことになる部分真空を作る可能性がある。別の好ましい特徴が、これを防止することができるバッフル付き通気システムである(図11参照)。このシステムは、1つまたは複数、この場合は2つの空気抜き813を含み、これらの空気抜きは、メンテナンスキャップの内側と周囲雰囲気との間の空気圧の均等化を可能にするので、一連のバッフル843、844を組み込むことにより空気抜きを通るリンス液の漏れを防止する。
メンテナンスキャップは、好ましい一実施形態では、中間電極の表面にクランプするための空気圧作動クランプを有する。このことは、一対のカムストリップ812に直接作用する一対の双方向ピンシリンダアクチュエータ811を使用して実現されることが好ましく、一対のカムストリップ812は、メンテナンスキャップベース部分803のプリントヘッドへの上方クランプ動作を引き起こすために、この例では縦方向に動かされる。シリンダ811は、図9に示されているようにそれぞれ2つの空気圧コネクタ、すなわちシールアンクランプ空気圧コネクタ818およびシールクランプ空気圧コネクタ819に接続するスイッチト圧縮空気源から平行に空気圧で駆動される。
キャップがプリントヘッドに封着されたときにキャップを引き抜こうとしないことが重要であり、この引抜きにより、キャップがプリントヘッドを横切ってこすれ、シール、駆動部またはプリントヘッド自体を損傷させる可能性がある。同様に、キャップは、クランプ状態の間にプリントヘッドの表面を横切って挿入されてはならない。これらの不測の事態から防護するために、キャップを抜き差しするリニア駆動機構(図示せず)へのキャップの連結は、クランプ機構を作動させるシリンダ811と同じスイッチト圧縮空気源からフィードされ得る第3の空気圧ピンシリンダ815を使用することにより、キャップのクランプ状態に連動することが好ましい。シリンダ815は、キャップのクランプが外されると駆動部をキャップに係合させ、キャップがアンクランプされるとその係合を解除し、それによってキャップ駆動部を連動させてクランプ状態にする。図示の例では、リニア駆動機構は、リニア駆動機構の可動部内に位置する4つの駆動係合ピン817を介して駆動係合ブロック816に連続的に係合する。作動されると、シリンダ815のピンは、駆動係合ブロック816のソケット内に位置する。この状態では、メンテナンスキャップ全体が、プリントヘッドの下で抜き差しするためのリニア駆動部に連結される。シリンダ815を作動させるスイッチト圧縮空気源は、クランプシリンダ811のアンクランプ状態を作動させる同じ圧縮空気源であり、これらはすべて、気送管によってシールアンクランプ空気圧コネクタ818に連接される。したがって、アンクランプ状態が作動されると、リニア駆動機構はキャップアセンブリ全体と係合する。
クランプ状態のとき、リニア駆動機構は可動スプレーヘッド809のみと係合する。スプレーヘッド809は開口部808の長手方向に沿って移動できて、スプレーヘッド809の動きがガイド810によって中央に案内される。リンス液が、スプレーヘッドをスプレーヘッド接続部831に接続する剛体管830を経由してスプレーヘッドに供給される。管830はまたスプレーヘッド809を駆動係合ブロック816に機械的に連結していて、管830は、管830がタンク806から流体を喪失せずにシールを通って移動できるようにするタンク壁内のOリングシールを挿通する。クランプ状態のとき、スプレーヘッド809はそれによってプリントヘッドの長手方向に沿って動かされて、洗浄運転で必要なときに、リンス、空気、またはリンスと空気の混合物を噴霧してもよい。
真空ワイパ
好ましい一実施形態では、真空ワイパ820が、ベース部分803の一方の端部に配置される。真空ワイパ820はワイパ本体822の上面に狭いスロット821を備え、狭いスロット821は、一対の管810(この例では、スプレーヘッドガイドとしての役目も果たす剛体管)およびコネクタ823を介して短いフレキシブル管(図示せず)経由で一対の真空ワイパ接続部825に流体流通する。ワイパ本体は、ワイパ本体の付着点をベース部分803に枢着され、プリントヘッドに向かって上方に跳ね上げられる。ワイパ本体822に取り付けられた2つのローラ824が、メンテナンスキャップが挿入されるまたは引き抜かれるときに、プリントヘッドの表面に対して噴射領域の両側に数ミリメートル転がり、ローラは、ワイパスロットとIEの表面との間の間隔を約0.2mmに制御する働きをする。接続部825が真空源に接続されると、空気がスロット821に吸い込まれる。メンテナンスキャップが洗浄運転後にプリントヘッドから引き抜かれるときにこのように真空を利用することが、IEの表面からの滴りまたは残留リンス液があればこれをワイパに吸い込み、IEの外面を乾燥させるために使用されてもよい。真空はIEの2つのブレードの間のスロットから流体をより効果的に吸い出すので、IEを乾燥させるときに従来のワイパよりも効果的であることが分かっている。上述した真空ワイパはまた、IEと摩擦接触しないので、精密なIE構成要素を摩損するまたはその他の方法で損傷するリスク、あるいは異物をIEスロットに押し込むリスクを最小限に抑える。
バッフルシステム
タンク806に入る流体は、一方または両方のキャップドレンコネクタ832から排出される。2つのキャップドレンを設けることにより、2つのドレンの下方のドレンが使用され、上方のドレンが詰まるそれぞれの場合に、キャップを様々な方向に取り付けられたプリントヘッドに使用することが可能になる。キャップドレンコネクタ832はバッフル付き通気ブロック840内に取り付けられ、バッフル付き通気ブロック840は、メンテナンスキャップの内側と周囲雰囲気との間の空気圧の均等化を可能にするとともに、一連の内部バッフル843、844を組み込むことにより空気抜き813を通るリンス液の漏れを防止する。通気ブロックは、両側に1つずつある2つの下方突出部分を有する中空体842を備える。これらの突出部分はそれぞれ、突出部分のベースに、キャップから排出するリンス液を搬送して遠隔流体管理システム内のタンクに戻す流路845を有する。流路845は通気ブロックの中空内部に開放しており、中空内部の中では、一連の下り傾斜バッフル843、844が、リンスがはねかかりなどから中空体842を通って上方に通過するのを妨げるとともに、空気が空気抜き813と流路845との間を通過できるようにする。プリントヘッド洗浄プロセスに使用されるリンスと空気が混合するので、タンクドレン834を通気ブロック入口833に接続する短い管(図示せず)に沿ったタンク806から通気ブロック840への流れが不連続になり、通気ブロック840とタンク806との間の十分な空気の通過が可能になってタンク806内の圧力を周囲雰囲気の圧力付近に維持する。さらに、プリントヘッドおよびキャップが垂直方向以外の向きで運転されるとき、2つの流路845の高い方の流路は全体的にリンスがなくなり、タンク806との連続的な空気接続部として働いてタンク806内の大気圧を維持する。
上述したメンテナンスキャップは、図8〜図10に示されているように垂直方向に、または図9に示されているように垂直方向から最大で±75度までの任意の角度θで動作することができるので、プリントヘッドがこの方向の範囲内で取り付けられる印刷機での使用に適している。
洗浄プロセスの一例の説明が図13に示してあり、下記のとおりである。
1.開始:プリントヘッド洗浄運転が自動スケジューリングかオペレータ介入のどちらかにより求められると、印刷が停止され、プリントヘッドは基体から離され(または基体がプリンタのタイプに応じて動かされ)、図8〜図10に記載されているようなメンテナンスキャップがプリントヘッドの表面に配置される。
2.メンテナンスキャップはプリントヘッドの表面に封着される。
3.プリントヘッドの周りのインクの流れ(プリントヘッドの入口ポートと出口ポートとの間のインク圧力の差によって制御される、プリントヘッドの通常運転状態でのプリントヘッドの不変特徴)が、入口ポートおよび出口ポートでの等圧を通常運転圧力の中間点に設定することによって止められる。
4.軽い正圧のかかった空気が、外部制御弁によって洗浄液入口105a、105bに供給される。この空気は、上部洗浄液マニホルド204および下部洗浄液マニホルド205を通過し、そこで空気は、流体コネクタ206を通って、プリントヘッドの幅にわたって均等に離間された8つの通路401、すなわち上側の4つの通路および下側の4つの通路に分散される。空気は洗浄液出口207から出てきて、噴射先端部403にごく近接するプリントヘッドの前面付近の空洞402および中間電極103の内面に入る。先端部付近の空気圧は、プリントヘッドの外側の雰囲気またはメンテナンスキャップ内の雰囲気の空気圧よりわずかに高い。というのは、IEの狭いスロットがプリントヘッドから外への空気の流れに絞りを与えるからである。高い方の空気圧は、インクをプリントヘッドから後方へ押し出すのに十分ではなく、噴射先端部403を露出させるほどインクを先端領域から後退させる。
5.リンスと空気の混合物が、外部制御弁によって制御されて、洗浄液通路401を通って周期的に一気に方向付けられる。典型的なタイミングは、空気2秒、リンスおよび空気3秒、空気2秒、リンスおよび空気3秒、空気2秒、リンスおよび空気3秒、空気2秒である。このタイミングは、インク流路に入るリンスの量を最小限に抑えながら、効果的な洗浄を可能にすることが分かっている。リンス液は、空洞402から中間電極103の中央にある開放スロットを通ってメンテナンスキャップに流れ込み、メンテナンスキャップからリンス液は排出される。
6.空気が止められ、メンテナンスキャップが取り外されて、ワイパが中間電極103の外面を横切って引っ張られて滴りがあればこれを除去することが可能になる。キャップはプリントヘッドに再封着される。
7.空気が再び供給されて、プリントヘッドの内面の乾燥を開始する。空気は空間405および空洞402を通ってメンテナンスキャップに流れ込み、メンテナンスキャップから空気は抜かれる。
8.プリントヘッドの周りのインクの流れは、インク圧力を高めてインクを前方に先端部まで再び持って行き、プリントヘッドの入口ポートと出口ポートとの間の圧力差を設定することによって回復される。流れは、30秒間で順方向に(入口から出口に)確立され、次いで入口ポートでの圧力と出口ポートでの圧力とを交換することによって逆向きにされ、これは、洗浄プロセスからインク流路内にトラップされた空気を噴射する効果がある。
9.この状態で、メンテナンスキャップは再び取り外され、中間電極の外面は再びワイプ(拭取り処理)されて残留リンス滴を除去し、メンテナンスキャップはプリントヘッドから完全に引き抜かれる。
10.合計150秒の別の乾燥段階が続き、乾燥段階の120秒後にインクの流れは順方向に戻される。次いで、空気は止められる。
11.圧力は、先端部でのインク圧力が先端部を取り囲む雰囲気の圧力の直下になるように制御され、したがって、インクの流れは、噴射先端部およびインクメニスカスピンの両側から流路404の先端部および縁部まで流路404に閉じ込められる。
12.終了。
全シーケンスは5分以内に完了し、従来の方法のシーケンスの約4分の1である。
上述したステップの多くは本発明に必須ではなく、実際、本発明は本明細書と共に提出される特許請求の範囲によって極めて広く定義されることが理解されよう。

Claims (16)

  1. 使用中にインクが噴射される1つ以上の噴射先端部を有する静電プリントヘッドを洗浄する方法であって、
    使用中に印刷するための前記噴射先端部の周りの領域へのインクの事前の流れを止めるステップと、
    前記噴射先端部の周りの前記領域に圧力差を生じさせ、もってインクメニスカスを先端部から後退させるステップと、
    リンスを前記噴射先端部内に通して該噴射先端部を洗浄するステップと
    を含む方法。
  2. 前記噴射先端部の洗浄中に前記静電プリントヘッドの本体内にインクをとどめる、請求項1に記載の方法。
  3. リンスの流れを脈動させるステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記脈動が、リンスのパルスと空気のパルスを交互にすることを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記脈動が、混合された空気のパルスとリンスのパルスと含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記脈動が、空気パルスと、混合された空気のパルスおよびリンスのパルスとを含む、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記静電プリントヘッドが中間電極を備え、リンスが前記中間電極の内面で方向付けられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 圧力差が、前記静電プリントヘッドの本体内のインクと前記噴射先端部での雰囲気との間で生じる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 圧力差が、前記噴射先端部における大気圧の局所的な上昇を適用することによって引き起こされる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記噴射先端部における大気圧の局所的上昇が、空気および/またはリンスを前記噴射先端部の周りの前記領域に流し込むことによって引き起こされる、請求項9に記載の方法。
  11. 圧力差が、前記静電プリントヘッドの本体内のインク圧力を下げることによって引き起こされる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  12. インク用の入口を含む本体と、
    使用中に前記本体からインクを噴射することができる1つ以上の噴射先端部のアレイと、
    インクを前記噴射先端部に供給し、インクを前記噴射先端部から取り除くための、前記本体を通る流路と、
    前記噴射先端部を洗浄するリンス液を供給するための、前記本体を通して前記噴射先端部まで延びる少なくとも1つの専用通路と
    を備える静電プリントヘッド。
  13. 前記噴射先端部を取り囲みV字形である空洞を有する基準面プレートを含む、請求項12に記載の静電プリントヘッド。
  14. 前記本体が、インクが通過する流入ブロックおよび流出ブロックを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記Vの角度が、前記流入ブロックおよび前記流出ブロック上の対応する外形に合致し、もって1つ以上の平行な辺の流体経路を画定する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記基準面プレートと前記流入ブロックおよび前記流出ブロックとの間にシールを備える、請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
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