JP2001129414A - 安全キャビネット - Google Patents

安全キャビネット

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JP2001129414A
JP2001129414A JP31739899A JP31739899A JP2001129414A JP 2001129414 A JP2001129414 A JP 2001129414A JP 31739899 A JP31739899 A JP 31739899A JP 31739899 A JP31739899 A JP 31739899A JP 2001129414 A JP2001129414 A JP 2001129414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work space
air
wind speed
suction port
safety cabinet
Prior art date
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Pending
Application number
JP31739899A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sugimoto
真司 杉本
Kuniyoshi Kobayashi
邦義 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全キャビネットの作業空間内の風速分布
は、所定の値に設定されているが、フィルタの性能劣化
等により、この風速分布が変動してしまう。 【解決手段】 本発明は、安全キャビネットにおいて、
作業空間内の風速分布を調整する調整手段を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物実験時又は
不揮発性有害物質取り扱い時等に作業者の安全を確保す
るバイオハザード対策用安全キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】安全キャビネットは、バイオハザード対
策商品であり、危険な病原体や遺伝子組換え実験による
未知の微生物を取り扱うために高性能フィルタを内蔵
し、作業空間内に清浄な空気を常に供給するとともに、
前記作業空間内を常に負圧にして開閉扉の開口部から外
気を流入させいる。これにより、病原体等がキャビネッ
ト外に漏れることによる実験者への感染を防止している
(例えば、実公昭54−16395号公報参照)。
【0003】このため、作業空間内には、一様に清浄な
空気が供給されなければならない。
【0004】つまり、安全キャビネットは、作業空間内
の風速分布が、所定値になるように設計製造している、
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風速分
布は、高性能フィルタに粉塵が堆積することにより、変
化してしまう。
【0006】この発明は、上記の問題を解決するもので
る。また、本発明は、簡単な構成で作業空間内の風速分
布の調整が行える安全キャビネットを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、安全キャビ
ネットにおいて、作業空間内の風速分布を調整する調整
手段を設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前面に開閉扉を有し内部
に作業空間を形成するキャビネット本体と、このキャビ
ネット本体の作業空間の上側に設けた高性能フィルタ
と、この高性能フィルタに空気を圧送する循環ファン
(送風機)と、前記高性能フィルタからの空気を整流す
るために複数の透孔が設けられた吹き出し口カバーと、
前記作業空間の下側の前方に配置されこの作業空間内の
空気を吸込むための手前側吸込み口と、前記作業空間の
奥面の下方に配置されこの作業空間内の空気を吸込むた
めの奥側吸込み口と、この吸込み口から流出した空気を
前記送風機に送るための連通路と、前記吹出し口カバー
に取り付けられ、この吹出し口カバーの透孔を調整自在
に塞ぐ風速調整板とを備えることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前面に開閉扉を有し内部
に作業空間を形成するキャビネット本体と、このキャビ
ネット本体の作業空間の上側に設けた高性能フィルタ
と、この高性能フィルタに空気を圧送する送風機と、前
記高性能フィルタからの空気を整流するために複数の透
孔が設けられた吹き出し口カバーと、前記作業空間の下
側の前方に配置されこの作業空間内の空気を吸込むため
の手前側吸込み口と、前記作業空間の奥面の下方に配置
されこの作業空間内の空気を吸込むための奥側吸込み口
と、この吸込む口から流出した空気を前記送風機に送る
ための連通路と、前記奥側吸込み口に設けられ、この吸
込み口の透孔を調整自在に塞ぐ風速調整板とを備えるこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の第1実施例を図1〜図
7を参照しつつ説明する。
【0011】図1は、安全キャビネットの全体図であ
る。図2は、安全キャビネットの空気の流れを説明する
ために主要部分を透視して描いた図である。図3は、こ
の安全キャビネットの断面図である。
【0012】図4は、吹出し側の風速調整手段を説明す
るための図である。図5〜図7は、吸込み側の風速調整
手段を説明するための図である。
【0013】図1は、屋内排気型の安全キャビネットで
あり、1はキャビネット本体、2は台脚部である。3は
作業空間である。4はガラスの前面扉である。5は作業
空間の奥面壁に設けられた奥側吸込み部である。この奥
側吸込み部5には、風速調整手段が設けれている(後述
する)。6は作業空間の底面前方に設けられた手前側吸
込み部である。なお、前面扉4は上下方向に開閉可能で
ある。
【0014】図2は空気の流れを説明するために主要部
分を透視して描いた図である。図1と同じ符号部分は、
説明を省略する。
【0015】7は、循環ファンである。この循環ファン
7の回転数はインバータ制御されキャビネット全体の風
量をコントロールしている。8は給気用HEPAフィル
タである。9は排気用HEPAフィルタである。10
は、作業空間3の仕切りとキャビネット外装板との間に
形成された連通路である。
【0016】空気の流れを簡単に説明する。この循環フ
ァン7からの空気は、排気用HEPAフィルタ9と給気
用HEPAフィルタ8に吹出される。排気用HEPAフ
ィルタ9の空気は排気され、給気用HEPAフィルタ8
の空気は、作業空間3に一様に吹出される。この吹出さ
れた空気は、下降し、奥側吸込み部5及び手前側吸込み
部6より、吸込まれる。また、手前側吸込み部6は、前
面扉4の下方の外部空気も吸い込む。この吸込まれた空
気は、連通路10を介して循環ファン7に戻る。
【0017】図3はキャビネット本体1の断面図であ
る。11は、吹出し口カバーであり、金属板に無数の透
孔を設けている。給気用HEPAフィルタ8を通過した
空気は、ここで整流されて、微風速で一様に作業空間3
内を下降する。
【0018】12,13は、風速調整用の風速調整板で
ある。この風速調整板12は、吹出し口カバー11の上
に移動調整可能に配置され、ネジ(図示省略)止めされ
ている。この風速調整板12は、吹出し口カバー11の
中央部に取り付けられている。風速調整板13は、吹出
し口カバー11の左右中央で且つ前後は奥方にずらして
取り付けられている。
【0019】この風速調整板12は、図4に示すよう
に、透孔12aが設けられているので、吹出しカバー1
1の透孔11aとの位置を調整することにより、吹出し
カバー11の中央部の風速を調整することができる。
【0020】つまり、ネジを緩めてこの風速調整板12
の位置をずらして、透孔12aと透孔11aとの位置関
係を調整し、風速調整を行い、調整後にネジを締める。
風速調整板13も同様である。
【0021】図3に戻って説明する。14,15は、風
速調整用の風速調整板である。この風速調整板14,1
5は、奥側吸込み部5の背面にスライド移動調整に配置
され、ネジ止めされている。この風速調整板14、15
は、図5に示すように、奥側吸込み部5の左右にネジ止
めされてる。図6に示すように、風速調整板15を上方
にネジ15a,15a止めすれば、奥側吸込み部5の透孔が塞
がれることはない。
【0022】また、図7に示すように、風速調整板14
を下方に移動してネジ14a,14a止めすれば、奥側吸込み
部5の透孔が一部が塞がれる。この風速調整板14,1
5の取り付け位置を調整することにより、上方から下降
し、奥側吸込み部5と手前側吸込み部6に振り分けられ
て吸込まれる清浄空気の振り分け位置を調整することが
できる。
【0023】このように構成された安全キャビネット
は、循環ファン7を駆動させることにより、空気が吸引
され圧送される。この圧送された空気は給気用HEPA
フィルタ8と排気用HEPAフィルタ9とに分かれて流
れる。
【0024】そして、給気用HEPAフィルタ8を通過
する空気は清浄にされ、吹出し口カバー11で整流され
下方に吹出される。空気は、作業空間3内を上方から下
方に向かって流れ、雰囲気をクリーンにする。また、排
気用HEPAフィルタ9を通過する空気は汚染物を取り
除きクリーンになった空気を外に排出するようにしてい
る。
【0025】作業空間3内の空気は循環ファン7の吸引
によって、奥側吸込み部5の透孔及び手前側吸込み部の
透孔から連通路10に流出し、循環ファン17の空間1
2に到達する。作業空間3は、前面扉4の下方の開口部
から外気を導入することにより、作業空間内の空気が前
面扉4の下方の開口部から外部に排出されないようにし
ている。
【0026】そして、風速分布の調整時には、風速調整
板12、13、14,15のネジを緩めてこのスライド
させて位置を調整し、調整後にネジを締めればよいだけ
である。この風速調整板は、この調整板近辺の風速を調
整する。これにより、本願では、全体的な風速分布を所
望のものとする。
【0027】なお、本実施例では、屋内排気型の安全キ
ャビネットを示したが、本願はこれに限定されるわけで
はなく、他の型でももちろん適応可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、安全キャビネットの作
業空間内の風速分布の調整が行える。また、この風速分
布の調整を簡単な構成で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す安全キャビネットの
の全体図である。
【図2】この実施例の安全キャビネットの空気の流れを
説明するために主要部分を透視して描いた図である。
【図3】この実施例の断面図である。
【図4】この実施例を風速調整手段を説明するための図
である。
【図5】この実施例を風速調整手段を説明するための図
である。
【図6】この実施例を風速調整手段を説明するための図
である。
【図7】この実施例を風速調整手段を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 キャビネット本体 3 作業空間 4 前面扉 5 奥側吸込み口 6 手前側吸込み口 8 HEPAフィルタ(高性能フィルタ) 7 循環ファン(送風機) 10 連通路 11 吹出し口カバー 12,13,14,15 風速調整板(風速調整手
段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安全キャビネットにおいて、作業空間内
    の風速分布を調整する調整手段を設けたことを特徴とす
    る安全キャビネット。
  2. 【請求項2】 前面に開閉扉を有し内部に作業空間を形
    成するキャビネット本体と、 このキャビネット本体の作業空間の上側に設けた高性能
    フィルタと、 この高性能フィルタに空気を圧送する送風機と、 前記高性能フィルタからの空気を整流するために複数の
    透孔が設けられた吹き出し口カバーと、 前記作業空間の下側の前方に配置されこの作業空間内の
    空気を吸込むための手前側吸込み口と、 前記作業空間の奥面の下方に配置されこの作業空間内の
    空気を吸込むための奥側吸込み口と、 この吸込み口から流出した空気を前記送風機に送るため
    の連通路と、 前記吹出し口カバーに取り付けられ、この吹出し口カバ
    ーの透孔を調整自在に塞ぐ風速調整板とを備えることを
    特徴とする安全キャビネット。
  3. 【請求項3】 前面に開閉扉を有し内部に作業空間を形
    成するキャビネット本体と、 このキャビネット本体の作業空間の上側に設けた高性能
    フィルタと、 この高性能フィルタに空気を圧送する送風機と、 前記高性能フィルタからの空気を整流するために複数の
    透孔が設けられた吹き出し口カバーと、 前記作業空間の下側の前方に配置されこの作業空間内の
    空気を吸込むための手前側吸込み口と、 前記作業空間の奥面の下方に配置されこの作業空間内の
    空気を吸込むための奥側吸込み口と、 この吸込む口から流出した空気を前記送風機に送るため
    の連通路と、 前記奥側吸込み口に設けられ、この吸込み口の透孔を調
    整自在に塞ぐ風速調整板とを備えることを特徴とする安
    全キャビネット。
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