JP2001129101A - 磁気治療器 - Google Patents

磁気治療器

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JP2001129101A
JP2001129101A JP31888599A JP31888599A JP2001129101A JP 2001129101 A JP2001129101 A JP 2001129101A JP 31888599 A JP31888599 A JP 31888599A JP 31888599 A JP31888599 A JP 31888599A JP 2001129101 A JP2001129101 A JP 2001129101A
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Japan
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point pressure
magnetic
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probe
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JP31888599A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kato
徹也 加藤
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Marutaka Co Ltd
Original Assignee
Marutaka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく高い磁力を発生させても、点圧部の
発熱を抑えることができ、同一磁力でも低い電圧を可能
とした磁気治療器を提供する。 【解決手段】 棒状の透磁性を有する芯材10の一部に
導線11が巻装されてなる磁気発生手段12を内蔵する
と共に前記磁気発生手段12を合成樹脂製のケース1
3,14で覆い且つ該ケース13,14から芯材10の
一部を点圧部15,16として露出させてなるプローブ
2,3と、該プローブ2,3の発生磁気を制御可能なる
制御機器とより構成されてなり、前記プローブ2,3
は、前記磁気発生手段12の前記点圧部15,16側の
端部21から前記点圧部15,16の先端部までの長さ
が、前記磁気発生手段12の反点圧部側の端部から芯材
10の反点圧部側の端部までの長さよりも短く構成され
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、身体に磁気を当
てることにより疾患部の治療を行ったり、健康を増進す
る磁気治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気治療器としては、例えば、特
許番号第2742517号の掲載公報に示すように、棒
状の透磁性を有する芯材の一部に導線が巻装されてなる
磁気発生手段を内蔵すると共に前記磁気発生手段を合成
樹脂製のケースで覆い且つ該ケースから芯材の一部をN
極点圧部として露出させてなるエヌプローブと、棒状の
透磁性を有する芯材の一部に導線が巻装されてなる磁気
発生手段を内蔵すると共に前記磁気発生手段を合成樹脂
製のケースで覆い且つ該ケースから芯材の一部をS極点
圧部として露出させてなるエスプローブと、前記エヌプ
ローブ及びエスプローブの発生磁気を制御可能なる制御
機器とより構成されてなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の磁気治療器にあっては、磁力に対して巻装さ
れてなる導線からの発熱が点圧部に伝達され易い。する
と、該点圧部がすぐに熱くなってしまい、人間の肌に接
する点圧部が熱くなりすぎないように、施療を中断し
て、点圧部が冷却されるのを待つなど、施療に時間がか
かるという課題がある。また、点圧部の発熱を抑えるた
めに、低い磁力で施療することは、磁気治療の効果が出
にくくなるという課題がある。つまり、効率よく、しか
も高い磁力を発生させるようにする改善が望まれてい
る。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、効率よく高い磁力を発生させ
ても、点圧部の発熱を抑えることができ、同一磁力でも
低い電圧を可能とした磁気治療器を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、棒状の透磁性を有する
芯材の一部に導線が巻装されてなる磁気発生手段を内蔵
すると共に前記磁気発生手段を合成樹脂製のケースで覆
い且つ該ケースから芯材の一部を点圧部として露出させ
てなるプローブと、該プローブの発生磁気を制御可能な
る制御機器とより構成されてなる磁気治療器において、
前記プローブは、前記磁気発生手段の前記点圧部側の端
部から前記点圧部の先端部までの長さが、前記磁気発生
手段の反点圧部側の端部から芯材の反点圧部側の端部ま
での長さよりも短く構成されてなることを特徴とする。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、前記磁気
発生手段の前記点圧部側の端部から前記点圧部の先端部
までの長さが、前記磁気発生手段の反点圧部側の端部か
ら芯材の反点圧部側の端部までの長さよりも短いプロー
ブよりなるので、点圧部に効率よく高い磁力を発生させ
ても、点圧部が徐々に加熱されるだけなので、点圧部の
発熱を抑えることができる。また、同一磁力でも低い電
圧を可能とできる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の磁気治療器であって、前記点圧部の直径は、前記芯材
の直径よりも細く形成されてなることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、前記点圧
部の直径は、前記芯材の直径よりも細く形成されてなる
ことにより、高い磁力を該点圧部に集中して発生するこ
とができる。また、細いことによって軽量となり、コン
パクトな操作しやすい導子構造とすることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の磁気治療器であって、前記ケースの内径
は、前記導線が巻装されることで形成されてなるコイル
部の外径とほぼ同じであることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、ケースの
内径がコイル部の外径とほぼ同じであるので、コイル部
が形成されていない部位、つまり、芯材が露出している
部位では、ケースの内壁との間に空間が形成されてい
て、芯材の発熱を冷却させる作用をなすことになり、点
圧部への熱の伝達を減少させることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3何れかに記載の磁気治療器であって、前記ケース
には、冷却手段を配設したことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、冷却手段
によって、強制的にケース内に発生した芯材による熱を
ケース外に排出することができるので、点圧部の温度が
上昇しにくくなり、高出力でも長時間に亘って使用する
ことができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の磁気治療器であって、前記冷却手段は、前記ケースの
一方側に形成してなる空気導入手段と、前記ケースの他
方側に形成してなる排気手段と、前記芯材及び前記導線
が巻装されることで形成されてなるコイル部との間に形
成してなると共に前記空気導入手段及び排気手段とに連
通されてなる空気通路とより構成されてなることを特徴
とする。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、前記芯材
が熱せられると、対流現象により、空気導入手段よりケ
ース内の空気通路内に空気が吸入されて、該空気通路を
介して排出手段よりケース外に排気されることになり、
空気通路内に空気が滞留されることがないことになる。
つまり、ケースの空気通路内に発生した芯材による熱
を、ケース外に強制的に排気することができる。こうし
て空気通路が冷却されることによって、芯材が冷やされ
ることになり、点圧部の温度も冷やされ、高出力でも点
圧部の温度が高まらず、長時間に亘っての使用が可能と
なる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の磁気治療器であって、前記冷却手段は、前記ケースの
一方側に形成してなる空気導入手段と、前記ケースの他
方側に形成してなる排気手段と、前記芯材及び前記導線
が巻装されることで形成されてなるコイル部との間に配
されてなる合成樹脂製のボビンに形成してなる空気通路
とにより構成され、該空気通路により前記空気導入手段
及び排気手段とが連通されてなることを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、前記芯材
が熱せられると、対流現象により、空気導入手段よりケ
ース内のボビンに形成してなる空気通路内に空気が吸入
されて、該空気通路を介して排出手段よりケース外に排
気されることになり、空気通路内に空気が滞留されるこ
とがないことになる。つまり、ケースの空気通路内に発
生した芯材による熱を、ケース外に強制的に排気するこ
とができる。こうして空気通路が冷却されることによっ
て、芯材が冷やされることになり、点圧部の温度も冷や
され、高出力でも点圧部の温度が高まらず、長時間に亘
っての使用が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態
を、図1〜図7に基づいて説明する。図1は、第1実施
形態に係る磁気治療器の上面図、図2は図1の矢印Aに
かかる磁気治療器の前面図、図3は図1の側面図、図4
は図1の第1プローブ及び第2プローブのケースのみを
分割した断面図、図5は図4のSB−SB線に沿った断
面図、図6は図5の点圧部及び芯材周りの断面図、図7
は図5のSC−SC線に沿った断面図である。
【0018】符号1は、磁気治療器であり、先端が露出
された点圧部15を有する第1プローブ2と、先端が露
出された点圧部16を有する第2プローブ3と、前記第
1プローブ2及び第2プローブ3の発生磁気を制御可能
なる制御機器4と、前記第1プローブ2及び第2プロー
ブ3を制御機器4の前面に接続するコード5と、図示し
ない電源と制御機器4の背面とを接続可能なる接続用コ
ード6とよりなる。前記第1プローブ2と第2プローブ
3は、どちらも交流出力であるため、常に磁性が反対に
なることで引き合う関係にある。
【0019】前記第1プローブ2は、棒状の透磁性を有
する芯材10の一部に導線11が巻装されてなる磁気発
生手段12を内蔵すると共に前記磁気発生手段12を合
成樹脂(ABS樹脂など)製の二分割のケース13,1
4で覆い且つ該ケース13,14から芯材10の一部を
点圧部15として露出させてなる。前記第2プローブ3
は、棒状の透磁性を有する芯材10の一部に導線11が
巻装されてなる磁気発生手段12を内蔵すると共に前記
磁気発生手段12を合成樹脂製の二分割のケース13,
14で覆い且つ該ケース13,14から芯材10の一部
を点圧部16として露出させてなる。前記導線11は、
第1プローブ2も第2プローブ3も巻き方を等しくし
て、制御機器4において、導線11に流入する電流の向
きを逆にしているが、第1プローブ2と第2プローブ3
とで磁気発生手段12に導線11の巻き方向を逆にして
も良い。
【0020】符号17は、前記芯材10の外周と導線1
1によるコイル部18の内部との間に配され且つ前記芯
材10にピン17aによって支持されている合成樹脂製
のボビンである。符号19は、ケース13,14同士を
仮止めするように該ケース13,14の端部に形成され
た係合部である。符号20は、前記ケース13,14に
形成された二カ所の溝部13a,14aにそれぞれ支持
されてなる閉ループ状のバンドである。符号21,22
は、前記コイル部18の両端部に支持されてなる耐熱性
を有する合成樹脂(ポリブチレンテレフタレートなど)
製のプレートである。
【0021】前記点圧部15、16の、前記磁気発生手
段12の前記点圧部15,16側の端部、即ち前記プレ
ート21の前記点圧部15,16側の面から前記点圧部
15,16の先端部までの長さが11ミリで、前記磁気
発生手段12の反点圧部15,16側の端部から芯材1
0の反点圧部側の端部までの長さが72ミリである。つ
まり、前記磁気発生手段12の前記点圧部15,16側
の端部から前記点圧部15,16の先端部までの長さ
が、前記磁気発生手段12の反点圧部15,16側の端
部から芯材10の反点圧部側の端部までの長さよりも約
六分の一程短く構成されてなる。
【0022】また、前記点圧部15、16それぞれの直
径は、3ミリであり、前記芯材10の直径は6ミリであ
り、前記点圧部15、16それぞれの直径が、前記芯材
10の直径よりも細く形成されてなる。
【0023】前記ケース13,14の内径は、前記導線
11が巻装されることで形成されてなるコイル部18の
外径とほぼ同じであり、該コイル部18が形成されてい
ない部位にあっては、芯材10との間に大きな空間23
が形成されることになる。
【0024】前記制御機器4の前面には、図2に示すよ
うに、オンオフスイッチ24と、コントロールスイッチ
25とよりなる。符号26は、前記第1プローブ2及び
第2プローブ3用のコード5が接続されるコンセントで
ある。
【0025】前記上側のケース13と下側のケース14
とは、図5に示すように、芯材10の点圧部15,16
と反対側の端部10aをリブ13a,14aで挟持する
と共に、ビス27を螺結させることで、固持してなる。
ケース13,14の合わせ部で前記点圧部15,16と
反対側の端部には、コード5のグロメット28が係止さ
れている。
【0026】符号30は、温度検知手段で、図6に示す
ように、前記芯材10の点圧部15,16近傍、即ち、
点圧部15,16側の端部から2ミリの位置を中心に直
径2ミリの溝31が形成されていて、該溝31内に固化
された接着剤32が配設され、固化状態の接着剤32に
よって検知素子33(サーミスタ)が支持されている。
該温度検知手段30は、両点圧部15,16が所定温度
(41.5度)に達すると、検知素子33の抵抗値が変
化することによって、該温度に達したことを検知して、
導線11への電流をストップする。
【0027】また、該温度検知手段30の検知素子33
は、ハーネス34によって接続されているが、該ハーネ
ス34は、図7に示すように、プレート21に形成され
てなる切り欠き21a内にあって、ケース13,14と
プレート21との間による挟み込みが防止されている。
【0028】かかる構成よりなる磁気治療器1の作用効
果について次に説明する。
【0029】前記磁気発生手段12の前記点圧部15,
16側の端部から前記点圧部15,16の先端部までの
長さが、前記磁気発生手段12の反点圧部15,16側
の端部から芯材10の反点圧部側の端部までの長さより
も約六分の一程短く構成されてなるので、点圧部15,
16に効率よく高い磁力を発生させても、点圧部15,
16が徐々に加熱されるだけなので、該点圧部15,1
6の発熱を抑えることができる。また、同一磁力でも低
い電圧を可能とできる。
【0030】また、前記点圧部15,16の直径は3ミ
リと、前記芯材10の直径の6ミリの半分と細く形成さ
れてなることにより、高い磁力を該点圧部15,16に
集中して発生することができる。また、点圧部15,1
6が芯材10よりも細いことによって軽量となり、コン
パクトな操作しやすい導子構造とすることができる。
【0031】前記ケース13,14の内径は、前記導線
11が巻装されることで形成されてなるコイル部18の
外径とほぼ同じであるので、コイル部18が形成されて
いない部位、つまり、芯材10が露出している部位で
は、ケース13,14の内壁との間に空間23が形成さ
れていて、芯材10の発熱を冷却させる作用をなすこと
になり、点圧部15,16への熱の伝達を減少させるこ
とができる。
【0032】前記温度検知手段30が、図6に示すよう
に、前記芯材10の点圧部15,16近傍、即ち、点圧
部15,16側の端部から2ミリの位置に配されている
ので、施療中に、該点圧部15,16が所定温度(4
1.5度)に達すると、検知素子33の抵抗値が変改す
ることによって、該温度に達したことを検知して導線1
1への電流をカットすることになり、施療部が火傷する
ようなおそれがない。
【0033】また、該温度検知手段30の検知素子33
と制御機器4とを接続しているハーネス34は、図7に
示すように、プレート21に形成されてなる切り欠き2
1a内にあることにより、ケース13,14とプレート
21との間による挟み込みが防止されることになる。
【0034】図8は、本発明の第2実施形態を示す図で
あって、第1実施形態と主に異なる点は、先端が露出さ
れた点圧部を有する第1プローブと、同じく先端が露出
された点圧部を有する第2プローブとの、双方に用いら
れるケースに、冷却手段を配設したことである。
【0035】即ち、符号40,41は、上側のケース、
下側のケースである。該ケース40,41には、冷却手
段42が配されている。該冷却手段42は、前記ケース
40,41の一方側である前記点圧部15,16側に形
成してなる空気導入手段43と、前記ケース40,41
の他方側である反点圧部15,16側に形成してなる排
気手段である排気路46と、前記芯材10及び前記導線
11が巻装されることで形成されてなるコイル部18と
の間に形成してなると共に前記空気導入手段43及び排
気路46とに連通されてなる空気通路45とより構成さ
れてなる。前記排気路46から強制的に空気47が排気
されるように、ケース40,41の反点圧部15,16
側に、排気ファン44が配設されている。
【0036】前記空気通路45は、前記芯材10及び前
記導線11が巻装されることで形成されてなるコイル部
18との間に配されてなる合成樹脂製のボビン17と前
記芯材10の外周面との間にも形成してなる。
【0037】前記排気ファン44は、点圧部15,16
の温度を検知する温度検知手段30による温度信号或い
は図示しない可動スイッチをオンにすることによって駆
動させるモータ44aと、該モータ44aによって回転
されてケース40,41内に滞留されてなる空気47を
排気路46から排出することが可能なファン44bとよ
りなる。
【0038】以上により、本発明の第2実施形態によれ
ば、コイル部18の磁力によって芯材10が発熱して、
ケース40,41内に発生した芯材10による熱を、ケ
ース40,41外に排気することができるので、点圧部
15,16の温度の上昇が少なくなる。このため、高出
力でも長時間に亘って施療に使用することができる。ま
た、排気ファン44を回転させると、空気導入手段43
より空気通路45内に吸入された空気47が、該空気通
路45を介して排気路46より排気されるので、空気通
路45内に空気47が滞留されることがないことにな
る。つまり、ケース40,41の空気通路45内に発生
した芯材10による熱を、ケース40,41の外に強制
的に排気することができる。こうして空気通路45が冷
却されることによって、芯材10が冷やされることにな
り、該芯材10と一体に形成されている点圧部15,1
6の温度をも冷やされ、高出力でも点圧部15,16の
温度が高まらず、長時間に亘っての使用が可能となる。
【0039】また、空気通路45が、芯材10とコイル
部18との間に介在されるボビン17と芯材10との間
にも形成されてなるので、コイル部18などの間を通過
するだけでなく、芯材10によって発生した熱による対
流が空気通路45内で生じて、よりケース40,41内
の冷却ができることになる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記磁
気発生手段の前記点圧部側の端部から前記点圧部の先端
部までの長さが、前記磁気発生手段の反点圧部側の端部
から芯材の反点圧部側の端部までの長さよりも短いプロ
ーブよりなるので、点圧部に効率よく高い磁力を発生さ
せても、点圧部が徐々に加熱されるだけなので、点圧部
の発熱を抑えることができる。また、同一磁力でも低い
電圧を可能とできる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、前記点圧
部の直径は、前記芯材の直径よりも細く形成されてなる
ことにより、高い磁力を該点圧部に集中して発生するこ
とができる。また、細いことによって軽量となり、コン
パクトな操作しやすい導子構造とすることができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、ケースの
内径がコイル部の外径とほぼ同じであるので、コイル部
が形成されていない部位、つまり、芯材が露出している
部位では、ケースの内壁との間に空間が形成されてい
て、芯材の発熱を冷却させる作用をなすことになり、点
圧部への熱の伝達を減少させることができる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、冷却手段
によって、強制的にケース内に発生した芯材による熱を
ケース外に排出することができるので、点圧部の温度が
上昇しにくくなり、高出力でも長時間に亘って使用する
ことができる。
【0044】請求項5に記載の発明によれば、前記芯材
が熱せられると、対流現象により、空気導入手段よりケ
ース内の空気通路内に空気が吸入されて、該空気通路を
介して排出手段よりケース外に排気されることになり、
空気通路内に空気が滞留されることがないことになる。
つまり、ケースの空気通路内に発生した芯材による熱
を、ケース外に強制的に排気することができる。こうし
て空気通路が冷却されることによって、芯材が冷やされ
ることになり、点圧部の温度も冷やされ、高出力でも点
圧部の温度が高まらず、長時間に亘っての使用が可能と
なる。
【0045】請求項6に記載の発明によれば、前記芯材
が熱せられると、対流現象により、空気導入手段よりケ
ース内のボビンに形成してなる空気通路内に空気が吸入
されて、該空気通路を介して排出手段よりケース外に排
気されることになり、空気通路内に空気が滞留されるこ
とがないことになる。つまり、ケースの空気通路内に発
生した芯材による熱を、ケース外に強制的に排気するこ
とができる。こうして空気通路が冷却されることによっ
て、芯材が冷やされることになり、点圧部の温度も冷や
され、高出力でも点圧部の温度が高まらず、長時間に亘
っての使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る磁気治療器の上
面図。
【図2】図1の矢印Aにかかる磁気治療器の前面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1の第1プローブ及び第2プローブのケース
のみを分割した断面図。
【図5】図4のSB−SB線に沿った断面図。
【図6】図5の点圧部及び芯材周りの断面図。
【図7】図5のSC−SC線に沿った断面図。
【図8】この発明の第2実施形態に係る磁気治療器のプ
ローブの断面図。
【符号の説明】
1 磁気治療器 2 第1プローブ 3 第2プローブ 4 制御機器 10 芯材 11 導線 12 磁気発生手段 13,14、40,41 ケース 15 点圧部 16 点圧部 17 ボビン 18 コイル部 23 空間 30 温度検知手段 42 冷却手段 43 空気導入手段 44 排気ファン 45 空気通路 46 排気路(排気手段) 47 空気

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の透磁性を有する芯材の一部に導線
    が巻装されてなる磁気発生手段を内蔵すると共に前記磁
    気発生手段を合成樹脂製のケースで覆い且つ該ケースか
    ら芯材の一部を点圧部として露出させてなるプローブ
    と、該プローブの発生磁気を制御可能なる制御機器とよ
    り構成されてなる磁気治療器において、 前記プローブは、前記磁気発生手段の前記点圧部側の端
    部から前記点圧部の先端部までの長さが、前記磁気発生
    手段の反点圧部側の端部から芯材の反点圧部側の端部ま
    での長さよりも短く構成されてなることを特徴とする磁
    気治療器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気治療器であって、 前記点圧部の直径は、前記芯材の直径よりも細く形成さ
    れてなることを特徴とする磁気治療器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の磁気治療
    器であって、 前記ケースの内径は、前記導線が巻装されることで形成
    されてなるコイル部の外径とほぼ同じであることを特徴
    とする磁気治療器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3何れかに記載の磁
    気治療器であって、 前記ケースには、冷却手段を配設したことを特徴とする
    磁気治療器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の磁気治療器であって、 前記冷却手段は、前記ケースの一方側に形成してなる空
    気導入手段と、前記ケースの他方側に形成してなる排気
    手段と、前記芯材及び前記導線が巻装されることで形成
    されてなるコイル部との間に形成してなると共に前記空
    気導入手段及び排気手段とに連通されてなる空気通路と
    より構成されてなることを特徴とする磁気治療器。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の磁気治療器であって、 前記冷却手段は、前記ケースの一方側に形成してなる空
    気導入手段と、前記ケースの他方側に形成してなる排気
    手段と、前記芯材及び前記導線が巻装されることで形成
    されてなるコイル部との間に配されてなる合成樹脂製の
    ボビンに形成してなる空気通路とにより構成され、該空
    気通路により前記空気導入手段及び排気手段とが連通さ
    れてなることを特徴とする磁気治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005323943A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Kiyoshi Konno 目の治療器
JP4618535B2 (ja) * 2004-05-17 2011-01-26 清志 今野 目の治療器

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