JP2001128909A - 電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機

Info

Publication number
JP2001128909A
JP2001128909A JP31649799A JP31649799A JP2001128909A JP 2001128909 A JP2001128909 A JP 2001128909A JP 31649799 A JP31649799 A JP 31649799A JP 31649799 A JP31649799 A JP 31649799A JP 2001128909 A JP2001128909 A JP 2001128909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
vacuum cleaner
suction port
suction
connection pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31649799A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Torisawa
陽 鳥澤
Junji Naito
順司 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP31649799A priority Critical patent/JP2001128909A/ja
Publication of JP2001128909A publication Critical patent/JP2001128909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】接続パイプを単に倒すのみで、接続パイプを簡
易且つ迅速に違和感なく清掃面と略平行にでき、この際
も接続パイプに対して吸込口体が傾斜することのない電
気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機を提供
すること。 【解決手段】底面に開口する吸込室40が設けられた吸
込口本体31と、吸込口本体31に前後方向に延びる軸
線を中心に回動自在に取り付けられ且つ吸込室40に連
通させられたパイプ取付部材33と、一端部が横方向に
延びる上下回転軸によりパイプ取付部材33に上下回動
自在に取り付けられ且つパイプ取付部材33に連通する
接続パイプ32を備える電気掃除機用吸込口体であっ
て、接続パイプ32はストレート形状に形成されている
電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接続パイプが前
後に延びる軸線周り及び上下に回動可能に設けられた電
気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気掃除機用吸込口体を有する
電気掃除機としては例えば図16〜図20に示したよう
なものが考えられている。この図16において電気掃除
機は、掃除機本体1,2は掃除機本体1内の集塵室、3
は集塵室2内に配設された紙パックフィルタ等の集塵
袋、4は集塵室2に吸込負圧(吸引負圧)を作用させる
電動送風機を有する。
【0003】また、電気掃除機は、一端部が掃除機本体
1に接続され且つ集塵袋3に連通する蛇腹状で可撓性の
集塵ホース5、集塵ホース5の他端部に設けられた手元
操作パイプ6、手元操作パイプ6に直列に接続された複
数の延長管7を有する。
【0004】8は、延長管7に接続して用いられる吸込
口体である。この吸込口体8は、図17,図18に示し
たような左右(図17,図18では上下方向)に延びる
吸込口本体9と、前後に延びる軸線O1を中心に回転自
在に吸込口本体9に取り付けられた回転管10と、左右
に延びる軸線O2を中心に上下回動自在に回転管10に
取り付けられた接続パイプ11を有する。この接続パイ
プ11は、図19に示した如く一端部が「へ」の字状に
湾曲されていると共に、他端部が延長管7に着脱可能に
接続されている。
【0005】吸込口本体9は、底部の吸込口12aを介
して下方に開口する吸込室12を有する。吸込室12内
には吸込口12aに沿って左右に延びる回転清掃体13
が配設されている。この回転清掃体13は、吸込口本体
9のエア導入口9aから導入されるエア14で矢印A方
向に回転駆動されるようになっている。
【0006】このような吸込口体8を有する電気掃除機
においては、清掃時に、電動送風機4を作動させて吸込
負圧を発生させると、この吸込負圧は集塵袋3,集塵ホ
ース5,手元操作パイプ6,延長管7,7及び接続パイ
プ11を介して吸込口体8の吸込室12に作用する。
【0007】これにより、吸込室12にエア導入口9a
からエアが矢印14で示したように吸い込まれて、回転
清掃体13が吸い込まれるエアで矢印A方向に回転駆動
され、清掃面の塵埃が回転清掃体13で掻き上げられ
る。一方、この掻き上げられた塵埃が、吸込口12aか
らエアと共に吸込室12内に吸引され、この塵埃を含む
エアが接続パイプ11,延長管7,7,手元操作パイプ
6,集塵ホース5を介して集塵袋3に吸引されて、集塵
袋3に捕集される。
【0008】また、手元操作パイプ6の握り部6aを把
持して、この手元操作パイプ6を左右に回動操作する
と、接続パイプ11が前後に延びる軸線O1の周りに回
転する。また、握り部6aを把持して前後に操作する
と、吸込口体8が延長管7,7を介して前後動する。こ
の際、吸込口体8の接続パイプ11は、左右に延びる軸
線O2を介して上下に回転することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、机やベッド等
の下を清掃する際に、接続パイプ11が図19の如く最
下部まで回動する位置まで、図16の延長管7を下方に
倒した後、図20に示した如く握り部6aを横に向けて
清掃面(紙面)と略平行になるようにすることにより、
延長管7を清掃面に対して略平行にする必要がある。
【0010】しかし、吸込口体8の前縁を壁15に沿わ
せた状態で、延長管7を略水平にするには、握り部6a
を横に向けて清掃面(紙面)と略平行にする際に、手元
操作パイプ11も軸線O1の周りに左又は右に大きく円
弧状に回転させながら下げていかなければならず、煩わ
しいものであった。しかも、このような操作は違和感を
伴うものであった。
【0011】また、接続パイプ11は上述した如く一端
部が「へ」の字状に湾曲しているため、延長管7を左右
後方に移動させない状態で握り部6aのみを横に向ける
と、吸込口体8が図20の如く壁15や延長管7等に対
して斜めに傾いてしまい、壁際まで容易に清掃すること
ができず、操作し難いものであった。
【0012】そこで、この発明は、接続パイプを単に倒
すのみで、接続パイプを簡易且つ迅速に違和感なく清掃
面と略平行にでき、この際も接続パイプに対して吸込口
体が傾斜することのない電気掃除機用吸込口体及びこれ
を用いた電気掃除機を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明の電気掃除機用吸込口体は、底面に
開口する吸込室が設けられた吸込口本体と、前記吸込口
本体に前後方向に延びる軸線を中心に回動自在に取り付
けられ且つ前記吸込室に連通させられた回転体と、一端
部が横方向に延びる上下回転軸により前記回転体に上下
回動自在に取り付けられ且つ前記回転体に連通する接続
パイプを備える電気掃除機用吸込口体であって、前記接
続パイプはストレート形状に形成されていることを特徴
とする。
【0014】また、請求項2の発明の電気掃除機用吸込
口体は、前記上下回転軸は水平に倒したときの前記接続
パイプの一端部の上部に設けられていることを特徴とす
る。
【0015】更に、請求項3の発明の電気掃除機は、請
求項1又は2に記載の吸込口体を用いたことを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図15に基づいて説明する。 [構成]図1(a)において、20は掃除機本体、21は
掃除機本体20の集塵室、22は集塵室21内に配設さ
れた紙パックフィルタ等の集塵袋、23は集塵室21に
吸込負圧(吸引負圧)を作用させる電動送風機である。
【0017】また、24は掃除機本体に接続された可撓
性の集塵ホース、25は集塵ホース24の自由端部に一
体に設けられた手元操作パイプ、25aは手元操作パイ
プ25と一体の握り部である。この手元操作パイプ25
には延長管26,27を介して吸込口体30が接続され
ている。この吸込口体30は、図1,図5,図6に示し
たような左右に延びる吸込口本体31(図2〜図4参
照)と、延長管27に接続させる接続パイプ(回転管)
32と、接続パイプ32を吸込口本体31に任意の方向
に回転自在に取り付ける回転管としてのパイプ取付部材
(パイプ取付用回転体)33(図2〜図4参照)を有す
る。尚、延長管27が接続パイプ32に着脱可能に接続
されている。 <吸込口本体31>この吸込口本体31は、下ケース3
5と、下ケース35上に着脱可能に装着された上ケース
36と、ケース35,36間に位置する中ケース37を
有する。上ケース36は、前ケースを兼用するバンパー
ラバー38と、上ケース本体39を有する。そして、ケ
ース35,36間には左右に延びる吸込室40が形成さ
れ、下ケース35の底部には左右に延びる吸込室40の
吸込口41(図2〜図4,図7,図8参照)が形成され
ている。しかも、バンパーラバー38の前縁部は、左右
両端まで延びていると共に、下ケース35の前縁部より
突出している。尚、中ケース37は、下ケース35と上
ケース本体39との間に保持(挟持)されている。
【0018】また、吸込室40内には吸込室41に沿っ
て延びる回転清掃体(回転ブラシ)42が配設されてい
る。この回転清掃体42は、ケース35,36の両端部
間に回転自在に保持された回転軸43と、回転軸43に
沿って延び且つ回転体43の周面から突設された可撓性
のある合成樹脂材料等からなるブレード44を有する。
【0019】しかも、下ケース35とバンパーラバー3
8の前縁部間には、図4に示したように、前斜め下から
後上方に向けて傾斜し且つ後方に向かうに従って断面形
状が狭くなるエア吸込口(エア導入口)45が形成され
ている(図6,図8参照)。即ち、エア吸込口45は、
前側下方に向けて傾斜し且つ先端に向かうに従って断面
形状が次第に拡開するように、特に下側に向けて拡開す
るように、下ケース35の前壁35aに傾斜面35bが
形成されて、吸込口本体41の先端の前側(前側両側部
を含む)からも塵埃を吸い込み可能に設けられている。
【0020】中ケース37は、前側(吸込室40)に向
かうに従って拡開し且つ吸込室40に開口するテーパ状
の吸込筒部37aと、吸込筒部37aの後部側に連設さ
れた円筒部37bを有する。この円筒部37bは前後に
延び、円筒部37bの外周面には周方向に延びる環状溝
46が形成されている。
【0021】また、エア吸込口45は、吸込筒部37a
に対応して下ケース35とバンパーラバー38の前縁部
間に跨って設けられた中央前壁Wの両側にそれぞれ設け
られていて、清掃体駆動用のエアノズルを構成してい
る。 <パイプ取付部材33>上述したパイプ取付部材(パイ
プ取付用回転体)33は、図2,図3,図4,図9に示
したように中ケース取付部材本体47と、パイプカバー
48と、シャッター49を有する。 (取付部材本体47)この取付部材本体47は、円筒部
37bの外周に回転自在に嵌合された筒部50と、円筒
部37bの後部に連設されたパイプ取付部51を有す
る。この筒部50には、取付孔50aが形成されてい
る。そして、取付部材本体47は、取付孔50aに嵌着
され且つ環状溝46に係合する係合部材(抜止部材)5
2により、円筒部37bに回転自在且つ抜け外れ不能に
取り付けられている。これにより、取付部材本体47は
前後に延びる円筒部37bの軸線周Oりに回転するよう
になっている。
【0022】パイプ取付部51は、図9に示したように
下方に開放する左右の中空の半割状支持部53,53
(図5,図8参照)と、図5,図8に示したように半割
状支持部53,53を連設する連設部54から平面形状
がコ字状に形成されている。そして、半割状支持部5
3,53の対向側には互いに対向するシール壁54,5
4がが形成され、各シール壁54には図4に示したよう
に上部中央まで切り欠いた切欠55が形成され、切欠5
5の中央部には半円状軸受部56が形成されている。ま
た、連設部54の後縁部には下方に突出するシール凸部
57が形成されている。 (パイプカバー48)パイプ取付部51の下方には上述
のパイプカバー48が配設されている。このパイプカバ
ー48は、円弧状のシール面58aを有する底壁58
と、底壁58の両側部に設けられ且つ図9の如く上方に
開放する中空の半割状支持部59,59を有する。この
半割状支持部59,59は開放端側が半割状支持部5
3,53の開放端に係合させられている。そして、半割
状支持部59,59の対向側にはシール壁60,60が
設けられている。このシール壁60には切欠55に係合
する凸部60aが設けられ、凸部60aには半円状軸受
部56に対向する半円状軸受部61が形成されている。
また、互いに係合させられた半割状支持部59,53は
図10に示したようにネジ62により固定されている。 (シャッター49)シャッター49は、図12〜図15
に示したように、円弧状のシャッター板49aと、シャ
ッター板49aの両側部に一体に設けられた支持板49
b,49bと、シャッター板49aの後縁部に突設され
たシール凸部49cを有する。そして、支持板49bの
上端部には取付孔49dが形成されている。 <接続パイプ(回転管)32>この接続パイプ32は、
図9,図11に示したように、一端部32aの横断面形
状及び端面形状が方形状に形成されている。この一端部
32aは、左右の側壁63,63と、上壁64及び下壁
65を有する。この左右の側壁63,63の上部には、
左右に突出する支持軸(横軸)66,66が上下回転軸
として同軸に突設されている。また、上壁64の上面に
は、図2〜左右にストレート(直線状)に延び且つ前後
方向に円弧状に延びる円弧状シール面67が設けられ。
更に、下壁35の下面には、左右にストレートに延び且
つ前後方向に円弧状に延びる円弧状シール面68が下方
に向けて突設されている。この各円弧状シール面67,
68は支持軸66の軸線を中心とする曲率に形成されて
いる。
【0023】また、下壁65の縁部(先端)には下方に
突出する係合凸部69が突設され、下壁65の後縁部に
は下方に突出するストッパ凸部70が形成されている。
【0024】そして、支持軸66は、図2〜図4及び図
9に示したようにシャッター49の取付孔49dに挿通
されていると共に、半円状軸受部56,61間に回転自
在に保持されている。これにより、回転管である接続パ
イプ32は左右に延びる支持軸66を中心に上下回動で
きるようになっている。
【0025】しかも、円弧状シール面67にはシール凸
部57が気密に係合し、シャッター49の支持板49b
は側壁63とシール壁54,60との間に殆ど隙間なく
且つ摺動(滑動)可能に介装され、円弧状シール面68
にはシャッター49のシール凸部49cが気密に且つ摺
動(滑動)可能に係合し、シール面58aにはシャッタ
ー49のシャッター板49aの下面が気密に且つ摺動
(滑動)可能に係合している。
【0026】尚、パイプ取付部材33と中ケース37及
び支持軸66により、接続パイプ32を任意の方向に回
転させるヒンジ部が構成されている。
【0027】図6及び図7中、71,71は下ケース3
5の前縁部の両側に設けられた前輪、図7中72,72
は下ケース35の後部に設けられた後輪である。また、
図2〜図4において、73は下ケース35の前縁部に下
方に向けて取り付けた軟質合成樹脂筒からなるブレー
ド、74は吸込口41の後方に位置させて下ケース35
に下方に向けて取り付けたブラシである。 [作用]次に、このような構成の電気掃除機の作用を説明
する。
【0028】このような吸込口体30を有する電気掃除
機においては、清掃時に、電動送風機23を作動させて
吸込負圧を集塵室21に作用させる。この際、吸込負圧
は、集塵袋22,集塵ホース24,手元操作パイプ2
5,延長管26,27,接続パイプ32及び中ケース3
7を介して吸込口体30の吸込室40作用する。
【0029】これにより、エア吸込口本体31の前側下
部のエアが、エア吸込口45から吸込室40に吸い込ま
れる。この際、エア吸込口本体31の前側下部の塵埃も
エア吸込口45からエアと共に吸込室40に吸い込まれ
ることになる。しかも、エア吸込口45に吸い込まれる
エアは、矢印80で示したように気流となって回転清掃
体42の上部側のブレード44に作用して、回転清掃体
42を矢印A方向に回転駆動させる。そして、回転清掃
体42は、矢印A方向への回転により清掃面Sの塵埃を
掻き上げることになる。この掻き上げられた塵埃が、吸
込口41からエアと共に吸込室40内に吸引されること
になる。
【0030】そして、上述のように吸込口41,45か
ら吸込室40に吸い込まれた塵埃を含むエアは、接続パ
イプ32,中ケース37,延長管27,26,手元操作
パイプ25,集塵ホース24を介して集塵袋22に吸引
される。この集塵袋22は吸い込まれるエアに含まれる
塵埃を捕集して清浄化し、この集塵袋22を透過して清
浄化されたエアは電動送風機23内を冷却した後に排気
される。
【0031】従って、通常の清掃に際しては、上述のよ
うに電動送風機23を作動させると共に、図1(a)の
如く延長管26,27を斜め上方に傾斜させた状態で、
握り部25aを把持して吸込口体30を延長管26,2
7を介して前後動操作しながら、清掃面Sの清掃を行
う。この際、接続パイプ32が支持軸66,66を中心
に上下回動して、即ち接続パイプ32が左右に延びる支
持軸66,66の軸線O3を介して上下に回転して、吸
込口本体31が清掃面Sに沿って前後方向に移動し、吸
込口41,45から塵埃が吸い込まれ、清掃面Sが清掃
されることになる。
【0032】この様な吸込口本体31の前後移動操作に
伴い、手元操作パイプ6の握り部25aを延長管26,
27の軸線O4の周り左右に回動操作しても、取付部材
本体47の筒部50が円筒部37bの周りに回転して、
接続パイプ32が前後に延びる円筒部37bの軸線Oの
周りに取付部材本体47と一体に回転する。この際、吸
込口本体31は左右に延び且つ前輪71や後輪72は前
後方向を向いた状態となっている。
【0033】また、机やベッド等の家具の下の狭い隙間
(場所)を清掃する際には、まず延長管26,27を支
持軸66を中心に図1(b)の如く清掃面Sの近くまで
下方に回動させる。この後、握り部25aを延長管2
6,27の軸線O4の周りに回動させて図1(c)に示
した如く横に向け、接続パイプ32を更に下方に回動さ
せる。この接続パイプ32の下方への回動は、ストッパ
凸部70をパイプカバー48の後端に当接するまで行
う。このストッパ凸部70がパイプカバー48の後端に
当接すると、接続パイプ32が最大に下方に回動した態
となり、接続パイプ32が図2及び図1(c)の如く清
掃面(紙面)と略平行になると共に、延長管26,27
が清掃面Sに対して略平行になる。この状態では、前輪
71や後輪72は前後方向を向いた状態となっていると
共に、吸込口本体31の頂点が最高点となるので、従来
よりも狭い隙間に容易に挿入することができる。尚、
S′は清掃面(床面)Sと平行な仮想線である。
【0034】この下方への接続パイプ32の回動操作に
伴い、接続パイプ32のストッパ凸部70がシャッター
49を押圧して、シャッター49を前側に回動移動させ
る。尚、シャッター49をネジリコイルバネ等で吸込口
本体31の前側に回動付勢しておくのが望ましい。
【0035】上述したように接続パイプ32はストレー
トに形成されているので、接続パイプ32を図2及び図
1(c)の如く清掃面(紙面)と略平行になるように操
作する際、握り部25aを延長管26,27を軸線O4
の周りに回転させて横に向けても、吸込口体30が図1
(c)の如く壁15や延長管26,27等に対して斜め
に傾いたり、吸込口本体31が清掃面Sから浮いたりす
ることはなく、前輪71や後輪72は前後方向を向いた
状態となっている。しかも、この操作に際して、握り部
25aを軸線Oの周りに左又は右に大きく円弧状に回転
させながら下げる必要がなく、握り部25aを単に延長
管26,27の軸線O4周りに回転させるのみで、取付
部材本体47の筒部50が円筒部37bの周りに回転し
て、接続パイプ32が前後に延びる円筒部37bの軸線
Oの周りに取付部材本体47と一体に回転する。
【0036】この結果、握り部25aを延長管26,2
7の軸線周りに横に向くように回転させると共に、握り
部25a単に下方に移動操作するのみで、延長管26,
27及び接続パイプ32を清掃面(紙面)と略平行にで
き、この移動操作も違和感なく容易に行うことができ
る。しかも、このように延長管26,27及び接続パイ
プ32を清掃面(紙面)と略平行にしても、前輪71や
後輪72は前後方向を向いた状態となっていと共に、吸
込口本体31が清掃面から浮き上がることもないので、
延長管26,27及び接続パイプ32を清掃面(紙面)
と略平行にした状態で、吸込口体30を前後動させて
も、吸込口体30が前輪71及び後輪72を介してスム
ーズに前後動し、壁際まで容易且つ確実に清掃すること
ができ、操作し易い状態となる。
【0037】また、上述とは逆に接続パイプ32を支持
軸66を中心に上方に回動させて、接続パイプ32を図
3,図4に示したようにパイプ取付部51の連設部54
の後端に当接させると、接続パイプ32が鉛直方向を向
くことになる。この接続パイプ32の上方への回動に際
して、接続パイプ32の係合凸部69がシャッター49
のシール凸部49cに係合してシャッター49を図3,
図4の如くパイプカバー48側から後部上方に引き出し
て、接続パイプ32の下部とパイプカバー48の後縁部
との間をカバーすることになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
電気掃除機用吸込口体は、底面に開口する吸込室が設け
られた吸込口本体と、前記吸込口本体に前後方向に延び
る軸線を中心に回動自在に取り付けられ且つ前記吸込室
に連通させられた回転体と、一端部が横方向に延びる上
下回転軸により前記回転体に上下回動自在に取り付けら
れ且つ前記回転体に連通する接続パイプを備える電気掃
除機用吸込口体であって、前記接続パイプはストレート
形状に形成されている構成としたので、接続パイプを単
に倒すのみで、接続パイプを簡易且つ迅速に違和感なく
清掃面と略平行にできる。しかも、この際も接続パイプ
に対して吸込口体が傾斜することがないので、壁際まで
確実に且つ容易に清掃することができる。
【0039】また、接続パイプをストレートに形成し
て、接続パイプの回転軸を水平に倒したときの上下方向
の略中央に設けた場合には、接続パイプの上部と回転体
の上部との間及び接続パイプの下部と回転体の下部との
間にシャッターが必要となる。しかし、請求項2の発明
の電気掃除機用吸込口体は、前記上下回転軸は水平に倒
したときの前記接続パイプの一端部の上部に設けられて
いる構成としたので、接続パイプをストレートに形成し
ても、シャッターが接続パイプの下部と回転体の下部と
の間に一つあればよく、部品点数が増加することがな
い。
【0040】更に、請求項3の発明の電気掃除機は、請
求項1又は2に記載の吸込口体を用いた構成としたの
で、請求項1又は2と同様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明に係る電気掃除機用吸込口体
を備える電気掃除機の概略斜視図、(b)は(a)の延
長管をそのままの状態で清掃面近傍まで倒した状態を示
す説明図、(c)は(b)の延長管を清掃面と略平行に
倒した状態の説明図である。
【図2】図1(c)に示した吸込口体の断面図である。
【図3】図2の接続パイプを起立させたときの断面図で
ある。
【図4】図3の部分拡大断面図である。
【図5】図1に示した吸込口体の平面図である。
【図6】図5に示した吸込口体の正面図である。
【図7】図5に示した吸込口本体の底面図である。
【図8】図4に示した下ケースと中ケース及び接続パイ
プの平面図である。
【図9】図4の接続パイプの取付部の断面図である。
【図10】図9の取付部材本体とパイプカバーの固定部
の概略断面図である。
【図11】接続パイプの概略斜視図である。
【図12】シャッターの概略斜視図である。
【図13】図12のシャッターの平面図である。
【図14】図12のシャッターの正面図である。
【図15】図12のシャッターの正面図である。
【図16】電気掃除機の一例を示す斜視図である。
【図17】図16の吸込口体の平面図である。
【図18】図16の吸込口本体の底面図である。
【図19】図16の吸込口体の部分断面図である。
【図20】図16〜図19の吸込口体の作用説明図であ
る。
【符号の説明】
31・・・吸込口本体 32・・・接続パイプ 33・・・パイプ取付部材(パイプ取付用回転体) 40・・・吸込室 66・・・支持軸(上下回転軸)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面に開口する吸込室が設けられた吸込口
    本体と、前記吸込口本体に前後方向に延びる軸線を中心
    に回動自在に取り付けられ且つ前記吸込室に連通させら
    れた回転体と、一端部が横方向に延びる上下回転軸によ
    り前記回転体に上下回動自在に取り付けられ且つ前記回
    転体に連通する接続パイプを備える電気掃除機用吸込口
    体であって、 前記接続パイプはストレート形状に形成されていること
    を特徴とする電気掃除機用吸込口体。
  2. 【請求項2】前記上下回転軸は水平に倒したときの前記
    接続パイプの一端部の上部に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の電気掃除機用吸込口体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の吸込口体を用いた
    ことを特徴とする電気掃除機。
JP31649799A 1999-11-08 1999-11-08 電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機 Pending JP2001128909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31649799A JP2001128909A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31649799A JP2001128909A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001128909A true JP2001128909A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18077770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31649799A Pending JP2001128909A (ja) 1999-11-08 1999-11-08 電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001128909A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10292555B2 (en) 2014-12-02 2019-05-21 Dyson Technology Limited Floor tool for a vacuum cleaner

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10292555B2 (en) 2014-12-02 2019-05-21 Dyson Technology Limited Floor tool for a vacuum cleaner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5430886B2 (ja) 電気掃除機
US5970577A (en) Brush head assembly for a vacuum cleaner
JPS6219168B2 (ja)
JP2004033746A (ja) 電気掃除機用エッジクリーニング装置
JP2002233482A (ja) 電気掃除機
JP2001120473A (ja) 電気掃除機用吸込具
JP2007090037A (ja) 真空掃除機用ブラシ組立体およびそれを備えた真空掃除機
WO2022262593A1 (zh) 清洁设备
JP2001128909A (ja) 電気掃除機用吸込口体及びこれを用いた電気掃除機
JPH10127546A (ja) 真空掃除機用の安全装置
US20050071945A1 (en) Airflow diverter for upright-type vacuum cleaner and upright-type vacuum cleaner having the same
JP2008289671A (ja) 電気掃除機用アタッチメント
JP3863096B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP2007054433A (ja) 電気掃除機
KR100572892B1 (ko) 청소기의 호스 조립체 및 이를 구비하는 업라이트형진공청소기
KR100627907B1 (ko) 진공청소기의 일체형 보조 흡입구
KR100883198B1 (ko) 컨버터블 진공청소기
JPH114786A (ja) アップライト型電気掃除機
JP3594178B2 (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP4421339B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
JP2002065527A (ja) 吸込口体及びそれを有する電気掃除機
JPH11206637A (ja) 吸込口体及びこれを用いた電気掃除機
KR200159657Y1 (ko) 업라이트청소기의 더스트커버설치구조
JP2003339585A (ja) 電気掃除機用吸込具とそれを用いた電気掃除機
JP2003339587A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees