JP2001128760A - 室内空間用棒状掛架具の設置構造 - Google Patents
室内空間用棒状掛架具の設置構造Info
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- JP2001128760A JP2001128760A JP31366899A JP31366899A JP2001128760A JP 2001128760 A JP2001128760 A JP 2001128760A JP 31366899 A JP31366899 A JP 31366899A JP 31366899 A JP31366899 A JP 31366899A JP 2001128760 A JP2001128760 A JP 2001128760A
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Abstract
いは他の収納ないし装置物品の空間占有が当初想定され
たものと異なる状態とする必要が生じた場合でも、棒状
掛架具の設置位置を随意に変更し、室内空間の有効利用
と相当重量の物品掛架が可能な室内空間用棒状掛架具の
設置構造を提供する。 【解決手段】 クローゼット等収納家具内、或いは押入
等収納空間内などの直方体状空間の立在壁面に固設ない
しは室内に独立して固定立設される垂設幹1の、随意の
高さに相対峙して自在に設置されるブラケット掛設用板
材3上に棒受けブラケット5が鈎掛され、その随意位置
で着脱自在ないしは摺動自在とし、この棒受けブラケッ
ト5に掛架棒体6が嵌装される。
Description
架具の設置構造に関するものである。
ンガーを掛架するもの、或いは棒状のカーテンレールな
どもこれに含まれる。本発明は、このような室内空間用
棒状掛架具の設置構造に関するものである。
例えばユニット家具の一例にあるように、四隅に立設さ
れる垂設幹に架設部材を配設し、固定金具などを用い部
材相互を固定し、これら垂設幹並びに架設部材が、それ
ぞれ直方体状空間を構成するものにつき、垂設幹の随意
の高さに架設部材であるブラケット掛設用板材を相対峙
させて固設し、これらブラケット掛設用板材間に棒状掛
架具を固装するものが一般的である。
ット家具式のものではなく、屋内に既に構成されている
直方体状空間、端的な例は、クローゼットないし押入、
或いはユニットバスルームなどもこれに含まれる。この
ような家屋に既成の収納空間或いは比較的狭い直方体状
空間につき、相対峙する平行壁面に、長押などの板材を
固設し、これら板材間に棒状掛架具を固装する設置構造
もよく見られる。
固装されるべきものとされる。その理由としては、棒状
掛架具に掛架されるべきものは、ハンガー、或いはカー
テンなど、規格品的な形態で室内空間を占める室内空間
装置品として、これらの装置位置が一旦決せられれば、
その装設ないし装置位置の移動の必要性は殆どないもの
と、室内使用者がこれを当然視することによる。
具については、摺動しにくいゴム製キャップ部材などを
掛架棒材の端部に装着し、棒長を一定範囲で螺結手段を
介し伸縮自在としたものを、相対峙する室内空間形成壁
面に圧着して架設固定するものがある。
状空間を形成する対峙平面の固定位置に架設固装される
従来技術では、掛架を想定された規格幅を越える幅を有
する物品の掛架は不可能或いは困難であり、また棒状掛
架具が固装される以上、棒状掛架具が固装された室内空
間の仕様は、必然的に固定されたものとなり、規格幅外
物品の掛架が必要となった場合、或いは他の収納ないし
装置物品の空間占有が当初想定されたものと異なる状態
とする必要が生じた場合、当該室内空間の利用に難が生
じる、という課題があった。
掛架具は、壁面と棒状掛架具端面装設部材との圧接によ
る摩擦を利用したものであるため、掛架可能な物品の重
量は制限されたものになってしまう、という課題があっ
た。
幅外物品の掛架が必要となった場合、或いは他の収納な
いし装置物品の空間占有が当初想定されたものと異なる
状態とする必要が生じた場合でも、棒状掛架具の設置位
置を随意に変更し、室内空間の有効利用と相当重量の物
品掛架が可能な室内空間用棒状掛架具の設置構造を提供
することを目的とする。
しはその載置固定用金具を随意位置に固定するための垂
設幹が、室内空間を構成する相対峙平行壁面に固設され
るか、或いは直方体状空間を構成する垂立部材であるか
のいずれかであって、該垂設幹の随意の同じ高さの位置
に、架設部材であるブラケット掛設用板材を相対峙させ
て固定し、該ブラケット掛設用板材の裏面上縁部ないし
全裏面が、壁面より若干離在するとともに、相対峙する
上記ブラケット掛設用板材の間に、棒受け手段と掛架棒
体とを備えた棒状掛架具が備設される室内空間の設備構
造において、棒状掛架具の構成部材である掛架棒体の棒
受け手段が、掛架棒体を固定支持する棒受けブラケット
であって、該棒受けブラケットが、ブラケット掛設用板
材上縁に鈎掛される鈎掛部を備え、該鈎掛部を介し、上
記棒受けブラケットが、上記ブラケット掛設用板材上
に、摺動自在ないし着脱自在に随意位置で鈎掛されるこ
とを主要課題解決のための手段としている。
けブラケットの遊動を防止し固定度をあげるための手段
として、棒受けブラケットの棒受け部下方部位が、鈎掛
時にブラケット掛設用板材の下縁よりも下方に向け延在
し、該延在部、すなわち半円状延在部ないしは該半円状
延在部の一部分に、棒受けブラケット遊動防止片が形成
され、該棒受けブラケット遊動防止片と、鈎掛部とが、
ブラケット掛設用板材を上下より挟持する構成をとるも
のとする。
果が特有且つ顕著な設置場所として、垂設幹が固設され
る相対峙平行壁面が、直方体状空間より構成される室内
収納庫内ないし収納家具内の、相対峙平行壁面であるこ
とを想定している。その設置場所は、通常開閉扉装設域
より上方の相対峙平行壁面であることが多いものと想定
されるが、室内収納庫内ないし収納家具内の仕切板であ
る場合も想定される。
上記主要課題解決手段の構成をとることにより、特に前
項記載の場所などにおいては、直方体状空間の4隅に配
設される主垂設幹の他に、対峙する2本を1対とする1
対ないし複数対の副垂設幹が、該1対の副垂設幹により
形成される平面が上記直方体空間を形成する平面に平行
となる位置に壁面固設ないし立設され、上記副垂設幹に
ブラケット掛設用板材が架設された構成をとりうるもの
とされる。
主要課題解決手段の構成をとることにより、ブラケット
掛設用板材が、棒受けブラケットの摺動案内を構成する
とともに、棒受けブラケットの鈎掛部と、ブラケット掛
設用板材上縁との間等、棒受けブラケットとブラケット
掛設用板材との当接部ないし近接部に、ローラー機構が
介設された構成もとりうるものとしている。
記載の課題解決手段に係る構成のもとでは、棒受けブラ
ケットのブラケット掛設用板材上への固定の必要が生じ
た場合における課題解決手段として、本発明は、棒受け
ブラケットをブラケット掛設用板材の随意位置に固定
し、その摺動を抑止するストッパー手段が備えられる構
成をとるものとする。
の細部構造として、棒受けブラケットの掛架棒体端域載
置固定部に、掛架棒体遊脱防止手段かつ固定補助手段と
して、固定補助突起が備えられた構成を、上記課題解決
手段に加え、課題解決の一助としている。
さの位置に相対峙して固定されたブラケット掛設用板材
の随意位置に、棒受けブラケットを鈎掛摺動ないし鈎掛
装着して固定し、この固定された棒受けブラケットに掛
架棒体を装着すれば、相対峙するブラケット掛設用板材
の上縁により形成される平面を所定平面として、この所
定平面上の随意位置に棒状掛架具を、掛架物品の幅に合
わせて平行移動して、或いは複数本設置することが可能
となる。この所定平面の高さは、ブラケット掛設用板材
が垂設幹の随意位置に固定可能であるため、掛架物品の
長さに合わせて設定することができる。
間、或いは垂設幹を直方体の立在4片とする直方体状空
間の内部において、掛架物品の幅、高さに合わせた棒状
掛架具の設置が可能になるとともに、棒状掛架具の設置
方向は、相対峙するブラケット掛設用板材の設置方向に
応じ、前記所定平面において、直方体状空間の奥行方向
であっても、幅方向であってもよい。
の他に、対峙する2本を1対とする1対ないし複数対の
副垂設幹が、該1対の副垂設幹により形成される平面が
上記直方体空間を形成する平面に平行となる位置に壁面
固設ないし立設され、上記副垂設幹にブラケット掛設用
板材が架設された構成、いわゆる同一直方体状空間内に
おける棒状掛架具の多重設置は、使用者の随意により可
能である。またその逆、すなわち多重設置より単列設置
に戻すことも、使用者の随意により簡便な手順で可能で
ある。
垂設幹を直方体の立在4片とする直方体状空間は、矩形
底面の4隅に垂設幹を立設する形態のユニット家具をそ
の典型例とするが、これに限らず、室内収納庫内ないし
収納家具内の、相対峙平行壁面でも、上記と同様の諸効
果を奏する。垂設幹を設置する場所を、通常開閉扉装設
域より上方の相対峙平行壁面、ないしは室内収納庫内な
いし収納家具内の仕切板とした場合でも、垂設幹が固装
された高低範囲において、ブラケット掛設用板材は、随
意位置に設置可能であり、このブラケット掛設用板材上
縁により形成される平面を所定平面として、この所定平
面上の随意位置に棒状掛架具が架設可能だからである
用板材に鈎掛されている時に、その鈎掛部と棒受けブラ
ケット遊動防止片とがブラケット掛設用板材を上下より
挟持する構成であれば、棒受けブラケット及びこれに固
定支持される掛架棒体の、棒受けブラケット鈎掛部を揺
動中心として生じがちな遊動は、良好に阻止される。半
円状延在部ないしは該半円状延在部が棒受けブラケット
遊動防止片そのものである構成の場合も、この効果は同
じである。
トの摺動案内を構成するとともに、棒受けブラケットの
鈎掛部と、ブラケット掛設用板材上縁との間等、棒受け
ブラケットとブラケット掛設用板材との当接部ないし近
接部に、ローラー機構が介設されていれば、棒状掛架具
の摺動は自在且つ容易であり、空間の随意使用の変更を
瞬時に行うことができる。例えば、棒状掛架具に掛架物
品を奥行方向に列架した掛架物品列を、取り出しないし
収納整理の必要に応じて、随意且つ自在に幅方向に摺移
させることが可能とある。
トをブラケット掛設用板材の随意位置に固定し、その摺
動を抑止するストッパー手段が備えられれば、棒状掛架
具の随意位置での固定使用を前提としつつも、設置位置
の平行移動も簡便且つ自在に可能である。また棒受けブ
ラケットを単に鈎掛する構成においても、このストッパ
ー手段の備設により、棒状掛架具は良好に固定され、掛
架物品の掛架時、取り出し時の使用に支障も生じにく
く、その一方で棒受けブラケットの自在着脱により、設
置位置の平行移動も簡便且つ自在に可能である。
受けブラケットは掛架棒体の端域を載置固定することに
なるが、掛架棒体遊脱防止手段と掛架棒体固定補助手段
を機能上兼ねた固定補助突起が、棒受けブラケットより
掛架棒体の遊脱、遊動を阻止するため、掛架物品の掛架
時、取り出し時の使用の際にも支障は生じにくい。
て、例えば直方体状空間の一角、例えば最奥部に棚が形
成されている場合、掛架物品が棚の突出部により掛架に
難が生じないように棒状掛架具の設置位置を手前方向に
ずらせることも可能であり、また棒状掛架具がカーテン
等を掛架するカーテンレールとしての機能を有する場
合、カーテンを空間の間仕切りとして利用する場合に
も、一定間隔をあけて随意位置に複数本の棒状掛架具す
なわちカーテンレールを設置することが可能であるた
め、摺動自在な間仕切り手段として頗る有効である。
照しつつ説明する。
ユニット家具の一例に、本発明室内空間用棒状掛架具の
設置構造を取り付けるものである。図1は本発明第1実
施形態第1実施例の全体斜視図である。この図1に示さ
れるように、4本の垂設幹1を4隅に配し、これらをそ
れぞれ架設フレーム部材2を介設して固定すれば、垂設
幹1並びに架設フレーム部材2がフレーム部材となっ
て、直方体状空間が形成される。本実施形態は、このよ
うにフレーム部材により形成される直方体状空間に、棒
状掛架具を設置する実施形態である。
板材3が着脱自在に固設される。このブラケット掛設用
板材3は、ユニット家具に特徴的に備設される嵌着固定
手段を備えている。その嵌着手段とは、すなわち嵌合突
起部を備えた棚板等架設部材、或いは棚受け用ブラケッ
トないし棚受け用金具の嵌合突起部を、垂設幹ないし架
設フレーム部材に等間隔に穿設された嵌結孔に挿嵌し、
固定するものであり、固定補助具が備えられるものも多
い。この嵌着固定手段については、従前より一般的に見
られる構成であり、その構成の詳述は割愛する。
は、その一対3a、3bを相対峙させ、垂設幹1の接地
面より随意の高さに固定設置する。このブラケット掛設
用板材3の実施例としては、棒受けブラケット鈎掛時を
示す正面斜視図である図2(a)および同背面斜視図で
ある図2(b)に示されるように、ブラケット掛設用板
材の典型的実施例は、その主要部がコ字型鋼材より構成
され、これに棒状掛架具4が嵌装される。
ブラケット5と、棒受けブラケット5に載置され固定支
持される掛架棒体6により構成される。棒受けブラケッ
トとブラケット掛設用板材についての典型的実施例であ
る第1実施例の正面図である図3(a)、背面図である
図3(b)、側面図である図3(c)に示されるよう
に、棒受けブラケット5においては、ブラケット掛設用
板材3の上縁3cに鈎掛される鈎掛部7が、棒受けブラ
ケット主部8の上部に延設されている。掛架棒体6の長
さは、垂設幹1により形成される直方体状空間の相対峙
面間の距離より若干短く、その直径は、3〜4センチメ
ートル内外である。
は、掛架棒体6の端域6aの曲面が、その半分内外の部
分を、棒受けブラケット主部8の下方部位曲面に当接囲
繞され、棒受けブラケット主部8の上方部位は、掛架棒
体6の直径とほぼ同じ間隔で開口する形状である。棒受
けブラケット主部8の曲面内側には、その中央よりやや
上方に、棒受けブラケット主部8の下方部位曲面ととも
に掛架棒体6の端域6aを囲繞挟持するための、掛架棒
体遊脱防止手段且つ固定補助手段となる固定補助突起9
が突設されている。
及び棒受けブラケット遊動防止片11より構成される。
棒受け部10の下方部位は、鈎掛時にブラケット掛設用
板材の下縁よりも下方に向け半円状に延在し、棒受けブ
ラケット遊動防止片11は、この半円状延在部分10a
に突設形成され、棒受けブラケット遊動防止片11と、
鈎掛部7とは、ブラケット掛設用板材3を上下より挟持
する。
れるように、4本の垂設幹1を4隅に配し、これらをそ
れぞれ架設フレーム部材2を介設して固定する第1実施
例であるが、他実施例である第2実施例として、本実施
形態第2実施例の要部斜視図である図4に示されるよう
に、直方体状空間の4隅に配設される主垂設幹ともいう
べき4本の垂設幹1の他に、対峙する2本を1対とする
1対ないし複数対の副垂設幹1aが、該1対の副垂設幹
により形成される平面が上記直方体空間を形成する一平
面に平行となる位置に立設され、上記副垂設幹にブラケ
ット掛設用板材13a、13bが架設される実施例もあ
る。この本実施形態第2実施例は、図4に示されるよう
に、棒状掛架具4を、2枚1対のブラケット掛設用板材
13a、13bにより形成される2層の架設域12a、
12bに架設するものである。
るブラケット掛設用板材3、3a、3bないし13a、
13bの構成については、その典型的実施例は、その正
面図である図3(a)〜(c)に示されるような、ブラ
ケット掛設用板材3に鈎掛するだけの構成である第1実
施例のほか、棒受けブラケット5の鈎掛部7の頂部平板
域7aにおいて、ブラケット掛設用板材3との当接面に
ローラー14が備えられるとともにブラケット掛設用板
材をその摺動案内とする構成の第2実施例、棒受けブラ
ケット5は第1実施例と同じながらも、棒受けブラケッ
ト摺動を抑止するストッパー手段として、棒受けブラケ
ット5の鈎掛時の幅とほぼ合致する矩形の鈎掛陥凹部1
5がブラケット掛設用板材3の上縁に形成された第3実
施例がある。これら棒受けブラケットとブラケット掛設
用板材に係る第2実施例については、その正面図である
図5(a)、背面図である図5(b)、側面図である図
5(c)に示されるとおりであり、第3実施例について
はその正面図である図6に示されるとおりである。
用板材3、3a、3bないし13a、13bは、随意の
高さにおいて垂設幹1に固定可能であり、またその高さ
において、相対峙するブラケット掛設用板材3上の随意
位置に棒受けブラケット5を移動させることができる。
これは図1及び図4の矢印に示されるとおりである。
本実施形態第1実施例では奥行方向、図4に示された同
第2実施例については幅方向の随意位置に設定が可能で
ある。棒受けブラケット5摺動ないし遊動を抑止するた
めのストッパーが設けられれば、棒状掛架具4の固定度
はより良好である。
の位置決めは、掛架物品の幅、長さ等により、或いは物
品掛架時に掛架物品の下に形成される可能性のある空間
の利用の必要に応じて、これらに適合する位置を使用者
が随意に決定しうるため、直方体状空間の利用の利便度
および収納効率は、著しく増大する。
例においては、図4に示されるとおり、ブラケット掛設
用板材13a、13bの高さについての設定位置が異な
っており、使用者は、掛架物品の長さの違いによりこれ
らを使い分ければよい。またこの実施形態は。副垂設幹
1aに固定されたブラケット掛設用板材13a、13b
を脱装し、垂設幹1の間隙幅に適合する長さの棒長を有
する掛架棒体6を備えれば、棒状掛架具4を単列設置し
た第1実施例の構成に容易に変更することができる。
受けブラケット及びブラケット掛設用板材の構成に係る
実施例のうち、第1実施例については、棒受けブラケッ
ト5を脱装して、ブラケット掛設用板材3の随意位置に
鈎掛装着すればよい。この手順はおおむね同第3実施例
についても同様で、棒受けブラケット5を随意位置の鈎
掛嵌凹部15に嵌着して位置決めをすればよい。この同
第3実施例においては、鈎掛嵌凹部15の端面が、棒受
けブラケット5の摺動ないし遊動を抑止するストッパー
手段として機能する。
用板材の構成に係る実施例のうち、その第2実施例につ
いては、棒受けブラケット5の移動については、ローラ
ー14の回転により、いわゆるスライド式になり、必要
に応じ棒状掛架具4ごと自在にブラケット掛設用板材
3、3a、3bないし13a、13b上をスライドさ
せ、掛架物品の取り出しの便に応じた利用に供すること
ができる。
a、3bないし13a、13bへの鈎掛時に、図3
(c)、図5(c)に示されるように、その鈎掛部7と
棒受けブラケット遊動防止片11とがブラケット掛設用
板材3、3a、3bないし13a、13bを上下より挟
持するため、棒受けブラケット5の鈎掛部7を揺動中心
として生じがちな遊動は、殆ど生じない。
る棒受け部10が、掛架棒体6の端域6aを載置固定す
ることになるが、掛架棒体遊脱防止手段と掛架棒体固定
補助手段を機能上兼ねた固定補助突起9が、棒受けブラ
ケット5の主部8からの掛架棒体の遊脱、遊動を阻止す
るため、掛架棒体6の固定度は良好である。掛架物品の
掛架時、取り出し時の使用の際にも支障は生じにくい。
状面より構成される直方体状閉鎖収納空間の立在する一
面に開閉自在の扉を設けたものに、本発明室内空間用棒
状掛架具の設置構造を取り付けるものである。
と同じく、4本の垂設幹1を4隅に配するものではある
が、既存の直方体状閉鎖収納空間の立在3面に固定垂設
幹21を固設するものであって、固定垂設幹21が固設
される場所は、クローゼット等についての実施例として
は、扉より上位置の立在壁面とされることが多い。特段
の架設フレーム部材は不要である。本実施形態の取り付
けられる直方体状閉鎖収納空間の典型例としては、上記
クローゼットのほか、押入ないしは開き戸箪笥などの内
部空間があげられる。
態の各実施例の構成を本実施形態でも取りうる。但し、
固定垂設幹21の固設される場所は、収納空間を構成す
る壁面であるため、棒受けブラケット5がブラケット掛
設用板材3に支障なく鈎掛され、着脱自在ないしは摺動
自在となるために、収納空間を構成する立在壁面16と
ブラケット掛設用板材3との間隙については、棒受けブ
ラケット5の鈎掛部7の背面平板域7bが余裕を持って
介在しうるだけの間隙幅としておく必要がある。
た第1実施例の透視斜視図であり、図8は、本実施形態
をクローゼットに2層配設した第2実施例の透視斜視
図、図9は同じく本実施形態を押入の上段に2層配設し
た第3実施例の透視斜視図である。これら実施例のう
ち、第1実施例は、相当の長さを有する掛架物品を使用
対象とし、収納空間内の底面20から天井板面17まで
の間に、その長さとほぼ合致するかそれよりやや短い長
さを有する固定垂設幹21を立在壁面16に固設するも
のである。
実施形態を2層配設する第2及び第3実施例について
は、ともに副固定垂設幹21aを備え、棒受けブラケッ
ト及びブラケット掛設用板材の構成については、前記第
1実施形態における棒受けブラケット及びブラケット掛
設用板材に係る第2実施例の構成をとることが多いもの
とする。
設幹21、副固定垂設幹21aとも、図8及び図9に示
されるように、クローゼットないし押入の開閉扉より上
位置の立在壁面に固設され、これら固定垂設幹21、副
固定垂設幹21aの長さは、クローゼットの天井板面1
7と開閉扉18の上縁18aとの間の長さとほぼ合致す
るか、若干短いものとする。
設幹21、副固定垂設幹21aともに、図9に示される
ように、押入上段の立在壁面16に固設され、これら固
定垂設幹21、副固定垂設幹21aの長さは、押入の天
井板面17と固設棚板19の上面19aとの間の長さと
ほぼ合致するか、若干短いものとする。
し効果については、前記第1実施形態に準ずる。本実施
形態は、家屋などに備え付けの限られた直方体状半閉鎖
空間の掛架物品の掛架収納につき、前記第1実施形態に
おいて記述したものとほぼ同様の作用、効果により、頗
る効率のよい、また自由設定度の高い空間利用が可能と
なる。
本的には掛架物品の収納空間を有効利用するためのもの
ではあるが、室内空間については、直方体状の部屋を設
置室内空間とし、掛架棒体をカーテンレールとし、掛架
物品についてもカーテンなども実施例となりうるもので
ある。その場合には、空間を自在に仕切るための空間仕
切手段として、きわめて有効なものとなりうる。
平面で自在平行移設可能なものとした画期的な発想に基
づく本発明室内空間用棒状掛架具の設置構造によれば、
規格幅外物品の掛架が必要となった場合、或いは他の収
納ないし装置物品の空間占有が当初想定されたものと異
なる状態とする必要が生じた場合でも、棒状掛架具の設
置位置を随意に変更し、室内空間の有効利用と相当重量
の物品掛架が可能な室内空間用棒状掛架具の設置構造が
提供される。
である。
ット鈎掛時を示す正面斜視図であり、(b)は同背面斜
視図である。
ットとブラケット掛設用板材に係る第1実施例の正面図
であり、(b)は同背面図であり、(c)は同側面図で
ある。
である。
ットとブラケット掛設用板材に係る第2実施例の正面図
であり、(b)は同背面図であり、(c)は同側面図で
ある。
ラケット掛設用板材に係る第3実施例の正面図である。
である。
である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】架設部材ないしはその載置固定用金具を随
意位置に固定するための垂設幹が、室内空間を構成する
相対峙平行壁面に固設されるか、或いは直方体状空間を
構成する垂立部材であるかのいずれかであって、該垂設
幹の随意の同じ高さの位置に、架設部材であるブラケッ
ト掛設用板材を相対峙させて固定し、該ブラケット掛設
用板材の裏面上縁部ないし全裏面が、壁面より若干離在
するとともに、相対峙する上記ブラケット掛設用板材の
間に、棒受け手段と掛架棒体とを備えた棒状掛架具が備
設される室内空間の設備構造において、棒状掛架具の構
成部材である掛架棒体の棒受け手段が、掛架棒体を固定
支持する棒受けブラケットであって、該棒受けブラケッ
トが、ブラケット掛設用板材上縁に鈎掛される鈎掛部を
備え、該鈎掛部を介し、上記棒受けブラケットが、上記
ブラケット掛設用板材上に、摺動自在ないし着脱自在に
随意位置で鈎掛されることを特徴とする室内空間用棒状
掛架具の設置構造。 - 【請求項2】棒受けブラケットの棒受け部下方部位が、
鈎掛時にブラケット掛設用板材の下縁よりも下方に向け
延在し、該延在部、すなわち半円状延在部ないしは該半
円状延在部の一部分に、棒受けブラケット遊動防止片が
形成され、該棒受けブラケット遊動防止片と、鈎掛部と
が、ブラケット掛設用板材を上下より挟持する構成とし
たことを特徴とする請求項1記載の室内空間用棒状掛架
具の設置構造。 - 【請求項3】垂設幹が固設される相対峙平行壁面が、直
方体状空間より構成される室内収納庫内ないし収納家具
内の相対峙平行壁面であることを特徴とする請求項1記
載の室内空間用棒状掛架具の設置構造。 - 【請求項4】ブラケット掛設用板材が、棒受けブラケッ
トの摺動案内を構成するとともに、棒受けブラケットの
鈎掛部と、ブラケット掛設用板材上縁との間等、棒受け
ブラケットとブラケット掛設用板材との当接部ないし近
接部に、ローラー機構が介設されたことを特徴とする請
求項1または2記載の室内空間用棒状掛架具の設置構
造。 - 【請求項5】直方体状空間の4隅に配設される主垂設幹
の他に、対峙する2本を1対とする1対ないし複数対の
副垂設幹が、該1対の副垂設幹により形成される平面が
上記直方体空間を形成する平面に平行となる位置に壁面
固設ないし立設され、上記副垂設幹にブラケット掛設用
板材が架設されたことを特徴とする請求項1または3記
載の室内空間用棒状掛架具の設置構造。 - 【請求項6】棒受けブラケットをブラケット掛設用板材
の随意位置に固定し、その摺動を抑止するストッパー手
段が備えられたことを特徴とする請求項1、2、4のい
ずれか記載の室内空間用棒状掛架具の設置構造。 - 【請求項7】棒受けブラケットの掛架棒体端域載置固定
部に、掛架棒体遊脱防止手段かつ固定補助手段として、
固定補助突起が備えられたことを特徴とする請求項1、
2、4、6のいずれか記載の室内空間用棒状掛架具の設
置構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31366899A JP3492959B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 室内空間用棒状掛架具装置及び同棒状掛架具装置に使用される棒受けブラケット |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31366899A JP3492959B2 (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 室内空間用棒状掛架具装置及び同棒状掛架具装置に使用される棒受けブラケット |
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---|---|
JP2001128760A true JP2001128760A (ja) | 2001-05-15 |
JP3492959B2 JP3492959B2 (ja) | 2004-02-03 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200492933Y1 (ko) * | 2020-07-02 | 2021-01-06 | 정소진 | 접이식 행거 |
-
1999
- 1999-11-04 JP JP31366899A patent/JP3492959B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR200492933Y1 (ko) * | 2020-07-02 | 2021-01-06 | 정소진 | 접이식 행거 |
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