JP2001128660A - 血管網類似構造体を有する細胞培養用モジュール - Google Patents

血管網類似構造体を有する細胞培養用モジュール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動物細胞が本来の機能を損うことなく長期間
生存することができる組織体を形成する方法を提供し、
かつそのような組織体を高密度に組み込み、有用物質生
産やハイブリッド型人工臓器に応用可能なモジュールを
提供する。 【解決手段】 2枚以上の規則的に配置された小孔を有
するスペーサーの各小孔に中空糸を通した、微小間隔で
規則的に配管した構造体を有することを特徴とする細胞
培養用モジュール、該細胞培養用モジュールに肝細胞が
充填された人工肝臓モジュール、及び該細胞培養用モジ
ュールにおける中空糸の内腔もしくは外腔部に遠心力を
利用して細胞を充填し、該充填された細胞を培養するこ
とを特徴とする細胞培養方法。DMEMを基礎培地とす
る培養培地で肝細胞を培養することを特徴とする該細胞
培養方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動物細胞を用いた有
用物質生産、或いはハイブリッド型(もしくはバイオ
型)人工臓器に応用可能な細胞組織体形成法及びそれを
組み込んだモジュールに関する。より詳しくは、本発明
は、細胞の本来の機能を損なうことなく長期間維持する
ことが可能な細胞組織体を形成する方法としての、遠心
力を用いた培養細胞の組織体形成誘導技術、及び中空糸
膜を用いて生体内の血管網類似構造を再現した細胞培養
用モジュール、並びに該モジュールと上述の組織体誘導
技術とを組み合わせた細胞培養法に関するものである。
さらに、本発明は、該細胞組織体の培養に適した培地及
び該培地を用いた該細胞組織体の培養方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、動物細胞を有用物質生産、或
いはハイブリッド型人工臓器の要素として利用するため
の培養装置が知られている。公知のこの培養装置は細胞
の高密度培養を行うためにマイクロキャリアーを用いた
攪拌槽培養(W.R.Tolbertら、Ann. Rep. Ferment. Pro
c., 第6巻、第35頁(1983)など)や多孔質担体を用い
た流動床・固定床培養(特公平7−46988号公報な
ど)、また多孔性の中空糸膜を利用し、その内腔或いは
外部に細胞を充填する培養(仲ら、人工臓器,第28
巻、第1号、第68〜73頁(1999)など)が行われてい
た。なかでも、中空糸膜を用いた培養は、細胞が中空糸
膜によって流動培地から隔離されるために剪断応力から
の保護、漏洩の防止の点で優れており、また培養装置も
多数の中空糸を束ねて内蔵している既存の透析装置や血
漿分離装置がそのまま流用可能であり広く使用されてい
る。しかしながら、これらの中空糸型の培養装置では培
養タンク(モジュール)内に中空糸が均一に存在してお
らず、そのため中空糸外部に細胞を充填する場合、膜表
面からの物質移動距離がモジュール各部位で異なり、細
胞の生存・増殖に極在化が生じてしまうという問題があ
った。
【0003】さらに、細胞の培養法として、壁付着性の
動物細胞の培養法としては従来より二次元的な単層培養
法が主流であったが、培養細胞が急速にその機能を消失
することが問題となっている。例えば、高度に分化した
初代肝細胞は単層培養条件下では数日の培養期間中にそ
の機能を消失してしまう。これに対し、高度な分化機能
の発現、維持のために細胞の集塊培養(組織体培養)の
開発も行われており、例えば、多孔性のポリウレタンフ
ォーム(PUF)を用いた培養細胞の球状組織体(スフ
ェロイド)培養などが例えば高機能発現が要求されるハ
イブリッド型人工肝臓の開発に利用されている(松下
ら、人工臓器,第21巻、第3号、第1050〜105
4頁(1992))。
【0004】モジュール内にこの様に組織体を組み込ん
だ場合、細胞集塊(組織体)内では細胞密度が非常に高
い状態となるため、細胞の高密度培養が可能となり、モ
ジュールのコンパクト化が達成できる利点もある。しか
しながら、モジュール内での酸素・栄養分の消費も著し
い。特に初代肝細胞の様な酸素消費量の著しい細胞を培
養する場合、従来の装置では高密度に充填しても物質の
供給が不十分で組織体内部の細胞が壊死し、装置として
の性能が低下するという問題から、1×107 cells/cm3
程度の細胞密度が限界であった。このような問題によっ
て、高密度培養条件下において細胞が本来の機能を損う
ことなく長期間生存することは困難であった。
【0005】一方、初代肝細胞の機能維持には、培養形
態とともに培養培地の組成が重要であるとされ、これま
でにも種々の添加因子を含む培養培地の例が報告されて
いる。例えば、L−アラニンを高濃度で添加した培養培
地による肝細胞の生存率の向上(特開平5−33695
9号公報)や、アスコルビン酸を添加した培養培地によ
る肝細胞のアルブミン分泌の維持(特開平7−2749
52号公報)、ウィリアムのE培地(WEM)にデキサ
メサゾン、グルカゴン、インスリン、上皮増殖因子(E
GF)を添加した培養培地を用いたスフェロイド培養肝
細胞における60日程度のアルブミン分泌の維持(J.Z.
Tongら,Exp. Cell Res., 第189巻,第87〜92
頁,1990年)、ダルベッコの改変イーグル培地にプ
ロリン、インスリン、グルカゴン、ヒドロコルチゾン、
EGFを添加した培養培地を用いたコラーゲンサンドイ
ッチ培養肝細胞における1ヶ月程度のアルブミン分泌能
の維持(J. Leeら,Biotech. Bioeng., 第40巻,第2
98〜305頁,1992年)等が報告されている。
【0006】しかしながら、肝細胞はアルブミン等の蛋
白質合成能の他に、生体外異物や体内で生成されるアン
モニアや薬物等を解毒する解毒機能も有しているが、そ
の維持は難しく、例えばアンモニア代謝能は、従来の培
養では培養2週間程度しか維持できないという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、種々
の動物細胞が本来の機能を損なわずに長期間生存するこ
とができる組織体を形成する方法を提供することであ
り、かつそのような組織体を高密度に組み込み、有用物
質生産やハイブリッド型人工臓器に応用可能なモジュー
ルを提供することである。また、本発明の別の目的は、
人工肝臓において、初代肝細胞が有する種々の生理機
能、特にアルブミン分泌能に加えて、少なくともアンモ
ニア代謝能を長期間維持させるのに適した培養培地を提
供することであり、当該培地を用いて、ハイブリッド型
人工肝臓や動物実験代替法(動物愛護の観点から動物に
代えて細胞を用いて薬物等の安全性試験を行う方法)等
に長期にわたって利用できる培養技術を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明者らは鋭意研究を行った結果、中空
糸の内腔、外腔部或いはその他の培養担体内に遠心力を
利用して細胞を強制的に充填し細胞間の接触頻度を高め
ることにより、高機能を有する細胞組織体の形成を誘導
することが可能なことと、規則的に小孔の配置されたス
ペーサーを2枚以上用い、スペーサーの各小孔に半透膜
から形成される中空糸を通すことで中空糸を微小間隔で
規則的に配管した構造体、すなわち生体内の毛細血管網
を模倣した血管網類似構造体を組み込んだモジュールを
用いて、該血管網類似構造体を構成する中空糸外腔或い
は内腔に細胞を高密度に充填し、中空糸膜を介して細胞
の生存に必要な酸素・栄養分の供給を行うことにより、
該細胞が組織様構造体を構築することが可能であること
を見出した。
【0009】また、本発明者らは、肝細胞組織体の培養
において、アミノ酸、ビタミン類及びエネルギー源が豊
富なDMEM、或いは約60〜約90%のDMEMと約
10〜約40%の他の培地からなる混合培地に、追加成
分としてプロリン、EGF、インスリン、ヒドロコルチ
ゾン、亜セレン酸、リノール酸、硫酸銅及び硫酸亜鉛を
含む培養培地を使用することによって、アンモニア代謝
能を含む初代肝細胞の代表的な機能の維持が飛躍的に延
長されることを見出した。さらに、この培地を上記モジ
ュール及び細胞組織体形成方法と組み合わせることによ
り、アンモニア代謝能を含む初代肝細胞の代表的な機能
が少なくとも4ヶ月間にわたって維持される人工肝臓を
作製することに成功して、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、2枚以上の規則的に
小孔が配置されたスペーサーの各小孔に中空糸を通し
た、微小間隔で規則的に配管された構造体を有すること
を特徴とする細胞培養用モジュールを提供する。このよ
うな構造体は生体内の毛細血管網に類似した構造を有
し、中空糸の外腔および/または内腔に充填された細胞
に中空糸膜を介して細胞の生存に必要な酸素や栄養分を
効率よく供給することにより、高い生理機能を発揮する
細胞組織体の形成を促進するとともに、該細胞組織体に
おける種々の生理機能の維持に寄与する。
【0011】本発明はまた、中空糸の内腔部あるいは細
胞培養用モジュールにおける中空糸の内腔もしくは外腔
部に遠心力を利用して細胞を充填し、該充填された細胞
を培養することを特徴とする細胞培養方法を提供する。
遠心力を負荷することにより細胞が集合して接触頻度を
増し、細胞組織体の形成が促進される。
【0012】さらに、本発明は、上記の培養方法、特に
肝細胞の培養方法において、DMEMもしくはDMEM
と他の培地との混合培地を基礎培地として使用すること
により、解毒機能を含む初代肝細胞の代表的機能を長期
間維持させ得る培養方法を提供する。また、DMEMも
しくはDMEM含有混合培地に加えて、プロリン、EG
F、インスリン、ヒドロコルチゾン、亜セレン酸、リノ
ール酸、硫酸銅及び硫酸亜鉛をさらに含有させることに
より、当該肝細胞機能をより長期にわたって維持するこ
とができる。したがって、本発明は、DMEMに加えて
上記追加成分をさらに含む培養培地を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、遠心力を用いた細胞の組織
体形成法について具体的に説明する。細胞が分散した細
胞懸濁液に適当な遠心力を負荷すると、細胞は遠心力に
よって沈降し、細胞集合体を形成する。このとき細胞同
士は密に接した状態、すなわち細胞同士の接触頻度が非
常に高まった状態となる。この様な状態で細胞に適切な
酸素、栄養分の供給を行うことで,細胞が高い機能を長
期間発現できる組織体を形成することが可能である。例
えば、半透膜からなる中空糸の内腔に肝細胞を遠心力に
よって高密度に充填し、中空糸外部から酸素、栄養分の
供給、代謝老廃物の除去を行うことで、細胞は中空糸内
腔で円柱状の組織体を形成することが可能である。遠心
力による細胞の高密度充填は中空糸内腔のみに適用され
るわけではなく、例えば、後述のように中空糸を規則的
に配管した場合、中空糸の外腔部に充填することも可能
である。いずれの場合においても、細胞が生存できる環
境を与えてやることで細胞の組織化が可能である。
【0014】遠心力は用いる細胞種によって傷害を受け
ない範囲で設定すれば良く、例えば初代ラット肝細胞の
場合、好ましくは1500×G以下、より好ましくは5
×G〜400×Gの遠心力が望ましいが、特に限定され
るものではない。遠心時間の選択も遠心力に合わせて設
定すればよい。
【0015】本発明の遠心力を用いた細胞組織体形成法
に使用される中空糸は、半透膜構造を有するものであれ
ば特に制限はないが、その内径が、好ましくは20〜1
000μm、より好ましくは50〜500μm、さらに
好ましくは50〜150μm程度のものである。また、
本発明の遠心力を用いた細胞組織体形成法に使用される
細胞培養用モジュールは中空糸膜を有する構造のもので
あれば特に制限はないが、好ましい態様においては、微
小間隔で規則的に配管された構造体を有する後述の細胞
培養用モジュールが使用される。
【0016】次に、微小間隔で規則的に配管した構造体
(以下、血管網類似構造体ともいう)を組み込んだ細胞
培養用モジュールについて説明する。ここで、血管網類
似構造体とは、毛細血管に見立てた多数の中空糸(好ま
しくは上記のような内径を有する中空糸)を、数百μm
程度の間隔、好ましくは20〜1000μm、より好ま
しくは50〜500μm、さらに好ましくは50〜15
0μmの微小間隔で規則的に配管した構造体をいうもの
であり、シェルサイドに存在する細胞に酸素と栄養を供
給し、老廃物を除去することが可能な構造を有するもの
である。図1,図2,図3は、本発明の細胞培養用モジ
ュールの一例を示すものである。
【0017】図1のようなモジュールの作製方法につい
て具体的に説明する。まず、使用するスペーサーを、ス
ペーサー上に配置された小孔が合致するように重ね合わ
せ、合致した小孔に中空糸を通していく。中空糸を通し
終わった後にスペーサーを任意の間隔に広げ、容器1内
の任意の場所に固定する。その後、中空糸は封止部4に
おいて固定される。このような封止部の形成方法として
は、遠心力をもってポッティング剤を封止部に該当する
空間に注入し、ポッティング剤硬化後、硬化部を鋭利な
刃物等で切断し、中空糸の開口面を露出させる方法が好
ましく利用される。
【0018】図1において、容器1内に適宜の本数の中
空糸2から構成される血管網類似構造体が設置される。
血管網類似構造体を構成する各中空糸はスペーサー3の
小孔9を通り、封止部4で固定される。すなわち、各中
空糸2は図2に示すように2枚以上設置されたスペーサ
ー3の小孔9の間隔をもって空間部5内に均一に配置さ
れた状態となる。
【0019】この様な構成のモジュールにおいて中空糸
外腔に細胞を配置する場合、細胞10は容器1に1カ所
以上設置された細胞導入口6から遠心力によって空間部
5内に配管された各中空糸の周囲に高密度に充填され
る。さらに、培養液は培養液流入口7から血管網類似構
造体を構成する各中空糸に分散し、図3に示すように空
間部5に充填された細胞10に酸素・栄養分を供給し、
細胞の生産物・代謝老廃物を回収した後に培養液流出口
8から装置外に排出される。
【0020】さらに、規則的に配管した中空糸に培養液
供給用、排出用の独立した機能を持たせることも可能で
ある。すなわち培養液供給用の役割を持った中空糸は封
止部4の一端においてその端を封じられており、ここを
通ってモジュール内に流入した培養培地は強制的に空間
部5に流入する。そこで、細胞10と直接接触し、種々
の物質交換を行った後に培養液排出用の中空糸を通って
モジュール外に排出される。同様に酸素供給用の独立の
パイプラインとして中空糸を配管することも可能であ
る。
【0021】このような構成によって、モジュール内に
は細胞に対し、酸素・栄養分の供給、生産物・代謝老廃
物の回収を行う中空糸が微小間隔で配管され,生体内の
微小血管網がモジュール内において再現されることにな
る。さらに、その中空糸の周囲に細胞を遠心力によって
高密度に充填し、培養することにより細胞が高機能を有
する組織体を形成することが可能である。遠心力を用い
て充填される細胞の細胞密度は、細胞種、用いる遠心力
によって変化するが、1×107〜1×109 cells/ml
程度が望ましい。細胞がこのような高密度状態に置かれ
た場合、或いは組織体を形成した場合、供給される物質
として最も律速因子になりうると考えられるのは酸素で
あり、中空糸束2の各中空糸の間隔は空間部5に充填さ
れた細胞の酸素消費量を考慮して決定することが可能で
ある。これは、スペーサー3に設けられた小孔9の間隔
を制御すればよい。具体的には、中空糸の間隔として
は、好ましくは20〜1000μm、より好ましくは5
0〜500μm、さらに好ましくは50〜150μmで
あるが、この間隔は上述のように細胞の酸素消費量を考
慮して決定される値であり、この範囲に限定されるもの
ではない。
【0022】スペーサー3に設けられた小孔9の直径は
使用する中空糸の径に合わせて適宜設定すればよく、用
いる中空糸外径より20〜100μm程度大きな径が望
ましいがこれに限定されるものではない。また、スペー
サー3は通常中空糸束2の両封止部4に隣接して設置さ
れるが、必要に応じて空間部5内に追加することも可能
である。例えば、中空糸の長さが長くなった場合、空間
部5にスペーサー3を数枚追加することで中空糸はより
規則的に配管される。
【0023】一方、中空糸内径よりも小径のシャフトを
中空糸内に通すことで中空糸の長さが長くなっても2枚
のスペーサーで中空糸をたわませることなく規則的に配
管することが可能である。シャフトを用いる場合、シャ
フトの材質は生体適合性に優れたものであれば特に限定
されず、中空糸内面を傷つけないよう滑らかな外面をも
ち比較的強度のあるものが望ましい。スペーサー3に設
けられた小孔9の配列方式、すなわち中空糸の配管方式
は、空間部5に充填された細胞を効率良く培養するため
に三角配置が望ましいが、条件に応じて四角配置やその
他の配置方法も可能である。
【0024】細胞との間で各種の物質交換を行う中空糸
の内径は特に限定されないが、好ましくは20〜100
0μm、より好ましくは50〜500μm、さらに好ま
しくは50〜150μm程度が望ましい。該中空糸の膜
厚は10〜200μm程度が好ましい。また中空糸の材
質は、細胞、体液に対して有害な作用を行うものでなけ
れば特に限定されるものではないが、例えば、セルロー
ス系素材、ポリスルホン、ポリプロピレン等を挙げるこ
とができる。また、多孔性中空糸膜の平均孔径は物質交
換性を考慮すると大きな方が望ましく、0.1〜5μm
程度が望ましい。しかしながら、孔径はこの範囲に限定
されるものではなく、使用目的に合わせて適宜設定する
ことが可能である。例えば、モジュール内に血漿を導入
する場合、異種免疫反応を抑制するために分画分子量の
小さい膜、すなわち孔径0.1μm未満の小さな膜を選
択することも可能である。
【0025】以上が中空糸外腔部に細胞を配置する場合
のモジュールの構成であるが、中空糸内腔に細胞を遠心
力で充填することも可能である。その場合、細胞を遠心
力によって中空糸内腔に充填した後、中空糸の両端を閉
じる。培養培地は中空糸外腔部を流れ、中空糸膜を介し
て細胞との間で物質交換を行う。培地流動用に容器1に
は培養培地流動用のポートを2箇所以上設置する。
【0026】モジュールを構成する素材は生体適合性に
優れたものを選択すれば特に限定されるものではなく、
従来より人工透析器、血漿分離器等で用いられてきたも
のが応用可能である。また、中空糸を固定し、循環する
液体と培養装置内の細胞を分離する封止部4に用いられ
る接着剤に関しても、同様に従来用いられてきたものが
応用可能であり、例えば、ポリウレタン、シリコーン及
びエポキシ樹脂等が挙げられる。
【0027】本発明において培養される細胞について
は、その種類に関して何ら限定されるものではなく、ま
たその由来についても同様であり、ヒト、マウス、ラッ
トその他の動物由来のものに用いることができる。特
に、肝細胞を上記のような遠心充填によって、血管網類
似構造体を有するモジュールに充填することにより、従
来の人工肝臓と比較して、コンパクトで長期間機能を維
持することが可能な人工肝臓モジュールを作製すること
が可能である。
【0028】本発明においては、細胞を遠心力によって
充填するために、充填時にかかる剪断応力が小さく、良
好な生存状態の細胞が三次元的に積層される。さらに、
規則的に配管された中空糸(中空糸内腔に細胞を充填す
る場合は中空糸外腔部)が生体内における毛細血管の役
割を果たし、細胞との間で良好な物質交換を行う。中空
糸は空間内の全ての細胞との物質交換が可能となるよう
に配管可能であり、そのため、生体組織内に匹敵する細
胞密度(1×108〜1×109cells/cm3)条件下にお
いて細胞を生体内を模倣した微小空間内に置くことが可
能である。このため、遠心力を用いて細胞を高密度に充
填した細胞が壊死することなく培養早期において組織体
を形成することが可能であり、種々の動物細胞の培養に
おいて細胞が本来の機能を損なわず長期間生存可能な中
空糸型培養モジュールとして様々な用途に利用可能であ
る。具体的な応用分野としては、人工肝臓、人工膵臓な
どの培養細胞を利用するハイブリッド型人工臓器、薬物
代謝などを解析するための培養細胞を利用する臓器シミ
ュレーター、あるいは培養細胞を利用する有用物質生産
用のバイオリアクターなどが挙げられる。
【0029】本発明はまた、本発明の細胞培養用モジュ
ール及び細胞組織体形成法を利用した人工肝臓の培養に
おいて、DMEMもしくはDMEMと他の培地との混合
培地を基礎培地として使用することにより、初代肝細胞
の代表的な機能を長期間維持することができる肝細胞培
養方法を提供する。ここで「初代肝細胞の代表的な機
能」とは、アルブミン分泌能に加えて、少なくともアン
モニア代謝能を含む解毒機能を含むことを意味する。
【0030】本発明においてDMEMと混合される「他
の培地」とは、従来より自体基礎培地として動物細胞の
培養に使用されている培地であって、DMEMの上記初
代肝細胞機能の長期維持効果を阻害しないか、もしくは
増大させ得るものであれば特に制限はないが、例えば、
ハムのF−10培地、F−12培地、ウィリアムズE培
地、MCDB153培地、RPMI−1640培地、1
99培地、L−15培地等が挙げられる。好ましくは、
ハムのF−12培地、ウィリアムズE培地、MCDB1
53培地、RPMI1640培地等である。DMEMと
他の培地との混合比も上記DMEMの効果を阻害しない
か、もしくは増大させ得る範囲で適宜選択することがで
きるが、約60〜約90%のDMEMと約10〜約40
%の他の培地からなる混合培地が、本発明の基礎培地と
して好ましく例示される。
【0031】上記の肝細胞培養方法において使用される
培地は、DMEMもしくは上記DMEM含有混合培地の
他にいかなる追加成分を含んでもよいが、好ましくは、
追加成分としてプロリン、EGF、インスリン、ヒドロ
コルチゾン、亜セレン酸、リノール酸、硫酸銅および硫
酸亜鉛をさらに含むものが挙げられる。したがって、本
発明はまた、DMEMを基礎培地とし、追加成分として
プロリン、EGF、インスリン、ヒドロコルチゾン、亜
セレン酸、リノール酸、硫酸銅および硫酸亜鉛をさらに
含むことを特徴とする培地を提供する。当該培地は、本
発明の細胞培養用モジュール及び細胞組織体形成法を組
み合わせた肝細胞培養法において最適に使用し得ること
は云うまでもないが、従来の肝細胞培養法をはじめとし
て、一般に動物細胞または組織の培養において使用する
ことができる。
【0032】本発明の培養培地において、プロリン、E
GF、インスリン、ヒドロコルチゾン、亜セレン酸、リ
ノール酸、硫酸銅および硫酸亜鉛の濃度は、本発明の肝
細胞培養法におけるDMEMの効果を妨げない限り特に
制限はないが、好ましくは本発明の肝細胞培養法におけ
るDMEMの効果を有意に向上させ得る濃度である。こ
こで「DMEMの効果」とは、アルブミン分泌能に加え
て、少なくともアンモニア代謝能を含む肝細胞の解毒機
能を長期間維持させる作用を意味する。例えば、各追加
成分の好ましい濃度として、プロリンは0.1〜100
0mg/L、EGFは1〜1×106ng/L、インス
リンは1〜1×109ng/L、ヒドロコルチゾンは1
〜1×105μg/L、亜セレン酸は0.1〜1×105
nM、リノール酸は0.1〜1×106μg/L、硫酸
銅は1〜1×106nM、硫酸亜鉛は0.1〜1×109
pMが挙げられる。
【0033】本発明の培養培地は、本発明の肝細胞培養
法におけるDMEMの効果を妨げない限り、上記追加成
分に加えてさらに他の培地成分を含んでいてもよい。そ
のような他の培地成分は、従来公知の添加因子から適宜
選択することができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を用いて、本発明をより具体的
に説明する。なお、本発明は実施例により特に制限され
るものではない。
【0035】<実施例1>セルローストリアセテート製
の血漿分離用中空糸(東洋紡績製AP250N15タイ
プ;内径285μm,外径387μm)内腔にコラゲナ
ーゼ消化法により調製した初代ラット肝細胞5×105
個を60×G、90秒の遠心によって充填した。このと
き、中空糸内腔での肝細胞の密度は4.5×107cells
/cm3であった。肝細胞を封入した長さ3cmの中空糸5本
を直径35mmの培養ディッシュ(岩城硝子製)に収め、
William's E medium(WEM;シグマ製)10.8g/
Lに、50ng/ml EGF(フナコシ製)、10m
g/L インシュリン(シグマ製)、0.1μM 硫酸
銅・5水和物(和光純薬工業製)、3μg/L 亜セレ
ン酸(和光純薬工業製)、50pM 硫酸亜鉛・7水和
物(和光純薬工業製)、50μg/L リノール酸(シ
グマ製)、58.8mg/L ペニシリン(明治製菓
製)、100mg/L ストレプトマイシン(明治製菓
製)、1.05g/L 炭酸水素ナトリウム(和光純薬
工業製)、1.19g/L HEPES(同仁化学製)
を添加した無血清培地(Hormonally defined medium;
HDM)を2ml添加して、5%炭酸ガス,95%大気の
雰囲気下、震盪器上で45rpmで旋回培養を行った。細
胞の機能評価として培養培地に1mMの濃度でアンモニ
アを負荷し、経時的な濃度変化を定量することでその代
謝活性を測定した。また、培地中に分泌されるアルブミ
ン濃度を定量することでアルブミン分泌活性を測定し
た。
【0036】対照として、3.0×106個の肝細胞を
25mm×25mm×1mmのポリウレタンフォーム
(PUF)シートに播種し、直径35mmの培養ディッ
シュで培養したスフェロイド培養、および2.5×10
5個の肝細胞を直径35mmのコラーゲンコートディッ
シュ(岩城硝子製)に播種し、培養した単層培養を行
い、その機能の比較を行った。図4に細胞数当たりのア
ンモニア代謝速度の経時変化を示す。
【0037】これらの結果から、遠心力を用いて充填す
ることで組織体を形成した肝細胞は従来の培養法に比
べ、高いアンモニア代謝活性を培養後2週間維持するこ
とが示された。また、図5に細胞数当たりのアルブミン
分泌速度の経時変化を示す。この結果、遠心によって誘
導された肝細胞組織体は、従来の培養法に比べより長期
に渡りアルブミン分泌活性を維持することが示され、遠
心によって誘導された肝細胞組織体が高い肝機能を長期
間維持することが示された。
【0038】<実施例2>内径9mm、長さ27mmのモジ
ュール内に直径500μmの小孔をピッチ600μmの
三角配置で配置したスペーサー2枚を用い、実施例1で
用いた中空糸187本を規則的に配管したモジュールを
作製した。このモジュールの中空糸外腔部に初代ラット
肝細胞を60×G、3分の遠心によって充填し、中空糸
内腔に培養培地HDMを30ml/minの流量で灌流し培養
を行った。このときモジュール単位体積当たりの細胞密
度は3×107cells/cm3であった。
【0039】モジュールの機能評価として、培養培地に
1mMの濃度でアンモニアを負荷し、アンモニア濃度変
化の定量、尿素合成量の定量を行うことにより、アンモ
ニア代謝活性,尿素合成活性の評価を行った。図6にモ
ジュール単位体積当たりのアンモニア代謝速度の経時変
化を示す。対照として多孔質担体にスフェロイドが充填
されたモジュールの活性を示す。本発明のモジュールは
同じ肝細胞組織体を組み込んだモジュールであるスフェ
ロイド型モジュールと比較して高密度培養が達成されて
いることから、モジュール当たりのアンモニア代謝能は
スフェロイド型モジュールの最大4倍程度の高い活性を
示した。
【0040】<実施例3>培養培地として、Dulbecco's
modified eagle medium(DMEM;ギブコ製)13.
5g/Lに、60mg/L プロリン、50ng/ml
EGF(フナコシ製)、10mg/L インシュリン
(シグマ製)、7.5mg/L ヒドロコルチゾン(和光
純薬工業製)、0.1μM 硫酸銅・5水和物(和光純
薬工業製)、3μg/L 亜セレン酸(和光純薬工業
製)、50pM 硫酸亜鉛・7水和物(和光純薬工業
製)、50μg/L リノール酸(シグマ製)、58.
8mg/L ペニシリン(明治製菓製)、100mg/
L ストレプトマイシン(明治製菓製)、1.05g/
L 炭酸水素ナトリウム(和光純薬工業製)、1.19
g/L HEPES(同仁化学製)を添加した無血清培
地(培地A)を用いる以外は、実施例1と同様にしてラ
ット肝細胞を培養し、アンモニア代謝能、尿素合成能、
アルブミン分泌能を経時的に測定した。具体的には、培
養培地に1mMの濃度でアンモニアを負荷して24時間
反応させ、反応時間中に代謝されるアンモニア量、合成
される尿素量を定量してそれぞれの活性を測定した。同
様に、培地中に分泌されるアルブミン量を定量すること
によりアルブミン分泌活性を測定した。実施例1と同じ
WEMを基礎培地とするHDM(培地B)を用いて培養
した肝細胞についても同様に活性測定を行い、両者にお
ける肝細胞機能の長期持続性を比較した。
【0041】細胞あたりのアンモニア代謝速度、尿素合
成速度及びアルブミン分泌速度の経時変化をそれぞれ図
7、8及び9に示す。培地Bを用いた場合、肝細胞のア
ンモニア代謝能、尿素合成能及びアルブミン分泌能は培
養の経過に伴って急激に低下し、培養4〜5週目にはい
ずれも消失したのに対し、培地Aを用いた場合、肝細胞
はいずれの機能においても、初期活性からの低下は見ら
れるものの、培養23週目においてもなお良好な活性を
維持していることが示された。以上のように、遠心充填
によって形成させた肝細胞組織体を、DMEMにプロリ
ン、EGF、ヒドロコルチゾン、亜セレン酸、リノール
酸、硫酸銅及び硫酸亜鉛を添加した培養培地で培養する
ことにより、少なくとも5ヶ月以上の長期にわたって高
い肝機能が維持されることが分かった。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明のように、遠心
力を利用することにより培養担体に細胞を充填された培
養細胞の組織体誘導技術は、従来の培養法に比べて、高
い機能を長期間維持することが可能な組織体の形成が可
能である。また、本発明のように、中空糸を規則的に配
管した血管網類似構造体を有するモジュールの利用と組
み合わせることによって、従来の細胞培養用モジュール
と比べて飛躍的な高密度培養が可能である。さらに、本
発明のモジュールに本発明の組織体誘導技術を用いて調
製した人工肝臓モジュールにおいて、DMEMを基礎培
地とする培養培地を用いてモジュール内の肝細胞を培養
することにより、蛋白質合成能だけでなくアンモニア代
謝能をはじめとする解毒機能をも長期間維持する人工肝
臓を提供することが可能となる。したがって、本発明は
これまで困難であった有用物質生産やハイブリッド型人
工臓器として利用可能な高性能、コンパクトな細胞培養
用モジュールの開発を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空糸型モジュールの一例を示す図で
ある。
【図2】図1におけるスペーサー近傍の拡大図(a)及
び当該モジュールの半径方向に沿って破断した模式的な
断面図(b)である。
【図3】図1において細胞を中空糸外腔部に充填した場
合の概略図である。
【図4】本発明の遠心誘導型肝細胞組織体における単位
細胞数当たりのアンモニア代謝活性を示した図である。
【図5】本発明の遠心誘導型肝細胞組織体における単位
細胞数当たりのアルブミン分泌活性を示した図である。
【図6】本発明の組織体を組み込んだ中空糸型モジュー
ルのモジュール単位体積当たりのアンモニア代謝活性を
示した図である。
【図7】本発明の遠心誘導型肝細胞組織体における単位
細胞数当たりのアンモニア代謝活性の持続性に及ぼす培
地組成の効果を示した図である。
【図8】本発明の遠心誘導型肝細胞組織体における単位
細胞数当たりの尿素合成活性の持続性に及ぼす培地組成
の効果を示した図である。
【図9】本発明の遠心誘導型肝細胞組織体における単位
細胞数当たりのアルブミン分泌活性の持続性に及ぼす培
地組成の効果を示した図である。
【符号の説明】
1 容器 2 中空糸 3 スペーサー 4 封止部 5 空間部 6 細胞導入口 7 培地流入口 8 培地流出口 9 スペーサーに設けられた小孔 10 細胞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 浩二 福岡県福岡市東区筥松二丁目27−30 たけ し荘208号 (72)発明者 水本 博 福岡県福岡市西区大町団地15番406号 Fターム(参考) 4B029 AA02 BB11 CC02 CC12 DA08 DB17 DF05 DG06 4B065 AA90X BB02 BB10 BB12 BB19 BB34 BC22 CA44 4C077 AA07 AA08 BB10 CC06 KK15 KK23 LL05 PP28

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚以上の規則的に小孔が配置されたス
    ペーサーの各小孔に中空糸を通した、微小間隔で規則的
    に配管された構造体を有することを特徴とする細胞培養
    用モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の細胞培養用モジュールに
    肝細胞を充填されたことを特徴とする人工肝臓モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 中空糸の内腔部あるいは細胞培養用モジ
    ュールにおける中空糸の内腔もしくは外腔部に遠心力を
    利用して細胞を充填し、該充填された細胞を培養するこ
    とを特徴とする細胞培養方法。
  4. 【請求項4】 該細胞培養用モジュールが請求項1記載
    のものであることを特徴とする請求項3記載の細胞培養
    方法。
  5. 【請求項5】 該細胞が肝細胞である請求項3または4
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法により製造されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の人工肝臓モジュール。
  7. 【請求項7】 ダルベッコの改変イーグル培地を基礎培
    地とし、プロリン、上皮増殖因子、インスリン、ヒドロ
    コルチゾン、亜セレン酸、リノール酸、硫酸銅および硫
    酸亜鉛をさらに含むことを特徴とする培地。
  8. 【請求項8】 ダルベッコの改変イーグル培地と他の培
    地との混合培地を基礎培地とし、プロリン、上皮増殖因
    子、インスリン、ヒドロコルチゾン、亜セレン酸、リノ
    ール酸、硫酸銅および硫酸亜鉛をさらに含むことを特徴
    とする培地。
  9. 【請求項9】 肝細胞培養用である請求項7または8記
    載の培地。
  10. 【請求項10】 請求項1、2および6のいずれかに記
    載のモジュールに使用するための請求項7または8記載
    の培地。
  11. 【請求項11】 請求項3〜5のいずれかに記載の方法
    に使用するための請求項7または8記載の培地。
  12. 【請求項12】 ダルベッコの改変イーグル培地を基礎
    培地とする培養培地を用いて細胞を培養することを特徴
    とする請求項3〜5のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 該培養培地が請求項7記載の培地であ
    る請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 ダルベッコの改変イーグル培地と他の
    培地との混合培地を基礎培地とする培養培地を用いて細
    胞を培養することを特徴とする請求項3〜5のいずれか
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 該培養培地が請求項8記載の培地であ
    る請求項14記載の方法。
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