JP2001128528A - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機

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JP2001128528A
JP2001128528A JP31985599A JP31985599A JP2001128528A JP 2001128528 A JP2001128528 A JP 2001128528A JP 31985599 A JP31985599 A JP 31985599A JP 31985599 A JP31985599 A JP 31985599A JP 2001128528 A JP2001128528 A JP 2001128528A
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Hidesumi Okamura
英澄 岡村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集草篭内に芝屑を均一に集めるとともに安全
性を高くする。 【解決手段】 回転駆動されるリール刃2と、このリー
ル刃2で刈られた芝屑を収納する集草篭6とを備えた芝
刈機である。リール刃2から集草篭6に至る芝屑の通路
内に整流板19を配置する。整流板19によって集草篭
6全体に芝屑を均一に送る。また、集草篭を取り外した
ところから手足がリール刃に接触してしまうことを整流
板19で防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリール刃と集草篭と
を備えた芝刈り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転駆動されるリール刃で刈り取った芝
屑をリール刃の後方に配した集草篭に集めるようにした
芝刈り機がある。このものではリール刃の回転によって
刈られるとともにリール刃の回転及びこの回転で生じる
風によって後方へと飛ばされる芝屑を集草篭に集めるこ
とで、芝屑の飛散を防ぐことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リール刃は
螺旋状の刃を周方向に並べて円筒状としたものであるた
めに、該リール刃によって刈られるとともに後方へと飛
ばされる芝屑は、集草篭の片側に集中してしまうもので
あり、集草篭の容量を活かすことができないものとなっ
ている。
【0004】また、集草篭は着脱自在に構成するわけで
あるが、芝刈機の本体側における集草篭の装着面は大き
な開口となっており、リール刃が奥方に位置している上
記開口の存在は、安全性の点で問題がある。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは集草篭内に芝屑を均
一に集めることができる上に安全性も高くなる芝刈機を
提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、回転
駆動されるリール刃と、このリール刃で刈られた芝屑を
収納する集草篭とを備えた芝刈機において、リール刃か
ら集草篭に至る芝屑の通路内に整流板を配置しているこ
とに特徴を有している。
【0007】整流板によって集草篭全体に芝屑を均一に
送ることができるものである。
【0008】リール刃の後方に配設された集草篭の後部
上面に風抜き孔を設けることも好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図1〜図4において、芝刈機本体
1はその後部に集草篭6が着脱自在に取り付けられるも
ので、本体1の前端側の左右には前輪11が、後端側に
はローラー状の後輪12が配設されており、本体1の上
面側にはハンドル5が前後方向に回動自在に連結されて
いる。
【0010】本体1内には駆動源であるモータ3と該モ
ータ3によって回転駆動されるリール刃2、そしてリー
ル刃2に接近配置された固定刃4が配設されている。フ
レーム10に固定された上記モータ3の出力軸30には
プーリ31が固着されており、同じくフレーム10に回
転自在に取り付けられたリール刃2の回転軸20にもプ
ーリ21が固着されているのであるが、ここでは両プー
リ31,21を直接ベルトで連結するのではなく、フレ
ーム10に軸35を介して回転自在に取り付けたプーリ
36を設けて、上記プーリ31とプーリ36との間をベ
ルト33で連結するとともに、プーリ36とプーリ21
との間をベルト32で連結して、これらベルト33,3
2とプーリ31,36,21によってモータ3の回転が
リール刃2に伝えられるようにしてある。図中37はこ
のベルト32,33による動力伝達部の下方側を覆って
いるカバーである。
【0011】上記固定刃4は、リール刃2に微小な隙間
を介して対向するもので、フレーム10に後端が軸41
で支持されている左右一対の調節アーム40,40間に
取り付けられている。該調節アーム40はその前端側が
調節ねじ42とばね43とによってフレーム10に取り
付けられており、調節ねじ42を回して軸41を中心と
して調節アーム40を回動させることにより、リール刃
2との間の隙間を調節することができるようになってい
る。
【0012】また、後輪12はフレーム10の所定位置
に取り付けられているのに対して、左右一対の前輪11
は回動板15を介してフレーム10に取り付けられてお
り、回動板15から突設されて本体1上面側に突出して
いる調節レバー16で回動板15を軸17を中心として
回動させることで、フレーム10に対する前輪11の上
下位置を変更することができるようになっており、この
ために芝の刈り高さを変更することができる。
【0013】リール刃2を回転駆動させれば、リール刃
2と固定刃4との間で芝を切断することができるもので
あり、切断された芝屑はリール刃2の回転に伴って後方
上部へと送られて集草篭6に入る。この時、リール刃2
と集草篭6との間の芝屑の通路となる部分の本体1内面
には、その天井面から複数枚の互いにほぼ平行な整流板
19を垂下してあり、本体1にリブとして一体成形され
たこれら整流板19は、リール刃2が螺旋状に形成され
たブレードを周部に複数枚備えたものとして形成されて
いるために、図3に示すように、片側に寄ろうとする芝
屑を整流して本体1の後方へと流すものであり、このた
めに芝屑は集草篭6内の全体にほぼ均一に集められる。
【0014】また、集草篭6を本体1から取り外した状
態で芝刈りを行う時には、本体1の後端開口面(集草篭
6の取り付け面)の奥方にリール刃2が覗くことになる
が、開口面とリール刃2との間に位置する上記整流板1
9は、開口面から手足が入ってもリール刃2に至ること
を防ぐために、安全性も高いものとなる。
【0015】図5及び図6は集草篭6の後方上面を網で
形成することでにこの部分に風抜き孔7を設けたものを
示している。リール刃2の回転で生じる風が図5に示す
矢印方向に流れるものであり、集草篭6内での風通りが
良くなるために、芝屑は集草篭6の奥から集草される。
芝屑を効率良く集草できるものである。
【0016】風抜き孔7は図7に示すように集草篭6の
後端面に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明においては、回転駆
動されるリール刃と、このリール刃で刈られた芝屑を収
納する集草篭とを備えた芝刈機において、リール刃から
集草篭に至る芝屑の通路内に整流板を配置しているため
に、整流板によって集草篭全体に芝屑を均一に送ること
ができるものであり、このために集草篭の容量を有効に
使用することができる。また整流板の存在は、集草篭を
外した場合におけるリール刃に手足が接触する虞を無く
すものであり、安全性の向上にも寄与するものである。
【0018】リール刃の後方に配設された集草篭の後部
上面に風抜き孔を設けることも、芝屑を集草篭の奥に集
めることができることになるために、芝屑の集草効率を
高めることに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の縦断面図である。
【図2】同上の底面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の集草篭を外した状態の背面図である。
【図5】他例の縦断面図である。
【図6】同上の平面図である。
【図7】さらに他例の縦断面図である。
【符号の説明】
2 リール刃 3 モータ 6 集草篭 19 整流板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるリール刃と、このリール
    刃で刈られた芝屑を収納する集草篭とを備えた芝刈機に
    おいて、リール刃から集草篭に至る芝屑の通路内に整流
    板を配置していることを特徴とする芝刈機。
  2. 【請求項2】 リール刃の後方に配設された集草篭はそ
    の後部上面に風抜き孔を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の芝刈機。
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