JP2001128350A - フラットケーブル巻取器 - Google Patents

フラットケーブル巻取器

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JP2001128350A
JP2001128350A JP2000027105A JP2000027105A JP2001128350A JP 2001128350 A JP2001128350 A JP 2001128350A JP 2000027105 A JP2000027105 A JP 2000027105A JP 2000027105 A JP2000027105 A JP 2000027105A JP 2001128350 A JP2001128350 A JP 2001128350A
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JP
Japan
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flat cable
case
spring material
cable
protector
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JP2000027105A
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English (en)
Inventor
Shinichi Akiyama
信一 秋山
Tadashi Ikegami
正 池上
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で小型なフラットケーブル巻取器
を提供する。 【解決手段】 ケース内にケーブル引出溝を介してフラ
ットケーブルを巻取るフラットケーブル巻取器であっ
て、一方の端部が折曲った折曲部を有し、接続部を除い
た前記フラットケーブルと所定長接合するバネ材と、前
記ケース内に設けられた軸を中心として回転し、前記接
合されたフラットケーブルおよびバネ材をロール状に収
容するリールと、前記ケースに、前記軸に前記バネ材の
前記折曲部を挿入固定させる切欠部と、前記切欠部と並
行して前記ケースの側面に前記フラットケーブルの前記
接続部を引出す貫通穴と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフラットケーブルを
巻取るフラットケーブル巻取器に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の車両はスライドドアやサンルーフ
用のスライドドアが設けられているものがあり、このよ
うなスライドドアには開閉用の電源線や安全確認のため
のセンサ出力線等が必要となる。
【0003】従来このような電源線や出力線はフラット
ケーブルで構成し、スライドドアの移動と共にフラット
ケーブルを巻取器より引出/巻取って車両本体より電源
の供給および信号の入出力を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフラッ
トケーブル巻取器は、フラットケーブルを巻取る巻取軸
を外部よりスプリング等で回転させるようにしていたた
め、巻取器の形状が大型となり、車両に取付ける場合に
スペース的な制限を受けていた。本発明は簡単な構造で
小型なフラットケーブル巻取器を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、ケース内にケーブル引出溝を介してフラットケーブ
ルを巻取るフラットケーブル巻取器であって、一方の端
部が折曲った折曲部を有し、接続部を除いた前記フラッ
トケーブルと所定長接合するバネ材と、前記ケース内に
設けられた軸を中心として回転し、前記接合されたフラ
ットケーブルおよびバネ材をロール状に収容するリール
と、前記ケースに、前記軸に前記バネ材の前記折曲部を
挿入固定させる切欠部と、前記切欠部と並行して前記ケ
ースの側面に前記フラットケーブルの前記接続部を引出
す貫通穴と、を備える。
【0006】フラットケーブルと接合したバネ材をリー
ル内にロール状に収容し、前記リールをケース内に設け
られた軸に軸支させると共に軸に設けられた切欠部にバ
ネ材の折曲部を挿入固定させ、フラットケーブルの接続
部を切欠部と並行してケースの側面に設けられ貫通穴よ
り引出し、フラットケーブルの他端をケースのケーブル
引出溝より引出すようにしたので、バネ材はフラットケ
ーブルと共にリール内に収容されるため構造が簡単で小
型なフラットケーブル巻取器を得ることができる。
【0007】請求項2の発明においては、前記バネ材の
幅が前記フラットケーブルの幅と同じようにする。バネ
材の幅をフラットケーブルの幅と同じようにしたので、
バネ材の弾性を増すことができる。
【0008】請求項3の発明においては、前記バネ材が
前記フラットケーブルと帖合されて接合する。バネ材と
フラットケーブルを帖合せて接合するようにしたので、
バネ材とフラットケーブルが一体的に移動し、両者間の
もつれを無くすことができる。
【0009】請求項4の発明においては、前記リール内
には前記バネ材と接合された前記フラットケーブルがロ
ール状に収容され、前記バネ材との接合が無くなった部
分のフラットケーブルは前記リールの外周に巻付けら
れ、端部が前記ケースの前記ケーブル引出溝を介して外
部に引出される。
【0010】リール内にバネ材がロール状に収容され、
リールの外周にフラットケーブルが巻付けられるように
したので、リールの回転に対して長いフラットケーブル
を巻取ることができる。
【0011】請求項5の発明においては、前記ケースが
前記軸と直交する方向で2分割され、2分割された一方
に前記軸および前記貫通穴が設けられている。ケースを
軸と直交する方向で2分割し、2分割した一方に軸およ
び貫通穴を設けるようにしたので、ケース内へのリール
の収納を容易に行うことができる。
【0012】請求項6の発明においては、前記リールを
有底の円筒形とし、側面に前記フラットケーブルを挿通
する引出溝を設ける。リールを有底の円筒形とし、側面
に引出溝を設けるようにしたので、リール内へのバネ材
の収容を容易に行うことができる。
【0013】請求項7の発明においては、前記ケーブル
引出溝に係合し、引出される前記フラットケーブルが折
曲がらないように保護するプロテクタを設ける。ケーブ
ル引出溝に係合してプロテクタを設けるようにしたの
で、引出されたフラットケーブルの折曲を防止すると共
に他の機器への接触を防ぐことができる。
【0014】請求項8の発明においては、前記プロテク
タは前記フラットケーブルが挿通可能な角筒形とする。
プロテクタの形状を角筒形としたので、設置容積を最低
にすることができる。
【0015】請求項9の発明においては、前記プロテク
タが前記フラットケーブルの引出方向に伸縮するもので
ある。プロテクタをケーブル引出方向に伸縮させるよう
にしたので、プロテクタを小型化することができる。
【0016】請求項10の発明においては、前記プロテ
クタが複数のプロテクタより構成され、前記複数のプロ
テクタの中の前記ケーブル引出溝に係合されるプロテク
タ内に他の複数のプロテクタが収納されて前記フラット
ケーブルの引出方向に伸縮するようにする。ケーブル引
出溝に係合したプロテクタに他のプロテクタを収納させ
るようにしたので、簡単な構造の伸縮性のあるプロテク
タを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図5
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例の分
解斜視図、図2〜図5は組立説明図である。図1におい
て、1はフラットケーブル、2は一方の端部が折曲げら
れた折曲部2aが設けられたバネ材、3はロアリール3
Aおよびアッパリール3Bで構成されるリール、4はロ
アケース4Aおよびアッパケース4Bで構成されるケー
スである。
【0018】フラットケーブル巻取器のケース4はロア
ケース4Aにアップケース4Bを重合せて構成される。
ロアケース4Aの側面内部には軸4eが設けられ、該軸
4eの頭部には切欠部4aが、また軸4eの取付部のロ
アケース4Aの側面には切欠部4aと平行して貫通穴4
bが設けられている。また4cはフラットケーブル1を
引出すケーブル引出溝である。
【0019】アッパケース4Bにはロアケース4Aのケ
ーブル引出溝4cと対向してケーブル引出溝4fが設け
られており、ロアケース4Aとはネジ穴4gよりネジを
挿入し、両者は固定される。
【0020】またロアリール3Aは有底の円筒形をして
おり、底部にはロアケース4Aの軸4aを挿通する円状
の穴3bが設けられており、側面にはフラットケーブル
1を引出す引出溝3aが設けられている。
【0021】次に図2〜図5を参照してフラットケーブ
ル巻取器の組立について説明する。図2に示すように、
フラットケーブル1の接続部1aを残してフラットケー
ブル1とバネ材2とを帖合せる。またフラットケーブル
1の接続部1aはバネ材2の折曲部2aにそって折曲げ
られ、更に折曲部2aと直交する方向に折曲げる。
【0022】次に図3に示されるように、ロアリール3
Aの穴3bにフラットケーブル1の折曲げられた接続部
1aを挿入し、フラットケーブル1と帖合されたバネ材
2をロール状に巻いてロアリール3A内に収容する。
【0023】またバネ材2との帖合せがなくなった部分
のフラットケーブル1にロアリールの3Aの側面に設け
られた引出溝3aより引出す。フラットケーブル1およ
びバネ材2がロアリール3Aに収容後、ロアリール3A
の開口部にアッパリール3Bを重合せる。
【0024】次に図4に示されるように、ロアリール3
Aの外周にロアリール3Aの引出溝3aより引出された
フラットケーブル1を巻付けた状態で、ロアリール3A
をロアケース4A内に収容する。
【0025】ロアケース4A内にロアリール3Aを収容
するには、先ずフラットケーブル1の接続部1cをロア
ケース4Aの貫通穴4bを通して引出す。次にバネ材2
の折曲部2aをロアケース4Aの切欠部4aに挿入して
固定する。次にロアリール3Aの外周に巻付けられてい
るフラットケーブル1をロアケース4Aのケーブル引出
溝4cに挿入して引出す。次にアッパケース4Bを重合
せ、ネジ穴4gにネジ5を挿入してアッパケース4Bを
ロアケース4Aに固定する。
【0026】次に図5に示されるように、フラットケー
ブル1の端部および接続部1aの端部にそれぞれ給電線
8および9が取付けられた給電線固定具6および7を取
付け、更にそれぞれの給電線8および9の端にはコネク
タ10および11が取付けられてフラットケーブル巻取
器が完成する。
【0027】フラットケーブル1の端部に取付けられた
給電線固定具6を引くと、ロアリール3Aは軸4eを軸
に回転し、ロアリール3Aの外周に巻付けられていたフ
ラットケーブル1が引出される。またロアリール3Aが
回転するとロアリール3A内に収容されているバネ材2
はロアケース4Aに設けられている軸4eに巻付けられ
る。
【0028】また逆に給電線固定具6の引出を無くす
と、軸4eに巻付けられているバネ材2の反発によりロ
アリール3Aが逆回転し、ロアリール3Aの外周にフラ
ットケーブル1が巻付けられ、フラットケーブル1が巻
取られる。
【0029】つぎに、図6〜図11を参照して、本発明
の第1の実施例のフラットケーブル巻取器を自動車のス
ライドドア自動開閉装置に適用した場合について説明す
る。図6はスライドドア自動開閉装置の配設位置を示す
概略斜視図、図7は図6におけるA−A線断面図、図8
はスライドドア自動開閉装置の概略の構成を示す平面
図、図9は自動車用スライドドアの給電装置の設置位置
をステップパネルを除去して示した斜視図、図10は図
9のA−A線断面図、図11はスライドレールとロアレ
ールの配置位置を示す図である。
【0030】図6〜図8において、スライドドア51
は、車体52に形成した開口53の上下縁及び該車体5
2の後部側壁の上下方向中央にそれぞれ配設したアッパ
レール54、ロアレール55及びセンタレール45に、
スライドドア51の前端上部B、前端下部C及び後端中
央Dにそれぞれ配設したアッパローラ及びセンタローラ
が係合し、前記各レール54,55,45に案内され、
車体52に沿ってスライドするようになっている。
【0031】ロアローラ57は、ローラ支持部材58に
設けた左右の垂直軸に水平ローラ70が軸支され、ロー
ラ支持部材58の垂直軸間に設けた水平軸に走行ローラ
61が軸支され、ローラ支持部材58が支持アーム62
に枢着されて構成されている。支持アーム62は、スラ
イドドア51に固着されたL形のブラケット64に取り
付けられる。
【0032】スライドドア51の自動開閉装置21は、
上記開口53の乗降用のステップパネル22の下面に、
プーリ等の各種部品や電動モータ等の機能部品をモジュ
ール化して組み込んだものである。
【0033】ステップパネル22の両端部には、従動プ
ーリ23,24と中間部にアイドルプーリ25,26が
配置されている。従動プーリ23とアイドルプーリ26
の略中間に駆動プーリ27が配置されている。駆動プー
リ27は、大径の歯付プーリ28と小径の歯付プーリ2
9とを一体に形成したものである。上記従動プーリ2
3,24及びアイドルプーリ25,26及び歯付プーリ
28に無端歯付ベルト30が掛けられている。
【0034】電動モータ31は電磁クラッチ32と一体
に組み込まれて、ステップパネル22の下面に固定され
ている。そして、電磁クラッチ32の伝動歯付プーリ3
3と、上記駆動プーリ27の小径の歯付プーリ29とに
無端歯付ベルト34が掛けられている。
【0035】電磁クラッチ32を介して、電動モータ3
1の回転駆動力が、伝動歯付プーリ33→無端歯付ベル
ト34→歯付プーリ29(歯付プーリ28)→無端歯付
ベルト30の順に伝達される。
【0036】また、従動プーリ23,24間に配設され
たベルトガイド35に沿って、上記ロアガイドレール5
がステップパネル22に固定されている。また、上記従
動プーリ23,24間に位置する無端歯付ベルト30に
は、牽引ブラケット36が連結されている。
【0037】上記のように各種部品や機能部品等をステ
ップパネル22の下面にモジュール化して組み込んだス
ライドドア自動開閉装置21は、開口53の部分の車体
52側に一体形成されたステップアンダに配設される。
そして、牽引ブラケット36をスライドドア51に取り
付けたローラ支持部材58の上面に連結固定し、該ロー
ラ支持部材58の走行ローラ61をステップアンダ37
の上面で走行させるようにする。
【0038】上記構成のスライドドア自動開閉装置21
によれば、開閉操作により電動モータ31を回転駆動す
ると、無端歯付ベルト30が従動プーリ23,24間を
移動する。無端歯付ベルト30には、牽引ブラケット3
6が連結されているため、スライドドア51を牽引して
車体52の開口53を開閉することができる。
【0039】この牽引ブラケット36は、ロアローラ5
7のローラ支持部材58に連結固定しているから、ロア
レール55の前端の湾曲部においてローラ支持部材58
と一体に回動する。
【0040】図9〜図11において、200はスライド
ドア51をガイドしてスライドさせるロアレール55と
略平行に設けられたスライドレール、4は前述した本発
明のフラットケーブル1を巻取る巻取器のケース、6は
ケース4より繰出されるフラットケーブル1の先端に取
付けられ、前記スライドレール200にスライドして移
動する給電線固定具、8は給電線、10はコネクタであ
る。
【0041】スライドレール200は、図10に示され
るように、矩形状の筒の一面が溝で開放され、該矩形状
の筒の中を給電線固定具6がスライドして移動する。ま
た、給電線固定具6に接続されているフラットケーブル
1はスライドレール200の矩形状の筒の中を通って保
護され、一方の給電線固定具6に接続されている給電線
8は矩形状の筒の溝を介して引出される。
【0042】また給電線固定具6の側面にはスライド抵
抗を小さくするためにローラ203が設けられている。
給電線固定具6に接続されている給電線8は固定具20
7によって牽引ブラケット36に固定され、コネクタ1
0を介してドア51側のワイヤハーネス205と接続さ
れる。
【0043】スライドレール200は、図11に示され
るように、スライドドア51をスライドさせるロアレー
ル57と略平行した位置に設けられている。したがっ
て、スライドドア51が開閉されると、スライドドア5
1の開閉に伴って固定具207で固定された給電線8が
移動し、給電線8が移動すると、給電線8に接続されて
いる給電線固定具6がスライドレール200をスライド
して移動する。
【0044】給電線固定具6がスライドレール200を
スライドして移動すると給電線固定具6に接続されてい
るフラットケーブル1は巻取器のケース4より繰出また
は巻取が行われる。
【0045】つぎに、図12〜図15を参照して、本発
明の第2の実施例を説明する。図12は第2の実施例の
分解斜視図、図13〜図15は組立説明図である。フラ
ットケーブル1が巻取器のケース4より引出されるとき
は、図9に示されるように、略直線状になっているが、
ドアを高速度で閉じた場合は巻取器の巻取速度以上で給
電線固定具6がケース4方向に移動するため、フラット
ケーブル1が屈曲したり折曲がったりして他の機器と接
触する場合も発生する。
【0046】第2の実施例は高速で給電線固定具6が移
動してフラットケーブル1が屈曲したり折曲がったりす
ることを防止するようにしたものである。図12は第2
の実施例の分解斜視図で、図1で説明した第1の実施例
の分解斜視図と異なる点のみを示す。
【0047】第2の実施例においても、フラットケーブ
ル1、バネ材2およびリール3は図1で説明したものと
同じである。ケース4は、図12に示されるように、ロ
アーケース4Aのケーブル引出溝4Cおよびアッパケー
ス4Bのケーブル引出溝4fに伸縮プロテクタ12を係
合させる係止部4hおよび4iが設けられており、その
他は図1で説明した通りである。
【0048】伸縮プロテクタ12は複数の角筒状のプロ
テクタ12a,12b,…,で構成され、最外部のプロ
テクタ12aの一端には前記ロアーケース4Aおよびア
ッパケース4Bに設けられている係止部4hおよび4i
と係合する係止部12dが設けられている。
【0049】またプロテクタ12aの内部にはプロテク
タ12bが、プロテクタ12bの内部には次のプロテク
タ12cが順次収納され、最内部のプロテクタにはフラ
ットケーブル1が挿通される。
【0050】つぎに、図13〜図15を参照して、第2
の実施例のフラットケーブル巻取器の組立について説明
する。第2の実施例も、第1の実施例において図2およ
び図3で説明したフラットケーブル1およびバネ材2を
リール3に収納するまでは同じである。その後、図13
に示されるように、フラットケーブル1を伸縮プロテク
タ12の最内部のプロテクタに挿通する。
【0051】つぎに図14に示されるように最外部のプ
ロテクタ12dに設けられている係止部12dをロアー
ケース4Aに設けられている係止部4hと係合し、また
アッパケース4Bの係止部4iと係合させてリール3を
ケース4内に収納すると共に伸縮プロテクタ12をケー
ス4と係合させる。
【0052】その後図15に示されるように、フラット
ケーブル1の端部および接続部1aの端部にそれぞれ給
電線8および9が取付けられた給電線固定具6および7
を取付け、更にそれぞれの給電線8および9の端にはコ
ネクタ10および11が取付けられてフラットケーブル
巻取器が完成する。
【0053】フラットケーブル巻取器の車両への取付時
には、最内部のプロテクタ12Cの先端に設けられた車
両接続部12eを給電線固定具6と同時に移動するよう
固定する。
【0054】このように固定することによってフラット
ケーブル1が引出されると同時にプロテクタ12aより
プロテクタ12bおよび12cが引出され、フラットケ
ーブル1を保護する。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、フラットケー
ブルと接合したバネ材をリール内にロール状に収容し、
前記リールをケース内に設けられた軸に軸支させると共
に軸に設けられた切欠部にバネ材の折曲部を挿入固定さ
せ、フラットケーブルの接続部を切欠部と並行してケー
スの側面に設けられ貫通穴より引出し、フラットケーブ
ルの他端をケースのケーブル引出溝より引出すようにし
たので、バネ材はフラットケーブルと共にリール内に収
容されるため構造が簡単で小型なフラットケーブル巻取
器を得ることができる。
【0056】請求項2の発明によれば、バネ材の幅をフ
ラットケーブルの幅と同じようにしたので、バネ材の弾
性を増すことができる。請求項3の発明によれば、バネ
材とフラットケーブルを帖合せて接合するようにしたの
で、バネ材とフラットケーブルが一体的に移動し、両者
間のもつれを無くすことができる。
【0057】請求項4の発明によれば、リール内にバネ
材がロール状に収容され、リールの外周にフラットケー
ブルが巻付けられるようにしたので、リールの回転に対
して長いフラットケーブルを巻取ることができる。
【0058】請求項5の発明によれば、ケースを軸と直
交する方向で2分割し、2分割した一方に軸および貫通
穴を設けるようにしたので、ケース内へのリールの収納
を容易に行うことができる。
【0059】請求項6の発明によれば、リールを有底の
円筒形とし、側面に引出溝を設けるようにしたので、リ
ール内へのバネ材の収容を容易に行うことができる。請
求項7の発明によれば、ケーブル引出溝に係合してプロ
テクタを設けるようにしたので、引出されたフラットケ
ーブルの折曲を防止すると共に他の機器への接触を防ぐ
ことができる。
【0060】請求項8の発明によれば、プロテクタの形
状を角筒形としたので、設置容積を最低にすることがで
きる。請求項9の発明によれば、プロテクタをケーブル
引出方向に伸縮させるようにしたので、プロテクタを小
型化することができる。
【0061】請求項10の発明によれば、ケーブル引出
溝に係合したプロテクタに他のプロテクタを収納させる
ようにしたので、簡単な構造の伸縮性のあるプロテクタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の組立説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例の組立説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例の組立説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例の組立説明図である。
【図6】スライドドア自動開閉装置の配設位置を示す概
略斜視図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】スライドドア自動開閉装置の概略の構成を示す
平面図である。
【図9】自動車用スライドドアの給電装置の設置位置を
ステップパネルを除去して示した斜視図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】スライドレールとロアレールの配置位置を示
す図である。
【図12】本発明の第2の実施例の分解斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施例の組立説明図である。
【図14】本発明の第2の実施例の組立説明図である。
【図15】本発明の第2の実施例の組立説明図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル 1a 接続部 2 バネ材 2a 折曲部 3 リール 3A ロアリール 3B アッパリール 3a 引出溝 4 ケース 4A ロアケース 4B アッパケース 4a 切欠部 4b 貫通穴 4c ケーブル引出溝 4d 取付部 4e 軸 4f ケーブル引出溝 4h,4i 係止部 5 ネジ 6,7 給電線固定具 8,9 給電線 10,11 コネクタ 12 伸縮プロテクタ 12a,12b,12c プロテクタ 12d 係止部 12e 車両接続部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内にケーブル引出溝を介してフラ
    ットケーブルを巻取るフラットケーブル巻取器であっ
    て、 一方の端部が折曲った折曲部を有し、接続部を除いた前
    記フラットケーブルと所定長接合するバネ材と、 前記ケース内に設けられた軸を中心として回転し、前記
    接合されたフラットケーブルおよびバネ材をロール状に
    収容するリールと、 前記ケースに、前記軸に前記バネ材の前記折曲部を挿入
    固定させる切欠部と、 前記切欠部と並行して前記ケースの側面に前記フラット
    ケーブルの前記接続部を引出す貫通穴と、を備えたこと
    を特徴とするフラットケーブル巻取器。
  2. 【請求項2】 前記バネ材の幅が前記フラットケーブル
    の幅と同じようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    フラットケーブル巻取器。
  3. 【請求項3】 前記バネ材が前記フラットケーブルと帖
    合されて接合されていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のフラットケーブル巻取器。
  4. 【請求項4】 前記リール内には前記バネ材と接合され
    た前記フラットケーブルがロール状に収容され、前記バ
    ネ材との接合が無くなった部分のフラットケーブルは前
    記リールの外周に巻付けられ、端部が前記ケースの前記
    ケーブル引出溝を介して外部に引出されることを特徴と
    する請求項1,2または3記載のフラットケーブル巻取
    器。
  5. 【請求項5】 前記ケースが前記軸と直交する方向で2
    分割され、2分割された一方に前記軸および前記貫通穴
    が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3ま
    たは4記載のフラットケーブル巻取器。
  6. 【請求項6】 前記リールを有底の円筒形とし、側面に
    前記フラットケーブルを挿通する引出溝を設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のフラッ
    トケーブル巻取器。
  7. 【請求項7】 前記ケーブル引出溝に係合し、引出され
    る前記フラットケーブルが折曲がらないように保護する
    プロテクタを設けたことを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5または6記載のフラットケーブル巻取器。
  8. 【請求項8】 前記プロテクタは前記フラットケーブル
    が挿通可能な角筒形であることを特徴とする請求項7記
    載のフラットケーブル巻取器。
  9. 【請求項9】 前記プロテクタが前記フラットケーブル
    の引出方向に伸縮するものであることを特徴とする請求
    項7または8記載のフラットケーブル巻取器。
  10. 【請求項10】 前記プロテクタが複数のプロテクタよ
    り構成され、前記複数のプロテクタの中の前記ケーブル
    引出溝に係合されるプロテクタ内に他の複数のプロテク
    タが収納されて前記フラットケーブルの引出方向に伸縮
    するようにしたことを特徴とする請求項9記載のフラッ
    トケーブル巻取器。
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