JP2001128154A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP2001128154A
JP2001128154A JP31011599A JP31011599A JP2001128154A JP 2001128154 A JP2001128154 A JP 2001128154A JP 31011599 A JP31011599 A JP 31011599A JP 31011599 A JP31011599 A JP 31011599A JP 2001128154 A JP2001128154 A JP 2001128154A
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Atsuyuki Seki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置において撮像部が固定されている
と、被写体の可動範囲が制限されるのみならず、撮像画
像を転送する場合には不必要な画像まで送信してしま
う。また、撮像部自身が被写体を追尾する構成にする
と、大型化及び高コスト化が避けられなかった。 【解決手段】 撮像部が固定された撮像装置において、
予め送信対象画像を設定しておき、撮影画像内の送信対
象画像の移動に応じて、必要最低限の送信範囲を設定
し、該送信範囲内の画像のみを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば撮像した画像データをネットワー
クを介して送信する画像処理装置及びその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の撮像装置によって撮影
した画像データを相手先に送信する撮像システムが知ら
れている。従来の撮像システムを構成する撮像装置にお
いては、例えば撮像レンズ等を含む撮像部は固定されて
いた。従って、実際の撮像及び該画像の送信を行なう場
合には、被写体の移動できる範囲を固定範囲内に制限
し、該固定範囲内の全ての映像を、受信側装置に伝送し
ていた。
【0003】また、撮像部を可動とする構成も知られて
いる。例えば、撮像部自身にパン、チルトを制御する駆
動装置を搭載し、受信装置側からのリモート制御による
被写体追尾や、または撮像部自身による自動追尾等を行
なうことによって、撮像部自身が被写体の動きを追い、
常に被写体をとらえた撮影画像を送信することができ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の撮像システムにおいては、以下に示す問題があっ
た。
【0005】まず、撮像部が固定されている場合、撮影
範囲が限られるため、被写体の可動範囲が制限されてし
まい、情報伝達の自由度が小さくなる。そこで、ワイド
制御によって撮影範囲を広げることにより、被写体の可
動範囲を広く設定することが考えられるが、この場合、
該範囲全体の映像を送信するために、不要部分の映像ま
でをも伝送してしまう。従って、伝送効率が良くないの
みならず、受信側では該伝送されてきた画像全体を表示
するため、目的となる被写体が小さく表示されてしま
う。
【0006】また、撮像部自身に被写体を追尾させる場
合、該撮像部を可動とするためのモータや制御回路等を
撮像装置に付加する必要があるため、撮像装置の大型化
及び高コスト化が避けられなかった。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、得られた画像情報から予め設定さ
れた注目対象を抽出し、被写体の動きに応じた適切な画
像を送信することが可能な画像処理装置及びその方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の撮像装置は以下の構成を備え
る。
【0009】即ち、画像を撮影する撮像部からの画像情
報を処理する画像処理装置であって、前記撮像部によっ
て撮影される画像内の注目対象を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された前記注目対象を追跡す
る追跡手段と、前記追跡手段により追跡された前記注目
対象の画像を抽出し、ネットワークへ送信する送信手段
と、を備えることを特徴とする。
【0010】例えば、前記撮像部はズーム制御によるテ
レ/ワイド撮影を可能とし、前記設定手段は、前記撮像
部によりテレ撮影された画像の全範囲を前記注目対象と
して設定することを特徴とする。
【0011】また、前記追跡手段は、前記撮像部により
ワイド撮影された画像内において、前記注目対象を追跡
することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】<第1実施形態>本実施形態を、図1乃至
図6を参照して説明する。
【0014】図1は本実施形態における撮像装置の構成
を示すブロック図である。図2は本実施形態の送信範囲
制御を示すフローチャートである。図3は送信する対象
画像を指定する際の表示例、図4は映像送信中の表示例
を示し、図5は送信中に被写体が移動した際の表示例を
示す。また、図6は本実施形態における送信範囲設定処
理を示すフローチャートであり、図7は撮影した映像の
一部を拡大して模式的に示した図である。。
【0015】図1に示す撮像装置の構成において、1は
複数のレンズ群からなるレンズ部であり、レンズ群を移
動させてレンズ群間の距離を可変とすることにより屈折
率の制御を行い、映像の望遠(テレ/ワイド)操作を行
う。2はレンズ群を移動させる駆動部であり、本実施形
態ではモータと複数の歯車により実現される。
【0016】3はカメラ部であり、レンズ部1を介して
入力された光は、カメラ部3内でCCDの電荷面に集光
されて電荷に変換され、該電荷が映像の電気信号として
出力される。さらに、CCDから出力された電気信号は
周期的にサンプリングされてアナログ/デジタル信号変
換が行われることにより、撮影した映像がデジタル信号
としてカメラ部3から出力される。
【0017】4は表示部であり、入力されたデジタル信
号を映像として可視表示するものである。本実施形態で
は、デジタルで入力された電気信号をアナログのNTS
C信号に変換し、ブラウン管によって映像表示を行なう
ものとする。
【0018】5はメモリ部であり、カメラ部3からのデ
ジタル映像信号データや、CPU9の制御プログラム、
及び該制御プログラムが用いる変数等を格納する。本実
施形態ではメモリ部5としてDRAMを用いている。6
は各ユニットを結ぶデータバスであり、データ線や制御
線等により構成されている。7は通信部であり、他装置
とのデータ通信を制御する。本実施形態ではモデムによ
り公衆電話回線を使用して、遠距離にある他装置とのデ
ータ通信を可能とする。
【0019】8はキー入力部であり、ユーザがこの撮像
装置の操作を行う時に用いられる。本実施形態では、光
学系(レンズ部1)のズーム等を調整する調整ダイアル
や、撮像画像内における送信対象画像の範囲指定を行な
うスイッチ、通信制御等に用いられる数字キー、等によ
り構成されている。9はCPUであり、上述した各構成
を統括的に制御する。
【0020】次に、図2に示すフローチャートに従っ
て、本実施形態における送信範囲制御について説明す
る。尚、該フローチャートに示す処理は、CPU9がメ
モリ部5内に保持された制御プログラムを実行すること
によって、実現されるものである。
【0021】ステップS2において撮像装置の電源スイ
ッチがオンされることにより、本実施形態の撮像制御が
開始される。まずステップS3においてユーザにより、
キー入力部6の光学系調整ダイアル操作により、レンズ
部1内のレンズ群に対してズーム位置の調整が行われて
いれば、ステップS4に進んで駆動部2の制御により、
レンズ部1内のレンズ群を該調整ダイアル位置に対応し
て移動することにより、望遠操作(ズーム制御)を行
う。即ち、ズーム位置が調整される。
【0022】次にステップS5に進み、カメラ部3によ
って撮影され、出力された映像データをメモリ部5へ格
納する。
【0023】そしてステップS6で、キー入力部8で範
囲指定スイッチが押下されているか否か、即ち、送信対
象画像の範囲が指定されたか否かを検出し、指定されて
いなければステップS3に戻り、ズーム位置調整を繰り
返す。
【0024】一方、範囲指定スイッチが押下されていれ
ばステップS7に進み、この時のカメラ部3による映像
データをメモリ部5へ被写体像、即ち送信対象画像とし
て記憶する。この送信対象画像の例を図3の10に示
す。このように、カメラ部3においてズーム制御を行
い、その時に写っている画像を送信対象画像として設定
することにより、送信対象画像の指定を簡単に行なうこ
とができる。
【0025】次にステップS8に進み、駆動部2の制御
によってレンズ部1を更にワイド側に制御(ワイド制
御)し、ステップS9で該ワイド制御中におけるカメラ
部3からの連続映像をメモリ部5に格納する。尚、この
ワイド制御は自動で行なっても良いし、また、ワイド制
御を行なう旨のメッセージを表示部4でユーザに報知す
ることにより、マニュアル制御を行ってもよい。
【0026】そしてステップS10において、撮影され
たワイド制御中の連続映像と、レンズ部1におけるズー
ム比率とに基づいて、ステップS7で設定された送信対
象画像の縮小及び移動の様子を判断し、実際に送信を行
なう画像範囲(以下、送信範囲と称する)を設定する。
ここで、連続映像に基づいて映像の動きを判断する必要
があるが、この方法としては例えば、連続する画素間の
差を最小にする偏位を求める方法や、フーリエ変換の画
素間の比による移動量を求める方法、等を用いることが
できる。本実施形態においては、連続する画素間の差を
最小にする偏位を求める方法を用いることとし、その詳
細は図6のフローチャートを用いて後述する。
【0027】次にステップS11において、レンズ部1
に対して例えばその可動範囲いっぱいの最大限のワイド
制御等、所定量以上のワイド制御がなされたか否かを判
断する。所定量のワイド制御が終了していなければステ
ップS8へ戻り、ワイド制御を繰り返す。これにより即
ち、カメラ部3において撮影可能な最大範囲が固定され
る。
【0028】ここで、所定量のワイド制御が終了した時
点での、メモリ部5に格納されている映像例を図4に示
す。図4において、12がカメラ部3から出力されてい
る全映像であり、11がステップS10において設定さ
れた送信範囲を示す。
【0029】次にステップS12へ進み、引き続きカメ
ラ部3からの映像をメモリ部5へ格納する。そしてステ
ップS13において、被写体の移動量に基づいて送信範
囲を再設定する。即ち、上述したステップS10と共通
した処理が行われる。
【0030】この時点で、メモリ部5に格納された映像
例を図5に示す。図5において、14がカメラ部3から
出力された全映像であり、13がステップS13におい
て再設定された送信範囲を示す。即ち、ワイド制御終了
時点における、図4の11に示す送信範囲と比べて、そ
の位置が移動していることが分かる。
【0031】次にステップS14において、ステップS
13で設定された送信範囲が、カメラ部3で撮影可能な
領域を外れてしまった場合には、ステップS15で表示
部4に警告表示を行なうことにより、ユーザに報知す
る。尚、この報知は例えばブザー等、音声によって行な
っても良い。これにより、ユーザは撮影画像を確認する
ことなく、被写体が撮影領域外に出てしまったことを知
ることができる。
【0032】また、ステップS16において、ステップ
S13で設定された送信範囲内の画素数が、送信先装置
において表示可能な画素数よりも多い場合には、ステッ
プS17で該送信先装置で表示可能な画素数以下になる
ように、送信範囲内の画像を間引く。ここで、本実施形
態では単純にライン毎の間引きを行なうとするが、もち
ろんこの例に限定されず、例えば隣接する画素との相関
に基づいて画素単位の間引きを行なってもよい。これに
より、送信先装置においても適切な表示が可能となるの
みならず、送信データを必要最小限に抑えることができ
るため、転送効率も向上する。
【0033】そしてステップS18で電源スイッチがオ
フされているか否かを検出する。電源スイッチがオフさ
れていれば本実施形態における送信範囲制御を終了する
が、オンであればステップS19へ進み、最終的に設定
された送信範囲にある送信対象画像を、通信部7を介し
て転送する。
【0034】このように、予め設定された被写体(送信
対象画像)の移動に応じて送信範囲が制御されることに
より、常に、該被写体を含んだ適切な範囲の画像を効率
的に送信することができる。
【0035】以下、図6のフローチャートを参照して、
上述した図2のステップS10における送信範囲設定処
理について詳細に説明する。本処理においては、現在撮
影した画像(以下、現画像)と、その1回前に撮影した
画像(以下、直前画像)とについて、送信対象画像の実
際の移動量を判断することにより、現画像における送信
範囲を設定する。即ち、メモリ部5内には、現画像と直
前画像が既に格納されているものである。尚、この処理
もCPU9によって制御される。尚、ステップS10の
初回実行時の直前画像は即ち、ステップS5の送信対象
画像設定時に撮影されたテレ撮影画像に相当する。
【0036】まずステップS51で、直前画像内におけ
る送信対象画像、即ち前送信範囲内の画像を、レンズ部
1に対して施されたワイド制御の割合(縮小率)と同じ
割合で縮小する。この縮小によって画素間の距離が変化
するため、次にステップS52において、該縮小画像の
画素間距離が現画像と同ピッチとなるように再量子化す
る。これにより、送信対象画像の移動先を検出するため
の基準画像が生成される。即ち、基準画像とは、直前画
像における送信範囲内の画像を、現画像との画素単位に
よる比較が可能となるように、変換したものである。
【0037】例えば、図7が直前画像を示し、16がそ
の送信範囲を示すとする。ここで、ワイド制御前後のレ
ンズ部1の移動量により縮小率が求まり、この縮小率が
7/9であったとすると、送信範囲16内の画像を、や
はり7/9に縮小した後に再量子化することにより、1
7に示す範囲内の基準画像が生成される。
【0038】図6に戻り、次にステップS53,S54
において、現画像において上記基準画像に相当する画像
範囲(前送信範囲)を、水平/垂直方向それぞれに0,
±1,±2,±4画素分ずらすことにより、計10個の
ずらし画像を求め、その全てに対して、基準画像の各画
素との差分値をそれぞれ累計する。
【0039】例えば図7が現画像を示すとすると、基準
画像17に対応する範囲を水平方向へ+2画素、垂直方
向へ+2画素ずらすことにより、ずらし画像15が得ら
れる。即ち、基準画像17における画素18が、ずらし
画像における画素19に対応する。そこで、画素18と
画素19の差分の絶対値を算出する。このような差分演
算を基準画像17内の全画素について行ない、累積す
る。
【0040】図6に戻り、全10個のずらし画像につい
て、基準画像との差分累計が算出されたら、ステップS
55において該差分の累計値が最小となるずらし画像を
求める。即ち、該ずらし画像の範囲が、直前画像におけ
る送信対象画像に最も類似しているとみなされるため、
次にステップS56において、該ずらし画像の範囲を、
現画像における送信範囲として設定する。
【0041】尚、基準画像と比較するずらし画像は上述
した10個の例に限定されず、さらに多くの、または少
ないずらし画像について比較を行なっても良いことは言
うまでもない。
【0042】尚、図2のステップS13に示す送信範囲
設定処理においては、上述した図6のフローチャートに
示す処理のうち、ステップS53〜S56のみを実行す
れば良い。即ち、直前に撮影した画像を直前画像とし、
そのずらし画像を現画像と比較することによって、送信
範囲の移動先を検出することができる。
【0043】尚、本実施形態においてはワイド制御後の
レンズ部1を固定とする例について説明したが、ワイド
制御後にも被写体の動きに応じて適宜ズーム制御を行な
うことも可能である。この場合、ステップS13に示す
送信範囲設定処理を、ステップS10と全く同様、即ち
図6に示すフローチャートに従って行なえば良い。
【0044】以上説明したように本実施形態によれば、
カメラ部3で撮影した画像内において、特定の被写体部
分のみを送信するものとし、該被写体が撮影可能範囲内
で移動した場合には該移動に応じて送信範囲を制御する
ことにより、該被写体の映像を正確に、かつ効率良く送
信することができる。
【0045】尚、本実施形態では被写体が移動する場合
について説明したが、例えば撮像装置が移動することに
より撮像範囲が変化した場合でも、本実施形態は同様に
実現される。
【0046】また、表示部4に表示されている現在撮影
中の画像上に、送信範囲を示す枠等を重ね表示すること
により、ユーザは現在の送信範囲を容易に確認すること
ができる。
【0047】また、ステップS3〜S6においてズーム
制御により行なった送信対象画像設定処理を、単にポイ
ンティングデバイスによって行なうことはもちろん可能
である。
【0048】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について、図8乃至図10を参照して説明す
る。
【0049】図8は第2実施形態における撮像装置の外
観図であり、図9は該撮像装置の構成を示すブロック図
である。また、図10は第2実施形態における送信範囲
制御を示すフローチャートである。
【0050】図8において、20は撮像装置の筐体であ
る。21は映像を表示する表示ユニットであり、第2実
施形態においては液晶にタッチスクリーンを張り合わせ
たものである。22は携帯電話のアンテナであり、内部
の通信装置と接続され、ここから無線で通信相手との情
報の授受を行う。23はダイアルボタン等のキー入力部
であり、ユーザが通信相手へダイアルする際の送信先番
号入力等、本撮像装置の各種操作に用いる。24は撮影
レンズと信号処理部が一体化した撮像ユニットである。
25は表示ユニット21上のタッチスクリーン上での情
報入力を可能とするタッチペンである。
【0051】図9に示す撮像装置の構成において、30
はレンズ部であり、光を集光する。31はカメラ部であ
り、レンズ部30を介して入力された光は、カメラ部3
1内でCCDの電荷面に集光されて電荷に変換され、該
電荷が映像の電気信号として出力される。さらに、CC
Dから出力された電気信号は周期的にサンプリングされ
てアナログ/デジタル信号変換が行われることにより、
撮影した映像がデジタル信号としてカメラ部31から出
力される。尚、レンズ部30及びカメラ部31は、図8
に示した撮像ユニット24内に一体化されている。
【0052】32は表示部であり、入力されたデジタル
信号を映像として可視表示するものである。第2実施形
態では、液晶による表示を行なうものとする。また33
は表示部32上に張り合わせられたタッチスクリーンで
あり、タッチペン25が接触した箇所を座標に変換し
て、データとして出力する。尚、表示部32及びタッチ
スクリーン33は、図8に示した表示ユニット21内に
一体化されている。
【0053】34はメモリ部であり、例えばDRAMに
よって構成され、カメラ部31からのデジタル映像信号
データや、CPU38の制御プログラム、及び該制御プ
ログラムが用いる変数等を格納する。35は各ユニット
を結ぶデータバスであり、データ線や制御線等により構
成されている。36は通信部であり、他装置とのデータ
通信を制御する。第2実施形態における通信部36は、
携帯電話により実現される。
【0054】37はキー入力部であり、ユーザがこの撮
像装置の操作を行う時に用いられる。第2実施形態で
は、通信相手へのダイアルや、その他の制御に用いる。
38はCPUであり、上述した各構成を統括的に制御す
る。
【0055】上述したように、第2実施形態における撮
像装置は携帯型であるため、その送信画像の撮影時には
手ブレ等が発生することが考えられる。従って第2実施
形態においては、以下に示す方法で送信範囲制御を行な
うことにより、手ブレの影響を排除した画像送信を可能
とする。
【0056】次に、図10に示すフローチャートに従っ
て、第2実施形態における送信範囲制御について説明す
る。尚、該フローチャートに示す処理は、CPU38が
メモリ部34内に保持された制御プログラムを実行する
ことによって、実現されるものである。
【0057】ステップS31において撮像装置の電源ス
イッチがオンされ、ステップS32でユーザにより、キ
ー入力部37を用いたダイヤル操作によって通信相手先
を指定すると、通信部36により携帯電話の通信規定に
従って、通信相手先との通信リンクが確立される。
【0058】次にステップS33に進み、カメラ部31
がレンズ部30を介して集光された光をデジタルの映像
データとして入力し、ステップS34で該映像データを
メモリ部34へ格納する。そしてステップS35で該格
納された映像データを表示部32へ出力することによ
り、表示ユニット21の液晶上に撮像ユニット24によ
って撮影された映像を表示する。するとステップS36
において、ユーザはタッチペン25を用いて、表示ユニ
ット21のタッチパネル上の2点を指示することによ
り、送信対象となる画像範囲を設定する。
【0059】ここで、例えば表示ユニット21に図4に
示す画像12が表示されているとすると、ユーザがタッ
チペン25により範囲11における対角両端を指示する
ことにより、範囲11内の画像が送信対象画像として設
定される。
【0060】次にステップS37において、ユーザによ
って送信対象画像が設定されたか否か、即ち、範囲入力
が終了したか否かを判断する。未入力であればステップ
S33に戻り、新たに撮影した画像に基づいて送信対象
画像を設定する。
【0061】一方、送信対象画像が設定されればステッ
プS38に進んで、ステップS33と同様にカメラ部3
1からの映像データを撮り込み、ステップS39で該映
像データをメモリ部34に格納する。
【0062】次にステップS40において、ステップS
37で設定された送信対象画像の縮小及び移動の様子を
判断し、実際に送信を行なう画像範囲(送信範囲)を設
定する。
【0063】以下、第2実施形態の送信範囲設定方法に
ついて詳細に説明する。まず、上述した第1実施形態と
同様に、直前に撮影された画像における送信範囲内の画
像を基準画像として抽出し、現画像において上記基準画
像に相当する画像範囲(前送信範囲)を、水平/垂直方
向それぞれに0,±1,±2,±4画素分ずらすことに
より、計10個のずらし画像を求める。そして、該ずら
し画像のそれぞれに対して、更に細かな変倍率による変
倍(拡大/縮小)を施した変倍ずらし画像を得、該変倍
ずらし画像の全てに対して、基準画像の各画素との差分
をそれぞれ累計する。そして、その累積の最小となる変
倍ずらし画像を求め、該画像におけるずらし幅及び変倍
率が、前画像と現画像とにおける送信対象画像の移動距
離及び変倍率に相当するため、これを現画像における送
信範囲として設定する。
【0064】そしてステップS41において、ステップ
S40で設定された送信範囲にある送信対象画像を、通
信部36を介して転送する。
【0065】次にステップS42で電源スイッチがオフ
されているか否かを検出する。電源スイッチがオフされ
ていれば第2実施形態における送信範囲制御を終了する
が、オンであればステップS43へ進み、通信部36に
おいて何らかの映像が受信されているか否かを確認す
る。映像が受信されていなければステップS38に戻っ
て処理を継続するが、受信されていればステップS44
へ進み、メモリ部34に該受信映像を格納する。そし
て、ステップS45において該受信映像を表示装置32
に表示した後、ステップS38へ戻る。
【0066】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、送信画像の撮影時に手ブレが発生した場合でも、常
に適切な送信範囲を設定することができる。また、常に
適切に被写体像を捉えた映像を送信することができるた
め、現在送信して映像を表示してユーザが確認する必要
がない。
【0067】尚、上述した第1実施形態の送信範囲設定
処理において、第2実施形態における変倍ずらし画像と
の比較を実行することも可能である。これにより、固定
されたカメラ部に対して被写体がその前後に大きく移動
したことによって被写体像の大きさが異なってしまった
場合でも、送信範囲を適切に設定することができる。
【0068】また、各実施形態においては公衆回線をネ
ットワークの例として説明したが、本発明はこれに限ら
ず、他のネットワークやLAN、あるいはインターネッ
トであっても良い。
【0069】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0070】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0071】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0072】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0073】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0075】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図2,図6,及び図10
に示すフローチャートに対応するプログラムコードを格
納することになる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
目対象として設定された、例えば被写体の動きに応じた
適切な画像をネットワークへ送信することが可能とな
る。また、その必要最低限を送信することにより、更に
効率の良い転送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における撮像装置の構
成を示すブロック図、
【図2】本実施形態における送信範囲制御を示すフロー
チャート、
【図3】送信対象画像を指定する際の表示画面例を示す
図、
【図4】送信中の表示画面例を示す図、
【図5】送信対象画像が移動した際の表示画面例を示す
図、
【図6】本実施形態における送信範囲設定処理を示すフ
ローチャート、
【図7】撮影画像の一部を模式的に示す図、
【図8】本発明に係る第2実施形態における撮像装置の
外観図、
【図9】第2実施形態における撮像装置の構成を示すブ
ロック図、
【図10】第2実施形態における送信範囲制御を示すフ
ローチャート、である。
【符号の説明】
1 レンズ部 2 駆動部 3 カメラ部 4 表示部 5 メモリ部 6 バス 7 通信部 8 キー入力部 9 CPU
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA27 CA14 CA17 CB10 CB16 CB21 DC11 5B057 BA02 BA17 BA24 BA26 CA12 CA16 CB12 CB16 CC03 CD07 CE09 CH18 DA07 DA08 DA15 DA16 DA17 DB02 DC32 DC36 5C022 AA12 AB63 AC78 5C054 CE01 CG08 EA01 ED14 EG10 FC12 FC13 FC16 FE09 FE13 FE25 HA24 HA25 HA31

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮影する撮像部からの画像情報を
    処理する画像処理装置であって、 前記撮像部によって撮影される画像内の注目対象を設定
    する設定手段と、 前記設定手段によって設定された前記注目対象を追跡す
    る追跡手段と、 前記追跡手段により追跡された前記注目対象の画像を抽
    出し、ネットワークへ送信する送信手段と、を備えるこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像部はズーム制御によるテレ/ワ
    イド撮影を可能とし、 前記設定手段は、前記撮像部によりテレ撮影された画像
    の全範囲を前記注目対象として設定することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記追跡手段は、前記撮像部によりワイ
    ド撮影された画像内において、前記注目対象を追跡する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記追跡手段は、前記撮像部によるワイ
    ド撮影時のレンズの移動量に応じて、前記注目対象を検
    出することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記追跡手段は、現在の撮影画像とその
    直前の撮影画像との差分に基づいて、前記注目対象を検
    出することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記追跡手段は、前記直前の撮影画像に
    おける注目対象の、現在の撮影画像における差分に基づ
    いて前記注目対象を追跡することを特徴とする請求項5
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記追跡手段は、前記直前の撮影画像に
    おける注目対象の変倍画像と、現在の撮影画像における
    差分に基づいて前記注目対象を追跡することを特徴とす
    る請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は、前記注目対象の画像を
    公衆回線を介して他装置へ送信することを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記追跡手段によって前記注目対
    象が前記撮像部によって撮影された画像外にあることが
    検出された場合に、警告を発する警告手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記送信手段は、前記追跡手段により
    追跡された前記注目対象の画像において、画素数を間引
    いて送信することを特徴とする請求項1記載の貸そう処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記送信手段は、送信先装置において
    表示可能となるように、前記注目対象内の画像を間引く
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記撮像部によって撮影された
    画像を表示する表示手段を備え、該表示手段は、現在撮
    影中の画像に対して前記注目対象の位置を示す画像を重
    ね表示することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記撮像部は、マニュアルで坦持され
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記設定手段は、ポインティングデバ
    イスによって前記注目対象を設定することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 画像を撮影する撮像部からの画像情報
    を処理する画像処理装置における画像処理方法であっ
    て、 前記撮像部によって撮影される画像内の注目対象を設定
    する設定工程と、 前記設定工程において設定された前記注目対象を追跡す
    る追跡工程と、 前記追跡工程において追跡された前記注目対象の画像を
    抽出する抽出工程と、 前記抽出工程において抽出された画像をネットワークへ
    送信する送信工程と、を備えることを特徴とする画像処
    理方法。
  16. 【請求項16】 画像を撮影する撮像部からの画像情報
    を処理する画像処理装置における画像処理のプログラム
    を記録した記録媒体であって、該プログラムは少なくと
    も、 前記撮像部によって撮影される画像内の注目対象を設定
    する設定工程のコードと、 前記設定工程において設定された前記注目対象を追跡す
    る追跡工程のコードと、 前記追跡工程において追跡された前記注目対象の画像を
    抽出する抽出工程のコードと、 前記抽出工程において抽出された画像をネットワークへ
    送信する送信工程のコードと、を備えることを特徴とす
    る記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030638A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Olympus Optical Co Ltd 画像表示装置、その表示方法、及びその制御を行うプログラム
JP2006127195A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Fujitsu Ltd 画像センサ装置および画像センサシステム

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