JP3966392B2 - 画像合成通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラなどの撮像装置を用いて連続的に画像を取リ込んで結像面上の被写体画像の動き量を検出し、検出した動き量をもとに広画角、高精細の画像を合成し、またそれらに必要なデータを送受信しながら行なう画像合成通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビ会議などでは、文書画像を送信する方法として、出席者の画像を取る撮像装置とは別に、例えばFAXやスキャナなどを使った、書画専用の撮像装置を使う従来技術があった。
また、従来のテレビ会議、テレビ電話では、広画角の画像を得る方法として、ビデオカメラなどのようにレンズ自体の画角を変化させたり、撮像装置を回転させて視野を振ったり、あるいは、特開昭59−44184号公報に示されているように、複数の静止画を組み合わせて、一つの全体画面に構成する従来技術があった。
【0003】
また、高精細・広画角画像を安価な撮影装置で得る方法として、特開平5−260264号公報に示されているように、被写体の一部を所望する解像度で撮影し、撮像装置を回転させたり移動させたりして走査し、得られた画像を合成するという従来技術があった。
また、画像を合成する際、画像の動き量を計算する必要があるが、その計算方法には幾つかある。
【0004】
主にビデオカメラの手ぶれなどの動きの補償に用いられているものとして、代表点方式がある。
図19に代表点方式の概念図を示す。これは、連続して取り込んだ画像に対して前フレームの画像の固定された位置に代表点を設定し、さらに現フレームの画像に対し、2次元方向にずらしながら対応する画素で相関演算及び累積加算演算を行い、演算値が最も高くなる量を動き量として検出するものである。
【0005】
更に、特開平6−86149号公報には、設定した代表点でラプラシアンフイルタなどを施し、輝度勾配を求め、その値を使って演算することにより精度が高くなるよう工夫した技術が開示されている。
【0006】
また、画像の重複部分に対して相関演算を施して、合成する位置をきめるブロックマッチング方式を用いても動き量を検出することは可能である。図20にブロックマッチング方式の概念図を示す。これは、前フレームの画像の参照すべき特定領域を設定し、現フレームの画像に対し、2次元方向にずらしながら相関演算を行い、代表点方式と同様にして求めるものである。しかしながら、代表点方式が数個の点で相関を求め累積加算するのでよいのに対し、ブロックマッチング方式では、特定領域すべての累積加算が必要となリ、より高速な処理が必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の書画専用カメラやFAXに使うテレビカメラの内、安価なカメラでは、文書などを撮影しても、文書全体を写すと小さな文字が潰れて判別できず、文字が判別できるほどの解像度で撮影すると、今度は文書全体を把握することができないという欠点があった。
また、レンズ自体の画角を変化させる上記従来例では、視野を広くする分解像度が落ちてしまう欠点があった。
【0008】
また、撮像装置を回転させる上記従来例では、一度に広画角の画像を得られないという欠点があった。
また、特開昭60−203063号公報では、画像を精度よく合成することができず、手で持ってカメラを振って撮影するような手法では合成できないという欠点があった。また、カメラ側に合成装置が必要であるという欠点もあった。
また、特開平5−260264号公報に示されるような部分画像を合成して高精細・広画角画像を得る上記の従来技術では、通信と組み合わせた場合、送り側が合成装置を持っている必要があるという欠点があった。
【0009】
もし受信側で合成するにしても、単純に部分画像をすべて送ってしまうと、合成に必要な量以上に送ってしまい、無駄に送信量を増やしてしまう欠点があった。
また、動き量検出方法として、上記の代表点方式では、ある代表点に対しては必ずある一定の輝度勾配を有する必要がある。例えば文書画像の様に、白黒のデータを対象とする場合では、すべての代表点で輝度勾配が低くなり、動き量がうまく検出されないという問題があった。
【0010】
すなわち、対象の画像において、輝度勾配が一様に分布している場合には有効であるが、そうでない場合、例えは背景の多い文書などは、輝度勾配の少ない箇所が背景になってしまい、動き量の検出が難しくなる。
一方、ブロックマッチング方式では、計算量が多いため、実時間で動き量を検出するのが難しいという問題があった。
【0011】
本発明は、低解像度、狭画角の安価な撮像装置を用いて、画像間の動き量を、対象の画像の輝度勾配が一様でないような、例えば文書画像に対して、精度良く、高速に求め、高精細・広画角の画像を合成し、通信を介して扱えるようような画像合成通信装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の画像合成通信装置は、上記の課題を解決するために、時系列に画像を入力するための撮像部と、
上記撮像部より入力された各画像を記憶する画像記憶部と、
現フレームの画像から輝度変化の高い箇所を特徴点として抽出する特徴点抽出部と、
前フレームと現フレームとの間の動き量を保持しておく前フレーム動き量格納部と、
上記特徴点に対応する次フレームの画像上の位置に上記前フレーム動き量格納部から得られる動き量を加えた点の近傍領域を相関演算のための探索範囲として決定する探索範囲決定部と、
上記特徴点と上記探索範囲内の各画素との相関をとる相関演算部と、
上記相関演算部から得られた動き量を上記前フレーム動き量格納部に格納し、上記相関演算部から得られる動き量から新たに撮像された部分の画像を得る更新画像算出部と、
上記相関演算部から得られる動き量と上記更新画像算出部から得られる部分画像を送信する画像送信部と、
上記自分側の画像送信部或は、相手側の画像送信部から送信された動き量と部分画像を受信する画像受信部と、
上記画像受信部から得られる動き量と部分画像から画像を合成する画像合成部を有することを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項2に記載の画像合成通信装置は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像合成通信装置において、上記特徴点抽出部は、現フレームの画像から縦または横方向に輝度変化の高い箇所を特徴点として抽出し、上記探索範囲決定部は、次フレームの画像の上記領域ごとに相関演算のための探索範囲として決定し、上記相関演算部は、上記領域ごとに相関演算を行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態1の画像合成通信装置を示すブロック図である。1は画像を撮像する光学系やCCDなどで構成される撮像部、2は撮像部1から転送された画像データを格納する画像記憶部、3は画素演算に用いる点を抽出する特徴点抽出部、4は相関演算の探索範囲を決定する探索範囲決定部、5は画素間の相関をとり、動き量を出力する相関演算部、36は画像を合成する画像合成部、30は合成画像を送信する画像送信部、31は上記各部を制御する制御部、32は合成画像を受信する画像受信部である。
上記画像受信部32は、送信側の画像合成通信装置が、送信部と一体に、或は、分離して備えている場合もあるが、離れた別の画像合成通信装置が備えていることもある。
【0022】
ここで、撮像部1を、実際に、手で動かして白地に黒の文字が書かれた文書画像を撮像する場合の途中を示す図4を用いて説明する。図4は一定の時間間隔で連続撮像された画像の途中を示している。
ここで、T1,T2,T3,・・・・は、画像の取り込み開始時間で、取り込まれた画像をF1,F2,F3,・・・・とする。T1とT2との間で、撮像部1から画像F1が取り込まれ、画像記憶部2に格納され、同時に特徴点抽出部3にも送られ、画像F1の特徴点が抽出される。
【0023】
次ぎに、T2とT3との間で、画像F2が取り込まれ、画像記憶部2に格納され、同時に特徴点抽出部3に送られ、画像F2のすべての特徴点が抽出される。
【0024】
また、T2とT3との間では、前フレームのT1T2間で抽出された画像F1のすべての特徴点と、それらの特徴点ごとに対応する画像F2内の特定位置の近傍すべての画素と相関演算部5で相関演算を行う。なお、画像F2内の特定位置は、T1とT2との間の前フレームで求めた動き量で補正されている。
T2とT3との間では、相関演算が行なわれた後、相関演算部5で求められた動き量が、画像合成部6に送られ、画像合成が行なわれる。
【0025】
以下、同様にして、現フレームの特徴点を参照画像とし、次フレームの特定位置近傍の領域を探索画像としてT3以降もT2とT3との間と同様な処理が繰り返される。
次に、特徴点抽出動作について説明する。図5に、特徴点抽出部3の構成を示す。7は隣接画素を同時に読み出すためのラインメモリ、8は輝度勾配を求めるための加減算器、9は輝度の絶対値を得るための絶対値演算器、10は輝度勾配が閾値を超えるかどうかを調べる比較器、11は求めた特徴点の輝度値とその座標値を格納する特徴点情報格納レジスタ、12は探索範囲を制御するめの探索範囲制御部である。
【0026】
次に、輝度勾配の高い特徴点を選択する利点について図6を用いて説明する。輝度勾配が高いとは、隣接する画素の差が大きいという意味で、文書画像においては文字のエッジ部分が対応する。また相関演算として差の絶対値を用いるものとする。
仮に、輝度勾配の少ない箇所、例えば背景部分を特徴点とすると、隣接する画素の輝度値がほぼ等しいため、ある範囲での減算結果に対し、差が生じない。
【0027】
一方、輝度勾配の高い箇所を特徴点とすると、隣接する画素の値が異なるため、ある範囲での減算結果に対し、差が生ずるのである。具体的には、輝度変化の少ない図6の特徴点1を採用し、探索範囲1の間で減算を行うとすると、得られる結果は左下のグラフの様になり、ほとんどの箇所で最小の値をとってしまうため、動き量の決定は困難である。一方、図6の特徴点2を採用し、探索範囲2の間で減算を行うとすると、得られる結果は右下のグラフの様になり、ほぼ2点程度にしぼられる。これは、さらに、他の特徴点をとり、その探索範囲との減算結果を探索範囲の各画素ごとに累積加算することによって、動き量をしぼり込むことができることを示している。
【0028】
再び、図5に戻って特徴点抽出動作について説明する。本発明の特徴点抽出は、輝度勾配がある閾値を越えるかどうかを、つまリ、隣接する画素の絶対値差が、ある閾値を越えるかどうかで判断する。そこである閾値を越える場合、その特徴点の輝度値と座標値を探索範囲決定部4に転送する。特徴点を検出する際に、まず撮像部1から画像記憶部2にデータが転送されるのと同期してラインメモリ7に一画素毎のデータが取り込まれる。
【0029】
ラインメモリ7は1ライン分のバッファを有しておリ、ある画素とその上下左右の画素が同時に加減算器8から参照すべく構成する。そして、加減算器8では隣接する画素値の差を求め、さらに絶対値演算器9で絶対値を求め比較器10に転送する。比較器10では閾値よリ高いかどうかの判断を行い、該当する画素の輝度値、座標値、及びその特徴点を抽出した順序を示す特徴点番号を特徴点情報格納レジスタ11に蓄える。
【0030】
また、探索範囲制御部12は、特徴点情報格納レジスタ11に格納されている座標より探索領域内では新たな特徴点を格納しないことを実現するためのものである。これは、探索側の画像に対して参照側の特徴点が唯一に決定されるように制御することにより実現され、具体的な制御は、特徴点情報格納レジスタ11に格納された特徴点の座標値と求めようとしている特徴点の座標値とのx,y方向の距離を求め、その距離が一定値以下の場合には特徴点にしないようにすることにより実現できる。このように構成すると、特徴点の抽出は画像取り込みと並行して実行することが可能となる。
【0031】
次に、相関演算のための探索範囲を決定して相関演算を行う動作について、図7,図8を用いて説明する。図7は特徴点抽出部3によって求めた特徴点および相関演算の概念を示したものである。左上の画像は時刻T1に撮像された画像F1、右上の画像は時刻T2に撮像された画像F2である。
【0032】
図8は探索範囲決定部4を示すブロック図である。13は特徴点抽出部3より転送された特徴点の座標を蓄える座標値用レジスタ、14は相関演算部5で求められた動き量を格納する前フレーム動き量格納部、15は前フレームの動き量から補正した座標値を生成するアドレス生成器、16はアドレス生成器15と座標値用レジスタ13の値から探索範囲の右上を原点とするアドレスおよび特徴点番号に変換するアドレス変換器である。
【0033】
まず、T1とT2との間で、画像F1のすべての特徴点を求め、T2で座標値用レジスタ13に格納される。次に、T2とT3との間で画像F2が撮像部1から画像記憶部2に送られ画像F2の特徴点を求めるのと同時に、アドレス生成器15で前フレームで求めた動き量を補正した値がアドレス変換器16に送られる。なお、撮影の開始時点では、動き量の初期値は0が設定される。アドレス変換器16は、例えば特徴点の個数分の差分回路および比較回路を有することで、どの特徴点か、および探索範囲の中で相対位置はどこかを求め、相関演算部5に該当するアドレスの輝度値と同期して送りだす。再び、図5を用いて説明すると、特徴点抽出部3で「像」のにんべんの中程を特徴点であると決定し、座標値用レジスタ13に与えられる。アドレス生成器15は動き量分を補正したアドレスに変換する。これは図7の画像F2’を生成することである。
【0034】
このようにすると、現フレームの動き量が前フレームの動き量と等しいならば、特徴点と同じアドレスが対応する点となるはずであリ、前フレームの動き量で補正した領域近傍を探索して相関演算を行うのがよい。そこでアドレス変換器16では、特徴点の座標値と同じ座標値を中心とした、M×N画素の画像を生成する。これは、図5右下の画像に対応し、画像F1の特徴点の輝度値と、撮像部よリ取り込まれた画像F2’のM×N画素の輝度値とを相関演算した結果が出力される。同一フレームでの他の特徴点についても、同様にM×N画素の画像を生成して相関演算を行う。
【0035】
さらに、相関演算部5について以下に説明を行う。例として相関演算部5は、下式
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
を満たす(x,y)を求めるものとする。ここで、kは特徴点の個数、Mは横方向の動き量の探索幅、Nは縦方向の動き量の探索幅、S(x,y)(i)は動き量が(x,y)であるとした時のi番目の特徴点に対応する探索側の画素の輝度値、R(i)は特徴点iの輝度値である。
【0039】
また、動き量が(x,y)である場合に、画像F1の特徴点座標(xR,yR)と画像F2’の特徴点に対応する画素の座標(xT,yT)はxT=xR+xyT=yR+yなる関係がある。
【0040】
次に、動き検出の動作について説明する。図9は相関演算部5のブロック図である。17は特徴点抽出部3で求められた特徴点の輝度値を格納する特徴点用レジスタ、18は画素の相関を求める画素演算部、19は累積値を格納する累積メモリ、20は最小値を求める最小値検出部である。
【0041】
探索範囲決定部4で生成された特徴点番号によって、特徴点用レジスタ17の対応する特徴点が選択され画素演算部18に送られる。同時に範囲内座標は累積メモリ19の該当箇所を選択する。さらに輝度値が与えられ、差和演算により相関値が求められ累積メモリ19に返す。1フレームの処理が終了したら最小値検出部20が累積メモリ19の探索側の画素M×Nの中から相関値の最も少ない部分を選択し動き量として出力する。以上の様な構成により、実時間での高精度な動き検出が可能となる。
【0042】
本発明では任意の探索範囲を設定することが可能であるため、例えは探索範囲決定部4で出力される範囲内座標値の生成箇所を少し変更して、図10に示すように、参照側の矩形領域L1,L2を設定し、矩形領域L1,L2それぞれの特徴点の抽出及び探索範囲を決定し、各領域ごとに相関演算を行い、2つの動き量を検出することで回転、拡大縮小を含むアフィン変換のパラメータを求めることができる。具体的には図10に示すように、矩形領域L1,L2から特徴量を求め、さらに探索側の画像と相関演算を行い、矩形領域L1,L2に一致する矩形領域R1,R2を求める。
【0043】
矩形領域L1,L2の矩形中心座標を、(X(F1,1),Y(F1,1))、(X(F1,2),Y(F1,2))、矩形領域R1,R2の矩形中心座標を、(X(F2,1),Y(F2,1))、(X(F2,2),Y(F2,2))とする。参照側の任意の座標位置を(XL,YL)、探索側の任意の座標位置を(XR,YR)と表すと、次の式によって、相互にアフィン変換される。
【0044】
【数3】
【0045】
【数4】
【0046】
次に、本発明を用いた場合の演算時間を、従来のブロックマッチング方式と比較して説明を行う。
特徴点方式では、特徴点の検出に必要な時間は、参照する画像の面積に比例する。また、相関演算に必要な時間は、探索範囲の面積と特徴点の個数に比例する。
【0047】
ここで参照する画像の面積を320×240画素、描出する特徴点の個数を25箇所、探索範囲を20画素×20画素とすると、演算に要する時間は78,000×α+10,000×βとなる。ここで、αは輝度勾配を求める際の一画素単位の演算量、βは画素の相関を求める一画素単位の演算量である。
【0048】
一方、ブロックマッチング方式を用いた場合は、20×20×320×240β=30,720,000βとなる。仮にαとβかほぼ同じ程度の演算量であると仮定すると、特徴点方式の演算に要する時間は88,000βとなりブロックマッチング方式は特徴点方式の300倍以上の演算量が必要となる。
【0049】
また、ブロックマッチング方式でも輝度変化を観測して参照面積を25程度に抑えれば演算量は同等となるか、図11に示すように、探索側に同じ文字がほぼ隣接している場合などではマッチングが困難になり、動き量が決定できない場合があり、結果が著しく劣ってしまう。
【0050】
次に、画像合成部について説明する。
図12は、合成処理の流れをフローチャート化したものである。
合成画像を記録するメモリは、画像記憶部2を使う。撮像部1から送られてる撮像画像を記録しておく領域とは別の領域をあらかじめ割り当てておく。
【0051】
この領域を図13の合成画像メモリ37とする。
合成画像メモリ37上の左上の点を原点とし、以降、位置(x,y)の画素をf(x,y)で表現する。メモリはアドレスを指定することでアクセスできるが、この場合、合成画像メモリ37の幅をw、原点のアドレスをzとすると、f(x,y)のアドレスは、z+y×w+xで表される。
【0052】
まず最初の画像であるF1を、F1の左上の点が合成画像メモリ37上の(x0,y0)に来るように、合成画像メモリ37上に上書きする(ステップS1)。初期位置(x0,y0)は予め決めておく。F1上の画素は、g1(x,y)でアクセスできるとする。これもf(x,y)と同様に、F1の幅と原点のアドレスを使って各画素のアドレスを計算できる。上書き操作は、式を使ってかけば、f(x+x0,y+y0)=g1(x,y)(但し、0≦x<w1、0≦y<h1、w1:F1の幅、h1:F1の高さ)となる。
【0053】
次に、F2の画像の内、F1と重ならない部分だけ上書きする。図13は、F1、F2、F3が上書きされた状態である。
相関演算部5から得られる動き量が、平行移動だけでなく、回転や拡大縮小まで含んでいる場合は、前記のアフィン変換の行列の形で得られる。ここで、F1とF2の間で図10のようにそれぞれの2つの矩形領域L1、L2とR1、R2の対応位置を求めてあるとし、F1の2つの矩形領域L1、L2の中心座標を(X(F1,1),Y(F1,1))、(X(F1,2),Y(F1,2))、F2の2つの矩形領域R1、R2の中心座標を(X(F2,1),Y(F2,1))、(X(F2,2),Y(F2,2))とする。この時、前記のアフィン変換の式より、F1からF2へのアフィン変換のパラメータ、
【0054】
【数5】
【0055】
が相関演算部5より得られる(ステップS4)。簡単に表現するために、以下、これを、
【0056】
【数6】
【0057】
と表す。アフィン変換でなく、単なる平行移動だけの場合、B1,2、C1,2は0となる。
F2上の画素位置を(XF2,YF2)、合成画像上の上書きされるべき対応画素位置を(X’F2,Y’F2)とすると、F1の左上の点が合成画像メモリ37上の(x0,y0)にある時、次の式で変換式が定義される。
【0058】
【数7】
【0059】
これによって、(X’F2,Y’F2)の点に対応する、F2上の画素位置(XF2,YF2)が求められる(ステップS5)。一般に、(X’F2,Y’F2)が整数の時、(XF2,YF2)は整数とは限らないので、F2上の位置(XF2,YF2)の画素g2(XF2,Yf2)は、通常は、周囲の画素から補間して決める。しかし、最も簡単に求めるには、(XF2,YF2)の小数点以下を四捨五入して整数にしてしまえば良い。つまり、最近傍の点を代わりに使うことになる。四捨五入操作をround()で表すと、(XF2,YF2)の最近傍の画素位置は、(round(XF2),round(YF2))と表せる。
【0060】
従って、合成画像メモリ37上の位置(X’F2,Y’F2)の画素f(X’F2,Y’F2)は、F2上の画素g2(round(XF2),round(YF2))で上書きすれば良く、
と表すことができる(ステップS6)。しかし、(X’F2,Y’F2)に対応するF2上の点(XF2,YF2)が、F2内に存在するかどうかをチェックしなければいけない。そのチェックを最も簡単に行なうには、(round(XF2),round(YF2))の座標値を計算してその座標がF2の画像の大きさに収まるかどうかを次式で調べればわかる。
【0061】
次式をすべて満たせば、(X’F2,Y’F2)は対応するF2の画素値を求めることができる。但し、w2:F2の幅、h2:F2の高さ、である。
0≦round(XF2)<w2
0≦round(YF2))<h2
これを使って、合成画像上のすべての位置で対応するF2の画素値を求めることができるかチェックし(ステップS7)、次に前の画像であるF1と合成画像上で重なっていないかチェックする。これは、次式を満たしているかどうかをチェックすれば分かる(ステップS11)。
【0062】
x0≦X’F2<x0+w1
y0≦Y’F2<y0+h1
もし上式をすべて満たしていれば、F1と重なっていることになるので、上書きしない。これによって、F1と重ならない部分のF2の画像のみが合成画像上に上書きされることになる(ステップS12)。次にF3の画像を上書きする場合を考える。F3上の画素位置を(XF3,YF3)、合成画像上の上書きされるべき対応画素位置を(X’F3,Y’F3)とし、F2とF3の間の動き情報を、
【0063】
【数8】
【0064】
とする。A2,3、B2,3、C2,3、D2,3の値は、F1とF2の間の動き情報と同様の求め方で良い。これらを使って、(XF3,YF3)と(X’F3,Y’F3)の関係が次の式で定義される(ステップS4、S5)。
【0065】
【数9】
【0066】
これと次の式によって、F3の上書き操作が表される(ステップS6、S12)。
f(X’F3,Y’F3)=g3(round(XF3),round(YF3))
合成画像上のどの画素を上書きすべきかも、F2の場合と同様にチェックできる。すなわち、まず、合成画像上の点がF3の画像に収まるかどうかを次式でチェックする(ステップS7)。但し、w3:F3の幅、h3:F3の高さ、である。
【0067】
0≦round(XF3)<w3
0≦round(YF3))<h3
次に、前の画像であるF2と重なっていないかどうか次式でチェックする。合成画像上の位置(X’F3,Y’F3)に対応するF2上の位置を(X”F3,Y”F3)とすると、(X’F3,Y’F3)と(X”F3,Y”F3)の関係は、合成画像とF2の関係そのままであり、
【0068】
【数10】
【0069】
で表される(ステップS8、S9)。従って、(X’F3,Y’F3)からF2上の対応位置(X”F3,Y”F3)を求めることができる。この(X”F3,Y”F3)が、画像F2内に収まっているかどうかは、次式を満たすかどうかを調べれば良い。
【0070】
0≦round(X”F3)<w2
0≦round(Y”F3))<h2
上式をすべて満たしていれば、F2内に収まることになり、F3とF2が重なる部分であることを示す(ステップS10、S11)。結局、合成画像上のすべての点で(ステップS13、S14)、F3の対応点があり、F2の対応点がないものをチェックし、チェックに通ったものを上書き可能として、F3の画素値で上書きすれば良い(ステップS12)。F4以下の画像を上書きする場合も、変換の行列の数が、
【0071】
【数11】
【0072】
の様に増えていくだけで、同様の計算を繰り返せば良い。これをすべての時系列画像について繰り返す(ステップS15、S16、S17)。
この様に、相関演算部5から得られる動き量に従って、画像を上書きしていくことで、図13のような合成画像が得られる。
【0073】
次に、画像送信部、画像受信部について説明する。
画像送信部30では、画像合成部36から合成画像を得て、送信する。
通信回線は、様々な種類のものを使えるが、ここではクロック、enable、データ、グラウンド、供給電圧(+5V)の5本だけの簡単なシリアル接続例で説明する。グラウンド、供給電圧は時間によらず一定なので、図14の信号遷移図はこのうちクロック、enable、データのみを記述している。各信号線を表す折れ線は、電圧レベルを示し、下側がグラウンドレベル、上側が供給電圧レベルを示す。信号線の電圧を供給電圧レベルにすることを「上げる」、逆にグランドレベルにすることを「下げる」、グラウンドレベルを「ロー」、供給電圧レベルを「ハイ」と、以下、表現する。
【0074】
クロック信号は、ローとハイの状態を等しい時間間隔だけ交互に繰り返す。
画像通信フォーマットは数多く存在するが、ここでは最も簡単なフォーマットで説明する。ここで、合成画像の大きさとして、幅がW、高さがHとし、合成画像の左上の点を原点として、原点から右方向を+X方向、下方向を+Y方向とする。各画素は、RGBの三原色から構成されるとし、合成画像上の位置(X,Y)の画素のR成分をfR(x,y)、G成分をfG(x,y)、B成分をfB(x,y)と表すとする。各成分の値は1バイトで表されるとする。
【0075】
まず最初に、図14のように、画像の幅Wを送る。Wを2バイトとし、最上位bit(bit15)から最下位bit(bit0)まで順に流す。始めに送信側が送信状態でないときは、図の時刻T0のように、enableを上げておく。データを送る時は、まずenableを下げてやる。enableを下げるタイミングは、時刻T1のように、クロックが下がる時にしておく。まず、データを送る前にスタートビットを送る。すなわち、時刻T2で信号線をロー、時刻T3でハイ、時刻T4でローになっているようにする。
【0076】
次に、Wを表す各bitの0、1 をロー、ハイとして、bit15からbit0まで順にクロックの立ち下がりで設定する。次に、スタートビットと同様にストップビットを送る。最後にenableを立ち上げて、データセットの送信を終了する。
次に画像の高さHを送る。これはWと全く同じ手順であり、Wのデータの代わりにHのデータを送るだけである。
【0077】
次に各画素データを送る。図15はこれを説明した図である。クロック、enableは、図14と同じタイミングなので、省いてある。時間は左から右へ、上から下へ流れている。Wなどと同様に、スタートビット、ストップビットの間にデータを挟んで送れば良い。各画素は、R、G、B成分それぞれが8bitのデータを持つので、最初にR、次にG、最後にBと3回にデータを分けて送ることになる。
【0078】
従って、全ての画素を送るには、(H×W×3)回だけ、8bitデータを送れば良いことになる。画素の送る順は予め決めておけば良い。例えば、最初は、fR(0,0)、次は、fG(0,0)、fB(0,0)を順に送り、次にfR(1,0)、fG(1,0)、fB(1,0)、次にfR(2,0)、fG(2,0)、fB(2,0)という具合に送っていく。右端fB(W−1,0)まで送ったら、次の行の左端fR(0,1)から順に同様に送っていく。最後は、fB(W−1,H−1)となる。
【0079】
受信する方では、この逆の操作を行なえば良い。
すなわち、まず、enable信号を監視して、enableがローになったら、クロックの立ち上がり時に信号線の値を読むようにする。信号を読み始めて、信号がロー、ハイ、ローと変化してスタートビットがあることを確認する。次に決まったビット数だけデータを読み、信号がロー、ハイ、ローと変化してストップビットがあることを確認する。enableがハイになったら、信号線の値を読むのをやめる。
【0080】
決まったビット数とは、具体的には、最初と2回目のデータは、全体の幅と高さが16bitで入っているので、16となる。それ以外は、画素データなので、8である。2回のデータ受信で全体の幅Wと高さHが分かったら、(W×H×3)回だけ、8bitデータを受信すれば良い。受信した画素データは予め決めた順序で解釈すれば良い。前の例で行けば、最初は、fR(0,0)であり、その後、fG(0,0)、fB(0,0)、fR(1,0)と続き、右端fB(W−1,0)までいったら、次の行の左端fR(0,1)から順に同様に解釈していく。最後は、fB(W−1,H−1)となる。
これによって、合成画像の送受信が可能となる。
【0081】
〔実施形態2〕
図2は、本実施形態2の画像合成通信装置の構成を示すブロック図である。
1は画像を撮像する光学系やCCDなどで構成される撮像部、30は撮像部1から転送された画像を送信する画像送信部、33は送信側の上記各部を制御する制御部、32は30から送られてきた画像を受信する画像受信部、2は画像受信部32から転送された画像データを格納する画像記憶部、3は画素演算に用いる点を抽出する特徴点抽出部、4は相関演算の探索範囲を決定する探索範囲決定部、5は画素間の相関をとり、動き量を出力する相関演算部、36は画像を合成する画像合成部、31は受信側の上記各部を制御する制御部である。
【0082】
上記図2に示す、上記撮像部1と、画像送信部30及び制御部33は、画像情報受信側の画像合成通信装置が一体に、或は分離して備えている場合と、別の画像合成通信装置が備えている場合とがある。
本実施形態2において、送受信される画像は、撮像部で撮影された画像そのままであり、この送受信も、先の合成画像の送受信と全く同じ通信方法を使えば実現できる。
【0083】
すなわち、最初に撮像部で撮影された画像の幅Wと高さHを送り、その後、(W×H×3)バイト分だけ画素の情報を送れば良い。
画像受信部32も、実施形態1の画像受信部32と全く同様に、受信したデータを解釈してやれば良い。
受信した画像は、画像記憶部2に格納され、画像合成部36によって合成される。合成の方法は、実施形態1と同じで良い。
【0084】
〔実施形態3〕
図3は、本実施形態3の画像合成通信装置の構成を示すブロック図である。
1は画像を撮像する光学系やCCDなどで構成される撮像部、2は撮像部1から転送された画像データを格納する画像記憶部、3は画素演算に用いる点を抽出する特徴点抽出部、4は相関演算の探索範囲を決定する探索範囲決定部、5は画素間の相関をとり、動き量を出力する相関演算部、35は、相関演算部5から得られる動き量と画像記憶部2の画像データから前の画像と重ならない部分(更新画像)を算出する更新画像算出部、30は相関演算部5から得られる動き量と更新画像算出部35から得られる更新画像を送信する画像送信部、31は送信側の上記各部を制御する制御部、32は画像送信部30から送られてきた動き量と更新画像を受信する画像受信部、34は画像受信部32から転送された画像データを格納する画像記憶部、36は画像記憶部の画像と画像受信部32から得る動き量から画像を合成する画像合成部、33は受信側の上記各部を制御する制御部である。
【0085】
図16は、本実施形態3の画像合成通信装置の送受信情報のフォーマットの説明図である。送受信される情報は、相関演算部5から得られる動き量と更新画像算出部35から得られる部分画像である。実際に送信する際は、前の実施形態1の説明と同様に、enalbe、クロック、電源電圧、グランドなどの線、送信シーケンスとして、データ信号上のスタートビット、ストップビットなどが必要だが、手順は一緒なので、データ部分だけを抽出して説明してある。
【0086】
動き量とは、画像合成の説明で使われた2×2の行列の値で良い。回転、拡大縮小せずに単なる平行移動量だけ使って合成する場合は、X方向とY方向のずれ量だけで良い。
図16のように、まず、前の画像との間のアフィン変換を行なう行列の値を送る。例えば、画像F3の場合、画像F2と画像F3の間の変換になるので、先の例であげた表現方式を借りれば、変換行列の要素の値、A2,3、B2,3、C2,3、D2,3を順に送れば良い。データは浮動小数点で表現されているとして、そのビット数は、どこまで精度を求めるかによるが、32bitあれば一般に充分である。
【0087】
パラメータを送った次は、画像の幅と高さを送る。ここではそれぞれ2バイトとしておく。
次に更新画像算出部35から得られる部分画像を送る。更新画像算出部35では、前の画像と重ならない部分を計算する。計算の仕方は、画像合成部36で説明した方法とほぼ同様になる。例えば、画像F3とF2の例で言えば、F3上の点を(x,y)、それに対応するF2上の点を(x’,y’)とすると、(x,y)から(x’,y’)への変換式は、次の通りになる。但し、(x1,y1)、(x2,y2)はF3上の点であり、F2上の点(x’1,y’1)、(x’2,y’2)に対応している。
【0088】
【数12】
【0089】
これでF3上の点がF2上でどの位置に移されるのか分かるので、
0≦round(x)<w2
0≦round(y)<h2
を共に満たす場合は、その点は重なっていることになる。この処理をF3上のすべての点において行なえば、F2と重ならないF3上の点が分かる。以後、重ならない点を送信画素、重なる点を非送信画素と呼ぶことにする。送信画素をすべて送る際には、送信画素と非送信画素を受信側で解釈できるように送ってやらねばならない。マスク画像を別に送る手もあるが、それでは送信するデータ量が多くなってしまう。そこで、重ならない領域は大抵連続した領域である特徴を利用して、送れば良い。
【0090】
図17は、これを説明したフローチャートである。
まず、送信画素から非送信画素かを判断を開始する位置「判定ポイント」をF3の左上の点に設定する(ステップS21)。次に、その行を判定ポイントから右へみていって、「次の送信画素までの画素数」を数える(ステップS22)。判定ポイントが送信画素であるなら、0になる。判定ポイントが非送信画素で、非送信画素がp画素続いていて、その後が送信画素であったら、「次の送信画素までの画素数」はpになる。もし、送信画素がその行の判定ポイント後になかったら、行の残りの画素数を「次の送信画素までの画素数」とする。「次の送信画素までの画素数」が求まったら、それを2バイトで表して、データとして送信する。
【0091】
次に、「次の送信画素数」だけ、判定ポイントを右へ進める(ステップS23)。ステップS24において、この時点で行の右端までいってしまったらステップS25に進み、最後の行でなかったらステップS26に進み、次の行の左端の点を判定ポイントとして設定して、また、ステップS22の「次の送信画素までの画素数」を数える処理に戻る。図16の例では、「次の送信画素までの値(t)」を送った後で、次の行に移っている。ステップS24において、まだ右端までいかない場合は、ステップS27に進み、判定ポイントを次の送信画素にし、そこから右へ見ていって、「次の非送信画素までの画素数」を数える。もし送信画素がq画素続いていたら、qになる。そして「次の非送信画素までの画素数」を2バイトで表して、データとして送信する(ステップS27)。
【0092】
次に、画素のデータ、すなわちR、G、Bの値をその画素数分だけ順に送る。図16の例では、R(p,0)から始まって、B(p+q−1,0)まで送っている(ステップS28)。
ステップS29において、この時点で行の右端までいってしまったら、最後の行でなければ、次の行の左端の点を判定ポイントとして設定して、ステップS25に戻る。右端までいかない場合は、判定ポイントを次の非送信画素にして、最初の処理である、ステップS22の「次の送信画素までの画素数」を数える処理に戻る。ステップS25において、最後の行で右端まできてしまったら、処理はすべて終る。このようにして、前の画像と重ならない部分の画像を送ることができる。
【0093】
受信する側では、これと逆の操作を行なえば良い。図18はこれを説明したフローチャートである。
変換行列の値、画像の幅、高さのデータは既に受信しているとする。
図3の受信側の画像記憶部34に、受信する画像の記憶領域を確保しておく。この大きさは、既に受信している画像の幅、高さから決められる。確保した領域の左上を原点とした位置「描画ポイント」を決めることで、その記憶領域の特定位置へ画素データを書き込むことができるようになっている。まず、描画ポイントを確保した記憶領域の左上に取る(ステップS31)。
【0094】
次に、「次の送信画素までの画素数」を受信する(ステップS32)。この数の画素は、非送信画素として送られてこないので、描画ポイントをこの数だけ右にシフトしておく(ステップS33)。ステップS34において、描画ポイントが右端に来たかどうかを判断する。もし右端に来ていたら、ステップS35に進み、最後の行かどうかを判断する。もし最後の行でなければ、ステップS36において、描画ポイントを次の行の左端にして、ステップS32の次の送信画素までの値を受信する処理に戻る。
【0095】
ステップS34において、描画ポイントが右端に来ていなければ、ステップS37に進み、「次の非送信画素までの画素数」を受信する。ステップS38において、この画素数分だけデータが送られてくるので、それを受信しながら、データを画像記憶部34に書き込んでいく。具体的には、各画素のデータは、R、G、Bの順で受信されるので、その値を使って、描画ポイントの位置へ画素データを書き込む。次に描画ポイントを一つ右へシフトして、次の画素のデータ、R、G、Bを受信する。これを画素数分だけ繰り返す。
【0096】
その処理が終ったら、ステップS39において、描画ポイントが右端にきたかどうかを判断する。もし右端に来ていたら、ステップS35に進んで、最後の行かどうかを判断する。もし最後の行でなければ、描画ポイントを次の行の左端にして、ステップS32の次の送信画素までの値を受信する処理に戻る。ステップS35において、右端で最後の行であるなら、この画像のデータの受信は終了となる。
【0097】
これによって、必要最小限の画像が受信されたことになる。
これらの処理を繰り返すことで、複数の画像データを画像記憶部に記録できる。次に、これらのデータから画像を合成する。手法は、先に説明した手法とまったく同じである。合成に必要なデータは、連続する2画像間の変換行列と各画像の画素データである。
【0098】
ここで変換行列は送られたきたものを使えばよいし、各画像の画素データは、すべて送られてきたわけではないが、合成には、前の画像と重ならない部分しか使われないので、画像記憶部に記録されている部分的な画素データだけで充分である。これによって、受信したデータから画像を合成することができる。
【0099】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、解像度の低いカメラを用いても、被写体の一部を複数枚写して、合成して送ることで、離れた場所に広画角、高精細の画像を送れる効果がある。
また、合成を被写体側で行なうだけでなく、撮影画像をそのまま送り、受信側で合成させることで、被写体側が通常のテレビ電話、テレビ会議のシステムなどしか所有していなくても、低解像度のカメラと送信設備で、広画角、高精細の画像を相手側は得ることができる。
【0100】
また、その際、撮影画像をそのまま送らず、前の画像との重なり具合を調べて、重なっていない部分のみを送ることで、必要最低限の画像のみを送ることができ、通信量を減らすことができる。
さらに、これらの画像合成の基本となる時系列画像間の動き量検出は、輝度勾配が画像面に一様に存在していない場合でも、任意の箇所を特徴点として相関演算することができるため、文書などの背景が真っ白なものでも精度良く動き量の検出が可能であり、代表点方式より精度的に優れている。
また、ブロックマッチング方式に比べると演算量が2桁程度少なくなり、フレームレートでのリアルタイム処理も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1の画像合成通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態2の画像合成通信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態3の画像合成通信装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像合成に係る連続撮像した画像を示す図である。
【図5】本発明の画像合成通信装置に係る特徴点抽出部のブロック図である。
【図6】本発明に係る輝度勾配の高い箇所を選択する利点を説明するための図である。
【図7】本発明の画像合成通信装置に係る探索範囲決定部のブロック図である。
【図8】本発明の画像合成通信装置に係る相関演算部のブロック図である。
【図9】本発明に係る相関演算のための探索範囲を決定する様子を説明するための図である。
【図10】本発明に係るアフィン変換を検出する様子を説明するための図である。
【図11】本発明に係るブロックマッチング方式の問題点を説明するための図である。
【図12】本発明に係る合成処理のフローチャートである。
【図13】本発明に係る合成画像の様子を説明するための図である。
【図14】本発明に係るデータを送る際の各信号線の状態を説明するための図である。
【図15】本発明に係る合成画像の送信を説明するための図である。
【図16】本発明に係る更新画像の送信を説明するための図である。
【図17】本発明に係る送信画素の判定を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明に係る受信画素の格納を説明するためのフローチャートである。
【図19】従来の代表点マッチング方式の概念図である。
【図20】従来のブロックマッチング方式の概念図である。
【符号の説明】
1 撮像部
2 画像記憶部
3 特徴点抽出部
4 探索範囲決定部
5 相関演算部
30 画像送信部
31 制御部
32 画像受信部
33 制御部
34 画像記憶部
35 更新画像算出部
36 画像合成部
Claims (2)
- 時系列に画像を入力するための撮像部と、
上記撮像部より入力された各画像を記憶する画像記憶部と、
現フレームの画像から輝度変化の高い箇所を特徴点として抽出する特徴点抽出部と、
前フレームと現フレームとの間の動き量を保持しておく前フレーム動き量格納部と、
上記特徴点に対応する次フレームの画像上の位置に上記前フレーム動き量格納部から得られる動き量を加えた点の近傍領域を相関演算のための探索範囲として決定する探索範囲決定部と、
上記特徴点と上記探索範囲内の各画素との相関をとる相関演算部と、
上記相関演算部から得られた動き量を上記前フレーム動き量格納部に格納し、上記相関演算部から得られる動き量から新たに撮像された部分の画像を得る更新画像算出部と、
上記相関演算部から得られる動き量と上記更新画像算出部から得られる部分画像を送信する画像送信部と、
上記自分側の画像送信部或は、相手側の画像送信部から送信された動き量と部分画像を受信する画像受信部と、
上記画像受信部から得られる動き量と部分画像から画像を合成する画像合成部を有することを特徴とする画像合成通信装置。 - 上記特徴点抽出部は、現フレームの画像から縦または横方向に輝度変化の高い箇所を特徴点として抽出し、上記探索範囲決定部は、次フレームの画像の上記領域ごとに相関演算のための探索範囲として決定し、上記相関演算部は、上記領域ごとに相関演算を行うことを特徴とする請求項1記載の画像合成通信装置。
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