JP4775277B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
ところが、上述した従来の動きベクトル検出装置では、画像上の動きベクトルを求める対象となる特徴点を抽出するために、画像データが格納された画像記憶装置にアクセスして、特徴点を求め動きベクトルを算出するため、処理の高速化の点で問題がある。
(4)請求項4に記載の画像処理装置によれば、特徴点マップは、特徴点が存在する画像ブロックと次の特徴点が存在する画像ブロックまでの距離に応じた出現回数の情報を格納している。よって、それらの情報を使用することで、特徴点マップを走査することなく予測処理時間を算出でき、動きベクトル検出の処理速度を向上させる。
(6)請求項6に記載の画像処理装置によれば、動き検出制御部が、特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、優先順位の高い検出領域のみを処理する。
(7)請求項7に記載の画像処理装置によれば、動き検出制御部が、特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、縮小した画像(例えば画像ドットを減らした縮小画像)を処理する。
(8)請求項8に記載の画像処理装置によれば、特徴点抽出部は、基準となるしきい値の他に、補助となる所定の数の、基準となるしきい値より大きい所定の値を設定できるしきい値を設定することができ、補助となるしきい値についても特徴点抽出し、補助となるしきい値の数と同数の補助特徴点マップに特徴点の検出の有無を書き込む。そして、動き検出制御部は、特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、補助特徴点マップの中から、取り込み周期に算出処理が間に合うものがあるかを探索し、存在する場合にはその補助特徴点マップを使用して、(例えば画像データ転送部に画像データを転送させ、新たに追加した、例えば後段特徴点抽出部に特徴点座標を計算させ、その座標値を動き検出演算部に与えるようにして)動きベクトルを算出する。
(9)請求項9に記載の画像処理装置によれば、動き検出部は、複数個搭載されており、処理する画像領域を動き検出部の総数と同一の処理領域に分割し、各領域の画像ブロックを各動き検出部が独立で動きベクトルを算出する。
(10)請求項10に記載の画像処理装置によれば、動き検出演算部は、複数個搭載されており、各動き検出演算部は同一方向の隣接した画像ブロックと同期を取りながら、各画像ブロックの動きベクトルを算出する。
(11)請求項11に記載の画像処理装置によれば、画像処理装置を、車載画像認識システムにおける車両前方検知センサに用いる。
(13)請求項13に記載の画像処理装置によれば、画像処理装置を、車載画像認識システムにおける車室内侵入者検知センサに用いる。
具体的には、動き検出制御部が、特徴点マップから画像上に存在する特徴点の総数を算出し、その総数が所定のしきい値を超えた場合に、動きベクトルを算出するように制御する。この結果、動き検出処理が必要ない場合には消費電力を抑えることができる。
具体的には、動き検出制御部が、特徴点マップと過去の特徴点マップを比較し、特徴点の有無に変化があった画像ブロックの総数が、所定のしきい値を超えた場合に、動きベクトルを算出するように制御する。この結果、動き検出処理が必要ない場合には消費電力を抑えることができる。
[第1の実施形態]
a)図2に、本実施形態における画像処理装置のブロック図を示す。同図に示すように、画像処理装置1は、カメラ3によって撮影された動画の動きベクトルを検出し、その動きベクトルに基づいて画像を処理する装置である。
カメラ3は、モノクロ画像データを出力し、ここでは画像サイズを640×480画素のVGAサイズとする。ただし、画像サイズはこの限りではない。また、カラー画像でも問題はなく、その場合には、輝度画像を変換する機能を画像入力I/F部5に追加する必要がある。
特徴点抽出部13は、動き検出する画像単位である画像ブロックの大きさを8x8画素とした場合には、図4(A)に示す通り、8ライン分のX微分画像とY微分画像のラインバッファを2つ備えている。そして、一方のX微分画像とY微分画像のラインバッファに画像データを書き込んでいる間、他方のX微分画像とY微分画像のラインバッファを使用して、8×8画素の画像ブロックの中で最もコーナーらしい画素を抽出する。
c)次に、T−1フレームで求めた特徴点マップ15と動き情報テーブル17、T−1フレームとTフレームの画像を用いて動き検出処理する動き検出部21を説明する。
動き検出演算部21cは、図9に示す通り、動き検出制御部21dから与えられた、T−1フレームの画像上の特徴点を中心とする8×8画素のテンプレート画像がTフレームの画像上でどこに移動したかを示す動きベクトルを算出する。
動き検出制御部21dは、1フレーム前(T−1フレーム)の特徴点マップ15と動き情報テーブル17を参照して、画像上の特徴点が存在する画像ブロックのみを動き検出処理するように、動き検出演算部21cと画像データ転送部21aを制御する。
d)次に、本実施形態の画像処理方法について説明する。
この処理は、過去の画像上の特徴となる画素である特徴点を抽出して、その特徴点を含む所定の大きさを持つテンプレート画像が、現在の画像上のどこに移動したかを示す動きベクトルを算出するための処理である。
続くステップ110では、取り込んだ画像データの前処理を行う。具体的には、上述した平滑化処理、X微分処理、Y微分処理を行う。
続くステップ160では、動き検出演算処理を行ってから前記ステップ130に進む。この動き検出演算処理とは、動き検出用画像記憶部21bを使用して、過去の画像上の特徴点を含むテンプレート画像が現在の画像上でどこに移動したかを示す動きベクトルを算出し、算出結果を過去の画像が入力されたときに特徴点座標を格納した他方(過去)の動き情報テーブルに格納する処理である。
・次に、上述した処理のうち、各画像ブロックラインの処理について、図14に基づいて説明する。
STATE :状態を示す変数
map[78]:1ライン分の特徴点マップ
mc :特徴点マップカウンタ
L :次の特徴点が存在する画像ブロックまでの距離(個数)
図14に示すように、ステップ200では、初期化処理を行う。具体的には、STATEを、初期状態を示すINITに設定し、mcを0に設定する。
ステップ310では、バースト転送(3個×6枚の画像ブロックの転送)を行い、ステップ320に進む。
一方、前記ステップ220で肯定判断されて進むステップ230では、STATEがINIT又は(スキップ転送を示す)SKIPであるか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ240に進み、一方否定判断されるとステップ250に進む。
続くステップ250では、KLT演算を行う。また、並列して、隣接する画像ブロックのバースト転送(3個×6枚の画像ブロックの転送)を行う。
ステップ280では、STATEを(バースト転送を示す)BURSTに設定し、前記ステップ320に進む。
なお、図15に、変数STATEにて設定される状態の遷移を示す。この状態遷移図から明らかな様に、STATEは、距離Lに応じてINIT、BURST、SKIPに切り替わることが分かる。
次に、第2の実施形態について説明するが、第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
具体的な予測処理時間の計算方法を図16に示す。なお、図16(A)はX軸方向に特徴点を走査した場合、図16(B)はY軸方向に特徴点を走査した場合である。
まず、下記Step1〜5の式に示す様に、最初の特徴点において、初期転送のための処理時間に動き検出演算の処理時間Kを加算する(Step1)。
・Step2:S=S+K
・Step3:S=S+(3個×6枚)×T+K
・Step4:S=S+(6個×6枚)×T+K
・Step5:S=S+(9個×6枚)×T+K
但し、予測処理時間:S、動き検出演算の処理時間:Kサイクル、画像ブロック1個の転送時間:Tサイクル(T<K)
つまり、本実施形態では、Step1〜5の処理を行うことにより、1ラインにおける処理時間が分かるので、全てのラインについて合計することにより、X軸方向及びY軸方向における各処理時間が分かる。よって、それらの処理時間を比べることにより、処理時間の短いラスタ処理方向を求めることができる。
b)次に、本実施形態の変形例について説明する。
この変形例では、X軸にラスタ処理するか、Y軸にラスタ処理するか、どちらが高速に処理できるか判断する際に、上記のように特徴点マップを走査して処理時間を予測するのではなく、図17に示す通り、各画像ブロックの行、列ごとに、距離値が1ブロック、2ブロック、3ブロック、4ブロック以上または初期転送の出現回数の情報を付加しておく。
S= 1回×{(0個×6枚)×T+K} (←距離値1の場合)
+1回×{(3個×6枚)×T+K} (←距離値2の場合)
+1回×{(6個×6枚)×T+K} (←距離値3の場合)
+2回×{(9個×6枚)×T+K} (←距離値4及び初期転送の場合)
この様に、この変形例では、特徴点マップを走査することなく、処理時間を予測することができるので、一層処理時間を短縮できるという利点がある。
次に、第3の実施形態について説明するが、第3の実施形態は、第1、2の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
図18(A)に示す様に、画像データの格納は、3枚のフレームバッファを循環するように用いて行う(リングで格納する)。
この対策として、図19に示す様に、フレームの同期信号Vsyncをチェックし、VsyncがH→Lになった場合に、まだ、動き検出処理をしていれば、次のフレーム(この例で言えば、T+1フレーム)の画像の取り込みを止め、動き検出処理が完了した段階で、回路全体の動作を一旦停止した後、回路の動作を再開する(この例で言えば、T+2フレームからの処理を再開する)方法が考えられる。これにより、動作の破綻を回避することができる。
上述したフレームの同期信号を用いた場合には、一応、動作の破綻を回避できるが、この場合も、処理方向がラスタ方向なので、本当に動き検出したかった処理ブロックまで行き着かない可能性がある。
なお、優先順位の高い検出範囲とは、例えば先行車を検知している場合には、その車両周辺の領域を示すものであり、例えば空や上方の風景の領域は優先順位が低いとする。
(1)まず、前記図16又は図17に示した手法にて、予測処理時間を見積もる。
ここで、動き検出にどれだけの処理時間がかかるかは、設計すれば正確に見積もることが可能である。具体的には、回路設計し、シミュレーションすれば、画像データ転送サイクル数、動き検出処理サイクル数、メモリの調停サイクル数が分かる。その数値を使用すれば計算できる。なお、前記図16及び図18の説明では、メモリの調停サイクル数は考慮していない。というのは、実際には、下記(2)で説明するTvを実際の値より厳しく設定すれば良いからである。
画像の取り込み周期Tv(例えば60fpsのカメラであれば16.7msec)と前記(1)で求めた予測処理時間Tpとを比較する。
従って、この判定結果に基づいて、処理が間に合わない場合には、優先順位の高い検出範囲のみを処理するのである。
(変形例2)
この変形例2では、特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合には、画像サイズを縮小した画像データを用いて処理する。
図20に示す様に、本変形例2の画像処理装置31では、前記第1の実施形態と同様に、(カメラ33からの画像を取り込む)画像入力I/F部35と、平滑化処理部37と、X微分処理部39と、Y微分処理部41と、特徴点抽出部43と、特徴点マップ45と、動き情報テーブル47と、画像記憶部49と、動き検出部51を備えており、この動き検出部51は、画像データ転送部51aと、動き検出用画像記憶部51bと、動き検出演算部51cと、動き検出制御部51dによって構成される。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態は、第3の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
以下、詳細に説明する。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
図24に示す様に、本変形例1の画像処理装置121では、前記第1の実施形態と同様に、(カメラ123からの画像を取り込む)画像入力I/F部125と、平滑化処理部127と、X微分処理部129と、Y微分処理部131と、特徴点抽出部133と、特徴点マップ135と、動き情報テーブル137と、画像記憶部139と、動き検出部141を備えており、この動き検出部141は、画像データ転送部141aと、動き検出用画像記憶部141bと、2つの動き検出演算部(第1動き検出演算部141c1、第2動き検出演算部141c2)と、動き検出制御部141dによって構成される。
上述した第5の実施形態では、動き検出部111、113の総数と同数、上記例で言えば2個の検出領域に分割し、各検出領域の画像ブロックの動きベクトルを各動き検出演算部111c、113cが独立して算出する。それに対して、本変形例1では、動き検出部141は1個であるが、2個の動き検出演算部141c1、141c2を備えている。
[第6の実施形態]
第6の実施形態は、画像処理装置を、車載画像認識システムにおける車室内侵入者検知センサへの使用用途を目的とし、侵入者がいない場合には動きベクトルの算出をしないように制御し、低消費電力を狙いとするものである。
つまり、侵入者の有無を、例えば特徴点の総数が300個以上になったか否かによって判定し、その場合のみ動きベクトルを算出する。
第6の実施形態では、動きベクトルの算出の判断を、特徴点の総数により判断していたのに対して、本変形例では、現在の特徴点マップと過去の特徴点マップを比較し、特徴点の有無に変化があった画像ブロックの総数が、ある任意のしきい値を超えた場合に、動きベクトルを算出するように制御する。
3、33、63、93、123、A2…カメラ
5、35、65、95、125、A3…画像入力I/F部
7、37、67、97、127…平滑化処理部
9、39、69、99、129…X微分処理部
11、41、71、101、131…Y微分処理部
13、43、73、103、133、A6…特徴点抽出部
15、45、75、105、135、A7…特徴点マップ
17、47、77、107、137、A9…動き情報テーブル
19、49、79、109、139、A5…画像記憶部
21、51、81、111、113、141、A8…動き検出部
21a、51a、81a、111a、113a、141a、A11…画像データ転送部
21b、51b、81b、111b、113b、141b、A10…動き検出用画像記憶部
21c、51c、81c、111c、113c、141c1、141c2、A12…動き検出演算部
21d、51d、81d、111d、113d、141d、A13…動き検出制御部
53…縮小画像特徴点抽出部
55…微小特徴点マップ
57…微小動き情報テーブル
83、85…補助特徴点マップ
81e…後段特徴点抽出部
A4…前処理部
Claims (16)
- 過去の画像上の特徴となる画素である特徴点を抽出して、その特徴点を含む所定の大きさを持つテンプレート画像が、現在の画像上のどこに移動したかを示す動きベクトルを算出する画像処理装置であって、
前記画像処理装置に取り込まれた画像データを記憶する画像記憶部と、
前記画像データ上の特徴点を抽出するため、及び動きベクトルを算出するために、必要な画像データを作成する前処理部と、
前記画像データ上の特徴点が、動き検出する画像単位である画像ブロック単位で、どこに存在するかを示す特徴点マップと、
前記画素単位で抽出された特徴点の位置のデータと動きベクトルのデータとを記憶する動き情報テーブルと、
前記前処理部から得られる画像データから画像ブロック単位で特徴点を抽出し、特徴点が抽出できた場合には、画像ブロックに特徴点が存在することを示すフラグを前記特徴点マップに立て、かつ、特徴点の位置を前記動き情報テーブルに格納する特徴点抽出部と、
前記画像記憶部に記憶された画像データと、前記特徴点マップに記憶された画像ブロック単位の特徴点のデータと、前記動き情報テーブルに記憶された画素単位の特徴点の位置のデータとに基づいて、動きベクトルを算出する動き検出部と、
を備え、
更に、前記動き検出部は、
動き検出するのに必要な過去の画像データと現在の画像データを記憶する動き検出用画像記憶部と、
前記画像記憶部に格納された画像データを、前記動き検出用画像記憶部に転送する画像データ転送部と、
前記動き検出用画像記憶部を使用して、過去の画像上の特徴点を含むテンプレート画像が現在の画像上でどこに移動したかを示す動きベクトルを算出し、その算出結果を過去の画像が入力されたときに特徴点座標を格納した過去の動き情報テーブルに格納する動き検出演算部と、
過去の画像が入力されたときにフラグを立てた過去の特徴点マップを参照して、特徴点が存在する全ての画像ブロックをラスタ方向に処理するために、現時点で動きベクトルの算出を終えた画像ブロックとその画像ブロックライン上の特徴点が存在する次の画像ブロックまでの距離を計算し、その距離の値から、既に前記動き検出用画像記憶部に転送して
いる画像データが、特徴点が存在する次の画像ブロックにおいて、動きベクトルの算出に使用できるかを判定し、不足している画像データのみを転送するように前記画像データ転送部に命令する動き検出制御部と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記動き検出制御部は、前記動き検出演算部に動きベクトルの算出をさせている間の待ち時間に、前記動き検出用画像記憶部に記憶された画像範囲に対して、動き検出方向に隣接する所定の数の画像ブロック列の画像データを転送するように、前記画像データ転送部に命令する、動き検出機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記動き検出制御部は、前記特徴点マップを参照して、動き検出する画像ブロックの処理方向をX軸方向にラスタ処理するか、Y軸方向にラスタ処理するかを判断する機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記特徴点マップは、特徴点が存在する画像ブロックと次の特徴点が存在する画像ブロックまでの距離に応じた出現回数の情報も保持することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記動き検出制御部は、前記特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、処理できる画像ブロックラインまでを算出し、その画像ブロックラインまでを処理する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記動き検出制御部は、前記特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、優先順位の高い検出領域のみを処理する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記動き検出制御部は、前記特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、縮小した画像を処理する機能を備え、前記前処理部は、縮小画像を作成する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記特徴点抽出部は、基準となるしきい値の他に、補助となる所定の数の、基準となるしきい値より大きい所定の値を設定できるしきい値を設定することができ、補助となるしきい値については特徴点抽出し、補助となるしきい値の数と同数の補助特徴点マップに特徴点の検出の有無を書き込み、
前記動き検出制御部は、前記特徴点マップから、画像の取り込み周期に動きベクトルの算出処理が間に合わないと判断した場合に、補助特徴点マップの中から、取り込み周期に算出処理が間に合うものがあるかを探索し、存在する場合には、前記特徴点マップに代えて前記補助特徴点マップを使用することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記動き検出制御部と、前記動き検出用画像記憶部と、前記動き検出演算部と、前記画像データ転送部とを備えた動き検出部が、複数個搭載され、処理する画像領域を前記動き検出部の総数と同一の処理領域に分割し、各領域の画像ブロックについて前記各動き検出部が独立で動きベクトルを算出することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記動き検出演算部が、複数個搭載され、前記各動き検出演算部は同一方向の隣接した画像ブロックと同期を取りながら、各画像ブロックの動きベクトルを算出することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置を、車載画像認識システムにおける車両前方検知センサに用いることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 画像を取り込むカメラとして、取り込み周期が短い高フレームレートのカメラを使用するとともに、KLT法を使用して動きベクトルを求めることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置を、車載画像認識システムにおける車室内侵入者検知センサに用いることを特徴とする請求項1〜10の何れ1項に記載の画像処理装置。
- 前記特徴点マップから画像上に存在する特徴点の総数を算出し、その総数が所定のしきい値を超えた場合に、動きベクトルを算出するように制御することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
- 現在の特徴点マップと過去の特徴点マップとを比較し、特徴点の有無に変化があった画像ブロックの総数が、所定の任意のしきい値を超えた場合に、動きベクトルを算出するように制御することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
- 過去の画像上の特徴となる画素である特徴点を抽出して、その特徴点を含む所定の大きさを持つテンプレート画像が、現在の画像上のどこに移動したかを示す動きベクトルを算出する画像処理方法であって、
画像データを取り込む画像入力I/F処理と、
前記画像データを画像ブロック単位で画像記憶部に記憶する画像記憶処理と、
前記画像データ上の特徴点を抽出するため、及び動きベクトルを算出するために、必要な画像データを作成する前処理と、
前記前処理から得られる画像データから画像ブロック単位で特徴点を抽出し、かつ、特徴点が抽出できた場合には、画像ブロックに特徴点が存在することを示すフラグを特徴点マップに立てる特徴点抽出処理と、
前記特徴点マップに記憶された画像ブロック単位の特徴点のデータと前記画素単位で抽出された特徴点の位置のデータとに基づき、前記画像記録部に記録された画像データを利用して、前記動きベクトルを算出する動きベクトル検出処理と、
を備え、
更に、前記動きベクトル検出処理は、
前記特徴点が存在する全ての画像ブロックの動きベクトルの算出を終了したかを判断する終了判定処理と、
前記終了判定処理により前記算出が終了していないと判断された場合に、過去の画像が入力されたときにフラグを立てた過去の特徴点マップを参照して、特徴点が存在する全ての画像ブロックをラスタ方向に処理するために、現時点で動きベクトルの算出を終えた画像ブロックとその画像ブロックライン上の特徴点が存在する次の画像ブロックまでの距離を計算し、その距離の値から、既に動きベクトルの算出に用いる過去と現在の画像データを記憶する動き検出用画像記憶部に転送している画像データが、特徴点が存在する次の画像ブロックにおいて、動きベクトルの算出に使用できるかを判定し、不足している画像データ量を明らかにする画像データ転送量判断処理と、
前記不足している画像データ量分だけを、全画像データを画像ブロック単位で記憶している画像記憶部から前記動き検出用画像記憶部に転送する画像データ転送処理と、
を備えたことを特徴とする画像処理方法。
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