JP2001127131A - 半導体製造装置およびその制御方法 - Google Patents

半導体製造装置およびその制御方法

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JP2001127131A
JP2001127131A JP30527499A JP30527499A JP2001127131A JP 2001127131 A JP2001127131 A JP 2001127131A JP 30527499 A JP30527499 A JP 30527499A JP 30527499 A JP30527499 A JP 30527499A JP 2001127131 A JP2001127131 A JP 2001127131A
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Hidehiko Sakihama
秀彦 崎浜
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペースで効率的な半導体の生産を可能に
するための、半導体製造装置およびその制御方法を提供
する。 【解決手段】 製造・検査装置本体部1、カセット移載
部2、CIMシステム3、および、カセット搬送システ
ム4から構成される。また、製造・検査装置本体部1
は、複数の製造・検査装置5〜7を備えている。カセッ
ト移載部2は、処理を行なうカセット、特に検査装置の
場合において不良判定の基板を振り分けるため、不良基
板収容用カセットを置くための第1モジュールを構成す
るカセットポート8〜14と、それらカセットをストッ
クするための第2モジュールを構成するカセットポート
15〜19とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、半導体製造装置
およびその制御方法に関し、より特定的には、省スペー
スで効率的な半導体の生産を可能にし、特に、製造装置
にカセットを供給するカセット移載部の構造およびその
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置は、処理基板を収
容したカセットをロードまたはアンロードするためのポ
ートを製造検査装置の個々に備えている。しかし、個々
の製造検査装置に搭載できるカセットの数量は少数に限
られている。また、カセットは、自動搬送車などにより
所定の製造検査装置からストッカへ、または、他の製造
検査装置へと搬送される。
【0003】半導体の製造に関しては、コンピュータを
利用した、有機的に統合しフレキシブルな多品種生産を
実現するコンピュータ統合化生産システム(Computer
Integration Manufacturing:以下、CIMシステムと
称す)の下に、各製造工程の処理が管理制御されながら
自動的に行なわれる。
【0004】<従来の半導体製造装置の構成>図3に、
従来の半導体製造装置の構成の一例を示す。この半導体
製造装置は、製造・検査装置本体部1、カセット移載部
2、CIMシステム3およびカセット搬送システム4か
ら構成されている。また、製造・検査装置本体部1は、
単独の製造・検査装置5を備えている。
【0005】カセット移載部2には、カセットを置くカ
セットポート28〜30が設けられている。カセットポ
ート28〜30とカセット搬送システム4との間のカセ
ットの搬入、搬出には、光通信方式27による通信が用
いられる。
【0006】製造・検査装置5とカセットポート28〜
30との間の処理基板の移載は、移載部ロボット31に
より行なわれる。また、カセット移載部2の制御は、C
IMシステム3とSECS−I通信方式33で通信を行
なう機器32が設置される。SECS−I通信方式33
は、ポイント ツー ポイントの接続形態のため、必ず
1つの装置に対し、相手側も1つの装置となる。
【0007】<カセット搬入、搬出の際の制御>ここ
で、カセット搬入、搬出の際の制御について説明する。
カセット移載部2へカセットを搬入する場合、通信機器
32より搬入要求がCIMシステム3へSECS−I通
信方式33により行なわれる。CIMシステム3では、
適切なカセットが選択され、その所在位置より要求のあ
ったカセット移載部2へカセットを搬送するよう、カセ
ット搬送システム4へカセット搬入指令26を発行す
る。
【0008】カセット搬送システム4では、指令内容に
基づき、カセット移載部2に設けられるローダ(図示省
略)と光通信方式27で通信を行ない、カセットの搬入
を行なう。
【0009】カセット移載部2よりカセットを搬出する
場合も同様、通信機器32より搬出要求がCIMシステ
ム3へSECS−I通信方式33で行なわれ、CIMシ
ステムでは適切な搬出先を定め、カセット移載部2より
その位置へカセットを搬送するよう、カセット搬送シス
テム4へカセット搬出指令26を発行する。カセット搬
送システム4では、指令内容に基づき、カセット移載部
2のアンローダ(図示省略)と光通信方式27で通信を
行ない、カセットの搬出を行なう。
【0010】また、省スペースで効率的な半導体の生産
を可能にする半導体製造装置および搬送方法に関して、
特開平8−37219号公報には、半導体製造装置にお
いて、ローダ・アンローダ兼用のオートローダ部を設
け、処理前カセットを減らすことなく、オートローダ部
に設置するカセットの全体数を削減し、製造装置の面積
を縮小化して、半導体製造装置の省スペース化を図る発
明が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】半導体の製造プロセス
は、一連のサイクル処理(成膜工程−フォトリソグラフ
ィ工程−エッチング工程)が繰返されて行なわれる。こ
のサイクル処理は、処理工程が長く、また装置数が多い
製造ラインであるため、カセット搬送の律速を望む場
合、自動搬送車の走行を速くするだけでは限界があり、
カセットをいかに効率よく搬送するかが大きな課題とな
る。
【0012】また、装置トラブルなどの発生により、所
定の装置に割当てていたカセットを処理できない場合、
ストッカに戻してその処理をリセットしなければならな
いが、それによる余分なカセットの搬送が発生するた
め、他の処理工程にもロスが生じる。
【0013】また、装置の種類により、たとえば処理基
板を検査しいくつかのカセットに振り分ける装置では、
カセットポートの占有面積が大きくなるため、省スペー
スに装置を配置する方法が求められていた。
【0014】さらに、複数の装置でカセットポートを兼
用できるように制御するためには、従来使用されていた
SEMI準拠の半導体製造装置通信標準SECS−I通
信方式では、通信処理の点で能力が不足する問題が生じ
ていた。
【0015】したがって、この発明の目的は、上記課題
を解決するために、省スペースで効率的な半導体の生産
を可能にするための、半導体製造装置およびその制御方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた、半
導体製造装置においては、複数の装置を有する本体部
と、複数の装置に対し兼用可能に設けられ、カセットの
移載を行なうカセット移載部とを備えている。
【0017】上記半導体製造装置によれば、複数の装置
中の所定の装置がトラブルなどにより使用不可となった
場合でも、その装置用に割当てていたポートをその中の
他の装置用に割当て変更が可能となる。これにより、こ
の装置用カセットを蓄える余裕ができ、装置稼働率の向
上を図ることができる。また、装置やプロセスの改善に
より処理時間が短縮され、カセット搬送の調整が必要と
なる場合でも割当ての変更が可能となる。
【0018】さらに、検査装置などで処理基板を検査し
いくつかのカセットに振り分けるような装置では、カセ
ットを多く所有するため、兼用可能なカセット移載部が
設けられていることにより省スペースに装置を配置する
ことが可能である。
【0019】また、上記半導体製造装置において、より
好ましくは、上記カセット移載部は、複数個のカセット
ポートからなる第1モジュールおよび第2モジュール
と、装置と第1モジュールとの間において、カセットの
移載を行なう第1移載部ロボットと、第1モジュールと
第2モジュールとの間でカセットの移載を行なう第2移
載部ロボットとを有している。さらに、好ましくは、上
記第1モジュールおよび上記第2モジュールは、カセッ
トロード・アンロードポートを含んでいる。
【0020】この構成を採用することにより、複数の装
置に対し、兼用可能なカセット移載部においてカセット
を効率よく搬送することが可能となる。
【0021】この発明に基づいた、半導体製造装置の制
御方法においては、複数の装置を有する本体部と、複数
の装置に対し兼用可能に設けられ、カセットの移載を行
なうカセット移載部とを備える半導体製造装置の制御方
法であって、カセット移載部は、SEMI準拠の半導体
製造装置通信標準HSMSで接続されるコンピュータ統
合化生産システムで制御されることを特徴としている。
【0022】この半導体製造装置の制御方法によれば、
コンピュータ統合化生産システムを用いるとともに、複
数の装置でカセットポートを兼用できるように制御する
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明に基
づいた実施の形態について説明する。図1は、本発明の
一実施の形態である半導体製造装置の構成を示す概念図
である。
【0024】<半導体製造装置の構成>図1に示す半導
体製造装置は、製造・検査装置本体部1、カセット移載
部2、CIMシステム3、および、カセット搬送システ
ム4から構成される。また、製造・検査装置本体部1
は、複数の製造・検査装置5〜7を備えている。
【0025】カセット移載部2は、処理を行なうカセッ
ト、特に検査装置の場合において不良判定の基板を振り
分けるための不良基板収容用カセットを置くための第1
モジュールを構成するカセットポート8〜14と、それ
らカセットをストックするための第2モジュールを構成
するカセットポート15〜19とを備えている。
【0026】また、カセット搬送システム4と光通信方
式27で通信を行ない、カセットの搬入を行なうカセッ
トロードポート24、カセットの搬送を行なうカセット
アンロードポート25を備え、カセットポート8〜14
と製造・検査装置5〜7間で基板の移載を行なう第1の
移載部ロボット22、カセットポート8〜14とカセッ
トポート15〜19との間、および、カセットの搬入出
を行なうロードポート24・アンロードポート25とカ
セット搬送システム4と間でカセットの移載を行なう第
2の移載部ロボット23を備えている。さらに、カセッ
ト移載部2の制御や、CIMシステム3とSEMI準拠
の半導体製造装置通信標準HSMS通信方式21で通信
を行なう機器20を備えている。
【0027】<カセットの搬入>カセット移載部2へカ
セットを搬入する場合、通信機器20より搬入要求がC
IMシステム3へHSMS通信方式21で通信され、C
IMシステム3では、適切なカセットを選択し、その所
在位置より要求のあったカセット移載部2へカセットを
搬送するよう、カセット搬送システム4へカセット搬入
指令26を発行する。カセット搬送システム4では、指
令内容に基づき、カセット移載部2のカセットロードポ
ート24と光通信方式27で通信を行ない、カセットの
搬入を行なう。
【0028】<カセットの搬出>カセット移載部2より
カセットを搬出する場合も同様、通信機器20より搬出
要求がCIMシステム3へHSMS通信方式21で通信
され、CIMシステム3では適切な搬出先位置を定め、
カセット移載部2よりその位置へカセットを搬送するよ
う、カセット搬送システム4へカセット搬出指令26を
発行する。カセット搬送システム4では、指令内容に基
づき、カセット移載部2のカセットアンロードポート2
5と光通信方式27とで通信を行ない、カセットの搬出
を行なう。
【0029】<処理動作>まず、カセット移載部2のカ
セットポート8〜14は製造・検査装置5〜7もしくは
仮想的に不良基板収納装置とみなすことができる。ま
た、カセット移載部2のカセットポート15〜19は製
造・検査装置5〜7もしくは、仮想的に不良基板収納装
置のストック用とみなすことができる。それらは一括し
て通信機器20で管理される。
【0030】ここで、処理動作について説明するため、
製造・検査装置5〜7もしくは、仮想的に不良基板収納
装置とみなしたカセットポート8〜19を、次のように
割当てたケースについて考える。
【0031】製造・検査装置5には、カセットポート
8、9、16を割当てる。製造・検査装置6には、カセ
ットポート11、12、17、18を割当てる。製造・
検査装置本体部7には、カセットポート13、14、1
9を割当てる。仮想的な不良基板収納装置には、カセッ
トポート10、15を割当てる。
【0032】製造・検査装置5にて処理するために、カ
セット移載部2の管理情報より製造・検査装置5に割当
てられたカセットポート8またはカセットポート9、お
よび、カセット16の搬入可能状況を参照する。カセッ
トの搬入が可能な場合、通信機器20よりCIMシステ
ム3へHSMS通信方式21でカセットの搬入要求を行
なう。CIMシステム3では、製造・検査装置5にて処
理する適切なカセットを選択し、搬送システム4へカセ
ット搬送指令26を発行する。
【0033】搬送システム4では、カセット搬送指令2
6を実行し、カセットロードポート24前にカセットを
搬送し、光通信27で通信を行ない、カセットロードポ
ート24へカセットを搬入する。カセット移載部2で
は、到着したカセットがどの製造・検査装置、仮想の不
良基板用装置に属するかわからないため、通信機器20
よりCIMシステム3へHSMS通信方式21にて問合
せを行ない、属する装置の割当てポートへ移載部ロボッ
ト23にて処理可能なカセットポートを優先して移載す
る。これら一連のカセット搬入をストック用カセットポ
ートが一杯になるまで実行する。同様に、製造・検査装
置6、製造・検査装置7、仮想の不良基板用装置につい
てもカセットの搬入を行なう。
【0034】製造・検査装置5は処理可能なカセットポ
ート8またはカセットポート9より処理基板を受取り、
処理を行なう。その結果、正常製品の場合は、元のカセ
ットに戻し、異常製品の場合は、不良基板収容用カセッ
トに移動する。これを、カセット内にあるすべての処理
基板について行なう。
【0035】同様に、製造・検査装置6、製造・検査装
置7も並行して処理を行なう。処理が終了した正常製品
が入ったカセットは、移載部ロボット23よりアンロー
ドポート25へ移動し、通信機器20よりCIMシステ
ム3へHSMS通信方式21にて搬出要求を行なう。C
IMシステム3では、適切な搬出場所へ搬出するよう、
搬送システム4へカセット搬送指令26を発行する。
【0036】搬送システム4では、カセット搬送指令2
6を実行し、カセットアンロードポート25前にて、光
通信方式27で通信を行ない、カセットアンロードポー
ト25よりカセットの搬出を行ない、カセット搬送指令
26で指示された搬出先へ搬送する。
【0037】一方、異常製品が入ったカセットも同様、
移載部ロボット23よりアンロードポート25へ移動
し、通信機器20よりCIMシステム3へ搬出要求をH
SMS通信方式21で行なう。
【0038】CIMシステム3では、適切な搬出場所へ
搬出するよう、搬送システム4へカセット搬送指令26
を発行する。搬送システム4では、カセット搬送指令2
6を実行し、カセットアンロードポート25前にて、光
通信方式27で通信を行ない、カセットアンロードポー
ト25によりカセットの搬出を行ない、カセット搬送指
令26で指示された搬出先へ搬送する。
【0039】通信機器20とCIMシステム3の通信形
態は物理的に1回線で接続されているが、CIMシステ
ム3では、これら装置を独立した装置とみなさなければ
制御はできないため、SEMI準拠の半導体製造装置通
信標準HSMS通信のアドレスの他に、通信ポート番号
を用いることにより、独立した装置とみなすようにし
た。
【0040】<回線接続形態>図2は、図1に示した本
実施の形態における回線接続形態を示した図である。な
お、図2において、カセット移載部2の通信機器20の
アドレスは、[A11:B11:C11:D11]であ
る。また、A1は、製造・検査装置5用アプリケーショ
ンA1を示し、通信ポート番号は(001)である。同
様に、A2は、製造・検査装置6用アプリケーションA
2を示し、通信ポート番号は(002)であり、A3
は、製造・検査装置7用アプリケーションA3を示し、
通信ポート番号は(003)であり、A4は、仮想の不
良基板収納装置28用アプリケーションA4を示し、通
信ポート番号は(004)であり、A5は、ローダーに
到着したカセットの処理装置を問い合わせるアプリケー
ションA5を示し、通信ポート番号は(005)であ
る。
【0041】また、CIMシステムのアドレスは、[A
21:B21:C21:D21]である。また、B1
は、製造・検査装置5用アプリケーションB1を示し、
通信ポート番号は(101)である。同様に、B2は、
製造・検査装置6用アプリケーションB2を示し、通信
ポート番号は(102)であり、B3は、製造・検査装
置7用アプリケーションB3を示し、通信ポート番号は
(103)であり、B4は、仮想の不良基板収納装置2
8用アプリケーションB4を示し、通信ポート番号は
(104)であり、B5は、カセットの処理装置を問い
合わせるアプリケーションB5を示し、通信ポート番号
は(105)である。
【0042】カセット移載部2の通信機器20は、製造
・検査装置5用のアプリケーションA1、製造・検査装
置6用のアプリケーションA2、製造・検査装置7用の
アプリケーションA3および、仮想の不良基板収納装置
用のアプリケーションA4、ローダに到着したカセット
の処理装置問合せを受けるアプリケーションA5、その
他で構成される。
【0043】一方、相手先となるCIMシステムの通信
用アプリケーションも、製造・検査装置5用アプリケー
ションB1、製造・検査装置6用のアプリケーションB
2、製造・検査装置7用のアプリケーションB3およ
び、仮想の不良基板収納装置用のアプリケーションB
4、ローダに到着したカセットの処理装置問合せを受け
るアプリケーションB5、その他で構成される。
【0044】次に、製造・検査装置5のカセット搬入要
求の通信例について説明する。通信機器20内の製造・
検査装置5用アプリケーションA1よりCIMシステム
3のアドレス[A21:B21:C21:D21]およ
び製造・検査装置5用アプリケーションB1の通信ポー
ト番号(101)を指定し、搬入要求のメッセージ通信
を行なう。そのメッセージは指定されたアドレスおよび
ポート番号に到着するためCIMシステム3の製造・検
査装置5用アプリケーションB1にて搬入要求が行なわ
れると認識できる。このように物理的に回線が1つで
も、ポート番号を有していることにより、複数の装置の
独立した通信制御を行なうことが可能となる。
【0045】以上、本実施の形態における半導体製造装
置および制御方法によれば、複数の装置中の所定の装置
がトラブルなどにより使用不可となった場合でも、その
装置用に割当てていたポートをその中の他の装置用に割
当て変更が可能となる。これにより、この装置用カセッ
トを蓄える余裕ができ、装置稼働率の向上を図ることが
できる。また、装置やプロセスの改善により処理時間が
短縮され、カセット搬送の調整が必要となる場合でも割
当ての変更が可能となる。
【0046】さらに、検査装置などで処理基板を検査し
いくつかのカセットに振り分けるような装置では、カセ
ットを多く所有するため、兼用可能なカセット移載部が
設けられていることにより省スペースに装置を配置する
ことが可能である。また、複数の製造・検査装置に対
し、兼用可能なカセット移載部2を設けることにより、
カセットを効率よく搬送することが可能となる。
【0047】なお、上記実施の形態において、本体部1
として製造・検査装置5〜7を備える構成を採用した
が、装置は製造・検査装置に限定されるものではなく、
半導体の製造に用いられる装置に適用することが可能で
ある。
【0048】また、第1モジュールを構成するカセット
ポート8〜14と第2モジュールを構成するカセットポ
ート15〜19とを備える場合について説明している
が、モジュール数は2つに限定されるものでなく、複数
のモジュールを設けるようにしても構わない。
【0049】したがって、今回開示した上記実施の形態
はすべての点で例示であって制限的なものではないと考
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明では
なくて特許請求の範囲によって画定され、特許請求の範
囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ
ることが意図される。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、複数の装置で兼用可能
なカセット移載部を設けることにより、個々の装置でカ
セット移載部を設置するよりも省スペース化を図ること
ができる。また、装置に対するカセットポートの割当て
が可変であるため、装置使用状況に対応した効率のよい
使用への変更が可能となる。
【0051】また、カセット移載部にカセットをストッ
クできる数が多いため、カセットを供給するときの待ち
時間発生によるロスを省くことができる。さらに、カセ
ット移載部に設置されるCIMシステムとの通信を行な
う通信機器も1つに統合することができ、回線も1つで
行なうことができるため、設備や管理するためのコスト
の削減を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づいた実施の形態における半導体
製造装置の構成を示しす構成図である。
【図2】 図1に示した半導体製造装置の回線接続形態
を示した図である。
【図3】 従来技術における半導体製造装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
8,9,10,11,12,13,14 カセットまた
は不良基板収納用カセットを置くカセットポート、1
5,16,17,18,19 カセットまたは不良基板
収納用カセットをストックするストックカセットポー
ト、20 通信機器、24 カセットロードポート、2
5 カセットアンロードポート、28,29,30 カ
セットポート、32 通信機器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置を有する本体部と、 複数の前記装置に対し兼用可能に設けられ、カセットの
    移載を行なうカセット移載部と、を備える、半導体製造
    装置。
  2. 【請求項2】 前記カセット移載部は、 複数個のカセットポートを有する第1モジュールおよび
    第2モジュールと、 前記装置と前記第1モジュールとの間において、前記カ
    セットの移載を行なう第1移載部ロボットと、 前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間で前記
    カセットの移載を行なう第2移載部ロボットと、を有す
    る、請求項1に記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第1モジュールおよび前記第2モジ
    ュールは、カセットロード・アンロードポートを含む、
    請求項2に記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 複数の装置を有する本体部と、複数の前
    記製造検査装置に対し兼用可能に設けられ、カセットの
    移載を行なうカセット移載部とを備える、半導体製造装
    置の制御方法であって、 前記カセット移載部は、SEMI準拠の半導体製造装置
    通信標準HSMSで接続されるコンピュータ統合化生産
    システムで制御されることを特徴とする、半導体製造装
    置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140366A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Muratec Automation Co Ltd 搬送車システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140366A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Muratec Automation Co Ltd 搬送車システム

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