JP2001127020A - 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法 - Google Patents

金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Info

Publication number
JP2001127020A
JP2001127020A JP30866699A JP30866699A JP2001127020A JP 2001127020 A JP2001127020 A JP 2001127020A JP 30866699 A JP30866699 A JP 30866699A JP 30866699 A JP30866699 A JP 30866699A JP 2001127020 A JP2001127020 A JP 2001127020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
metal
acid
tantalum
copper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30866699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4683681B2 (ja
Inventor
Yasushi Kurata
靖 倉田
Yasuo Kamigata
康雄 上方
Takeshi Uchida
剛 内田
Hiroki Terasaki
裕樹 寺崎
Akiko Igarashi
明子 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP30866699A priority Critical patent/JP4683681B2/ja
Publication of JP2001127020A publication Critical patent/JP2001127020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4683681B2 publication Critical patent/JP4683681B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅または銅合金のバリア層として用いられる
タンタル、タンタル合金、窒化タンタル、その他のタン
タル化合物の高速研磨を可能にし、低砥粒濃度で研磨キ
ズがなく、シニングの少ない信頼性の高い金属膜の埋め
込みパターン形成を可能とする金属用研磨液およびそれ
を用いた研磨方法を提供する。 【解決手段】 砥粒、導体の酸化剤、金属表面に対する
保護膜形成剤、酸及び水を含有する研磨液で、砥粒濃度
を0.05〜3重量%とした金属用研磨液。金属用研磨
液を研磨定盤上の研磨パッドに供給し、被研磨面と接触
させて被研磨面と研磨パッドを相対運動させて研磨する
研磨方法において、上記の金属用研磨液を用いて、タン
タル、窒化タンタル、タンタル合金、その他のタンタル
化合物からなるバリア層を研磨する研磨方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に半導体デバイ
スの配線形成工程の研磨に使用される金属用研磨液及び
それを用いた基板の研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路(以下LSIと記
す)の高集積化、高性能化に伴って新たな微細加工技術
が開発されている。化学機械研磨(以下CMPと記す)
法もその一つであり、LSI製造工程、特に多層配線形
成工程における層間絶縁膜の平坦化、金属プラグ形成、
埋め込み配線形成において頻繁に利用される技術であ
る。この技術は、例えば米国特許第4944836号公
報に開示されている。
【0003】また、最近はLSIを高性能化するため
に、配線材料として銅または銅合金の利用が試みられて
いる。しかし、銅または銅合金は従来のアルミニウム合
金配線の形成で頻繁に用いられたドライエッチング法に
よる微細加工が困難である。そこで、あらかじめ溝を形
成してある絶縁膜上に銅或いは銅合金薄膜を堆積して埋
め込み、溝部以外の銅或いは銅合金薄膜をCMPにより
除去して埋め込み配線を形成する、いわゆるダマシン法
が主に採用されている。この技術は、例えば特開平2−
278822号公報に開示されている。
【0004】銅または銅合金等の金属CMPの一般的な
方法は、円形の研磨定盤(プラテン)上に研磨パッドを
貼り付け、研磨パッド表面を金属用研磨液で浸し、基板
の金属膜を形成した面を押し付けて、その裏面から所定
の圧力(以下研磨圧力と記す)を加えた状態で研磨定盤
を回し、研磨液と金属膜の凸部との機械的摩擦によって
凸部の金属膜を除去するものである。CMPに用いられ
る金属用研磨液は、一般には酸化剤及び砥粒からなって
おり必要に応じてさらに酸化金属溶解剤、保護膜形成剤
が添加される。まず酸化剤によって金属膜表面を酸化
し、その酸化層を砥粒によって削り取るのが基本的なメ
カニズムと考えられている。凹部の金属表面の酸化層は
研磨パッドにあまり触れず、砥粒による削り取りの効果
が及ばないので、CMPの進行とともに凸部の金属層が
除去されて基板表面は平坦化される。この詳細について
はジャ−ナル・オブ・エレクトロケミカルソサエティ誌
(Journal of Electrochemical Society)の第138巻
11号(1991年発行)の3460〜3464頁に開
示されている。
【0005】CMPによる研磨速度を高める方法として
酸化金属溶解剤を添加することが有効とされている。砥
粒によって削り取られた金属酸化物の粒を研磨液に溶解
(以下エッチングと記す)させてしまうと砥粒による削
り取りの効果が増すためであるためと解釈できる。酸化
金属溶解剤の添加によりCMPによる研磨速度は向上す
るが、一方、凹部の金属膜表面の酸化層もエッチング
(溶解)されて金属膜表面が露出すると、酸化剤によっ
て金属膜表面がさらに酸化され、これが繰り返されると
凹部の金属膜のエッチングが進行してしまう。このため
研磨後に埋め込まれた金属配線の表面中央部分が皿のよ
うに窪む現象(以下ディシングと記す)が発生し、平坦
化効果が損なわれる。
【0006】これを防ぐためにさらに保護膜形成剤が添
加される。保護膜形成剤は金属膜表面の酸化層上に保護
膜を形成し、酸化層の研磨液中への溶解を防止するもの
である。この保護膜は砥粒により容易に削り取ることが
可能で、CMPによる研磨速度を低下させないことが望
まれる。銅または銅合金のディッシングや研磨中の腐食
を抑制し、信頼性の高いLSI配線を形成するために、
グリシン等のアミノ酢酸又はアミド硫酸からなる酸化金
属溶解剤及び保護膜形成剤としてBTAを含有する金属
用研磨液を用いる方法が提唱されている。この技術は、
例えば特開平8−83780号公報に記載されている。
【0007】銅または銅合金のダマシン配線形成やタン
グステン等のプラグ配線形成等の金属埋め込み形成にお
いては、埋め込み部分以外に形成される層間絶縁膜であ
る二酸化シリコン膜の研磨速度も大きい場合には、層間
絶縁膜ごと配線の厚みが薄くなるシニングが発生する。
その結果、配線抵抗の増加やパターン密度等により抵抗
のばらつきが生じるために、研磨される金属膜に対して
二酸化シリコン膜の研磨速度が十分小さい特性が要求さ
れる。そこで、酸の解離により生ずる陰イオンにより二
酸化シリコンの研磨速度を抑制することにより、研磨液
のpHをpKa−0.5よりも大きくする方法が提唱さ
れている。この技術は、例えば特許第2819196号
公報に記載されている。
【0008】一方、配線の銅または銅合金等の下層に
は、層間絶縁膜中への銅拡散防止のためにバリア層とし
て、タンタル、タンタル合金、窒化タンタル、その他の
タンタル化合物等が形成される。したがって、銅または
銅合金を埋め込む配線部分以外では、露出したバリア層
をCMPにより取り除く必要がある。しかし、これらの
バリア層導体は、銅または銅合金に比べ硬度が高いため
に、銅または銅合金用の研磨材料の組み合わせでは十分
な研磨速度が得られない場合が多い。そこで、銅または
銅合金を研磨する第1工程と、バリア層導体を研磨する
第2工程からなる2段研磨方法が検討されている。
【0009】第2工程であるバリア層のCMPでは、銅
または銅合金埋め込み配線部のディシングを防止する必
要があり、銅または銅合金の研磨速度及びエッチング速
度を抑制するために、研磨液のpHを小さくすることは
マイナス効果であると考えられていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】バリア層として用いら
れるタンタル、タンタル合金、窒化タンタル、その他の
タンタル化合物は、化学的に安定でエッチングが難し
く、硬度が高いために機械的な研磨も銅及び銅合金ほど
容易ではない。そこで、砥粒の硬度を上げた場合には、
銅または銅合金に研磨キズが発生して電気特性不良の原
因になったり、砥粒の粒子濃度を高くした場合には、二
酸化シリコン膜の研磨速度が大きくなってしまいシニン
グが発生するという問題があった。本発明は、銅または
銅合金配線のディシング、シニング及び研磨キズ発生を
抑制し、低砥粒濃度においてバリア層の高い研磨速度を
実現し、信頼性の高い金属膜の埋め込みパタ−ン形成を
可能とする金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方
法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、バリア層
導体として用いられるタンタル、タンタル合金、窒化タ
ンタル、その他のタンタル化合物の研磨速度が低砥粒濃
度で極大を持ち、濃度が高すぎるとかえって低下するこ
とを見いだした。また、この現象は、低pH領域かつ低
酸化剤濃度領域でタンタル、タンタル合金、窒化タンタ
ル、その他のタンタル化合物を研磨する際に顕著であ
る。本発明は、銅または銅合金配線のディシング、シニ
ング及び研磨キズ発生を抑制し、低砥粒濃度においてバ
リア層の高い研磨速度を実現し、信頼性の高い金属膜の
埋め込みパタ−ン形成を可能とするもので、(1)砥
粒、導体の酸化剤、金属表面に対する保護膜形成剤、酸
及び水を含有する研磨液であり、砥粒濃度が0.05〜
3.0重量%であることを特徴とする金属用研磨液であ
る。また、(2)砥粒は、シリカ、アルミナ、セリア、
チタニア、ジルコニア、ゲルマニアより選ばれた少なく
とも1種である上記(1)に記載の金属用研磨液である
ことが好ましい。さらに、(3)砥粒が、コロイダルシ
リカまたはコロイダルアルミナである上記(1)または
(2)の金属用研磨液であると好ましい。コロイダルシ
リカは、シリコンアルコキシドの加水分解により製造し
たものが好ましいが、珪酸ナトリウムを原料として製造
したものも使用できる。平均粒径が、50nm以下であ
ることが好ましい。 (4)金属用研磨液のpHは3以下、かつ酸化剤の濃度
が0.01〜3重量%であることが好ましい。 (5)金属用研磨液には、さらに、水溶性高分子を含有
することが好ましく、(6)水溶性高分子は、ポリアク
リル酸またはその塩、ポリメタクリル酸またはその塩、
ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアミド酸またはその塩からなる群か
ら選ばれた少なくとも1種が好ましい。(7)その場合
の導体の酸化剤の濃度は、0.01〜1.5重量%であ
ることが好ましい。 (8)酸は、有機酸であることが好ましく、(9)マロ
ン酸、リンゴ酸、酒石酸、グリコール酸及びクエン酸か
ら選ばれた少なくとも1種であることがより好ましい。 (10)保護膜形成剤は、従来から広く用いられてきた
ベンゾトリアゾール(BTA)またはその誘導体から選
ばれた少なくとも一種(BTA類)を用いることが好ま
しい。 (11)導体の酸化剤は、過酸化水素、硝酸、過ヨウ素
酸カリウム、次亜塩素酸、オゾン水より選ばれた少なく
とも1種であることが好ましい。 (12)導体は、銅、銅合金またはそれらの酸化物のバ
リア層であり、(13)バリア層は、タンタル、窒化タ
ンタル、タンタル合金、その他のタンタル化合物である
と好ましい。
【0012】本発明の研磨方法は、(14)金属用研磨
液を研磨定盤上の研磨パッドに供給し、被研磨面と接触
させて被研磨面と研磨パッドを相対運動させて研磨する
研磨方法において、上記(1)〜(13)のいずれかの
金属用研磨液を用いて、タンタル、窒化タンタル、タン
タル合金、その他のタンタル化合物からなるバリア層を
研磨する基板の研磨方法である。また、本発明の研磨方
法は、上記(1)〜(13)のいずれかの金属用研磨液
を用いて、銅または銅合金とそのバリア層を含む面を研
磨する基板の研磨方法である。
【0013】本発明では、砥粒濃度が0.05〜3重量
%の砥粒を含有し、研磨液を低pH領域、かつ、低酸化
剤濃度領域にすることにより、銅または銅合金配線のデ
ィシングとシニング及び研磨キズ発生を抑制し、低砥粒
濃度においてバリア層の高い研磨速度を実現する金属用
研磨液とそれを用いた研磨方法を提供する。バリア層を
研磨する方法として、前記したように砥粒の硬度を上げ
た場合には、銅または銅合金に研磨キズが発生して電気
特性不良の原因になったり、砥粒の粒子濃度を高くした
場合には、二酸化シリコン膜の研磨速度が大きくなりシ
ニングが発生してしまうという問題があった。本発明者
らは、バリア層として用いられるタンタル、タンタル合
金、窒化タンタル、その他のタンタル化合物の研磨が、
低pH領域、低酸化剤濃度領域で容易に進行することを
見出した。また、これらの研磨速度が最大になる砥粒濃
度が、低濃度領域に存在することを見出した。このよう
な研磨液を用いた場合は、酸化剤濃度が十分低い領域で
あるために、一般に低pH領域で問題になる銅または銅
合金のエッチング速度の増加による配線のディシングも
問題とならず、砥粒濃度が低いためにエロージョンも少
ないことがわかった。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明においては、表面に二酸化
シリコンの凹部を有する基板上にバリア層及び銅或いは
銅合金を含む金属膜を形成・充填する。この基板をまず
銅或いは銅合金/バリア層の研磨速度比が十分大きい銅
及び銅合金用の研磨液を用いてCMPすると、基板の凸
部のバリア層が表面に露出し、凹部に銅或いは銅合金膜
が残された所望の導体パタ−ンが得られる。本発明の金
属用研磨液は、砥粒、導体の酸化剤、金属表面に対する
保護膜形成剤、酸及び水を含有する研磨液であり、砥粒
濃度が0.05〜3重量%である。また、pHが3以
下、かつ、導体の酸化剤の濃度が0.01〜3重量%に
なるように調整することが好ましい。必要に応じて、水
溶性高分子を添加してもよい。本発明における金属用研
磨液の砥粒濃度は、全重量に対して0.05重量%から
3重量%であり、0.1〜1重量%の範囲であることが
より好ましい。この配合量が0.05%未満では砥粒を
入れる効果が少なく、3重量%を超えるとバリア層の研
磨速度が逆に減少する傾向が見られるようになる。
【0015】金属用研磨液のpHは、3を超えて大きい
とタンタル、タンタル合金、窒化タンタル、その他のタ
ンタル化合物の研磨速度が小さい。pHは、酸の添加量
により調整することができる。またアンモニア、水酸化
ナトリウム、テトラメチルアンモニウムハイドライド等
のアルカリ成分の添加によっても調整可能である。
【0016】一方、本発明における金属用研磨液は、導
体の酸化剤の濃度が0.15重量%付近でタンタル、タ
ンタル合金、窒化タンタル、その他のタンタル化合物の
研磨速度が極大になる。酸化剤によりタンタル、タンタ
ル合金、窒化タンタル、その他のタンタル化合物等の導
体膜表面に、機械的に研磨されやすい一次酸化層が形成
され、高い研磨速度が得られる。一般にpHが3より小
さい場合には、銅または銅合金膜のエッチング速度が大
きく、保護膜形成剤でのエッチング抑制は困難である。
しかし、本発明では、酸化剤の濃度が十分低いため、保
護膜形成剤によるエッチング抑制が可能である。酸化剤
の濃度が3重量%を超えて大きいと、銅または銅合金の
エッチング速度が大きくなりディシング等が発生し易く
なるだけでなく、タンタル、タンタル合金、窒化タンタ
ル、その他のタンタル化合物等の導体膜表面に、一次酸
化層よりも研磨されにくい二次酸化層が形成されるため
に研磨速度が低下する。酸化剤の濃度が0.01重量%
未満であると、酸化層が充分形成されないために研磨速
度が小さくなり、タンタル膜の剥離等が発生することも
ある。
【0017】本発明における金属用研磨液の導体の酸化
剤は、水溶性高分子を含有する場合には、濃度が0.0
1〜1.5重量%である。水溶性高分子は、タンタル、
タンタル合金、窒化タンタル、その他のタンタル化合
物、或いはその酸化膜表面に吸着するために、高い研磨
速度が得られる酸化剤濃度範囲が小さくなる。また、水
溶性高分子は、特に窒化タンタル膜、窒化チタン等の窒
化化合物膜の表面に吸着し易いために、窒化タンタル
膜、窒化チタン等の窒化化合物膜の研磨速度が小さくな
る。一方、水溶性高分子は、金属の表面保護膜形成効果
を持ち、ディシングやシニング等の平坦化特性を向上さ
せる。
【0018】本発明における導体の酸化剤としては、過
酸化水素(H22)、硝酸、過ヨウ素酸カリウム、次亜
塩素酸、オゾン水等が挙げられ、その中でも過酸化水素
が特に好ましい。基板が集積回路用素子を含むシリコン
基板である場合、アルカリ金属、アルカリ土類金属、ハ
ロゲン化物などによる汚染は望ましくないので、不揮発
成分を含まない酸化剤が望ましい。但し、オゾン水は組
成の時間変化が激しいので過酸化水素が最も適してい
る。但し、適用対象の基板が半導体素子を含まないガラ
ス基板などである場合は不揮発成分を含む酸化剤であっ
ても差し支えない。
【0019】本発明において用いる酸としては、有機酸
が好ましく、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、吉草酸、2−
メチル酪酸、n−ヘキサン酸、3,3−ジメチル酪酸、
2−エチル酪酸、4−メチルペンタン酸、n−ヘプタン
酸、2−メチルヘキサン酸、n−オクタン酸、2−エチ
ルヘキサン酸、安息香酸、グリコール酸、サリチル酸、
グリセリン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、マレイン酸、フタル
酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等、及びこれらの有機
酸のアンモニウム塩等の塩、硫酸、硝酸、アンモニア、
アンモニウム塩類、例えば過硫酸アンモニウム、硝酸ア
ンモニウム、塩化アンモニウム、クロム酸等又はそれら
の混合物等が上げられる。これらの中では、実用的なC
MP研磨速度が得られるという点でマロン酸、リンゴ
酸、酒石酸、グリコール酸及びクエン酸が好ましい。
【0020】本発明における保護膜形成剤は、ベンゾト
リアゾール(BTA)、BTA誘導体、例えばBTAの
ベンゼン環の一つの水素原子をメチル基で置換したもの
トリルトリアゾールもしくはカルボキシル基等で置換し
たものベンゾトリアゾール−4−カルボン酸、そのメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル及びオクチルエステル、
またはナフトトリアゾ−ル、ナフトトリアゾ−ル誘導体
またはこれらを含む混合物の中から選ばれる。
【0021】本発明において用いる水溶性高分子として
は、以下の群から選ばれたものが好適である。ポリアク
リル酸、ポリアクリル酸アンモニウム塩、ポリアクリル
酸ナトリウム塩、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸
アンモニウム塩、ポリメタクリル酸ナトリウム塩、ポリ
アクリルアミド等のカルボキシル基を持つモノマーを基
本構成単位とするポリマーまたはその塩、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン等のビニル基を持つモ
ノマーを基本構成単位とするポリマーが挙げられる。但
し、適用する基板が半導体集積回路用シリコン基板など
の場合はアルカリ金属、アルカリ土類金属、ハロゲン化
物等による汚染は望ましくないため、酸もしくはそのア
ンモニウム塩が望ましい。基板がガラス基板等である場
合はその限りではない。これらの水溶性高分子を添加す
ることにより、保護膜形成剤によるエッチング抑止効果
によりディシング特性を向上させることができる。
【0022】本発明の金属用研磨液の砥粒としては、シ
リカ、アルミナ、セリア、チタニア、ジルコニア、ゲル
マニア、炭化珪素等の無機物砥粒、ポリスチレン、ポリ
アクリル、ポリ塩化ビニル等の有機物砥粒のいずれでも
よいが、研磨液中での分散安定性が良く、CMPにより
発生する研磨傷(スクラッチ)の発生数の少ない、平均
粒径が50nm以下のコロイダルシリカ、コロイダルア
ルミナが好ましい。平均粒径は、バリア層の研磨速度が
より大きくなり、二酸化シリコンの研磨速度がより小さ
くなる30nm以下がより好ましく、20nm以下が特
に好ましい。コロイダルシリカはシリコンアルコキシド
の加水分解または珪酸ナトリウムのイオン交換による製
造方法が知られており、コロイダルアルミナは硝酸アル
ミニウムの加水分解による製造方法が知られている。
【0023】本発明を適用する導体膜としては、銅また
は銅合金のバリア層であり、タンタル、タンタル合金、
窒化タンタル、その他のタンタル化合物からなることが
好ましい。。
【0024】本発明における用いる酸の配合量は、導体
の酸化剤、酸、保護膜形成剤、水溶性高分子及び水の総
量100gに対して、0.0001〜0.05molと
することが好ましく、0.001〜0.01molとす
ることがより好ましい。この配合量が0.05molを
超えると、銅または銅合金のエッチングが増加する傾向
がある。
【0025】本発明において用いる保護膜形成剤の配合
量は、導体の酸化剤、酸、保護膜形成剤、水溶性高分子
及び水の総量100gに対して、0.0001〜0.0
1molとすることが好ましく、0.0005〜0.0
05molとすることがより好ましい。この配合量が
0.0001mol未満では、銅または銅合金のエッチ
ングが増加する傾向があり、0.01molを超えても
効果に変わりがない。
【0026】本発明では水溶性高分子を添加することも
でき、水溶性高分子の配合量は、導体の酸化剤、酸、保
護膜形成剤、水溶性高分子及び水の総量100gに対し
て、0.001〜0.5重量%とすることが好ましく、
0.01〜0.2重量%とすることがより好ましい。こ
の配合量が0.001重量%未満では、エッチング抑制
において保護膜形成剤との併用効果が現れない傾向があ
り、0.5重量%を超えると、CMPによる研磨速度が
低下する傾向がある。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。本発明はこれらの実施例により制限されるものでは
ない。
【0028】(実施例1〜3、比較例1) (金属用研磨液の作製方法)酸0.4重量%、保護膜形
成剤としてベンゾトリアゾール(BTA)0.2重量%
に水を加えて溶解し、導体の酸化剤として過酸化水素水
(試薬特級、30%水溶液)を0.5重量%加えて得ら
れたものを金属用研磨液とした。砥粒は、テトラエトキ
シシランのアンモニア溶液中での加水分解により作製し
た平均粒径30nmのコロイダルシリカを0.1〜5重
量%添加し、それに合わせて水を98.8〜93.9重
量%とした。使用したグリコール酸のpKaは、3.7
である。実施例1〜3、比較例1では、表1に砥粒濃度
の上記金属用研磨液を用いてCMPした。 (研磨条件) 基板:厚さ200nmのタンタル膜を形成したシリコン
基板 厚さ100nmの窒化タンタル膜を形成したシリコン基
板 厚さ1μmの二酸化シリコン膜を形成したシリコン基板 厚さ1μmの銅膜を形成したシリコン基板 研磨パッド:独立気泡を持つ発泡ポリウレタン樹脂 研磨圧力:24.5KPa(250gf/cm2) 基板と研磨定盤との相対速度:18m/min (研磨品評価項目) CMPによる研磨速度:膜のCMP前後での膜厚差を電
気抵抗値から換算して求めた。 エッチング速度:25℃、100rpmで攪拌した金属
用研磨液への浸漬前後の銅層厚差を電気抵抗値から換算
して求めた。 ディシング量:二酸化シリコン中に深さ0.5μmの溝
を形成して、公知のスパッタ法によってバリア層として
厚さ50nmの窒化タンタル膜を形成し、同様にスパッ
タ法により銅膜を形成して公知の熱処理によって埋め込
んだシリコン基板を基板として用いて2段研磨を行い、
触針式段差計で配線金属部幅100μm、絶縁膜部幅1
00μmが交互に並んだストライプ状パターン部の表面
形状から、絶縁膜部に対する配線金属部の膜減り量を求
めた。銅用の1段目研磨液としては、窒化タンタルに対
する銅の研磨速度比が十分大きい銅及び銅合金用の研磨
液を使用して研磨した。1段研磨後に、絶縁膜部上にバ
リア層が露出した状態で測定したディシング量が、50
nmになるように基板サンプルを作製し、絶縁膜部でバ
リア層がなくなるまで上記金属用研磨液を用いて2段研
磨した。 シニング量:上記ディシング量評価用基板に形成された
配線金属部幅45μm、絶縁膜部幅5μmが交互に並ん
だ総幅2.5mmのストライプ状パターン部の表面形状を
触針式段差計により測定し、ストライプ状パターン周辺
の絶縁膜フィールド部に対するパターン中央付近の絶縁
膜部の膜減り量を求めた。1段研磨後に、絶縁膜部上に
バリア層が露出した状態で測定したシニング量が、20
nmになるように基板サンプルを作製し、絶縁膜部でバ
リア層がなくなるまで上記金属用研磨液を用いて2段研
磨した。実施例1〜3、比較例1における、CMPによ
る研磨速度を表1に示した。また、ディシング量及びシ
ニング量を表2に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】実施例1〜3では、バリア層導体であるタ
ンタル、窒化タンタル膜の研磨速度が大きく、二酸化シ
リコン膜の研磨速度が比較的小さいので、良好なディシ
ング及びシニング特性が得られる。それに対し、比較例
1では、バリア層膜(特のタンタル膜)の研磨速度が小
さく、二酸化シリコン膜の研磨速度がかなり大きくなる
ためにディシング及びシニング特性が悪化した。
【0032】
【発明の効果】本発明の金属用研磨液は、砥粒濃度を
0.05〜3重量%にしたので、バリア層として用いら
れるタンタル、タンタル合金、窒化タンタル、その他の
タンタル化合物の研磨を可能にし、かつ、銅または銅合
金配線のディシング、シニング、研磨キズ発生を抑制
し、信頼性の高い金属膜の埋め込みパタ−ン形成するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/14 550 C09K 3/14 550Z 13/00 13/00 (72)発明者 内田 剛 茨城県つくば市和台48 日立化成工業株式 会社総合研究所内 (72)発明者 寺崎 裕樹 茨城県つくば市和台48 日立化成工業株式 会社総合研究所内 (72)発明者 五十嵐 明子 茨城県つくば市和台48 日立化成工業株式 会社総合研究所内 Fターム(参考) 3C058 AA07 CA04 CB02 CB03 CB10 DA02 DA12 DA17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥粒、導体の酸化剤、金属表面に対する
    保護膜形成剤、酸及び水を含有する研磨液であり、砥粒
    濃度が0.05〜3.0重量%であることを特徴とする
    金属用研磨液。
  2. 【請求項2】 砥粒が、シリカ、アルミナ、セリア、チ
    タニア、ジルコニア、ゲルマニアより選ばれた少なくと
    も1種である請求項1に記載の金属用研磨液。
  3. 【請求項3】 砥粒が、コロイダルシリカまたはコロイ
    ダルアルミナである請求項1または請求項2に記載の金
    属用研磨液。
  4. 【請求項4】 金属用研磨液のpHが3以下であり、か
    つ導体の酸化剤の濃度が0.01〜3重量%であること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の金属用研磨液。
  5. 【請求項5】 水溶性高分子をさらに含有する請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載の金属用研磨液。
  6. 【請求項6】 水溶性高分子が、ポリアクリル酸または
    その塩、ポリメタクリル酸またはその塩、ポリアクリル
    アミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン
    からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項5
    に記載の金属用研磨液。
  7. 【請求項7】 導体の酸化剤の濃度が0.01〜1.5
    重量%であることを特徴とする請求項5または請求項6
    に記載の金属用研磨液。
  8. 【請求項8】 酸が、有機酸である請求項1ないし請求
    項7のいずれかに記載の金属用研磨液。
  9. 【請求項9】 酸が、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、グ
    リコール酸及びクエン酸から選ばれた少なくとも1種で
    ある請求項8に記載の金属用研磨液。
  10. 【請求項10】 保護膜形成剤が、ベンゾトリアゾール
    (BTA)またはその誘導体から選ばれた少なくとも1
    種である請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の金
    属用研磨液。
  11. 【請求項11】 導体の酸化剤が、過酸化水素水、硝
    酸、過ヨウ素酸カリウム、次亜塩素酸及びオゾン水より
    選ばれた少なくとも1種である請求項1ないし請求項1
    0のいずれかに記載の金属用研磨液。
  12. 【請求項12】 導体が、銅、銅合金またはそれらの酸
    化物のバリア層である請求項1ないし請求項11のいず
    れかに記載の金属用研磨液。
  13. 【請求項13】 バリア層が、タンタル、窒化タンタ
    ル、タンタル合金、その他のタンタル化合物である請求
    項12に記載の金属用研磨液。
  14. 【請求項14】 金属用研磨液を研磨定盤上の研磨パッ
    ドに供給し、被研磨面と接触させて被研磨面と研磨パッ
    ドを相対運動させて研磨する研磨方法において、請求項
    1ないし請求項13のいずれかに記載の金属用研磨液を
    用いて、タンタル、窒化タンタル、タンタル合金、その
    他のタンタル化合物からなるバリア層を研磨する基板の
    研磨方法。
  15. 【請求項15】 金属用研磨液を研磨定盤上の研磨パッ
    ドに供給し、被研磨面と接触させて被研磨面と研磨パッ
    ドを相対運動させて研磨する研磨方法において、請求項
    1ないし請求項13のいずれかに記載の金属用研磨液を
    用いて、銅または銅合金とそのバリア層を含む面を研磨
    する基板の研磨方法。
JP30866699A 1999-10-29 1999-10-29 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法 Expired - Lifetime JP4683681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30866699A JP4683681B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30866699A JP4683681B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009092374A Division JP2009152647A (ja) 2009-04-06 2009-04-06 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001127020A true JP2001127020A (ja) 2001-05-11
JP4683681B2 JP4683681B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=17983831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30866699A Expired - Lifetime JP4683681B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4683681B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030062A1 (ja) * 2002-09-25 2004-04-08 Seimi Chemical Co., Ltd. 研磨剤組成物、その製造方法及び研磨方法
JP2013138053A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Fujimi Inc 研磨用組成物
JP2014000641A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Fujimi Inc 研磨用組成物及びそれを用いた基板の製造方法
US10508222B2 (en) 2010-08-23 2019-12-17 Fujimi Incorporated Polishing composition and polishing method using same

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152647A (ja) * 2009-04-06 2009-07-09 Hitachi Chem Co Ltd 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004030062A1 (ja) * 2002-09-25 2004-04-08 Seimi Chemical Co., Ltd. 研磨剤組成物、その製造方法及び研磨方法
JPWO2004030062A1 (ja) * 2002-09-25 2006-01-26 セイミケミカル株式会社 研磨剤組成物、その製造方法及び研磨方法
US10508222B2 (en) 2010-08-23 2019-12-17 Fujimi Incorporated Polishing composition and polishing method using same
JP2013138053A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Fujimi Inc 研磨用組成物
JP2014000641A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Fujimi Inc 研磨用組成物及びそれを用いた基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4683681B2 (ja) 2011-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3954383B2 (ja) 化学機械研磨用研磨剤及び基板の研磨法
JP5449248B2 (ja) 化学的機械的研磨組成物
JP3780767B2 (ja) 金属用研磨液及び基板の研磨方法
JP4756814B2 (ja) ルテニウムcmp用溶液及びこれらを利用するルテニウムパターン形成方法
WO2004030062A1 (ja) 研磨剤組成物、その製造方法及び研磨方法
JP2002270546A (ja) 導体用研磨液及びこれを用いた研磨方法
JP2001127019A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法
JP2002134442A (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
JP2001127020A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法
JP4164941B2 (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
JP2006196508A (ja) 半導体金属膜用cmp研磨液および基体の研磨方法
JP4759779B2 (ja) 基板の研磨方法
JP4224221B2 (ja) 導体用研磨液及びこれを用いた研磨方法
JP2001068437A (ja) 金属用研磨液及び研磨方法
JP4684121B2 (ja) 化学機械研磨用研磨剤及び基板の研磨法
JP4231950B2 (ja) 金属膜用研磨剤
JP2009152647A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法
JP4710915B2 (ja) 研磨方法
JP2006191132A (ja) 化学機械研磨用研磨剤及び基板の研磨法
JP2001144051A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法
JP2004014998A (ja) 基板の研磨方法
JP2001144045A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法
JP2005203602A (ja) 一揃いのcmp用研磨液及び基体の研磨方法
JP2006216828A (ja) 金属用研磨液を使用する研磨方法
JP2002184727A (ja) 金属用研磨液及びそれを用いた基板の研磨方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091007

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091202

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20091228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4683681

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term