JP2001126695A - 密閉型電池 - Google Patents

密閉型電池

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JP2001126695A
JP2001126695A JP30769299A JP30769299A JP2001126695A JP 2001126695 A JP2001126695 A JP 2001126695A JP 30769299 A JP30769299 A JP 30769299A JP 30769299 A JP30769299 A JP 30769299A JP 2001126695 A JP2001126695 A JP 2001126695A
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Toshimitsu Masuko
俊光 益子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時変化や温度変化等に対しても内部抵抗の
増加や変動を抑制して大電流出力でも効率的に出力す
る。 【解決手段】 電池缶2を電池蓋構体4により封止する
ことで密閉型に構成される。発電要素3と電池蓋17と
の間に配設され、内部圧力の異常上昇等が生じた場合に
変形してこれらの電気的接続状態を解除する安全弁部材
18を備える。電極蓋17には、外周フランジ部17a
が形成され、この外周フランジ部17aがガスケット1
5を介して開口部に封止されることによって電池缶2に
組み付けられる。安全弁部材18には、電極蓋17の外
周フランジ部17aに対応する外周フランジ部18bが
全周に形成され、これら外周フランジ部17a、18b
を重ね合わせて溶接を施すことにより電極蓋17に一体
に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用バッテリや
各種の電子機器の電源として用いられる密閉型電池に関
し、さらに詳しくは内部圧力の異常上昇等のために備え
られる安全弁部材と電池蓋との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器等には、繰り返し充電が
可能なリチウム二次電池やカーボンリチウム二次電池等
の二次電池が用いられている。かかる二次電池において
は、内部に収納された発電要素が化学変化を起こして内
圧が異常に高くなる事態が生じることがある。例えば、
リチウム二次電池のような非水電解質電池においては、
何らかの原因によって所定の電流値以上の電流が流れて
過充電状態となると、電解液が分解されて内部にガスが
発生する。非水電解質電池は、この状態が継続される
と、電解液や電極活物質の急激な分解が促進されて内部
温度が上昇しガス噴出といった事態にまで発展する。
【0003】したがって、非水電解質電池においては、
安全機構が付設されてかかる事態の発生を防止するよう
に構成されている。安全機構は、発電要素と電池蓋との
間に配設された安全弁部材やPTC素子等の部材によっ
て構成され、内部圧力が異常に上昇等した場合に動作し
て発電要素と電池蓋との電気的接続状態を解除する。非
水電解質電池は、かかる安全機構によって発電要素に対
する過大な電流をカットすることで、ガス発生を停止し
て内部圧力の上昇を抑制するようにする。
【0004】なお、リチウムイオン二次電池において
は、高出力化或いは直列接続等を行う場合には、PTC
素子を組み込まずに正極部を電池蓋と安全弁部材とによ
って構成する。また、リチウムイオン二次電池は、PT
C素子の代わりに同形状の低抵抗部品が組み付けられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リチウムイオン二次電
池においては、発電要素の正極集電体に集電リードを介
して正極リードが接続され、この正極リードと電池蓋と
が安全機構を構成する安全弁部材及びPTC素子等の部
材を介して接続されている。安全弁部材は、その中心部
に正極リードが弾接するとともに、外周部に形成した外
周フランジ部を電池蓋に形成した外周フランジ部と重ね
合わされる。安全弁部材は、電池蓋がその外周フランジ
部をガスケットを介して電池缶の開口部にかしめ止めさ
れることによって、その外周フランジ部と電池蓋の外周
フランジ部との接触状態が弾持されて電気的導通が図ら
れている。
【0006】ところで、リチウムイオン二次電池におい
ては、一般にポリプロピレンやテフロン等の合成樹脂材
料によって成形されたガスケットが用いられている。こ
のため、リチウムイオン二次電池においては、合成樹脂
製のガスケットの経時変化に伴って電池蓋と安全弁部材
との接触状態を弾持する弾性力が低下するために、これ
ら電池蓋と安全弁部材との間における接触抵抗が増加し
てしまうといった問題があった。リチウムイオン二次電
池は、かかる接触抵抗の増加によって全体の内部抵抗値
が増加するために、効率が劣化するといった問題が生じ
る。
【0007】また、リチウムイオン二次電池において
は、内部圧力の上昇により、電池蓋や安全弁部材等の各
部材に変形が生じることがある。リチウムイオン二次電
池は、これによっも電池蓋と安全弁部材との間における
接触抵抗が増加し、全体の内部抵抗値が増加するといっ
た問題があった。
【0008】したがって、本発明は、経時変化や温度変
化等に対しても内部抵抗の増加や変動を抑制して安定し
た出力を得る密閉型電池を提供することを目的に提案さ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる密閉型電池は、発電要素と電池蓋との間
に配設され、内部圧力の異常上昇等が生じた場合に変形
してこれら発電要素と電池蓋との電気的接続状態を解除
する安全弁部材を備える。電極蓋は、外周フランジ部が
全周に形成され、この外周フランジ部がガスケットを介
して電池缶の開口部に封止されることによって電池缶に
組み付けられる。安全弁部材には、電極蓋の外周フラン
ジ部に対応する外周フランジ部が全周に形成されてい
る。密閉型電池は、電極蓋と安全弁部材とが、それぞれ
の外周フランジ部を重ね合わせた後に、これらに溶接を
施して一体に結合される。
【0010】以上のように構成された本発明にかかる密
閉型電池によれば、電極蓋と安全弁部材とが強固に接続
されて低接触抵抗値の状態に保持されるようになるとと
もに、経時変化や内部圧力の増加に伴う構成部材の変形
等によってもこれら電極蓋と安全弁部材との間における
抵抗値の増加が抑制されるようになる。密閉型電池にお
いては、これによって全体の内部抵抗値が安定した状態
に保持され、大電流出力を効率的に出力する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として
図1に示した密閉型電池1は、例えばハイブリットシス
テムカーに搭載されるバッテリー装置に用いられる比較
的大型のリチウムイオン二次電池であり、負極を構成す
る電池缶2の内部に発電要素3を収納するとともに、こ
の電池缶2を正極を構成する電池蓋構体4によって密閉
してなる。電池缶2は、有底円筒形を呈する金属缶から
なり、上端の開口縁から所定の高さ位置にビード加工を
施して小径に絞ることにより電池蓋構体4の受け部2a
が形成されている。電池缶2は、受け部2aから上方部
位が、後述するように電池蓋構体4をかしめ止めするか
しめ部位2b部として構成されてなる。
【0012】発電要素3は、シート状の負極材5と、正
極材6と、セパレータ7と、負極集電板8と、正極集電
板9等の部材と電解液とによって構成されている。発電
要素3は、負極材5と負極集電板8とを多数個の負極集
電リード10によって電気的に接続するとともに、正極
材6と正極集電板9とを多数個の正極集電リード11に
よって電気的に接続してなる。
【0013】負極材5は、詳細を省略するが、例えば厚
みが15μmの銅箔からなる負極集電体の両面に負極活
物質合剤を塗布して全体の厚みが60μmとされたシー
ト体からなる。負極活物質合剤は、リチウムイオンをド
ープ・脱ドープ可能な、例えばグラファイトや難黒鉛化
炭素或いは易黒鉛化炭素等の炭素材料を負極活物質とし
て、バインダにポリフッ化ビニリデン(PVdF)、溶
剤としてn−メチルピロリドン(NMP)を加えてスラ
リー状化したものが用いられる。負極活物質合剤は、具
体的には平均粒径が20μmの炭素粒子90重量部に対
して10重量部のPVdFを加えてNMPに分散させて
なる。
【0014】負極活物質合剤は、負極集電体の両面に例
えばドクターブレード法等によって均一に塗布され、乾
燥炉内において乾燥処理が施されてNMPが飛ばされた
後にロールプレス等の加圧処理が施されて高密度化が図
られることによって、負極集電体の両面に負極活物質層
を構成する。負極材5は、負極集電体の負極活物質合剤
の未塗布部位に負極集電リード10が接続されてなる。
【0015】正極材6は、詳細を省略するが、例えば厚
みが20μmのアルミニウム箔からなる正極集電体の両
面に正極活物質合剤を塗布して全体の厚みが80μmと
されたシート体からなる。正極活物質合剤は、正極活物
質に導電剤とバインダとを加え、これを溶剤に分散させ
てスラリー状としたものが用いられる。正極活物質に
は、例えばLixMO2(式中、Mは一種以上の遷移金属
を表し、xは電池の充放電状態で異なり、通常0.05
以上1.10以下である。)を主体とするリチウム複合
酸化物が用いられ、具体的には高電圧の発生が可能でか
つエネルギー密度に優れた、LiCoO2、LiNi
2、LiNiyCo1-y2(0<y<1)が用いられ
る。導電剤には、例えば黒鉛粉末が用いられる。
【0016】正極活物質合剤は、例えば上述した正極活
物質、具体的にはLiCoO2粉末86重量部に対し
て、黒鉛粉末10重量部、PVdF樹脂を4重量部が加
えられ、これをNMPに分散させてスラリー状化され
る。正極活物質合剤は、正極集電体の両面に例えばドク
ターブレード法等によって均一に塗布され、乾燥炉内に
おいて乾燥処理が施されてNMPが飛ばされた後にロー
ルプレス等の加圧処理が施されて高密度化が図られるこ
とによって、正極集電体の両面に正極活物質層を構成す
る。正極材6は、正極集電体の負極活物質合剤の未塗布
部位に正極集電リード11が接続されてなる。
【0017】電解液には、例えばエチレンカーボネート
(EC)や、プロピレンカーボネート(PC)或いはブ
チレンカーボネート(BC)が用いられる。電解液に
は、カチオンとアニオンとが組み合わされてなり、溶剤
に相溶する電解質塩が混合される。電解質塩には、具体
的には六フッ化リン酸リチウムや四フッ化ホウ酸リチウ
ムが、電解液に溶解可能な濃度で用いられる。
【0018】上述した負極材5と正極材6とは、セパレ
ータ7を介して重ね合わされた状態で、図2に示すよう
にその一端から半割り状の巻芯治具12の外周部に順次
巻き付けられる。負極材5と正極材6とは、所定数を巻
回した状態で最外周部を例えばテープによって固定され
た後、巻芯治具12から取り外されることによって螺旋
状の巻回体を構成する。
【0019】ところで、負極材5と正極材6には、重ね
合わせ状態で相対する側となるそれぞれの一方側縁に沿
った領域が電極活物質の未塗布領域とされ、これら未塗
布領域に負極集電リード10或いは正極集電リード11
を接合するリード接合部が短冊状に形成されている。し
たがって、負極材5と正極材6とは、巻回された状態に
おいて両端部にそれぞれリード接合部が突出される。
【0020】発電要素3は、上述した負極材5と正極材
6及びセパレータ7との巻回体が、それぞれ各リード接
合部と接合された負極集電リード10と正極集電リード
11とを引き出して負極集電板8と正極集電板9とに接
続されることによって構成する。各負極集電リード10
と正極集電リード11とは、負極集電板8と環状の負極
押え金具13及び正極集電板9と環状の正極押え金具1
4とに挟み込まれた後に、それぞれレーザ溶接が施され
て強固に接続固定される。
【0021】以上のように構成された発電要素3は、負
極集電板8側を装填側として開口部から電池缶2の内部
に装填される。発電要素3は、負極集電板8が電池缶2
の底面と接触するとともに抵抗溶接等が施されることに
よって、電気的導通が図られて電池缶2を負極として構
成させる。発電要素3は、後述するように正極蓋構体4
が電池缶2の開口部にガスケット15を介してかしめ止
めされることによって、正極集電板9と正極リード16
とが弾接することにより正極蓋構体4との電気的導通が
図られる。
【0022】ガスケット15は、ポリプロピレンやテフ
ロン等の合成樹脂材料によって全体が段付き筒状を呈し
て成形されている。ガスケット15は、大径部の外径が
電池缶2の内径とほぼ等しく、また小径部の外径が受け
部2aの内径よりもやや小径とされている。ガスケット
15は、後述するように電池缶2に電池蓋構体4が組み
付けられた状態でかしめ部位2bにかしめ処理が施され
ることによって、電池蓋構体4によって電池缶2の開口
部を封止する。
【0023】正極蓋構体4は、図1及び図3に示すよう
に、電池蓋(トップカバー)17と、安全弁部材18
と、ディスクホルダ19と、ストリッパディスク20
と、サブディスク21等の部材によって構成されてい
る。電池蓋17は、導電性の円盤状金属材料に例えばプ
レス深絞り加工を施すことによって全体が略円筒形を呈
して形成してなる。電池蓋17には、その一端側の開口
部の外周縁部に全周に亘って外周フランジ部17aが一
体に張り出し形成されている。電池蓋17は、リチウム
イオン二次電池1がバッテリー装置に装填された状態に
おいて、筒状部位がバッテリー装置のケースから外方に
臨ませられてガス抜き孔を構成する。外周フランジ部1
7aは、その外径が、電池缶2の内径に対してやや小径
とされるとともに、受け部2aの内径よりもやや大径と
されている。
【0024】安全弁部材18も、導電性の円盤状金属材
料に例えばプレス加工を施して、発電要素3側に膨出さ
れた膨出部位18aの外周縁に外周フランジ部18bを
全周に亘って一体に張り出し形成した、全体略浅皿状を
呈して形成されてなる。外周フランジ部18bは、電池
蓋17の外周フランジ部17aに対応して、その外径が
電池缶2の内径よりもやや小径とされるとともに受け部
2aの内径よりもやや大径とされている。
【0025】安全弁部材18には、膨出部位18aの中
心部に接続凸部18cが一体に突設されている。安全弁
部材18は、詳細を後述するように外周フランジ部18
bが電池蓋17の外周フランジ部17aと重ね合わされ
た状態でスポット溶接が施されることによって、この電
池蓋17の内孔を閉塞するとともにスポット溶接部22
を介して電池蓋17と機械的かつ電気的に一体化され
る。
【0026】ディスクホルダ19は、絶縁性の合成樹脂
によって安全弁部材18の中央部位18aの外径とほぼ
等しい内径を有する全体筒状に成形され、内部を仕切る
ようにして隔壁19aが一体に形成されている。ディス
クホルダ19は、安全弁部材18の中央部位18aの外
周部に圧入されて一体的に組み付けられる。ディスクホ
ルダ19は、この状態において隔壁19aに形成した貫
通孔19bを介して安全弁部材18の接続凸部18cを
発電要素3側へと突出させる。
【0027】ストリッパディスク20は、その外径がデ
ィスクホルダ19の内径とほぼ同径とされた円盤状を呈
して形成されてなり、その底面にサブディスク21が接
合されている。ストリッパディスク20は、ディスクホ
ルダ19の隔壁19aによって安全弁部材18の中央部
位18aとの絶縁が保持されている。ストリッパディス
ク20には、その中央部に安全弁部材18の接続凸部1
8cを発電要素3側へと貫通させる中心孔20aが形成
されるとともに、この中心孔20aの周囲に位置して内
圧の異常を検出して安全弁部材18を変位させる検出孔
20bが形成されている。
【0028】ストリッパディスク20には、中心孔20
aを閉塞するようにしてサブディスク21が結合されて
いる。サブディスク21は、検出孔20bを閉塞させな
い外径を有しており、正極リード16の一端部が結合さ
れる。正極リード16は、例えばアルミ材を略U字状に
折曲して形成してなり、その一端部がレーザ溶接によっ
てサブディスク21と一体化されるとともに、他端側が
後述するように電池蓋構体4を電池缶2に組み付けた状
態において正極集電板9に弾接する。
【0029】上述したディスクホルダ19には、その内
孔に対して、一方側からサブディスク21を結合固定し
たストリッパディスク20が圧入されるとともに、他方
側から安全弁部材18がその膨出部位18aを圧入され
ることによって組み付けられる。安全弁部材18は、そ
の外周フランジ部18bがディスクホルダ19から突出
されるとともに、接続凸部18cがストリッパディスク
20の中心孔20aに臨んでサブディスク21と結合さ
れる。安全弁部材18は、接続凸部18cとサブディス
ク21との結合部分に超音波溶接が施されることによっ
て、サブディスク21を介してストリッパディスク20
と一体化される。安全弁部材18とストリッパディスク
20とは、ディスクホルダ19の隔壁19aが介在して
その絶縁が保持されている。
【0030】安全弁部材18には、上述したようにその
外周フランジ部18bに電池蓋17の外周フランジ部1
7aが重ね合わされ、複数箇所にスポット溶接が施され
ることによって電池蓋17と一体化される。スポット溶
接は、例えば超音波溶接、抵抗溶接或いはレーザ溶接等
の適宜の溶接法によって行われる。超音波溶接法は、仕
上りの精度が高くまた微小クラックによる漏液等を生じ
させることも無いので有効である。電池蓋17と安全弁
部材18とは、図3に示すように外周フランジ部17a
と外周フランジ部18bとの複数箇所が溶接部位22に
よって固定される。サブディスク21には、上述したよ
うに安全弁部材18の接続凸部18cが溶接されるとと
もに、正極リード16の他端部が溶接されている。
【0031】電池蓋構体4は、上述したように電池蓋1
7と、安全弁部材18と、サブディスク21と、正極リ
ード16がそれぞれ各部を溶接によって一体化されてい
る。したがって、電池蓋構体4は、各部材が充分な機械
的強度を以って組み合わされており、また実質的に一体
の部材を構成することで各部材間における接触抵抗もほ
とんど無視することができる構成となっている。
【0032】以上のように構成された電池蓋構体4は、
発電要素3が装填されるとともに開口部にガスケット1
5が組み付けられかつ電解液が注入された電池缶2に組
み付けられる。ガスケット15は、その大径部が電池缶
2のかしめ部位2bの内周面に全周に亘って接触した状
態にあり、また小径部が受け部2bから内方へと延在し
た状態にある。電池蓋構体4は、一体化された電池蓋1
7と安全弁部材18の外周フランジ部17a、18bの
外周縁によって、ガスケット15の大径部を電池缶2の
かしめ部位2bの内周面に密着させる。電池蓋構体4
は、安全弁部材18の外周フランジ部18bがガスケッ
ト15の大径部と小径部とを連結する底面部を介して、
電池缶2の受け部2a上に保持される。
【0033】電池缶2には、上述したように電池蓋構体
4を組み付けた状態で、かしる部位2bを内側へと折曲
するかしめ処理が施される。電池蓋構体4は、これによ
って弾性変形したガスケット15を介して、電池蓋17
と安全弁部材18の外周フランジ部17a、18bの周
縁部が受け部2aとかしめ部位2bとによって挟持され
ることで、電池缶2の開口部を封止する。電池缶2と電
池蓋構体4とは、かかる構成によって内部に発電要素3
と電解液とを密閉したリチウムイオン二次電池1を構成
する。
【0034】以上のように構成されたリチウムイオン二
次電池1においては、ガスケット15の経時変化によっ
て電池蓋17と安全弁部材18の外周フランジ部17
a、18bに対する弾性力が次第に低下する。リチウム
イオン二次電池1は、上述したように電池蓋構体4を構
成する各部材を溶接によって一体化していることから、
かかるガスケット15の弾性力の低下によっても各部材
間の接触抵抗値が変化するといったことは無い。したが
って、リチウムイオン二次電池1は、全体の内部抵抗値
が安定した状態に保持され、大電流出力を効率的に出力
する。
【0035】リチウムイオン二次電池1においては、何
らかの原因によって発電要素3に定常値よりも大きな電
流が流れて過充電状態が継続して内部にガスが発生する
ことによって電池缶2の内部圧力が異常に上昇した場合
に、従来のリチウムイオン二次電池と同様に安全弁部材
18が動作する。安全弁部材18には、ストリッパディ
スク20の検出孔20bを介して異常上昇した内部圧力
が作用される。安全弁部材18には、外周フランジ部1
8bが固定されていることから、中央領域が電池蓋17
側へと膨らむ膨出変形が生じる。安全弁部材18は、こ
の膨出変形に伴って、接続凸部18cを介して接続され
たサブディスク21に対して電池蓋17側への引上げ力
を作用させる。
【0036】サブディスク21は、ディスクホルダ19
及びストリッパディスク20によって移動が規制されて
いる。したがって、安全弁部材18は、接続凸部18c
とサブディスク21との接続状態が切り離され、正極リ
ード16、換言すれば発電要素3との電気的接続が解除
される。リチウムイオン二次電池1は、これによって発
電要素3に対する電流供給が絶たれることでガスの発生
が停止し、内部圧力の上昇が抑制される。
【0037】上述した電池蓋構体4においては、電池蓋
17と安全弁部材18とが、重ね合わされた外周フラン
ジ部17a、18bとを超音波溶接によって一体化した
が、抵抗溶接やレーザ溶接等の他の重ね溶接法によって
一体化するようにしてもよいことは勿論である。図4に
示した電池蓋構体30は、より効率的かつ高精度の抵抗
溶接法が施されるように構成したものである。なお、電
池蓋構体30は、構成各部材、部位がその基本的な構成
を上述した電池蓋構体4の構成各部材、部位と同等とす
ることから、それぞれ同一符号を付すことによって詳細
な説明を省略する。
【0038】すなわち、電池蓋構体30は、電池蓋17
の外周フランジ部17aに複数個の溶接凸部31を一体
に打ち出し形成したことを特徴とする。各溶接凸部31
は、外周フランジ部17aの安全弁部材18の外周フラ
ンジ部18bと相対する主面側に突出される。各溶接凸
部31は、抵抗溶接を施す箇所に対応して、外周フラン
ジ部17aに同一円周上にほぼ等間隔で形成されてい
る。
【0039】以上のように構成された電池蓋17と安全
弁部材18とは、それぞれの外周フランジ部17a、1
8bが重ね合わされた状態で、各溶接凸部31に対応し
た箇所が溶接電極によって挟み込まれる。電池蓋17と
安全弁部材18とは、溶接電極に電流が流されると溶接
凸部31が溶融して溶接が行われて一体化する。電池蓋
17と安全弁部材18とは、短時間の電流供給によって
溶接凸部32が効率的に発熱溶融することで、高精度の
溶接が行われるようになる。
【0040】図5に示した電池蓋構体35は、より効率
的かつ高精度のレーザ溶接法が施されるように構成した
ものである。電池蓋構体35は、安全弁部材18の外周
フランジ部18bの外周縁をかしめるかしめ凸壁36を
一体に立設したことを特徴とする。かしめ凸壁36は、
その内径を電池蓋17の外周フランジ部17aの外径と
ほぼ等しくされた筒状立壁からなる。
【0041】以上のように構成された安全弁部材18に
は、かしめ凸壁36によって囲まれた内部に電池蓋17
が装填され、それぞれの外周フランジ部17a、18b
が重ね合わされて組み合わされる。安全弁部材18に
は、この状態でかしめ凸壁36を図5矢印で示すように
内側へと折曲するかしめ処理が施される。電池蓋17と
安全弁部材18とは、外周フランジ部17aが、外周フ
ランジ部18bと折曲されたかしめ凸壁36との間に挟
持されることで一体的に組み合わされる。しかしなが
ら、電池蓋17と安全弁部材18とは、このままの状態
では外周フランジ部17a、18bとの間が圧接状態で
あることから、かしめ強度により浮き上がりが生じると
ともにその材質を異にする金属によって形成された場合
に使用する環境温度によって膨張率が異なる等により接
触抵抗が大きくなる。
【0042】電池蓋構体35は、電池蓋17と安全弁部
材18とをかしめ凸壁36を介してかしめ止めるととも
に、これら部材にレーザ溶接機の出射部37からレーザ
を照射してレーザ溶接を施して一体化する。レーザ溶接
は、この場合、図5に示すように折曲されたかしめ凸壁
36側から行うようにする。電池蓋構体35は、万一溶
接不良によってかしめ凸壁36と外周フランジ部17a
間にブローホールが発生した場合にも、裏側の外周フラ
ンジ部17a、18b間にまでその影響が及ばないため
に密閉性が保持されて漏液が生じることは無い。したが
って、電池蓋構体35は、電池蓋17と安全弁部材18
とがより効率的かつ高精度にレーザ溶接される。
【0043】以上のようにして製作された実施例リチウ
ムイオン二次電池と従来の比較例リチウムイオン二次電
池について、それぞれ図6及び図7に示した測定装置4
0、50によって電池内部抵抗値(DCR値)及び電池
蓋17と安全弁部材18との間の抵抗値(TC−SC
値)の測定を行った。測定装置40は、リチウムイオン
二次電池の電池缶2の底面と電池蓋17とにそれぞれ測
定端子41、42を接続し、これら測定端子41、42
の一方側に電圧計43を接続するとともに他方側に負荷
44を接続して構成した。各リチウムイオン二次電池の
DCR値は、電圧計43によって、9Aの電流を5秒通
電後の電圧値V1と27Aの電流を5秒通電後の電圧値
V2とをそれぞれ計測し、(V2−V1)/(27A−
9A)によって求めた。
【0044】測定装置50は、リチウムイオン二次電池
の電池蓋17と安全弁部材18とにそれぞれ測定端子5
1、52を接続し、これら測定端子51、52の一方側
に電圧計53を接続するとともに他方側に電流計54と
直流電源55とを接続して構成した。TC−SC値は、
電圧計53の計測値Vと電流計54の計測値Aとを計測
して、V/Aにより間接的に求めた。
【0045】DCR値及びTC−SC値の測定は、各実
施例リチウムイオン二次電池と比較例リチウムイオン二
次電池について、それぞれ保存温度25℃及び40℃の
状態で、保存日数が0日、6日、12日、20日、25
日、32日、41日に計測した抵抗値の平均を求めた。
実施例リチウムイオン二次電池のDCR値及びTC−S
C値は、表1の通りであった。また、比較例リチウムイ
オン二次電池のDCR値及びTC−SC値は、表2の通
りであった。また、図8は、TC−SC値を縦軸とし、
保存日数を横軸として示した実施例リチウムイオン二次
電池と比較例リチウムイオン二次電池との特性図であ
る。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】実施例リチウムイオン二次電池は、表1及
び図8から明らかなように、保存温度25℃においてD
CR値が、保存日数0日で4.33mΩであり、保存日
数の増加にしたがって次第に増加して保存日数20日で
4.61mΩ、保存日数41日で4.72mΩであっ
た。また、実施例リチウムイオン二次電池は、保存温度
40℃においてDCR値が保存日数0日で4.33mΩ
であり、保存日数の増加にしたがって次第に増加して保
存日数20日で4.94mΩ、保存日数41日で5.3
9mΩであった。
【0049】また、実施例リチウムイオン二次電池は、
表1及び図8から明らかなように、保存温度25℃にお
いてTC−SC値が、保存日数0日で0.12mΩであ
ったが保存日数の増加によってもほとんど変化は無く、
保存日数20日で0.15mΩ、保存日数41日で0.
14mΩであった。また、実施例リチウムイオン二次電
池は、保存温度40℃においてTC−SC値が保存日数
0日で0.12mΩであったが保存日数の増加によって
もほとんど変化は無く、保存日数20日で0.17m
Ω、保存日数41日で0.14mΩであった。
【0050】実施例リチウムイオン二次電池は、電池蓋
17と安全弁部材18とを溶接して一体化した構成であ
ることから、保存温度条件或いは保存期間によってもこ
れら部材間の接触抵抗値(TC−SC値)にほとんど変
化を生じない。したがって、実施例リチウムイオン二次
電池においては、保存期間の経過や温度条件による内部
抵抗値(DCR値)の変動が小さく、安定した状態に保
持されて大電流出力を効率的に出力する。
【0051】一方、比較例1のリチウムイオン二次電池
は、表2及び図8から明らかなように、保存温度25℃
においてDCR値が、保存日数0日で5.56mΩであ
り、保存日数の増加にしたがって次第に増加して保存日
数20日で5.89mΩ、保存日数41日で6.11m
Ωであった。また、比較例1のリチウムイオン二次電池
は、保存温度40℃においてDCR値が保存日数0日で
4.94mΩであり、保存日数の増加にしたがって次第
に増加して保存日数20日で6.00mΩ、保存日数4
1日で7.44mΩであった。
【0052】また、比較例2のリチウムイオン二次電池
は、表2及び図8から明らかなように、保存温度25℃
においてDCR値が、保存日数0日で4.78mΩであ
り、保存日数の増加にしたがって次第に増加して保存日
数20日で5.11mΩ、保存日数41日で5.39m
Ωであった。また、比較例2のリチウムイオン二次電池
は、保存温度40℃においてDCR値が保存日数0日で
4.83mΩであり、保存日数の増加にしたがって次第
に増加して保存日数20日で6.83mΩ、保存日数4
1日で7.28mΩであった。
【0053】比較例1のリチウムイオン二次電池は、表
2及び図8から明らかなように、保存温度25℃におい
てTC−SC値が、保存日数0日で1.47mΩであっ
たが保存日数の増加による変化が生じ、保存日数20日
で1.53mΩ、保存日数41日で1.55mΩであっ
た。また、比較例1のリチウムイオン二次電池は、保存
温度40℃においてTC−SC値が保存日数0日で0.
54mΩであったが保存日数の増加にしたがって次第に
増加して保存日数20日で0.90mΩ、保存日数41
日で1.76mΩであった。
【0054】また、比較例2のリチウムイオン二次電池
は、表2及び図8から明らかなように、保存温度25℃
においてTC−SC値が、保存日数0日で0.36mΩ
であったが保存日数の増加による変化が生じ、保存日数
20日で0.37mΩ、保存日数41日で0.39mΩ
であった。また、比較例2のリチウムイオン二次電池
は、保存温度40℃においてTC−SC値が保存日数0
日で0.45mΩであったが保存日数の増加にしたがっ
て次第に増加して保存日数20日で1.84mΩ、保存
日数41日で1.91mΩであった。
【0055】比較例リチウムイオン二次電池は、電池蓋
17と安全弁部材18とが外周フランジ部17a、18
bをガスケット15の弾性力によって圧接された構成で
あることから、製品毎にこれら部材間の接触抵抗値(T
C−SC値)のバラツキが大きい。また、比較例リチウ
ムイオン二次電池においては、保存日数の増加或いは保
存温度によって電池蓋17と安全弁部材18の接触抵抗
値が大きく変動するとともに増加する。したがって、比
較例リチウムイオン二次電池は、電池蓋17と安全弁部
材18の接触抵抗値のバラツキ或いは保存期間の経過や
保存温度条件によって内部抵抗値(DCR値)の変動が
大きくなり、またその値も大きくなることで次第に大電
流の出力が劣化する。
【0056】なお、上述した実施例リチウムイオン二次
電池は、電池蓋17と安全弁部材18の外周フランジ部
17a、18bを超音波溶接によって結合したものを用
いたが、上述した抵抗溶接或いはレーザ溶接によって結
合したリチウムイオン二次電池も同等の特性を有する。
【0057】また、本発明は、上述したリチウムイオン
二次電池に限定されるものではなく、電池蓋17に安全
弁部材18が組み付けられたその他の密閉型電池、例え
ばリチウム一次電池等にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる密閉型電池によれば、電極蓋と安全弁部材とをそれ
ぞれの外周フランジ部を重ね合わせた後に溶接を施して
強固に結合することから、経時変化や仕様環境の温度或
いは内部圧力の増加に伴う構成部材の変形等によっても
これら電極蓋と安全弁部材との間が低接触抵抗値の状態
に確実に保持されるようになる。したがって、密閉型電
池によれば、全体の内部抵抗値が安定した状態に保持さ
れて大電流出力を効率的に出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す、リチウムイオ
ン二次電池の要部縦断面図である。
【図2】同リチウムイオン二次電池に備えられる発電要
素の構成を説明する図である。
【図3】同リチウムイオン二次電池に備えられる電池蓋
構体の縦断面図である。
【図4】同リチウムイオン二次電池に備えられる抵抗溶
接法を採用して好適な電池蓋構体の分解縦断面図であ
る。
【図5】同リチウムイオン二次電池に備えられるレーザ
溶接法を採用して好適な電池蓋構体を示す縦断面図であ
る。
【図6】リチウムイオン二次電池の内部抵抗値を測定す
る測定装置の構成図である。
【図7】リチウムイオン二次電池の電池蓋と安全弁部材
との間の抵抗値を測定する測定装置の構成図である。
【図8】実施例リチウムイオン二次電池と比較例リチウ
ムイオン二次電池との、電池蓋と安全弁部材間の抵抗値
と保存期間−保存温度の特性図である。
【符号の説明】
1 リチウムイオン二次電池、2 電池缶、3 発電要
素、4 電池蓋構体、5 負極材、6 正極材、7 セ
パレータ、15 ガスケット、16 正極リード、17
電池蓋、17a 外周フランジ部、18 安全弁部
材、18b 外周フランジ部、18c 接続凸部、19
ディスクホルダ、20 ストリッパディスク、21
サブディスク、22 溶接部位、30 電池蓋構体、3
1 溶接凸部、35 電池蓋構体、36 カシメ部位、
37 レーザ溶接機の出射部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電要素と電池蓋との間に配設され、内
    部圧力の異常上昇等によって変形してこれら発電要素と
    電池蓋との電気的接続状態を解除する安全弁部材を備え
    る密閉型電池において、 全周に形成された外周フランジ部がガスケットを介して
    電池缶の開口部に封止されることによってこの電池缶に
    組み付けられる上記電極蓋と、 上記電極蓋の外周フランジ部に対応して外周フランジ部
    が全周に形成された上記安全弁部材とを備え、 上記電極蓋と安全弁部材とは、重ね合わされた上記外周
    フランジ部間に溶接が施されて結合されることを特徴と
    する密閉型電池。
  2. 【請求項2】 上記電極蓋と安全弁部材とは、上記外周
    フランジ部間に超音波溶接が施されて結合されることを
    特徴とする請求項1に記載の密閉型電池。
  3. 【請求項3】 上記電極蓋と安全弁部材には、少なくと
    もいずれか一方の部材の上記外周フランジ部の結合面に
    複数個の溶接凸部が形成され、 これら溶接凸部に対応して抵抗溶接が施されることによ
    って結合されることを特徴とする請求項1に記載の密閉
    型電池。
  4. 【請求項4】 上記電極蓋と安全弁部材とは、上記外周
    フランジ部間にレーザ溶接が施されて結合されることを
    特徴とする請求項1に記載の密閉型電池。
  5. 【請求項5】 上記安全弁部材には、上記外周フランジ
    部の外周縁に沿って、上記電極蓋の外周フランジ部の外
    周部をかしめ止めする環状のかしめ凸部が一体に立上り
    形成され、 上記電極蓋に対して、上記かしめ凸部によるカシメ部位
    に上記レーザ溶接が施されることによって結合されるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の密閉型電池。
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