JP2001126019A - 光学式マーク読取装置 - Google Patents

光学式マーク読取装置

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JP2001126019A
JP2001126019A JP30249899A JP30249899A JP2001126019A JP 2001126019 A JP2001126019 A JP 2001126019A JP 30249899 A JP30249899 A JP 30249899A JP 30249899 A JP30249899 A JP 30249899A JP 2001126019 A JP2001126019 A JP 2001126019A
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美和 小林
Fuyuki Matsui
冬樹 松井
Koji Senoo
康二 妹尾
Yasuhiro Tamura
康弘 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色または黒色で案内文字が印刷された帳票
上のマークを読み取ることができる光学式マーク読取装
置を提供する。 【解決手段】 まず、読取部10で読み取られてイメー
ジメモリ20に格納された未記入帳票1Aの画像が、切
出部30でマーク記入領域毎に切り出される。更に、特
徴登録部50によってマーク記入領域毎の特徴データ
(例えば黒点数等)が抽出され、特徴登録ファイル60
に登録される。次に、イメージメモリ20に格納された
記入済帳票1Bの画像が、マーク記入領域毎に切り出さ
れ、特徴抽出部70によって特徴データが抽出されてマ
ーク判定部80に与えられる。マーク判定部80では、
記入済帳票1Bの特徴データが特徴登録ファイル60に
登録された未記入帳票1Aの特徴データと比較され、一
致していなければマークが記入されたものと判定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票上に記入され
たマークを光学的に読み取る光学式マーク読取装置(以
下、「OMR」という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、OMRでは、人間の目には識別で
きるが機械では読み取らないような特定のドロップアウ
ト・カラー(例えば、橙色等)で、予めマーク記入用の
案内文字等を印刷した帳票が用いられている。そして、
帳票の案内文字上に、例えば黒色の鉛筆等でマークを記
入して、OMRに入力するようになっている。OMRで
は、帳票上に印刷された案内文字と記入されたマークの
色の相違によってマークのみを検出し、その検出された
マークの帳票上の位置に基づいて入力されたデータを識
別するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OMRでは、次のような課題があった。OMRでは、特
定の色をドロップアウト・カラーとして読み取らないよ
うにするために、光学フィルタが用いられている。従っ
て、ドロップアウト・カラーとして設定することができ
る色は限られ、それ以外の色をドロップアウト処理する
ことは困難であった。このため、多色刷りの帳票や黒色
で案内文字等が印刷された帳票をOMR用に使用するこ
とができなかった。本発明は、前記従来技術が持ってい
た課題を解決し、多色または黒色で案内文字等が印刷さ
れた帳票上のマークの読み取りができるOMRを提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、OMRにおいて、読み
取り対象となる帳票の複数のマーク記入領域の情報を含
む帳票形式情報が予め登録された形式登録手段と、マー
クが記入されていない未記入帳票及びマークが記入され
た記入済帳票の画像を画素に分解して光学的に読み取る
読取手段と、前記読取手段で読み取られた未記入帳票及
び記入済帳票の画像の画素濃度を量子化して記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶された未記入帳票及び記
入済帳票のマーク記入領域の画像を前記形式登録手段を
参照して切り出す切出手段とを備えている。更にこのO
MRは、前記切出手段で切り出された未記入帳票のマー
ク記入領域の特徴データを該マーク記入領域毎に抽出し
て特徴登録ファイルに登録する特徴登録手段と、前記切
出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領域の特
徴データを該マーク記入領域毎に抽出する特徴抽出手段
と、前記特徴抽出手段で抽出されたマーク記入領域の特
徴データを前記特徴登録ファイルに登録された対応する
マーク記入領域の特徴データと比較して該マーク記入領
域にマークが記入されているか否かを判定するマーク判
定手段とを備えている。
【0005】第1の発明によれば、以上のようにOMR
を構成したので、次のような作用が行われる。まず読取
手段によって未記入の帳票が読み取られ、特徴登録手段
によってマーク記入領域毎の特徴データが抽出されて特
徴登録ファイルに登録される。次に、読取手段によって
記入済帳票が読み取られ、特徴抽出手段によってマーク
記入領域毎の特徴データが抽出される。更に、マーク判
定手段よって記入済帳票の特徴データが特徴登録ファイ
ルに登録された未記入帳票の登録データと比較され、マ
ークの有無が判定される。
【0006】第2の発明は、OMRにおいて、第1の発
明と同様の形式登録手段と、マークが記入された記入済
帳票の画像を画素に分解して光学的に読み取る読取手段
と、前記読取手段で読み取られた記入済帳票の画像の画
素濃度を量子化して記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された記入済帳票のマーク記入領域の画像を前記
形式登録手段を参照して切り出す切出手段と、前記切出
手段で切り出された記入済帳票の複数のマーク記入領域
の特徴データを該マーク記入領域毎に抽出する特徴抽出
手段と、前記特徴抽出手段で抽出された複数のマーク記
入領域の特徴データを相互に比較して該マーク記入領域
にマークが記入されているか否かを判定するマーク判定
手段とを備えている。
【0007】第2の発明によれば、次のような作用が行
われる。読取手段によって記入済帳票が読み取られ、特
徴抽出手段によってマーク記入領域毎の特徴データが抽
出される。特徴抽出手段で抽出された特徴データは、マ
ーク判定手段によって相互に比較され、マークの有無が
判定される。第3の発明は、第1または第2の発明で
は、マーク判定用の特徴データとして、マーク記入領域
における黒画素の数、該マーク記入領域を所定方向に投
影して得られる黒画素の投影長、該マーク記入領域を所
定方向に投影して得られる黒画素の頻度分布、該マーク
記入領域の画素の濃度分布、または第1及び第2の閾値
で2値化した該マーク記入領域の黒画素の数を用いてい
る。
【0008】第4の発明は、OMRにおいて、第1の発
明と同様の形式登録手段と、マークが記入されていない
未記入帳票及びマークが記入された記入済帳票の画像を
異なる複数の波長帯域毎の画素に分解して光学的に読み
取る読取手段と、前記読取手段で読み取られた未記入帳
票及び記入済帳票の前記波長帯域毎の画像の画素濃度を
量子化して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた未記入帳票及び記入済帳票のマーク記入領域の前記
波長帯域毎の画像を前記形式登録手段を参照して切り出
す切出手段とを備えている。更にこのOMRは、前記切
出手段で切り出された未記入帳票のマーク記入領域の前
記波長帯域毎の特徴データを抽出して該マーク記入領域
毎に特徴登録ファイルに登録する特徴登録手段と、前記
切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領域の
前記波長帯域毎の特徴データを該マーク記入領域毎に抽
出する特徴抽出手段と、前記特徴抽出手段で抽出された
マーク記入領域の前記波長帯域毎の特徴データを前記特
徴登録ファイルに登録された対応するマーク記入領域の
波長帯域の特徴データと比較して該マーク記入領域にマ
ークが記入されているか否かを判定するマーク判定手段
とを備えている。
【0009】第4の発明によれば、次のような作用が行
われる。まず、読取手段によって未記入の帳票が異なる
複数の波長帯域毎に読み取られ、特徴登録手段によって
マーク記入領域の波長帯域毎の特徴データが抽出されて
特徴登録ファイルに登録される。次に、読取手段によっ
て記入済帳票が複数の波長帯域毎に読み取られ、特徴抽
出手段によってマーク記入領域の波長帯域毎の特徴デー
タが抽出される。更に、マーク判定手段よって記入済帳
票の特徴データが特徴登録ファイルに登録された未記入
帳票の登録データと波長帯域毎に比較され、マークの有
無が判定される。
【0010】第5の発明は、第1の発明と同様の形式登
録手段と、マークが記入された記入済帳票の画像を異な
る複数の波長帯域毎の画素に分解して光学的に読み取る
読取手段と、前記読取手段で読み取られた記入済帳票の
前記波長帯域毎の画像の画素濃度を量子化して記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された記入済帳票のマ
ーク記入領域の前記波長帯域毎の画像を前記形式登録手
段を参照して切り出す切出手段と、前記切出手段で切り
出された記入済帳票のマーク記入領域の前記波長帯域毎
の特徴データを該マーク記入領域毎に抽出する特徴抽出
手段と、前記特徴抽出手段で抽出された複数のマーク記
入領域の前記波長帯域毎の特徴データを相互に比較して
該マーク記入領域にマークが記入されているか否かを判
定するマーク判定手段とを備えている。
【0011】第5の発明によれば、次のような作用が行
われる。読取手段によって記入済帳票が異なる複数の波
長帯域毎に読み取られ、特徴抽出手段によってマーク記
入領域の波長帯域毎の特徴データが抽出される。特徴抽
出手段で抽出された特徴データは、マーク判定手段によ
って波長帯域毎に相互に比較され、マークの有無が判定
される。第6の発明は、第4または第5の発明における
マーク判定用の特徴データとして、マーク記入領域にお
ける前記波長帯域毎の黒画素の数、該マーク記入領域を
所定方向に投影して得られる前記波長帯域毎の黒画素の
投影長、該マーク記入領域を所定方向に投影して得られ
る前記波長帯域毎の黒画素の頻度分布、該マーク記入領
域の画素の前記波長帯域毎の濃度分布、または第1及び
第2の閾値で2値化した該マーク記入領域の前記波長帯
域毎の黒画素の数を用いている。
【0012】第7の発明は、OMRにおいて、マーク記
入用の案内文字が印刷された帳票の複数のマーク記入領
域の情報を含む帳票形式情報が予め登録された形式登録
手段と、前記案内文字に重畳してマークが記入された記
入済帳票の画像を画素に分解して光学的に読み取る読取
手段と、前記読取手段で読み取られた記入済帳票の画像
の画素濃度を量子化して記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された記入済帳票のマーク記入領域の画像を
前記形式登録手段を参照して切り出す切出手段と、前記
切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領域の
案内文字を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段
の認識結果が異常か正常かを判断して前記案内文字上に
重畳してマークが記入されているか否かを判定するマー
ク判定手段とを備えている。第8の発明では、第7の発
明における読取手段を、前記記入済帳票の画像を異なる
複数の波長帯域毎の画素に分解して光学的に読み取るよ
うに構成している。
【0013】第7及び第8の発明によれば、次のような
作用が行われる。読取手段によって記入済帳票が読み取
られ、切出手段によってマーク記入領域が案内文字と共
に切り出され、そのマーク記入領域内の案内文字が文字
認識手段によって認識される。認識結果はマーク判定手
段に与えられ、文字が正しく認識されていればマークが
重畳されていないと判定され、認識不能の場合はマーク
が重畳されていると判定される。
【0014】第9の発明は、OMRにおいて、第7の発
明と同様の形式登録手段と、マークが記入されていない
未記入帳票及び前記案内文字に重畳してマークが記入さ
れた記入済帳票の画像を画素に分解して光学的に読み取
る読取手段と、第1の発明と同様の記憶手段と、切出手
段と、前記切出手段で切り出された未記入帳票の複数の
マーク記入領域の案内文字を該マーク記入領域毎に認識
して文字登録ファイルに登録する文字登録手段と、前記
切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領域の
案内文字を認識する文字認識手段と、前記文字認識手段
で認識されたマーク記入領域の案内文字を前記文字登録
ファイルに登録された対応するマーク記入領域の案内文
字と比較して該マーク記入領域にマークが記入されてい
るか否かを判定するマーク判定手段とを備えている。
【0015】第9の発明によれば、次のような作用が行
われる。まず、読取手段によって未記入帳票が読み取ら
れ、マーク記入領域内の案内文字が文字登録手段によっ
て認識されて文字登録ファイルに登録される。次に、読
取手段によって記入済帳票が読み取られ、マーク記入領
域内の案内文字が文字認識手段によって認識される。更
に、マーク判定手段によって文字認識手段で認識された
案内文字と文字登録ファイルに登録された対応する案内
文字とが比較され、マーク記入領域にマークが記入され
ているか否かが判定される。
【0016】第10の発明は、第1の発明と同様の形式
登録手段と、読取手段と、記憶手段と、切出手段と、前
記切出手段で切り出された未記入帳票の複数のマーク記
入領域のパターンを該マーク記入領域毎にパターン登録
ファイルに登録するパターン登録手段と、前記切出手段
で切り出された記入済帳票のマーク記入領域のパターン
を前記パターン登録ファイルに登録された対応するマー
ク記入領域のパターンと比較して該マーク記入領域にマ
ークが記入されているか否かを判定するマーク判定手段
とを備えている。
【0017】第10の発明によれば、次のような作用が
行われる。まず、読取手段によって未記入帳票が読み取
られ、パターン登録手段によってマーク記入領域毎のパ
ターンがパターン登録ファイルに登録される。次に、読
取手段によって記入済帳票が読み取られ、次に、マーク
判定手段によって記入済帳票のパターンが、パターン登
録ファイルに登録された対応するマーク記入領域のパタ
ーンと比較され、マークが記入されているか否かが判定
される。
【0018】第11の発明では、第9または第10の発
明における読取手段を、前記未記入帳票及び記入済帳票
の画像をそれぞれ異なる複数の波長帯域毎の画素に分解
して光学的に読み取るように構成している。第12の発
明では、第8または第11の発明における読取手段を、
前記帳票の画像を赤、緑及び青の波長帯域毎の画素に分
解して光学的に読み取るように構成している。
【0019】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すOMRの構成図
である。このOMRは、読み取り対象となる帳票1を光
学的に読み取る読取手段(例えば、読取部)10を備え
ている。読取部10は、例えば光が照射された帳票1か
らの反射光を集光するレンズ11、このレンズ11で集
光された光を画素に分解して画素毎の光の強度を検出す
るCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ1
2、及びこのCCDイメージセンサ12から出力された
各画素のR(赤)、G(緑)、B(青)の波長帯域毎の
光信号成分を量子化してディジタル信号に変換するアナ
ログ・ディジタル変換器(以下、「ADC」という)1
3を有している。
【0020】ADC13の出力側には、このADC13
でディジタル信号に変換された帳票1の画像の画素濃度
を、処理のために一時的に記憶する記憶手段(例えば、
イメージメモリ)20が接続されている。このイメージ
メモリ20は、各画素の画素濃度をR,G,B成分毎に
記憶するために、Rメモリ、Gメモリ、及びBメモリを
有している。イメージメモリ20には、これに記憶され
た帳票1のマーク記入領域の画像を切り出すための切出
手段(例えば、切出部)30が接続されている。切出部
30には、帳票1の複数のマーク記入領域の位置やサイ
ズ等の情報を含む帳票形式情報が予め登録された形式登
録手段(例えば、帳票形式ファイル)40が接続されて
おり、この帳票形式ファイル40を参照して、そのマー
ク記入領域の画像をR,G,B成分毎に切り出すように
なっている。
【0021】切出部30の出力側には、特徴登録手段
(例えば、特徴登録部)50、及び特徴抽出手段(例え
ば、特徴抽出部)70が接続されている。特徴登録部5
0は、切出部30で切り出された未記入帳票1A(即
ち、案内文字等は印刷されているが、マーク記入領域に
マークが記入されていない帳票1)のマーク記入領域の
R,G,B成分の画像の後述する特徴データを抽出し
て、特徴登録ファイル60に登録するものである。ま
た、特徴抽出部70は、切出部30で切り出された記入
済帳票1B(即ち、マーク記入領域に所定のマークが記
入されている帳票1)のマーク記入領域のR,G,B成
分毎に画像の特徴データを抽出するものである。特徴抽
出部70の出力側には、マーク判定手段(例えば、マー
ク判定部)80が接続されている。
【0022】マーク判定部80は、特徴抽出部70で抽
出されたマーク記入領域の特徴データを、特徴登録ファ
イル60に登録された対応するマーク記入領域の特徴デ
ータとR,G,B成分毎に比較して、そのマーク記入領
域にマークが記入されているか否かを判定するものであ
る。即ち、特徴抽出部70で抽出された特徴データと、
特徴登録ファイル60に登録された特徴データが一致す
れば、マークは記入されていないと判定される。これに
対して、特徴抽出部70で抽出された特徴データと、特
徴登録ファイル60に登録された特徴データが一致しな
ければ、マークが記入されたために記入済帳票1Bのマ
ーク記入領域の特徴データが変化したものと見なされ
る。これらの判定結果は、マーク判定部80から出力さ
れるようになっている。
【0023】図2(a)〜(e)は、図1のOMRにお
ける特徴抽出処理の説明図である。以下、これらの図2
(a)〜(e)を参照しつつ、図1の動作を、(I)未
記入帳票の読み取りと、(II)記入済帳票の読み取りと
に分けて説明する。 (I) 未記入帳票の読み取り 未記入帳票1Aを読取部10に入力して画像を読み取
る。読み取られた未記入帳票1Aの画像の各画素の画素
濃度は、R,G,B成分に分解されてイメージメモリ2
0のRメモリ、Gメモリ、及びBメモリに一旦記憶され
る。イメージメモリ20に記憶された画像は、切出部3
0によって帳票形式ファイル40が参照され、マーク記
入領域毎に切り出されて特徴登録部50に与えられる。
【0024】特徴登録部50において、各マーク記入領
域に対して、図2(a)〜(e)のいずれかに示すよう
な特徴抽出処理が行われる。図2(a)の黒点数による
特徴抽出方法では、未記入帳票1Aで、例えば、「男」
という案内文字を破線の円で囲んだ領域の画像Pm1の
黒画素数Bm1と、「女」という案内文字を破線の円で
囲んだ領域の画像Pf1の黒画素数Bf1とがカウント
され、特徴登録ファイル60に登録される。図2(b)
の投影による特徴抽出方法では、未記入帳票1Aのマー
ク記入領域を縦方向及び/または横方向に投影して、画
像Pm1の黒画素の存在する範囲を示す投影長Lm1
と、画像Pf1の黒画素の存在する範囲を示す投影長L
f1とが測定され、特徴登録ファイル60に登録され
る。
【0025】図2(c)の頻度分布による特徴抽出方法
では、未記入帳票1Aの画像Pm1,Pf1を縦方向及
び/または横方向に投影して、黒画素の発生頻度を示す
ヒストグラムが作成され、それぞれ発生頻度のピーク値
Hm1,Hf1が求められて特徴登録ファイル60に登
録される。図2(d)の濃度分布による特徴抽出方法で
は、未記入帳票1Aの画像Pm1,Pf1の画素毎の濃
度の分布が求められ、その濃度の広がりの幅Wm1,W
f1が特徴登録ファイル60に登録される。図2(e)
の2値化の閾値別黒点数による特徴抽出方法では、未記
入帳票1Aの画像Pm1,Pf1の2値化閾値を変化さ
せ、この2値化閾値に対応する黒点数の関数が求めら
れ、特徴登録ファイル60に登録される。
【0026】(II) 記入済帳票の読み取り 未記入帳票1Aに基づいて特徴登録ファイル60にマー
ク記入領域毎の特徴データが登録された後、記入済帳票
1Bを読取部10に入力して画像を読み取る。読み取ら
れた記入済帳票1Bの各画素の画素濃度は、R,G,B
成分に分解されてイメージメモリ20のRメモリ、Gメ
モリ、及びBメモリに一旦記憶される。イメージメモリ
20に記憶された画像は、切出部30によって帳票形式
ファイル40が参照され、マーク記入領域毎に切り出さ
れて特徴抽出部70に与えられる。
【0027】特徴抽出部70において、各マーク記入領
域に対して、図2(a)〜(e)の内から未記入帳票1
Aに対して行われたものと同じ特徴抽出処理が、下記の
ように行われる。図2(a)の黒点数による特徴抽出方
法では、記入済帳票1Bで、「男」という案内文字を破
線の円で囲んだ領域にマークが重畳して記入された画像
Pm2の黒画素数Bm2と、「女」という案内文字を破
線の円で囲んだ領域の画像Pf2の黒画素数Bf2とが
カウントされる。図2(b)の投影による特徴抽出方法
では、記入済帳票1Bのマーク記入領域を縦方向及び/
または横方向に投影して、画像Pm2の黒画素の存在す
る範囲を示す投影長Lm2と、画像Pf2の黒画素の存
在する範囲を示す投影長Lf2とが測定される。
【0028】図2(c)の頻度分布による特徴抽出方法
では、記入済帳票1Bの画像Pm2,Pf2を縦方向及
び/または横方向に投影して、黒画素の発生頻度を示す
ヒストグラムが作成され、それぞれ発生頻度のピーク値
Hm2,Hf2が求められる。図2(d)の濃度分布に
よる特徴抽出方法では、記入済帳票1Bの画像Pm2,
Pf2の画素毎の濃度の分布に基づいて、その濃度の広
がりの幅Wm2,Wf2が求められる。図2(e)の閾
値別黒点数による特徴抽出方法では、記入済帳票1Bの
画像Pm2,Pf2の2値化閾値を変化させ、この2値
化閾値に対応する黒点数の関数が求められる。特徴抽出
部70における特徴抽出処理の結果は、マーク判定部8
0に与えられる。マーク判定部80では、特徴抽出部7
0から与えられた特徴抽出処理の結果と、特徴登録ファ
イル60に登録された対応するマーク記入領域の特徴デ
ータとが比較される。そして、2つの特徴データが一致
していなければ、マークが記入されていると判定され、
一致していればマークは記入されていないと判定され、
マーク判定部80からその判定結果が出力される。
【0029】以上のように、この第1の実施形態のOM
Rは、未記入帳票1Aのマーク記入領域毎の特徴データ
を登録するための特徴登録部50と特徴登録ファイル6
0を有すると共に、記入済帳票1Bのマーク記入領域の
特徴データを抽出する特徴抽出部70と、この記入済帳
票1Bと未記入帳票1Aの対応するマーク記入領域の特
徴データを比較してマークの有無を判定するマーク判定
部80を有している。これにより、案内文字が黒色で印
刷されていても確実にマークの有無を検出することがで
きるという利点がある。更に、読取部10では、各画素
の画素濃度を、R,G,B成分に分解して読み取るよう
にしているので、特定の色または多色で印刷された帳票
でも、確実にマークの検出が可能であるという利点があ
る。
【0030】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示すOMRの構成図
であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。この実施形態のOMRは、図1と同様の読
取部10、イメージメモリ20、切出部30、帳票形式
ファイル40、及び特徴抽出部70を備えている。更
に、特徴抽出部70の出力側には、各マーク記入領域の
特徴データを判定処理のために一時格納する特徴データ
記憶部90が接続されている。このOMRは、更に、特
徴データ記憶部90に格納された記入済帳票1Bの複数
のマーク記入領域の特徴データを相互に比較して、マー
ク記入領域にマークが記入されているか否かを判定する
マーク判定部100を備えている。
【0031】次に動作を説明する。記入済帳票1Bを読
取部10に入力して画像イメージを読み取る。読み取ら
れた記入済帳票1Bの各画素の画素濃度は、R,G,B
成分に分解されてイメージメモリ20のRメモリ、Gメ
モリ、及びBメモリに一旦記憶される。イメージメモリ
20に記憶された画像は、切出部30によって帳票形式
ファイル40が参照され、マーク記入領域毎に切り出さ
れて特徴抽出部70に与えられる。
【0032】特徴抽出部70において、各マーク記入領
域に対して、図2(a)〜(e)に示すような、黒点
数、投影、頻度分布、濃度分布、または閾値別黒点数等
の内のいずれかの特徴抽出処理が行われる。特徴抽出部
70で抽出された特徴データは、マーク記入領域毎に特
徴データ記憶部90に格納される。特徴データ記憶部9
0に格納された特徴データは、マーク判定部100によ
って読み出され、相互の特徴データの差(例えば、図2
(a)における黒点数Bm2−黒点数Bf2)ΔB2が
算出される。そして、差ΔB2の絶対値が一定数を越え
ていれば、黒点数の多いほうのマーク記入領域(例え
ば、Pm2)にマークが記入されていると判定される。
また、差ΔB2の絶対値が一定数以下であれば、どちら
のマーク記入領域にもマークは記入されていないと判定
される。
【0033】以上のように、この第2の実施形態のOM
Rは、事前に基準となる特徴データを抽出して登録する
必要がない。このため、帳票1の案内文字の状態によっ
ては判定結果に不確定要素が含まれることがあるが、黒
色または多色で印刷された帳票1の読み取りが可能で、
かつ構成及び処理が簡素化できるという利点がある。
【0034】第3の実施形態 図4は、本発明の第3の実施形態を示すOMRの構成図
であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。この実施形態のOMRは、図1と同様の読
取部10、イメージメモリ20、切出部30、及び帳票
形式ファイル40を備えている。更に、切出部30の出
力側には、切り出された記入済帳票1Bのマーク記入領
域の案内文字を認識する文字認識手段(例えば、文字認
識部)110が接続されている。文字認識部110は、
文字の特徴データを格納した文字辞書ファイル120を
参照して文字認識を行い、認識した文字の文字コード、
または認識できなかった場合のエラーコードを出力する
ものである。文字認識部110の出力側には、マーク判
定部130が接続されている。マーク判定部130は、
文字認識部110の認識結果の正常または異常に基づい
て、案内文字上にマークが記入されているか否かを判定
するものである。即ち、このOMRでは、文字認識部1
10の認識結果が正常であれば、マークは記入されてい
ないと判定される。また、文字認識部110の認識結果
が異常であれば、マークが記入されていると判定され
る。
【0035】以上のように、この第3の実施形態のOM
Rは、案内文字の文字認識を行う文字認識部110と、
その認識結果に基づいてマークの有無を判定するマーク
判定部130を有している。これにより、例えば、文字
読み取りとマーク読み取りの両方の機能を有する装置で
は、文字読み取り機能を利用することにより、簡単な構
成で、黒色または多色で印刷された帳票1のマークの読
み取りを行うことができるという利点がある。
【0036】第4の実施形態 図5は、本発明の第4の実施形態を示すOMRの構成図
であり、図4中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。この実施形態のOMRは、図4と同様の読
取部10、イメージメモリ20、切出部30、帳票形式
ファイル40、文字認識部110、及び文字辞書ファイ
ル120を備えている。更に、切出部30の出力側に
は、切り出された未記入帳票1Aのマーク記入領域の案
内文字を認識して登録する文字登録手段(例えば、文字
登録部)140が接続されている。文字登録部140
は、文字辞書ファイル120を参照して文字認識を行
い、認識した文字の文字コードを文字登録ファイル15
0に登録するものである。一方、文字認識部110の出
力側には、図4中のマーク判定部130とは機能の異な
るマーク判定部160が接続されている。マーク判定部
160は、文字認識部110の認識結果と、文字登録フ
ァイル150に登録された対応するマーク記入領域の文
字を比較して、マーク記入領域の案内文字上にマークが
記入されているか否かを判定するものである。このOM
Rでは、まず未記入帳票1Aを入力して各マーク記入領
域の案内文字を文字登録部140によって認識して文字
登録ファイル150に登録する。
【0037】次に、記入済帳票1Bを入力し、各マーク
記入領域の案内文字を文字認識部110で認識する。文
字認識部110の認識結果はマーク判定部160に与え
られる。マーク判定部160において、文字認識部11
0の認識結果が、文字登録ファイル150に登録された
文字と一致するか否かが判定され、一致していれば案内
文字上にマークが記入されていないと判定され、一致し
ていなければマークが記入されていると判定される。
【0038】以上のように、この第4の実施形態のOM
Rは、未記入帳票1Aの案内文字の文字認識を行って文
字登録ファイル150に登録する文字登録部140と、
記入済帳票1Bのマーク記入領域の文字を認識する文字
認識部110と、この文字認識部110の認識結果を文
字登録ファイル150と比較してマークの有無を判定す
るマーク判定部160を有している。これにより、例え
ば、文字読み取りとマーク読み取りの両方の機能を有す
る装置では、文字読み取り機能を利用することにより、
簡単な構成で、黒色または多色で印刷された帳票1のマ
ークの読み取りを確実に行うことができるという利点が
ある。
【0039】第5の実施形態 図6は、本発明の第5の実施形態を示すOMRの構成図
であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。この実施形態のOMRは、図1と同様の読
取部10、イメージメモリ20、切出部30、及び帳票
形式ファイル40、文字認識部110を備えている。切
出部30の出力側には、切り出された未記入帳票1Aの
マーク記入領域のパターンを登録するパターン登録手段
(例えば、パターン登録部)170を介してパターン登
録ファイル180が接続されている。更に、切出部30
の出力側には、図1中のマーク判定部80とは機能の異
なるマーク判定部190が接続されている。マーク判定
部190は、切出部30で切り出された記入済帳票1B
のマーク記入領域のパターンを、パターン登録ファイル
180に登録されたパターンと比較して、マーク記入領
域にマークが記入されているか否かを判定するものであ
る。このOMRでは、まず未記入帳票1Aが入力されて
各マーク記入領域のパターンがパターン登録ファイル1
80に登録される。
【0040】次に、記入済帳票1Bが入力されて、各マ
ーク記入領域のパターンが切出部30で切り出されてマ
ーク判定部190に与えられる。マーク判定部190に
おいて、記入済帳票1Bのパターンが、パターン登録フ
ァイル180に登録されたパターンと一致するか否かが
判定され、一致していればマーク記入領域にマークが記
入されていないと判定され、一致していなければマーク
が記入されていると判定される。
【0041】以上のように、この第5の実施形態のOM
Rは、未記入帳票1Aのマーク記入領域のパターンをパ
ターン登録ファイル180に登録するパターン登録部1
70と、記入済帳票1Bのマーク記入領域のパターン
を、このパターン登録ファイル180と比較してマーク
の有無を判定するマーク判定部190を有している。こ
れにより、文字認識や特徴抽出等の複雑な処理を必要と
せず、簡単な構成で黒色または多色で印刷された帳票1
のマークの読み取りを確実に行うことができるという利
点がある。
【0042】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a),(b)のようなものがある。 (a) 図1及び図3のOMRにおけるマーク記入領域
の特徴データの抽出処理は、図2に例示した黒点数、投
影、頻度分布、濃度分布、2値化閾値別黒点数等の方法
に限定されず、その他の特徴データを抽出するものでも
良い。また、これらの内の1つの方法に限定せず、2つ
以上の方法を組み合わせても良い。 (b) 図1〜図6のOMRでは、帳票1をR,G,B
成分に分解して読み取り、各成分毎に特徴抽出、文字認
識、またはパターン比較等の処理を行っているが、その
他の波長帯域で分解して読み取るようにしても良い。ま
た、複数の波長帯域に分解せず、単色の輝度のみに基づ
いて処理を行うようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、未記入帳票のマーク記入領域の特徴データを
特徴登録ファイルに登録する特徴登録手段と、記入済帳
票のマーク記入領域の特徴データを抽出する特徴抽出手
段と、この特徴抽出手段で抽出された特徴データを特徴
登録ファイルと比較してマークの有無を判定するマーク
判定手段を備えている。これにより、マーク記入領域に
予め印刷された内容に影響されず、マークの有無を判定
することができるという効果がある。第2の発明によれ
ば、記入済帳票の複数のマーク記入領域の特徴データ
を、そのマーク記入領域毎に抽出する特徴抽出手段と、
この特徴抽出手段で抽出された特徴データを相互に比較
してマークの有無を検出するマーク判定手段を備えてい
る。これにより、マーク記入領域に予め印刷された内容
に関係なく、簡単な構成でマークの有無を簡易に判定す
ることができるという効果がある。
【0044】第3の発明によれば、第1または第2の発
明における特徴データとして、マーク記入領域毎の黒画
素数、投影長、投影方向における黒画素の頻度分布、画
素濃度分布、または2値化閾値別の黒画素数を使用して
いる。これにより、比較的簡単な方法で特徴データを得
ることができるという効果がある。第4の発明によれ
ば、第1の発明と同様の構成のOMRにおいて、読み取
り対象となる帳票を複数の波長帯毎の画素に分解して読
み取り、それらの波長帯毎にマーク検出の処理を行うよ
うにしている。これにより、マーク記入領域の印刷色に
影響されず、マークの有無を判定することができるとい
う効果がある。第5の発明によれば、第2の発明と同様
の構成のOMRにおいて、読み取り対象となる帳票を複
数の波長帯毎の画素に分解して読み取り、それらの波長
帯毎にマーク検出の処理を行うようにしている。これに
より、マーク記入領域の印刷色に関係なく、簡単な構成
でマークの有無を簡易に判定することができるという効
果がある。
【0045】第6の発明によれば、第4または第5の発
明における特徴データとして、マーク記入領域毎の黒画
素数、投影長、投影方向における黒画素の頻度分布、画
素濃度分布、または2値化閾値別の黒画素数を使用して
いる。これにより、比較的簡単な方法で、確実なマーク
判定が可能な特徴データを得ることができるという効果
がある。第7の発明によれば、記入済帳票のマーク記入
領域内の案内文字を認識する文字認識手段と、この文字
認識手段の認識結果に基づいて該案内文字に重複してマ
ークが記入されているか否かを判定するマーク判定手段
を有している。これにより、文字とマークを読み取る装
置では、文字読取機能を利用することによって簡単にマ
ークの有無を判定することができるという効果がある。
第8の発明によれば、第7の発明のOMRにおいて、読
み取り対象となる帳票を複数の波長帯毎の画素に分解し
て読み取り、それらの波長帯毎にマーク検出の処理を行
うようにしている。これにより、第7の発明の効果に加
えて、マーク記入領域の印刷色に影響されず、マークの
有無を判定することができるという効果がある。
【0046】第9の発明によれば、未記入帳票のマーク
記入領域内の案内文字を認識して文字登録ファイルに登
録するする文字登録手段と、記入済帳票のマーク記入領
域内の案内文字を認識する文字認識手段と、この文字認
識手段の認識結果を文字登録ファイルと比較してマーク
が記入されているか否かを判定するマーク判定手段を有
している。これにより、文字とマークを読み取る装置で
は、文字読取機能を利用することによって確実にマーク
の有無を判定することができるという効果がある。第1
0の発明によれば、未記入帳票のマーク記入領域のパタ
ーンをパターン登録ファイルに登録するパターン登録手
段と、記入済帳票のマーク記入領域のパターンをパター
ン登録ファイルと比較してマークが記入されているか否
かを判定するマーク判定手段を有している。これによ
り、文字認識や特徴データ抽出等の処理を必要とせず、
簡単な構成で確実にマークの有無を判定することができ
るという効果がある。
【0047】第11の発明によれば、第9または第10
の発明中の読取手段において、読み取り対象となる帳票
を複数の波長帯毎の画素に分解して読み取るようにして
いる。これにより、第9または第10の発明の効果に加
えて、マーク記入領域の印刷色に影響されず、マークの
有無を判定することができるという効果がある。第12
の発明によれば、第8または第11の発明中の読取手段
では、読み取り対象の帳票の画像を赤、緑、及び青の波
長帯毎の画素に分解して読み取るようにしている。これ
により、一般的なカラーCCDイメージセンサ等を使用
して、マーク記入領域の印刷色に影響されず、マークの
有無を判定する読取手段を構成することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すOMRの構成図
である。
【図2】図1のOMRにおける特徴抽出処理の説明図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すOMRの構成図
である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すOMRの構成図
である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示すOMRの構成図
である。
【図6】本発明の第5の実施形態を示すOMRの構成図
である。
【符号の説明】
1 帳票 10 読取部 12 CCDセンサ 20 イメージメモリ 30 切出部 40 帳票形式ファイル 50 特徴登録部 60 特徴登録ファイル 70 特徴抽出部 80,100,130,160,190 マーク判定
部 90 特徴データ記憶部 110 文字認識部 120 文字辞書ファイル 140 文字登録部 150 文字登録ファイル 170 パターン登録部 180 パターン登録ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 康二 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 田村 康弘 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B072 CC04 CC23 DD23 DD25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象となる帳票の複数のマーク
    記入領域の情報を含む帳票形式情報が予め登録された形
    式登録手段と、 マークが記入されていない未記入帳票及びマークが記入
    された記入済帳票の画像を画素に分解して光学的に読み
    取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた未記入帳票及び記入済帳票
    の画像の画素濃度を量子化して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された未記入帳票及び記入済帳票の
    マーク記入領域の画像を前記形式登録手段を参照して切
    り出す切出手段と、 前記切出手段で切り出された未記入帳票のマーク記入領
    域の特徴データを該マーク記入領域毎に抽出して特徴登
    録ファイルに登録する特徴登録手段と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領
    域の特徴データを該マーク記入領域毎に抽出する特徴抽
    出手段と、 前記特徴抽出手段で抽出されたマーク記入領域の特徴デ
    ータを前記特徴登録ファイルに登録された対応するマー
    ク記入領域の特徴データと比較して該マーク記入領域に
    マークが記入されているか否かを判定するマーク判定手
    段とを、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  2. 【請求項2】 読み取り対象となる帳票の複数のマーク
    記入領域の情報を含む帳票形式情報が予め登録された形
    式登録手段と、 マークが記入された記入済帳票の画像を画素に分解して
    光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた記入済帳票の画像の画素濃
    度を量子化して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された記入済帳票のマーク記入領域
    の画像を前記形式登録手段を参照して切り出す切出手段
    と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票の複数のマーク
    記入領域の特徴データを該マーク記入領域毎に抽出する
    特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段で抽出された複数のマーク記入領域の
    特徴データを相互に比較して該マーク記入領域にマーク
    が記入されているか否かを判定するマーク判定手段と
    を、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴データは、前記マーク記入領域
    における黒画素の数、該マーク記入領域を所定方向に投
    影して得られる黒画素の投影長、該マーク記入領域を所
    定方向に投影して得られる黒画素の頻度分布、該マーク
    記入領域の画素の濃度分布、または第1及び第2の閾値
    で2値化した該マーク記入領域の黒画素の数であること
    を特徴とする請求項1または2記載の光学式マーク読取
    装置。
  4. 【請求項4】 読み取り対象となる帳票の複数のマーク
    記入領域の情報を含む帳票形式情報が予め登録された形
    式登録手段と、 マークが記入されていない未記入帳票及びマークが記入
    された記入済帳票の画像を異なる複数の波長帯域毎の画
    素に分解して光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた未記入帳票及び記入済帳票
    の前記波長帯域毎の画像の画素濃度を量子化して記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された未記入帳票及び記入済帳票の
    マーク記入領域の前記波長帯域毎の画像を前記形式登録
    手段を参照して切り出す切出手段と、 前記切出手段で切り出された未記入帳票のマーク記入領
    域の前記波長帯域毎の特徴データを抽出して該マーク記
    入領域毎に特徴登録ファイルに登録する特徴登録手段
    と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領
    域の前記波長帯域毎の特徴データを該マーク記入領域毎
    に抽出する特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段で抽出されたマーク記入領域の前記波
    長帯域毎の特徴データを前記特徴登録ファイルに登録さ
    れた対応するマーク記入領域の波長帯域の特徴データと
    比較して該マーク記入領域にマークが記入されているか
    否かを判定するマーク判定手段とを、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  5. 【請求項5】 読み取り対象となる帳票の複数のマーク
    記入領域の情報を含む帳票形式情報が予め登録された形
    式登録手段と、 マークが記入された記入済帳票の画像を異なる複数の波
    長帯域毎の画素に分解して光学的に読み取る読取手段
    と、 前記読取手段で読み取られた記入済帳票の前記波長帯域
    毎の画像の画素濃度を量子化して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された記入済帳票のマーク記入領域
    の前記波長帯域毎の画像を前記形式登録手段を参照して
    切り出す切出手段と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領
    域の前記波長帯域毎の特徴データを該マーク記入領域毎
    に抽出する特徴抽出手段と、 前記特徴抽出手段で抽出された複数のマーク記入領域の
    前記波長帯域毎の特徴データを相互に比較して該マーク
    記入領域にマークが記入されているか否かを判定するマ
    ーク判定手段とを、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  6. 【請求項6】 前記特徴データは、前記マーク記入領域
    における前記波長帯域毎の黒画素の数、該マーク記入領
    域を所定方向に投影して得られる前記波長帯域毎の黒画
    素の投影長、該マーク記入領域を所定方向に投影して得
    られる前記波長帯域毎の黒画素の頻度分布、該マーク記
    入領域の画素の前記波長帯域毎の濃度分布、または第1
    及び第2の閾値で2値化した該マーク記入領域の前記波
    長帯域毎の黒画素の数であることを特徴とする請求項4
    または5記載の光学式マーク読取装置。
  7. 【請求項7】 マーク記入用の案内文字が印刷された帳
    票の複数のマーク記入領域の情報を含む帳票形式情報が
    予め登録された形式登録手段と、 前記案内文字に重畳してマークが記入された記入済帳票
    の画像を画素に分解して光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた記入済帳票の画像の画素濃
    度を量子化して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された記入済帳票のマーク記入領域
    の画像を前記形式登録手段を参照して切り出す切出手段
    と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領
    域の案内文字を認識する文字認識手段と、 前記文字認識手段の認識結果が異常か正常かを判断して
    前記案内文字上に重畳してマークが記入されているか否
    かを判定するマーク判定手段とを、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  8. 【請求項8】 前記読取手段は、前記記入済帳票の画像
    を異なる複数の波長帯域毎の画素に分解して光学的に読
    み取ることを特徴とする請求項7記載の光学式マーク読
    取装置。
  9. 【請求項9】 マーク記入用の案内文字が印刷された帳
    票の複数のマーク記入領域の情報を含む帳票形式情報が
    予め登録された形式登録手段と、 マークが記入されていない未記入帳票及び前記案内文字
    に重畳してマークが記入された記入済帳票の画像を画素
    に分解して光学的に読み取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた未記入帳票及び記入済帳票
    の画像の画素濃度を量子化して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された未記入帳票及び記入済帳票の
    マーク記入領域の画像を前記形式登録手段を参照して切
    り出す切出手段と、 前記切出手段で切り出された未記入帳票の複数のマーク
    記入領域の案内文字を該マーク記入領域毎に認識して文
    字登録ファイルに登録する文字登録手段と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領
    域の案内文字を認識する文字認識手段と、 前記文字認識手段で認識されたマーク記入領域の案内文
    字を前記文字登録ファイルに登録された対応するマーク
    記入領域の案内文字と比較して該マーク記入領域にマー
    クが記入されているか否かを判定するマーク判定手段と
    を、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  10. 【請求項10】 読み取り対象となる帳票の複数のマー
    ク記入領域の情報を含む帳票形式情報が予め登録された
    形式登録手段と、 マークが記入されていない未記入帳票及びマークが記入
    された記入済帳票の画像を画素に分解して光学的に読み
    取る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた未記入帳票及び記入済帳票
    の画像の画素濃度を量子化して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された未記入帳票及び記入済帳票の
    マーク記入領域の画像を前記形式登録手段を参照して切
    り出す切出手段と、 前記切出手段で切り出された未記入帳票の複数のマーク
    記入領域のパターンを該マーク記入領域毎にパターン登
    録ファイルに登録するパターン登録手段と、 前記切出手段で切り出された記入済帳票のマーク記入領
    域のパターンを前記パターン登録ファイルに登録された
    対応するマーク記入領域のパターンと比較して該マーク
    記入領域にマークが記入されているか否かを判定するマ
    ーク判定手段とを、 備えたことを特徴とする光学式マーク読取装置。
  11. 【請求項11】 前記読取手段は、前記未記入帳票及び
    記入済帳票の画像をそれぞれ異なる複数の波長帯域毎の
    画素に分解して光学的に読み取ることを特徴とする請求
    項9または10記載の光学式マーク読取装置。
  12. 【請求項12】 前記読取手段は、前記帳票の画像を
    赤、緑及び青の波長帯域毎の画素に分解して光学的に読
    み取ることを特徴とする請求項8または11記載の光学
    式マーク読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011197794A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Fujitsu Frontech Ltd マークカード読取装置および方法
JP2015225516A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 沖電気工業株式会社 認識装置、認識方法、プログラムおよび認識システム

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JP2011197794A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Fujitsu Frontech Ltd マークカード読取装置および方法
JP2015225516A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 沖電気工業株式会社 認識装置、認識方法、プログラムおよび認識システム

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