JP2001125703A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2001125703A
JP2001125703A JP30572199A JP30572199A JP2001125703A JP 2001125703 A JP2001125703 A JP 2001125703A JP 30572199 A JP30572199 A JP 30572199A JP 30572199 A JP30572199 A JP 30572199A JP 2001125703 A JP2001125703 A JP 2001125703A
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Masanori Miyao
将徳 宮尾
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定のドット数刻みにカーソルを移動させる
という操作を簡単に実現することで、1ドット単位の微
調整をせずに目的位置へカーソルを移動する。 【解決手段】 移動量切り替え制御部11は、スキップ
ボタン16の操作の有無によるモード切り替え制御部1
5からのモード信号が、スキップモードを示す信号であ
る場合には、スキップ量登録部10から、登録されてい
るスキップ量を取得して、そのスキップ量に相当する複
数ドット単位でカーソル制御を行い、モード切り替え制
御部15からのモード信号が、連続モードを示す信号で
ある場合には、1ドット単位でカーソル制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上のカーソル
位置を制御するポインティングデバイスを有する情報処
理装置に係り、特に、カーソルの刻み幅を変更可能な情
報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に使用されているポインティ
ングデバイスでは、カーソルを1ドット単位で動かすこ
とができるため、細かな動きが可能となっている(これ
を従来技術1という)。また、カーソルを大きく移動さ
せるために、特開平8−95743号公報に示すような
カーソル位置の制御方法が開示されている。
【0003】このカーソル位置の制御方法は、マウスに
上動ボタン、下動ボタン、左動ボタンおよび右動ボタン
を設け、これらのボタンを適宜操作することにより、画
面上のカーソルを定められた位置にスキップさせるよう
になっている(これを従来技術2という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術1のものでは、1ドット単位でカーソルを動
かすことができるという自由度があり過ぎるために、例
えば10ドット分カーソルを移動させたいとき等に、微
調整するのが非常に難しいといった問題があった。ま
た、等間隔に並んだ小さなアイコンの中の1つを選択す
る場合、従来の情報処理装置では、ポインティングデバ
イスを微調整してアイコンを選ぶより、キーボードのカ
ーソルキーを使った方が素早く選択できるのが現状であ
る。
【0005】また、上記した従来技術2のものでは、複
数個のボタンを選択して操作するため、不慣れによる操
作ミスが生じ易いといった問題があった。また、あらか
じめ決められた量をスキップするようになっているた
め、ユーザの使用環境に応じたスキップ量に設定するこ
とができず、逆に使いづらい場合があるといった問題も
あった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、特定のドット数刻みにカーソ
ルを移動させるという操作を簡単に実現することで、1
ドット単位の微調整をせずに目的位置へカーソルを移動
することのできる情報処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の情報処理装置は、画面上のカーソル位置を
制御するポインティングデバイスを有する情報処理装置
において、ポインティングデバイスに付随する操作部の
操作により、1ドット単位でのカーソル制御を行う連続
モード制御手段と、ポインティングデバイスに付随する
操作部の操作により、複数ドット単位でのカーソル制御
を行うスキップモード制御手段と、カーソル制御を前記
連続モード制御手段またはスキップモード制御手段のい
ずれかに切り替えるモード切替手段とを備えたことを特
徴とする。
【0008】このような特徴を有する本発明によれば、
モード切替手段により連続モード制御手段に切り替えた
ときには、ポインティングデバイスに付随する操作部の
操作により、1ドット単位でのカーソル制御を行うこと
ができる。また、モード切替手段によりスキップモード
制御手段に切り替えたときには、ポインティングデバイ
スに付随する操作部の操作により、複数ドット単位での
カーソル制御を行うことができる。例えば、複数ドット
(カーソルのスキップ量)を、等間隔に並んだアイコン
等の間隔に設定しておけば、任意のアイコンを素早く選
択することができる。つまり、1度連続モードでカーソ
ルをアイコンに合わせると、それ以降はスキップモード
でマウス等を移動させることで、カーソルをアイコンか
ら外すことなく、次々とアイコンを選択することができ
る。
【0009】また、本発明の情報処理装置は、上記構成
において、連続モード制御手段およびスキップモード制
御手段は、それぞれのモードでのカーソル制御におい
て、ポインティングデバイスの指示した距離とカーソル
の移動距離との比を同じに保つことを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する本発明によれば、
連続モードとスキップモードとを切り替えた場合でも、
カーソルの操作を違和感なく行うことができる。
【0011】また、本発明の情報処理装置は、スキップ
モード制御手段によるスキップモードにおいて、カーソ
ルの刻み幅の変更を指示する変更指示手段と、この変更
指示手段の指示に基づいてカーソルの刻み幅を変更する
変更実施手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する本発明によれば、
カーソルの刻み幅をユーザによって任意に変更できるよ
うにすることで、ユーザの使用環境に合わせた最適なカ
ーソルの刻み幅に設定することができ、使い勝手が向上
する。
【0013】また、本発明の情報処理装置は、上記構成
において、変更実施手段は、カーソルの刻み幅を一方向
とこれに直交する他方向とで独立して設定可能としたこ
とを特徴とする。
【0014】このような特徴を有する本発明によれば、
例えば表示されたアイコンの横方向の間隔と縦方向の間
隔とが異なる場合に、それぞれの方向でカーソルの刻み
幅をアイコンの間隔に合わせて設定することができる。
そのため、このように設定した後は、スキップモードで
マウス等を移動させることで、カーソルを上下左右のア
イコンから外すことなく、次々とアイコンを選択するこ
とができる。
【0015】また、本発明の情報処理装置は、上記構成
において、変更実施手段は、一方向の刻み幅の設定中は
ポインティングデバイスの他方向の動きを無視し、他方
向の刻み幅の設定中はポインティングデバイスの一方向
の動きを無視することを特徴とする。
【0016】このような特徴を有する本発明によれば、
一方向の刻み幅の設定と、他方向の刻み幅の設定とを、
個別にかつ確実に行うことができる。
【0017】また、本発明の情報処理装置は、ポインテ
ィングデバイスがマウス、トラックボールまたはグライ
ドポイントのいずれかであることを特徴とする。これに
より、あらゆるポインティングデバイスに対応した情報
処理装置を提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の情報処理装置のシステム
構成を示すブロック図である。この情報処理装置は、ポ
インティングデバイス1、CPU2、RAM3、ROM
4、カーソル制御部5、カーソル7を表示する表示画面
を有する表示部6、記憶媒体9の読み込み部8によって
構成されている。
【0020】CPU2は、各種デバイスの制御や演算処
理等を行う。RAM3は、プログラムやデータなどを格
納する。ROM4は、主に本情報処理装置全体の動作制
御を行うためのプログラムを格納している。カーソル制
御部5は、現在のカーソル位置とカーソル7の移動量の
増分を基にして、カーソル7の表示および移動を制御す
る。表示部6は、LCDやCRT等が用いられ、その表
示画面上にはカーソル7が表示されており、このカーソ
ル7を用いてアイコン等を選択する。
【0021】読み込み部8は、例えばCD−ROM、M
D、MO、DVD等のディスク系の記憶媒体9のデータ
を読み込む手段であり、ROM4上に必要なプログラム
等がない場合に、記憶媒体9から読み込み部8を用いて
RAM3にプログラムを転送する。また、ポインティン
グデバイス1で検出された情報は、CPU2を介してカ
ーソル制御部5に渡される。カーソル制御部5は、この
情報に基づいてカーソルを移動させる。
【0022】図2は、図1に示すポインティングデバイ
ス1のより詳細な構成を示すブロック図である。
【0023】本実施の形態のポインティングデバイス1
は、スキップ量登録部10、移動量切り替え制御部1
1、移動量検出部12、左ボタン13、右ボタン14、
モード切り替え制御部15、スキップボタン16および
登録スイッチ17によって構成されている。
【0024】スキップ量登録部10には、あらかじめス
キップ量が登録されている。また、移動量切り替え制御
部11は、カーソル7の移動量を1ドット刻みで出力す
るか、スキップ量登録部10に登録されているドット数
刻みで出力するかを判定する機能を有している。
【0025】また、移動量検出部12は、カーソル7の
移動量の元になる数値を検出する。例えば、ポインティ
ングデバイス1がマウスである場合には、マウスの移動
量を検出する。また、左ボタン13は主に決定の動作を
行い、右ボタン14は主に取り消しの動作を行う。
【0026】また、モード切り替え制御部15は、スキ
ップボタン16および登録スイッチ17の検出信号に基
づいて、モードを連続モード、スキップモードまたは登
録モードのいずれかに切り替えるためのモード信号を、
移動量切り替え制御部11に出力する。移動量切り替え
制御部11は、このモード信号に基づいて、それぞれの
モードに対応した制御を行うようになっている。
【0027】次に、上記構成の情報処理装置における各
種の処理動作について、図3ないし図5に示すフローチ
ャートを用いて説明する。ただし、図3は、モード切り
替え制御部15での処理動作を示すフローチャート、図
4は、移動量切り替え制御部11での処理動作を示すフ
ローチャート、図5は、移動量切り替え制御部11での
登録処理動作を示すフローチャートである。
【0028】まず、図3に示すフローチャートを用い
て、モード切り替え制御部15での処理動作を説明す
る。
【0029】モード切り替え制御部15では、まず、ス
テップS1で登録スイッチ17がオンになっているかど
うかを判断する。そして、登録スイッチ17がオンであ
る場合(ステップS1でYesと判断された場合)に
は、ステップS2へと動作を進めて、登録モードを示す
信号をモード信号として移動量切り替え制御部11に出
力し、動作を終了する。
【0030】一方、登録スイッチ17がオフである場合
(ステップS1でNoと判断された場合)には、ステッ
プS3へと動作を進め、次にスキップボタン16が押さ
れているかどうかを判断する。そして、スキップボタン
16が押されている場合(スキップ3でYesと判断さ
れた場合)には、スキップ4へと動作を進めて、スキッ
プモードを示す信号をモード信号として移動量切り替え
制御部11に出力し、動作を終了する。
【0031】一方、スキップボタン16が押されていな
い場合(スキップ3でNoと判断された場合)には、連
続モードを示す信号をモード信号として移動量切り替え
制御部11に出力し、動作を終了する。
【0032】次に、図4に示すフローチャートを用い
て、移動量切り替え制御部11での処理動作を説明す
る。
【0033】移動量切り替え制御部11では、モード切
り替え制御部15からのモード信号を受け取ると、その
モード信号が登録モードであるかどうかを判断する(ス
テップS11)。そして、登録モードである場合には、
ステップS24へと動作を進めて、登録モードの処理を
実行する。この登録モードの処理については、図5に示
すフローチャートを用いて後程説明する。
【0034】一方、登録モードでなかった場合(ステッ
プS11でNoと判断された場合)には、次にステップ
S12へと動作を進め、モード切り替え制御部15から
のモード信号がスキップモードであるかどうかを判断す
る。そして、スキップモードでもなかった場合(スキッ
プ12でNoと判断された場合)には、連続モードであ
ると判断してスキップ13へと動作を進め、移動量検出
部12で検出した値をそのまま移動量選択信号として出
力する。また、左ボタン検出信号もそのまま左ボタン選
択信号として出力し(ステップS14)、右ボタン検出
信号もそのまま右ボタン選択信号として出力する(ステ
ップS15)。
【0035】一方、ステップS12において、スキップ
モードであると判断された場合(スキップ12でYes
と判断された場合)には、スキップ16へと動作を進め
て、スキップ量登録部10から、登録されているスキッ
プ量を取得する。なお、本実施の形態では、スキップ量
は、一方向(X軸方向)と他方向(Y軸方向)とで別々
の値が登録されているものとする。そのため、本実施の
形態では、まず、X軸方向についてのスキップ処理を行
う。
【0036】すなわち、ステップS17において、移動
量検出部12で検出したX軸方向の移動量をX軸用のカ
ウンタに加え、次のステップS18で、そのカウンタの
値がX軸方向のスキップ量を超えたかどうかを判断す
る。その結果、カウンタの値がスキップ量を超えていた
ら(ステップS18でYesと判断されたら)、ステッ
プS19へと動作を進め、カウンタの値をスキップ量で
割った余りを新しいカウンタの値とし、旧カウンタ値と
新カウンタ値との差をX軸方向の移動量とした後、次の
ステップS20へと動作を進める。一方、カウンタの値
がスキップ量を超えていなければ(ステップS18でN
oと判断されれば)、X軸方向の移動量は0であるとし
て、ステップS20へと動作を進める。
【0037】ステップS20では、Y軸方向のスキップ
処理を開始する。すなわち、移動量検出部12で検出し
たY軸方向の移動量をY軸用のカウンタに加え、次のス
テップS21で、そのカウンタの値がY軸方向のスキッ
プ量を超えたかどうかを判断する。その結果、カウンタ
の値がスキップ量を超えていたら(スキップ21でYe
sと判断されたら)、ステップS22へと動作を進め、
カウンタの値をスキップ量で割った余りを新しいカウン
タの値とし、旧カウンタ値と新カウンタ値との差をY軸
方向の移動量とした後、次のステップS23へと動作を
進める。一方、カウンタの値がスキップ量を超えていな
ければ(ステップS21でNoと判断されれば)、Y軸
方向の移動量は0であるとして、ステップS23へと動
作を進める。
【0038】そして、最後にスキップ23において、X
軸方向の移動量とY軸方向の移動量とを移動量選択信号
として出力する。ただし、X軸方向、Y軸方向共に移動
量が設定されていなければ、0を移動量とする。また、
上記の連続モードの場合と同様に、左ボタン検出信号は
そのまま左ボタン選択信号として出力し(ステップS1
4)、右ボタン検出信号もそのまま右ボタン選択信号と
して出力する(ステップS15)。
【0039】図6は、連続モードとスキップモードでの
カーソル7の動きの例を示した説明図であり、(a)は
連続モード(1ドット単位)でのカーソル7の移動の様
子を、(b)はスキップモード(ここでは10ドット単
位)でのカーソル7の移動の様子をそれぞれ示してい
る。上記の移動量切り替え制御部11での処理(図5に
示す各ステップの処理)を行うことで、図6(a)、
(b)に示す通り、ポインティングデバイス1(例えば
マウス)を同じ距離だけ移動させると、カーソル7も同
じ距離だけ移動することが分かる。すなわち、同図
(b)に示すスキップモードでは、10ドット相当分だ
けマウスが動いたときに、はじめてマウスが移動したと
処理することになる。
【0040】図7は、このスキップモードを実際の処理
に適用した例を示している。図中の符号18で示す正方
形の図形は、表示画面上のアイコンを示している。カー
ソル7を任意のアイコン18に合わせて左ボタン13や
右ボタン14を押すことで、各種の処理が実行される。
この場合、アイコン18は等間隔に整列されていること
が多い。そこで、スキップモードでのカーソル7のスキ
ップ量を、アイコン18の間隔にあらかじめ合わせてお
けば、1度、連続モードでカーソル7をアイコン18に
合わせると、それ以降は、スキップモードでマウス等を
動かすことで、カーソル7をアイコン18から外すこと
なく、次々とアイコン18を選択することができる。
【0041】図7では、最初に連続モードでカーソル7
aをアイコン18aに合わせており、その後は、スキッ
プモードで右側にカーソルを一定量(X軸方向のスキッ
プ量以上)移動させると、カーソル7aは、次に隣のア
イコン18bに瞬時に移動(カーソル7b)し、さらに
右側にカーソルを一定量移動させると、カーソル7b
は、次に隣のアイコン18cに瞬時に移動(カーソル7
c)し、ここから下方にカーソルを一定量(Y軸方向の
スキップ量以上)移動させると、カーソル7cは、次に
真下のアイコン18dに瞬時に移動(カーソル7d)す
る。この場合、図6で示した通り、カーソル7の刻み幅
が異なるだけで、カーソル7の移動する割合(すなわ
ち、マウスであれば、マウスの移動させる距離)は、連
続モードとスキップモード共に同じであるため、ユーザ
にとっては、モードを切り替えても違和感なくカーソル
7を動かすことができる。
【0042】なお、図7ではスキップモードをアイコン
に適用した場合を例示して説明しているが、この他に
も、例えばCAD等のアプリケーションで10ドット単
位に線を引きたい場合などにも適用できる。すなわち、
スキップモードのスキップ量を10ドットにすること
で、線の始点は1ドット刻みで調整でき、その後はスキ
ップモードを用いて手軽に10ドット単位で線を引くこ
とができる。またこのとき、連続モードとスキップモー
ドとで、ポインティングデバイスで指示した距離とカー
ソルの移動距離との比が同じに保たれているので、連続
モードとスキップモードとを切り替えても違和感なくカ
ーソルを動かすことができる。
【0043】次に、図5に示すフローチャートを用い
て、スキップ量の登録処理を説明する。ただし、本実施
の形態では、左ボタン13がX軸方向のスキップ量の登
録用、右ボタン14がY軸方向のスキップ量の登録用と
している。
【0044】すなわち、左ボタン13が押されたら(ス
テップS2401でYesと判断されたら)、X軸用の
カウンタをクリアし(ステップS2402)、右ボタン
14が押されたら(ステップS2403でYesと判断
されたら)、Y軸用のカウンタをクリアする(ステップ
S2404)。
【0045】次に、ステップS2405において、左ボ
タン13が押されたままになっているかどうかを判断
し、押されていない場合(ステップS2405でNoと
判断された場合)には、次のステップS2406へと動
作を進め、続いて右ボタン14が押されたままになって
いるかどうかを判断する。その結果、右ボタン14も押
されていない場合(ステップS2406でNoと判断さ
れた場合)には、ステップS2407へと動作を進め、
移動量検出部12で検出した移動量をそのまま移動量選
択信号として出力する。すなわち、左ボタン13、右ボ
タン14を押さずにマウスを移動すると、カーソル7は
連続モードと同様の動きをすることになる。
【0046】一方、ステップS2406で、右ボタン1
4が押されたままになっている場合(ステップS240
6でYesと判断された場合)には、ステップS240
8へと動作を進め、Y軸用のカウンタに、移動量検出部
12で検出したY軸方向の移動量を加える。そして、次
のステップS2409において、Y軸方向の移動量の検
出値をそのままY軸方向の移動量の選択値として出力す
る。また、X軸方向は移動量が検出されても無視して、
X軸方向の移動量の選択値を0とする。すなわち、この
場合(右ボタン14のみが押されたままになっている場
合)は、カーソル7はY軸方向にしか動かないことにな
る。
【0047】この後、次のステップS2410におい
て、左ボタン13が離されたかどうかを判断し、離され
たのであれば(スキップ2410でYesと判断される
と)、ステップS2411へと動作を進め、X軸用のカ
ウンタの値を、スキップ量登録部10にX軸方向のスキ
ップ量として登録する。ただし、ステップS2409か
らステップS2410へと続く処理では、ステップS2
410の判断が常にNoとなる。
【0048】次に、ステップS2412において、右ボ
タン14についても同様に離されたかどうかを判断し、
離されたのであれば(スキップ2412でYesと判断
されると)、ステップS2413へと動作を進め、Y軸
用のカウンタの値を、スキップ量登録部10にY軸方向
のスキップ量として登録する。
【0049】一方、ステップS2405において、左ボ
タン13が押されたままになっている場合(ステップS
2405でYesと判断された場合)には、次のステッ
プS2414において、同時に右ボタン14も押された
ままになっているかどうかを判断する。その結果、左ボ
タン13は押されたままになっているが、右ボタン14
は押されていない場合(ステップS2414でNoと判
断された場合)には、ステップS2415へと動作を進
め、X軸用のカウンタに、移動量検出部12で検出した
X軸方向の移動量を加える。そして、次のステップS2
416において、X軸方向の移動量の検出値をそのまま
X軸方向の移動量の選択値として出力する。また、Y軸
方向は移動量が検出されても無視して、Y軸方向の移動
量の選択値を0とする。すなわち、この場合(左ボタン
13のみが押されたままになっている場合)は、カーソ
ル7はX軸方向にしか動かないことになる。この後、上
記と同様ステップS2410〜ステップS2413の処
理を行って終了する。ただし、ステップS2416から
ステップS2410へと続く処理では、ステップS24
12の判断が常にNoとなる。
【0050】一方、左ボタン13も右ボタン14も共に
押されたままになっている場合(ステップS2414で
Yesと判断された場合)には、ステップS2417へ
と動作を進めて、X軸用のカウンタに、移動量検出部1
2で検出したX軸方向の移動量を加えるとともに、ステ
ップS2418へと動作を進めて、Y軸用のカウンタ
に、移動量検出部12で検出したY軸方向の移動量を加
える。そして、ステップS2419へと動作を進め、移
動量検出部12で検出した移動量をそのまま移動量選択
信号として出力する。すなわち、左ボタン13、右ボタ
ン14を共に押してマウスを移動すると、カーソル7は
連続モードと同様の動きをすることになる。この後、上
記と同様ステップS2410〜ステップS2413の処
理を行って終了する。
【0051】以上の処理により、カーソル7のスキップ
量を登録することができる。すなわち、登録モードにお
いて、左ボタン13および右ボタン14を離してマウス
等を移動させることで、カーソル7をスキップさせる始
点まで移動させ、そこから左ボタン13または右ボタン
14を押しながらカーソル7をスキップの終点まで移動
させ、そこで左ボタン13または右ボタン14を離すこ
とで、X軸方向およびY軸方向のカーソル7のスキップ
量をそれぞれ個別に登録することができる。
【0052】また、このとき、X軸方向のみのスキップ
量を登録する場合には、マウス等がY軸方向に移動して
しまっても、カーソル7はX軸方向のみにしか移動しな
いため、操作がし易くなっている。また、Y軸方向のみ
のスキップ量を登録する場合も同様に、マウス等がX軸
方向に移動してしまっても、カーソル7はY軸方向のみ
にしか移動しないため、操作がし易くなっている。さら
に、登録モード中は、左ボタン13、右ボタン14の選
択信号は出力されないので、スキップ量を登録する際の
始点としてアイコン18等の位置を選んだ場合でも、左
ボタン13、右ボタン14の本来の機能は無効となって
いるので、誤動作することがない。
【0053】このように、本実施の形態の情報処理装置
では、X軸方向(以下、横方向ともいう)およびY軸方
向(以下、縦方向ともいう)の刻み幅(スキップ量)を
別々に設定できるため、例えば、横方向を1文字分、縦
方向を1画面分といった具合に、縦横で別々の刻み幅を
設定すれば、横方向のみに文章をスクロールさせるとき
に、縦方向にもスクロールしてしまうような誤操作は極
めて起こりにくくなる。すなわち、カーソルを移動させ
る代わりに、アクティブになっているウインドウ内の文
章等をマウス等で動かしたい方向にスクロールさせるよ
うなカーソル制御手段を持ったアプリケーションの場合
に、通常のポインティングデバイスでは横方向のみに文
章等をスクロールさせたいときでも、誤操作によりすぐ
に縦方向にも文章等がスクロールしてしまうといった不
具合があったが、本発明の情報処理装置では、横方向お
よび縦方向の刻み幅(スキップ量)を別々に設定するこ
とで、このような不具合も解消できることになる。
【0054】また、横方向は1文字単位のスクロール、
縦方向にはページスクロールといった操作も擬似的に行
うことができる。このように、横方向と縦方向のスキッ
プ量を任意に設定することで、種々の利用方法が可能と
なる。
【0055】なお、上記の動作説明からも明らかなよう
に、請求項に記載の連続モード制御手段およびスキップ
モード制御手段は、スキップ量登録部10、移動量切り
替え制御部11、CPU2、カーソル制御部5などによ
って実現されており、モード切替手段は主にモード切り
替え制御部15によって実現されており、変更指示手段
は主に左ボタン13や右ボタン14によって実現されて
おり、変更実施手段は主に移動量切り替え制御部11に
よって実現されている。
【0056】図8は、本発明でのポインティングデバイ
スをマウスとした場合の例である。本実施の形態では、
スキップボタン16は、マウスの側面の親指の当たる位
置に配置し、登録スイッチ17は、スキップボタン16
より親指の付け根側に配置している。また、登録スイッ
チ17は、押圧式のボタンとはせずに、切替式のスイッ
チにすることで、誤操作を防止している。また、スキッ
プボタン16が親指に割り当てられているので、素早く
連続モードとスキップモードとを切り替えることがで
き、かつ誤操作も少なくできるようになっている。
【0057】図9は、本発明のポインティングデバイス
をトラックボールおよびグライドポイントとした場合の
例であり、(a)はトラックボール、(b)はグライド
ポイントをしめしている。
【0058】本実施の形態では、トラックボールおよび
グライドポイントの両方とも、スキップボタン16およ
び登録スイッチ17を手前に並べて配置している。ま
た、登録スイッチ17はトグル切替式のスイッチとして
いる。
【0059】
【発明の効果】本発明の情報処理装置によれば、ポイン
ティングデバイスに付随する操作部の操作により、1ド
ット単位でのカーソル制御を行う連続モード制御手段
と、複数ドット単位でのカーソル制御を行うスキップモ
ード制御手段と、カーソル制御を前記連続モード制御手
段またはスキップモード制御手段のいずれかに切り替え
るモード切替手段とを備えた構成としたので、モード切
替手段により連続モード制御手段に切り替えたときに
は、1ドット単位でのカーソル制御を行うことができ、
スキップモード制御手段に切り替えたときには、複数ド
ット単位でのカーソル制御を行うことができるものであ
る。そのため、例えば、カーソルのスキップ量である複
数ドットを、等間隔に並んだアイコン等の間隔に設定し
ておけば、任意のアイコンを素早く選択することができ
る。つまり、1度連続モードでカーソルをアイコンに合
わせると、それ以降はスキップモードでマウス等を移動
させることで、カーソルをアイコンから外すことなく、
次々とアイコンを選択することができるものである。
【0060】また、本発明の情報処理装置によれば、連
続モード制御手段およびスキップモード制御手段は、そ
れぞれのモードでのカーソル制御において、ポインティ
ングデバイスの指示した距離とカーソルの移動距離との
比を同じに保つように制御する構成としたので、連続モ
ードとスキップモードとを切り替えた場合でも、カーソ
ルの操作を違和感なく行うことができる。
【0061】また、本発明の情報処理装置によれば、ス
キップモード制御手段によるスキップモードにおいて、
カーソルの刻み幅の変更を指示する変更指示手段と、こ
の変更指示手段の指示に基づいてカーソルの刻み幅を変
更する変更実施手段とを備えた構成としたので、カーソ
ルの刻み幅をユーザによって任意に変更できるようにす
ることで、ユーザの使用環境に合わせた最適なカーソル
の刻み幅に設定することができ、使い勝手が向上する。
【0062】また、本発明の情報処理装置によれば、変
更実施手段は、カーソルの刻み幅を一方向とこれに直交
する他方向とで独立して設定可能な構成としたので、例
えば表示されたアイコンの横方向の間隔と縦方向の間隔
とが異なる場合に、それぞれの方向でカーソルの刻み幅
をアイコンの間隔に合わせて設定することができる。そ
のため、このように設定した後は、スキップモードでマ
ウス等を移動させることで、カーソルを上下左右のアイ
コンから外すことなく、次々とアイコンを選択すること
ができる。
【0063】また、本発明の情報処理装置によれば、変
更実施手段は、一方向の刻み幅の設定中はポインティン
グデバイスの他方向の動きを無視し、他方向の刻み幅の
設定中はポインティングデバイスの一方向の動きを無視
するように構成したので、一方向の刻み幅の設定と、他
方向の刻み幅の設定とを、個別にかつ確実に行うことが
できる。
【0064】また、本発明の情報処理装置によれば、ポ
インティングデバイスをマウス、トラックボールまたは
グライドポイントのいずれかに適用ることで、あらゆる
ポインティングデバイスに対応した情報処理装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置のシステム構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すポインティングデバイスのより詳細
な構成を示すブロック図である。
【図3】モード切り替え制御部での処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】移動量切り替え制御部での処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】移動量切り替え制御部での登録処理動作を示す
フローチャートである。
【図6】連続モードとスキップモードでのカーソルの動
きの例を示した説明図である。
【図7】スキップモードを実際の処理に適用した例を示
す説明図である。
【図8】本発明のポインティングデバイスをマウスとし
た場合の例を示す斜視図である。
【図9】(a)は本発明のポインティングデバイスをト
ラックボールとした場合の例を示す平面図、(b)は本
発明のポインティングデバイスをグライドポイントとし
た場合の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ポインティングデバイス 2 CPU 3 RAM 4 ROM 5 カーソル制御部 6 表示部 7 カーソル 8 読み込み部 9 記憶媒体 10 スキップ量登録部 11 移動量切り替え制御部 12 移動量検出部 13 左ボタン 14 右ボタン 15 モード切り替え制御部 16 スキップボタン 17 登録スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上のカーソル位置を制御するポイン
    ティングデバイスを有する情報処理装置において、 前記ポインティングデバイスに付随する操作部の操作に
    より、1ドット単位でのカーソル制御を行う連続モード
    制御手段と、 前記ポインティングデバイスに付随する操作部の操作に
    より、複数ドット単位でのカーソル制御を行うスキップ
    モード制御手段と、 カーソル制御を前記連続モード制御手段またはスキップ
    モード制御手段のいずれかに切り替えるモード切替手段
    と、を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記連続モード制御手段および前記スキ
    ップモード制御手段は、それぞれのモードでのカーソル
    制御において、ポインティングデバイスの指示した距離
    とカーソルの移動距離との比を同じに保つことを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記スキップモード制御手段によるスキ
    ップモードにおいて、カーソルの刻み幅の変更を指示す
    る変更指示手段と、この変更指示手段の指示に基づいて
    カーソルの刻み幅を変更する変更実施手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記変更実施手段は、カーソルの刻み幅
    を一方向とこれに直交する他方向とで独立して設定可能
    としたことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記変更実施手段は、一方向の刻み幅の
    設定中はポインティングデバイスの他方向の動きを無視
    し、他方向の刻み幅の設定中はポインティングデバイス
    の一方向の動きを無視することを特徴とする請求項4に
    記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ポインティングデバイスがマウス、
    トラックボールまたはグライドポイントのいずれかであ
    る請求項1、2、3、4または5に記載の情報処理装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101315453B1 (ko) 2007-02-23 2013-10-04 삼성전자주식회사 컴퓨터시스템 및 그 제어방법
US11429245B2 (en) 2019-02-19 2022-08-30 Ntt Docomo, Inc. Information processing apparatus
US11669217B2 (en) * 2019-03-05 2023-06-06 Ntt Docomo, Inc. Information processing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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