JP2001124731A - ガスセンサ装置及びガスセンサの起動方法 - Google Patents

ガスセンサ装置及びガスセンサの起動方法

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JP2001124731A
JP2001124731A JP30382599A JP30382599A JP2001124731A JP 2001124731 A JP2001124731 A JP 2001124731A JP 30382599 A JP30382599 A JP 30382599A JP 30382599 A JP30382599 A JP 30382599A JP 2001124731 A JP2001124731 A JP 2001124731A
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JP
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gas sensor
electrodes
switch
gas
microcomputer
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Akio Sugama
明夫 菅間
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速やかにガスの濃度を測定することができ、
また、ガスセンサの寿命を長く確保することができるガ
スセンサ装置及びそのガスセンサ装置を用いたガスセン
サの起動方法を提供する。 【解決手段】 電解液16中に浸漬された一対の電極1
8、20間に流れる電流値に基づいてガスの濃度を測定
するガスセンサ装置であって、一対の電極間に電圧を印
加する電圧源22と、一対の電極間を短絡し若しくは開
放する切り替え手段40と、電圧源に供給される電源2
8に連動して切り替え手段を制御し、電圧源から出力さ
れる電圧が安定した後に一対の電極間を短絡した状態か
ら開放した状態に切り替える制御手段26とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスセンサ装置及
びそのガスセンサ装置を用いたガスセンサの起動方法に
係り、特に、定電位電解式のガスセンサを用いたガスセ
ンサ装置及びそのガスセンサ装置を用いたガスセンサの
起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素、窒素酸化物、硫黄酸化物、一酸化
炭素、又はアンモニア等のガスの濃度を測定する際に
は、定電位電解式のガスセンサが従来から広く用いられ
ている。
【0003】従来の定電位電解式のガスセンサ装置を図
5を用いて説明する。図5は、従来の定電位電解式のガ
スセンサ装置を示す構造図である。
【0004】図5に示すように、従来の定電圧電解式の
ガスセンサは、隔膜112が設けられた容器114に、
電解液116を満たし、この電解液116に一対の電極
118、120を浸すことにより構成されていた。
【0005】そして、ガスセンサ110の電極118、
120間に、定電圧電源122から所定の電圧を印加
し、その際に流れる電流を電流検出手段132を用いて
検出することにより、ガスの濃度を測定していた。即
ち、ガスの濃度に応じて電流検出手段132を流れる電
流が変化するので、電流検出手段132を流れる電流値
からガスの濃度を換算して求めることができる。
【0006】なお、電解液116は、測定対象となるガ
スの種類により適切なものが用いられる。例えば、酸素
の濃度を測定する場合には、電解液116として塩化カ
リウム水溶液や塩化ナトリウム水溶液が用いられてい
た。
【0007】そして、一対の電極118、120間に
0.6V〜1.2V程度の電圧を印加すると、隔膜11
2を透過した酸素が、作用極として機能する電極118
において、以下のように電気化学的に還元される。
【0008】O2 + 2H2O + 4e- → 4OH- 一方、対極として機能する電極120においては、以下
のような反応が生じる。
【0009】Ag + Cl- → AgCl + e- そして、このような反応が進行していくと、電解液11
6中のClイオンや電極120中のAgが徐々に消耗し
ていき、電解液116中のClイオン又は電極120中
のAgのいずれか一方が消耗し尽くしてしまうと、ガス
センサ110が正常に動作できなくなって、寿命が訪れ
る。
【0010】従って、かかる定電位電解式のガスセンサ
110では、ガスの濃度を測定しない際には、電源スイ
ッチ130をオフにして、ガスセンサ110に電源を供
給しないようにすることが望ましい。また、ガスセンサ
装置の携帯性を考慮すると、電源として電池が用いられ
ることが多いため、電池の寿命を長く確保するために
も、ガスの濃度を測定しない場合には電源スイッチ13
0をオフにしておくことが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源ス
イッチ130をオンにした瞬間には、電極118、12
0間に大きな過渡電圧が印加されてしまう。電極11
8、120に大きな過渡電圧が印加されると、電極11
8、120にダメージが加わり、ガスセンサ110の寿
命が短くなる要因となる。
【0012】また、ガスセンサ110の電極118、1
20にダメージが加わると、電極118、120が通常
の状態に復帰するまで長時間を要し、電源スイッチ13
0をオンにした後、速やかにガスの濃度を測定するのは
困難であった。
【0013】本発明の目的は、速やかにガスの濃度を測
定することができ、また、ガスセンサの寿命を長く確保
することができるガスセンサ装置及びそのガスセンサ装
置を用いたガスセンサの起動方法に関する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電解液中に
浸漬された一対の電極間に流れる電流値に基づいてガス
の濃度を測定するガスセンサ装置であって、前記一対の
電極間に電圧を印加する電圧源と、前記一対の電極間を
短絡し若しくは開放する切り替え手段と、前記電圧源に
供給される電源に連動して前記切り替え手段を制御し、
前記電圧源から出力される電圧が安定した後に前記一対
の電極間を短絡した状態から開放した状態に切り替える
制御手段とを有することを特徴とするガスセンサ装置に
より達成される。これにより、一対の電極間を短絡若し
くは開放する切り替え手段を設けたので、電源をオンに
した際に一対の電極間に大きな過渡電圧が加わるのを防
止することができ、電極にダメージが加わるのを防止す
ることができる。従って、電源をオンにしてから速やか
にガスの濃度を測定することができ、また、ガスセンサ
の寿命を長くすることができる。
【0015】また、上記目的は、電解液中に浸漬された
一対の電極間に流れる電流値に基づいてガスの濃度を測
定するガスセンサの起動方法であって、前記一対の電極
間を短絡した状態で前記一対の電極間に電圧を印加し、
前記一対の電極間に印加される電圧が安定した後に前記
一対の電極間の短絡を解除することを特徴とするガスセ
ンサの起動方法により達成される。これにより、一対の
電極間を短絡した状態で一対の電極間に電圧を印加する
ので、電源をオンにした際に一対の電極間に大きな過渡
電圧が加わるのを防止することができ、電極にダメージ
が加わるのを防止することができる。従って、電源をオ
ンにしてから速やかにガスの濃度を測定することがで
き、また、ガスセンサの寿命を長くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態によるガスセンサ装置及びそのガスセンサ装置を
用いたガスセンサの起動方法を図1及び図2を用いて説
明する。図1は、本実施形態によるガスセンサ装置を示
す概略図である。図2は、酸素センサの出力特性を示す
グラフである。 (ガスセンサ装置)本実施形態によるガスセンサ装置
は、定電位電解式のガスセンサを起動してガスの濃度を
測定するものである。
【0017】定電位電解式のガスセンサ10は、図1に
示すように、隔膜12が設けられた容器14に電解液1
6を満たし、この電解液16に一対の電極18、20を
浸すことにより構成されている。隔膜12は、ガス透過
膜として機能するものであり、電極18は作用極、電極
20は対極として機能するものである。
【0018】酸素の濃度を測定する場合には、ガスセン
サ10として、例えば、特開平5−87766号公報に
開示されているような小型の酸素センサを用いることが
できる。なお、ガスセンサ10は、酸素センサに限定さ
れるものではなく、例えば、窒素酸化物、硫黄酸化物、
一酸化炭素、又はアンモニア等、測定対象となるガスに
応じて様々なガスセンサを適宜用いることができる。
【0019】ガスセンサ10の対極である電極20に
は、所定の電圧を印加する定電圧電源22が接続されて
いる。定電圧電源22には電圧リファレンスIC24等
が設けられており、この電圧リファレンスIC24はマ
イクロコンピュータ26から出力される信号により制御
される。即ち、マイクロコンピュータ26からの制御信
号により、電圧リファレンスIC24が制御され、例え
ば1Vの電圧が定電圧電源22からガスセンサ10の電
極20に供給される。なお、ガスセンサ装置の電源とし
ては、携帯性等を考慮して電池28が用いられている。
そして、電源スイッチ30をオン、オフすることによ
り、マイクロコンピュータ26、定電圧電源22、及び
電流検出回路32、表示器36等に電源が適宜供給され
る。
【0020】一方、ガスセンサ10の作用極として機能
する電極18には、電流検出回路32が接続されてい
る。電流検出回路32は、電極18を流れる電流を検出
するものである。即ち、測定対象となるガスの濃度に応
じて電極18を流れる電流が変化するので、この電流を
検出することによりガスの濃度に換算することが可能と
なる。電流検出回路32には、アナログ信号をデジタル
信号に変換するADコンバータ34が設けられており、
検出された電流値に応じたデジタル信号がマイクロコン
ピュータ26に出力される。
【0021】マイクロコンピュータ26は、本実施形態
によるガスセンサ装置全体を制御するものである。マイ
クロコンピュータ26は、上述したように、定電圧電源
22を制御してガスセンサ10を起動させ、電流検出回
路32により検出された電流値に基づいてガスの濃度を
算出する。マイクロコンピュータ26で算出されたガス
の濃度は、マイクロコンピュータ26に接続された表示
器36により表示される。
【0022】本実施形態によるガスセンサ装置は、ガス
センサ10の作用極である電極18側と対極である電極
側20との間に、これらの電極18、20間を適宜短
絡、開放するアナログスイッチ40が設けられているこ
とに主な特徴がある。アナログスイッチ40としては、
例えば、NO(Nomally Open)型のアナログスイッチが
用いられている。なお、電池28の寿命を長く確保する
ためには、できるだけリーク電流の小さいアナログスイ
ッチを用いることが望ましい。
【0023】NO型のアナログスイッチ40は、制御入
力端子42にハイレベルの信号が入力されている場合を
除き、スイッチ44が開くものである。本実施形態で
は、アナログスイッチ40の制御入力端子42がマイク
ロコンピュータ26の制御端子48に接続されている一
方、抵抗46を介して電源に接続されている。従って、
マイクロコンピュータ26から制御入力端子42にロー
レベルの信号が出力されている場合を除き、アナログス
イッチ40の制御入力端子42にはハイレベルの信号が
入力されている状態となる。そして、アナログスイッチ
40の制御入力端子42にハイレベルの信号が入力され
ている際には、スイッチ44は閉じた状態となり、ガス
センサ10の電極18、20間は短絡された状態とな
る。
【0024】従来のガスセンサ装置では、図5に示すよ
うに、単にガスセンサ110に定電圧電源122を接続
し、このガスセンサ110の電極118、120間に流
れる電流値を電流検出手段132で検出することによ
り、この電流値からガスの濃度を換算していた。このた
め、電源スイッチ130をオンした際に電極118、1
20間に大きな過渡電圧が加わり、この過渡電圧により
電極118、120にダメージが生じていた。ガスセン
サ110の電極118、120にダメージが生じると、
ダメージが回復するまでに長時間を要し、その間はガス
の濃度を正確に測定することができないため、速やかに
ガスの濃度を測定することが困難であった。また、電源
スイッチ130をオンにする毎に電極118、120に
ダメージが加わるため、ガスセンサ110の寿命が短く
なってしまっていた。
【0025】これに対し、本実施形態によるガスセンサ
装置では、ガスセンサ10の電極18、20間を短絡、
開放するアナログスイッチ40が設けられており、電源
スイッチ30がオフとなっている際には、アナログスイ
ッチ40のスイッチ44が閉じて、電極18、20間が
短絡された状態となる。
【0026】そして、電源スイッチ30をオンにして
も、マイクロコンピュータ26から制御信号が出力され
るまでは、スイッチ44は閉じた状態を保持する。従っ
て、電源スイッチ30をオンにした際に、電極18、2
0間に大きな過渡電圧が加わることを防止することがで
きる。
【0027】そして、過渡電圧が生じなくなった後に、
マイクロコンピュータ26からアナログスイッチ40の
制御入力端子42に対してローレベルの信号を出力さ
れ、これによりアナログスイッチ40のスイッチ44が
開いた状態になる。アナログスイッチ40のスイッチ4
4が開くと、ガスセンサ10の電極18、20間の短絡
状態が解除されるので、ガスセンサ10によりガスの濃
度が測定される。
【0028】このように、本実施形態によれば、ガスセ
ンサの電極間を短絡、開放するアナログスイッチを設け
たので、電源スイッチをオンにした際にガスセンサの電
極間に大きな過渡電圧が加わるのを防止することがで
き、電極にダメージが加わるのを防止することができ
る。従って、本実施形態によれば、電源スイッチを入れ
てから速やかにガスの濃度を測定することができ、ま
た、ガスセンサの寿命を長くすることができる。 (ガスセンサの起動方法)次に、本実施形態によるガス
センサ装置を用いたガスセンサの起動方法を図1を用い
て説明する。
【0029】まず、電源スイッチ30がオフになってい
る状態から説明する。ガスの濃度を測定しない際には、
電池の寿命を長く保持すべく、電源スイッチ30はオフ
にされている。電源スイッチ30がオフの状態において
は、マイクロコンピュータ26、定電圧電源22、電流
検出回路32、表示器36等に電源が供給されないた
め、消費電流は小さく抑えられる。
【0030】一方、電源スイッチ30をオフにしている
状態であっても、アナログスイッチ40については動作
させる必要があるため、電池28からアナログスイッチ
40に電源が供給される。アナログスイッチ40の制御
入力端子42には、抵抗46を介してハイレベルの信号
が入力されているため、アナログスイッチ40のスイッ
チ44は閉じた状態となり、これによりガスセンサ10
の電極18、20間は短絡された状態となる。
【0031】そして、ガスの濃度を測定する際には、ガ
スセンサ装置の電源スイッチ30をオンにする。これに
より、マイクロコンピュータ26、定電圧電源22、及
び電流検出回路32等に電源が供給される。なお、この
際には、アナログスイッチ40の制御入力端子42に入
力される信号は、ハイレベルの状態に維持されており、
アナログスイッチ40のスイッチ44は閉じた状態に維
持されている。従って、電源スイッチ30をオンにして
も、ガスセンサ10の電極18、20間に大きな過渡電
圧が印加されるのが防止される。
【0032】電源スイッチ30をオンにしてから一定の
時間が経過すると、定電圧電源22から過渡電圧が印加
されることはなくなるので、マイクロコンピュータ26
からアナログスイッチ40の制御入力端子42に対し
て、ローレベルの制御信号が出力される。ローレベルの
制御信号がマイクロコンピュータ26の制御端子48か
ら出力されると、アナログスイッチ40のスイッチ44
は開いた状態となり、これにより、ガスセンサ10の電
極18、20間の短絡が解除される。
【0033】そして、ガスセンサ10によるガスの濃度
の測定が開始され、ガスの濃度に応じた電流が電流検出
回路32に流れ込む。電流検出回路32に流れ込んだ電
流は、ADコンバータ34によりデジタル信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ26に出力される。
【0034】マイクロコンピュータ26は、電流検出回
路32からの信号に基づいてガスの濃度を算出し、表示
器36を用いてガスの濃度を表示する。
【0035】ガスの濃度が測定された後には、電池の消
耗を抑制すべく、ガスセンサ装置の電源スイッチ30が
オフにされる。電源スイッチ30がオフにされると、マ
イクロコンピュータ26に電源が供給されなくなり、マ
イクロコンピュータ26の制御端子48から制御信号が
出力されなくなるので、アナログスイッチ40の制御入
力端子42への入力信号はハイレベルとなる。これによ
り、アナログスイッチ40のスイッチ44は閉じた状態
となり、ガスセンサ10の電極18、20間が短絡され
る。
【0036】ガスの濃度を再度測定する際には、上記と
同様にして、電源スイッチ30をオンにすればよい。上
述したように、電源スイッチ30をオンにしてから一定
の時間は、ガスセンサ10の電極18、20間がアナロ
グスイッチ40のスイッチ44により短絡された状態と
なっているので、電極18、20間に大きな過渡電圧が
印加されることはなく、電極18、20にダメージが加
わるのが防止される。
【0037】このように、本実施形態によれば、電源ス
イッチをオンにする際にアナログスイッチを用いてガス
センサの電極間を短絡しておき、過渡電圧が生じなくな
った後にガスセンサの電極間の短絡を解除してガスの濃
度を測定するので、電極にダメージが加わるのを抑制す
ることができる。従って、本実施形態によれば、速やか
にガスの濃度を測定することができ、また、ガスセンサ
の寿命を長くすることができる。 (評価結果)次に、本実施形態によるガスセンサ装置を
用いた場合のガスセンサの出力特性を図2を用いて説明
する。図2は、ガスセンサ装置の電源スイッチをオンに
した後のガスセンサの出力特性を示すグラフである。図
2において、比較例とは、図5に示す従来のガスセンサ
装置を用いた場合のガスセンサの出力特性であり、実施
例とは、本実施形態によるガスセンサ装置を用いた場合
のガスセンサの出力特性である。なお、ガスセンサとし
て、酸素センサを用いた。
【0038】図2に示すように、比較例、即ち、図5に
示す従来のガスセンサ装置を用いた場合には、電源スイ
ッチ130をオンにした後、10数秒間は応答が開始せ
ず、その後、出力特性が極めて不安定となり、安定した
出力が得られるまで1分程度の時間を要した。
【0039】これに対し、実施例、即ち、本実施形態に
よるガスセンサ装置を用いた場合には、電源スイッチを
オンにした後、極めて速やかに応答し、安定した出力が
得られた。
【0040】このように本実施形態によれば、電源スイ
ッチをオンにした際にガスセンサの電極間に大きな過渡
電圧が印加されるのを防止することができるので、ガス
センサの電極にダメージが加わるのを防止することがで
き、速やかにガスの濃度を測定することができる。
【0041】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よるガスセンサ装置を図3を用いて説明する。図3は、
本実施形態によるガスセンサ装置を示す概略図である。
図1及び図2に示す第1実施形態によるガスセンサ装置
と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略
または簡潔にする。 (ガスセンサ装置)本実施形態によるガスセンサ装置
は、電源スイッチのオン、オフに関わらず、常にマイク
ロコンピュータを動作させておき、このマイクロコンピ
ュータを用いてガスセンサ装置全体の制御を行うことに
主な特徴がある。
【0042】図3に示すように、電源スイッチ30は抵
抗54を介して電源に接続されており、電源スイッチ3
0の正側はマイクロコンピュータ26aの電源スイッチ
監視端子56に接続されている。電源スイッチ30がオ
ンになると電源スイッチ監視端子56への入力はローレ
ベルになり、電源スイッチ30がオフになると電源スイ
ッチ監視端子56への入力はハイレベルになる。
【0043】マイクロコンピュータ26aには、電源ス
イッチ30のオン、オフに関わらず、常に電源が供給さ
れており、マイクロコンピュータ26aは電源スイッチ
30のオン、オフの状態を認識することができる。電源
スイッチ30がオフになっている際には、マイクロコン
ピュータ26aは、消費電力を低減すべくパワーダウン
モードで動作する。
【0044】また、電源スイッチ30がオフになってい
る際には、マイクロコンピュータ26aの制御端子48
からアナログスイッチ40の制御入力端子42に対し
て、ハイレベルの制御信号が出力される。これにより、
アナログスイッチ40のスイッチ44は閉じた状態とな
り、ガスセンサ10の電極18、20間が短絡される。
【0045】また、電源スイッチ30がオフになってい
る際には、消費電力を低減することが望ましいため、マ
イクロコンピュータ26aは、定電圧電源22や電流検
出回路32等に対して、電源を供給しない。
【0046】電源スイッチ30をオンにすると、マイク
ロコンピュータ26aの電源スイッチ監視端子56にロ
ーレベルの信号が入力され、これによりマイクロコンピ
ュータ26aは、電源スイッチ30がオンになったこと
を認識する。そして、マイクロコンピュータ26aは、
通常のモードで動作する。
【0047】マイクロコンピュータ26aは、電源スイ
ッチ30がオンになったことを認識すると、電源供給端
子50を介して定電圧電源22に電源を供給し、電源供
給端子52を介して電流検出回路32に電源を供給す
る。そして更に、この後、定電圧電源22の電源リファ
レンスIC24を動作させる。なお、本実施形態ではマ
イクロコンピュータ26aから定電圧電源22や電流検
出回路32に電源を供給する必要があるため、十分な電
流を電源供給端子50、52から供給することができる
ようなマイクロコンピュータ26aを用いる必要があ
る。
【0048】なお、定電圧電源22が動作を開始する際
には、マイクロコンピュータ26aの制御端子48から
はハイレベルの制御信号が出力されているので、アナロ
グスイッチ40のスイッチ44は閉じている。従って、
電源スイッチ30をオンにした際には、ガスセンサ10
の電極18、20間は短絡状態となっているので、大き
な過渡電圧がガスセンサ10の電極18、20間に印加
されることが防止される。
【0049】そして、定電圧電源22から過渡電圧が出
力されなくなった後には、マイクロコンピュータ26a
の制御端子48から出力される制御信号がローレベルに
なる。これにより、アナログスイッチ40のスイッチ4
4が開いて、ガスセンサ10の電極18、20間の短絡
状態が解除され、ガスセンサ10によるガスの濃度の測
定が行われる。
【0050】このように、本実施形態によれば、電源ス
イッチのオン、オフに関わらず、常にマイクロコンピュ
ータを用いてガスセンサ装置全体を制御する場合であっ
ても、ガスセンサの電極間に大きな過渡電圧が加わるの
を防止することができ、ガスセンサの電極にダメージが
加わるのを防止することができる。従って、速やかにガ
スの濃度を測定することができ、また、ガスセンサの寿
命を長くすることができる。
【0051】また、本実施形態によれば、電源スイッチ
がオフになっている際には、マイクロコンピュータはパ
ワーダウンモードで動作するため、消費電力を小さく抑
えることができ、電池の寿命を長く確保することができ
る。 (ガスセンサの起動方法)次に、本実施形態によるガス
センサ装置を用いたガスセンサの起動方法を図3を用い
て説明する。
【0052】まず、電源スイッチ30がオフになってい
る状態から説明する。ガスの濃度を測定しない際には、
電池の寿命を長く保持すべく、電源スイッチ30はオフ
にされる。電源スイッチ30をオフにすると、定電圧電
源22、電流検出回路32、表示器36等に電源が供給
されなくなり、消費電流が小さく抑えられる。
【0053】一方、電源スイッチ30をオフにしている
状態であっても、マイクロコンピュータ26aとアナロ
グスイッチ40には電源が供給される。アナログスイッ
チ40の制御入力端子42には、マイクロコンピュータ
26aの制御端子48からハイレベルの制御信号が入力
されているため、アナログスイッチ40のスイッチ44
は閉じた状態となっており、これによりガスセンサ10
の電極18、20間は短絡された状態となっている。
【0054】そして、ガスの濃度を測定する際には、ガ
スセンサ装置の電源スイッチ30をオンにする。電源ス
イッチ30をオンにするとマイクロコンピュータ26a
の電源スイッチ監視端子56にローレベルの信号が入力
されるため、マイクロコンピュータ26aは電源スイッ
チ30がオンになったことを認識する。
【0055】マイクロコンピュータ26aは、電源スイ
ッチ30がオンになったことを認識すると、電源供給端
子50、52等から定電圧電源22、電流検出回路32
等に電源を供給し、更に定電圧電源22の電源リファレ
ンスIC24を動作させる。なお、この際においても、
マイクロコンピュータ26aの制御端子48からアナロ
グスイッチ40の制御入力端子42に入力される信号は
ハイレベルに維持されているので、アナログスイッチ4
0のスイッチ44は閉じた状態を維持している。従っ
て、定電圧電源22に電源を供給した直後に定電圧電源
22から大きな過渡電圧が生じた場合であっても、ガス
センサ10の電極18、20間に大きな過渡電圧が印加
されるのを防止することができる。
【0056】電源スイッチ30をオンにしてから一定の
時間が経過すると、定電圧電源22から大きな過渡電圧
が出力されることはなくなるので、マイクロコンピュー
タ26aからアナログスイッチ40の制御入力端子42
に対してローレベルの制御信号が出力される。ローレベ
ルの制御信号がマイクロコンピュータ26aの制御端子
48から出力されると、アナログスイッチ40のスイッ
チ44は開いた状態となり、これにより、ガスセンサ1
0の電極18、20間の短絡が解除される。
【0057】そして、ガスセンサ10によりガスの濃度
の測定が開始され、ガスの濃度に応じた電流が電流検出
回路32に流れ込む。電流検出回路32に流れ込んだ電
流は、ADコンバータ34によりデジタル信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ26に出力される。
【0058】マイクロコンピュータ26は、電流検出回
路32からの信号に基づいてガスの濃度を算出し、表示
器を用いてガスの濃度を表示する。
【0059】ガスの濃度が測定された後には、ガスセン
サ装置の電源スイッチ30がオフにされる。電源スイッ
チ30がオフにされると、マイクロコンピュータ26a
はそれを認識して、定電圧電源22や電流検出回路32
に電源を供給するのを中止し、パワーダウンモードで動
作するようになる。
【0060】そして更に、マイクロコンピュータ26a
は、アナログスイッチ40の制御入力端子42に対して
ハイレベルの制御信号を出力する。これにより、アナロ
グスイッチ40のスイッチ44は閉じた状態となり、ガ
スセンサ10の電極18、20間が短絡されることとな
る。
【0061】ガスの濃度を再度測定する際には、上記と
同様にして、電源スイッチ30をオンにすればよい。上
述したように、電源スイッチ30をオンにしてから一定
の時間は、ガスセンサ10の電極18、20間がアナロ
グスイッチ40のスイッチ44により短絡された状態と
なっているので、電極18、20間に大きな過渡電圧が
印加されることはなく、電極18、20にダメージが加
わるのが防止される。
【0062】このように、本実施形態によれば、電源ス
イッチのオン、オフに関わらず、常にマイクロコンピュ
ータを用いてガスセンサ装置全体を制御する場合であっ
ても、ガスセンサの電極間に大きな過渡電圧が加わるの
を防止することができ、ガスセンサの電極にダメージが
加わるのを防止することができる。従って、速やかにガ
スの濃度を測定することができ、また、ガスセンサの寿
命を長くすることができる。
【0063】また、本実施形態によれば、電源スイッチ
がオフになっている際には、マイクロコンピュータはパ
ワーダウンモードで動作するため、消費電力を小さく抑
えることができ、電池の寿命を長く確保することができ
る。
【0064】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よるガスセンサ装置を図4を用いて説明する。図4は、
本実施形態によるガスセンサ装置を示す概略図である。
図1乃至図3に示す第1又は第2実施形態によるガスセ
ンサ装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説
明を省略または簡潔にする。 (ガスセンサ装置)本実施形態によるガスセンサ装置
は、ガスセンサの作用極である電極18と対極である電
極20との間に、これらの電極18、20間を適宜短
絡、開放するリレー58が設けられていることに特徴が
ある。
【0065】第1及び第2実施形態に示すガスセンサ装
置では、アナログスイッチを用いてガスセンサ10の電
極18、20間を短絡、開放していたが、アナログスイ
ッチを用いた場合には、開放した際の抵抗値を十分に大
きくすることが困難な場合がある。そして、アナログス
イッチのスイッチを開放した際に十分に大きい抵抗値が
得られないと、良好な特性でガスの濃度を測定すること
が困難となる。そこで、本実施形態では、リレーを用い
ることにより、スイッチを開放した際の抵抗値を十分に
大きくしている。
【0066】リレー58としては、例えば、オムロン株
式会社製のMYK2型のラッチングリレー等を用いるこ
とができる。通常のリレーを用いるとコイルに電流が流
れて消費電流が大きくなってしまうため、本実施形態で
は、ラッチング型のリレーを用いている。ラッチング型
のリレーとは、リレーのセットコイル60にパルスを供
給するとスイッチ64が閉じ、リセットコイル62にパ
ルスを供給するとスイッチ64が開くリレーである。
【0067】リレー58のセットコイル60には、セッ
トパルス発生回路66からのセットパルスに応じて動作
するトランジスタ68が接続されている。セットパルス
発生回路66の入力側は電源スイッチ30に接続されて
おり、電源スイッチ30がオフにされるとセットパルス
発生回路66からセットパルスが発生する。セットパル
スの幅は、セットパルス発生回路66に設けられた抵抗
とコンデンサとにより決定される。なお、リレー58の
スイッチ64が閉じるためには一定時間以上のパルス幅
が必要であるため、一定時間以上のパルス幅が出力され
るようにセットパルス発生回路66の抵抗とコンデンサ
の値を設定することが望ましい。例えば上述した型式の
リレーでは15ms以上のパルスが入力された場合にリ
レー58のスイッチ64が閉じるため、セットパルスの
パルス幅は15ms以上とすることが望ましい。
【0068】セットパルス発生回路66からセットパル
スが出力されると、トランジスタ68はセットパルスに
応じて動作し、これによりリレー58のセットコイル6
0にセット信号が入力される。リレー58のセットコイ
ル60にセット信号が入力されると、リレー58のスイ
ッチ64は閉じた状態となり、これによりガスセンサ1
0の電極18、20間が短絡される。
【0069】一方、リレー58のリセットコイル60に
は、マイクロコンピュータ26bからのリセットパルス
に応じて動作するトランジスタ70が接続されている。
マイクロコンピュータ26bからリセットパルスがトラ
ンジスタ70に入力されると、トランジスタ70はリセ
ットパルスに応じて動作し、これによりリレー58のリ
セットコイル62にリセット信号が入力される。リレー
58のリセットコイル62にリセット信号が入力される
と、リレー58のスイッチ64は開いた状態となり、こ
れによりガスセンサ10の電極18、20間が開放され
る。なお、リレー58のスイッチ64が開くためには一
定時間以上のパルス幅が必要であるため、一定時間以上
のパルス幅のリセットパルスをマイクロコンピュータ2
6bから出力することが望ましい。例えば上述した型式
のリレーでは15ms以上のパルスがリセットコイル6
2に入力された場合にリレー58のスイッチ64が開く
ため、マイクロコンピュータ26bから出力するリセッ
トパルスのパルス幅は15ms以上とすることが望まし
い。
【0070】このように、本実施形態では、アナログス
イッチを用いることなくリレーを用いてガスセンサの電
極間を短絡、開放するようにしているので、スイッチを
開いたときの抵抗を十分に大きくすることができる。従
って、良好な特性でガスの濃度を測定することができ
る。 (ガスセンサの起動方法)次に、本実施形態によるガス
センサの起動方法を図4を用いて説明する。
【0071】まず、電源スイッチ30がオフになってい
る状態から説明する。電源スイッチ30がオフになって
いるとき、上述したようにリレー58のスイッチ64は
閉じた状態となっており、ガスセンサ10の電極18、
20間は短絡された状態となっている。
【0072】そして、ガスの濃度を測定する際には、ガ
スセンサ装置の電源スイッチ30をオンにする。これに
より、マイクロコンピュータ26、定電圧電源22、及
び定電圧電源32、セットパルス発生回路66等に電源
が供給される。なお、この際には、リレー58のスイッ
チ64は閉じた状態を維持している。従って、ガスセン
サ10の電極18、20間に大きな過渡電圧が印加され
るのを防止することができる。
【0073】電源スイッチ30をオンにしてから一定の
時間が経過すると、マイクロコンピュータ26bからト
ランジスタ70に対して、リセットパルスが出力され
る。マイクロコンピュータ26bからリセットパルスが
出力されると、トランジスタ70がリセットパルスに応
じて動作し、リレー58のリセットコイル62にリセッ
ト信号が入力される。これにより、リレー58のスイッ
チ64が開いた状態となり、ガスセンサ10の電極1
8、20間の短絡が解除される。
【0074】そして、ガスセンサ10によりガスの濃度
の測定が開始され、ガスの濃度に応じた電流が電流検出
回路32に流れ込む。電流検出回路32に流れ込んだ電
流は、ADコンバータ34によりデジタル信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ26bに出力される。
【0075】マイクロコンピュータ26bは、定電圧電
源32からの信号に基づいてガスの濃度を測定し、表示
器を用いてガスの濃度を表示する。
【0076】ガスの濃度が測定された後には、ガスセン
サ装置の電源スイッチ30がオフにされる。電源スイッ
チ30をオフにすると、セットパルス発生回路66から
トランジスタ68に対して、リセットパルスが出力され
る。セットパルス発生回路66からセットパルスが出力
されると、トランジスタ68がセットパルスに応じて動
作し、リレー58のセットコイル60にセット信号が入
力される。これにより、リレー58のスイッチ64が閉
じた状態となり、これによりガスセンサ10の電極1
8、20間が短絡されることとなる。
【0077】ガスの濃度を再度測定する際には、上記と
同様にして、電源スイッチ30をオンにすればよい。上
述したように、電源スイッチ30をオンにしてから一定
の時間は、ガスセンサ10の電極18、20間がリレー
58のスイッチ64により短絡された状態となっている
ので、電極18、20間に大きな過渡電圧が印加される
ことはなく、電極18、20にダメージが加わるのが防
止される。
【0078】このように、本実施形態では、アナログス
イッチを用いることなくリレーを用いてガスセンサの電
極間を短絡、開放するので、スイッチを開いたときの抵
抗を十分に大きくすることができ、従って、良好な特性
でガスの濃度を測定することができる。
【0079】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0080】例えば、第1乃至第3実施形態では、アナ
ログスイッチやリレーを用いて、ガスセンサの電極間を
短絡、開放したが、アナログスイッチやリレーに限定さ
れるものではなく、他の手段を用いてガスセンサの電極
間を短絡、開放してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ガスセン
サの電極間を短絡、開放するアナログスイッチを設けた
ので、電源スイッチをオンにした際にガスセンサの電極
間に大きな過渡電圧が加わるのを防止することができ、
電極にダメージが加わるのを防止することができる。従
って、本発明によれば、電源スイッチを入れてから速や
かにガスの濃度を測定することができ、また、ガスセン
サの寿命を長くすることができる。
【0082】また、本発明によれば、電源スイッチのオ
ン、オフに関わらず、常にマイクロコンピュータを用い
てガスセンサ装置全体を制御する場合であっても、ガス
センサの電極間に大きな過渡電圧が加わるのを防止する
ことができ、ガスセンサの電極にダメージが加わるのを
防止することができる。従って、速やかにガスの濃度を
測定することができ、また、ガスセンサの寿命を長くす
ることができる。また、本発明によれば、電源スイッチ
がオフになっている際には、マイクロコンピュータはパ
ワーダウンモードで動作するため、消費電力を小さく抑
えることができ、電池の寿命を長く確保することができ
る。
【0083】また、本発明によれば、アナログスイッチ
を用いることなくリレーを用いてガスセンサの電極間を
短絡、開放するようにしているので、スイッチを開いた
ときの抵抗を十分に大きくすることができる。従って、
良好な特性でガスの濃度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるガスセンサ装置を
示す概略図である。
【図2】ガスセンサの出力特性を示すグラフである。
【図3】本発明の第2実施形態によるガスセンサ装置を
示す概略図である。
【図4】本発明の第3実施形態によるガスセンサ装置を
示す概略図である。
【図5】従来のガスセンサ装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10…ガスセンサ 12…隔膜 14…容器 16…電解液 18…電極 20…電極 22…定電圧電源 24…電圧リファレンスIC 26…マイクロコンピュータ 26a…マイクロコンピュータ 26b…マイクロコンピュータ 28…電池 30…スイッチ 32…電流検出回路 34…ADコンバータ 36…表示器 40…アナログスイッチ 42…制御入力端子 44…スイッチ 46…抵抗 48…制御端子 50…電源供給端子 52…電源供給端子 54…抵抗 56…電源スイッチ監視端子 58…リレー 60…セット回路 62…リセット回路 64…スイッチ 66…セットパルス発生回路 68…トランジスタ 70…トランジスタ 110…ガスセンサ 112…隔膜 114…容器 116…電解液 118…電極 120…電極 122…定電圧電源 130…スイッチ 132…電流検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液中に浸漬された一対の電極間に流
    れる電流値に基づいてガスの濃度を測定するガスセンサ
    装置であって、 前記一対の電極間に電圧を印加する電圧源と、 前記一対の電極間を短絡し若しくは開放する切り替え手
    段と、 前記電圧源に供給される電源に連動して前記切り替え手
    段を制御し、前記電圧源から出力される電圧が安定した
    後に前記一対の電極間を短絡した状態から開放した状態
    に切り替える制御手段とを有することを特徴とするガス
    センサ装置。
  2. 【請求項2】 電解液中に浸漬された一対の電極間に流
    れる電流値に基づいてガスの濃度を測定するガスセンサ
    の起動方法であって、 前記一対の電極間を短絡した状態で前記一対の電極間に
    電圧を印加し、 前記一対の電極間に印加される電圧が安定した後に前記
    一対の電極間の短絡を解除することを特徴とするガスセ
    ンサの起動方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017037549A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 新コスモス電機株式会社 警報器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017037549A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 新コスモス電機株式会社 警報器

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