JP2001124535A - 長尺材の曲り測定方法 - Google Patents

長尺材の曲り測定方法

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JP2001124535A
JP2001124535A JP30604199A JP30604199A JP2001124535A JP 2001124535 A JP2001124535 A JP 2001124535A JP 30604199 A JP30604199 A JP 30604199A JP 30604199 A JP30604199 A JP 30604199A JP 2001124535 A JP2001124535 A JP 2001124535A
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JP
Japan
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bending
long material
distance
pitch
rolled steel
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JP30604199A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡邊
Kiyoaki Niimi
清明 新美
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧延鋼材の曲りを精度高く測定することのでき
る曲り測定方法を提供する。 【解決手段】圧延鋼材10の搬送路に沿って等間隔Dで
3台のレーザ距離計12b,12a,12cを設置し、
圧延鋼材10が間隔Dよりも小さいピッチdだけ移動す
るごとにそれらレーザ距離計12b,12a,12cに
よる長尺材10までの距離計測を次々と行う。そして距
離計測値Lb,La,Lcに基づいて圧延鋼材10の等ピッチ
d離れた3点間の曲り量m(x)を算出し、且つ同様の算出
をピッチd離れるごとに次々と行って、各m(x)の値を求
め、これらにより圧延鋼材10全体の曲りを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧延鋼材等の長尺
材の曲り測定に適用して好適な長尺材の曲り測定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺の圧延鋼材の曲りの有無や程
度を測定する方法として、圧延鋼材の搬送路に沿って等
間隔Dで3台の距離計を設置し、そして圧延鋼材がピッ
チDだけ移動するごとに3台の距離計により圧延鋼材ま
での距離を同時に計測して、それら距離計測値により等
ピッチD離れた圧延鋼材の3点間の曲り量Mを算出し、
これを次々と行うことによって圧延鋼材全体の曲りを求
める方法が実施されている。
【0003】図7はその方法を具体的に示したもので、
図中200は圧延鋼材(長尺材)を、202b,202
a,202cはそれぞれ距離計(レーザ距離計)を示し
ており、それら距離計202b,202a,202cに
より圧延鋼材200までの距離Lb,La,Lcを計測する。
【0004】この測定方法では、 dL=Lb−La dL=La−Lc を求めた上、3点b,a,c間の曲り量Mを M=(dL−dL)/2 によって求め、そしてこれを圧延鋼材200に沿ってピ
ッチDごとに次々と行い、その後ベクトル化して全体の
曲りを求めるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この測定方法によれ
ば、圧延鋼材200が搬送路に沿って搬送される際の振
動による影響を除去し、また圧延鋼材200の傾きによ
る影響を除去して、圧延鋼材200の真の曲りの形状を
求めることができる。
【0006】しかしながらこの測定方法の場合、全体の
測定点数が少ないために曲り測定における精度の上で問
題がある。例えば測定点にたまたま突起が生じている
と、その突起までの距離を測定してしまうなど圧延鋼材
の表面状態による影響を受け易く、曲り測定に大きな誤
差を生ぜしめてしまう問題がある。
【0007】そこで距離計を上記間隔Dよりも小さい間
隔dで圧延鋼材の搬送路に沿って設置しておき、圧延鋼
材がピッチdだけ移動するごとに距離計測を行い、それ
ら距離計測値に基づいてピッチd離れた3点間の曲り量
を求め、これに基づいて圧延鋼材全体の曲りを測定する
といったことが考えられる。しかしながらこのようにし
た場合、小さいピッチd離れた3点間の曲り量は小さい
値となることから、これに応じて距離計として高い距離
測定精度を有するものが必要となって来る問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の長尺材の曲り測
定方法はこのような課題を解決するために案出されたも
のである。而して請求項1の測定方法は、長尺材の搬送
路に沿って等間隔Dで3台の距離計を設置し、該長尺材
が該間隔Dよりも小さい値で設定されたピッチdだけ移
動するごとにそれら距離計による該長尺材までの距離計
測を次々と行って、該距離計測値に基づいて該長尺材に
おける等ピッチd離れた3点間の曲り量mを算出し、且
つ同様の算出を該長尺材に沿ってピッチdごとに次々と
行い、得られた各mの値により該長尺材全体の曲りを求
めることを特徴とする。
【0009】請求項2の測定方法は、請求項1に記載の
測定方法において、前記距離計測値に基づいて先ず等ピ
ッチD離れた3点間の曲り量Mを求めた上、該Mの値に
基づいて前記mの値を算出することを特徴とする。
【0010】請求項3の測定方法は、請求項2に記載の
測定方法において、前記長尺材の測定点b,a,cまで
の距離計測値をLb,La,Lcとしたとき、前記Mを次式
(1)により求めた上、 M=((Lb-La)-(La-Lc))/2・・・式(1) 前記ピッチD離れた3点間の曲り形状を円弧形状と仮定
したときの曲率半径Rを次式(2)により求め、 R=(D+M)/2M・・・式(2) 該Rに基づいて前記ピッチd離れた3点間の曲り量mを
次式(3)
【数2】 により算出することを特徴とする。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の測定方
法は、距離計の設置間隔については大きい間隔Dとする
一方、長尺材に対するそれら距離計による距離計測のピ
ッチをDよりも小さいピッチdとし、長尺材がピッチd
移動するごとにそれら距離計により距離計測を行って、
等ピッチd離れた3点間の曲り量mを算出し、これをピ
ッチd離れるごとに次々と行って長尺材全体の曲りを求
めるもので、この測定方法によれば、長尺材を小刻みな
ピッチdごとに曲り量の算出を行うことから全体の測定
点数を多くとることができ、より高精度で長尺材の曲り
を求めることができる。
【0012】またこの測定方法では距離計を測定ピッチ
dよりも大きい間隔Dで設置して、長尺材を等ピッチD
離れた3点で距離計測を行うことから、これら距離計と
して従来と同等の精度のものを用いてしかも高精度で全
体の曲りを測定することが可能となる。
【0013】本発明では、上記距離計測値に基づいて先
ず等ピッチD離れた3点間の曲り量Mを求め、これに基
づいて等ピッチd離れた3点間の曲り量mの値を算出す
るようになすことができる(請求項2)。
【0014】更にまた、長尺材の測定点b,a,cまで
の距離計測値をLb,La,Lcとして上記式(1)によりMを
求め、そして上記式(2)に基づいて求めた3点間の円弧
形状の曲りの曲率半径Rに基づいて、ピッチd離れた3
点間の曲り量mを上記式(3)により求めるようになすこ
とができる(請求項3)。また本発明は上記距離計とし
てレーザ距離計を用いることができ、更に本発明は長尺
の圧延鋼材の曲り測定に適用して好適である。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は搬送路に沿って図1中
矢印で示す左方向に搬送されて来る長尺の圧延鋼材(長
尺材)で、12b,12a,12cはそれぞれその搬送
路に沿って間隔Dで設置されたレーザ距離計である。こ
こで3台のレーザ距離計12b,12a,12cは、そ
れぞれ圧延鋼材10の搬送方向と直角方向に向けて設置
されている。
【0016】本例の測定方法では、圧延鋼材10を搬送
路に沿って図中左向きに搬送しつつ、3台のレーザ距離
計12b,12a,12cによって圧延鋼材10までの
距離Lb,La,Lcを計測する。このとき圧延鋼材10がピ
ッチDよりも小さい値で設定したピッチdだけ移動する
ごとに、3台のレーザ距離計12b,12a,12cに
て圧延鋼材10までの距離Lb,La,Lcを計測する。
【0017】而して本例の方法では、先ず図1中dL
dLを次式 dL=Lb−La dL=La−Lc により求め、更に等ピッチD離れた3点b,a,c間の
曲り量M(図2参照)を次式 M=(dL−dL)/2 により求める。このようにしてMを求めることで、圧延
鋼材10の搬送過程における振動及び傾きによる影響を
除去することができる。
【0018】ここで3点間の曲り量Mは、図2に示して
いるように圧延鋼材10における測定点bとcとを結ぶ
線分と測定点a間の変位量であり、この変位量の2倍量
が図2に示しているようにdL−dLとなる。そこでdL
−dLを2で除することによって曲り量Mを求めるこ
とができる。
【0019】さてこのようにしてMを求めたら、次にこ
れを用いて測定ピッチd離れた3点間の曲り量mを求め
る。これは次のようにして行うことができる。
【0020】図3に示しているように、ピッチD離れた
3点間の曲り形状を円弧形状と仮定したとき、曲率半径
Rは図3(B)の三角形から以下のようにして求まる。 (R−M(x))+D=R =R−(R−M(x)) =(R+R−M(x))・(R−R+M(x)) =(2R−M(x))・M(x) =2RM(x)−M(x) R=(D+M(x))/2M(x)
【0021】同様にしてm(x)は、図3(C)の三角形か
ら次のようにして求まる。
【数3】 以上のようにして測定ピッチd離れた3点(X-1),x,
(X+1)間の曲り量m(x)を次々と求めて行く。
【0022】その後得られたm(x)の値に基づいて、図4
に示す方法に従い圧延鋼材10のピッチdごとの各点の
変位量(座標)をプロットして行き、圧延鋼材10全体
の曲りの形状(プロファイル)を求める。
【0023】尚、位置xでの座標P(x)は次式で表され
る。 P(x)=(P(x-1)−P(x-2))×2+P(x-2)+2m(x) x=3,4,・・・・・,P(0)=P(1)=0
【0024】図5は以上の方法で圧延鋼材10について
実際に求めた曲りの測定結果を示したものであり、また
図6は同じ圧延鋼材10について従来の方法で求めた曲
りの測定結果を示したものである。
【0025】但し図5(A)及び図6(A)は3点間の
曲り量m(x)及びM(x)についての算出値を表しており、ま
た図5(B)及び図6(B)は圧延鋼材10の全体の曲
りの形状を表している。また図5(B)及び図6(B)
中実線は測定値を、破線は実測値を表しており、従って
図5(B)及び図6(B)中の破線は全く同じ曲線であ
る。これら図5及び図6の結果の比較から明らかなよう
に、本例の方法に従って曲りを求めた場合、精度高く曲
りを求めることができる。
【0026】また本例の方法は、3台のレーザ距離計を
従来と同じように大きい間隔Dで設置して、先ず等ピッ
チD隔たった3点間の曲り量M(x)を求めた上で、その値
を用いて小刻みなピッチdだけ隔たった3点間の曲り量
m(x)を求めているため、全体の測定点数を多くとり得
て、より高精度で長尺材10の曲りを求めることができ
る一方で、距離計12b,12a,12cとして従来と
同等の精度のものを用いることができる。
【0027】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては距離計と
してレーザ距離計以外のものを用いることも可能である
し、また場合によって圧延鋼材以外の長尺材の曲り測定
に適用することも可能であるなど、本発明はその主旨を
逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である曲り測定方法の要部の
説明図である。
【図2】同じ実施例方法の図1とは異なる要部の説明図
である。
【図3】同じ実施例方法の図1及び図2とは異なる要部
の説明図である。
【図4】同じ実施例方法の図1ないし図3とは異なる要
部の説明図である。
【図5】同実施例方法にて実際に得られた曲り測定結果
を示す図である。
【図6】従来の方法にて得られた曲り測定結果を示す図
である。
【図7】従来の曲り測定方法の要部説明図である。
【符号の説明】
10 圧延鋼材(長尺材) 12a,12b,12c レーザ距離計 D,d ピッチ La,Lb,Lc 距離 M,M(x),m,m(x) 曲り量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材の搬送路に沿って等間隔Dで3台
    の距離計を設置し、該長尺材が該間隔Dよりも小さい値
    で設定されたピッチdだけ移動するごとにそれら距離計
    による該長尺材までの距離計測を次々と行って、該距離
    計測値に基づいて該長尺材における等ピッチd離れた3
    点間の曲り量mを算出し、且つ同様の算出を該長尺材に
    沿ってピッチdごとに次々と行い、得られた各mの値に
    より該長尺材全体の曲りを求めることを特徴とする長尺
    材の曲り測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測定方法において、前
    記距離計測値に基づいて先ず等ピッチD離れた3点間の
    曲り量Mを求めた上、該Mの値に基づいて前記mの値を
    算出することを特徴とする長尺材の曲り測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の測定方法において、前
    記長尺材の測定点b,a,cまでの距離計測値をLb,L
    a,Lcとしたとき、前記Mを次式(1)により求めた上、 M=((Lb-La)-(La-Lc))/2・・・式(1) 前記ピッチD離れた3点間の曲り形状を円弧形状と仮定
    したときの曲率半径Rを次式(2)により求め、 R=(D+M)/2M・・・式(2) 該Rに基づいて前記ピッチd離れた3点間の曲り量mを
    次式(3) 【数1】 により算出することを特徴とする長尺材の曲り測定方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100552371C (zh) * 2007-12-18 2009-10-21 广州珠江钢铁有限责任公司 一种热轧板坯镰刀弯及跑偏在线检测的方法
JP2013195161A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Jfe Steel Corp 棒状体の曲がり量測定装置
CN111928790A (zh) * 2020-10-16 2020-11-13 成都裕鸢航空零部件制造有限公司 一种基于互联网的航空零部件厚度计量装置及计量方法
CN113340219A (zh) * 2021-05-26 2021-09-03 河南省政院检测研究院有限公司 一种便携式烟囱内径测量装置

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