JP2001124122A - コイルアクチュエータ及び首振構造体 - Google Patents

コイルアクチュエータ及び首振構造体

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JP2001124122A
JP2001124122A JP30326799A JP30326799A JP2001124122A JP 2001124122 A JP2001124122 A JP 2001124122A JP 30326799 A JP30326799 A JP 30326799A JP 30326799 A JP30326799 A JP 30326799A JP 2001124122 A JP2001124122 A JP 2001124122A
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coil spring
coil
actuator
tension
heating
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Manabu Murayama
学 村山
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト化を図ることができるコイルアク
チュエータ、及び首振構造体を提供することにある。 【解決手段】 加熱することにより形状回復動作する形
状記憶合金製の引張りコイルバネ4の螺旋隙間部に、バ
イアス用の圧縮コイルバネ5を嵌込んで、拮抗状態とし
たコイルアクチュエータ3を形成する。また、先端保持
具1にて平行な複数本のコイルアクチュエータ3…の先
端を固定すると共に、基端保持具にて複数本のコイルア
クチュエータ3…の基端を固定して、首振構造体Gを形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルアクチュエ
ータ、及びコイルアクチュエータを使用した首振構造体
に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡のような従来の首振構造体として
は、図12に示すようなものが公知であった。即ち、この
首振構造体は、先端保持具aと中間保持具bと基端保持
具cを有すると共に、中間保持具bと基端保持具cの間
に一対のコイルアクチュエータd,dが設けられてい
る。
【0003】このコイルアクチュエータdは、先端が連
結具eに固着されかつ基端が基端保持具cに固着された
形状記憶合金製の引張りコイルバネfと、先端が中間保
持具bに固着されかつ基端が連結具eに固着されたバイ
アス用の引張りコイルバネgとから成り、これらの引張
りコイルバネf,gは拮抗状態とされている。そして、
先端保持具aと連結具eが牽引ワイヤhにて連結されて
いる。iはファイバスコープである。
【0004】しかして、この首振構造体は、図13に示す
ように、首振りさせる側の形状記憶合金製の引張りコイ
ルバネfに通電して加熱することにより、引張りコイル
バネfが形状回復動作して縮み、それによって牽引ワイ
ヤhが引張られて先端側の首振り部jが首振りする。通
電停止後、形状記憶合金製の引張りコイルバネfは放熱
してそれ自体では伸長することはできないが、バイアス
用の引張りコイルバネgの引張力により、縮んだ引張り
コイルバネfが引張られて(図12の)形状回復前の初期
状態に戻り、首振り部jが真直な初期状態に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の首振構造体では、形状記憶合金製の引張りコイルバ
ネfとバイアス用の引張りコイルバネgとを直列に配置
して、コイルアクチュエータdを構成した構造であるた
め、全体としての長さ寸法Lが過大になっていた。
【0006】そこで、本発明は、コンパクト化を図るこ
とができるコイルアクチュエータ、及び首振構造体を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るコイルアクチュエータは、加熱する
ことにより形状回復動作する形状記憶合金製の引張りコ
イルバネの螺旋隙間部に、バイアス用の圧縮コイルバネ
を嵌込んで、拮抗状態として形成したものである。
【0008】また、バイアス用の引張りコイルバネの螺
旋隙間部に、加熱することにより形状回復動作する形状
記憶合金製の圧縮コイルバネを嵌込んで、拮抗状態とし
て形成したものである。
【0009】また、本発明に係る首振構造体は、先端保
持具にて先端が固定されると共に、基端保持具にて基端
が固定された平行な複数本のコイルアクチュエータを備
え、各々の該コイルアクチュエータが、加熱することに
より形状回復動作する形状記憶合金製の引張りコイルバ
ネの螺旋隙間部に、バイアス用の圧縮コイルバネを嵌込
んで、拮抗状態として形成されたものである。
【0010】また、先端保持具にて先端が固定されると
共に、基端保持具にて基端が固定された平行な複数本の
コイルアクチュエータを備え、各々の該コイルアクチュ
エータが、バイアス用の引張りコイルバネの螺旋隙間部
に、加熱することにより形状回復動作する形状記憶合金
製の圧縮コイルバネを嵌込んで、拮抗状態として形成さ
れたものである。
【0011】また、コイルアクチュエータの孔部に、座
屈防止用の可撓線材を挿通させたものである。また、コ
イルアクチュエータを挿通する孔部を有する複数個の節
輪体を、先端保持具と基端保持具の間に配設すると共
に、引張りコイルバネ又は圧縮コイルバネの外径寸法
を、上記節輪体の孔部の内径寸法よりも僅かに大として
圧入し、各節輪体のずれ防止を施したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0013】図1は、本発明に係る首振構造体の実施の
一形態を示す。この首振構造体Gは、例えば、血管や内
蔵等に挿入して身体の検査や手術を行うための内視鏡に
使用されるものであり、先端保持具1にて先端が固定さ
れると共に基端保持具2にて基端が固定された、平行な
複数本の(本発明の)コイルアクチュエータ3,3を備
えている。
【0014】このコイルアクチュエータ3は、図2〜図
4に示すように、加熱することにより形状回復動作する
形状記憶合金製の引張りコイルバネ4と、バイアス用の
圧縮コイルバネ5と、から成り、引張りコイルバネ4の
螺旋隙間部に、圧縮コイルバネ5を嵌込んで、拮抗状態
として形成している。つまり、引張りコイルバネ4と圧
縮コイルバネ5とを、縮み代Wをもって相互にねじ込ん
で、一本化(一体化)したコイルアクチュエータ3を形
成している。
【0015】ところで、バイアス用の圧縮コイルバネ5
としては、超弾性合金製のものが好ましく、場合によっ
ては───塑性変形を伴わない程度に弾性変形すれば十
分な場合───SUS等の金属製のものであっても良い
が、拮抗状態に於て、引張りコイルバネ4よりも硬いバ
ネ状態とされる。なお、本実施の形態では、圧縮コイル
バネ5は引張りコイルバネ4よりも大径とされている。
【0016】また、コイルアクチュエータ3に於て、引
張りコイルバネ4と圧縮コイルバネ5はピッチの開いた
状態(密巻きでない状態)とされており、上述したよう
に所定の縮み代Wが確保されている。なお、駆動する際
に引張りコイルバネ4と圧縮コイルバネ5で発生する摩
擦抵抗を低減するために、潤滑油等を使用するも良い。
【0017】しかして、このコイルアクチュエータ3
は、その形状記憶合金製の引張りコイルバネ4に通電等
の方法で加熱すれば、図5に示す初期状態から、図6に
示す短縮状態となる。即ち、加熱された引張りコイルバ
ネ4による形状回復動作時の縮む力が、圧縮コイルバネ
5の伸びる方向の弾発力を上回ることによりピッチが縮
小し、コイルアクチュエータ3全体として縮む。
【0018】図1にもどって、このように構成されたコ
イルアクチュエータ3は、首振構造体Gの先端側の首振
り部6に平行に一対設けられている。即ち、所定長さ寸
法L 1 の首振り部6は、上述の先端保持具1と、基端保
持具2と、一対のコイルアクチュエータ3,3を備える
と共に、各コイルアクチュエータ3,3を挿通する孔部
7,7(図8参照)を有する複数個の節輪体8…が、先
端保持具1と基端保持具2の間に等間隔に配設されてい
る。
【0019】このとき、図1と図8に示すように、コイ
ルアクチュエータ3の圧縮コイルバネ5の外径寸法は、
節輪体8の孔部7の内径寸法よりも僅かに大きく設定さ
れており、圧縮コイルバネ5を孔部7に圧入することに
より、各節輪体8…のずれ防止を施して等間隔に保持す
るようにしている。
【0020】また、首振構造体Gに於て、首振り部6の
基端側には、基端が保持部材9に固定された平行な一対
の補助引張りコイルバネ10,10が設けられると共に、各
コイルアクチュエータ3,3の孔部及び基端保持具2の
孔部に、座屈防止用の可撓線材11,11(例えばワイヤロ
ープ)が挿通されており、可撓線材11の先端を先端保持
具1に固定すると共に、可撓線材11の基端を補助引張り
コイルバネ10の先端に連結具12を介して取付けている。
即ち、首振り部6よりも基端側に、所定長さ寸法L2
補助牽引部15が設けられ、首振構造体G全体としては所
定寸法Lとされている。
【0021】ところで、上記補助引張りコイルバネ10
は、具体的には、加熱することにより形状回復動作する
形状記憶合金製のものから成り、通電等により加熱する
と形状回復動作して短縮する。また、13はファイバスコ
ープであり、首振り部6に於て、先端保持具1、各節輪
体8…及び基端保持具2の中間孔部14に挿通保持され
る。
【0022】次に、この首振構造体Gの作用を説明する
と、図1と図5に示すように、非通電状態(非加熱状
態)では、一方側のコイルアクチュエータ3及び補助引
張りコイルバネ10の力と、他方側のコイルアクチュエー
タ3及び補助引張りコイルバネ10の力のバランスがとれ
ており、首振構造体G全体が真直に維持される。
【0023】この真直状態から、首振りさせる側(弯曲
させる側)のコイルアクチュエータ3の引張りコイルバ
ネ4と補助引張りコイルバネ10とに通電加熱して形状回
復動作させると、図6と図7に示すように、引張りコイ
ルバネ4が縮んでコイルアクチュエータ3全体として基
端保持具2側へ引張力F1 で縮み、かつ、補助引張りコ
イルバネ10が保持部材9側へ縮んで可撓線材11が引張力
2 で牽引されることにより、首振り部6が弯曲して
(矢印A方向に)首振りする。つまり、コイルアクチュ
エータ3の引張力F1 と補助引張りコイルバネ10の補助
的な引張力F2 が合成されて首振り部6が首を振る。
【0024】このとき、図8で説明したように、圧縮コ
イルバネ5が各節輪体8の孔部7に圧入されているた
め、各節輪体8…はコイルアクチュエータ3に対して位
置ずれすることが無く、さらに、可撓線材11によりコイ
ルアクチュエータ3の座屈が防止される。
【0025】そして、首振り部6の首振動作後に通電
(加熱)を止めると、形状記憶合金製の引張りコイルバ
ネ4及び補助引張りコイルバネ10は放熱してそれ自体で
は初期状態に戻ることはできないが、圧縮された圧縮コ
イルバネ5の伸びる方向に復元しようとする弾発力によ
り、図1と図5に示す如く、コイルアクチュエータ3が
初期状態まで伸長し、かつ、可撓線材11にて補助引張り
コイルバネ10が引張られて初期状態まで伸長し、それに
よって首振り部6が矢印A方向と逆方向に首振りして、
全体として真直状態に戻る。
【0026】ところで、このように構成された本発明の
首振構造体Gは、上記補助牽引部15(補助引張りコイル
バネ10,10)を省略するも良い(図9参照)。従ってこ
の場合、首振構造体Gの長さ寸法Lをさらに小さくで
き、よりコンパクト化することができる。なお、この首
振構造体Gでは、通電加熱するとコイルアクチュエータ
3のみの引張力F1 にて首振り部6が弯曲して(矢印A
方向に)首振りし、通電加熱を停止すると(上述と同様
に)圧縮コイルバネ5の復元力によって真直状態に戻
る。
【0027】次に、図9は、本発明の首振構造体の他の
実施の形態を示し、この首振構造体Gは、上述の如く補
助牽引部15(図7参照)が省略された短い構造のもので
あって、図10に示すコイルアクチュエータ3(他の実施
の形態)を使用して構成されている。即ち、このコイル
アクチュエータ3は、バイアス用の引張りコイルバネ16
の螺旋隙間部に、加熱することにより形状回復動作する
形状記憶合金製の圧縮コイルバネ17を嵌込んで、拮抗状
態として形成されている。つまり、引張りコイルバネ16
と圧縮コイルバネ17とを、縮み代W′をもって相互にね
じ込んで、一本化(一体化)したコイルアクチュエータ
3を形成している。
【0028】ところで、バイアス用の引張りコイルバネ
16としては、超弾性合金製のものが好ましいが、場合に
よっては───塑性変形を伴わない程度に弾性変形すれ
ば十分な場合───SUS等の金属製のものであっても
良い。このとき、圧縮コイルバネ17は引張りコイルバネ
16よりも大径とされている。また、引張りコイルバネ16
と圧縮コイルバネ17はピッチの開いた状態(密巻きでな
い状態)とされており、形成されたコイルアクチュエー
タ3に所定寸法の縮み代W′を確保している。なお、駆
動する際に引張りコイルバネ16と圧縮コイルバネ17で発
生する摩擦抵抗を低減するために、潤滑油等を使用する
も良い。
【0029】しかして、このコイルアクチュエータ3
は、その形状記憶合金製の圧縮コイルバネ17に通電等の
方法で加熱すれば、図10に示す初期状態から、図11に示
す伸長状態となる。即ち、加熱された引張りコイルバネ
4による形状回復動作時の伸びる力が、引張りコイルバ
ネ16の縮む方向の弾発力を上回ることによりピッチが拡
大し、コイルアクチュエータ3全体として伸びる。
【0030】従って、図9と図11に示すように、首振り
させる側と反対側のコイルアクチュエータ3の圧縮コイ
ルバネ17に通電加熱して形状回復動作させると、圧縮コ
イルバネ17が伸びてコイルアクチュエータ3全体として
先端保持具1側へ押圧力F3で伸長し、首振り部6が弯
曲して(矢印A方向に)首振りする。つまり、コイルア
クチュエータ3に縮み代W′を設けたことにより、一方
のコイルアクチュエータ3が伸びたときに他方のコイル
アクチュエータ3が幾分縮んで、首振り部6が弯曲可能
となる。
【0031】そして、首振り部6の首振動作後に通電加
熱を停止すると、形状記憶合金製の圧縮コイルバネ17は
放熱してそれ自体では初期状態に戻ることはできない
が、伸ばされた引張りコイルバネ16の縮む方向に復元し
ようとする弾発力により、図10(及び図1参照)の如
く、コイルアクチュエータ3が初期状態まで縮み、それ
によって首振り部6が矢印A方向とは逆方向に首振りし
て、全体として真直状態に戻る。
【0032】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、本実施の形態では、コイルアクチュエー
タ3の圧縮コイルバネ5(17)の外径寸法を、引張りコ
イルバネ4(16)の外径寸法よりも大きくした場合を例
示したが、その逆とするも良い。この場合、引張りコイ
ルバネ4(16)の外径寸法を、節輪体8の孔部7の内径
寸法よりも僅かに大きく設定して、引張りコイルバネ4
(16)を孔部7に圧入して各節輪体8…のずれ防止を行
う。
【0033】また、本実施の形態では、コイルアクチュ
エータ3の引張りコイルバネ4(16)と圧縮コイルバネ
5(17)をほぼ等しい長さ寸法とし、その両方を各節輪
体8…の孔部7…に挿通させた場合を例示したが、先端
保持具1と各節輪体8…と基端保持具2の間に大径の圧
縮コイルバネ5(17)を複数配設したコイルアクチュエ
ータ3、又は先端保持具1と各節輪体8…と基端保持具
2の間に大径の引張りコイルバネ4(16)を複数配設し
たコイルアクチュエータ3であっても良い。
【0034】また、コイルアクチュエータ3の形状記憶
合金製の引張りコイルバネ4(又は圧縮コイルバネ17)
は、直接通電加熱して形状回復動作させても、あるいは
バイアス用の圧縮コイルバネ5(又は引張りコイルバネ
16)を通電加熱することにより間接的に加熱して形状回
復動作させても良い。また、コイルアクチュエータ3は
周方向等間隔に3本以上設けるも自由である。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0036】(請求項1によれば)加熱により短縮する
と共に放熱して伸長する2方向性動作を有し、かつ、長
さ寸法が大幅に縮小したコンパクトなコイルアクチュエ
ータを得ることができる。また、構造が簡単であり、作
製も容易である。
【0037】(請求項2によれば)加熱により伸長する
と共に放熱して短縮する2方向性動作を有し、かつ、長
さ寸法が大幅に縮小したコンパクトなコイルアクチュエ
ータを得ることができる。また、構造が簡単であり、作
製も容易である。
【0038】(請求項3によれば)加熱により短縮する
と共に放熱して伸長する2方向性動作を有し、かつ、長
さ寸法が大幅に縮小したコンパクトなコイルアクチュエ
ータ3,3を使用することによって、従来の首振構造体
に比して全体を大幅にコンパクト化(短縮化)すること
ができる。また、コイルアクチュエータ3は1本ものな
ので、接点は先端保持具1と基端保持具2との2箇所で
済み、通電加熱でコイルアクチュエータ3を駆動させる
場合の配線部分を最低限にすることができる。
【0039】(請求項4によれば)加熱により伸長する
と共に放熱して短縮する2方向性動作を有し、かつ、長
さ寸法が大幅に縮小したコンパクトなコイルアクチュエ
ータ3,3を使用することによって、従来の首振構造体
に比して全体を大幅にコンパクト化(短縮化)すること
ができる。また、コイルアクチュエータ3は1本ものな
ので、接点は先端保持具1と基端保持具2との2箇所で
済み、通電加熱でコイルアクチュエータ3を駆動させる
場合の配線部分を最低限にすることができる。
【0040】(請求項5によれば)コイルアクチュエー
タ3が繰り返し駆動しても、可撓線材11にて確実に座屈
を防止することができる。従って、座屈による故障が無
く、所定の曲がり度合いで正確かつ繰り返し首振り動作
することができる。
【0041】(請求項6によれば)複数個の節輪体8…
によって曲げ剛性を大きくした構造とすることができ
る。また、引張りコイルバネ4(16)又は圧縮コイルバ
ネ5(17)の外径寸法を、節輪体8の孔部7の内径寸法
よりも僅かに大きくして圧入しているため、溶接や接着
を要することなく各節輪体8…のずれ防止を行って等間
隔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の首振構造体の実施の一形態を示す拡大
内部説明図である。
【図2】形状記憶合金製の引張りコイルバネを示す拡大
正面図である。
【図3】バイアス用の圧縮コイルバネを示す拡大正面図
である。
【図4】本発明のコイルアクチュエータの実施の一形態
を示す拡大正面図である。
【図5】非通電状態におけるコイルアクチュエータの初
期状態を示す説明図である。
【図6】通電加熱状態におけるコイルアクチュエータの
形状回復動作を示す説明図である。
【図7】首振構造体の首振り状態を示す作用説明図であ
る。
【図8】節輪体の孔部に挿通されたコイルアクチュエー
タを示す要部拡大断面図である。
【図9】首振構造体の他の実施の形態を示す首振り状態
の作用説明図である。
【図10】コイルアクチュエータの他の実施の形態を示す
非通電状態の拡大正面図である。
【図11】通電加熱状態におけるコイルアクチュエータの
形状回復動作を示す説明図である。
【図12】従来例を示す簡略構成説明図である。
【図13】首振り状態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 先端保持具 2 基端保持具 3 コイルアクチュエータ 4 引張りコイルバネ 5 圧縮コイルバネ 7 孔部 8 節輪体 11 可撓線材 16 引張りコイルバネ 17 圧縮コイルバネ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱することにより形状回復動作する形
    状記憶合金製の引張りコイルバネの螺旋隙間部に、バイ
    アス用の圧縮コイルバネを嵌込んで、拮抗状態として形
    成したことを特徴とするコイルアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 バイアス用の引張りコイルバネの螺旋隙
    間部に、加熱することにより形状回復動作する形状記憶
    合金製の圧縮コイルバネを嵌込んで、拮抗状態として形
    成したことを特徴とするコイルアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 先端保持具にて先端が固定されると共
    に、基端保持具にて基端が固定された平行な複数本のコ
    イルアクチュエータを備え、各々の該コイルアクチュエ
    ータが、加熱することにより形状回復動作する形状記憶
    合金製の引張りコイルバネの螺旋隙間部に、バイアス用
    の圧縮コイルバネを嵌込んで、拮抗状態として形成され
    たことを特徴とする首振構造体。
  4. 【請求項4】 先端保持具にて先端が固定されると共
    に、基端保持具にて基端が固定された平行な複数本のコ
    イルアクチュエータを備え、各々の該コイルアクチュエ
    ータが、バイアス用の引張りコイルバネの螺旋隙間部
    に、加熱することにより形状回復動作する形状記憶合金
    製の圧縮コイルバネを嵌込んで、拮抗状態として形成さ
    れたことを特徴とする首振構造体。
  5. 【請求項5】 コイルアクチュエータの孔部に、座屈防
    止用の可撓線材を挿通させた請求項3又は4記載の首振
    構造体。
  6. 【請求項6】 コイルアクチュエータを挿通する孔部を
    有する複数個の節輪体を、先端保持具と基端保持具の間
    に配設すると共に、引張りコイルバネ又は圧縮コイルバ
    ネの外径寸法を、上記節輪体の孔部の内径寸法よりも僅
    かに大として圧入し、各節輪体のずれ防止を施した請求
    項3、4又は5記載の首振構造体。
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