JP2001123595A - 伸縮目地材 - Google Patents

伸縮目地材

Info

Publication number
JP2001123595A
JP2001123595A JP30377399A JP30377399A JP2001123595A JP 2001123595 A JP2001123595 A JP 2001123595A JP 30377399 A JP30377399 A JP 30377399A JP 30377399 A JP30377399 A JP 30377399A JP 2001123595 A JP2001123595 A JP 2001123595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
cap member
joint material
fixed
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30377399A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Onozuka
勝洪 小野塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakusui Corp
Original Assignee
Hakusui Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakusui Corp filed Critical Hakusui Corp
Priority to JP30377399A priority Critical patent/JP2001123595A/ja
Publication of JP2001123595A publication Critical patent/JP2001123595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯材に被着したキャップ部材が外れ難い伸縮
目地材を提供する。 【解決手段】 躯体に固定する芯材2にキャップ部材3
を被着して形成する伸縮目地材1において、キャップ部
材3は、天板部31から垂下する側壁部32を有すると
共に、該側壁部32の下縁に側方へ突出する係止部33
を有しており、このキャップ部材3を躯体に台座部材5
を介して固定した芯材2に被着して、上記係止部33に
係止する係止縁41及び芯材2に打ち込むための釘状部
43を備える留め具4を、芯材2の両側に適宜間隔で設
けて、前記キャップ部材3を止着するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の屋上等
の保護コンクリート層に埋設し、コンクリートの伸縮に
よって亀裂が発生するのを防止する伸縮目地材に関し、
特に芯材に被着するキャップ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、屋上等に保護コンクリー
ト層を形成するには、スラブコンクリートの上面に防水
層を設け、該防水層の上面にコンクリートを打設して行
っているが、日射や季節の変化に伴う温度変化により、
コンクリートに膨張、収縮による亀裂が無数に発生する
ので、亀裂の発生を防止するために伸縮目地材を適当な
間隔でマス目状に埋設しなければならない。そこで、従
来の伸縮目地材は、例えば、発泡合成樹脂や軟質ゴム等
で成形した長尺な弾性を有する芯材をスラブの上面に配
置し、この弾性材の上部に、硬質または半硬質の合成樹
脂、ゴム等で成形したキャップ材を被着した構成であ
り、各保護コンクリート層を確実に断絶させることがで
きるので、伸縮に伴う亀裂の発生を防止することを可能
にするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
伸縮目地材において、芯材に被着するキャップ部材は、
芯材に単に被せたり、キャップ部材が備える僅かな弾性
によって嵌着されている程度であるため、外れ易かっ
た。外れたキャップ部材は再び被着しなければならない
し、外れないまでも浮き上がると、目地の高さが不揃い
になってしまい、体裁を損なってしまう。本発明は上記
に鑑み提案されたもので、芯材に被着したキャップ部材
が外れ難い伸縮目地材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明は、躯体に固定する芯材に
キャップ部材を被着して形成する伸縮目地材において、
キャップ部材は、天板部から垂下する側壁部を有すると
共に、該側壁部の下縁に側方へ突出する係止部を有して
おり、このキャップ部材を躯体に固定した芯材に被着し
て、上記係止部に係止する係止縁及び芯材に打ち込むた
めの釘状部を備える留め具を、芯材の両側に適宜間隔で
設けて、前記キャップ部材を止着するようにした伸縮目
地材である。請求項2に記載した発明は、請求項1の構
成に加えて、芯材を台座部材を介して躯体に固定する乾
式とした伸縮目地材である。請求項3に記載した発明
は、請求項1の構成に加えて、芯材をモルタルにより躯
体に固定する湿式とした伸縮目地材である。請求項4に
記載した発明は、請求項1ないし3の何れかの構成に加
えて、留め具に複数の針状部を設けると共に、各針状部
の基端部分に間隔保持部を設けた伸縮目地材である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施形態
について説明する。コンクリート躯体の基礎となるスラ
ブコンクリートの上面には防水層等が適宜に形成され、
これらの下地面(図示せず)の上に、本発明に係る伸縮
目地材1を配設する。
【0006】本発明に係る伸縮目地材1は、芯材2と、
この芯材2の上端部に被着するキャップ部材3と、該キ
ャップ部材3を固定する留め具4と、からなる。尚、図
示の実施形態では、芯材2を台座部材5で躯体に構成す
る所謂乾式工法の場合を示しているが、モルタルを用い
て芯材2を躯体に固定する所謂湿式工法であっても同様
に適用できる。
【0007】台座部材5は、目地方向に芯材2を受け入
れる嵌合溝51を有する長尺な部材で、例えばスチロー
ル等の合成樹脂、木材、或いはアルミニウム等の金属材
など、適宜な材質よりなる。
【0008】芯材2は、目地間隔となる厚さ、例えば2
0,25,30,40mm等、適宜な厚さと、保護コン
クリート層の深さに対応する高さとを有した板状の長尺
な長尺部材である。この芯材2は、例えば、スチロール
や、ゴム型材、発泡材、等からなり、耐圧に対抗できる
ものでもよいし、弾性を有するものであってもよく、所
望に応じて材質を適宜選択できる。
【0009】上記した芯材2の上端部分21には、当該
芯材2の上端部分21を保護すると共にコンクリートと
の定着を良好にして伸縮目地材1とコンクリートとの間
に隙間が生じないように、キャップ部材3を被着する。
【0010】このキャップ部材3は、天板部31の両側
縁31′から若干内側に入った位置から側壁部32が垂
下し、更に図示の実施形態では、側壁部32の下縁に断
面L字状の係止部33が左右対称に設けてある。また、
上記天板部31の下面に長手方向に沿って2条のリブ3
4が形成してあり、芯材2の天端部22に当接するよう
になっている。更に、天板部31の両側縁31′を若干
上方に突出させているため、コテ切りが良好になってい
る。
【0011】上記キャップ部材3は、ポリプロピレンや
合成ゴム等の成型品を用いることができる。また、硬質
塩化ビニルにより基体を成型し、この基体の上面に高分
子合成ゴムのテープ材を貼設するとと共に、側壁部32
に非硫化ブチルゴムのテープ材を添設して構成してもよ
い。即ち、用途に応じて形状及び材質を適宜に選択決定
する。
【0012】そして、本発明では、上記したキャップ部
材3を、留め具4によって芯材2に固定する。即ち、留
め具4は、上記キャップ部材3の係止部33に係止する
ように内向きに延出する係止縁41を、基板部42の上
縁に備えている。また、基板部42の内側面には、複数
の、図示の実施形態では、3本の釘状部43が突設して
あり、この釘状部43を芯材2に打ち込んで固定するよ
うになっている。
【0013】更に、図示の実施形態においては、釘状部
43の基端部分の下側に、キャップ部材3の係止部33
の厚みに相当する間隔保持部44を設けている。即ち、
この間隔保持部44の端面が芯材2の外側面に当接する
ことで、係止部33が存在していても、基板部42を芯
材2と平行に保ち、押えコンクリートの側圧が加わって
も、留め具4が斜めにならないように構成している。ま
た、この間隔保持部44は、釘状部43の補強リブとし
ても機能する。更に、各釘状部43の先端付近には、抜
け止めのリング状部45が複数形成してある。尚、上記
のような留め具4は、合成樹脂によって、適宜に成型で
きる。
【0014】上記のような本発明に係る伸縮目地材1の
施工法を簡単に説明すると、先ず、所望の位置に墨出す
る。次に、台座部材5の底面部に添設しておいた両面テ
ープ(図示せず)の剥離紙を剥がし、墨に合わせて固定
する。
【0015】上記のようにして固定した台座部材5の嵌
合溝51に、芯材2を嵌入させる。そして、この芯材2
の上端部分21にキャップ部材3を被着する。そして、
キャップ部材3の係止部33に留め具4の係止縁41を
係止させながら、釘状部43を芯材2の側面に打ち込ん
で固定する。尚、キャップ部材3を被着した状態の芯材
2を台座部材5の嵌合溝51に嵌入させるようにしても
よい。また、キャップ部材3を被着する深さを変えるこ
とで、目地材の高さを調整可能である。
【0016】上記のようにしてキャップ部材3を固定し
た目地材によれば、当該目地材の敷設作業中や保護コン
クリートの打設中、或いは保護コンクリートの側圧によ
ってキャップ部材3が外れることがない。
【0017】以上本発明を図示した実施の形態について
説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更し
ない限り適宜に実施できる。例えば、芯材及びキャップ
部材の形状や材質は適宜に選択できる。
【0018】
【発明の効果】以上要するに本発明は、躯体に固定する
芯材にキャップ部材を被着して形成する伸縮目地材にお
いて、キャップ部材は、天板部から垂下する側壁部を有
すると共に、該側壁部の下縁に側方へ突出する係止部を
有しており、このキャップ部材を躯体に固定した芯材に
被着して、上記係止部に係止する係止縁及び芯材に打ち
込むための釘状部を備える留め具を、芯材の両側に適宜
間隔で設けて、前記キャップ部材を止着するようにした
ので、目地材の敷設作業中やコンクリートの打設中、或
いはコンクリートの側圧によってキャップ部材が外れる
ことがない伸縮目地材を提供することができ、実用的価
値が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伸縮目地材の斜視説明図である。
【図2】本発明に係る伸縮目地材の断面説明図である。
【符号の説明】
1 伸縮目地材 2 芯材 3 キャップ部材 4 留め具 5 台座部材 21 上端部分 22 天端部 31 天板部 31′ 側縁 32 側壁部 33 係止部 34 リブ 41 係止縁 42 基板部 43 釘状部 44 間隔保持部 45 リング状部 51 嵌合溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体に固定する芯材にキャップ部材を被
    着して形成する伸縮目地材において、 キャップ部材は、天板部から垂下する側壁部を有すると
    共に、該側壁部の下縁に側方へ突出する係止部を有して
    おり、 このキャップ部材を躯体に固定した芯材に被着して、上
    記係止部に係止する係止縁及び芯材に打ち込むための釘
    状部を備える留め具を、芯材の両側に適宜間隔で設け
    て、前記キャップ部材を止着するようにしたことを特徴
    とする伸縮目地材。
  2. 【請求項2】 芯材を台座部材を介して躯体に固定する
    乾式とした請求項1に記載の伸縮目地材。
  3. 【請求項3】 芯材をモルタルにより躯体に固定する湿
    式とした請求項1に記載の伸縮目地材。
  4. 【請求項4】 留め具に複数の針状部を設けると共に、
    各針状部の基端部分に間隔保持部を設けた請求項1ない
    し2の何れかに記載の伸縮目地材。
JP30377399A 1999-10-26 1999-10-26 伸縮目地材 Pending JP2001123595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30377399A JP2001123595A (ja) 1999-10-26 1999-10-26 伸縮目地材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30377399A JP2001123595A (ja) 1999-10-26 1999-10-26 伸縮目地材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001123595A true JP2001123595A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17925121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30377399A Pending JP2001123595A (ja) 1999-10-26 1999-10-26 伸縮目地材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001123595A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103215891A (zh) * 2013-04-22 2013-07-24 中铁四局集团有限公司 一种预留防撞护栏伸缩缝、变形缝的制作工艺
CN105755954A (zh) * 2016-02-22 2016-07-13 中国水利水电第十工程局有限公司 一种互通式清水混凝土防撞护栏的施工工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103215891A (zh) * 2013-04-22 2013-07-24 中铁四局集团有限公司 一种预留防撞护栏伸缩缝、变形缝的制作工艺
CN105755954A (zh) * 2016-02-22 2016-07-13 中国水利水电第十工程局有限公司 一种互通式清水混凝土防撞护栏的施工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5836572A (en) Method for constructing an outdoor structure such as a gate post, gate wing, or fence
US3802140A (en) Coping
JP3737117B2 (ja) コンクリート型枠のための対象物ブラケットホルダ
JP2001123595A (ja) 伸縮目地材
JP2001123594A (ja) 目地切材
JP2001227079A (ja) 伸縮目地材
JP2546289Y2 (ja) 屋上パラペットの廻り部材
JPH07300808A (ja) プラスチック製床材
JPS585775Y2 (ja) 面戸
JPH07582Y2 (ja) ユニットパネル
JPH0549930U (ja) 屋上パラペットの廻り部材
JPH0610021Y2 (ja) 屋上施工用断熱マット
JPH0631036Y2 (ja) 目地材
JPH0549929U (ja) 屋上パラペットの廻り部材
JP3438122B2 (ja) 棟葺き材
JPS6347239Y2 (ja)
JPH0122845Y2 (ja)
JPH0748823Y2 (ja) 水切り板
JP2683905B2 (ja) 壁面板と壁面下地との接合構造
JPH0736984Y2 (ja) 水切板
JP2004316363A (ja) 面戸部の防水工法及び防水構造
JPH035621Y2 (ja)
JPH04134306U (ja) 外壁材の縦目地ジヨイナー
JPH0712527Y2 (ja) 建築用仕上材片およびその接合構造
JPH0728298Y2 (ja) タイル及びタイルが貼られた壁

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02