JP2001123520A - グリーストラップ装置 - Google Patents

グリーストラップ装置

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JP2001123520A
JP2001123520A JP30879199A JP30879199A JP2001123520A JP 2001123520 A JP2001123520 A JP 2001123520A JP 30879199 A JP30879199 A JP 30879199A JP 30879199 A JP30879199 A JP 30879199A JP 2001123520 A JP2001123520 A JP 2001123520A
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polluted water
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contaminated water
tank
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Shigehiko Takeda
滋彦 竹田
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment
    • Y02A20/204Keeping clear the surface of open water from oil spills

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 グリーストラップの槽底上に堆積するスラッ
ジなど堆積物の清掃除去作業を不要とする装置の提供。 【解決手段】 直方体となした槽内の汚濁水流入側に対
し、一定容積の汚濁水流入室を設け、該汚濁水流入室内
に夾雑物やスラッジの捕集具を上方から取り出し自由に
収納すると共に、流入汚濁水は前方側分離室との隔壁上
縁を越流して分離室へ流入し、分離室内で油脂分を分離
されるものとなす。このさい、流入汚濁水の越流する隔
壁位置を、その汚濁水流入口端縁から汚濁水流入管径或
いはU字状溝巾寸法の少なくとも2〜4倍となる箇所に
設けるのであり、また流入汚濁水の越流する隔壁から少
し離れた前方に遮断板を槽底から一定高さ上方位置で、
且つその下端部分が隔壁前面と一定長さ範囲の重なり合
いを生ずるように立設させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油脂類を分解浄化す
るためのグリーストラップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グリーストラップ装置は夾雑物や油脂分
の混在する汚濁水から夾雑物や油脂分を分解除去するた
めのもので、通常は第5図に示す如きものである。即
ち、直方体の槽1’に対し、仕切板2’a,2’bを一
定高さ位置に設けて室A,B,Cの三室に区画し、室A
には夾雑物の収容籠5’を設け、該籠5’内を通過した
汚濁水を槽底から室B内へ流入させ、該室内で油脂分を
浮上分離させるようになすと共に、他は同じく槽底から
室C内へ流入させ、該室内に設けたトラップ管4’を介
して分離清水を外部へ排出するようになすのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置で
は、比較的大きな夾雑物室Aの収容籠5’内に捕捉され
て適宜外部へ取り出すことができるものの、該網籠を通
過する比較的小さな夾雑物やスラッジ6’などは室A,
B,Cの槽底上へ堆積していくのであり、従ってこれが
除去のためには一時的にその使用を止めて槽底上の堆積
物を清掃除去する必要があり、これは比較的頻繁に時間
を掛けて大掛りに行っているのが現状である。本発明
は、上記の清掃問題を必要とせず、またその装置使用を
中断させたりすることのない生産性に優れた装置を提供
せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、直方体となし
た槽内の汚濁水流入側に対し、一定容積の汚濁水流入室
を設け、該汚濁水流入室内に夾雑物やスラッジの捕集具
を上方から取り出し自由に収納すると共に、流入汚濁水
は前方側分離室との隔壁上縁を越流して分離室内へ流入
し、該分離室内で油脂分を分離されるものとなす。
【0005】このさい、汚濁水流入はその流入口端縁か
ら汚濁水流入管径或いはU字状溝巾寸法の少なくとも2
〜4倍となる箇所に設ける。而して、流入汚濁水の越流
する隔壁から少し離れた前方位置には、遮断板を槽底か
ら一定高さ上方位置に立設させ、越流した汚濁水が該遮
断板の下方から油脂分の分離室内へ流入するようになさ
しめる。なお、流入汚濁水が越流する隔壁は、汚濁水流
入口端の下方で汚濁水流入管径或いは同U字状溝巾寸法
の凡そ半分から4倍となる範囲内に、その上縁が位置す
るようになされる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施の一例を図面に基づい
て説明する。図1Aは平面図、同Bは中央縦断面図であ
る。1は直方体の槽本体であり、2は槽壁の片側上方箇
所に設けた汚濁水の流入管である。本発明のグリースト
ラップ装置は該図面から明らかな通り、上記汚濁水の流
入管側の槽内に対し一定容積の汚濁水流入室Aを形成す
るのであり、このさい該室内には図2に示す如き夾雑物
や汚泥などの捕集具3を槽底に到達するように収納し、
適宜把手4を持って上方へ取り出せるようになってい
る。
【0007】本発明に於いて上記汚濁水流入室Aは、流
入した汚濁水が一定距離前方の隔壁5上縁を越流して、
前方の分離室Bへ流入し該室Bで汚濁水に混在する油脂
分が浮上分離されるようにするのであり、本発明者の数
多の実験結果から記載すると、専ら飲食店に設備される
グリーストラップ装置で、即ち汚濁水の流入管口径或い
はU字状溝巾寸法Rを125mm〜300mm、グリー
ストラップ容量を100リットル〜1000リットルと
した標準使用で、前記汚濁水が越流する隔壁5は汚濁水
流入口端eからその管径或いはU字状溝巾寸法Rの少な
くとも2〜4倍、具体的には15cm〜70cmとなる
距離Lに配置させるようになすのであり、また該隔壁5
の上縁fは同じく汚濁水流入口端eの下方へ汚濁水流入
管径或いは同U字状溝巾寸法Rの凡そ半分から4倍とな
る範囲h、具体的には上記実施例下では60mm〜60
0mmの範囲に位置させるものが好結果を得るものとな
った。
【0008】また、汚濁水が越流する隔壁5の少し前方
位置には遮断板6を槽底から一定高さ位置で、且つその
下端部分が隔壁前面と一定長さ範囲の重なり合いを生じ
させるように立設させるのであり、上記実施例下で具体
的にはS=50mm〜250mmの箇所に隔壁5の高さ
方向を凡そ半分程度の重なり合いが生ずるようになして
あり、これにより隔壁5の上縁fを越流する汚濁水は該
遮断板との間を通過してその下端gをくぐることにより
槽底側へ導かれる。そして、油脂分を効率良く時間を掛
けて上方へ向け浮上分離させるようになすのである。
【0009】7はトラップ管であって室Bの端部位置に
設けてあり、油脂分を分離した清澄液はその下方から槽
外へ取り出される。
【0010】本発明に於いて、汚濁室A内に流入する汚
濁水中の夾雑物や汚泥などは、該室内に収納されている
捕集具3によって捕集されるのであり、この具体的構成
は図2の斜視図に示す通りである。即ち夾雑物やスラッ
ジ等は箱体3a上面に蝶番tを介して揺動自在に取付け
た板材3b,3b上を滑って中央のスリット3cから箱
体内に入り、底上へ堆積されるものとなる。而して、該
捕集具3は定期的に図示しない上部の蓋体をあけ、把手
4を持って外部へ取り出して堆積物8の除去を行うので
あるが、該捕集具3の持ち上げにさいし箱体内の汚濁水
は箱体周辺の上方部に穿設した多数の透孔3dから流出
するものとなる。
【0011】本発明では上述の通り、槽本体内に汚濁水
流入側に汚濁室を設け、且つその汚濁水流端から一定距
離及び一定高さ位置に設けた隔壁5(室壁)の上縁から
油脂分を混在する汚濁水のみが越流し、分離室B内へ流
入されるようになすのであり、該分離室B内に於ける槽
底のスラッジ堆積は皆無状態となすことができる。そし
て、流入する汚濁水中の夾雑物やスラッジなどは捕集具
3の箱体内へ堆積されるものとなされることから、これ
を定期的に外部へ取出すだけで装置内の定期的清掃を長
期的に不要とすることのできるものである。
【0012】上記実施例では捕集具3を箱体に形成した
ものについて説明したが、他の実施例として図3に示す
如き捕集具3’となすことも差支えない。図4は該捕集
袋3’を槽本体1内へ装着させたものであって、Aは平
面図、Bは中央断面図である。本図で明らかな通り、捕
集袋3’は方形の上下一対の金属板3’a間に室内容積
に相応する大きさの網袋3’bを挟持して、ネジ止め
3’cを行い且つ該金属板3’aを槽内の汚濁水流口端
付近に設けた係止金具7a,7b上に係止して吊下げ状
に保持させるのである。
【0013】本実施例に於いて上記網袋3’bは上方部
を比較的粗目のものとなして、流入汚濁水が該網目を通
って隔壁5の上縁を円滑に越流可能となされるのであ
り、これに対し下方部は密にしてスラッジ類の捕捉が完
全に行われるようになしてある。なお、3’dは持上げ
用の把手である。本例の採用では捕集具3’を上方へ取
出したさい、取付け金属板3’aから網袋3’bを取出
したさい、該網袋3b内の夾雑物や堆積スラッジを移し
替えたりすることなく、即ちそのまま袋締めして廃棄処
分を可能とするメリットがある。勿論、移し替えて再使
用することも差支えない。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成するものであっ
て、本発明によれば槽底全体に於けるスラッジの堆積は
殆ど皆無状態となすことができる。従って、従来比較的
頻繁に行っていたグリーストラップの清掃作業の省減化
に寄与すること大ならしめるのであり、また汚濁室で捕
集する夾雑物やスラッジの除去や廃棄も迅速且つ簡便に
行うことのできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一例を示すものでAは平面図、B
は中央断面図である。
【図2】図1で使用する捕集具の斜視図である。
【図3】捕集具の他の例を示す斜視図である。
【図4】上記捕集具を装着したグリーストラップ装置を
示すものでAは平面図、Bは中央断面図である。
【図5】従来装置を示すものでAは平面図、Bは中央断
面図である。
【符号の説明】
1 槽本体 2 汚濁水流入管 3,3’ 捕集具 5 隔壁 6 遮断板 7 トラップ管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月28日(1999.12.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、直方体となし
た槽内に隔壁を立設して汚濁水流入室と分離室に区分
し、流入汚濁水が上記隔壁上縁を越流して分離室内へ流
入し、該分離室内で油脂分を分離されるものとなす。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体となした槽内の汚濁水流入側に対
    し、一定容積の汚濁水流入室を設け、該汚濁水流入室内
    に夾雑物やスラッジの捕集具を上方から取り出し自由に
    収納すると共に、流入汚濁水は前方側分離室との隔壁上
    縁を越流して分離室へ流入し、分離室内で油脂分を分離
    されるものとなした構成を特徴とするグリーストラップ
    装置
  2. 【請求項2】 流入汚濁水の越流する隔壁位置を、その
    汚濁水流入口端縁から汚濁水流入管径或いはU字状溝巾
    寸法の少なくとも2〜4倍となる箇所に設けることを特
    徴とした請求項1記載のグリーストラップ装置。
  3. 【請求項3】 流入汚濁水の越流する隔壁から少し離れ
    た前方に遮断板を槽底から一定高さ上方位置で、且つそ
    の下端部分が隔壁前面と一定長さ範囲の重なり合いを生
    ずるように立設させたことを特徴とする請求項1又は2
    記載のグリーストラップ装置。
  4. 【請求項4】 流入汚濁水が越流する隔壁は、汚濁水流
    入口端の下方で汚濁水流管径或いはU字状溝巾寸法の凡
    そ半分から4倍となる範囲内に、その上縁が位置するよ
    うなされていることを特徴とした請求項1,2又は3記
    載のグリーストラップ装置。
JP30879199A 1999-10-29 1999-10-29 グリーストラップ装置 Pending JP2001123520A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184163A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Hiroshi Takemura 食品廃液の処理装置
JP2017190655A (ja) * 2016-04-16 2017-10-19 ホーコス株式会社 阻集器
CN113045067A (zh) * 2021-03-29 2021-06-29 江西清绿环保有限公司 一种农村生活污水环形生态沟净化系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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