JP2001123411A - 結合材散布車 - Google Patents

結合材散布車

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JP2001123411A
JP2001123411A JP30750399A JP30750399A JP2001123411A JP 2001123411 A JP2001123411 A JP 2001123411A JP 30750399 A JP30750399 A JP 30750399A JP 30750399 A JP30750399 A JP 30750399A JP 2001123411 A JP2001123411 A JP 2001123411A
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spray
vehicle
binder
bars
pair
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JP30750399A
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English (en)
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Norio Meshida
紀雄 召田
Akira Ito
亮 伊藤
Akio Ishii
明夫 石井
Kazuyoshi Sato
和良 佐藤
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Niigata Engineering Co Ltd
Nichireki Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
Nichireki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスファルトやアスファルト乳剤などの瀝青
材料や、樹脂などからなる結合材を、複数種類、任意に
変更可能な散布幅で、均一に散布することができる結合
材散布車を提供することを課題とする。 【解決手段】 それぞれ独立して操作可能な開閉弁を備
えた複数個のスプレーノズルがそれぞれ取り付けられた
左右一対のスプレーバーを少なくとも1対以上、各スプ
レーバーの軸方向を揃えて車両幅方向に平行に、かつ、
車両後輪よりも後方に搭載すると共に、左右一対のスプ
レーバーが、車両前後方向から見て互いに重なり合い左
右一対のスプレーバー全体として車両幅方向の長さが最
も短い収縮位置と、互いに相対的に移動して左右一対の
スプレーバー全体としての車両幅方向の長さが最も長い
拡張位置との間で、車両幅方向に相対的に移動可能であ
る結合材散布車を提供することによって上記課題を解決
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結合材散布車に関
し、詳しくは、アスファルトやアスファルト乳剤などの
結合材を、複数種類、任意の施工幅で散布することがで
きる結合材散布車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路舗装を構築するに際し、プライムコ
ートやタックコートとして、或いは、褥層の構築や、散
布式表面処理工法、ニート工法などにおいて、アスファ
ルトやアスファルト乳剤などの結合材を、1種類、時に
は複数種類、施工面上に散布することが行われている
が、これまでに知られているアスファルトディストリビ
ューターなどの結合材散布装置は、一度に1種類の結合
材しか散布することができない上に、散布幅の調節を自
由に、かつ、速やかに行うことができないものであっ
た。このように、一度に1種類の結合材しか散布するこ
とができないアスファルトディストリビューターなどの
装置を用いて例えば複数種類の結合材を施工面上に散布
するには、アスファルトディストリビューターなどの装
置を複数回、施工面上を走行させなければならず、作業
効率が悪い上に、2回目以降に走行するアスファルトデ
ィストリビューターのタイヤに先に散布された結合材が
付着するなどして、散布面が乱され、不均一になるとい
う問題があった。また、アスファルトディストリビュー
ターのタイヤに付着した結合材がアスファルトディスト
リビューターの走行によって施工区間以外の路面を汚す
という不都合もあった。
【0003】また、近年、道路は益々広幅員化の傾向に
あるが、その一方で従来のままの狭い幅員の道路も依然
として存在しており、施工現場の状況に応じて、必要と
なる結合材の散布幅も大きく変動することが余儀なくさ
れている。しかしながら、従来のアスファルトディスト
リビューターを用いて散布幅を拡張しようとすると、補
助スプレーバーをその都度、本体のスプレーバーに接続
しなければならず、作業が面倒であると共に、例えば、
施工幅員が順次減少或いは増加する場合や、施工区間内
にマンホールや止水栓等の結合材を散布する必要のない
箇所が存在する場合には、きめ細かな散布幅の調節がで
きず対応できないという欠点があった。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の欠点を解決するために為されたもので、ア
スファルトやアスファルト乳剤などの瀝青材料や、樹脂
などからなる結合材を、1種類若しくは複数種類、任意
に変更可能な散布幅で、均一に散布することができる結
合材散布車を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を、そ
れぞれ独立して操作可能な開閉弁を備えた複数個のスプ
レーノズルがそれぞれ取り付けられた左右一対のスプレ
ーバーを少なくとも1対以上、各スプレーバーの軸方向
を揃えて車両幅方向に平行に、かつ、車両後輪よりも後
方に搭載すると共に、左右一対のスプレーバーが、車両
前後方向から見て互いに重なり合い左右一対のスプレー
バー全体として車両幅方向の長さが最も短い収縮位置
と、互いに相対的に移動して左右一対のスプレーバー全
体としての車両幅方向の長さが最も長い拡張位置との間
で、車両幅方向に相対的に移動可能である結合材散布車
を提供することによって解決するものである。
【0006】本発明の結合材散布車は、左右一対のスプ
レーバーを少なくとも1対以上、場合によっては2対以
上の複数対搭載しているので、1回の散布作業で、1種
類の結合材若しくは複数種類の結合材を同時に施工面上
に散布することが可能である。左右一対のスプレーバー
を複数対搭載する場合には、その数は少なくとも2対以
上であれば良く、3対であっても、また4対、若しくは
それ以上であっても良い。複数対設けられる左右スプレ
ーバーにおいて、スプレーバーの相対的な移動は複数対
の左右スプレーバーにおいて散布幅が常に同じとなるよ
うに互いに連動しているのが望ましく、これにより、散
布される複数種類の結合材の散布幅を個々に調整して一
致させる煩わしさから開放されるという利点がある。ま
た、本発明の結合材散布車においては、それらの左右一
対のスプレーバーが結合材散布車後輪よりも後方に位置
しているので、結合材散布車を進行させながら1種類若
しくは複数種類の結合材の散布を行っても、結合材散布
車のタイヤ等が結合材の散布面上を踏むことがない。
【0007】また、本発明の結合材散布車の好適な一実
施態様においては、左右一対のスプレーバーにおいて、
収縮位置が、左右スプレーバーの軸方向の中心と車両の
幅方向の中心とがほぼ一致する位置であり、左右一対の
スプレーバーの車両幅方向への相対的な移動が、車両の
進行方向に対し直角に、互いに反対方向へ等距離移動す
るものである。左右スプレーバーを車両の進行方向に対
して直角に反対方向に等距離移動させて車両幅よりも外
側に張り出すことによって、バランス良く散布幅を車両
幅よりも拡張することができる。左右一対のスプレーバ
ーの車両幅方向への相対的な移動は、左右スプレーバー
のいずれか一方のみを車両に対し車両幅方向へ移動する
ものであっても良く、その場合には、散布幅の拡張は車
両の片側のみにおいて行われることになる。
【0008】また、本発明の結合材散布車においては、
各スプレーバーに取り付けられた複数個のスプレーノズ
ルにはそれぞれ独立して操作可能な開閉弁が備えられて
いるので、スプレーバーが存在する幅員の全域にわたっ
て結合材を散布することもできるし、そのうちの一部分
だけに結合材を散布したり、一部分だけに結合材を散布
しないということも自在に行うことができる。例えば、
散布幅を結合材散布車の車幅よりも短くすることも可能
であるし、散布幅員内にマンホールや止水栓等の結合材
を散布する必要のない領域が存在する場合には、その領
域に対応するスプレーノズルを閉として、その部分だけ
結合材を散布しないようにすることも可能である。
【0009】本発明の結合材散布車の好適な一実施態様
においては、各左右一対のスプレーバーにおいて、左ス
プレーバーに取り付けられたスプレーノズルと右スプレ
ーバーに取り付けられたスプレーノズルとが車両前後方
向から見て互いに重なる位置にある場合には、その重な
る位置にあるスプレーノズルのうち、いずれか一方のス
プレーノズルは開閉弁を閉として、散布を行わないよう
に操作される。これによって、スプレーノズルが散布幅
員の同一位置に重なって存在する場合にも、その場所だ
け結合材の散布量が不必要に多量になって散布が不均一
となることがない。
【0010】また、本発明の結合材散布車の好適な一実
施態様においては、各スプレーノズルから散布される被
散布材料の被散布面上における散布領域が、車両の前後
方向から見て、同一スプレーバー上で隣接するスプレー
ノズル間で互いに2重以上に重複するように、各スプレ
ーノズル列を構成する複数個のスプレーノズルが配置さ
れている。このように隣接するスプレーノズル間で散布
領域を互いに2重以上、好ましくは3重以上に重複させ
ることによって、個々のスプレーノズルにおける散布量
の不均一性や、スプレーノズル同士の特性のばらつきな
どが有効に相殺されて、より均一な散布を実現できると
いう利点がある。
【0011】更には、本発明の結合材散布車の好適な一
実施態様においては、少なくとも1対の左右スプレーバ
ーにおいて、左右スプレーバーの近傍に、左右スプレー
バーとそれぞれ対をなす一対の左右補助剤用スプレーバ
ーを、スプレーバーの軸方向を揃えて配置すると共に、
その左右補助剤用スプレーバーには、左右スプレーバー
に取り付けられた複数個のスプレーノズルとそれぞれ1
対1に対応する複数個の補助剤用スプレーノズルが取り
付けられている。補助剤とは、左右スプレーバーのスプ
レーノズルから散布される結合材と混じり合って、その
結合材の硬化を調整したり、分解を遅速したりするもの
であって、例えば、結合材がアスファルト乳剤である場
合にはその分解を促進したり遅延させたりする分解補助
剤であり、結合材が二液タイプの硬化樹脂の主剤樹脂で
ある場合にはその硬化剤としての助剤である。このよう
に結合材と共にその硬化剤や分解促進剤又は分解遅延剤
を補助剤として散布することによって、結合材の硬化時
間を短縮或いは調整し、施工時間の短縮や調整に効果が
ある。
【0012】本発明の結合材散布車の好適な一実施態様
においては、各スプレーノズルから散布される被散布材
料の散布量をスプレーバー毎に調節する装置を備えてお
り、これにより、各スプレーバーにおいて散布を行うス
プレーノズルの数が変化した場合でも、各スプレーノズ
ルから常に所定量の被散布材料が散布されるように被散
布材料の散布量を調節することが可能となる上に、本発
明の結合材散布車の進行速度が変化した場合でも、単位
面積当たり常に一定量の被散布材料が施工面上に散布さ
れるように、本発明の結合材散布車の進行速度に応じて
被散布材料の散布量を制御したりすることも可能とな
り、より均一な散布が実現できる。
【0013】なお、本発明の結合材散布車で散布される
結合材としては、例えば、アスファルト、アスファルト
乳剤、樹脂、塗料、カットバックアスファルト等が挙げ
られ、通常液状のものであるが、これら結合材を粉状、
粒状、顆粒状にしたものも使用することができる。ま
た、本発明の結合材散布車は、舗装用の結合材の散布ば
かりでなく、例えば農業用の肥料の散布や農薬の散布に
も使用でき、複数種類の肥料や農薬を散布することがで
きるので、効率良く農作業を進めることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明につい
て詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の結合材散布車の一例を示
す側面図であり、図1において、1は本発明の結合材散
布車であって、2は結合材散布車1の車体、3L、3
R;4L、4R;5L、5Rは、それぞれ一対の左右ス
プレーバーである。この図の例においては、左右一対の
スプレーバーは3対設けられているが、左右一対のスプ
レーバーの数は図示の例の3対に限られず、1対でも、
2対でも、更には4対以上であっても良い。それぞれ一
対の左右スプレーバー3L、3R;4L、4R;5L、
5Rは、図2に取り出して示すように、各左右のスプレ
ーバー間に結合材散布車1の前後方向にSの距離をおい
て、また、左右スプレーバーの各対間に結合材散布車1
の前後方向にDの距離をおいて、各スプレーバーの軸方
向を結合材散布車1の車幅方向に揃えて平行に配置され
ている。距離Sは、各対毎に同じでも異なっていても良
いが、通常、対をなす左右のスプレーバーが支障なく車
幅方向に移動することができるように、5〜30cm程
度であるのが望ましい。同様に、距離Dは、左右スプレ
ーバー3L、3Rと4L、4Rとの間と、左右スプレー
バー4L、4Rと5L、5Rとの間で同じでも異なって
いても良いが、異なる対のスプレーバーから散布される
結合材同士が混合してしまうことがないように、通常、
10〜50cm程度離しておくのが望ましい。
【0016】各スプレーバー3L、3R;4L、4R;
5L、5Rには、それぞれ複数のスプレーノズル6、
6、・・・がスプレーバーの軸方向に沿って、一定の間
隔Kを開けて取り付けられている。間隔Kは、通常、5
〜50cm、望ましくは6〜30cm、更に望ましくは
7〜20cmであり、左右スプレーバーの対毎に同じで
も異なっていても良いが、対をなす左右スプレーバーに
おいては同じであるのが望ましい。複数のスプレーノズ
ル6、6、・・・には、そのそれぞれに互いに独立して
開閉操作可能な図示しない開閉弁が取り付けられてお
り、それにより、個々のスプレーノズル毎に、被散布材
料の散布の開始と停止とが操作できるようになってい
る。開閉弁としては、油圧、空気圧、電磁力などによっ
て開閉動作するものを使用することができる。
【0017】図1に戻って、7L、7R;8L、8R;
9L、9Rは、それぞれ一対の左右スプレーバー3L、
3R;4L、4R;5L、5Rを、各スプレーバーの軸
方向に移動させる駆動装置であり、この駆動装置7L、
7R;8L、8R;9L、9Rによって、左右スプレー
バー3L、3R;4L、4R;5L、5Rは図2におい
て矢印で示すように、軸方向に沿った反対方向にそれぞ
れ等距離だけ移動するようになっている。スプレーバー
3L、3R;4L、4R;5L、5Rの移動は、それぞ
れ対をなす左右スプレーバーにおいて、左スプレーバー
に取り付けられたスプレーノズルと右スプレーバーに取
り付けられたスプレーノズルとが結合材散布車前後方向
から見て互いに重なる位置を基準に、スプレーノズルの
一定の取付間隔K、若しくは(1/2)Kを単位に行わ
れるのが望ましい。このようにすることによって、左右
スプレーバー3L、3R;4L、4R;5L、5Rを移
動させて、対をなす左右スプレーバーを全体として拡張
した場合でも、スプレーノズルの間隔は常に一定のKで
あり、均一な散布が可能となる。以上のように、左右ス
プレーバー3L、3R;4L、4R;5L、5Rの全て
を移動させる代わりに、例えば、左スプレーバー3L、
4L、5Lを固定して、右スプレーバー3R、4R、5
Rのみを結合材散布車1の車幅方向に沿って移動するよ
うにしても良い。このように左右いずれかのスプレーバ
ーのみを移動させる場合には、カウンターウエイトを逆
方向に移動させて、全体としてのバランスを保つように
するのが望ましい。
【0018】各スプレーバー3L、3R;4L、4R;
5L、5Rの移動は、それぞれの散布幅が各対間で常に
同一になるように、各対間で互いに連動しているのが好
ましい。例えば、各スプレーバーの特性や取付高さが各
対間で全て同じ場合には、左スプレーバー3L、4L、
5L、及び/又は、右スプレーバー3R、4R、5Rの
移動方向及び移動距離は全て同じである。このように構
成することによって、各対の左右スプレーバー毎に異な
る結合材を散布する場合でも、常に同じ散布幅で複数種
類の結合材を散布することが容易に実現可能となる。
【0019】駆動装置7L、7R;8L、8R;9L、
9Rとしては、左右スプレーバー3L、3R;4L、4
R;5L、5Rをそれぞれの軸方向に移動させることが
できるものであれば、どのようなものでも使用できる
が、通常、部材を移動させるに際して採用される、例え
ば、油圧シリンダーや空気圧シリンダーなどの流体圧を
用いるものや、電動機などを使用することができる。な
お、上述したように、各スプレーバー3L、3R;4
L、4R;5L、5Rを、軸方向に沿った反対方向にそ
れぞれ等距離だけ移動させる場合には、スプレーバー3
Lと3R、4Lと4R、5Lと5Rとを機械的に連結
し、それぞれ1つの駆動装置によって移動させるように
しても良く、また、上述したように、各スプレーバー3
L、3R;4L、4R;5L、5Rの移動を、それぞれ
の散布幅が各対間で常に同一になるように、各対間で互
いに連動させ、等距離だけ移動させる場合には、各対を
構成するスプレーバー同士を機械的に連結して、1つの
駆動装置によって複数対にまたがるスプレーバーを移動
させるようにしても良い。また、左右スプレーバー3
L、3R;4L、4R;5L、5Rの移動は駆動装置を
用いずに、人力で行うようにしても良い。
【0020】なお、各スプレーバーは、対をなすスプレ
ーバー単位で、若しくは個々のスプレーバー単位で、或
いは全部のスプレーバーが一緒になって、結合材散布車
1に対して上下方向に移動可能に設けられている。これ
によって、例えばスプレーノズルの特性を変更した場合
や、結合材の種類や施工条件等が変わって、結合材の散
布高さ、即ち、スプレーノズルから施工面までの距離を
変更する必要が生じた場合にも対応することができる。
結合材の散布高さは、施工面に種々の凹凸や敷設物があ
る場合のことを想定して、少なくとも10cm以上、好
ましくは15cm以上、更に好ましくは20cm以上あ
るようにするのが良い。また、スプレーノズルから施工
面までの距離は、散布された結合材が風等によって乱さ
れたり、霧状になって空中に散逸したりすることがない
ように、最高でも、50cm以下とするのが好ましい。
【0021】再び図1に戻って、10L、10R;11
L、11R;12L、12Rは、それぞれ、スプレーバ
ー3L、3R;4L、4R;5L、5Rに被散布材料で
ある結合材を供給する圧送ポンプであり、13A、13
B、13Cは結合材タンクである。圧送ポンプ10L、
10R;11L、11R;12L、12Rによって、例
えば、結合材タンク13A内に貯蔵されている結合材は
スプレーバー3L、3Rへ、結合材タンク13B内に貯
蔵されている結合材はスプレーバー4L、4Rへ、そし
て、結合材タンク13C内に貯蔵されている結合材はス
プレーバー5L、5Rへというように、それぞれ所定の
圧力で供給される。結合材タンク13A、13B、13
Cにそれぞれ異なる結合材を貯蔵しておけば、3対の左
右スプレーバー3L、3R;4L、4R;5L、5Rか
ら、それぞれ種類の異なる3種類の結合材が施工面上に
散布されることとなる。結合材タンク13A、13B、
13Cのうちの任意の2つ、又は3つに、同じ結合材を
貯蔵するようにしても良い。この場合には当然のことな
がら、3対の左右スプレーバーからは2種類又は1種類
の結合材が散布されることとなる。
【0022】圧送ポンプ10L、10R;11L、11
R;12L、12Rの送出圧力は、例えば圧送ポンプ1
0L、10R;11L、11R;12L、12Rが回転
式ポンプである場合には、その回転数を変化させること
によって、それぞれ個別に調節可能となっている。これ
により、個々のスプレーバー3L、3R、4L、4R、
5L、5Rから散布される結合材の量をスプレーバー毎
に調節することが可能であり、予め決められた設定量に
一致させることができる。全ての圧送ポンプ10L、1
0R;11L、11R;12L、12Rを同一設定条件
の下に調節するようにしても良いことは勿論であるが、
圧送ポンプ10L、10R;11L、11R;12L、
12Rを個々に調節することによって、単一スプレーバ
ー内で開状態にあるスプレーノズルの数が変化し、スプ
レーバー内の圧力が変化した場合にも容易に対応するこ
とができるので好ましい。個々のスプレーバー3L、3
R、4L、4R、5L、5Rから散布される結合材の量
の調節は、各スプレーバー3L、3R、4L、4R、5
L、5Rの上流側に圧力調節弁を配置して、その圧力調
節弁を調節することによって行っても良い。
【0023】図1において符号Eは、駆動装置7L、7
R;8L、8R;9L、9Rや、圧送ポンプ10L、1
0R;11L、11R;12L、12R、個々のスプレ
ーノズルに設けられた図示しない開閉弁などを駆動する
のに要するエネルギー、更には、後述する加熱装置に必
要なエネルギーを供給するエネルギー源であって、例え
ば、電池、発電機、内燃機関、油圧発生装置などから選
ばれる適宜のエネルギー源である。結合材散布車1に搭
載された走行用エンジンからの動力をエネルギー源とし
て用いることも可能である。
【0024】以上のようなスプレーバー3L、3R、4
L、4R、5L、5R、複数個のスプレーノズル6、
6、・・・、結合材タンク13A、13B、13C、圧
送ポンプ10L、10R;11L、11R;12L、1
2R、更には結合材タンク13A、13B、13Cとス
プレーバー3L、3R、4L、4R、5L、5Rとを結
ぶ図示しない配管等には、発泡人工繊維、天然繊維、合
成繊維、木質材料等で代表される断熱材による被覆が為
され保温されていると共に、オイルヒーターや電熱ヒー
ター、熱風ヒーター、ガスヒーター、重油バーナーヒー
ター、灯油バーナーヒーターなどの適宜の加熱装置が設
けられており、加熱した結合材を散布する場合でも、結
合材の温度が低下することがないようにされている。
【0025】図1において、本発明の結合材散布車1
は、制御装置14を備えている。制御装置14は、CP
U15、メモリ16、I/Oインターフェイス17、1
7などから主として構成されており、例えば、結合材散
布車1の運転席などに備えられた操作盤18を介して入
力された指令に基づいて、駆動装置7L、7R、8L、
8R、9L、9Rを制御して、左右スプレーバー3L、
3R;4L、4R;5L、5Rを車幅方向に移動させ、
散布幅を変更することが可能である。また、同じく操作
盤18を介して入力された指令に基づいて、複数のスプ
レーノズルのそれぞれに設けられた開閉弁を開閉制御し
て、特定のスプレーノズルからは結合材が散布されない
ようにしたり、特定のスプレーノズルからのみ結合材が
散布されるようにしたりすることができるようになって
いる。同様に、制御装置14は、操作盤18を介して入
力される指令に基づいて、圧送ポンプ10L、10R、
11L、11R、12L、12Rの送出圧力を制御し
て、個々のスプレーバー3L、3R、4L、4R、5
L、5Rから散布される結合材の量をスプレーバー毎に
調節することができるようになっている。
【0026】以上のような制御は、操作盤18を介して
入力される指令に基づく以外に、CPU15がメモリ1
6に記憶されたプログラムを実行することによって得ら
れた情報に基づいてCPU15が発する指令に基づいて
行われる場合もある。例えば、21は車速センサーであ
るが、CPU15は、車速センサ21からの車速信号を
受け取ると、予め求められている車速、圧送ポンプ10
L、10R、11L、11R、12L、12Rの送出圧
力、及び、単位面積当たりの結合材散布量の対応関係に
基づいて、単位面積当たり所定の結合材散布量を得るた
めに必要な圧送ポンプ10L、10R、11L、11
R、12L、12Rの目標送出圧力を求め、その目標送
出圧力信号をI/Oインターフェイス17を介して圧送
ポンプ10L、10R、11L、11R、12L、12
Rに出力し、圧送ポンプ10L、10R、11L、11
R、12L、12Rの送出圧力が目標送出圧力になるよ
うに圧送ポンプ10L、10R、11L、11R、12
L、12Rの送出圧力を制御する。圧送ポンプ10L、
10R、11L、11R、12L、12Rの近傍に、実
際の送出圧力を検出する圧力センサーを配置しておき、
その圧力センサーによって検出された実際の圧力と目標
送出圧力とが一致するように、圧送ポンプ10L、10
R、11L、11R、12L、12Rの送出圧力を制御
するようにしても良い。このように車速センサー21か
らの車速信号に基づいて、圧送ポンプ10L、10R、
11L、11R、12L、12Rの送出圧力を制御する
ことによって、結合材散布車1の車速が施工中に変化し
た場合にも、単位面積当たり常に一定量の結合材が施工
面上に散布されることとなる。車速センサ21として
は、車速に応じた信号が得られるものであればどのよう
なものを使用しても良いが、例えば車軸に取り付けられ
た歯車の歯数を非接触でカウントする近接センサなどを
使用することができる。
【0027】制御装置14はマイクロコンピューターに
よって構成することができる。車速、圧送ポンプ送出圧
力、及び、単位面積当たりの結合材散布量の対応関係
は、結合材の種類や温度などの特性、個々のスプレーバ
ーやスプレーノズルの特性など、実際の結合材散布量に
影響を及ぼすファクターを固定した上で、実験を行うこ
とによって求めることができる。散布幅が変化する場合
には、単一のスプレーバー内で開閉弁が開状態にあるス
プレーノズルの個数、施工内容などのファクターも変数
として対応関係の中に取り込んでも良い。求められた対
応関係はルックアップテーブルなどの形でメモリ16に
記憶されており、その都度参照されて、検知された車速
に応じた目標送出圧力が直ちに求められるようになって
いる。施工に際しては、操作盤18や、図示しない入力
装置を介して、単位面積当たりの結合材散布量や結合材
の種類、粘度、温度、散布幅、施工内容、路面の性状、
地域によって決まる定数、交通量、道路区分などのデー
タを入力したりすることができるようになっている。1
9は表示装置、20はプリンタであって、施工状況をモ
ニターしたり、施工内容に関するデータをプリントアウ
トすることができる。制御装置14に通信機能をもた
せ、遠隔地にある他の制御装置との間でデータのやり取
りをするようにしても良いことは勿論である。
【0028】次に、図面を用いて、本発明の結合材散布
車の動作を説明する。
【0029】図3ないし図6は、図1に示された結合材
散布車1に搭載された3対の左右スプレーバー3L、3
R;4L、4R;5L、5Rをその収縮位置から順次、
対をなす左右のスプレーバーを互いに反対方向に等距離
移動させて、散布幅を結合材散布車1の車幅方向へ拡張
していく過程を表した図であって、図3が左右一対のス
プレーバー全体としての車両幅方向の長さが最も短い収
縮位置を示し、図6が左右一対のスプレーバー全体とし
ての車両幅方向の長さが最も長い拡張位置を示してい
る。なお、Cは結合材散布車1の車幅方向の中心を示
し、Mは各スプレーバーの軸方向の中心を示す。矢印X
は結合材散布車1の進行方向である。
【0030】Kはスプレーノズル6、6、・・・の取付
間隔であり、本例の場合、3対の左右スプレーバー3
L、3R;4L、4R;5L、5Rを通じて一定であ
る。図中、符号a、b、c、d、e、f、gは、各スプ
レーバーにおけるスプレーノズルの位置を表し、スプレ
ーノズルの符号6と組み合わされて、各位置にあるスプ
レーノズルを表すものとする。また、図3ないし図6、
更には以下の図を通して、スプレーノズル6、6、・・
・が「○」であるものは、そのスプレーノズルに取り付
けられた開閉弁が「開」の状態にあり、結合材を散布す
る状態にあることを示し、「●」であるものは、そのス
プレーノズルに取り付けられた開閉弁が「閉」の状態に
あり、結合材を散布しない状態にあることを示すものと
する。
【0031】図3において、対をなす左右のスプレーバ
ー3Lと3Rとは、車両前後方向から見て完全に重なっ
た位置にあり、左右一対のスプレーバー3Lと3Rは全
体としての車両幅方向の長さが最も短い収縮位置にあ
る。また、スプレーバー3Lに取り付けられたスプレー
ノズル6a、6b、・・・6gと、スプレーバー3Rに
取り付けられたスプレーノズル6a、6b、・・・6g
とは、車両前後方向から見て、それぞれ互いに重なった
位置にあり、結合材が車幅方向の同じ位置に重複して散
布されるのを避けるために、スプレーバー3Rに取り付
けられたスプレーノズル6a、6b、・・・6gは全て
「閉」状態となっている。このような関係は、左右一対
のスプレーバー4Lと4R、5Lと5Rにおいても同様
であって、結合材散布車1は結果として、結合材散布車
1の車幅とほぼ同じ散布幅で、3種の結合材を施工面上
に散布している状態にある。
【0032】図4は、図3の状態から左右のスプレーバ
ー3Lと3R、4Lと4R、5Lと5Rとが、それぞれ
反対方向に等距離Kだけ移動した状態を示している。各
スプレーバーの移動距離がスプレーノズル6、6、・・
・の取付間隔Kに等しいので、例えば、スプレーバー3
Lにおけるスプレーノズル6c、6d、・・・6gと、
スプレーバー3Rにおけるスプレーノズル6a、6b、
・・・6eとは依然として車両の前後方向から見て重な
った位置にあり、重複散布を避けるために、スプレーバ
ー3Rにおけるスプレーノズル6a、6b、・・・6e
は「閉」状態となっている。一方、スプレーバー3Rが
車幅方向に移動することによって、スプレーバー3Lの
スプレーノズルと重ならなくなったスプレーバー3Rに
おけるスプレーノズル6f、6gは「開」状態とされ、
結合材の散布を行う状態にある。このような関係は、左
右一対のスプレーバー4Lと4R、5Lと5Rにおいて
も同様であるが、左右一対のスプレーバー5Lと5Rに
おいては、スプレーバー5Rにおけるスプレーノズル6
d、6eを「開」とし、その代わりに、スプレーバー5
Lにおけるスプレーノズル6f、6gが「閉」とされ、
全体として重複散布が避けられている。このように、対
をなすスプレーバー間でスプレーノズルの位置が車両の
前後方向から見て重なる場合に、どちらのスプレーバー
におけるスプレーノズルを「閉」とするかは任意であっ
て、その場の状況に合わせて適宜選択することが可能で
ある。結果として、図4の状態においては、結合材散布
車1は、車幅よりもやや広い散布幅で、3種の結合材を
施工面上に散布している状態にある。
【0033】図5は、図4の状態から左右のスプレーバ
ー3Lと3R、4Lと4R、5Lと5Rとが、更に、そ
れぞれ反対方向に等距離Kだけ移動した状態を示してい
る。各スプレーバーの移動距離がスプレーノズル6、
6、・・・の取付間隔Kに等しいので、例えば、スプレ
ーバー3Lにおけるスプレーノズル6e、6f、6g
と、スプレーバー3Rにおけるスプレーノズル6a、6
b、6cとは依然として車両の前後方向から見て重なっ
た位置にあり、重複散布を避けるために、スプレーバー
3Rにおけるスプレーノズル6a、6b、6cは「閉」
状態となっている。一方、スプレーバー3Rが車幅方向
に移動することによって、スプレーバー3Lのスプレー
ノズルと新たに重ならなくなったスプレーバー3Rにお
けるスプレーノズル6d、6eは「開」状態に変わり、
結合材の散布を行う状態にある。このような関係は、左
右一対のスプレーバー4Lと4R、5Lと5Rにおいて
も同様であるが、左右一対のスプレーバー5Lと5Rに
おいては、スプレーバー5Rにおけるスプレーノズル6
a、6b、6cを「開」とし、その代わりに、スプレー
バー5Lにおけるスプレーノズル6e、6f、6gが
「閉」とされ、全体として重複散布が避けられている。
結果として、図5の状態においては、結合材散布車1
は、図4の状態よりも更に広い散布幅で、3種の結合材
を施工面上に散布している状態にある。
【0034】図6は図5の状態から左右のスプレーバー
3Lと3R、4Lと4R、5Lと5Rとが、更に、それ
ぞれ反対方向に等距離Kと(1/2)K、合計(3/
2)Kだけ移動した状態を示しており、図6から明かな
ように、左右一対のスプレーバーは全体としての車両幅
方向の長さが最も長い拡張位置にある。左右のスプレー
バーの最後の移動距離を(1/2)Kとすることによっ
て、各対をなす左右のスプレーバー3Lと3R、4Lと
4R、5Lと5Rとにおいて、スプレーバー3L、4
L、5Lの最も車両内側に位置するスプレーノズル6g
と、スプレーバー3R、4R、5Rの最も車両内側に位
置するスプレーノズル6aとの距離をスプレーノズル
6、6、・・・の取付間隔Kと一致させることができ
る。左右のスプレーバーの最後の移動距離を(1/2)
Kとする代わりに、図5の状態から各スプレーバーをそ
れぞれ反対方向に等距離Kだけ移動させ、例えば、対を
なす左右のスプレーバー3L、3Rの最も車両内側に位
置するスプレーバー3Lのスプレーノズル6gとスプレ
ーバー3Rのスプレーノズル6aとが重なった状態でス
プレーバーの移動を停止しても良い。但し、その場合に
は、重なった状態にあるスプレーバー3Lのスプレーノ
ズル6gとスプレーバー3Rのスプレーノズル6aのう
ち、いずれか一方は使用しないこととなる。このため、
予め、対をなす左右のスプレーバーの最も車両内側に位
置するスプレーノズルのうち、どちらか一方を設けない
でおくことも可能である。いずれにせよ、図6の状態に
おいては、各スプレーバーに取り付けられた複数個のス
プレーノズル6、6、・・・の全てが「開」状態とな
り、結果として、結合材散布車1は、最も広い散布幅
で、3種の結合材を施工面上に散布している状態にあ
る。
【0035】以上のようなスプレーバーの移動に伴う個
々のスプレーノズルに取り付けられた開閉弁の開閉操作
は、作業員が現場の状況を見ながら操作盤18を介して
制御装置14に指令をその都度与えることによって行う
ようにしても良いが、各スプレーバーの移動と連動させ
て、対をなすスプレーバー間において車両の前後方向か
ら見て重なる位置にスプレーバーが存在する場合には、
自動的にどちらか一方のスプレーノズルの開閉弁を
「閉」とするようなプログラムを制御装置14に組み込
んでおくのが望ましい。
【0036】本発明の結合材散布車1は、複数個のスプ
レーノズルの各々に独立して開閉操作できる開閉弁を設
けているので、例えば、図7に示すように、左右一対の
スプレーバー3Lと3R、4Lと4R、5Lと5Rが、
全体としての車両幅方向の長さが最も短い収縮位置にあ
る状態から、更にスプレーバー3L、4L、5Lにおけ
るスプレーノズル6f、6gを「閉」とすることによっ
て、結合材散布車1の車幅よりも狭い散布幅で結合材を
散布することが可能である。
【0037】また、図8に示すように、図6におけると
同じく、各対をなすスプレーバーによって最も広い散布
幅で3種の結合材を施工面上に散布している状態におい
て、施工面上に例えばマンホール22や止水栓23など
の結合材を散布する必要のない領域が存在する場合、結
合材散布車1が図中矢印X方向に進行して、マンホール
22や止水栓23上に差し掛かったスプレーノズルのみ
を「閉」状態とすることによって、マンホール22や止
水栓23などの結合材を散布する必要のない領域には結
合材を散布しないでおくことができる。図中の状態で
「閉」状態にあるスプレーバー4Rのスプレーノズル6
d、6e、6f、及び、スプレーバー5Lのスプレーノ
ズル6c、6dも、結合材散布車1が更に進行して、マ
ンホール22や止水栓23上に位置しなくなったときに
は「開」状態に戻ることは言うまでもない。他のスプレ
ーバーがマンホール22や止水栓23上に差し掛かった
場合にも同様である。
【0038】以上のように、本発明の結合材散布車にお
いては、各スプレーバーの移動や随時の散布幅の変更に
伴って、1本のスプレーバーにおいて「開」状態にある
スプレーノズルの数は随時変化することが予想される。
1本のスプレーバーにおいて「開」状態にあるスプレー
ノズルの数が変化すると、圧送ポンプの送出圧力が一定
の場合には「開」状態にあるスプレーノズルからの結合
材の散布量が変化してしまうので、本発明の結合材散布
車の好適な一実施態様においては、制御装置14からの
スプレーノズルの開閉指令信号に連動して、スプレーノ
ズルの開閉状態に変更のあったスプレーバーに対応する
圧送ポンプの送出圧力を自動的に変更するように構成さ
れている。これにより、個々のスプレーノズルに取り付
けられている開閉弁の開閉操作を適宜行っても、常に、
所定量の結合材を散布することが可能である。
【0039】本発明において使用することができるスプ
レーノズルの形式に特に制限はなく、円形全面形の噴射
パターンを有するスプレーノズルや、四角形全面形の噴
射パターン、円環形の噴射パターン、その他の噴射パタ
ーンを有するものであっても良いが、均一な散布を実現
する観点からは、フラット形の噴射パターンを有するス
プレーノズルを使用するのが望ましい。フラット形の噴
射パターンとは、スプレーノズルからある噴射角度をも
って扇形に噴射される、噴射方向に垂直な断面が細長い
ほぼ線状の噴射パターンであって、本発明でいうフラッ
ト面とは扇形の噴射パターンの扇の面を指すものとす
る。
【0040】図9、図10はフラット形の噴射パターン
を有するスプレーノズルを用いて多重散布を行う場合の
一例を示す図であって、それぞれ、例えば、スプレーバ
ー3Lにフラット形の噴射パターンを有するスプレーノ
ズル6b、6c、・・・が取り付けられている状態を示
す平面図及び側面図である。図中、24b、24c、・
・・は、それぞれスプレーノズル6b、6c、・・・か
らの噴射パターンを示し、Wは噴射パターン24b、2
4c、・・・の被散布面上での長さである。角度βはス
プレーノズル6b、6c、・・・のスプレーバー3Lに
対する取付角度であって、噴射パターン24b、24
c、・・・とスプレーバー3Lの軸心とのなす角に一致
する。αは、スプレーノズル6b、6c、・・・の噴射
角度であって、Kはスプレーノズル6b、6c、・・・
の取付間隔であり、図示の例においては一定である。
【0041】図9及び図10に示す例においては、co
sβ=3K/wとなるように角度β、スプレーノズルの
取付間隔K、長さWが選ばれており、結果的に被散布面
には3重の散布が行われるようになっている。即ち、
今、矢印Yで示す地点に注目すれば、本発明の結合材散
布車が進行して矢印Yの地点がスプレーバー3Lの下を
通過するに際して、まず、スプレーノズル6dからの噴
射パターン24dによる散布を受け、次いで、スプレー
ノズル6cからの噴射パターン24cによる散布を受
け、最後に、スプレーノズル6bからの噴射パターン2
4bによる散布を受け、都合3回の散布を受けることと
なる。このように同一地点に異なるスプレーノズルから
の散布を多重に行うことによって、個々のスプレーノズ
ルのもつ特性のばらつきや、散布量の不均一性などが相
殺されて、単一のスプレーノズルを用いて単純に1回だ
け散布する場合に比べて、より均一な散布を実現するこ
とができるものである。cosβ=2K/wとなるよう
にβ、K、Wを選べば2重の散布が、cosβ=4K/
wとなるようにβ、K、Wを選べば4重の散布を行うこ
とができる。本発明においては、結合材の散布をより均
一に行うとの観点から、少なくとも2重、好ましくは3
重以上に散布するのが望ましい。なお、Wの値が、スプ
レーノズルの噴射角度αと、スプレーノズルと被散布面
までの距離とによって決まるものであることは言うまで
もない。
【0042】図11は、本発明の結合材散布車1の他の
例を示す図であって、関係のある部分のみを取り出して
示したものである。なお、図11においては、スプレー
バー3L、3Rについてのみ示しているが、他のスプレ
ーバーについても同様である。図11に示す例の特徴
は、スプレーバー3L、3Rに平行に更にスプレーバー
25L、25Rが設けられている点にある。スプレーバ
ー25L、25Rは、補助剤用のスプレーバーであっ
て、スプレーバー3L、3Rと軸を揃えて平行に近接し
て配置されており、スプレーバー3L、3Rと一体とな
って移動するように構成されている。スプレーバー25
L、25Rには、個々に独立して開閉操作することが可
能な開閉弁を備えたスプレーノズル6a、6b、・・・
6gが、スプレーバー3L、3Rに取り付けられたスプ
レーノズル6a、6b、・・・6gと1対1に対応させ
て取り付けられており、その取付位置は、車両前後方向
から見て、スプレーバー3L、3Rに取り付けられたス
プレーノズル6a、6b、・・・6gと重なる位置であ
る。スプレーバー25L、25Rに取り付けられたスプ
レーノズル6a、6b、・・・6gに備えられた開閉弁
の開閉動作は、1対1に対応するスプレーバー3L、3
Rに取り付けられたスプレーノズル6a、6b、・・・
6gの開閉弁の開閉動作と連動させるのが好ましい。
【0043】図12は図11の側面図であって、図に示
すように、補助剤用のスプレーバー25Lに取り付けら
れたスプレーノズル6aは、そのスプレーノズル6aか
ら散布される補助剤27が、スプレーバー3Lに取り付
けられたスプレーノズル6aから散布される結合材26
と空中で衝突するように、やや斜めに取り付けられてい
る。補助剤27とは、結合材26と混じり合って、その
結合材26の硬化を調整したり、分解を促進したり遅延
したりするものであって、例えば、結合材26がアスフ
ァルト乳剤である場合にはその分解を促進したり遅延し
たりする分解補助剤であり、結合材26が二液タイプの
硬化樹脂の主剤樹脂である場合にはその硬化剤としての
助剤である。このように結合材26と共にその硬化剤や
分解促進又は遅延剤を補助剤27として散布することに
よって、結合材26の硬化時間を短縮したり調整した
り、施工時間の短縮や調整に効果がある。なお、図12
においては、結合材26と補助剤27とを空中で衝突さ
せるようにしたが、被散布面の同一箇所に散布して被散
布面上で衝突、混合させるようにしても良い。また、補
助剤用スプレーバー25L、25Rを、各々スプレーバ
ー3L、3Rの前後に装備し、被散布面上で結合材26
が散布される前後に補助剤27を散布するようにしても
良い。しかしながら、速やかで均一な両者の混合を実現
するのであれば、結合材26と補助剤27とは図12に
示すように両者が空中で衝突するように散布するのが望
ましい。他の対のスプレーバーにも補助剤用のスプレー
ノズルを設けても良いし、設けないでおくことも随意で
ある。なお、補助剤27を散布する場合には、図1に示
す結合材散布車1が補助剤用のタンクを備えていること
は勿論であり、補助剤27の散布量も、結合材26と同
様に、車速センサー21から得られた信号を元に、車速
が変化しても単位面積当たり常に一定量の補助剤27が
散布されるように制御装置14によって制御されたり、
操作盤18を介して入力される指令に基づいて、適宜の
値に調整されたりできることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の結合材散布車に
よれば、相対的に移動可能な左右一対のスプレーバーを
複数対備えているので、複数種類の結合材を、任意の散
布幅で散布することが可能である。本発明の結合材散布
車によれば、1回の施工によって複数種の結合材を散布
することができるので、作業効率が高い上に、結合材の
散布面を乱す恐れがなく、また、結合材散布車のタイヤ
に既に散布されている結合材が付着する恐れもない。本
発明の結合材散布車は、個々のスプレーノズルに互いに
独立して開閉操作可能な開閉弁を設けているので、散布
幅の変更が容易に行えるばかりでなく、散布幅内に散布
不要な領域が存在する場合にも、適宜速やかに対応する
ことができる。
【0045】また、本発明の結合材散布車によれば、ス
プレーノズルから散布される結合材は車両の前後方向か
ら見て2重以上、好ましくは3重以上の多重に散布され
るので、より均一な散布が実現され、更には、結合材の
スプレーバーに加えて補助剤のスプレーバーを設け、結
合材と同時に補助剤を散布することによって、結合材の
分解や硬化を促進、調整可能とし、施工時間の短縮化と
より早期の交通開放に資するところ大なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の結合材散布車の一例を示す図であ
る。
【図2】 複数対のスプレーバーの状態を示す説明図で
ある。
【図3】 本発明の結合材散布車の動作説明図である。
【図4】 本発明の結合材散布車の動作説明図である。
【図5】 本発明の結合材散布車の動作説明図である。
【図6】 本発明の結合材散布車の動作説明図である。
【図7】 本発明の結合材散布車の動作説明図である。
【図8】 本発明の結合材散布車の動作説明図である。
【図9】 多重散布の説明図である。
【図10】 多重散布の説明図である。
【図11】 補助剤用のスプレーバーを併設する場合の
説明図である。
【図12】 補助剤用のスプレーバーを併設する場合の
説明図である。
【符号の説明】
1 結合材散布車 2 車体 3L、3R、4L、4R、5L、5R スプレーバ
ー 6 スプレーノズル 7L、7R、7L、8R、9L、9R 駆動装置 10L、10R、11L、11R、12L、12R 圧送ポンプ 13A、13B、13C 結合材タンク 14 制御装置 15 CPU 16 メモリ 17 I/Oインターフェイス 18 操作盤 19 表示装置 20 プリンタ 21 車速センサー 22 マンホール 23 止水栓 24 噴射パターン 25L、25R 補助剤用スプレーバー 26 結合材 27 補助剤 α 噴射角度 β 取付角度 K スプレーノズルの取付間隔 E エネルギー源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 明夫 新潟県北蒲原郡聖籠町東港5丁目2756番3 号 株式会社新潟鐵工所新潟機構工場内 (72)発明者 佐藤 和良 東京都大田区蒲田本町1丁目9番3号 株 式会社新潟鐵工所エンジニアリングセンタ ー内 Fターム(参考) 2D052 AA08 AD11 BA20 CA26

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ独立して操作可能な開閉弁を備
    えた複数個のスプレーノズルがそれぞれ取り付けられた
    左右一対のスプレーバーを少なくとも1対以上、各スプ
    レーバーの軸方向を揃えて車両幅方向に平行に、かつ、
    車両後輪よりも後方に搭載すると共に、左右一対のスプ
    レーバーが、車両前後方向から見て互いに重なり合い左
    右一対のスプレーバー全体として車両幅方向の長さが最
    も短い収縮位置と、互いに相対的に移動して左右一対の
    スプレーバー全体としての車両幅方向の長さが最も長い
    拡張位置との間で、車両幅方向に相対的に移動可能であ
    る結合材散布車。
  2. 【請求項2】 左右一対のスプレーバーを、2対以上複
    数対、各スプレーバーの軸方向を揃えて車両幅方向に平
    行に、かつ、車両前後方向に所定距離を隔てて搭載して
    いる請求項1記載の結合材散布車。
  3. 【請求項3】 左右一対のスプレーバーにおいて、収縮
    位置が、左右のスプレーバーの軸方向の中心と車両の幅
    方向の中心とがほぼ一致する位置である請求項1又は2
    記載の結合材散布車。
  4. 【請求項4】 左右一対のスプレーバーの車両幅方向へ
    の相対的な移動が、車両に対し互いに反対方向へ等距離
    移動するものである請求項1、2又は3記載の結合材散
    布車。
  5. 【請求項5】 左右一対のスプレーバーの車両幅方向へ
    の相対的な移動が、左右スプレーバーのいずれか一方の
    みが車両に対し車両幅方向へ移動するものである請求項
    1、2又は3記載の結合材散布車。
  6. 【請求項6】 各左右一対のスプレーバーにおいて、各
    スプレーバーに取り付けられた複数個のスプレーノズル
    の取付間隔が一定であり、左右一対のスプレーバーの相
    対的な移動が、左スプレーバーに取り付けられたスプレ
    ーノズルと右スプレーバーに取り付けられたスプレーノ
    ズルとが車両前後方向から見て互いに重なる位置を基準
    に、前記一定の取付間隔若しくはその取付間隔の1/2
    を単位に行われる請求項1、2、3、4又は5記載の結
    合材散布車。
  7. 【請求項7】 左右一対のスプレーバーの相対的な移動
    が、複数対のスプレーバーにおいて散布幅が常に同じに
    なるように互いに連動している請求項2ないし6のいず
    れかに記載の結合材散布車。
  8. 【請求項8】 各左右一対のスプレーバーにおいて、左
    スプレーバーに取り付けられたスプレーノズルと右スプ
    レーバーに取り付けられたスプレーノズルとが車両前後
    方向から見て互いに重なる位置にある場合には、その重
    なる位置にあるスプレーノズルのうち、いずれか一方の
    スプレーノズルからは散布を行わないようにスプレーノ
    ズルに取り付けられた開閉弁が操作される請求項1ない
    し7のいずれかに記載の結合材散布車。
  9. 【請求項9】 各スプレーノズルから散布される被散布
    材料の被散布面上における散布領域が、車両前後方向か
    ら見て、同一スプレーバー上で隣接するスプレーノズル
    間で互いに少なくとも2重以上に重複するように、各ス
    プレーバーに複数個のスプレーノズルが取り付けられて
    いる請求項1ないし8のいずれかに記載の結合材散布
    車。
  10. 【請求項10】 少なくとも1対の左右スプレーバーに
    おいて、左右スプレーバーの近傍に、左右スプレーバー
    とそれぞれ対をなす一対の左右補助剤用スプレーバーを
    スプレーバーの軸方向を左右スプレーバーと揃えて配置
    すると共に、その一対の左右補助剤用スプレーバーに
    は、左右スプレーバーに取り付けられた複数個のスプレ
    ーノズルとそれぞれ1対1に対応する複数個の補助剤用
    スプレーノズルが取り付けられている請求項1ないし9
    のいずれかに記載の結合材散布車。
  11. 【請求項11】 左右スプレーバーに取り付けられたス
    プレーノズルから散布される被散布材料と、左右補助剤
    用スプレーバーに取り付けられた補助剤用スプレーノズ
    ルから散布される被散布材料とが、被散布面上若しくは
    空中で互いに衝突・混合するようにスプレーノズル及び
    /又は補助剤用スプレーノズルが配置されている請求項
    10記載の結合材散布車。
  12. 【請求項12】 左右補助剤用スプレーバーが、それぞ
    れ対をなす左右スプレーバーと連動してそれぞれ対をな
    す左右スプレーバーと等距離だけ相対的に移動する請求
    項10又は11記載の結合材散布車。
  13. 【請求項13】 各スプレーノズルから散布される被散
    布材料の散布量をスプレーバー毎に調節する装置を備え
    ている請求項1ないし12のいずれかに記載の結合材散
    布車。
  14. 【請求項14】 被散布材料の散布量をスプレーバー毎
    に調節する装置が、各スプレーバーにおいて散布を行う
    スプレーノズルの数が変化した場合でも、各スプレーノ
    ズルから常に所定量の被散布材料が散布されるように被
    散布材料の散布量を調節する請求項13記載の結合材散
    布車。
  15. 【請求項15】 車両の進行速度を検出する手段を備
    え、車両の進行速度が変化した場合でも、単位面積当た
    り常に一定量の被散布材料が施工面上に散布されるよう
    に、検出された車両の進行速度に応じて被散布材料の散
    布量を制御する制御装置を備えている請求項13又は1
    4記載の結合材散布車。
  16. 【請求項16】 スプレーノズル及び/又はスプレーバ
    ーを保温及び/又は加熱する装置を備えている請求項1
    ないし15のいずれかに記載の結合材散布車。
  17. 【請求項17】 各スプレーバーが、各スプレーバー毎
    及び/又は各対毎に車両上下方向に移動可能に取り付け
    られている請求項1ないし16のいずれかに記載の結合
    材散布車。
JP30750399A 1999-10-28 1999-10-28 結合材散布車 Pending JP2001123411A (ja)

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