JP2001122640A - 封着用組成物 - Google Patents
封着用組成物Info
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Abstract
る。 【解決手段】質量百分率表示で、80%以上98.99
%未満のPbO−ZnO−B2O3−SiO2系結晶性低
融点ガラス粉末、0.01〜5%のジルコン粉末、1%
超19.99%以下のα−アルミナ粉末、0〜10%の
フィラーからなる組成物に、α−4PbO・B2O3結晶
粉末とPb3O4粉末が合量で0.0001〜3%外掛け
添加された封着用組成物。
Description
のパネルとファンネルとの封着に好適な封着用組成物に
関する。
とは、従来、PbO−ZnO−B2O3−SiO2系低融
点ガラスを含有する封着用組成物を用いて封着されてい
た。すなわち、前記封着用組成物をペースト化して封着
部に塗布し、これを440〜470℃に30〜40分程
度保持することによりパネルとファンネルとは封着され
る。封着されたパネルとファンネル(カラーブラウン管
バルブ)の内部は、その後300〜380℃の高温下に
おいて、10-6Torr以下の高真空に排気される。
着用組成物として、たとえば、PbO−ZnO−B2O3
−SiO2系低融点ガラスおよび4重量%のアルミナ粉
末を含有する封着用組成物が開示されている。
の大型化およびパネル面フラット化が進行し、それにと
もないカラーブラウン管バルブの重量が増加している
(パネル面フラット化にともなうカラーブラウン管バル
ブの強度低下を防止するために、さらにガラス厚さを増
加させる必要があり、前記重量が一層増加する傾向にあ
る。)。このためカラーブラウン管バルブの軽量化が求
められている。
るためには、パネル、ファンネルのガラス厚さを小さく
する必要がある。しかしガラス厚さを小さくするとパネ
ルとファンネルの封着部の強度が低下する問題があっ
た。本発明は、以上の課題を解決し、封着された物(カ
ラーブラウン管バルブ等)の強度を高くできる封着用組
成物の提供を目的とする。
示で、80%以上かつ98.99%未満のPbO−Zn
O−B2O3−SiO2系結晶性低融点ガラスの粉末、
0.01〜5%のジルコン粉末、1%超かつ19.99
%以下のα−アルミナ粉末および0〜10%の低膨張セ
ラミックスフィラーから実質的になる組成物に、α−4
PbO・B2O3結晶粉末とPb3O4粉末との少なくとも
1種が合量で0.0001〜3%外掛けで添加されてい
る封着用組成物を提供する。
ビヒクルと混合してペーストとされる。ビヒクルとして
は、酢酸イソアミルにニトロセルロースを溶解した溶液
が例示される。前記ペーストは、たとえばカラーブラウ
ン管のパネルとファンネルの封着する部分に塗布後焼成
される。この場合、焼成は、たとえば400〜450℃
に30〜40分保持することにより行われる。
/分で昇温し350〜500℃に2時間保持する示差熱
分析において発熱ピークが生ずるガラスである。すなわ
ち前記条件において結晶化するガラスである。好ましく
は10℃/分で昇温し400〜450℃に2時間保持す
る示差熱分析において発熱ピークが生ずるガラスであ
る。本発明における低融点ガラスとは、軟化点が600
℃以下のガラスである。
SiO2系結晶性低融点ガラスとは、PbO、ZnO、
B2O3およびSiO2を含有し、350〜500℃に保
持すると、時間経過とともに第1結晶(2PbO・Zn
O・B2O3)が出現し、次いで第2結晶(α−4PbO
・B2O3)が析出する結晶性ガラスである。好ましく
は、400〜450℃に保持したときに前述のように第
1結晶、第2結晶を析出するガラスである。
ーとは、室温〜300℃における平均線膨張係数(以下
単に膨張係数という。)が70×10-7/℃以下である
セラミック粉末である。ただし、ジルコン粉末およびα
−アルミナ粉末を除く。本発明の封着用組成物において
は、低膨張セラミックスフィラーは取り扱いやすさの点
から、コーディエライト、ムライト、チタン酸鉛、シリ
カ、β−ユークリプタイト、β−スポジュメンおよびβ
−石英固溶体からなる群から選ばれた1種以上からなる
ことが好ましい。
カラーブラウン管のパネルとファンネルの内部は、通
常、300〜380℃の高温下において10-6Torr
以下の高真空に排気される。この際、焼成された本発明
の封着用組成物は、流動したり発泡したりすることはな
い。
成体という。)の膨張係数は、カラーブラウン管のパネ
ル、ファンネルの膨張係数と整合させるために、70×
10 -7〜110×10-7/℃であることが好ましい。よ
り好ましくは80×10-7〜110×10-7/℃、特に
好ましくは85×10-7〜105×10-7/℃、最も好
ましくは90×10-7〜100×10-7/℃である。
て、質量百分率表示を用いて以下に説明する。PbO−
ZnO−B2O3−SiO2系結晶性低融点ガラス粉末は
流動性を与える成分であり、必須である。98.99%
以上では焼成体の膨張係数が大きくなりすぎ、封着部が
割れるおそれがある。好ましくは98%以下である。8
0%未満では流動性が低下し、封着部の気密性が低下す
るおそれがある。好ましくは85%以上、より好ましく
は90%以上である。
間を短くし、また焼成体の膨張係数を低下させて所定の
値にするための成分であり、必須である。5%超では流
動性が低下しすぎる。好ましくは1%以下、より好まし
くは0.5%以下である。0.01%未満では効果が小
さすぎる。好ましくは0.05%以上である。
焼成体の膨張係数を低下させて所定の値にするための成
分であり、必須である。19.99%超では流動性が低
下しすぎる。好ましくは15%以下、より好ましくは1
0%以下である。1%以下では効果が小さすぎる。好ま
しくは1.5%以上、より好ましくは2%超、特に好ま
しくは2.5%以上、最も好ましくは4%超である。
張係数を低下させて所定の値にするための成分であり、
10%まで含有してもよい。10%超では流動性が低下
するおそれがある。より好ましくは7%以下、特に好ま
しくは5%以下、最も好ましくは2%以下である。
3O4粉末は結晶性低融点ガラス粉末の結晶化のための種
結晶であり、第2結晶(α−4PbO・B2O3)の析出
を促進する。少なくともいずれか一方の成分を含有する
ことが必須である。前記第2結晶の析出によりPbO結
晶の析出が抑制される。なお、前記PbO結晶の析出は
パネルとファンネルの封着部の電気絶縁性を低下させ
る。前記電気絶縁性は、前記封着部の外部と内部に電圧
(30000V)を印加し前記封着部の外部と内部との
間に流れる電流(リーク電流)により評価される。リー
ク電流は30nA以下であることが好ましい。ここでい
う封着部の内部とは、パネルとファンネルが封着された
カラーブラウン管バルブの内部の側の封着部の面であ
り、封着部の外部とは、前記カラーブラウン管バルブの
外部の側の封着部の面である。
iO2系結晶性低融点ガラス粉末、ジルコン粉末、α−
アルミナ粉末、低膨張セラミックスフィラー)の含有量
の合計を100質量部として質量部表示で表わしたα−
4PbO・B2O3結晶粉末およびPb3O4粉末の含有量
の合計、すなわち質量百分率表示の外掛けの添加量の合
計が3%超では焼結性が低下する。好ましくは1%以
下、より好ましくは0.3%以下である。0.0001
%未満では第2結晶の析出促進効果が小さい。好ましく
は0.0002%以上、より好ましくは0.0003%
以上、特に好ましくは0.001%以上、最も好ましく
は0.01%以上である。
ば次のようにして作製される。すなわちPbO:B2O3
=4モル:1モルとなるように調合した原料を900℃
で1時間溶解し、フレーク化し、次いで440℃で1時
間熱処理したものをボールミルで所定時間粉砕して粉末
化する。Pb3O4粉末は、たとえば市販のものを使用で
きる。
からなるが、この他に本発明の目的を損なわない範囲で
他の成分を外掛けの添加量として合量で5%まで添加し
てもよい。前記他の成分としては黒色耐熱顔料等の顔料
が例示される。
性低融点ガラス粉末は実質的に質量百分率表示で、 PbO 71〜84%、 ZnO 8〜16%、 B2O3 7〜10%、 SiO2 1〜3%、 BaO 0〜3%、 CaO 0〜3%、 SrO 0〜3%、 Li2O 0〜3%、 Na2O 0〜3%、 K2O 0〜3%、 Al2O3 0〜5%、 Bi2O3 0〜10%、 からなることが好ましい。
が0.1〜1.85%であって、質量百分率表示のZn
O含有量と同表示のPbO含有量の比ZnO/PbOが
0.14〜0.20の範囲にあることがより好ましい。
て以下に説明する。
が高くなりすぎて流動性が低下し、強度の低下および/
または封着部の気密性の低下が起るおそれがある。好ま
しくは71.5%以上、より好ましくは74.5%以上
である。84%超では、軟化点が低くなりすぎ、排気の
際の昇温速度を充分に大きくできなくなるおそれがあ
る。好ましくは78%以下、より好ましくは77%以
下、特に好ましくは76%以下である。
高くなりすぎ、結晶化しにくくなる。好ましくは9%以
上、より好ましくは10.5%以上、特に好ましくは1
1.5%以上、最も好ましくは12.1%以上である。
16%超では、ガラスの溶解中に失透が生成しやすくな
る。好ましくは14.5%以下、より好ましくは13.
5%以下である。
O/PbOは、短時間での封着と排気の際の高い昇温速
度とを両立させるパラメータであり、0.14〜0.2
0の範囲にあることが好ましい。0.14未満では、排
気の際の昇温速度を充分には大きくできないおそれがあ
る。より好ましくは0.15以上である。0.20超で
は、流動性が低下して強度が低下するおそれがあり、ま
た、結晶化しにくくなって短時間での封着が困難になる
おそれがある。より好ましくは0.18以下である。
高くなりすぎ、流動性が低下する。好ましくは8%以上
である。10%超では、化学的耐久性が悪くなる。好ま
しくは9.5%以下である。
を上げうるようにするための重要なパラメータである。
1%未満では、結晶化速度が大きくなりすぎ、排気の際
の昇温速度を充分には大きくできない。好ましくは1.
65%以上、より好ましくは1.7%以上である。許容
含有範囲の上限付近では下限付近ほど特性がドラスチッ
クには変化しないが、3%超では、軟化点が高くなりす
ぎ、流動性が低下する。好ましくは2.5%以下であ
る。
と排気の際の高い昇温速度とを両立させるために3%ま
で含有してもよい。3%超では、結晶化速度が小さくな
りすぎ、封着が短時間で行えなくなる。より好ましくは
1.85%以下、特に好ましくは1.80%以下であ
る。排気の際の昇温速度をより大きくしたい場合はBa
Oを0.1%以上含有することが好ましい。より好まし
くは0.6%以上である。
ラスの溶解性を向上させるためにそれぞれ3%まで含有
してもよい。3%超では結晶化速度が小さくなりすぎる
おそれがある。より好ましくはそれぞれ1.5%以下で
ある。
着性向上のために、0.1〜1.85%であることが好
ましい。0.1%未満では接着性が向上しないおそれが
ある。好ましくは0.5%以上である。1.85%超で
は結晶化速度が小さくなりすぎるおそれがある。より好
ましくは1.8%以下である。
ないが、ガラスの溶解性を向上させるためにそれぞれ3
%まで含有してもよい。3%超では電気絶縁性が低下す
るおそれがある。Al2O3は必須ではないが、化学的耐
久性を向上させるために5%まで含有してもよい。5%
超では流動性が低下するおそれがある。Bi2O3は必須
ではないが、流動性を高くするために10%まで含有し
てもよい。10%超では結晶化しにくくなるおそれがあ
る。
性低融点ガラス粉末は実質的に上記成分からなることが
好ましいが、本発明の目的を損なわない範囲で上記成分
以外の成分を合量で3%まで含有してもよい。Fe2O3
等の着色剤が例示される。なお、ハロゲン、特にFは含
有しないことが好ましい。ハロゲン、特にFはカラーブ
ラウン管使用中にガス化しカラーブラウン管の電子銃の
特性を劣化させる(エミッションスランプ現象)おそれ
があるからである。
されたカラーブラウン管バルブ(以下単に本バルブとい
う。)について説明する。本バルブは、本発明の封着用
組成物をビヒクルと混合してペーストとし、このペース
トをパネルとファンネルの封着する部分に塗布後焼成す
ることにより製造される。本バルブに使用されるパネル
とファンネルの0℃〜300℃における平均線膨張係数
(以下JIS膨張係数という。)はJIS R3102
の規定に従って測定されるものであり、97×10-7〜
99×10-7/℃の範囲にあることが好ましい。
封着された部分の強度(封着強度)は以下に述べる4点
曲げ強度試験法によって測定される。なお、8回測定を
行い、その平均値を封着強度とする。
れ60mm×30mm×9mmの試験片を切り出し、6
0mm×9mmの面を鏡面研磨する。一方、封着用組成
物をビヒクルと混練してペーストとする。ビヒクルとし
て酢酸イソアミルにニトロセルロースを質量百分率表示
で1.2%溶解したものを用いる。 (2)ファンネル試験片の鏡面研磨面にペーストを塗布
し、そのペースト塗布面に鏡面研磨面を合せるようにパ
ネル試験片を載置し、これを電気炉内で焼成してパネル
試験片とファンネル試験片を接合する。
角方向に幅5mmの試験片(5mm×60mm×9m
m)を切り出し、強度試験片とする。 (4)前記強度試験片を用いて4点曲げ強度試験(上ス
パン:20mm、下スパン:50mm、クロスヘッドス
ピード:0.1mm/分)を行い強度を算出する。
わち500×0.098MPa未満ではカラーブラウン
管バルブの軽量化が困難である。好ましくは520kg
f/cm2以上すなわち520×0.098MPa以上
である。本バルブにおけるパネルとファンネルの封着部
の外部と内部に30000Vを印加したときに前記外部
と前記内部との間に流れる電流(リーク電流)が30n
A超では、該封着部が絶縁破壊するおそれがある。
00〜1200℃で熔融し、ガラス化した。次いでこれ
を水砕またはローラに通すことによりフレーク状とし
た。次いでこれをボールミルにて所定時間粉砕し、表の
PbOからBaOまでの欄に質量百分率表示で示された
組成のガラスの粉末を製造した。表のZnO/PbOの
欄にZnOとPbOの含有量の質量比を示す。これらの
ガラスの軟化点は、表に℃表示で示すとおりいずれも6
00℃以下である。また、これらのガラス粉末を400
〜450℃に保持すると、時間経過とともに第1結晶
(2PbO・ZnO・B2O3)が出現し、次いで第2結
晶(α−4PbO・B2O3)が析出した。
−アルミナ粉末、低膨張セラミックスフィラー、Pb3
O4粉末を、表のガラスからPb3O4までの欄に示す質
量割合で混合し、封着用組成物を調製した。例1〜例5
は実施例、例6〜例8は比較例である。なお、表中のβ
−eucr、β−spod、β−石英はそれぞれβ−ユ
ークリプタイト、β−スポジュメン、β−石英固溶体、
を略して表わしたものである。
径(単位:mm)、接着残留歪(単位:nm/cm)、
膨張係数(単位:10-7/℃)を測定した。また、この
封着用組成物を、25型または29型のカラーブラウン
管のファンネル(JIS膨張係数:98×10-7/℃)
とパネル(JIS膨張係数:98×10-7/℃)の間に
介在させ、表に記載した焼成温度(単位:℃)に35分
間保持してファンネルとパネルを封着しバルブを製造し
た。このバルブについて、耐水圧強度(単位:kgf/
cm2すなわち0.098MPa)、耐熱強度(単位:
℃)、限界排気昇温速度(単位:℃/分)、封着強度
(単位:kgf/cm2すなわち0.098MPa)、
電気絶縁性を測定・評価した。測定・評価の結果を表に
示す。それぞれの測定・評価法は次のとおりである。
性を示す。封着用組成物の試料粉末10gを直径12.
7mmの円柱状に加圧成形後、表記載の焼成温度(単
位:℃)に35分間保持して得たほぼ円形の焼成体の直
径である。26mm以上であることが好ましい。
酸イソアミルにニトロセルロース1.2%を溶解した溶
液)とを質量比11.5:1の割合で混合してペースト
とした。このペーストをファンネルガラス片の上に塗布
し、フローボタン径の場合と同条件で焼成後、ファンネ
ルガラス片と封着用組成物との間に発生した残留歪み
(圧縮歪み)をポーラリメータを用いて測定した。40
0nm/cm以下であることが好ましい。
の場合と同じ条件で焼成後、所定寸法に研磨して、熱膨
張測定装置により昇温速度10℃/分の条件で伸びの量
を測定し、室温〜300℃における平均線膨張係数を算
出した。70×10-7〜110×10-7/℃の範囲にあ
ることが好ましい。
る圧力差を与え、破壊するときの圧力差を測定した。こ
の測定を5回行いその平均値を算出した。バルブとして
の強度を保証するためには、4.6kgf/cm2以上
すなわち4.6×0.098MPa以上であることが好
ましく、4.7kgf/cm2以上すなわち4.7×
0.098MPa以上であることがより好ましく、4.
8kgf/cm2以上すなわち4.8×0.098MP
a以上であることが特に好ましい。
より温度差を与え、破壊するときの温度差を測定した。
この測定を5回行いその平均値を算出した。カラーブラ
ウン管を製造する際の熱処理工程で発生する熱応力を考
慮すると、45℃以上であることが好ましい。
真空ポンプで排気しながら10-6Torrに維持しつつ
種々の昇温速度で昇温し、バルブが破壊しない限界の昇
温速度を求めた。バルブの排気工程における昇温速度の
上限値の指標である。15℃/分以上であることが好ま
しい。
て作製した強度試験片を用いて4点曲げ強度試験法によ
り測定した。 電気絶縁性:封着部の内部と外部に30000Vを印加
したときのリーク電流を測定した。30nA以下のもの
を○で表示した。
たバルブは、耐水圧強度および耐熱強度が高く、限界排
気昇温速度も充分に大きい。一方、例6〜例8の封着用
組成物を用いて封着したバルブは、耐水圧強度および耐
熱強度のいずれも低い。
り、強度の高いカラーブラウン管バルブを提供でき、そ
の結果カラーブラウン管(パネル面フラット化のものを
含む。)の軽量化が可能になる。またバルブの排気工程
に要する時間を短くでき、製造費用を削減できる。
Claims (3)
- 【請求項1】質量百分率表示で、80%以上かつ98.
99%未満のPbO−ZnO−B2O3−SiO2系結晶
性低融点ガラスの粉末、0.01〜5%のジルコン粉
末、1%超かつ19.99%以下のα−アルミナ粉末お
よび0〜10%の低膨張セラミックスフィラーから実質
的になる組成物に、α−4PbO・B2O3結晶粉末とP
b3O4粉末との少なくとも1種が合量で0.0001〜
3%外掛けで添加されている封着用組成物。 - 【請求項2】結晶性低融点ガラスが実質的に質量百分率
表示で、 PbO 71〜84%、 ZnO 8〜16%、 B2O3 7〜10%、 SiO2 1〜3%、 BaO 0〜3%、 CaO 0〜3%、 SrO 0〜3%、 Li2O 0〜3%、 Na2O 0〜3%、 K2O 0〜3%、 Al2O3 0〜5%、 Bi2O3 0〜10%、 からなる請求項1に記載の封着用組成物。 - 【請求項3】低膨張セラミックスフィラーが、コーディ
エライト、ムライト、チタン酸鉛、シリカ、β−ユーク
リプタイト、β−スポジュメンおよびβ−石英固溶体か
らなる群から選ばれた1種以上からなる請求項1または
2に記載の封着用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000234788A JP2001122640A (ja) | 1999-08-13 | 2000-08-02 | 封着用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22944399 | 1999-08-13 | ||
JP11-229443 | 1999-08-13 | ||
JP2000234788A JP2001122640A (ja) | 1999-08-13 | 2000-08-02 | 封着用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001122640A true JP2001122640A (ja) | 2001-05-08 |
JP2001122640A5 JP2001122640A5 (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=26528799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000234788A Withdrawn JP2001122640A (ja) | 1999-08-13 | 2000-08-02 | 封着用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122640A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002042232A1 (fr) * | 2000-11-22 | 2002-05-30 | Asahi Glass Company, Limited | Tube cathodique couleur et fritte de verre pour tube cathodique couleur |
JP2011236076A (ja) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 結晶性封着材料 |
-
2000
- 2000-08-02 JP JP2000234788A patent/JP2001122640A/ja not_active Withdrawn
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JP2011236076A (ja) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 結晶性封着材料 |
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