JP2001122632A - 光学素子成形用金型の保持方法 - Google Patents
光学素子成形用金型の保持方法Info
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/12—Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
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- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/50—Structural details of the press-mould assembly
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- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/60—Aligning press die axes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレス成形室内の温度並びに型温に影響を受
けず、常時光学素子成形用金型を、上下成形型間におけ
る適確な芯精度を得つつ堅固に断熱保持する。 【解決手段】 光学素子成形用金型の上成形型30を保
持する上成形型ホルダー40をセラミックスの断熱部材
50に、上成形型ホルダー40の嵌合凸部42の熱膨張
収縮作用を利用して嵌合固定するとともに、断熱部材5
0を冷却板60の嵌合凹部66に、嵌合凹部66の熱膨
張収縮作用を利用して嵌合固定し、上成形型ホルダー4
0を冷却板60に固定する。また、光学素子成形用金型
の下成形型32を保持する下成形型ホルダー120をセ
ラミックスの断熱部材110に、下成形型ホルダー12
0の嵌合凸部122の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固
定するとともに、断熱部材110を冷却板100の嵌合
凹部105に、嵌合凹部105の熱膨張収縮作用を利用
して嵌合固定し、下成形型ホルダー120を冷却板10
0に固定する。
けず、常時光学素子成形用金型を、上下成形型間におけ
る適確な芯精度を得つつ堅固に断熱保持する。 【解決手段】 光学素子成形用金型の上成形型30を保
持する上成形型ホルダー40をセラミックスの断熱部材
50に、上成形型ホルダー40の嵌合凸部42の熱膨張
収縮作用を利用して嵌合固定するとともに、断熱部材5
0を冷却板60の嵌合凹部66に、嵌合凹部66の熱膨
張収縮作用を利用して嵌合固定し、上成形型ホルダー4
0を冷却板60に固定する。また、光学素子成形用金型
の下成形型32を保持する下成形型ホルダー120をセ
ラミックスの断熱部材110に、下成形型ホルダー12
0の嵌合凸部122の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固
定するとともに、断熱部材110を冷却板100の嵌合
凹部105に、嵌合凹部105の熱膨張収縮作用を利用
して嵌合固定し、下成形型ホルダー120を冷却板10
0に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ等の光学素
子をプレス成形する光学素子成形用金型の保持方法に関
する。
子をプレス成形する光学素子成形用金型の保持方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスレンズ等の光学素子をプレ
ス成形する方法が、光学素子の量産化を促進すべく研究
開発されるに至るとともにプレス成形の自動化の実施が
進められている。
ス成形する方法が、光学素子の量産化を促進すべく研究
開発されるに至るとともにプレス成形の自動化の実施が
進められている。
【0003】従って、この種の光学素子成形用金型はそ
の性質上、外部と熱遮断された成形室内に配設されると
ともに成形室内の基板に対して光学素子成形用金型の保
持部材がボルトにより固定され、かつ基板と保持部材間
の熱伝導を遮断するために断熱材を介装することにより
前記光学素子成形用金型は保持されていた。
の性質上、外部と熱遮断された成形室内に配設されると
ともに成形室内の基板に対して光学素子成形用金型の保
持部材がボルトにより固定され、かつ基板と保持部材間
の熱伝導を遮断するために断熱材を介装することにより
前記光学素子成形用金型は保持されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、成形室内に
配設保持される光学素子成形用金型は、当然ガラス素材
のプレス成形時に要求される型温等の影響を受け、特に
基板に金型を保持する保持部材自体が金型加熱部によっ
て加熱される為、保持部材を基板に固定するボルトが熱
によって伸びることを防止することができず、光学素子
成形用金型をしっかりと保持できない欠点を有してい
た。
配設保持される光学素子成形用金型は、当然ガラス素材
のプレス成形時に要求される型温等の影響を受け、特に
基板に金型を保持する保持部材自体が金型加熱部によっ
て加熱される為、保持部材を基板に固定するボルトが熱
によって伸びることを防止することができず、光学素子
成形用金型をしっかりと保持できない欠点を有してい
た。
【0005】また、光学素子成形用金型の型温を適確に
制御するために基板と保持部材間を断熱するために介装
される断熱材にあっては、断熱材自体に硬度がなく、や
わらかいものが多く、こうした断熱材を介装した場合、
プレス成形に要求される上下金型間における所要の芯精
度が得られない欠点を有していた。
制御するために基板と保持部材間を断熱するために介装
される断熱材にあっては、断熱材自体に硬度がなく、や
わらかいものが多く、こうした断熱材を介装した場合、
プレス成形に要求される上下金型間における所要の芯精
度が得られない欠点を有していた。
【0006】しかも、前記欠点を解消すべく断熱材を介
装せずに金型を保持した場合には、上下金型のうちの上
下方向に駆動される金型の型温がそのガイド部に伝導す
ることとなり、ガイド部にくるいが発生するとともに金
型の上下動の反復によってガイド部に破損を生ずる欠点
を有していた。
装せずに金型を保持した場合には、上下金型のうちの上
下方向に駆動される金型の型温がそのガイド部に伝導す
ることとなり、ガイド部にくるいが発生するとともに金
型の上下動の反復によってガイド部に破損を生ずる欠点
を有していた。
【0007】よって、本発明はこれらの欠点を有する従
来の光学素子成形用金型の保持方法に鑑みて開発された
もので、プレス成形室内の温度並びに型温に影響を受け
ず、常時光学素子成形用金型を、上下型間における適確
な芯精度を得つつ堅固に断熱保持し得る保持方法を提供
せんとするものである。
来の光学素子成形用金型の保持方法に鑑みて開発された
もので、プレス成形室内の温度並びに型温に影響を受け
ず、常時光学素子成形用金型を、上下型間における適確
な芯精度を得つつ堅固に断熱保持し得る保持方法を提供
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る光学素子成形用金型の保持方法
は、光学素子成形用金型の保持方法において、光学素子
成形用金型と前記金型のホルダー間にセラミックスを、
前記ホルダーとセラミックスの熱膨張収縮作用を利用し
て嵌入固定し、かつ前記光学素子成形用金型の温度を前
記ホルダー側に伝導しないよう断熱保持することとし
た。
に、第1の発明に係る光学素子成形用金型の保持方法
は、光学素子成形用金型の保持方法において、光学素子
成形用金型と前記金型のホルダー間にセラミックスを、
前記ホルダーとセラミックスの熱膨張収縮作用を利用し
て嵌入固定し、かつ前記光学素子成形用金型の温度を前
記ホルダー側に伝導しないよう断熱保持することとし
た。
【0009】また、第2の発明に係る光学素子成形用金
型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前記
光学素子成形用金型は、上下成形型ホルダーに着脱自在
に取り付けた上下成形型からなるとともに下成形型は前
記上成形型に対して対向方向に移動自在に保持すること
とした。
型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前記
光学素子成形用金型は、上下成形型ホルダーに着脱自在
に取り付けた上下成形型からなるとともに下成形型は前
記上成形型に対して対向方向に移動自在に保持すること
とした。
【0010】さらに、第3の発明に係る光学素子成形用
金型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前
記光学素子成形用金型の上成形型は、これを保持する上
成形型ホルダーをセラミックスにて形成した環状体から
なる断熱部材に上成形型ホルダーの嵌合部の熱膨張収縮
作用を利用して嵌合固定するとともに前記断熱部材を冷
却手段を備える冷却板の嵌合部に、当該嵌合部の熱膨張
収縮作用を利用して嵌合固定することとした。
金型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前
記光学素子成形用金型の上成形型は、これを保持する上
成形型ホルダーをセラミックスにて形成した環状体から
なる断熱部材に上成形型ホルダーの嵌合部の熱膨張収縮
作用を利用して嵌合固定するとともに前記断熱部材を冷
却手段を備える冷却板の嵌合部に、当該嵌合部の熱膨張
収縮作用を利用して嵌合固定することとした。
【0011】また、第4の発明に係る光学素子成形用金
型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前記
光学素子成形用金型の下成形型は、これを保持する下成
形型ホルダーをセラミックスにて形成した環状体からな
る断熱部材に下成形型ホルダーの嵌合部の熱膨張収縮作
用を利用して嵌合固定するとともに前記断熱部材を冷却
手段を備える冷却板の嵌合部に、当該嵌合部の熱膨張収
縮作用を利用して嵌合固定することとした。
型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前記
光学素子成形用金型の下成形型は、これを保持する下成
形型ホルダーをセラミックスにて形成した環状体からな
る断熱部材に下成形型ホルダーの嵌合部の熱膨張収縮作
用を利用して嵌合固定するとともに前記断熱部材を冷却
手段を備える冷却板の嵌合部に、当該嵌合部の熱膨張収
縮作用を利用して嵌合固定することとした。
【0012】さらに、第5の発明に係る光学素子成形用
金型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前
記光学素子成形用金型の上成形型は、これを保持する上
成形型ホルダーと冷却板間にセラミックスからなる断熱
部材を、前記上成形型ホルダーと冷却板のそれぞれの嵌
合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定するとともに
前記冷却板に、冷却手段を備える固定板を取り付け、か
つ、この固定板を成形室の天板に固定するとともに前記
上成形型ホルダーに押え板を断熱材を介在しつつ介装
し、前記天板と押え板を皿バネを介在した吊り下げボル
トにより締め付けることにより前記天板と上成形型ホル
ダーの押え板間に前記固定板、冷却板、上成形型ホルダ
ーを挟持しつつ前記天板に保持することとした。
金型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前
記光学素子成形用金型の上成形型は、これを保持する上
成形型ホルダーと冷却板間にセラミックスからなる断熱
部材を、前記上成形型ホルダーと冷却板のそれぞれの嵌
合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定するとともに
前記冷却板に、冷却手段を備える固定板を取り付け、か
つ、この固定板を成形室の天板に固定するとともに前記
上成形型ホルダーに押え板を断熱材を介在しつつ介装
し、前記天板と押え板を皿バネを介在した吊り下げボル
トにより締め付けることにより前記天板と上成形型ホル
ダーの押え板間に前記固定板、冷却板、上成形型ホルダ
ーを挟持しつつ前記天板に保持することとした。
【0013】そして、第6の発明に係る光学素子成形用
金型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前
記光学素子成形用金型の下成形型は、これを保持する下
成形型ホルダーと冷却板間にセラミックスからなる断熱
部材を、前記下成形型ホルダーと冷却板のそれぞれの嵌
合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定するとともに
前記冷却板を駆動手段を備える保持軸の上端部に取り付
け、かつ、この保持軸に断熱材を介在して取り付けた保
持板と前記下成形型ホルダーに断熱材を介在して取り付
けた押え板を皿バネを介在した締め付けボルトにて締め
付けることにより、前記保持軸の保持板と下成形型ホル
ダーの押え板間に前記下成形型ホルダー、断熱部材、冷
却板を挟持しつつ前記保持軸に保持することとした。
金型の保持方法は、前記第1の発明の構成にあって、前
記光学素子成形用金型の下成形型は、これを保持する下
成形型ホルダーと冷却板間にセラミックスからなる断熱
部材を、前記下成形型ホルダーと冷却板のそれぞれの嵌
合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定するとともに
前記冷却板を駆動手段を備える保持軸の上端部に取り付
け、かつ、この保持軸に断熱材を介在して取り付けた保
持板と前記下成形型ホルダーに断熱材を介在して取り付
けた押え板を皿バネを介在した締め付けボルトにて締め
付けることにより、前記保持軸の保持板と下成形型ホル
ダーの押え板間に前記下成形型ホルダー、断熱部材、冷
却板を挟持しつつ前記保持軸に保持することとした。
【0014】すなわち、第1の発明の光学素子成形用金
型の保持方法にあっては、光学素子成形用金型と金型の
ホルダー間に、断熱材としてセラミックスを金型のホル
ダーとセラミックスの熱膨張収縮作用を利用して嵌入固
定することにより、成形室内における成形時の熱影響に
よる保持部の弛みを防止して、しっかりと固定するとと
もに、硬度の高いセラミックスを断熱材として使用する
ことにより、上下成形型における高い芯精度を得つつ光
学素子成形用金型を保持することができる。
型の保持方法にあっては、光学素子成形用金型と金型の
ホルダー間に、断熱材としてセラミックスを金型のホル
ダーとセラミックスの熱膨張収縮作用を利用して嵌入固
定することにより、成形室内における成形時の熱影響に
よる保持部の弛みを防止して、しっかりと固定するとと
もに、硬度の高いセラミックスを断熱材として使用する
ことにより、上下成形型における高い芯精度を得つつ光
学素子成形用金型を保持することができる。
【0015】また、第2の発明の光学素子成形用金型の
保持方法にあっては、光学素子成形用金型を上成形型ホ
ルダーに着脱自在に取り付けた上成形型と下成形型ホル
ダーに着脱自在に取り付けた下成形型から構成し、上下
成形型における高い芯精度を保持しつつ下成形型を上成
形型に対して対向方向に移動自在に保持する。
保持方法にあっては、光学素子成形用金型を上成形型ホ
ルダーに着脱自在に取り付けた上成形型と下成形型ホル
ダーに着脱自在に取り付けた下成形型から構成し、上下
成形型における高い芯精度を保持しつつ下成形型を上成
形型に対して対向方向に移動自在に保持する。
【0016】さらに、第3の発明の光学素子成形用金型
の保持方法にあっては、光学素子成形用金型の上成形型
を保持する上成形型ホルダーを、セラミックスにて形成
した環状体からなる断熱部材に熱膨張収縮作用を利用し
て嵌合固定するとともに、前記上成形型ホルダーに嵌合
した断熱部材を、冷却手段を備える前記金型のホルダー
としての冷却板に熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定
し、上成形型を堅固に保持する。
の保持方法にあっては、光学素子成形用金型の上成形型
を保持する上成形型ホルダーを、セラミックスにて形成
した環状体からなる断熱部材に熱膨張収縮作用を利用し
て嵌合固定するとともに、前記上成形型ホルダーに嵌合
した断熱部材を、冷却手段を備える前記金型のホルダー
としての冷却板に熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定
し、上成形型を堅固に保持する。
【0017】第4の発明の光学素子成形用金型の保持方
法にあっては、光学素子成形用金型の下成形型を保持す
る下成形型ホルダーを、セラミックスにて形成した環状
体からなる断熱部材に熱膨張収縮作用を利用して嵌合固
定するとともに、前記下成形型ホルダーに嵌合した断熱
部材を、冷却手段を備える前記金型のホルダーとしての
冷却板に熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定し、下成形
型を堅固に保持する。
法にあっては、光学素子成形用金型の下成形型を保持す
る下成形型ホルダーを、セラミックスにて形成した環状
体からなる断熱部材に熱膨張収縮作用を利用して嵌合固
定するとともに、前記下成形型ホルダーに嵌合した断熱
部材を、冷却手段を備える前記金型のホルダーとしての
冷却板に熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定し、下成形
型を堅固に保持する。
【0018】また、第5の発明の光学素子成形用金型の
保持方法にあっては、光学素子成形用金型の上成形型を
保持する上成形型ホルダーと冷却板間にセラミックスか
らなる断熱部材を熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定す
るとともに、前記冷却板に冷却手段を備える固定板を取
り付ける。そして、この固定板を成形室の天板に固定す
るとともに、前記上成形型ホルダーに押え板を断熱材を
介在し、前記天板と押え板を皿バネを介在した吊り下げ
ボルトにより締め付けることにより、熱膨張による吊り
下げボルトの変化を吸収し、弛みを防止しつつ、前記天
板と上成形型ホルダーの押え板間に前記固定板、冷却
板、上成形型ホルダーを挟持しつつ前記天板に上成形型
を保持する。
保持方法にあっては、光学素子成形用金型の上成形型を
保持する上成形型ホルダーと冷却板間にセラミックスか
らなる断熱部材を熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定す
るとともに、前記冷却板に冷却手段を備える固定板を取
り付ける。そして、この固定板を成形室の天板に固定す
るとともに、前記上成形型ホルダーに押え板を断熱材を
介在し、前記天板と押え板を皿バネを介在した吊り下げ
ボルトにより締め付けることにより、熱膨張による吊り
下げボルトの変化を吸収し、弛みを防止しつつ、前記天
板と上成形型ホルダーの押え板間に前記固定板、冷却
板、上成形型ホルダーを挟持しつつ前記天板に上成形型
を保持する。
【0019】さらに、第6の発明の光学素子成形用金型
の保持方法にあっては、光学素子成形用金型の下成形型
を保持する下成形型ホルダーと冷却板間にセラミックス
からなる断熱部材を熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定
するとともに、前記冷却板を駆動手段を備える保持軸の
上端部に取り付ける。そして、この保持軸に断熱材を介
在して取り付けた保持板と前記下成形型ホルダーに断熱
材を介在して取り付けた押え板を皿バネを介在した締め
付けボルトにて締め付けることにより、熱膨張による締
め付けボルトの変化を吸収し、弛みを防止しつつ、前記
保持軸の保持板と下成形型ホルダーの押え板間に前記下
成形型ホルダー、断熱部材、冷却板を挟持しつつ前記保
持軸に下成形型を保持する。
の保持方法にあっては、光学素子成形用金型の下成形型
を保持する下成形型ホルダーと冷却板間にセラミックス
からなる断熱部材を熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定
するとともに、前記冷却板を駆動手段を備える保持軸の
上端部に取り付ける。そして、この保持軸に断熱材を介
在して取り付けた保持板と前記下成形型ホルダーに断熱
材を介在して取り付けた押え板を皿バネを介在した締め
付けボルトにて締め付けることにより、熱膨張による締
め付けボルトの変化を吸収し、弛みを防止しつつ、前記
保持軸の保持板と下成形型ホルダーの押え板間に前記下
成形型ホルダー、断熱部材、冷却板を挟持しつつ前記保
持軸に下成形型を保持する。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下本発明の光
学素子成形用金型の保持方法の実施の形態1を図1〜4
に基づいて説明する。図1はガラスレンズの自動成形装
置の全体を示す概略平面図、図2はガラスレンズの成形
装置の概略を示す斜視図、図3は成形室内におけるプレ
ス成形装置を示す縦断正面図、図4は図3のA―A底面
図である。
学素子成形用金型の保持方法の実施の形態1を図1〜4
に基づいて説明する。図1はガラスレンズの自動成形装
置の全体を示す概略平面図、図2はガラスレンズの成形
装置の概略を示す斜視図、図3は成形室内におけるプレ
ス成形装置を示す縦断正面図、図4は図3のA―A底面
図である。
【0021】しかして、図1および図2によりガラスレ
ンズの自動成形装置の概略を説明すると、成形室1には
上下成形型等を備えるガラスレンズの成形装置2が配設
されており、離型装置4の駆動部によって駆動される上
下離型アーム26,27に支持された上下離型リングが
上下動自在に配設されている。また、成形室1内にはガ
ラスレンズの成形素材としてのゴブを加熱する本加熱炉
5が配設されており、ゴブは搬送ライン7から搬送アー
ム6により本加熱炉5に搬入できるようになっている。
ンズの自動成形装置の概略を説明すると、成形室1には
上下成形型等を備えるガラスレンズの成形装置2が配設
されており、離型装置4の駆動部によって駆動される上
下離型アーム26,27に支持された上下離型リングが
上下動自在に配設されている。また、成形室1内にはガ
ラスレンズの成形素材としてのゴブを加熱する本加熱炉
5が配設されており、ゴブは搬送ライン7から搬送アー
ム6により本加熱炉5に搬入できるようになっている。
【0022】この搬送アーム6は駆動部8により駆動さ
れ、ゴブを搬送ライン7より前記本加熱炉5を介して成
形室1の成形ポイント10に搬送するとともに、成形ポ
イント10にてプレス成形された成形後のガラスレンズ
を再度搬送ライン7に搬出移動可能となっている。搬送
ライン7には複数のゴブ皿を横列収納したマガジン20
がマガジン20の供給部11から供給され、供給された
マガジン20は搬送ライン7の加熱部15により加熱さ
れている搬送ライン7により、マガジン20から各ゴブ
皿を突き上げるゴブ皿の突き上げ部9の突き上げポイン
ト13に搬送されるようになっており、マガジン20は
成形室1内におけるプレス成形工程に関連して、マガジ
ン20の駆動部12により間隔的に一ピッチ(マガジン
20に横列収納される各ゴブ皿を順次前記突き上げ部9
の突き上げポイント13に押し出し得る距離)毎に移送
される。
れ、ゴブを搬送ライン7より前記本加熱炉5を介して成
形室1の成形ポイント10に搬送するとともに、成形ポ
イント10にてプレス成形された成形後のガラスレンズ
を再度搬送ライン7に搬出移動可能となっている。搬送
ライン7には複数のゴブ皿を横列収納したマガジン20
がマガジン20の供給部11から供給され、供給された
マガジン20は搬送ライン7の加熱部15により加熱さ
れている搬送ライン7により、マガジン20から各ゴブ
皿を突き上げるゴブ皿の突き上げ部9の突き上げポイン
ト13に搬送されるようになっており、マガジン20は
成形室1内におけるプレス成形工程に関連して、マガジ
ン20の駆動部12により間隔的に一ピッチ(マガジン
20に横列収納される各ゴブ皿を順次前記突き上げ部9
の突き上げポイント13に押し出し得る距離)毎に移送
される。
【0023】突き上げ部9は、前記本加熱炉5に隣接す
るようにして搬送ライン7に配設した予備加熱部14に
位置しており、搬送ライン7にて搬送されるゴブを載置
したゴブ皿をマガジン20から搬送アーム6の保持位置
まで突き上げるとともに、プレス成形したガラスレンズ
を載置したゴブ皿を搬送アーム6から搬送ライン7上の
マガジン20に載置できるようになっている。成形後の
ガラスレンズを収納したマガジン20は搬出ライン16
により、マガジン20の搬出用駆動部18を備えるマガ
ジン20の搬出部17に搬送されるようになっている。
るようにして搬送ライン7に配設した予備加熱部14に
位置しており、搬送ライン7にて搬送されるゴブを載置
したゴブ皿をマガジン20から搬送アーム6の保持位置
まで突き上げるとともに、プレス成形したガラスレンズ
を載置したゴブ皿を搬送アーム6から搬送ライン7上の
マガジン20に載置できるようになっている。成形後の
ガラスレンズを収納したマガジン20は搬出ライン16
により、マガジン20の搬出用駆動部18を備えるマガ
ジン20の搬出部17に搬送されるようになっている。
【0024】なお、装置の設備面積の有効利用と成形時
間の省力化を図るため、図1における右側の各部を左側
部に対称配備することにより構成したもので、同一構成
部を同一番号を付して示す。
間の省力化を図るため、図1における右側の各部を左側
部に対称配備することにより構成したもので、同一構成
部を同一番号を付して示す。
【0025】前記構成からなるガラスレンズの成形装置
における自動成形方法の概略を図面とともに説明する
と、まず、マガジン20には図示しないゴブを載置した
ゴブ皿が複数個横列収納されており、かかるマガジン2
0が複数個供給部11の搬送台19上に配置されるとと
もに搬送台19上に載置された各マガジン20が供給部
11の押し出し腕21により搬送ライン7方向に押し出
され、かつ最前列のマガジン20が搬送ライン7上に押
し出される。
における自動成形方法の概略を図面とともに説明する
と、まず、マガジン20には図示しないゴブを載置した
ゴブ皿が複数個横列収納されており、かかるマガジン2
0が複数個供給部11の搬送台19上に配置されるとと
もに搬送台19上に載置された各マガジン20が供給部
11の押し出し腕21により搬送ライン7方向に押し出
され、かつ最前列のマガジン20が搬送ライン7上に押
し出される。
【0026】そして、搬送ライン7上に押し出されたマ
ガジン20が、駆動部12によりマガジン20に収納さ
れるゴブ皿の列設ピッチ毎に前進動されるとともにマガ
ジン20に収納されるゴブ皿が突き上げポイント13に
搬送されると、突き上げ部9が作動してマガジン20に
載置されるゴブ皿が搬送ライン7上側に突き上げられ、
かつ、この突き上げ部9によるゴブ皿の上昇に伴って搬
送アーム6が駆動部8の作動によって前進動する。そし
て、搬送アーム6は突き上げ部9によって突き上げ保持
されるゴブ皿を受け取り、さらに前進して本加熱炉5内
においてゴブ皿に載置されるゴブを所定粘度まで加熱軟
化後、成形装置2の上下成形型間における成形ポイント
10に搬入保持せしめられる。
ガジン20が、駆動部12によりマガジン20に収納さ
れるゴブ皿の列設ピッチ毎に前進動されるとともにマガ
ジン20に収納されるゴブ皿が突き上げポイント13に
搬送されると、突き上げ部9が作動してマガジン20に
載置されるゴブ皿が搬送ライン7上側に突き上げられ、
かつ、この突き上げ部9によるゴブ皿の上昇に伴って搬
送アーム6が駆動部8の作動によって前進動する。そし
て、搬送アーム6は突き上げ部9によって突き上げ保持
されるゴブ皿を受け取り、さらに前進して本加熱炉5内
においてゴブ皿に載置されるゴブを所定粘度まで加熱軟
化後、成形装置2の上下成形型間における成形ポイント
10に搬入保持せしめられる。
【0027】前記ゴブ皿のゴブが成形ポイント10に搬
入されるのに関連して上下成形型によるプレス成形が遂
行され、再度、成形後のガラスレンズがゴブ皿に載置さ
れるのに関連して搬送アーム6が駆動部8の作動によっ
て突き上げポイント13まで後退動し、突き上げ部9に
ゴブ皿が受け渡される。そして、さらに突き上げ部9の
下降によって、成形後のガラスレンズが載置されるゴブ
皿が搬送ライン7のマガジン20内に載置され、前記駆
動部12の間隔的なマガジン20の移動に伴って搬出ラ
イン16上より搬出部17に搬出される。
入されるのに関連して上下成形型によるプレス成形が遂
行され、再度、成形後のガラスレンズがゴブ皿に載置さ
れるのに関連して搬送アーム6が駆動部8の作動によっ
て突き上げポイント13まで後退動し、突き上げ部9に
ゴブ皿が受け渡される。そして、さらに突き上げ部9の
下降によって、成形後のガラスレンズが載置されるゴブ
皿が搬送ライン7のマガジン20内に載置され、前記駆
動部12の間隔的なマガジン20の移動に伴って搬出ラ
イン16上より搬出部17に搬出される。
【0028】以下同様の各部操作を成形装置2によるプ
レス成形に関連して遂行することによってガラスレンズ
を自動的に成形することができる。
レス成形に関連して遂行することによってガラスレンズ
を自動的に成形することができる。
【0029】しかして、以下には図3,4とともに成形
室1内における上下成形型30,32の保持機構につい
て具体的に説明する。
室1内における上下成形型30,32の保持機構につい
て具体的に説明する。
【0030】まず、成形室1は基台55の台盤56上側
に固定した下板22の上側4隅部に4本の支柱23をそ
れぞれ固定ボルト161により固定して立設するととも
に、4本の支柱23の上端に天板24をそれぞれ固定ボ
ルト160により固定し、かつ4本の各支柱23間に側
壁25を張設することにより構成されている(図1,2
参照)。
に固定した下板22の上側4隅部に4本の支柱23をそ
れぞれ固定ボルト161により固定して立設するととも
に、4本の支柱23の上端に天板24をそれぞれ固定ボ
ルト160により固定し、かつ4本の各支柱23間に側
壁25を張設することにより構成されている(図1,2
参照)。
【0031】また、各側壁25のうちの背側壁25には
離型装置4の上下離型アーム26,27の搬出入口28
を開口するとともに、正側壁25には把手165を備え
た透明の透視窓29を取り外し自在に取り付け、さらに
左右側壁25の内側には本加熱炉5(図1参照)とその
外側には予備加熱部14を連設することにより構成され
ている。
離型装置4の上下離型アーム26,27の搬出入口28
を開口するとともに、正側壁25には把手165を備え
た透明の透視窓29を取り外し自在に取り付け、さらに
左右側壁25の内側には本加熱炉5(図1参照)とその
外側には予備加熱部14を連設することにより構成され
ている。
【0032】前記離型装置4の上下離型アーム26,2
7の上離型アーム26は図3に示す通り上成形型30の
外周において上下方向に移動自在に上離型リング31を
支持するとともに、下離型アーム27はこの上離型リン
グ31の対向配置において下成形型32の軸心に沿って
上下方向に移動自在に下離型リング33を支持してい
る。
7の上離型アーム26は図3に示す通り上成形型30の
外周において上下方向に移動自在に上離型リング31を
支持するとともに、下離型アーム27はこの上離型リン
グ31の対向配置において下成形型32の軸心に沿って
上下方向に移動自在に下離型リング33を支持してい
る。
【0033】さらに図3において、搬送アーム6はその
先端部にガラス素材としてゴブ(図示しない)を載置し
たゴブ皿34を載置する嵌合穴35を備えている。ゴブ
皿34には下成形型32の通孔36を備えている。
先端部にガラス素材としてゴブ(図示しない)を載置し
たゴブ皿34を載置する嵌合穴35を備えている。ゴブ
皿34には下成形型32の通孔36を備えている。
【0034】さて、上成形型30の保持構成について説
明すると、上成形型ホルダー40に上成形型30を着脱
自在に取り付けるとともに、このホルダー40をセラミ
ックスからなる断熱部材50を介して金型のホルダーと
しての冷却板60に保持せしめ、かつ冷却板60を固定
板70を介して天板24に保持することにより構成され
ている。
明すると、上成形型ホルダー40に上成形型30を着脱
自在に取り付けるとともに、このホルダー40をセラミ
ックスからなる断熱部材50を介して金型のホルダーと
しての冷却板60に保持せしめ、かつ冷却板60を固定
板70を介して天板24に保持することにより構成され
ている。
【0035】しかして、前記上成形型ホルダー40は中
央部下側(先端側)に上成形型30の上部に突設したテ
ーパー嵌合凸部37を嵌合するテーパー嵌合凹部41を
凹設するとともに中央部上側(後端側)に、前記断熱部
材50との嵌合部としての嵌合凸部42を突設すること
により形成されている。また、この上成形型ホルダー4
0の先端部外周には上成形型30の固定リング38のネ
ジ49および上成形型ホルダー40の外周に外嵌する筒
状のヒーター44の固定リング46のネジ47を螺設し
てある。
央部下側(先端側)に上成形型30の上部に突設したテ
ーパー嵌合凸部37を嵌合するテーパー嵌合凹部41を
凹設するとともに中央部上側(後端側)に、前記断熱部
材50との嵌合部としての嵌合凸部42を突設すること
により形成されている。また、この上成形型ホルダー4
0の先端部外周には上成形型30の固定リング38のネ
ジ49および上成形型ホルダー40の外周に外嵌する筒
状のヒーター44の固定リング46のネジ47を螺設し
てある。
【0036】前記セラミックスからなる断熱部材50は
中央部に、前記上成形型ホルダー40の嵌合凸部42の
外径より小径の内径からなる嵌合孔51を設けた環状体
からなるものである。
中央部に、前記上成形型ホルダー40の嵌合凸部42の
外径より小径の内径からなる嵌合孔51を設けた環状体
からなるものである。
【0037】加えて、前記冷却板60は、本体61に冷
却手段としての冷媒(例えばN2あるいはArガス等の
不活性ガス)の流通路62を貫通するとともにこの流通
路62の一方を冷媒源(図示しない)に連結し、他方は
本体61の下側中央部の凹部63に開口64されてい
る。また、前記本体61の上側中央部には前記固定板7
0の嵌合孔71に嵌合する嵌合凸部65を突設するとと
もに本体61の下側外周には内側に前記断熱部材50を
嵌合する、断熱部材50の外径より小径の内径からなる
嵌合部としての嵌合凹部66を備える筒状部67を設け
ることにより形成されている。
却手段としての冷媒(例えばN2あるいはArガス等の
不活性ガス)の流通路62を貫通するとともにこの流通
路62の一方を冷媒源(図示しない)に連結し、他方は
本体61の下側中央部の凹部63に開口64されてい
る。また、前記本体61の上側中央部には前記固定板7
0の嵌合孔71に嵌合する嵌合凸部65を突設するとと
もに本体61の下側外周には内側に前記断熱部材50を
嵌合する、断熱部材50の外径より小径の内径からなる
嵌合部としての嵌合凹部66を備える筒状部67を設け
ることにより形成されている。
【0038】さらに、前記固定板70は中央部に冷却板
60の嵌合凸部65を嵌合する嵌合孔71を貫通すると
ともに冷却手段としての環状の冷却流体の流路72を設
け、かつこの流路72は天板24に設けた冷却流体の流
体源(図示しない)との連結パイプ73に連結する連結
孔74を開口することにより形成されている。流路72
には固定板70に流路72を加工する際に生じた開口部
に水密栓75を嵌着してある。
60の嵌合凸部65を嵌合する嵌合孔71を貫通すると
ともに冷却手段としての環状の冷却流体の流路72を設
け、かつこの流路72は天板24に設けた冷却流体の流
体源(図示しない)との連結パイプ73に連結する連結
孔74を開口することにより形成されている。流路72
には固定板70に流路72を加工する際に生じた開口部
に水密栓75を嵌着してある。
【0039】これらの構成からなる前記各部材の組込み
方法について説明すると、まず、前記冷却板60を加熱
して筒状部67の嵌合凹部66の内径を断熱部材50の
外径に対応すべく広げた後、前記セラミックスからなる
断熱部材50(当該断熱部材50は加熱することなく常
温状態)を冷却板60の嵌合凹部66に嵌合し、冷却板
60を常温に戻すことにより冷却板60の嵌合凹部66
に断熱部材50を固着する。
方法について説明すると、まず、前記冷却板60を加熱
して筒状部67の嵌合凹部66の内径を断熱部材50の
外径に対応すべく広げた後、前記セラミックスからなる
断熱部材50(当該断熱部材50は加熱することなく常
温状態)を冷却板60の嵌合凹部66に嵌合し、冷却板
60を常温に戻すことにより冷却板60の嵌合凹部66
に断熱部材50を固着する。
【0040】また、前記上成形型ホルダー40を冷却し
て、上成形型ホルダー40の嵌合凸部42の外径を縮め
て小径化した後、これを断熱部材50の嵌合孔51内に
嵌合し、これを常温に戻すことにより上成形型ホルダー
40の嵌合凸部42を断熱部材50の嵌合孔51内に固
着することにより上成形型ホルダー40を断熱部材50
に保持せしめる。
て、上成形型ホルダー40の嵌合凸部42の外径を縮め
て小径化した後、これを断熱部材50の嵌合孔51内に
嵌合し、これを常温に戻すことにより上成形型ホルダー
40の嵌合凸部42を断熱部材50の嵌合孔51内に固
着することにより上成形型ホルダー40を断熱部材50
に保持せしめる。
【0041】さらに、冷却板60の嵌合凸部65を固定
板70の嵌合孔71に、両者常温状態にて打ち込むこと
により嵌合固着し、上成形型ホルダー40と固定板70
に固定した冷却板60間にセラミックスからなる断熱部
材50を、前記上成形型ホルダー40、冷却板60およ
び断熱部材50の熱膨張作用を利用しつつ嵌合固着して
各部材の組込みを行う。
板70の嵌合孔71に、両者常温状態にて打ち込むこと
により嵌合固着し、上成形型ホルダー40と固定板70
に固定した冷却板60間にセラミックスからなる断熱部
材50を、前記上成形型ホルダー40、冷却板60およ
び断熱部材50の熱膨張作用を利用しつつ嵌合固着して
各部材の組込みを行う。
【0042】さらに、上成形型ホルダー40の外周に通
電用のコード166(図4参照)を連結してあるヒータ
ー44を外嵌した後、上成形型ホルダー40のネジ47
に固定リング46を螺着してヒーター44を上成形型ホ
ルダー40に取り付ける。
電用のコード166(図4参照)を連結してあるヒータ
ー44を外嵌した後、上成形型ホルダー40のネジ47
に固定リング46を螺着してヒーター44を上成形型ホ
ルダー40に取り付ける。
【0043】しかる後、前記固定板70の嵌合孔71に
嵌合した冷却板60の嵌合凸部65に設けたネジ穴68
に固定ボルト69を螺着して天板24に冷却板60を固
定するとともに、固定板70の4隅に位置せしめて天板
24から4本の吊り下げボルト80を取り付け、かつ前
記上成形型ホルダー40のホルダー板43に断熱材81
を介在せしめつつ押え板82を介装するとともに前記4
本の吊り下げボルト80を押え板82の4隅に開口した
通孔(図示しない)に挿通し、各吊り下げボルト80の
下端部にダブルナット83を螺着することにより、4本
の吊り下げボルト80により押え板82を介して、前記
固定板70、冷却板60、ヒーター44および上成形型
30を取り付けた上成形型ホルダー40を天板24に取
り付けることができる。
嵌合した冷却板60の嵌合凸部65に設けたネジ穴68
に固定ボルト69を螺着して天板24に冷却板60を固
定するとともに、固定板70の4隅に位置せしめて天板
24から4本の吊り下げボルト80を取り付け、かつ前
記上成形型ホルダー40のホルダー板43に断熱材81
を介在せしめつつ押え板82を介装するとともに前記4
本の吊り下げボルト80を押え板82の4隅に開口した
通孔(図示しない)に挿通し、各吊り下げボルト80の
下端部にダブルナット83を螺着することにより、4本
の吊り下げボルト80により押え板82を介して、前記
固定板70、冷却板60、ヒーター44および上成形型
30を取り付けた上成形型ホルダー40を天板24に取
り付けることができる。
【0044】その後、上成形ホルダー40のテーパー嵌
合凹部41内に上成形型30のテーパー嵌合凸部37を
嵌合した後、上成形型ホルダー40の先端外周部に設け
たネジ49に固定リング38を螺着して、上成形型30
を上成形型ホルダー40に取り付ける。
合凹部41内に上成形型30のテーパー嵌合凸部37を
嵌合した後、上成形型ホルダー40の先端外周部に設け
たネジ49に固定リング38を螺着して、上成形型30
を上成形型ホルダー40に取り付ける。
【0045】なお、天板24に前記4本の吊り下げボル
ト80を吊り下げる場合、各吊り下げボルト80の頭部
には図3の点線で示す如く皿バネ84を介在し、各吊り
下げボルト80の成形室1内における熱膨張による吊り
下げボルト80の長さ変化を吸収し、弛みを防止するこ
とができるようにしてある。
ト80を吊り下げる場合、各吊り下げボルト80の頭部
には図3の点線で示す如く皿バネ84を介在し、各吊り
下げボルト80の成形室1内における熱膨張による吊り
下げボルト80の長さ変化を吸収し、弛みを防止するこ
とができるようにしてある。
【0046】また、前記押え板82には円筒状のヒータ
ー44のカバー85をネジ86により固定するとともに
ヒーター44のサーモスタット99を取り付けてある。
ー44のカバー85をネジ86により固定するとともに
ヒーター44のサーモスタット99を取り付けてある。
【0047】さらに、前記天板24には、前記ガラス成
形素材としてのゴブ皿34に載置したゴブを成形ポイン
ト10に搬送する搬送アーム6の位置決め用ストッパー
板87が吊り下げ兼調整ボルト162により取り付けら
れ、吊り下げ兼調整ボルト162により上下方向におよ
び調整ボルト167(図4参照)により左右方向にスラ
イド自在に設けられるとともに、成形室1内に不活性ガ
ス(チッ素ガス等)を噴出するノズル88(図4参照)
が取り付けられている。
形素材としてのゴブ皿34に載置したゴブを成形ポイン
ト10に搬送する搬送アーム6の位置決め用ストッパー
板87が吊り下げ兼調整ボルト162により取り付けら
れ、吊り下げ兼調整ボルト162により上下方向におよ
び調整ボルト167(図4参照)により左右方向にスラ
イド自在に設けられるとともに、成形室1内に不活性ガ
ス(チッ素ガス等)を噴出するノズル88(図4参照)
が取り付けられている。
【0048】前記構成の上成形型30の保持構成に加え
て、以下には下成形型32の保持構成について説明する
に、当該下成形型32の保持構成は図3に示す如く、下
成形型32を上下方向に上下動する保持軸90の上端部
に取り付けた冷却板100、この冷却板100に固着し
たセラミックスからなる断熱部材110、この断熱部材
110に固着した下成形型ホルダー120の各部の構成
からなるものである。
て、以下には下成形型32の保持構成について説明する
に、当該下成形型32の保持構成は図3に示す如く、下
成形型32を上下方向に上下動する保持軸90の上端部
に取り付けた冷却板100、この冷却板100に固着し
たセラミックスからなる断熱部材110、この断熱部材
110に固着した下成形型ホルダー120の各部の構成
からなるものである。
【0049】しかして、前記冷却板100の本体101
下部には、保持軸90の上端部の嵌合凹部91の内径に
対応する外径の嵌合凸部102を突設するとともに本体
101内部には冷却手段としての冷媒(例えばN2ある
いはArガス等の不活性ガス)の流通路103を貫通
し、この流通路103を連結パイプ104を介して図示
しない冷媒源に連結してある。さらに本体101の上部
には、前記断熱部材110の外径より小径の内径からな
る断熱部材110との嵌合部としての嵌合凹部105を
凹設することにより形成されている。
下部には、保持軸90の上端部の嵌合凹部91の内径に
対応する外径の嵌合凸部102を突設するとともに本体
101内部には冷却手段としての冷媒(例えばN2ある
いはArガス等の不活性ガス)の流通路103を貫通
し、この流通路103を連結パイプ104を介して図示
しない冷媒源に連結してある。さらに本体101の上部
には、前記断熱部材110の外径より小径の内径からな
る断熱部材110との嵌合部としての嵌合凹部105を
凹設することにより形成されている。
【0050】また、前記断熱部材110と下成形型ホル
ダー120は、前記上成形型30の断熱部材50と上成
形型ホルダー40と同様の構成からなるもので、セラミ
ックスからなる断熱部材110は中央部に前記下成形型
ホルダー120の嵌合部としての嵌合凸部122の外径
より小径の内径からなる嵌合孔111を設けた環状体か
らなるものである。
ダー120は、前記上成形型30の断熱部材50と上成
形型ホルダー40と同様の構成からなるもので、セラミ
ックスからなる断熱部材110は中央部に前記下成形型
ホルダー120の嵌合部としての嵌合凸部122の外径
より小径の内径からなる嵌合孔111を設けた環状体か
らなるものである。
【0051】そして、下成形型ホルダー120は、その
先端側中央部に、下成形型32の下部に突設したテーパ
ー嵌合凸部130を嵌合するテーパー嵌合凹部121を
凹設するとともに中央下部に、前記断熱部材110との
嵌合凸部122を突設し、かつ下部外周にホルダー板1
23を突設することにより形成されている。また、この
下成形型ホルダー120の先端部外周には下成形型32
の固定リング131のネジ124および下成形型ホルダ
ー120の外周に外嵌する筒状のヒーター132の固定
リング133のネジ125を螺設してある。
先端側中央部に、下成形型32の下部に突設したテーパ
ー嵌合凸部130を嵌合するテーパー嵌合凹部121を
凹設するとともに中央下部に、前記断熱部材110との
嵌合凸部122を突設し、かつ下部外周にホルダー板1
23を突設することにより形成されている。また、この
下成形型ホルダー120の先端部外周には下成形型32
の固定リング131のネジ124および下成形型ホルダ
ー120の外周に外嵌する筒状のヒーター132の固定
リング133のネジ125を螺設してある。
【0052】これらの構成からなる前記各部材の組込み
方法も上成形型30の場合と同様の方法からなり、ま
ず、前記冷却板100を加熱して嵌合凹部105の内径
を断熱部材110の外径に対応すべく広げた後、前記セ
ラミックスからなる断熱部材110(当該断熱部材11
0は加熱することなく常温状態)を冷却板100の嵌合
凹部105に嵌合し、冷却板100を常温に戻すことに
より冷却板100の嵌合凹部105に断熱部材110を
固着する。
方法も上成形型30の場合と同様の方法からなり、ま
ず、前記冷却板100を加熱して嵌合凹部105の内径
を断熱部材110の外径に対応すべく広げた後、前記セ
ラミックスからなる断熱部材110(当該断熱部材11
0は加熱することなく常温状態)を冷却板100の嵌合
凹部105に嵌合し、冷却板100を常温に戻すことに
より冷却板100の嵌合凹部105に断熱部材110を
固着する。
【0053】また、前記下成形型ホルダー120を冷却
して、下成形型ホルダー120の嵌合凸部122の外径
を縮めて小径化した後、これを断熱部材110の嵌合孔
111内に嵌合し、これを常温に戻すことにより下成形
型ホルダー120の嵌合凸部122を断熱部材110の
嵌合孔111内に固着することにより下成形型ホルダー
120を断熱部材110に保持せしめる。
して、下成形型ホルダー120の嵌合凸部122の外径
を縮めて小径化した後、これを断熱部材110の嵌合孔
111内に嵌合し、これを常温に戻すことにより下成形
型ホルダー120の嵌合凸部122を断熱部材110の
嵌合孔111内に固着することにより下成形型ホルダー
120を断熱部材110に保持せしめる。
【0054】さらに、冷却板100の嵌合凸部102を
保持軸90の嵌合凹部91に、両者常温状態にて打ち込
むことにより、嵌合凸部102と嵌合凹部91間にOリ
ング170を介装させた状態で嵌合固着し、下成形型ホ
ルダー120と冷却板100間にセラミックスからなる
断熱部材110を、前記下成形型ホルダー120、冷却
板100および断熱部材110の熱膨張作用を利用して
嵌合固着しつつ、各部材の組込みを行う。
保持軸90の嵌合凹部91に、両者常温状態にて打ち込
むことにより、嵌合凸部102と嵌合凹部91間にOリ
ング170を介装させた状態で嵌合固着し、下成形型ホ
ルダー120と冷却板100間にセラミックスからなる
断熱部材110を、前記下成形型ホルダー120、冷却
板100および断熱部材110の熱膨張作用を利用して
嵌合固着しつつ、各部材の組込みを行う。
【0055】さらに、下成形型ホルダー120の外周に
通電用のコード163を連結したヒーター132を外嵌
した後、下成形型ホルダー120のネジ125に固定リ
ング133を螺着してヒーター132を下成形型ホルダ
ー120に取り付ける。
通電用のコード163を連結したヒーター132を外嵌
した後、下成形型ホルダー120のネジ125に固定リ
ング133を螺着してヒーター132を下成形型ホルダ
ー120に取り付ける。
【0056】しかる後、保持軸90の上端部外周に保持
板92を外嵌するとともにこの保持板92をボルト93
にて固着し、かつ保持板92の4隅に4本の締め付けボ
ルト140を取り付ける。さらに、前記下成形型ホルダ
ー120のホルダー板123に断熱板141を介在せし
めつつ押え板142を介装するとともに、前記4本の締
め付けボルト140を押え板142の4隅に開口した通
孔143に挿通し、各締め付けボルト140の上端部に
ダブルナット144を螺着することにより、4本の締め
付けボルト140により押え板142と保持板92を介
して、前記冷却板100、ヒーター132および下成形
型32を取り付けた下成形型ホルダー120を保持軸9
0に取り付けることができる。なお、各締付けボルト1
40と保持板92間には断熱材164を介在させてあ
る。
板92を外嵌するとともにこの保持板92をボルト93
にて固着し、かつ保持板92の4隅に4本の締め付けボ
ルト140を取り付ける。さらに、前記下成形型ホルダ
ー120のホルダー板123に断熱板141を介在せし
めつつ押え板142を介装するとともに、前記4本の締
め付けボルト140を押え板142の4隅に開口した通
孔143に挿通し、各締め付けボルト140の上端部に
ダブルナット144を螺着することにより、4本の締め
付けボルト140により押え板142と保持板92を介
して、前記冷却板100、ヒーター132および下成形
型32を取り付けた下成形型ホルダー120を保持軸9
0に取り付けることができる。なお、各締付けボルト1
40と保持板92間には断熱材164を介在させてあ
る。
【0057】その後、下成形型ホルダー120のテーパ
ー嵌合凹部121内に下成形型32のテーパー嵌合凸部
130を嵌合した後、下成形型ホルダー120のネジ1
24に固定リング131を螺着して、下成形型32を下
成形型ホルダー120に取り付ける。
ー嵌合凹部121内に下成形型32のテーパー嵌合凸部
130を嵌合した後、下成形型ホルダー120のネジ1
24に固定リング131を螺着して、下成形型32を下
成形型ホルダー120に取り付ける。
【0058】なお、保持板92に前記4本の締め付けボ
ルト140を取り付ける場合、各締め付けボルト140
の頭部には図3で示す如く皿バネ146を介在し、各締
め付けボルト140の成形室1内における熱膨張による
締め付けボルト140の長さ変化を吸収し、弛みを防止
することができるようにしてある。
ルト140を取り付ける場合、各締め付けボルト140
の頭部には図3で示す如く皿バネ146を介在し、各締
め付けボルト140の成形室1内における熱膨張による
締め付けボルト140の長さ変化を吸収し、弛みを防止
することができるようにしてある。
【0059】また、前記押え板142には円筒状のヒー
ター132のカバー135を固定するとともにヒーター
132のサーモスタット(図示しない)を取り付けてあ
る。
ター132のカバー135を固定するとともにヒーター
132のサーモスタット(図示しない)を取り付けてあ
る。
【0060】また、前記保持軸90の上端部に保持され
る下成形型32は、下板22の開口部95を介して成形
室1内に配設されるとともに前記保持軸90が、その駆
動手段(図示しない)によって上下動されるのに伴って
上下方向に移動せしめられる。
る下成形型32は、下板22の開口部95を介して成形
室1内に配設されるとともに前記保持軸90が、その駆
動手段(図示しない)によって上下動されるのに伴って
上下方向に移動せしめられる。
【0061】以上の構成からなるガラスレンズの成形装
置におけるガラスレンズの成形にあたっては、(前述し
た図1,2による説明に加えて、図3とともに説明を加
える)、搬送アーム6の先端部の嵌合穴35に載置され
てゴブ皿34中のゴブが成形ポイント10に搬入される
と(図3参照)、保持軸90が上動して下成形型32が
上成形型30に向かって上動する。この下成形型32の
上動工程において、下成形型32が下離型リング33中
を通過し、かつゴブ皿34に載置されるゴブを下成形型
32の成形面にて保持しながらこれを上成形型30間に
押圧し、ゴブを上下成形型30,32の成形面により所
要の形状にプレス成形する。
置におけるガラスレンズの成形にあたっては、(前述し
た図1,2による説明に加えて、図3とともに説明を加
える)、搬送アーム6の先端部の嵌合穴35に載置され
てゴブ皿34中のゴブが成形ポイント10に搬入される
と(図3参照)、保持軸90が上動して下成形型32が
上成形型30に向かって上動する。この下成形型32の
上動工程において、下成形型32が下離型リング33中
を通過し、かつゴブ皿34に載置されるゴブを下成形型
32の成形面にて保持しながらこれを上成形型30間に
押圧し、ゴブを上下成形型30,32の成形面により所
要の形状にプレス成形する。
【0062】前記上下成形型30,32によるプレス成
形に関連して下離型アーム27が駆動部3によって上方
に上動され、上下成形型30,32間にプレス成形され
て保持されるプレス成形後のガラスレンズのうち、上下
成形型30,32の外周に突出成形された有効径外のフ
ランジ部に下離型リング33の上端を接合することによ
って保持した後、一旦上離型リング31を、その上離型
アーム26を駆動部3によって上動してプレス成形後の
ガラスレンズのフランジ部より離型し、再度これを下動
してプレス成形後のガラスレンズのフランジ部に接合す
ることにより、今度はガラスレンズのフランジ部を上下
より上下離型リング31,33によって挟持することが
できる。
形に関連して下離型アーム27が駆動部3によって上方
に上動され、上下成形型30,32間にプレス成形され
て保持されるプレス成形後のガラスレンズのうち、上下
成形型30,32の外周に突出成形された有効径外のフ
ランジ部に下離型リング33の上端を接合することによ
って保持した後、一旦上離型リング31を、その上離型
アーム26を駆動部3によって上動してプレス成形後の
ガラスレンズのフランジ部より離型し、再度これを下動
してプレス成形後のガラスレンズのフランジ部に接合す
ることにより、今度はガラスレンズのフランジ部を上下
より上下離型リング31,33によって挟持することが
できる。
【0063】しかる後、前記上下離型リング31,33
によってガラスレンズのフランジ部を挟持した状態下に
保持軸90を下動して下成形型32の離型を行った後、
上下離型リング31,33を、上下離型アーム26,2
7を介して駆動部3により下動することによってプレス
後のガラスレンズを上成形型30より離型することがで
きる。
によってガラスレンズのフランジ部を挟持した状態下に
保持軸90を下動して下成形型32の離型を行った後、
上下離型リング31,33を、上下離型アーム26,2
7を介して駆動部3により下動することによってプレス
後のガラスレンズを上成形型30より離型することがで
きる。
【0064】そして、上離型リング31は上成形型30
よりガラスレンズを離型し得る距離だけ下動して再度上
動して元位置に復帰するとともに、下離型リング33は
さらに下動し、この下動工程中に上端に保持するガラス
レンズを、ゴブ皿34中を通過する際にプレス成形後の
ガラスレンズをゴブ皿34に載置した元位置まで下動し
て停止する。
よりガラスレンズを離型し得る距離だけ下動して再度上
動して元位置に復帰するとともに、下離型リング33は
さらに下動し、この下動工程中に上端に保持するガラス
レンズを、ゴブ皿34中を通過する際にプレス成形後の
ガラスレンズをゴブ皿34に載置した元位置まで下動し
て停止する。
【0065】これに関連して搬送アーム6が後退動して
ゴブ皿34中に載置されるプレス成形後のガラスレンズ
を成形室1内より外部に搬出し、しかる後、前述した図
1,2の説明に従って搬出部17に搬出される。
ゴブ皿34中に載置されるプレス成形後のガラスレンズ
を成形室1内より外部に搬出し、しかる後、前述した図
1,2の説明に従って搬出部17に搬出される。
【0066】以下同様の方法によって順次ガラスレンズ
のプレス成形が遂行される。
のプレス成形が遂行される。
【0067】かかるガラスレンズのプレス成形において
ガラスレンズの成形素材としてのゴブは予め予備加熱部
14、本加熱炉5によってプレス成形に要求される粘度
に加熱軟化され、かつその状態に悪影響を与えることが
ないように成形室1内の温度並びに上下成形型30,3
2もヒーター44,132によって所要の型温に保持さ
れるとともに上下離型リング31,33も同様に上下離
型アーム26,27の上下離型リング31,33の保持
部に備えるヒーター(図示しない)によって加熱され
る。
ガラスレンズの成形素材としてのゴブは予め予備加熱部
14、本加熱炉5によってプレス成形に要求される粘度
に加熱軟化され、かつその状態に悪影響を与えることが
ないように成形室1内の温度並びに上下成形型30,3
2もヒーター44,132によって所要の型温に保持さ
れるとともに上下離型リング31,33も同様に上下離
型アーム26,27の上下離型リング31,33の保持
部に備えるヒーター(図示しない)によって加熱され
る。
【0068】勢い、成形室1内における上下成形型3
0,32の保持部は前記各部の加熱条件により加熱され
るが、上成形型30においては固定板70の流路72中
に連結パイプ73を介して冷却流体の流体源より冷却流
体を強制循環しつつ固定板70を冷却するとともに、冷
却板60の流通路62に冷媒を流入することにより冷却
板60の嵌合凹部66を備える筒状部67を冷却する。
0,32の保持部は前記各部の加熱条件により加熱され
るが、上成形型30においては固定板70の流路72中
に連結パイプ73を介して冷却流体の流体源より冷却流
体を強制循環しつつ固定板70を冷却するとともに、冷
却板60の流通路62に冷媒を流入することにより冷却
板60の嵌合凹部66を備える筒状部67を冷却する。
【0069】これによって固定板70と冷却板60の嵌
合凸部65並びに嵌合孔71間の熱膨張による弛み、お
よび冷却板60と断熱部材50間における嵌合部の弛み
を防止し、上成形型30の保持状態における芯精度にも
狂いを生ぜずに堅固な保持状態を維持することができ
る。
合凸部65並びに嵌合孔71間の熱膨張による弛み、お
よび冷却板60と断熱部材50間における嵌合部の弛み
を防止し、上成形型30の保持状態における芯精度にも
狂いを生ぜずに堅固な保持状態を維持することができ
る。
【0070】また、下成形型32についても冷却板10
0の流通路103に冷媒を流入して保持軸90の嵌合凹
部91とこれに嵌合する嵌合凸部102並びに断熱部材
110が嵌合する嵌合凹部105の冷却を行うことによ
り各嵌合部の弛みを防止し、下成形型32の保持状態に
おける芯精度にも狂いを生ぜずに堅固な保持状態を維持
することができる。
0の流通路103に冷媒を流入して保持軸90の嵌合凹
部91とこれに嵌合する嵌合凸部102並びに断熱部材
110が嵌合する嵌合凹部105の冷却を行うことによ
り各嵌合部の弛みを防止し、下成形型32の保持状態に
おける芯精度にも狂いを生ぜずに堅固な保持状態を維持
することができる。
【0071】さらに、上下成形型30,32における断
熱部材50,110はセラミックスからなり、両者の芯
出しを高精度に出すことができるとともに上下成形型ホ
ルダー40,120がヒーター44,132によって加
熱されて膨張するも断熱部材50,110の嵌合孔5
1,111の内径に対して嵌合凸部42,122の外径
を大径とし、これを冷却して外径を縮小化しつつ嵌合す
ることにより固定したものであるから嵌合孔51,11
1と嵌合凸部42,122間の弛み、芯精度の狂いの発
生を完全に防止することができる。
熱部材50,110はセラミックスからなり、両者の芯
出しを高精度に出すことができるとともに上下成形型ホ
ルダー40,120がヒーター44,132によって加
熱されて膨張するも断熱部材50,110の嵌合孔5
1,111の内径に対して嵌合凸部42,122の外径
を大径とし、これを冷却して外径を縮小化しつつ嵌合す
ることにより固定したものであるから嵌合孔51,11
1と嵌合凸部42,122間の弛み、芯精度の狂いの発
生を完全に防止することができる。
【0072】しかも、上下成形型30,32の保持にあ
たって、各吊り下げボルト80、締め付けボルト140
にはそれぞれ皿バネ84,146を介装するとともにダ
ブルナット83,144を螺着したのでヒーター44,
132による加熱および成形室1内の成形雰囲気中にお
いて各部が熱膨張し、固定板70と押え板82間並びに
保持板92と押え板142間の距離が伸びたり、各ボル
ト80,140自体が伸びたりすることによる変位置を
吸収することができる。
たって、各吊り下げボルト80、締め付けボルト140
にはそれぞれ皿バネ84,146を介装するとともにダ
ブルナット83,144を螺着したのでヒーター44,
132による加熱および成形室1内の成形雰囲気中にお
いて各部が熱膨張し、固定板70と押え板82間並びに
保持板92と押え板142間の距離が伸びたり、各ボル
ト80,140自体が伸びたりすることによる変位置を
吸収することができる。
【0073】これらの構成により、上下成形型30,3
2を常時所望のガラスレンズ成形に必要な位置に正確に
保持することができ、芯ズレ等のない高精度のガラスレ
ンズのプレス成形を遂行することができる。
2を常時所望のガラスレンズ成形に必要な位置に正確に
保持することができ、芯ズレ等のない高精度のガラスレ
ンズのプレス成形を遂行することができる。
【0074】なお、冷却板60,100の流通路62,
103に冷媒、例えば不活性ガス(N2あるいはArガ
ス)を流入することにより嵌合凸部42,122の冷却
を介して上下成形型30,32自体の冷却が可能であ
り、従って、両成形型30,32を交換する際、ヒータ
ー44,132による上下成形型ホルダー40,120
の加熱を停止して後のいまだ高温の上下成形型30,3
2を取り扱うのに不便な場合には、前記冷却手段を介し
て上下成形型30,32の冷却を早め、その交換作業に
便ならしめ得る利点がある。
103に冷媒、例えば不活性ガス(N2あるいはArガ
ス)を流入することにより嵌合凸部42,122の冷却
を介して上下成形型30,32自体の冷却が可能であ
り、従って、両成形型30,32を交換する際、ヒータ
ー44,132による上下成形型ホルダー40,120
の加熱を停止して後のいまだ高温の上下成形型30,3
2を取り扱うのに不便な場合には、前記冷却手段を介し
て上下成形型30,32の冷却を早め、その交換作業に
便ならしめ得る利点がある。
【0075】
【発明の効果】本発明に係る請求項1の光学素子成形用
金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型とこの金
型のホルダー間に断熱材としてセラミックスを、前記金
型のホルダーとセラミックスの熱膨張作用を利用して嵌
入固定し、かつ前記光学素子成形用金型の温度を前記金
型のホルダー側に伝えないように断熱保持するため、光
学素子成形用金型を成形雰囲気に左右されず、堅固に保
持し得るとともに光学素子成形用金型の芯ズレ等の保持
位置のズレを防止し高精度の光学素子の成形を遂行する
ことができる。
金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型とこの金
型のホルダー間に断熱材としてセラミックスを、前記金
型のホルダーとセラミックスの熱膨張作用を利用して嵌
入固定し、かつ前記光学素子成形用金型の温度を前記金
型のホルダー側に伝えないように断熱保持するため、光
学素子成形用金型を成形雰囲気に左右されず、堅固に保
持し得るとともに光学素子成形用金型の芯ズレ等の保持
位置のズレを防止し高精度の光学素子の成形を遂行する
ことができる。
【0076】また、本発明に係る請求項2の光学素子成
形用金型の保持方法によれば、上成形型と下成形型との
芯ズレを防止しつつ下成形型を上成形型の方向に移動し
て高精度の光学素子の成形を行うことができる。
形用金型の保持方法によれば、上成形型と下成形型との
芯ズレを防止しつつ下成形型を上成形型の方向に移動し
て高精度の光学素子の成形を行うことができる。
【0077】さらに、本発明に係る請求項3の光学素子
成形用金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の
上成形型を保持する上成形型ホルダーと冷却板間に、熱
膨張作用を利用して嵌入固定したセラミックスからなる
断熱部材を介在させて、上成形型ホルダーと冷却板を固
定するようにしたので、上成形型ホルダーの温度を冷却
板に伝えないように断熱保持することができ、上成形型
を成形雰囲気に左右されず、上成形型ホルダーに堅固に
保持し得るとともに上成形型の芯ズレ等の保持位置のズ
レを防止し高精度の光学素子の成形を遂行することがで
きる。また、冷却板に冷却手段を設けたので、上成形型
ホルダーに保持した上成形型の冷却を早めることがで
き、その交換作業の短時間化を図ることができる。
成形用金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の
上成形型を保持する上成形型ホルダーと冷却板間に、熱
膨張作用を利用して嵌入固定したセラミックスからなる
断熱部材を介在させて、上成形型ホルダーと冷却板を固
定するようにしたので、上成形型ホルダーの温度を冷却
板に伝えないように断熱保持することができ、上成形型
を成形雰囲気に左右されず、上成形型ホルダーに堅固に
保持し得るとともに上成形型の芯ズレ等の保持位置のズ
レを防止し高精度の光学素子の成形を遂行することがで
きる。また、冷却板に冷却手段を設けたので、上成形型
ホルダーに保持した上成形型の冷却を早めることがで
き、その交換作業の短時間化を図ることができる。
【0078】本発明に係る請求項4の光学素子成形用金
型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の下成形型
を保持する下成形型ホルダーと冷却板間に、熱膨張作用
を利用して嵌入固定したセラミックスからなる断熱部材
を介在させて、下成形型ホルダーと冷却板を固定するよ
うにしたので、下成形型ホルダーの温度を冷却板に伝え
ないように断熱保持することができ、下成形型を成形雰
囲気に左右されず、下成形型ホルダーに堅固に保持し得
るとともに下成形型の芯ズレ等の保持位置のズレを防止
し高精度の光学素子の成形を遂行することができる。ま
た、冷却板に冷却手段を設けたので、下成形型ホルダー
に保持した下成形型の冷却を早めることができ、その交
換作業の短時間化を図ることができる。
型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の下成形型
を保持する下成形型ホルダーと冷却板間に、熱膨張作用
を利用して嵌入固定したセラミックスからなる断熱部材
を介在させて、下成形型ホルダーと冷却板を固定するよ
うにしたので、下成形型ホルダーの温度を冷却板に伝え
ないように断熱保持することができ、下成形型を成形雰
囲気に左右されず、下成形型ホルダーに堅固に保持し得
るとともに下成形型の芯ズレ等の保持位置のズレを防止
し高精度の光学素子の成形を遂行することができる。ま
た、冷却板に冷却手段を設けたので、下成形型ホルダー
に保持した下成形型の冷却を早めることができ、その交
換作業の短時間化を図ることができる。
【0079】また、本発明に係る請求項5の光学素子成
形用金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の上
成形型を保持する上成形型ホルダーと冷却板間に熱膨張
収縮作用を利用して嵌合固定したセラミックスからなる
断熱部材を介在させて上成形型と冷却板を固定するとと
もに、この冷却板に冷却手段を備える固定板を取り付け
てこの固定板を成形室の天板に固定し、かつ前記上成形
型ホルダーと押え板との間に断熱材を介在させ、前記天
板と押え板を吊り下げボルトにより締め付けることによ
り上成形型ホルダーを介して上成形型を前記天板に固定
するようにしたので、請求項3と同様な効果を得ること
ができる。さらに、前記天板と吊り下げボルトの間に皿
バネを介装したので、熱膨張による吊り下げボルトの変
化を吸収し、弛みを防止つつ、前記天板と上成形型ホル
ダーの押え板間に前記固定板、冷却板、上成形型ホルダ
ーを挟持しつつ前記天板に上成形型を保持することがで
きる。
形用金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の上
成形型を保持する上成形型ホルダーと冷却板間に熱膨張
収縮作用を利用して嵌合固定したセラミックスからなる
断熱部材を介在させて上成形型と冷却板を固定するとと
もに、この冷却板に冷却手段を備える固定板を取り付け
てこの固定板を成形室の天板に固定し、かつ前記上成形
型ホルダーと押え板との間に断熱材を介在させ、前記天
板と押え板を吊り下げボルトにより締め付けることによ
り上成形型ホルダーを介して上成形型を前記天板に固定
するようにしたので、請求項3と同様な効果を得ること
ができる。さらに、前記天板と吊り下げボルトの間に皿
バネを介装したので、熱膨張による吊り下げボルトの変
化を吸収し、弛みを防止つつ、前記天板と上成形型ホル
ダーの押え板間に前記固定板、冷却板、上成形型ホルダ
ーを挟持しつつ前記天板に上成形型を保持することがで
きる。
【0080】さらに、本発明に係る請求項6の光学素子
成形用金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の
下成形型を保持する下成形型ホルダーと冷却板間に熱膨
張収縮作用を利用して嵌合固定したセラミックスからな
る断熱部材を介在させて下成形型と冷却板を固定すると
ともに、この冷却板を駆動手段を備える保持軸に取り付
け、この保持軸に断熱材を介在して取り付けた保持板と
前記下成形型ホルダーに断熱材を介在して取り付けた押
え板を締め付けボルトにて締め付けることにより、下成
形型ホルダーを介して下成形型を保持軸に固定するよう
にしたので、請求項4と同様な効果を得ることができ
る。さらに、前記保持板と締め付けボルトの間に皿バネ
を介装したので、熱膨張による締め付けボルトの変化を
吸収し、弛みを防止つつ、前記保持板と下成形型ホルダ
ーの押え板間に前記下型ホルダー、断熱部材、冷却板を
挟持しつつ前記保持軸に下成形型を保持することができ
る。
成形用金型の保持方法によれば、光学素子成形用金型の
下成形型を保持する下成形型ホルダーと冷却板間に熱膨
張収縮作用を利用して嵌合固定したセラミックスからな
る断熱部材を介在させて下成形型と冷却板を固定すると
ともに、この冷却板を駆動手段を備える保持軸に取り付
け、この保持軸に断熱材を介在して取り付けた保持板と
前記下成形型ホルダーに断熱材を介在して取り付けた押
え板を締め付けボルトにて締め付けることにより、下成
形型ホルダーを介して下成形型を保持軸に固定するよう
にしたので、請求項4と同様な効果を得ることができ
る。さらに、前記保持板と締め付けボルトの間に皿バネ
を介装したので、熱膨張による締め付けボルトの変化を
吸収し、弛みを防止つつ、前記保持板と下成形型ホルダ
ーの押え板間に前記下型ホルダー、断熱部材、冷却板を
挟持しつつ前記保持軸に下成形型を保持することができ
る。
【図1】ガラスレンズの自動成形装置の全体を示す概略
平面図である。
平面図である。
【図2】ガラスレンズの成形装置の概略を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】成形室内におけるプレス成形装置を示す縦断正
面図である。
面図である。
【図4】図3のA―A底面図である。
1 成形室 22 下板 23 支柱 24 天板 26 上離型アーム 27 下離型アーム 30 上成形型 31 上離型リング 32 下成形型 33 下離型リング 34 ゴブ皿 35 嵌合穴 36 通孔 37,130 テーパー嵌合凸部 38,131 固定リング 40 上成形型ホルダー 41,121 テーパー嵌合凹部 42,122 嵌合凸部 44,132 ヒーター 46,133 固定リング 47,49,124,125 ネジ 50,110 セラミックスからなる断熱部材 51,111 嵌合孔 60,100 冷却板 61,101 本体 62,103 流通路 63 凹部 64 開口 65,102 嵌合凸部 66,105 嵌合凹部 67 筒状部 70 固定板 71 嵌合孔 72 流路 73 連結パイプ 74 連結孔 75 水密栓 80 吊り下げボルト 81,164 断熱材 82,142 押え板 83,144 ダブルナット 84,146 皿バネ 85,135 カバー 86 ネジ 90 保持軸 91 嵌合凹部 92 保持板
Claims (6)
- 【請求項1】 光学素子成形用金型の保持方法におい
て、光学素子成形用金型と前記金型のホルダー間にセラ
ミックスを、前記ホルダーとセラミックスの熱膨張収縮
作用を利用して嵌入固定し、かつ前記光学素子成形用金
型の温度を前記ホルダー側に伝導しないよう断熱保持す
ることを特徴とする光学素子成形用金型の保持方法。 - 【請求項2】 前記光学素子成形用金型は、上下成形型
ホルダーに着脱自在に取り付けた上下成形型からなると
ともに下成形型は前記上成形型に対して対向方向に移動
自在に保持してなる請求項1記載の光学素子成形用金型
の保持方法。 - 【請求項3】 前記光学素子成形用金型の上成形型は、
これを保持する上成形型ホルダーをセラミックスにて形
成した環状体からなる断熱部材に上成形型ホルダーの嵌
合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定するとともに
前記断熱部材を冷却手段を備える冷却板の嵌合部に、当
該嵌合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定してなる
請求項1記載の光学素子成形用金型の保持方法。 - 【請求項4】 前記光学素子成形用金型の下成形型は、
これを保持する下成形型ホルダーをセラミックスにて形
成した環状体からなる断熱部材に下成形型ホルダーの嵌
合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定するとともに
前記断熱部材を冷却手段を備える冷却板の嵌合部に、当
該嵌合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合固定してなる
請求項1記載の光学素子成形用金型の保持方法。 - 【請求項5】 前記光学素子成形用金型の上成形型は、
これを保持する上成形型ホルダーと冷却板間にセラミッ
クスからなる断熱部材を、前記上成形型ホルダーと冷却
板のそれぞれの嵌合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合
固定するとともに前記冷却板に、冷却手段を備える固定
板を取り付け、かつ、この固定板を成形室の天板に固定
するとともに前記上成形型ホルダーに押え板を断熱材を
介在しつつ介装し、前記天板と押え板を皿バネを介在し
た吊り下げボルトにより締め付けることにより前記天板
と上成形型ホルダーの押え板間に前記固定板、冷却板、
上成形型ホルダーを挟持しつつ前記天板に保持してなる
請求項1記載の光学素子成形用金型の保持方法。 - 【請求項6】 前記光学素子成形用金型の下成形型は、
これを保持する下成形型ホルダーと冷却板間にセラミッ
クスからなる断熱部材を、前記下成形型ホルダーと冷却
板のそれぞれの嵌合部の熱膨張収縮作用を利用して嵌合
固定するとともに前記冷却板を駆動手段を備える保持軸
の上端部に取り付け、かつ、この保持軸に断熱材を介在
して取り付けた保持板と前記下成形型ホルダーに断熱材
を介在して取り付けた押え板を皿バネを介在した締め付
けボルトにて締め付けることにより、前記保持軸の保持
板と下成形型ホルダーの押え板間に前記下成形型ホルダ
ー、断熱部材、冷却板を挟持しつつ前記保持軸に保持し
てなる請求項1記載の光学素子成形用金型の保持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29855399A JP2001122632A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 光学素子成形用金型の保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29855399A JP2001122632A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 光学素子成形用金型の保持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122632A true JP2001122632A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17861236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29855399A Withdrawn JP2001122632A (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 光学素子成形用金型の保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122632A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008050846A1 (fr) * | 2006-10-25 | 2008-05-02 | Asahi Glass Co., Ltd. | Appareil de compression d'un élément optique |
-
1999
- 1999-10-20 JP JP29855399A patent/JP2001122632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008050846A1 (fr) * | 2006-10-25 | 2008-05-02 | Asahi Glass Co., Ltd. | Appareil de compression d'un élément optique |
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---|---|---|---|
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