JP2001121994A - 車両用シートのウォークイン装置 - Google Patents
車両用シートのウォークイン装置Info
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- JP2001121994A JP2001121994A JP30873099A JP30873099A JP2001121994A JP 2001121994 A JP2001121994 A JP 2001121994A JP 30873099 A JP30873099 A JP 30873099A JP 30873099 A JP30873099 A JP 30873099A JP 2001121994 A JP2001121994 A JP 2001121994A
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- reclining
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 開口部の無いまたは少ないカバーを設けた車
両用シートの提供、作動の確実化。 【解決手段】 車体側に対して移動自在にするスライド
レール２と、座席シートに対して背凭シートの傾斜角度
調節するリクライニング機構６と、前記背凭シートを前
倒しさせると前記スライドレール２のロックを解除して
シート全体を移動させるウォークイン機構７とを設けた
車両用シートにおいて、前記リクライニング機構６のロ
ックを解除するリクライニング用操作レバー１０を取付
けた操作横軸１１は、前記背凭シートの回動中心に配置
し、前記操作横軸１１は、リクライニング機構６を包囲
するカバー１２の前記背凭シートの回動中心となる部分
に設けたカバー挿通孔１３より突出させ、該操作横軸１
１の先端突出部に前記ウォークイン機構７を作動させて
スライドレール２のロックを解除するウォークイン用操
作レバー１５を設けた車両用シートのウォークイン装
置。
両用シートの提供、作動の確実化。 【解決手段】 車体側に対して移動自在にするスライド
レール２と、座席シートに対して背凭シートの傾斜角度
調節するリクライニング機構６と、前記背凭シートを前
倒しさせると前記スライドレール２のロックを解除して
シート全体を移動させるウォークイン機構７とを設けた
車両用シートにおいて、前記リクライニング機構６のロ
ックを解除するリクライニング用操作レバー１０を取付
けた操作横軸１１は、前記背凭シートの回動中心に配置
し、前記操作横軸１１は、リクライニング機構６を包囲
するカバー１２の前記背凭シートの回動中心となる部分
に設けたカバー挿通孔１３より突出させ、該操作横軸１
１の先端突出部に前記ウォークイン機構７を作動させて
スライドレール２のロックを解除するウォークイン用操
作レバー１５を設けた車両用シートのウォークイン装
置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、背凭シートを前倒しさ
せるとシート全体を移動させるウォークイン装置に係る
ものである。
せるとシート全体を移動させるウォークイン装置に係る
ものである。
【０００２】
【従来技術】従来公知の、実公昭６３−４６２５７号公
報には、車体側に対して移動自在にするスライドレール
と、座席シートに対して背凭シートの傾斜角度調節する
リクライニング機構と、前記背凭シートを前倒しさせる
と前記スライドレールのロックを解除してシート全体を
移動させるウォークイン機構とを設けた車両用シートに
ついて記載されている。
報には、車体側に対して移動自在にするスライドレール
と、座席シートに対して背凭シートの傾斜角度調節する
リクライニング機構と、前記背凭シートを前倒しさせる
と前記スライドレールのロックを解除してシート全体を
移動させるウォークイン機構とを設けた車両用シートに
ついて記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のウォーク
イン機構のウォークイン用操作レバーは、後方に突き出
るように図示され、その具体的は不明であるが、リクラ
イニング機構を包囲するカバーの一部に形成した切欠部
より突出させている。したがって、カバーの切欠部から
異物がカバー内に入るという課題がある。即ち、切欠部
はウォークイン用操作レバーの作動（移動）範囲と同じ
大きさに形成するので、ウォークイン用操作レバー以外
の部分に開口部分ができて、ここから異物が進入する。
ウォークイン用操作レバーの取付位置を工夫すると、無
用な開口部を設けなくてすむ。
イン機構のウォークイン用操作レバーは、後方に突き出
るように図示され、その具体的は不明であるが、リクラ
イニング機構を包囲するカバーの一部に形成した切欠部
より突出させている。したがって、カバーの切欠部から
異物がカバー内に入るという課題がある。即ち、切欠部
はウォークイン用操作レバーの作動（移動）範囲と同じ
大きさに形成するので、ウォークイン用操作レバー以外
の部分に開口部分ができて、ここから異物が進入する。
ウォークイン用操作レバーの取付位置を工夫すると、無
用な開口部を設けなくてすむ。
【０００４】
【発明の目的】開口部の無いまたは少ないカバーを設け
た車両用シートの提供、作動の確実化。
た車両用シートの提供、作動の確実化。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体側に対し
て移動自在にするスライドレール２と、座席シートに対
して背凭シートの傾斜角度調節するリクライニング機構
６と、前記背凭シートを前倒しさせると前記スライドレ
ール２のロックを解除してシート全体を移動させるウォ
ークイン機構７とを設けた車両用シートにおいて、前記
リクライニング機構６のロックを解除するリクライニン
グ用操作レバー１０を取付けた操作横軸１１は、前記背
凭シートの回動中心に配置し、前記操作横軸１１は、リ
クライニング機構６を包囲するカバー１２の前記背凭シ
ートの回動中心となる部分に設けたカバー挿通孔１３よ
り突出させ、該操作横軸１１の先端突出部に前記ウォー
クイン機構７を作動させてスライドレール２のロックを
解除するウォークイン用操作レバー１５を設けた車両用
シートのウォークイン装置としたものである。
て移動自在にするスライドレール２と、座席シートに対
して背凭シートの傾斜角度調節するリクライニング機構
６と、前記背凭シートを前倒しさせると前記スライドレ
ール２のロックを解除してシート全体を移動させるウォ
ークイン機構７とを設けた車両用シートにおいて、前記
リクライニング機構６のロックを解除するリクライニン
グ用操作レバー１０を取付けた操作横軸１１は、前記背
凭シートの回動中心に配置し、前記操作横軸１１は、リ
クライニング機構６を包囲するカバー１２の前記背凭シ
ートの回動中心となる部分に設けたカバー挿通孔１３よ
り突出させ、該操作横軸１１の先端突出部に前記ウォー
クイン機構７を作動させてスライドレール２のロックを
解除するウォークイン用操作レバー１５を設けた車両用
シートのウォークイン装置としたものである。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
１は座席シート側ブラケットであり、実施例では車体側
との間に設けたスライドレール２のロアーレール３に対
して摺動するアッパーレール４に固定している。座席シ
ート側ブラケット１には背凭シート側ブラケット５をリ
クライニング機構６を介して傾斜角度調節自在に取付
け、また、背凭シートを前倒しさせると前記スライドレ
ール２のロックを解除してシート全体を前進させるウォ
ークイン機構７を設ける。しかして、リクライニング機
構６およびウォークイン機構７の構成は任意であるが、
リクライニング機構６のロックを解除するリクライニン
グ用操作レバー１０を取付けた操作横軸１１は背凭シー
トのリクライニングの回動中心に配置し、操作横軸１１
の端部はリクライニング機構６を包囲するカバー１２の
前記背凭シートの回動中心となる部分に設けたカバー挿
通孔１３より突出させ、該操作横軸１１の先端突出部１
４に前記ウォークイン機構７を作動させてスライドレー
ル２のロックを解除するウォークイン用操作レバー１５
を設ける。
１は座席シート側ブラケットであり、実施例では車体側
との間に設けたスライドレール２のロアーレール３に対
して摺動するアッパーレール４に固定している。座席シ
ート側ブラケット１には背凭シート側ブラケット５をリ
クライニング機構６を介して傾斜角度調節自在に取付
け、また、背凭シートを前倒しさせると前記スライドレ
ール２のロックを解除してシート全体を前進させるウォ
ークイン機構７を設ける。しかして、リクライニング機
構６およびウォークイン機構７の構成は任意であるが、
リクライニング機構６のロックを解除するリクライニン
グ用操作レバー１０を取付けた操作横軸１１は背凭シー
トのリクライニングの回動中心に配置し、操作横軸１１
の端部はリクライニング機構６を包囲するカバー１２の
前記背凭シートの回動中心となる部分に設けたカバー挿
通孔１３より突出させ、該操作横軸１１の先端突出部１
４に前記ウォークイン機構７を作動させてスライドレー
ル２のロックを解除するウォークイン用操作レバー１５
を設ける。
【０００７】即ち、前記リクライニング用操作レバー１
０は操作横軸１１に対して前方に突き出させて設け、こ
れにより当該シートの着座者が操作するが、前記ウォー
クイン用操作レバー１５は当該シートの後方シートの着
座者が操作して、背凭シートを前倒しさせつつシート全
体を前進させるものであり、このウォークイン用操作レ
バー１５をカバー１２の背凭シートの回動中心となる部
分に設けた挿通孔カバー挿通孔１３より突出させた操作
横軸１１に設ける。したがって、カバー１２は、開口部
分を前記ウォークイン用操作レバー１５のカバー挿通孔
１３にすることで、最小限に止め、異物混入を防止す
る。前記リクライニング機構６およびウォークイン機構
７の一例を示すと、座席シート側ブラケット１には嵌合
支持兼ガイド部材１６を設ける。嵌合支持兼ガイド部材
１６は側方に膨出する半月形状の膨出部１７、１７を形
成し、膨出部１７はガイド直線部１８と支持円弧部１９
を有し、ガイド直線部１８とガイド直線部１８の間に後
述する摺動ロック部材２０が摺動するロック摺動溝２１
を形成する。２２は挿通孔であり、挿通孔２２は前記支
持円弧部１９の中心となるように配置する。
０は操作横軸１１に対して前方に突き出させて設け、こ
れにより当該シートの着座者が操作するが、前記ウォー
クイン用操作レバー１５は当該シートの後方シートの着
座者が操作して、背凭シートを前倒しさせつつシート全
体を前進させるものであり、このウォークイン用操作レ
バー１５をカバー１２の背凭シートの回動中心となる部
分に設けた挿通孔カバー挿通孔１３より突出させた操作
横軸１１に設ける。したがって、カバー１２は、開口部
分を前記ウォークイン用操作レバー１５のカバー挿通孔
１３にすることで、最小限に止め、異物混入を防止す
る。前記リクライニング機構６およびウォークイン機構
７の一例を示すと、座席シート側ブラケット１には嵌合
支持兼ガイド部材１６を設ける。嵌合支持兼ガイド部材
１６は側方に膨出する半月形状の膨出部１７、１７を形
成し、膨出部１７はガイド直線部１８と支持円弧部１９
を有し、ガイド直線部１８とガイド直線部１８の間に後
述する摺動ロック部材２０が摺動するロック摺動溝２１
を形成する。２２は挿通孔であり、挿通孔２２は前記支
持円弧部１９の中心となるように配置する。
【０００８】前記摺動ロック部材２０は摺動方向の一方
面にロックギヤ部２３を形成し、摺動ロック部材２０の
中間部には略円形で前後いずれかを開口したカム溝２４
を形成する。カム溝２４内にはカム体２５を嵌合させ、
カム体２５には操作横軸１１に固定する。操作横軸１１
にはリクライニング用操作レバー１０の基部に形成した
異径挿通孔２７を挿通させて回動自在に軸装する。リク
ライニング用操作レバー１０は操作横軸１１を回転させ
ることによりカム体２５を操作横軸１１中心に回転さ
せ、摺動ロック部材２０を操作横軸１１に対して放射方
向に摺動させる。２８はバネである。しかして、前記膨
出部１７、１７の夫々の支持円弧部１９の外周にはリン
グ部材３０の正円形の嵌合孔３１を嵌合させ、嵌合孔３
１の内壁面３２には前記摺動ロック部材２０のロックギ
ヤ部２３が継脱する円弧ギヤ３３を形成する。前記リン
グ部材３０は背凭シート側に固定した前記背凭シート側
ブラケット５に固定する。３４は背凭シート側ブラケッ
ト５に形成した前記嵌合孔３１と同径の窓孔である。
面にロックギヤ部２３を形成し、摺動ロック部材２０の
中間部には略円形で前後いずれかを開口したカム溝２４
を形成する。カム溝２４内にはカム体２５を嵌合させ、
カム体２５には操作横軸１１に固定する。操作横軸１１
にはリクライニング用操作レバー１０の基部に形成した
異径挿通孔２７を挿通させて回動自在に軸装する。リク
ライニング用操作レバー１０は操作横軸１１を回転させ
ることによりカム体２５を操作横軸１１中心に回転さ
せ、摺動ロック部材２０を操作横軸１１に対して放射方
向に摺動させる。２８はバネである。しかして、前記膨
出部１７、１７の夫々の支持円弧部１９の外周にはリン
グ部材３０の正円形の嵌合孔３１を嵌合させ、嵌合孔３
１の内壁面３２には前記摺動ロック部材２０のロックギ
ヤ部２３が継脱する円弧ギヤ３３を形成する。前記リン
グ部材３０は背凭シート側に固定した前記背凭シート側
ブラケット５に固定する。３４は背凭シート側ブラケッ
ト５に形成した前記嵌合孔３１と同径の窓孔である。
【０００９】したがって、背凭シート側ブラケット５は
リング部材３０が嵌合支持兼ガイド部材１６の支持円弧
部１９外周に沿って回動し、この支持円弧部１９の中心
に操作横軸１１は位置するので、背凭シートの回動中心
となる部分に配置されている。前記嵌合支持兼ガイド部
材１６と前記リング部材３０によりシートのリクライニ
ング装置を構成することは可能であるが、本実施例で
は、リング部材３０の外側に他方側嵌合支持兼ガイド部
材３５を設ける。他方側嵌合支持兼ガイド部材３５は、
半月形状の他方側膨出部３６を形成し、他方側膨出部３
６、３６は他方側ガイド直線部３７と他方側支持円弧部
３８と、他方側支持円弧部３８の周縁のフランジ３９に
より構成している。即ち、前記他方側嵌合支持兼ガイド
部材３５は、前記一方側嵌合支持兼ガイド部材１６（他
方側嵌合支持兼ガイド部材３５との比較のため、以下こ
の名称とする）と対の関係に形成して、両者により前記
摺動ロック部材２０等を挟持する挟持部材Ａを構成す
る。
リング部材３０が嵌合支持兼ガイド部材１６の支持円弧
部１９外周に沿って回動し、この支持円弧部１９の中心
に操作横軸１１は位置するので、背凭シートの回動中心
となる部分に配置されている。前記嵌合支持兼ガイド部
材１６と前記リング部材３０によりシートのリクライニ
ング装置を構成することは可能であるが、本実施例で
は、リング部材３０の外側に他方側嵌合支持兼ガイド部
材３５を設ける。他方側嵌合支持兼ガイド部材３５は、
半月形状の他方側膨出部３６を形成し、他方側膨出部３
６、３６は他方側ガイド直線部３７と他方側支持円弧部
３８と、他方側支持円弧部３８の周縁のフランジ３９に
より構成している。即ち、前記他方側嵌合支持兼ガイド
部材３５は、前記一方側嵌合支持兼ガイド部材１６（他
方側嵌合支持兼ガイド部材３５との比較のため、以下こ
の名称とする）と対の関係に形成して、両者により前記
摺動ロック部材２０等を挟持する挟持部材Ａを構成す
る。
【００１０】挟持部材Ａは、前記他方側嵌合支持兼ガイ
ド部材３５の他方側膨出部３６と前記一方側嵌合支持兼
ガイド部材１６の膨出部１７とを隙間なく当接させ、互
いに溶接固定する。したがって、膨出部１７および他方
側膨出部３６は、前記嵌合孔３１の幅と同一の厚さに形
成し、座席シート側ブラケット１とフランジ３９はリン
グ部材３０の左右側面（なお、リング部材３０の１面に
は背凭シート側ブラケット５があるが、リング部材３０
と背凭シート側ブラケット５は一体として説明してい
る）に摺接し、リング部材３０内を略密閉空間にするよ
うに形成する。４０は他方側嵌合支持兼ガイド部材３５
の中央に形成した挿通孔である。
ド部材３５の他方側膨出部３６と前記一方側嵌合支持兼
ガイド部材１６の膨出部１７とを隙間なく当接させ、互
いに溶接固定する。したがって、膨出部１７および他方
側膨出部３６は、前記嵌合孔３１の幅と同一の厚さに形
成し、座席シート側ブラケット１とフランジ３９はリン
グ部材３０の左右側面（なお、リング部材３０の１面に
は背凭シート側ブラケット５があるが、リング部材３０
と背凭シート側ブラケット５は一体として説明してい
る）に摺接し、リング部材３０内を略密閉空間にするよ
うに形成する。４０は他方側嵌合支持兼ガイド部材３５
の中央に形成した挿通孔である。
【００１１】しかして、前記他方側嵌合支持兼ガイド部
材３５の外側にはリクライニング用バネ４１を設ける。
リクライニング用バネ４１はコイルバネにより形成し、
中心の一端には一端折曲部４２を形成し、一端折曲部４
２は前記他方側嵌合支持兼ガイド部材３５（嵌合支持兼
ガイド部材１６）の外側面に設けた座席側係止部材４３
に係止させる。前記リクライニング用バネ４１の他端は
上方に突出させて他端折曲部４４を形成し、他端折曲部
４４は前記背凭シート側ブラケット５の外側面に設けた
背凭側係止部材４５に係止させる。
材３５の外側にはリクライニング用バネ４１を設ける。
リクライニング用バネ４１はコイルバネにより形成し、
中心の一端には一端折曲部４２を形成し、一端折曲部４
２は前記他方側嵌合支持兼ガイド部材３５（嵌合支持兼
ガイド部材１６）の外側面に設けた座席側係止部材４３
に係止させる。前記リクライニング用バネ４１の他端は
上方に突出させて他端折曲部４４を形成し、他端折曲部
４４は前記背凭シート側ブラケット５の外側面に設けた
背凭側係止部材４５に係止させる。
【００１２】しかして、前記操作横軸１１は前記リクラ
イニング用バネ４１の中心より外側に突出させ、該突出
部にはウォークイン用アーム４６の中央部を回転自在に
軸装する。ウォークイン用アーム４６の一端は前記背凭
側係止部材４５が背凭シートを前倒ししたときの移動路
に臨ませ、ウォークイン用アーム４６の他端にはスライ
ドレールのロックを解除するワイヤー等の連結部材４７
を接続する。即ち、ウォークイン用アーム４６は、通常
スライドレール側に設けたバネ（図示省略）により牽引
されて、前記背凭側係止部材４５に当接しており、背凭
シートを前倒しすると、操作横軸１１中心に回動する背
凭側係止部材４５がウォークイン用アーム４６を回動さ
せて連結部材４７を牽引し、これによりスライドレール
のロックを解除させ、背凭シートを前倒しするとシート
全体を前進させるウォークインとなる。
イニング用バネ４１の中心より外側に突出させ、該突出
部にはウォークイン用アーム４６の中央部を回転自在に
軸装する。ウォークイン用アーム４６の一端は前記背凭
側係止部材４５が背凭シートを前倒ししたときの移動路
に臨ませ、ウォークイン用アーム４６の他端にはスライ
ドレールのロックを解除するワイヤー等の連結部材４７
を接続する。即ち、ウォークイン用アーム４６は、通常
スライドレール側に設けたバネ（図示省略）により牽引
されて、前記背凭側係止部材４５に当接しており、背凭
シートを前倒しすると、操作横軸１１中心に回動する背
凭側係止部材４５がウォークイン用アーム４６を回動さ
せて連結部材４７を牽引し、これによりスライドレール
のロックを解除させ、背凭シートを前倒しするとシート
全体を前進させるウォークインとなる。
【００１３】前記ウォークイン用アーム４６の外側に
は、前記リクライニング機構６を包囲するカバー１２を
設け、カバー１２の前記操作横軸１１に対応する部分に
はカバー挿通孔１３を設け、該カバー挿通孔１３より操
作横軸１１を突出させ、該突出部先端突出部１４にウォ
ークイン用操作レバー１５を設ける。したがって、操作
横軸１１はリクライニング機構６を包囲するカバー１２
の前記背凭シートの回動中心となる部分に設けたカバー
挿通孔１３より突出させているから、ウォークイン用操
作レバー１５は背凭シートの回動中心となる操作横軸１
１に設けたことになる。
は、前記リクライニング機構６を包囲するカバー１２を
設け、カバー１２の前記操作横軸１１に対応する部分に
はカバー挿通孔１３を設け、該カバー挿通孔１３より操
作横軸１１を突出させ、該突出部先端突出部１４にウォ
ークイン用操作レバー１５を設ける。したがって、操作
横軸１１はリクライニング機構６を包囲するカバー１２
の前記背凭シートの回動中心となる部分に設けたカバー
挿通孔１３より突出させているから、ウォークイン用操
作レバー１５は背凭シートの回動中心となる操作横軸１
１に設けたことになる。
【００１４】
【作用】次に作用を述べる。座席シート側ブラケット１
はスライドレール２により車体側に移動自在に設け、座
席シート側ブラケット１には背凭シート側ブラケット５
をリクライニング機構６を介して傾斜角度調節自在に取
付け、また、背凭シートを前倒しさせると前記スライド
レール２のロックを解除してシート全体を前進させるウ
ォークイン機構７を設けているから、リクライニング用
操作レバー１０を操作すると、背凭シートの傾斜角度を
任意に調節でき、リクライニング用操作レバー１０また
はウォークイン用操作レバー１５により背凭シートを前
倒しさせると、スライドレール２のロックを解除してシ
ート全体を前進させてウォークイン状態にする。
はスライドレール２により車体側に移動自在に設け、座
席シート側ブラケット１には背凭シート側ブラケット５
をリクライニング機構６を介して傾斜角度調節自在に取
付け、また、背凭シートを前倒しさせると前記スライド
レール２のロックを解除してシート全体を前進させるウ
ォークイン機構７を設けているから、リクライニング用
操作レバー１０を操作すると、背凭シートの傾斜角度を
任意に調節でき、リクライニング用操作レバー１０また
はウォークイン用操作レバー１５により背凭シートを前
倒しさせると、スライドレール２のロックを解除してシ
ート全体を前進させてウォークイン状態にする。
【００１５】しかして、リクライニング機構６のロック
を解除するリクライニング用操作レバー１０を取付けた
操作横軸１１は、背凭シートの回動中心に配置し、操作
横軸１１の端部はリクライニング機構６を包囲するカバ
ー１２の前記背凭シートの回動中心となる部分に設けた
カバー挿通孔１３より突出させ、該操作横軸１１の先端
突出部１４に前記ウォークイン機構７を作動させてスラ
イドレール２のロックを解除するウォークイン用操作レ
バー１５を設けているから、カバー１２は、開口部分を
ウォークイン用操作レバー１５のカバー挿通孔１３の最
小限にして、ウォークイン用操作レバー１５内への異物
の進入を防止する。即ち、カバー１２には、カバー挿通
孔１３を開口させるが、ウォークイン用操作レバー１５
は操作横軸１１を回転させるだけであるから、そもそ
も、ウォークイン用操作レバー１５の作動スペースに応
じた開口部は不要であり、したがって、カバー挿通孔１
３も操作横軸１１が挿通されるので、殆ど開口部分は無
く、異物の進入を防止する。
を解除するリクライニング用操作レバー１０を取付けた
操作横軸１１は、背凭シートの回動中心に配置し、操作
横軸１１の端部はリクライニング機構６を包囲するカバ
ー１２の前記背凭シートの回動中心となる部分に設けた
カバー挿通孔１３より突出させ、該操作横軸１１の先端
突出部１４に前記ウォークイン機構７を作動させてスラ
イドレール２のロックを解除するウォークイン用操作レ
バー１５を設けているから、カバー１２は、開口部分を
ウォークイン用操作レバー１５のカバー挿通孔１３の最
小限にして、ウォークイン用操作レバー１５内への異物
の進入を防止する。即ち、カバー１２には、カバー挿通
孔１３を開口させるが、ウォークイン用操作レバー１５
は操作横軸１１を回転させるだけであるから、そもそ
も、ウォークイン用操作レバー１５の作動スペースに応
じた開口部は不要であり、したがって、カバー挿通孔１
３も操作横軸１１が挿通されるので、殆ど開口部分は無
く、異物の進入を防止する。
【００１６】しかして、本実施例のリクライニングおよ
びウォークインについて説明すると、リクライニング用
操作レバー１０またはウォークイン用操作レバー１５を
操作すると、操作横軸１１が回転し、操作横軸１１はカ
ム体２５を回転させるから、カム体２５は摺動ロック部
材２０のカム溝２４に当接してロックギヤ部２３をリン
グ部材３０の円弧ギヤ３３から離脱するように摺動さ
せ、背凭シート側ブラケット５は座席シート側ブラケッ
ト１に対して回動自由状態になる。所望角度に背凭シー
ト側ブラケット５を位置調節してから、リクライニング
用操作レバー１０を離すと、リクライニング用操作レバ
ー１０はバネ２８の弾力で戻り、カム体２５を回転さ
せ、摺動ロック部材２０をロックギヤ部２３が円弧ギヤ
３３に係合するように摺動させ、ロックする。
びウォークインについて説明すると、リクライニング用
操作レバー１０またはウォークイン用操作レバー１５を
操作すると、操作横軸１１が回転し、操作横軸１１はカ
ム体２５を回転させるから、カム体２５は摺動ロック部
材２０のカム溝２４に当接してロックギヤ部２３をリン
グ部材３０の円弧ギヤ３３から離脱するように摺動さ
せ、背凭シート側ブラケット５は座席シート側ブラケッ
ト１に対して回動自由状態になる。所望角度に背凭シー
ト側ブラケット５を位置調節してから、リクライニング
用操作レバー１０を離すと、リクライニング用操作レバ
ー１０はバネ２８の弾力で戻り、カム体２５を回転さ
せ、摺動ロック部材２０をロックギヤ部２３が円弧ギヤ
３３に係合するように摺動させ、ロックする。
【００１７】しかして、リクライニング用操作レバー１
０またはウォークイン用操作レバー１５を操作して摺動
ロック部材２０をアンロックさせると、バネ４１の作用
で背凭シートを前倒（反時計方向）させ、これにより背
凭シート側ブラケット５が前倒れ回動する。すると、背
凭側係止部材４５が回動し、背凭側係止部材４５に当接
しているウォークイン用アーム４６が回動し、ウォーク
イン用アーム４６はスライドレールのロックを解除する
ワイヤー等の連結部材４７を牽引して、スライドレール
のロックを解除する。したがって、シート全体を前進さ
せてウォークイン状態にする。なお、摺動ロック部材２
０は、一対のガイド直線部１８の間に位置しているか
ら、ガイド直線部１８に摺動ロック部材２０の側縁が摺
接して摺動を案内し、確実に摺動させる。
０またはウォークイン用操作レバー１５を操作して摺動
ロック部材２０をアンロックさせると、バネ４１の作用
で背凭シートを前倒（反時計方向）させ、これにより背
凭シート側ブラケット５が前倒れ回動する。すると、背
凭側係止部材４５が回動し、背凭側係止部材４５に当接
しているウォークイン用アーム４６が回動し、ウォーク
イン用アーム４６はスライドレールのロックを解除する
ワイヤー等の連結部材４７を牽引して、スライドレール
のロックを解除する。したがって、シート全体を前進さ
せてウォークイン状態にする。なお、摺動ロック部材２
０は、一対のガイド直線部１８の間に位置しているか
ら、ガイド直線部１８に摺動ロック部材２０の側縁が摺
接して摺動を案内し、確実に摺動させる。
【００１８】
【効果】本発明は、車体側に対して移動自在にするスラ
イドレール２と、座席シートに対して背凭シートの傾斜
角度調節するリクライニング機構６と、前記背凭シート
を前倒しさせると前記スライドレール２のロックを解除
してシート全体を移動させるウォークイン機構７とを設
けた車両用シートにおいて、前記リクライニング機構６
のロックを解除するリクライニング用操作レバー１０を
取付けた操作横軸１１は、前記背凭シートの回動中心に
配置し、前記操作横軸１１は、リクライニング機構６を
包囲するカバー１２の前記背凭シートの回動中心となる
部分に設けたカバー挿通孔１３より突出させ、該操作横
軸１１の先端突出部に前記ウォークイン機構７を作動さ
せてスライドレール２のロックを解除するウォークイン
用操作レバー１５を設けた車両用シートのウォークイン
装置としたものであるから、開口部の無いまたは少ない
カバーを設けた車両用シートを提供でき、ウォークイン
等の作動を確実にする。
イドレール２と、座席シートに対して背凭シートの傾斜
角度調節するリクライニング機構６と、前記背凭シート
を前倒しさせると前記スライドレール２のロックを解除
してシート全体を移動させるウォークイン機構７とを設
けた車両用シートにおいて、前記リクライニング機構６
のロックを解除するリクライニング用操作レバー１０を
取付けた操作横軸１１は、前記背凭シートの回動中心に
配置し、前記操作横軸１１は、リクライニング機構６を
包囲するカバー１２の前記背凭シートの回動中心となる
部分に設けたカバー挿通孔１３より突出させ、該操作横
軸１１の先端突出部に前記ウォークイン機構７を作動さ
せてスライドレール２のロックを解除するウォークイン
用操作レバー１５を設けた車両用シートのウォークイン
装置としたものであるから、開口部の無いまたは少ない
カバーを設けた車両用シートを提供でき、ウォークイン
等の作動を確実にする。
【図１】 カバーを省略した斜視図。
【図２】 リクライニング装置の分解状態斜視図。
１…座席シート側ブラケット、２…スライドレール、３
…ロアーレール、４…アッパーレール、５…背凭シート
側ブラケット、６…リクライニング機構、７…ウォーク
イン機構、１１…操作横軸、１２…カバー、１３…カバ
ー挿通孔、１４…先端突出部、１５…ウォークイン用操
作レバー、１６…嵌合支持兼ガイド部材、１７…膨出
部、１８…ガイド直線部、１９…支持円弧部、２０…摺
動ロック部材、２１…ロック摺動溝、２２…挿通孔、２
３…ロックギヤ部、２４…カム溝、２５…カム体、２７
…異径挿通孔、２８…バネ、３０…リング部材、３１…
嵌合孔、３２…内壁面、３３…円弧ギヤ、３４…窓孔、
３５…他方側嵌合支持兼ガイド部材、３６…他方側膨出
部、３７…他方側ガイド直線部、３８…他方側支持円弧
部、３９…フランジ、４０…挿通孔、４１…リクライニ
ング用バネ、４２…一端折曲部、４３…座席側係止部
材、４４…他端折曲部、４５…背凭側係止部材、４６…
ウォークイン用アーム、４７…連結部材。
…ロアーレール、４…アッパーレール、５…背凭シート
側ブラケット、６…リクライニング機構、７…ウォーク
イン機構、１１…操作横軸、１２…カバー、１３…カバ
ー挿通孔、１４…先端突出部、１５…ウォークイン用操
作レバー、１６…嵌合支持兼ガイド部材、１７…膨出
部、１８…ガイド直線部、１９…支持円弧部、２０…摺
動ロック部材、２１…ロック摺動溝、２２…挿通孔、２
３…ロックギヤ部、２４…カム溝、２５…カム体、２７
…異径挿通孔、２８…バネ、３０…リング部材、３１…
嵌合孔、３２…内壁面、３３…円弧ギヤ、３４…窓孔、
３５…他方側嵌合支持兼ガイド部材、３６…他方側膨出
部、３７…他方側ガイド直線部、３８…他方側支持円弧
部、３９…フランジ、４０…挿通孔、４１…リクライニ
ング用バネ、４２…一端折曲部、４３…座席側係止部
材、４４…他端折曲部、４５…背凭側係止部材、４６…
ウォークイン用アーム、４７…連結部材。
Claims (1)
- 【請求項１】 車体側に対して移動自在にするスライド
レール２と、座席シートに対して背凭シートの傾斜角度
調節するリクライニング機構６と、前記背凭シートを前
倒しさせると前記スライドレール２のロックを解除して
シート全体を移動させるウォークイン機構７とを設けた
車両用シートにおいて、前記リクライニング機構６のロ
ックを解除するリクライニング用操作レバー１０を取付
けた操作横軸１１は、前記背凭シートの回動中心に配置
し、前記操作横軸１１は、リクライニング機構６を包囲
するカバー１２の前記背凭シートの回動中心となる部分
に設けたカバー挿通孔１３より突出させ、該操作横軸１
１の先端突出部に前記ウォークイン機構７を作動させて
スライドレール２のロックを解除するウォークイン用操
作レバー１５を設けた車両用シートのウォークイン装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30873099A JP2001121994A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 車両用シートのウォークイン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30873099A JP2001121994A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 車両用シートのウォークイン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001121994A true JP2001121994A (ja) | 2001-05-08 |
| JP2001121994A5 JP2001121994A5 (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=17984603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30873099A Pending JP2001121994A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 車両用シートのウォークイン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001121994A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101337941B1 (ko) * | 2012-03-30 | 2013-12-09 | 한일이화주식회사 | 차량용 시트의 워크인 장치 |
| WO2017199802A1 (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-23 | シロキ工業株式会社 | リクライニング装置 |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP30873099A patent/JP2001121994A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101337941B1 (ko) * | 2012-03-30 | 2013-12-09 | 한일이화주식회사 | 차량용 시트의 워크인 장치 |
| WO2017199802A1 (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-23 | シロキ工業株式会社 | リクライニング装置 |
| JP2017205419A (ja) * | 2016-05-20 | 2017-11-24 | シロキ工業株式会社 | リクライニング装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060926 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060926 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081125 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090507 |