JP2001121583A - ゴム製品用複数個取り金型 - Google Patents

ゴム製品用複数個取り金型

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JP2001121583A
JP2001121583A JP30396299A JP30396299A JP2001121583A JP 2001121583 A JP2001121583 A JP 2001121583A JP 30396299 A JP30396299 A JP 30396299A JP 30396299 A JP30396299 A JP 30396299A JP 2001121583 A JP2001121583 A JP 2001121583A
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JP
Japan
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cavity
mold
rubber
pot
partition wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP30396299A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Yamazaki
博貴 山崎
Yukio Ando
幸夫 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムのウエルド界面の発生を簡単に防止でき
るようにしたゴム製品用複数個取り金型、特にポット部
分割型トランスファ金型を提供する。 【解決手段】 ポット部分割型トランスファ金型のポッ
ト部7に、各ゲート5の周囲を仕切る仕切壁11を設
け、仕切壁11により仕切られる各個の凹部ごとに、各
個の材料ゴム13を入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム製品用複数取
り金型、特にゴムローラを一度に複数個成形するポット
部分割型トランスファ金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、コンピュ
ータ用プリンタ等における各種のローラを製造するのに
用いられるポット分割型トランスファ金型には、例えば
図4に示すような構造のものがある。このトランファ金
型は、複数個の中子(1)を立設した底板(2)と、その上
に載置される複数個の成型キャビティ(3)を穿設したキ
ャビティ部(4)と、キャビティ部(4)の上に載置され、
成型キャビティ(3)に通ずるゲート(5)を穿設した凹部
(6)を有するポット部(7)と、ポット部(7)の上方に配
置され、凹部(6)の形状と対応する形状の凸部(8)を有
する押し型(9)との4つの部分からなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のトランス
ファ金型では、底板(2)の上に、キャビティ部(4)およ
びポット部(7)を載置した後、ポット部(7)の凹部(6)
に、1枚の材料ゴム(10)を敷いて、その上から押し型
(9)を押し込むと、材料ゴム(10)は、複数のゲート(5)
から成型キャビティ(3)内に注入され、ゴム製品が成形
される。
【0004】この際、ゴムは、最初はゲート(5)付近の
ものが流入するが、途中からポット部(7)内での材料ゴ
ムの流動により、反応状態の異なる材料ゴム(10)が近接
した状態で成型キャビティ(3)内に流入し、その結果、
視認できる程度のまだらなウエルド界面が発生し、すな
わち、外観等において線が入ったような形になり、好ま
しくなく、それが亀裂発生、剥離等の原因となることが
ある。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点に鑑
みて、ウエルド界面の発生を簡単に防止できるようにし
たゴム製品用複数個取り金型、特にポット部分割型トラ
ンスファ金型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) ゴム製品を成形するための複数個取り金型におい
て、金型のポット部に、キャビティ部の各個の成型キャ
ビティごとに、材料ゴムを供給する手段を設ける。
【0007】(2) 上記(1)項において、キャビティ部
の各個の成型キャビティごとに、材料ゴムを供給する手
段を、ポット部の各ゲートの周囲を仕切る仕切壁とし、
該仕切壁により仕切られる各個の凹部ごとに、材料ゴム
を入れるようにする。
【0008】(3) 上記(2)項において、押し型におけ
る仕切壁に対応する位置に、プレス時に仕切壁が嵌合し
うる溝を形成する。
【0009】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、ポット部分割型トランスファ金型とする。
【0010】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、キャビティ部に円筒形の成型キャビティを形成す
る。
【0011】(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおい
て、キャビティを、ローラ成形用とする。
【0012】(7) 上記(1)〜(6)項のいずれかにおい
て、キャビティを、給紙ローラ成形用とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の複数個
取り金型の一実施形態を示すもので、この実施形態は、
複写機などの50mm〜100mm程度の長さの給紙ロ
ーラを複数個成形するポット部分割型トランスファ金型
である。基本的には、図4に示した前述の従来のものと
同じであるので、同一部分には同じ符号を付して示し、
その重複説明を省略する。
【0014】本発明においては、ポット部(7)の凹部
(6)に、ゲート(5)とゲート(5)との間を仕切る仕切壁
(11)を設けてある。仕切壁(11)の高さは、高いほど好ま
しいが、実用上は凹部(6)の深さの1/2〜1/3程度
でよい。
【0015】押し型(9)の下面には、ポット部(7)の仕
切壁(11)に対向する位置において、仕切壁(11)の形状と
補形をなす形状の凹溝(12)が穿設されている。したがっ
て、押し型(9)を下降させた際に、図2に示すように、
押し型(9)の凹溝(12)に、この仕切壁(11)が嵌合する。
【0016】このような複数個取り金型のポット部(7)
における、図1に示すように仕切壁(11)によって仕切ら
れた各ゲート(5)の直上の凹部(6)に、それぞれシート
状の材料ゴム(13)を載置し、押し型(9)を下降させて、
各材料ゴム(13)を、その直下のゲート(5)を介して、キ
ャビティ部(4)のそれぞれの成型キャビティ(3)内に注
入する。
【0017】すると、1個の成型キャビティ(3)に注入
される材料ゴム(13)は、ポット部(7)の凹部(6)が仕切
壁(11)によって仕切られているので、その仕切られた各
区画を越えて材料ゴム(13)が流動するのが阻止される。
したがって、反応状態が異なる材料ゴム(13)同士が互い
に近接するようなことがなくなり、ウエルド界面の発生
を防止することができる。
【0018】図2は、押し型(9)による材料ゴムの注入
が終わった状態を示し、図3は、金型から取り出した状
態の半製品(14)を示す。半製品(14)は、その後、端部を
カットしてゴムローラとされる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、従来の構
造のものに、簡単な構成を付加するだけで、ウエルド界
面の発生、すなわち外観等に線が入るのを効果的に防止
することができ、したがって、界面に沿う亀裂もしくは
剥離が生じない高品質のゴム製品を、複数個同時に製造
することができる。
【0020】請求項2記載の発明によると、仕切壁によ
り、各個の成型キャビティに注入する材料ゴムを仕切る
ことができ、仕切壁を越えた材料ゴムの流動を阻止する
ことができるとともに、材料ゴムの動く距離を最短とす
ることができる。
【0021】請求項3記載の発明によると、各個の成型
キャビティに注入する材料ゴムを、確実に仕切ることが
できる。
【0022】請求項4記載の発明のようにすると、本発
明品を、能率的に使用することができる。
【0023】請求項5記載の発明のようにすると、型離
れのよい金型とすることができる。
【0024】請求項6記載の発明のようにすると、品質
のよい給紙ローラを効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における成型前の状態を示
す縦断正面図である。
【図2】同じく、成型後の状態を示す縦断正面図であ
る。
【図3】得られた半製品の斜視図である。
【図4】従来の複数個取り金型の成型前の状態を示す縦
断正面図である。
【符号の説明】
(1)中子 (2)底板 (3)成型キャビティ (4)キャビティ部 (5)ゲート (6)凹部 (7)ポット部 (8)凸部 (9)押し型 (10)材料ゴム (11)仕切壁 (12)凹溝 (13)材料ゴム (14)半製品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム製品を成形するための複数個取り金
    型において、 金型のポット部に、キャビティ部の各個の成型キャビテ
    ィごとに、材料ゴムを供給する手段を設けたことを特徴
    とするゴム製品用複数個取り金型。
  2. 【請求項2】 キャビティ部の各個の成型キャビティご
    とに、材料ゴムを供給する手段を、ポット部の各ゲート
    の周囲を仕切る仕切壁とし、該仕切壁により仕切られる
    各個の凹部ごとに、材料ゴムを入れるようにした請求項
    1記載のゴム製品用複数個取り金型。
  3. 【請求項3】 押し型における仕切壁に対応する位置
    に、プレス時に仕切壁が嵌合しうる溝を形成した請求項
    2記載のゴム製品用複数個取り金型。
  4. 【請求項4】 ポット部分割型トランスファ金型とした
    請求項1〜3のいずれかに記載のゴム製品用複数個取り
    金型。
  5. 【請求項5】 キャビティ部に円筒形の成型キャビティ
    を形成した請求項1〜4のいずれかに記載のゴム製品用
    複数個取り金型。
  6. 【請求項6】 キャビティを、ローラ成形用とした請求
    項1〜5のいずれかに記載のゴム製品用複数個取り金
    型。
  7. 【請求項7】 キャビティを、給紙ローラ成形用とした
    請求項1〜6のいずれかに記載のゴム製品用複数個取り
    金型。
JP30396299A 1999-10-26 1999-10-26 ゴム製品用複数個取り金型 Pending JP2001121583A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196115A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Hitachi Cable Ltd 発泡ゴムの製造方法及びその製造装置
JP2010527735A (ja) * 2007-05-28 2010-08-19 株式会社アモーレパシフィック マスカラ用芯部材挿入型ブラシの製造方法及びそのブラシを製造するためのトランスファ金型
CN103419316A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 住友橡胶工业株式会社 传递成型装置以及使用该装置的橡胶产品制造方法
CN104605746A (zh) * 2015-01-04 2015-05-13 河南科技大学 一种复合锅具、制备方法及成型模具

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