JP2001120913A - センターフィード型フィルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造 - Google Patents
センターフィード型フィルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造Info
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Abstract
覆う二枚一対の濾過布がスラリー供給孔を覆う結合布双
曲面シート体とミシン縫製で結合されるセンターフィー
ド型フィルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製
構造の改善。 【解決手段】 結合布と濾板の表裏両面を覆う二枚一対
の濾過布との重合部分に施される結合ミシン縫いがスラ
リー供給孔の中心に近い側の前記結合布と前記濾過布と
の重合部分の端縁(X)と前記スラリー供給孔の中心か
ら遠い側の前記結合体と前記濾過布との重合部分の端縁
(Y)で、端縁(X)及び又は端縁(Y)の際から2〜
5mmの間の部位に2〜3本のミシン縫いを周縁の曲線
に略平行に1〜2mmの間隔で配置した後に、前記濾過
布と前記結合布の重合部に前記スラリー供給孔の中心か
ら法線方向に7〜15mmの間隔を置いてジグザグ状の
ミシン縫いを施した構成である。
Description
穿設された濾板の表裏両面を覆う二枚一対の濾過布が該
スラリー供給孔を覆う双曲面シート体(以下結合体と云
う)とミシン縫製で結合されるセンターフィード型フィ
ルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造にお
ける強化縫製構造に関し、ミシン糸が従前のままで、縫
製ミシン糸変更によるミシン機械の部品の損傷を回避す
る工程効率向上に貢献するセンターフィード型フィルタ
ープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造に関する
ものである。
作は、化学工業、鉱業、食品産業等々様々な産業の発達
と共に改善されてきた。フィルタープレスの操作改善、
発達も例に漏れない。
二枚の濾過布の間にケーキを作る単式フィルタープレス
の開発は、制限された濾過機の設置面積の中で濾過面積
を飛躍的に増加させ、濾過作業の効率化に貢献した。中
でも、濾板の有効濾過面の中にスラリー供給孔を穿設す
るセンターフィード型フィルタープレス(以下「フィル
タープレス」と云う)の発想及び開発は画期的であっ
た。
で濾過布を止め付けていたが、ネジの回転に伴って濾過
布がねじれたりシワになったりして、正確に装着するの
が非常に困難であつた。1960年代になって、実公昭
41−18220号公報乃至実公昭41―18222号
公報の考案がなされ、グロメツト操作の困難が回避され
て今日もその恩恵に浴している。
公昭41―18222号公報の考案は、図1に示す通り
である。図1(A)(B)(C)で、スラリー供給孔2
を穿設された濾板1の表裏両面3,3を覆う二枚一対の
濾過布4,4が該スラリー供給孔2を覆う双曲面シート
体5(以下「結合布」と云う。)を介して種々の方法で
結合されている。結合形態の基本は、図1(C)に示さ
れている。前記の通り、結合布5を介してニ枚一対の濾
過布4,4が結合されるが、その結合布5は、濾板1に
穿設されたスラリー供給孔2に接触する部位の近辺で
は、該結合布5を押し込む様に収縮させながら結合さ
せ、結合布5の外周緑7の近辺では結合布5を引つ張る
様に伸長気味に操作して結合される。
及び濾過布4の融点より高温の熱風を吹き付けながら双
方を一挙に圧着(T)(T)させる方法。
に、結合布5と濾過布4の両者の少なくとも片側に結合
布5及び濾過布4の融点より低い融点の「ホットメルト
接着シート」(図示していない)を配して、該「ホット
メルト接着シート」の融点より高温の熱風を吹き付けな
がら双方を一挙に圧着させる方法。
に、結合布5及び濾過布4の融点より高温に熱せられた
「コテ」(図示していない)を同時に接触させ、その直
後に双方を一挙に圧着させる方法。
に、双方の対向面または片面に接着剤を塗布などの手段
で配置して、双方を一挙に圧着させる方法。
縫い(図示していない)で結合させる方法。が考えられ
る。
濾過布4,4の双方をミシン縫いで結合させる方法。が
採用されてきている。
ミシン縫いで結合させる方法」には、例えば図3(A)
〜(D)の形態がある。
若干離間Lさせて、結合布5を介してミシン縫い8を施
して結合させた場合で、この方法は、濾過布4が剛直な
場合に採用される。或いは、濾板1が厚い場合にもこの
方法が採用される事もある。
所定距離分離間Mさせて、結合布5を介してミシン縫い
8を施して結合させた場合で、この方法は、圧搾膜を配
置して、濾板が厚くなった場合に採用される。
対の濾過布4,4をスラリー供給孔2の中心側で相互に
ミシン縫い9(業界では、これを「拝み縫い」と通称し
ている。)で結合した後に結合布5を配置して、ミシン
縫い8を施して結合させた場合である。この方法は、ニ
枚一対の濾過布4,4の結合部分9’からスラリー中の
粒子が侵入するのを防止できる。
て結合布5が紡績糸を主体として用いて厚めの一重織乃
至は二重織に織成し、分厚くて柔軟性に富む形態にされ
ているので、ミシン縫い8の糸が濾板や圧搾膜に直接接
触するのを防止する役目を果たして好都合に使用され
る。当該部分に濾過ケーキが残留する心配も少ない。
別な事情によって、図3(D)の様に結合布5を濾過ケ
ーキ付着側10に配置される場合もある。
とのミシン縫い8の状態を示してある。図4(B)は断
面図である。濾過布4の給液孔中心側端縁11から結合
布5の外周縁12の全面に同心円状にミシン縫い8を複
数本施すのが一般的である。
しくなり、固液分離の高精度化(濾過ケーキ内への残留
液分の減少)の要求が高まって、スラリーの高圧圧入並
びに濾過ケーキの高圧圧搾が実施される様になって、濾
過布4と結合布5の高強力結合が必要になった。
(B)の様に、ミシン縫い8の本数を多くして結合強力
を高める方法もある。これは、当業者にあって極めて容
易に想到されて常套的に実行されるものであるが、その
有効性は必ずしも否定されるものではない。
と、当該部分が硬化して、濾過布を濾過機に装着するの
が困難になる場合がある。そして、ミシン縫いでミシン
糸が「ミシン針の高速上下運動時の濾過布4や結合布5
との間で生ずる」摩擦や熱で弱められ、濾過布4と結合
布5も弱められて、期待通りの強力を得られない場合も
ある。
於けるミシン縫い糸8を高強力の材質にすることが極め
て容易に想到されて常套的に実行される。これの有効性
も亦否定されるものでもない。
帝人(株)製のアラミド繊維糸の「テクノーラ」或い
は、米国のデュウ・ポン(du Pont)社によって
開発されたアラミド繊維糸の「ケプラー」が有名で、実
際に使用されている。ミシン糸の太さは、国際単位系表
示で400〜2000T程度の範囲で、濾過布の厚さ、
硬さ、強度に合わせて適宜選択されている。勿論当業界
の通常の知識があれば、状況に応じて、前記範囲外の糸
が選択出来て、常套的に適用される。
糸は、非常な高強力を示すが「高ヤング率」に過ぎるた
めに応力に対する伸長性が小さく「高硬度」であり、ミ
シン縫い機械のミシン糸が接触する部分(糸道)にミシ
ン糸の太さのとおりの幅の溝を穿つ程に摩滅させられる
場合が頻発する。このため、アラミド繊維糸製のミシン
糸に期待されるだけの実使用に於ける強力を具備しない
こともある。これを回避するには、前記「糸道」の部品
を定期的に点検しながら交換して保全しなければなら
ず、非効率的で極めて不経済である。
孔を穿設された濾板の表裏両面を覆う二枚一対の濾過布
が該スラリー供給孔を覆う結合体(双曲面シート体)と
ミシン縫製で結合されるセンターフィード型フィルター
プレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造において、
前記結合体と前記濾板の表裏両面を覆う二枚一対の濾過
布との重合部分に施される結合ミシン縫いが前記スラリ
ー供給孔の中心に近い側の前記結合体と前記濾過布との
重合部分の端縁(X)と前記スラリー供給孔の中心から
遠い側の前記結合体と前記濾過布との重合部分の端縁
(Y)で、端縁(X)及び/又は端縁(Y)の際から2
〜5mmの間の部位に2〜3本のミシン縫いを周縁の曲
線に略平行に1〜2mmの間隔で配置した後に、前記濾
過布と前記結合体の重合部に前記スラリー供給孔の中心
から法線方向に7〜15mmの間隔を置いてジグザグ状
のミシン縫いを施したことを特徴とする(請求項1)。
ラリー供給孔の全周囲に亘って施されていること(請求
項2)、あるいは、ジグザグ状のミシン縫いがスラリー
供給孔の特定の選択部分に施されていることが望ましい
(請求項3)。また、前記端縁(X)及び端縁(Y)の
際から2〜5mmの間の部位に施された2〜3本のミシ
ン縫いの間に適宜の間隔を置いて略同心円的にミシン縫
いを前記ジグザグ状のミシン縫いの以前又は以後に追加
することが望ましい(請求項4)。
設備の操作条件が厳しくなり、スラリーの高圧圧入並び
に濾過ケーキの高圧圧搾が実施されたフィルタープレス
用濾過布の、前記図5(A)(B)に示された濾過布4
と結合布5の結合破壊の状態を観察した。図5(A)
(B)にて、濾過布4と結合布5の縫合部でスラリー供
給孔の中心側の部位の最内縁〔以下「端縁(X)」と表
現することもある。〕のミシン糸81或いは、濾過布4
と結合布5の縫合部で最外周縁〔以下「端縁(Y)」と
表現することもある。〕のミシン糸82が最初に破断し
て、順次隣のミシン糸が破断して行くものと観察され
た。
合布5のミシン糸8による縫合強力測定用試料50の概
念図が示されている。試料50を引張強力測定装置(図
示していない)に設置して、⇔印51の方向に試料50
を引張った時の破断強力を測定した。試料幅は5cmで
ある。
ン糸#5(国際単位:1330T相当太さ撚り合わせ
糸)で前記図6(A)及び(B)の如く縫合した試料5
0の縫合強力測定例の結果が示されている。縫糸本数の
増加につれて縫合強力が増加している。この試料での濾
過布4及び結合布5の仕様は、次の〔表1〕に示す通り
である。尚、ミシン目のピッチは5mmである。
で、図6(A)及び(B)の濾過布4の端縁部際のミシ
ン糸81から順次破断される傾向のものも観察された。
実際の使用現場ではこの傾向が顕著に出現したものと考
えられる。図6(C)のグラフには、端縁部際からミシ
ン糸が順次破断された場合のデータを削除してプロット
した数値を結んだものである。
構成糸:経糸・緯糸共‥PPマルチ十PPスパン混撚糸
8番手相当太さスパン十190T相当太さマルチ、密
度:経72本/2.54cm×緯40本/2.54cm
の程度の布が好ましく適用される。
過布4がポリエステル(PET)なら結合布5もポリエ
ステル(PET)を濾過布4がポリアミド(PA)なら
結合布5もポリアミド(PA)を前記仕様に読み替えて
使うのは勿諭である。
びに高強力を超越する材質、例えば前記アラミド繊維製
糸条やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製繊
維、ポリフェニレンサルファイド(PPS)製繊維或い
はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製繊維、ポ
リフッ化ビニリデン製繊維等公知の高機能繊維を単独或
いは相互に混用したり、前記PET繊維やPP繊維或い
はPA繊維と混用して耐用性向上対策として、当業界で
常套的に実施されている。
(A)及び(B)にて、濾過布4と結合布5の縫合部で
スラリー供給孔の中心側の部位の最内縁11のミシン糸
81或いは、濾過布4と結合布5の縫合部で最外周縁1
2のミシン糸82が最初に破断されて、順次隣のミシン
糸が破断されて行くものと観察された。
(B)の如く、濾過布4,4と結合布5のミシン糸8に
よる縫合強力測定用試料60を作成し、同試料60を引
張強力測定装置(図示していない)に設置して、⇔印6
1の方向に試料60を引張った時の破断強力を測定し
た。濾過布4と結合布5の縫合部でスラリー供給孔の中
心側の部位の最内縁11のミシン縫い62を2本1mm
の間隔を置いて並べて或いは、濾過布4と結合布5の縫
合部で最外周縁12のミシン縫い63を2本1mmの間
隔を置いて並べて施した。そして、ミシン縫い62とミ
シン縫い63の間にミシン縫い64を施して濾過布4と
結合布5の相対位置を固定して、図7(A)の如くジグ
ザグミシン縫い65を試料の全幅5cmに亘つて略まん
べんなく施した。ジグザグミシン縫い65の間隔66
は、7mmにした。
/5cm、最大強力764daN/5cm、平均712
daN/5cmであった。これは、ポリプロピレン繊維
製ミシン糸#5(国際単位:1330T相当太さ撚り合
わせ糸)で前記図6(A)及び(B)の如く縫合した試
料50の縫合強力測定例の縫糸本数〜15〜本の縫合強
力に相当する。この縫合力測定では、図7(A)及び
(B)の濾過布4の端縁部際11のミシン糸62から順
次破断される傾向が観察されずに全体のミシン糸が一挙
に破断した。実際の使用現場でもこの状況が保たれ、長
期に亘り苛酷な濾過操作に耐える縫合強力を保持すると
期待した。
測定結果に従って、図8(A)及び(B)の如く濾過布
4と結合布5のミシン糸8による縫合を実行した。
が〔表2〕である。
最内縁11とミシン縫い62の間隙は2〜5mmで、そ
の2本のミシン縫い相互間隔は1〜2mmを置いて並
べ、濾過布4と結合布5の縫合部で最外周縁12とミシ
ン縫い63の間隙は2〜5mmで、その2本のミシン縫
い相互の間隔は1〜2mmを置いて並べて施すのがよ
い。ここでは2本にしたが、2〜3本の範囲で状況に合
わせて本数を選択すれば良い。ミシン縫い目の長さは、
3〜5mmの間に設定するのが良い。ジグザグミシン縫
いの間隔は7〜15mmの範囲で選択するのが良い。
用的である。
カルシウムの製造工程のフィルタープレスに使用した
ら、従来の図5(B)の様に、ミシン縫い8の本数を多
くして結合強力を高めようとしたものが約1週間の使用
で破損したのに対して、約120日の連続使用で濾過布
の性能が損なわれるまでの長期使用に耐えた。これは、
前記図8(A)及び(B)の概念図で、濾過布4,4と
結合布5のミシン糸8による縫合にて濾過布4と結合布
5の縫合部でスラリー供給孔の中心側の部位の最内縁1
1のミシン縫い62を2本1mmの間隔を置いて並べて
更に、濾過布4と結合布5の縫合部で最外周縁12のミ
シン縫い63を2本1mmの間隔を置いて並べて施した
ことによる縁部の縫合強化と結合布の全面にまんべんな
く施されたジグザグミシン縫い65による給液孔中心か
ら放射方向に伸びる縫合強力の効果であると判断され
る。
向に伸びるジグザグミシン縫い65は、図9の如くミシ
ン糸65’が濾過布4と結合布5を縫いつけながら掴む
様に作用するので、前記放射方向に濾過布4と結合布5
に「伸縮余裕」を与えて、急激な圧搾膜の膨張に緩衝作
用をなして、縫合強力向上の効果を高めたと判断され
る。
りであった。 〔表3〕濾過機の呼び仕様:センターフィード自動フィ
ルタープレス 1500×35室
で、濾過布4,4と結合布5のミシン糸8による縫合に
て、濾過布4と結合布5の縫合部でスラリー供給孔の中
心側の部位の最内縁11に2本1mmの間隔を置いて並
べられたミシン糸62及び/又は濾過布4と結合布5の
縫合部で最外周縁12に2本1mmの間隔を置いて並べ
られたミシン糸63を、前記の濾過布4の耐熱性・耐薬
品性・耐摩耗性並びに高強力を超越する材質、例えば前
記アラミド繊維製糸条やポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)製繊維、ポリフエニレンサルファイド(P
PS)製繊維或いはポリエーテルエーテルケトン(PE
EK)製繊維、ポリフッ化ビニリデン製繊維等公知の高
機能繊維を単独或いは相互に混用したり、前記PET繊
維やPP繊維或いはPA繊維と混用して前記ミシンの機
械部品を損傷させない工夫(例えば高機能繊維をコアー
成分とし、PET繊維やPP繊維等の通常の繊維をシー
ス成分とする二層構造にしたミシン糸)をして用いるこ
とも可能である。
過布の使用状態と破損状態に合わせて、当該破損部位を
取り囲む範囲で選択的に施されても本発明の縫製構造に
含まれる。
念図で、濾過布4,4と結合布5のミシン糸8による縫
合にて濾過布4と結合布5の縫合部でスラリー供給孔の
中心側の部位の最内縁11のミシン縫い62を2本1m
mの間隔を置いて並べて更に、濾過布4と結合布5の縫
合部で最外周縁12のミシン縫い65を2本1mmの間
隔を置いて並べて施したことによる縁部の縫合強化と結
合布の全面にまんぺんなく施されたジグザグミシン縫い
65が、給液孔中心から放射方向に伸びて、ミシン糸6
5’が濾過布4と結合布5を縫いつけながら掴む様に作
用するので、前記放射方向に濾過布4と結合布5に「伸
縮余裕」を与えて、急激な圧搾膜の膨張に緩衝作用をな
して、縫合強力向上の効果を高め、長期間に亘る苛酷な
濾過操作に耐え、濾過工程の操業を安定裏に継続させら
れるのである。
ラリー供給孔を、二枚一対の濾過布と前記濾過布を結合
する結合布で覆う如く張設した濾板の基本構造を示す図
面で、(A)は濾過布の1部を破断した濾板の正面図、
(B)はスラリー供給孔の中心で切断した濾板の断面
図、(C)はスラリー供給孔周辺部での濾板と濾過布と
結合布との関係を示す斜視図。
図。
を結合布によって縫製手段により結合した状態の異なる
例の断面図。
布で図3に示す縫成手段で結合した状態の正面図と断面
図。
の、改善例の正面図と断面図。
の、濾過布と結合布のミシン糸による縫合協力測定用試
料の概念図で、(A)は平面図、(B)は断面図であ
り、(C)は(A)(B)の試料の縫合強力測定の結果
を示す特性図
ミシン糸による縫合協力測定用試料の概念図。
合したものの平面図と断面図。
グ状のミシン縫い状態を示す図。
内縁 12. 濾過布と結合布の縫合部での最外周
縁 62.63.64.ミシン糸 65. ジグザグミシン縫い
10)
公昭41−18222号公報の考案は、図1に示す通り
である。図1(A)(B)(C)で、スラリー供給孔2
を穿設された濾板1の表裏両面3,3を覆う二枚一対の
濾過布4,4が該スラリー供給孔2を覆う双曲面シート
体5(以下「結合布」と云う。)を介して種々の方法で
結合されている。結合形態の詳細は、図1(C)に示さ
れている。前記の通り、結合布5を介して二枚一対の濾
過布4,4が結合されるが、その結合布5は、濾板1に
穿設されたスラリー供給孔2に接触する部位の近辺で
は、該結合布5を押し込む様に収縮させながら結合さ
せ、結合布5の外周縁7の近辺では結合布5を引っ張る
様に伸長気味に操作して結合される。
の、濾過布と結合布のミシン糸による縫合強力測定用試
料の概念図で、(A)は平面図、(B)は断面図であ
り、(C)は(A)(B)の試料の縫合強力測定の結果
を示す特性図。
ミシン糸による縫合強力測定用試料の概念図
Claims (4)
- 【請求項1】スラリー供給孔を穿設された濾板の表裏両
面を覆う二枚一対の濾過布が該スラリー供給孔を覆う結
合体とミシン縫製で結合されるセンターフィード型フィ
ルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造にお
いて、前記結合体と前記濾板の表裏両面を覆う二枚一対
の濾過布との重合部分に施される結合ミシン縫いが前記
スラリー供給孔の中心に近い側の前記結合体と前記濾過
布との重合部分の端縁(X)と前記スラリー供給孔の中
心から遠い側の前記結合体と前記濾過布との重合部分の
端縁(Y)で、端縁(X)及び/又は端縁(Y)の際か
ら2〜5mmの間の部位に2〜3本のミシン縫いを周縁
の曲線に略平行に1〜2mmの間隔で配置した後に、前
記濾過布と前記結合体の重合部に前記スラリー供給孔の
中心から法線方向に7〜15mmの間隔を置いてジグザ
グ状のミシン縫いを施したことを特徴とするセンターフ
ィード型フィルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の
縫製構造。 - 【請求項2】ジグザグ状のミシン縫いがスラリー供給孔
の全周囲に亘って施されていることを特徴とする請求項
1記載のセンターフイード型フィルタープレス用濾過布
のスラリー供給孔の縫製構造。 - 【請求項3】ジグザグ状のミシン縫いがスラリー供給孔
の特定の選択部分に施されていることを特徴とする請求
項1記載のセンターフィード型フィルタープレス用濾過
布のスラリー供給孔の縫製構造。 - 【請求項4】請求項1に記載の端縁(X)及び端縁
(Y)の際から2〜5mmの間の部位に施された2〜3
本のミシン縫いの間に適宜の間隔を置いて略同心円的に
ミシン縫いを前記ジグザグ状のミシン縫いの以前又は以
後に追加したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに
記載のセンターフィード型フィルタープレス用濾過布の
スラリー供給孔の縫製構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30278099A JP4216421B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | センターフィード型フィルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造 |
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---|---|---|---|
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JP30278099A Expired - Lifetime JP4216421B2 (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | センターフィード型フィルタープレス用濾過布のスラリー供給孔の縫製構造 |
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