JP2001120669A - イオントフォレーシス装置 - Google Patents

イオントフォレーシス装置

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JP2001120669A JP30639299A JP30639299A JP2001120669A JP 2001120669 A JP2001120669 A JP 2001120669A JP 30639299 A JP30639299 A JP 30639299A JP 30639299 A JP30639299 A JP 30639299A JP 2001120669 A JP2001120669 A JP 2001120669A
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    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/20Applying electric currents by contact electrodes continuous direct currents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通電開始時および通電時の導通異常を検出す
るのに好適なイオントフォレーシス装置を提供する。 【解決手段】 イオントフォレーシス装置は、電源装置
としてデバイス50を有しており、デバイス50は、電
気エネルギーを発生する電気エネルギー発生部60と、
電気エネルギーを出力する出力部70と、電気エネルギ
ーの供給が正常に行われるかどうかを検出する導通異常
検出部80とを備える。導通異常検出部80の検出動作
は出力部70の非出力動作時に行われる。通電時、出力
部70の出力動作と導通異常検出部80の検出動作は、
マイクロコンピュータ12からの指令により交互に切り
換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は経皮または経粘膜に
適用するイオントフォレーシス装置に係り、特に導通異
常の検出機能を有するイオントフォレーシス装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】イオントフォレーシス(Iontophoresi
s)は電気を用いた経皮吸収促進システムで、その原理
は、主に電流を導通させることにより生じる電界中を、
正にチャージした分子が陽極から陰極へ、負にチャージ
した分子が陰極から陽極へ移動する力に基づいて薬物分
子の皮膚バリヤー透過を促進させるものである。〔ジャ
ーナル・オブ・コントロールド・リリース(Journal of
Controlled Release)18巻、1992年、213〜
220頁;アドバンスト・ドラッグ・デリバリー・レビ
ュー(Advanced Drug Delivery Review)9巻、199
2年、119頁;ファルマシュウティカル・リサーチ
(Pharmaceutical Research)3巻、1986年、31
8〜326頁参照〕
【0003】ところで、このようなイオントフォレーシ
スでは、従来から、使用時に、分子(薬物を含む)移動
が正常に行われているかどうかを確認する手段を備えた
装置が知られている。その確認手段としては、例えば、
直流印加時の出力電圧に対する出力電流の値を測定する
方法がとられる。この方法では、通電初期に比較的高い
電圧を印加することにより導通または非導通を確認し、
そのときの出力電流の値が一定値以下の場合には異常と
判断し、出力電圧の印加を停止するというものである。
【0004】また、特表平10-510179号公報に
は、電気輸送電流及び電圧をモニタする電気輸送式搬送
装置が開示されている。この装置は、動作開始から一定
時間は身体表面のインピーダンスが安定するのを待ち、
そのあとで電気輸送電流及び電圧のモニタを開始し、こ
のモニタ値が所定の範囲外であるときに出力を停止する
というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、通電初期に比較的高い電圧を印加して測定する
方法では、高い出力電圧のため使用者に不快感を与えて
しまうという問題がある。また、身体表面のインピーダ
ンスが安定するのを待ってから電気輸送電流及び電圧の
モニタを開始する方法では、身体表面のインピーダンス
が安定しなければ電流の導通状態を確認できないという
問題が生じる。
【0006】従って本発明の目的は、上記のような問題
点を解決し、通電開始時および通電時の導通異常を検出
するのに好適なイオントフォレーシス装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討を行ってきたが、その結
果、イオントフォレーシス装置において電気エネルギー
の供給が正常に行われるかどうかを検出する導通異常検
出手段を備え、この導通異常検出手段の検出動作を装置
の非出力動作時に行うことにより、通電開始時および通
電時の導通異常を好適に検出可能であることを見出し、
本発明に至ったものである。すなわち本発明では、通電
開始時には、導通異常検出手段により電気エネルギーの
供給が正常に行われるかどうかを予め設定した高インピ
ーダンスを用いて検出し、正常に行われると判断された
ときは、薬剤を投与するために予め設定した低インピー
ダンスを介して電気エネルギーの出力動作を開始させ、
逆に正常に行われないと判断されたときは電気エネルギ
ーの出力動作を開始させないようにする。一方、通電時
には、電気エネルギーの出力動作と上記導通異常検出手
段による検出動作を交互に切り換えて行い、装置適用中
に上記導通異常検出手段により電気エネルギーの供給が
正常に行われないと判断されたときは、上記電気エネル
ギーの出力動作を停止する。
【0008】本発明に係るイオントフォレーシス装置
は、一対の電極を有する製剤と、製剤に電気エネルギー
を供給するためのデバイスとを備えたものであって、前
記デバイスは、電気エネルギーを発生する電気エネルギ
ー発生手段と、前記電気エネルギーを製剤に出力する出
力手段と、前記電気エネルギーの供給が正常に行われる
かどうかを検出する導通異常検出手段とを備え、前記出
力手段の非出力動作時に前記導通異常検出手段の検出動
作が行われるように構成される。
【0009】ここで、通電時には、前記出力手段の出力
動作と前記導通異常検出手段の検出動作を交互に切り換
えて行うのが好ましい。また、前記デバイスは、前記導
通異常検出手段により電気エネルギーの供給が正常に行
われないと判断されたときに警報を発する警報手段を備
えることが好ましく、また、前記導通異常検出手段によ
り電気エネルギーの供給が正常に行われない状態が一定
時間続いたと判断されたときは、前記出力手段による出
力動作を停止することが好ましい。
【0010】本発明に係るイオントフォレーシス用デバ
イスは、電気エネルギーを発生する電気エネルギー発生
手段と、前記電気エネルギーを出力する出力手段と、前
記電気エネルギーの供給が正常に行われるかどうかを検
出する導通異常検出手段とを備え、前記出力手段の非出
力動作時に前記導通異常検出手段の検出動作が行われる
ように構成される。ここで、通電時には、前記出力手段
の出力動作と前記導通異常検出手段の検出動作を交互に
切り換えて行うのが好ましく、また導通異常検出手段に
は必要に応じて増幅回路が設けられ、出力手段の出力端
には必要に応じてダイオードが設けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るイオントフ
ォレーシス装置の一例を示す断面概念図である。本装置
は、図示のとおり、薬物を保持するイオントフォレーシ
ス用製剤40と、この製剤から経皮または経粘膜に薬物
を供給するために電気エネルギーを発生する電源装置と
してのイオントフォレーシス用デバイス50とを備え
る。
【0012】イオントフォレーシス用製剤40は、絶縁
性基材1と、絶縁性基材1上に間隔をおいて配置された
電極2、3と、電極2に接して配置された薬剤溜め4
と、電極3に接して配置された電解質溜め5と、デバイ
ス50を製剤40に着脱可能に取り付けるためのタブ6
A、6Bとから構成される。タブ6A、6Bは電極2、
3にそれぞれ接続される。ここで、薬剤溜めが2以上あ
る場合には、上記電解質溜めに代えて薬剤溜めがその部
分に配置される。薬剤溜めや電解質溜めは、例えば皮膚
や経粘膜に直接または間接的に貼着される。
【0013】図2は、イオントフォレーシス用デバイス
50の一例を示す回路図である。図示のように、デバイ
ス50は、電気エネルギーを発生する電気エネルギー発
生部60と、電気エネルギーを出力端子A、Bに出力す
る出力部70と、電気エネルギーの供給が正常に行われ
るかどうかを検出する導通異常検出部80とを備える。
【0014】電気エネルギー発生部60は、電池等から
なる電源7と、電源7に接続されたコイル15と、コイ
ル15に接続されたトランジスタ16およびダイオード
17と、ダイオード17に接続された電気エネルギー蓄
積用のコンデンサ18と、トランジスタ16のベースと
マイクロコンピュータ12の間に接続されたコンデンサ
13と抵抗14の並列回路とを有する。ここで、コンデ
ンサ13はトランジスタ16のスイッチングを早く行う
ために、また抵抗14はトランジスタ16への電流を制
限するために設けられる。
【0015】また、図のように、マイクロコンピュータ
12と電源7の正極との間には、抵抗8と発光ダイオー
ド(LED)9の直列回路が設けられる。ここで、抵抗
8はLED9への電流を制限するためのものである。ま
た、マイクロコンピュータ12と電源7の負極との間に
は、装置の起動または停止を行うために必要に応じて設
けられる電源スイッチ10、および警報用のブザー11
がそれぞれ接続されている。
【0016】出力部70は、コンデンサ18の両端に直
列に接続された抵抗22、23、およびトランジスタ2
1と、エミッタが抵抗22の一端と接続されコレクタが
出力端子Aと接続されベースが抵抗22と23間に接続
されたトランジスタ24と、トランジスタ21のベース
とマイクロコンピュータ12間に接続された抵抗20と
を有する。ここで、抵抗20はトランジスタ21への電
流を制限するために、また抵抗22はトランジスタ24
のプルアップ用に、抵抗23はトランジスタ24のベー
ス電流を制限するためにそれぞれ設けられる。
【0017】導通異常検出部80は、トランジスタ24
の両端に直列に接続された抵抗25、26と、エミッタ
が抵抗25の一端と接続されコレクタが抵抗28、29
を介して出力端子Bと接続されベースが抵抗25と26
間に接続されたトランジスタ27と、トランジスタ27
のコレクタ側とマイクロコンピュータ12との間に接続
された抵抗19とを有する。ここで、抵抗19はマイク
ロコンピュータ12の入力端子を保護するために設けら
れる。また、図のように、抵抗29と出力端子Bの接続
点がマイクロコンピュータ12に接続される。
【0018】次に、図を参照しながらデバイス50の基
本的な動作について説明する。まず、デバイス50は、
本装置の生体適用前には、トランジスタ24が非導通状
態であることから、出力は、抵抗25、26で構成され
た高いインピーダンスを介して伝達されることとなる。
次に、本装置が生体に適用されると、すなわち出力端子
A、B間に負荷が接続されると、微弱な電流が図の符号
7−15−17−25−26−A−B−29−7の経路
を流れる。導通異常検出部80では、この微弱な電流に
より、抵抗25がトランジスタ27のベース電圧を降下
させ、その結果、トランジスタ27が導通する。トラン
ジスタ27が導通すると、抵抗28の上端(トランジス
タ27のコレクタ側)には電池電圧にほぼ等しい電圧が
生じる。この場合、電気エネルギーの供給は正常に行わ
れる状態にあり、マイクロコンピュータ12は自動的に
起動する。しかしながら、抵抗28の上端電圧が何らか
の理由で所定値に満たない場合は電気エネルギーの供給
が正常に行われる状態になく、マイクロコンピュータ1
2は起動しない。このように、導通異常検出部80の検
出動作は出力部70の非出力動作時に行われる。
【0019】正常時、自動起動したマイクロコンピュー
タ12は、LED9を点灯させた後、電源7の電圧を昇
圧するため、予めプログラムされたパターンにしたがっ
てトランジスタ16に信号を送り発振させる。トランジ
スタ16が発振すると、コイル15には逆起電力が随時
発生する。この逆起電力がダイオード17を経てコンデ
ンサ18に随時蓄えられることで、電源7の電圧が昇圧
される。コンデンサ18に蓄えられた昇圧電圧は、マイ
クロコンピュータ12からの信号でトランジスタ21が
導通し、その結果トランジスタ24が導通することによ
り、出力端子Aへ送出される。また、トランジスタ24
の導通によりトランジスタ27は非導通となる。
【0020】これにより出力端子A、B間に接続された
負荷に電流が流れ、抵抗29には電流に応じた電圧が発
生する。この電圧は、通電初期には検出困難であるが、
所定時間後からは、マイクロコンピュータ12内に設け
られたA/Dコンバータにより電流値に再変換され、計
測される。マイクロコンピュータ12は、この計測され
た電流値に応じてトランジスタ16の発振状態を変化さ
せ、これにより昇圧電圧を調整してデバイス50の出力
を所定の電流値に維持する。このようにして出力部70
の出力動作が行われる。
【0021】その後、デバイス50は、出力部70の出
力動作を導通異常検出部80の検出動作に切り換える。
これを行う切換部は、本例ではマイクロコンピュータ1
2が担っており、トランジスタ21およびトランジスタ
24を非導通とする。これにより再び、微弱な電流が図
の符号7−15−17−25−26−A−B−29−7
の経路を流れ、その結果、トランジスタ27が導通す
る。このとき、検出された抵抗28上端の電圧が所定値
以上であれば導通は正常であり、マイクロコンピュータ
12は再び予めプログラムされたパターンにしたがって
トランジスタ16を発振させ、出力部70の出力動作に
切り換える。このように、導通が正常な場合には、出力
部70の出力動作と導通異常検出部80の検出動作は交
互に切り換えて繰り返し行われる。
【0022】これに対して、検出された抵抗28上端の
電圧が所定値に満たない場合、デバイス50は導通が異
常であると判断し、LED9を点滅させ、かつブザー1
1を鳴らして使用者に警報を発する。警報発生後、一定
時間経過後も導通が改善されない時には電気エネルギー
の供給を停止するとともに、ブザー11を鳴らし、ま
た、LED9を消灯して、出力が停止したことを使用者
へ知らせる。このように本発明では、出力部70の出力
動作と導通異常検出部80の検出動作を交互に切り換え
ることによって装置適用時の異常を検出し、使用者への
安全性を確保する。
【0023】以上の構成では、出力は、通電開始時の導
通異常を検出する高インピーダンスの状態と薬物を投与
するための低インピーダンスの状態を有し、それらの値
は予め設定される。まず、導通異常検出用の高インピー
ダンスは、図2における抵抗25および抵抗26による
インピーダンスをいい、適用面積、適用電圧等の影響に
より変化するため、特に限定はされず様々な状況により
ある値に設定可能であるが、皮膚または粘膜に適用した
場合には皮膚または粘膜のインピーダンスに対して十分
な検出精度が得られるインピーダンスに設定する必要が
あるため、100kΩ〜100MΩの範囲に設定される
ことが好ましく、さらには1MΩ〜10MΩの範囲に設
定されることがより好ましい。
【0024】一方、薬物投与用の低インピーダンスは、
図2における導通状態のトランジスタ24および必要に
応じて設けられる抵抗29によるインピーダンスをい
い、適用する電流量等の影響を受けるため限定はされな
いが、皮膚または粘膜に適用した場合には十分な電流を
得るため、1Ω〜50kΩの範囲に設定されることが好
ましく、さらには100Ω〜5kΩの範囲に設定される
ことがより好ましい。
【0025】出力部70の出力動作の時間は、特に限定
されるものではないが、それぞれ1分以内とするのが好
ましく、さらに1秒以内とするのがより好ましい。ま
た、導通異常検出部80の検出動作の時間は、数秒以内
が好ましく、さらに数μs〜数ms程度がより好ましい。
このように切り換えを短時間で効率よく行うことで、ほ
ぼ出力に影響を与えることなく、導通状態の確認を行う
ことができる。これは、高インピーダンス状態が短時間
であれば、負荷に残存した電圧により通電が維持され、
その際生じる電流により、コンデンサ18に蓄積された
出力電圧と負荷に残存した電圧間に電位差が生じること
になり、導通異常検出部80をコンデンサ18に蓄積さ
れた出力電圧と出力端子Aの間に設置することで、出力
電圧に拘らずその電位差を検出することができるためで
ある。
【0026】図3および図4は、それぞれイオントフォ
レーシス用デバイス50の他の例を示す回路図である。
図3に示すデバイス50は、導通異常検出部81におい
て、ベースが抵抗28上端に接続されたトランジスタ3
1からなる増幅回路を備える。この増幅回路は、抵抗2
8上端の電圧が、図2におけるマイクロコンピュータ1
2が所定値以上と認識するよりも低い電圧でトランジス
タ31を導通する。これにより抵抗30に電流が流れ、
マイクロコンピュータ12に接続された抵抗30の下端
の電圧がマイクロコンピュータ12に送出される。本例
の回路は、抵抗値の選定では十分な導通異常検出精度が
得られない場合に特に有効である。また、このような構
成においては、抵抗30の上端が電池電圧に接続される
ことから、マイクロコンピュータ12に電源電圧を越え
る過大な電圧が印加されるのを防止することができる。
【0027】また、導通異常検出精度を高める他の方法
としては、コンデンサ18に蓄えた電圧を調整して、あ
るいは、図4に示すように、出力部71のトランジスタ
24のコレクタにダイオード32を接続して、コンデン
サ18に蓄えた電圧と出力端子Aの電圧に電位差を設け
ることで、抵抗25、26を流れる電流値を高めるよう
にしてもよい。ここで、いずれの回路においても、回路
停止時は、消費電流が数μA〜数十μA以下の消費電流
となる回路構成とするのが好ましい。
【0028】以上のように、本発明に係るイオントフォ
レーシス装置では、出力部の出力動作と導通異常検出部
の検出動作が交互に切り換えられるので、生体適用中に
本装置が剥がれた時には導通異常検出部により異常と判
断され、出力部からの出力が停止される。このような場
合、本装置は生体に貼り直されることにより自動起動さ
れ、通電が再び継続されることとなる。
【0029】また、本装置に、スロースタート機能、総
電流量調節機能等の任意の機能を更に追加することによ
り、生体への再貼付時に装置をより安全に使用すること
が可能となる。さらに、本装置に、低インピーダンスを
流れる電流(薬物を投与するための電流)を所定値に保
つための定電流手段を用いると、過剰な電流が人体に流
れることがなくなり、さらに安全性が高まる。また、イ
ンピーダンス異常を検出した際には、使用者へ警告して
改善を要求したり、場合によってはその出力を停止して
安全性を確保することができる。
【0030】本発明に係るイオントフォレーシス装置
は、適用部位が限定される局所用製剤に好適に用いら
れ、特に首、肩、腰などの電源スイッチを操作しづら
く、かつ導通状態を表示するために用いられるLEDな
どの表示器を確認しづらい部位に適用する際により好適
に用いられる。本装置は、通電開始時あるいは通電時の
導通状態を確認し異常があれば、その異常を検出するこ
とで、使用者の安全性を確保することができるものであ
り、極めて使用性に優れている。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、通電開始時および通電
時の導通異常を検出するのに好適なイオントフォレーシ
ス装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイオントフォレーシス装置の一例
を示す断面概念図である。
【図2】イオントフォレーシス用デバイスの一例を示す
回路図である。
【図3】イオントフォレーシス用デバイスの他の例を示
す回路図である。
【図4】イオントフォレーシス用デバイスの他の例を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基材 2、3 電極 4 薬剤溜め 5 電解質溜め 6A、6B タブ 7 電源(電池) 8、14、19、20、22、23、25、26、2
8、29 抵抗 9 発光ダイオード 10 スイッチ 11 ブザー 12 マイクロコンピュータ 13、18 コンデンサ 15 コイル 16、21、24、27 トランジスタ 17 ダイオード 40 製剤 50 デバイス 60 電気エネルギー発生部 70 出力部 80 導通異常検出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極を有する製剤と、製剤に電気
    エネルギーを供給するためのデバイスとを備えたイオン
    トフォレーシス装置であって、前記デバイスは、電気エ
    ネルギーを発生する電気エネルギー発生手段と、前記電
    気エネルギーを製剤に出力する出力手段と、前記電気エ
    ネルギーの供給が正常に行われるかどうかを検出する導
    通異常検出手段とを備え、前記出力手段の非出力動作時
    に前記導通異常検出手段の検出動作が行われるようにし
    たことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  2. 【請求項2】 前記出力手段の出力動作と前記導通異常
    検出手段の検出動作が交互に切り換えて行われることを
    特徴とする請求項1記載のイオントフォレーシス装置。
  3. 【請求項3】 前記導通異常検出手段により電気エネル
    ギーの供給が正常に行われないと判断されたときに警報
    を発する警報手段を備えたことを特徴とする請求項2記
    載のイオントフォレーシス装置。
  4. 【請求項4】 前記導通異常検出手段により電気エネル
    ギーの供給が正常に行われない状態が一定時間続いたと
    判断されたときは、前記出力手段による出力動作を停止
    するようにしたことを特徴とする請求項2または3記載
    のイオントフォレーシス装置。
  5. 【請求項5】 電気エネルギーを発生する電気エネルギ
    ー発生手段と、前記電気エネルギーを出力する出力手段
    と、前記電気エネルギーの供給が正常に行われるかどう
    かを検出する導通異常検出手段とを備え、前記出力手段
    の非出力動作時に前記導通異常検出手段の検出動作が行
    われるようにしたことを特徴とするイオントフォレーシ
    ス用デバイス。
  6. 【請求項6】 前記出力手段の出力動作と前記導通異常
    検出手段の検出動作が交互に切り換えて行われることを
    特徴とする請求項5記載のイオントフォレーシス用デバ
    イス。
  7. 【請求項7】 前記導通異常検出手段が増幅回路を備え
    たことを特徴とする請求項5または6記載のイオントフ
    ォレーシス用デバイス。
  8. 【請求項8】 前記出力手段が出力端にダイオードを備
    えたことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の
    イオントフォレーシス用デバイス。
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