JPH0345271A - イオントフォレーシス用デバイス - Google Patents

イオントフォレーシス用デバイス

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JPH0345271A
JPH0345271A JP17983189A JP17983189A JPH0345271A JP H0345271 A JPH0345271 A JP H0345271A JP 17983189 A JP17983189 A JP 17983189A JP 17983189 A JP17983189 A JP 17983189A JP H0345271 A JPH0345271 A JP H0345271A
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JP
Japan
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output impedance
related element
electric current
generating means
current
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Pending
Application number
JP17983189A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Arimatsu
有松 年治
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1゜ [産業上の利用分野] 本発明は、医療分野で鋭意研究が行なわれているD D
 3 (drug d61ivery system)
の−手段とし・て、イオントフAレーシスの原理を用い
た経皮的薬剤投与に使用するイオントフAレーシス用デ
バイスに関する。
[従来技術とその問題点] イオントフォレーシスは公知の通り、微弱な直流電流に
より薬剤を経皮的且つ無痛的に投与する方法であり、有
効成分の薬剤を体外から皮下へ浸透させる基本的な駆動
力は電界即ちクーロン力である。
ところで、皮膚の最外層を構成する角質は、電気的に絶
縁体の性質を持つため直流電界をかけると絶縁体は誘導
分極を起こす。そこで、公知の通り、皮膚の電気等価回
路はキャパシタンス(C)とレジスタンス(R)との並
列結合回路で表現される。
従って皮膚に直流電界をかけるとキャパシタンスに対す
る充電電流が過渡的に流れるが、レジスタンスの抵抗値
がかなり大きな値を持つため定常的にはほとんど電流が
流れない状態になる。
このため直流電界によるイオントフォレーシスは、駆動
力である電流が流れないため、薬剤の浸透の効率が極め
て悪くなる問題がある。この問題を解消する方法として
特開昭60−156475号公報。
特開昭60−188176号公報、特開昭61−311
69号公報等には、電極間に治療パルスを出力し、パル
ス休止期間中に関導子と不関導子の両電極間を短絡する
スイッチ機構や該両電極間に逆極性のパルスを印加する
機構を設けて脱分極させる方法が開示されている。しか
しながらこの方法では脱分極の機構と、休止期間中に該
機構を動作させるための同期ta構が必要となるため装
置が大型化してしまう問題がある。
方、糖尿病患者へのインスリン投与等実際の使用におい
ては、デバイスを携行容易な腕時計や腕章サイズに小型
化して、患者の日常生活や就労の不便を無くすことが望
まれている。
[発明の目的] 本発明は、かかる問題を解消すべく研究の結果なされも
ので、小型で、しかも、イオントフォレーシスに必要な
電流を効率良く流すことのできるイオントフォレーシス
用デバイスを目的としたものである。
[発明の構成・作用] 前述の目的は以下の本発明により遠戚される。
すなわち本発明は電極間に治療パルスを出力するように
したイオントフォレーシス用デバイスにおいて、該電極
間の出力インピーダンスを1KΩ以下としたことを特徴
とするイオントフォレーシス用デバイスである。
上述の通り、本発明では、電極間の出力インピーダンス
が1KΩ以下の低インピーダンスとしであるので、治療
パルスの休止時にこの出力インピーダンスを通して皮膚
に貯えられた分極電荷は放電し、自動的に脱分極される
ので、分極電荷の影響を受けることなく、必要な電流を
効率良く流すことができる。その上、従来例の如く何ら
脱分極手段を設ける必要もないので、回路構成が簡単で
3 小型で安価なデバイスが実現できる。
以下本発明の詳細を実施例に基いて説明する。
第1図は本発明に係わるデバイスの全構成を示すブロッ
ク図、第2図は実施例のパルス発生手段の詳細ブロック
図、第3図は比較例のパルス発生手段の詳細ブロック図
、第4図のくのは確認テストに用いた治療パルスの波形
図、<b〉は実施例の電流波形図、(C〉は比較例の電
流波形図、第5図は皮膚のインピーダンスの周波数特性
の測定結果を示すグラフである。
第1図において、1は乾電池等よりなる電源、2は所定
周期の治療パルスを発生するパルス発生手段、3,4は
人体5の所定個所にセット、する電極で、その一方例え
ば3がイオン性薬剤を含有した電極で関導子と云われ、
他方の4は単なる導電性電極で不関導子と云われる。こ
の基本構成は、前述の特開昭60i56475号公報等
で公知のものと同じであり、関導子3.不関導子4の画
電極については公知のもの例えば該公報記載のものがそ
のまま適用できるのでその詳細説明は省略する。
一 ところで、本発明は前述の通りかかる構成のイオントフ
ォレーシス用デバイスにおいて、電極間すなわち第1図
の関導子3と不関導子4との間の出力インピーダンスを
1KΩ以下の低出力インピーダンスとしたものであり、
その−例を第2図に示す。
本実施例はパルス発生手段2の出力インピーダンスを略
零とした例で、その全体構成は第1図ど同じであり、従
って第2図にはそのパルス発生手段2のみが示しである
。すなわち、第2図は本発明のデバイスのパルス発生手
段2の一実施例であり、電気的出力インピーダンスを1
KΩ以下に設計したものである。図において、21は正
弦波信号発生器であり、ダイオード22により正の半サ
イクルのみすなわち一方向の正弦波パルスが通過し、オ
ペアンプからなる増巾器23で通常イオントフォレーシ
スに使用される3〜6■の波高値迄増中後、電流制限抵
抗24を経由して関導子3と不関導子4間に治療パルス
を出力する。
よって、本例では治療パルスは第4図〈加に示すような
正弦波パルスとなる。なお、25は中正線を示す。
ところで上述のパルス発生手段2においては、増巾器2
3にオペアンプを用いであるので、その出力インピーダ
ンスは殆んど零となり、第2図の関導子3と不関導子4
の出力インピーダンスは電流制限抵抗24の値に等しく
なるので、任意の出力インピーダンスに設定することが
出来る。よって電流制限抵抗24を1KΩ以下に設定す
れば良い。
方策3図は、第2図の電流制限抵抗24の後に、ダイオ
ード26を取りつ(プて関導子3と不関導子4間の出力
インピーダンスをほぼ無限大とした従来例を模擬した比
較例である。
次に上述の実施例及び比較例による確認テストの結果を
説明する。ところでイオントフォレーシスにおいては薬
剤の人体への浸透は流れる電流に比例することが知られ
ており、よって確認テスト【よ、人体の腕部に関導子3
及び不関導子4を装着し、薬剤は用いず、単に流れる電
流のみを測定づ−ることによって行なった。その結果を
第4図に示す。
第4図において、(a)図は確認テストに用いた治療パ
ルス、具体的に関導子3と不関導子4の画電極から出力
される電圧、すなわち人体への印加電圧で、図の例は周
波数50に目1.波高値3Vの半波正弦波パルスである
。りb〉図は第2図の実施例において、(a)図の治療
パルスを印加した時に電流制限抵抗24従って人体5に
流れた電流値を示しており、<C〉図は第3図の比較例
における同様の電流値である。
曲図の実施例では図示の波形のように電流は流れ、極性
が正の電流値が最大で約3.4′rrLA流れており、
且つ極性負の電流も流れる。一方、(C)図の比較例で
は、極性が正の電流のみが流れ、その最大値は約0.4
77LAであった。すなわち、本発明のデバイスでは従
来例を模擬した比較例に対して10倍近くの電流が流れ
ること、換言すれば非常に効果的に薬剤滲透ができるこ
とが確認できた。
この両者の相違は、比較例(第3図〉のダイオード26
換言すれば出力インピーダンスによるもの7− であり、皮膚のキャパシタンスに充電された電荷が、ダ
イオード10の阻止作用すなわち人出ノコインピーダン
スのため、放電できないことに理由があると考えられる
。そして実施例(第2図)は、パルス発生手段2の出力
インピーダンスが小さいため、治療パルスの休止期間す
なわち、第4図(a)のパルスPとパルスPの間の期間
中に人体5のキャパシタンスに充電された電荷が放電を
行うことが可能で各ザイクル毎、皮膚の電荷状態が初期
化され、イオントフAレーシスに有効な正の電流値を大
きくとることが実現されていると考えられる。
方、比較例(第3図)は前述の通りパルス休止期間中、
ダイオード26によりパルス発生手段2の出力インピー
ダンスは無限大になるため皮膚の電荷状態は、飽和状態
となり有効な正の電流値は極微小となると考えられる。
従って脱分極という面からは出力インピーダンスはでき
るだけ小さくすることが好ましい。
ところで、第4図は、皮膚インピーダンスの周波数特性
を実測したものであるが、測定の電源周8 波数が5 K H2以上になると、インピーダンスは1
KΩ以下となり、200〜300K Hzで約100Ω
迄低下する。このことは、皮膚の等価回路から容易に推
定できる現象であるが、更に、皮膚の比誘電率に周波数
依存性があり、高周波域では数IIIF迄キャパシタン
スが低下することにも起因している。
このようなインピーダンス特性を皮膚が持つことから、
イオントフォレーシスでは10KllZ以」二の正パル
ス電圧を用いることが好ましい。
しかし、人体への安全面や火傷、かゆみを防止するため
に、電圧波高値と電流値を低くおさえることも必要であ
る。そのため、電流制限抵抗24の抵抗値をR2皮膚の
インピーダンスをr、印加電圧をVとした時、イオント
フォレーシスで有効な電流■はI=V/ (R+r )
で求められるが、安全面等から■≦15〜2077L 
Aであり且つエネルギー効率からR≦rの2条件を考慮
して電流制限抵抗すなわち出力インピーダンスを設定す
べきである。
印加電圧Vを6V、周波数50に+−1;l!を採用し
た時、皮膚インピーダンスrは、約2000となるので
、電流制限抵抗Rは、1000程度の値を設定すれば良
いことが判る。
皮膚インピーダンスに関しては、電極部分に薬剤を含浸
させたパッドが皮膚と電極間に介在するため薬剤の導電
率がパルス発生手段の負荷インピーダンスに加算される
こと、また、電極面積や電極間距離1人体の部位9個人
差などが皮膚インピーダンスのバラ付き原因となるため
前記で求めた出力インピーダンスの値は医療目的に応じ
て、最適化することが好ましいが、本発明老の研究結果
では周波数を1KI−17以上とし、電極間の出力イン
ピーダンスを1KΩ以下とすれば、脱分極作用も充分で
、はとんどの目的に対応できることがわかった。
以上実施例に基いて、本発明を説明したが、本発明はか
かる実施例に限定されるものでないことは、その趣旨よ
り明らかである。
以上の如く、本発明のデバイスは、安全で且つ無痛的に
、イオンフオレーシスに必要な直流電流を流すことが出
来、且つ、小型化できるというすぐれた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わるデバイスの全体の構成を示す
ブロック図、第2図は実施例のパルス発生手段の詳細ブ
ロック図、第3図は比較例のパルス発生手段の詳細ブロ
ック図、第4図の(a)は確認テストに用いた治療パル
スの波形図、〈b〉は実施例の電流波形図、(C〉は比
較例の電流波形図、第5図は皮膚のインピーダンスの周
波数特性の測定結果を示すグラフである。 1:電源     2:パルス発生手段3:関導子  
  /4:不関導子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電極間に治療パルスを出力するようにしたイオント
    フォレーシス用デバイスにおいて、該電極間の出力イン
    ピーダンスを1KΩ以下としたことを特徴とするイオン
    トフォレーシス用デバイス。 2、治療パルスを発生するパルス発生手段の出力インピ
    ーダンスが1KΩ以下である請求項第1項記載のイオン
    トフォレーシス用デバイス。 3、パルス発生手段がパルス発生回路とその出力を増巾
    する出力インピーダンスの小さい増巾器と出力電流を制
    限する電流制限抵抗よりなる請求項第2項記載のイオン
    トフォレーシス用デバイス。
JP17983189A 1989-07-12 1989-07-12 イオントフォレーシス用デバイス Pending JPH0345271A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17983189A JPH0345271A (ja) 1989-07-12 1989-07-12 イオントフォレーシス用デバイス

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JP17983189A JPH0345271A (ja) 1989-07-12 1989-07-12 イオントフォレーシス用デバイス

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JPH0345271A true JPH0345271A (ja) 1991-02-26

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ID=16072659

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JP (1) JPH0345271A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997006847A1 (fr) 1994-07-02 1997-02-27 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Structure de pansement adhesif pour iontophorese
WO1999033517A1 (fr) 1997-12-30 1999-07-08 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Dispositif d'ionophorese et procede d'assemblage de celui-ci
WO1999043382A1 (fr) 1998-02-25 1999-09-02 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Dispositif d'ionophorese
JP2010510023A (ja) * 2006-11-20 2010-04-02 アラムフビス・カンパニー, リミテッド イオントフォレーシス装置

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WO1999033517A1 (fr) 1997-12-30 1999-07-08 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Dispositif d'ionophorese et procede d'assemblage de celui-ci
WO1999043382A1 (fr) 1998-02-25 1999-09-02 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Dispositif d'ionophorese
JP2010510023A (ja) * 2006-11-20 2010-04-02 アラムフビス・カンパニー, リミテッド イオントフォレーシス装置

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