JP2001120564A - 電子機器の校正システム - Google Patents

電子機器の校正システム

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JP2001120564A
JP2001120564A JP30428299A JP30428299A JP2001120564A JP 2001120564 A JP2001120564 A JP 2001120564A JP 30428299 A JP30428299 A JP 30428299A JP 30428299 A JP30428299 A JP 30428299A JP 2001120564 A JP2001120564 A JP 2001120564A
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JP30428299A
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English (en)
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Norihiko Haruyama
典彦 晴山
Takao Tabata
孝夫 田畑
Junichi Onishi
順一 大西
Makoto Tsunakawa
誠 綱川
Takashi Ozaki
孝史 尾崎
Satoshi Honma
聡 本間
Yoshitsugu Hoshino
義亜 星野
Kazunori Taniguchi
一徳 谷口
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に電子機器の再調整や校正を可能とする
電子機器の校正システムを実現する。 【解決手段】 校正装置3は、操作部21と、医療装置
2の出力部31より出力される出力値を入力し測定する
測定部41と、この測定部41に入力される前記出力値
を所定の設定値と比較し、この比較結果に基づき前記出
力値を補正するための補正係数を算出する補正部42
と、この補正部42にて算出された補正係数を前記医療
機器2の補正係数格納部33に出力する信号入出力部4
3と、この信号入出力部43及び前記補正部42に接続
され、通信と補正係数算出の制御を行う制御部44とか
ら構成される。これにより、校正装置3によって医療装
置2を校正するための調整データを作成し、医療装置2
に書き込むことで、医療装置2が前記調整データに基づ
いて校正された出力を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の校正シ
ステムに関し、特に医療機器等の電子機器を校正する電
子機器の校正システム及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡等を用いた外科手術が行わ
れており、この内視鏡外科手術では、観察を行うための
内視鏡等に加え、手技を行うための手術具であり生体組
織を切除あるいは凝固するプローブ等を備えた高周波焼
灼装置などの電子機器が使用されている。このため、体
腔内などの観察、検査のみならず、内視鏡で被処置部位
を観察しながら各種処置を行えるようになっている。こ
のような高周波焼灼装置などの電子機器は、機能の高度
化に伴い、工場出荷時に調整を行わなければならないデ
ータの項目数が増大している。
【0003】一般に、電子機器は、長期間使用していく
と工場出荷時に行われた調整に歪みが生じることがあ
り、その場合工場出荷時の調整データ等に基づいて、校
正する必要がある。例えば、特開平10−276376
号公報に記載されている電子機器の校正システムは、工
場出荷時の調整データを記憶する不揮発性メモリとその
バックアップメモリとを併用することで、前記不揮発性
メモリに記憶された調整データが何らかの故障により呼
び出せなかったり失われても、前記バックアップメモリ
に記憶している調整データを前記不揮発性メモリにその
ままコピーして、工場出荷時の状態を復元することがで
きるものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−276376号公報に記載の電子機器の校正
システムは、工場出荷時の調整データを前記バックアッ
プメモリから復旧することは容易にできるが、新規の調
整データを記憶させるためには出荷時と同じ調整作業が
必要であり、その場合には電子機器を一旦工場あるいは
それと同等の調整設備の整った場所まで引き取ったうえ
で再調整を行うこととなり、煩雑であった。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、容易に電子機器の再調整や校正を可能とす
る電子機器の校正システムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る電子機器の校正システムは、所
定の出力値を出力する出力手段と、この出力手段より出
力される前記出力値を所定の補正係数に基づき補正する
補正手段と、前記補正係数を格納する格納手段と、を備
えた電子機器と、この電子機器に設けた前記出力手段よ
り出力される出力値を入力する入力手段と、この入力手
段に入力される前記出力値を所定の設定値と比較し、こ
の比較結果に基づき前記出力値を補正するための補正係
数を算出する補正係数算出手段と、この補正係数算出手
段にて算出された補正係数を前記電子機器に設けた前記
格納手段に出力する補正係数出力手段と、を備えた校正
装置と、を具備したことを特徴としている。また、請求
項2に係る本発明の電子機器は、所定の出力値を出力す
る出力手段と、この出力手段より出力される前記出力値
を補正するための所定の補正係数を入力する入力手段
と、この入力手段より入力された前記補正係数を格納す
る格納手段と、この格納手段に格納された前記補正係数
に基づき、前記出力手段より出力される前記出力値を補
正する補正手段と、を有することを特徴としている。さ
らに、請求項3に係る本発明は、電子機器に所定の補正
係数を与える校正装置において、前記電子機器より出力
される出力値を入力する入力手段と、この入力手段に入
力される前記出力値を所定の設定値と比較し、この比較
結果に基づき前記出力値を補正するための補正係数を算
出する補正係数算出手段と、この補正係数算出手段にて
算出された補正係数を前記電子機器に出力する補正係数
出力手段と、を有することを特徴としている。この構成
により、校正装置によって調整データを作成し、対象と
なる電子機器に調整データを書き込み可能とすること
で、必要に応じて簡便に精度の調整が可能となり、容易
に電子機器の再調整や校正を可能とする電子機器の校正
システムを実現する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態に
よる電子機器の校正システムの構成を示す説明図、図2
は図1の電子機器の校正システムの回路ブロック図、図
3は本発明の第1の実施の形態による校正動作のフロー
チャートである。
【0008】図1に示すように本実施の形態の電子機器
の校正システム1は、電子機器として図示しないプロー
ブ等を備えた電気メス等の医療装置2と、この医療装置
2を校正する校正装置3とから主に構成されている。前
記医療装置2のフロントパネルには、図示しないプロー
ブ等を駆動するための各種操作を行う操作部11が設け
られており、前記プローブ等の動作状態を表示する表示
パネル12と、前記プローブ等に着脱自在に接続する出
力コネクタ13と、電源スイッチ14と、各種操作を行
う操作キー15とが設けられている。ここで医療装置2
は、例えば電気メスであり、通常出力コネクタ13から
は図示しないプローブ等に高周波が出力されるようにな
っている。
【0009】この医療装置2の出力コネクタ13には、
着脱自在に測定ケーブル16が接続されるようになって
いて、この測定ケーブル16の他端は前記校正装置3の
側部に設けられた測定コネクタ17に着脱自在に接続さ
れ、この測定ケーブル16を介して出力される高周波の
出力電力を測定できるようになっている。また、この医
療装置2のリヤパネル(不図示)には、信号ケーブル1
8を接続する信号コネクタ19が設けられていて、前記
信号ケーブル18を介して前記校正装置3の側部に設け
た信号コネクタ20と接続されるようになっている(図
2参照)。そして、前記信号ケーブル18を介して前記
校正装置3からの出力制御信号等により前記医療装置2
を制御できるようになっている。
【0010】前記校正装置3のフロントパネルには、前
記医療装置2を校正するための各種操作を行う操作部2
1が設けられており、各種設定値等の調整データを表示
する表示パネル22と、各種操作を行う操作キー23と
が設けられている。尚、図示しないが前記校正装置3に
は、CD−ROM等の搬送可能な記憶媒体を読み込むデ
ィスクドライブを設け、この記憶媒体に記録した各種設
定値等のデータを読み込むように構成しても良い。
【0011】本実施の形態では、前記校正装置3によっ
て前記医療装置2を校正するための調整データを作成
し、対象となる前記医療装置2にその調整データを書き
込むことで、この医療装置2が前記調整データに基づい
て校正された出力を行うことができるように構成してい
る。
【0012】次に図2を用いて、本実施の形態の校正シ
ステム1の内部構成を説明する。図2に示すように医療
装置2は、前記操作部11と、この操作部11の操作に
よって所定の出力値を出力する出力部31と、この出力
部31より出力される前記出力値を所定の補正係数に基
づき補正するための制御を行う制御部32と、前記補正
係数を格納する補正係数格納部33と、前記信号ケーブ
ル18を介して前記校正装置3からの出力制御信号等を
受信する信号入出力部34を有し、通常の使用時では前
記制御部32は操作部11の操作による設定値に応じて
補正係数格納部33にある補正係数を加味した出力命令
を出力部31に送るようになっている。尚、図2では、
説明の都合上医療装置2の出力コネクタ13を1つ示し
ている。また、医療装置2の出力コネクタ13は、医療
装置2の種類に応じて、3つ以上設けていても構わな
い。
【0013】前記校正装置3は、前記操作部21と、前
記医療装置2の前記出力部31より出力される出力値を
入力し測定する測定部41と、この測定部41に入力さ
れる前記出力値を所定の設定値と比較し、この比較結果
に基づき前記出力値を補正するための補正係数を算出す
る補正部42と、この補正部42にて算出された補正係
数を前記医療機器2の前記補正係数格納部33に出力す
る信号入出力部43と、この信号入出力部43及び前記
補正部42に接続され、通信と補正係数算出の制御を行
う制御部44とから主に構成されている。そして、前記
医療装置2の出力部31と前記校正装置3の測定部41
とは、前記測定ケーブル16で接続され、前記医療装置
2の信号入出力部34と前記校正装置3の信号入出力部
43とは前記信号ケーブル18で接続されている。この
医療装置2と校正装置3との通信は、独自の通信規格の
他に、RC−232CやGPIBなどの一般規格でも良
い。また、ここでは信号ケーブル18を使用したが、信
号ケーブル18を必要としない赤外線通信でも良い。
【0014】このように構成された本実施の形態の校正
システム1の動作を図3に示す動作フローチャートを用
いて説明する。先ず最初に医療装置2の操作部11で予
め決められた所定の操作を操作キー15の押下操作によ
り行なって校正モードに設定する(ステップS1)。こ
れにより信号入出力部34を通して外部からの制御が可
能となる。そして、校正装置3から医療装置2に出力設
定値を送信する(ステップS2)。次に医療装置2に出
力開始信号を送信する(ステップS3)。この信号を受
けて医療装置2は、ステップS2で受信した設定値で補
正していない出力を開始する(ステップS4)。
【0015】校正装置3は、測定部41で医療装置2の
出力を測定し、補正部42で出力設定値と測定値とを記
録する(ステップS5)。測定する対象は、医療装置2
の種類に応じて電圧、電流、電力、周波数何れでも良
い。そして、出力設定値と測定値とにより補正するため
の補正係数を算出する補正係数算出に必要なデータを取
り終わるまでステップS2から繰り返す(ステップS
6)。ここで、医療装置2が電気メスであれば、出力さ
れる高周波より出力電力を例えば50W、100W、1
50W、200Wといった設定値で測定し、データを取
る。終了したら次のステップに進む。
【0016】校正装置3は、収集した出力設定値と測定
値との関係から補正係数を算出する(ステップS7)。
そして算出した補正係数を医療装置2に送信する(ステ
ップS8)。医療装置2では、受信した補正係数を補正
係数格納部33に更新保存する(ステップS9)。尚、
この補正係数格納部33に更新保存した内容は、医療装
置2の電源をOFFしても保持されるようになってい
る。
【0017】作業が完了したら医療装置2の操作部11
で予め決められた所定の操作を操作キー15の押下操作
により行なって、医療装置2の校正モードを解除する
(ステップS10)し、終了する(ステップS11)。
すると、医療装置2は、新しい補正係数を用いた出力が
可能となる。
【0018】この結果、医療装置2を開けることなく容
易に出力精度を校正でき、現場でのメンテナンスも可能
となる。
【0019】尚、本実施の形態では、電子機器としてと
して図示しないプローブ等を備えた電気メス等の医療装
置2と、この医療装置2を校正する校正装置3とから構
成しているが、医療装置2はこれに限らず、ハイパーサ
ーミア装置、超音波手術装置やヒーターを利用した凝固
処置装置などでも良い。ハイパーサーミア装置の場合
は、同様に高周波出力電力を測定する。超音波手術装置
の場合では、出力コネクタ13から超音波振動子を駆動
するための電力または電流が発生し、校正装置3はこの
電圧または電流を測定する。同様に凝固装置では、ヒー
ターを過熱するための電圧または電流が発生し、校正装
置3はこの電圧または電流を測定する。何れの場合も周
波数も測定できるようにしても良い。
【0020】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0021】(第2の実施の形態)図4ないし図6は本
発明の第2の実施の形態に係り、図4は本発明の第2の
実施の形態による電子機器の校正システムの構成を示す
説明図、図5は図4の電子機器の校正システムの回路ブ
ロック図、図6は本発明の第2の実施の形態による校正
動作のフローチャートである。上記第1の実施の形態で
は、出力コネクタ13を介して図示しないプローブに高
周波等を出力する電気メス等の医療装置2を校正する校
正システム1を構成していたが、本第2の実施の形態で
は、センサ入力部を有し、このセンサ入力部で入力され
たデータに基づいてプローブ等の制御を行い、生体組織
に処置を施す医療装置を校正する校正システムを構成す
る。
【0022】即ち、図4に示すように本第2の実施の形
態の電子機器の校正システム51は、電子機器として図
示しない熱電対等を備え、この熱電対等から入力される
温度等のデータにより図示しないプローブ等の制御を行
い、生体組織に加温等の処置を行うハイパーサーミア装
置等の医療装置52と、この医療装置52を校正する校
正装置53とから主に構成されている。
【0023】前記医療装置52のフロントパネルには、
図示しないプローブ等を駆動するための各種操作を行う
操作部61が設けられており、図示しない出力コネクタ
に着脱自在に接続する前記プローブ等の動作状態を表示
する表示パネル62と、図示しない熱電対等の温度セン
サを着脱自在に接続するセンサコネクタ63と、電源ス
イッチ64と、各種操作を行う操作キー65とが設けら
れている。ここで医療装置52は、例えばハイパーサー
ミア装置であり、図示しないプローブからマイクロ波を
患部に照射して加温し、前記センサコネクタ63に接続
された図示しない熱電対等の温度センサから入力される
温度データに基づいて前記プローブによる加温制御を行
うようになっている。尚、この場合図示しないが、医療
装置52には、マイクロ波発生部等を内蔵もしくはマイ
クロ波発生ユニットに接続され、前記プローブにマイク
ロ波を出力するようになっている。尚、医療装置52
は、これに限られるものではなく、センサ入力部を有す
るものならば何れでも良い。
【0024】この医療装置52のセンサコネクタ63に
は、着脱自在に測定ケーブル66が接続されるようにな
っていて、この測定ケーブル66の他端は前記校正装置
53の側部に設けられたダミーセンサコネクタ67に着
脱自在に接続され、この測定ケーブル66を介して前記
医療装置52にダミーデータを入力できるようになって
いる。また、この医療装置52のリヤパネル(不図示)
には、信号ケーブル68を接続する信号コネクタ69が
設けられていて、前記信号ケーブル68を介して前記校
正装置53の側部に設けた信号コネクタ70と接続され
るようになっている(図5参照)。そして、前記信号ケ
ーブル68を介して前記校正装置53からの出力制御信
号等により前記医療装置52を制御できるようになって
いる。
【0025】前記校正装置53のフロントパネルには、
図1で説明したのと同様な操作部71と、表示パネル7
2と、操作キー73とが設けられている。尚、図示しな
いが前記校正装置53には、CD−ROM等の搬送可能
な記憶媒体を読み込むディスクドライブを設け、この記
憶媒体に記録した各種設定値等のデータを読み込むよう
に構成しても良い。
【0026】次に図5を用いて、本実施の形態の校正シ
ステム51の内部構成を説明する。図5に示すように医
療装置52は、前記操作部61と、この操作部61の操
作による所定の設定値に基づき、入力される所定の入力
値を測定するセンサ測定部81と、このセンサ測定部8
1からの測定値を所定の補正係数に基づき補正するため
の制御を行う制御部82と、前記補正係数を格納する補
正係数格納部83と、前記信号ケーブル68を介して前
記校正装置53からの出力制御信号等を受信する信号入
出力部84を有し、通常の使用時では前記操作部61の
操作による設定値に応じて、前記制御部82は前記セン
サ測定部81での測定値に補正係数格納部83にある補
正係数を加味した補正測定値を表示や制御に用いるよう
になっている。
【0027】前記校正装置53は、前記操作部71と、
この操作部71の操作による所定の設定値に基づき、前
記医療装置52のセンサ測定部81にダミーデータを出
力するダミーデータ部91と、このダミーデータ部91
から出力されるダミーデータによって前記医療装置52
の信号入出力部84から出力される測定値を所定の設定
値と比較し、この比較結果に基づき前記測定値を補正す
るための補正係数を算出する補正部92と、前記ダミー
データ部91から出力されるダミーデータに基づき前記
医療装置52の信号入出力部84から出力される測定値
を入力すると共に、前記補正部92にて算出された補正
係数を前記医療機器52の前記補正係数格納部83に出
力する信号入出力部93と、この信号入出力部93と前
記補正部92及びダミーデータ部91に接続され、この
ダミーデータ部91に出力値を指示すると共に、通信と
補正係数算出の制御を行う制御部94とから主に構成さ
れている。そして、前記医療装置52のセンサ測定部8
1と前記校正装置53のダミーデータ部91とは、前記
測定ケーブル66で接続され、前記医療装置52の信号
入出力部84と前記校正装置53の信号入出力部93と
は前記信号ケーブル68で接続されている。
【0028】この医療装置52と前記校正装置53との
通信は、独自の通信規格の他に、RC−232CやGP
IBなどの一般規格でも良い。また、ここでは信号ケー
ブル68を使用したが、信号ケーブル68を必要としな
い赤外線通信でも良い。
【0029】このように構成された本実施の形態の校正
システム51の動作を図6に示す動作フローチャートを
用いて説明する。先ず最初に医療装置52の操作部61
で予め決められた所定の操作を操作キー65の押下操作
により行なって校正モードに設定する(ステップS2
1)。これにより信号入出力部84を通して外部からの
制御が可能となる。
【0030】そして、校正装置53のダミーデータ部9
1から医療装置52のセンサ測定部81にダミーデータ
を入力する(ステップS22)。次に医療装置52に測
定値要求信号を送信する(ステップS23)。この信号
を受けて医療装置52は、補正していない測定値を送信
する(ステップS24)。校正装置53は、測定値を受
信し、補正部92でダミーデータ値と測定値とを記録す
る(ステップS25)。測定する対象は、医療装置2の
種類に応じて電圧、電流、電力、周波数何れでも良い。
【0031】ダミーデータ値と測定値とにより補正する
ための補正係数を算出する補正係数算出に必要なデータ
を取り終わるまでステップS22から繰り返す(ステッ
プS26)。ここで、医療装置52がハイパーサーミア
装置であれば、例えば30℃、40℃、50℃といった
温度のダミーデータ値を校正装置53から出力し、医療
装置52からの測定値を入力してデータを取る。終了し
たら次のステップに進む。
【0032】校正装置53は、収集したダミーデータ値
と測定値との関係から補正係数を算出する(ステップS
27)。そして算出した補正係数を医療装置52に送信
する(ステップS28)。医療装置52は、受信した補
正係数を補正係数格納部83に更新保存する(ステップ
S29)。尚、この補正係数格納部83に更新保存した
内容は、医療装置52の電源をOFFしても保持される
ようになっている。
【0033】作業が完了したら医療装置52の操作部6
1で予め決められた所定の操作を操作キー65の押下操
作により行なって、医療装置52の校正モードを解除す
る(ステップS30)し、終了する(ステップS3
1)。すると、医療装置52は、新しい補正係数を用い
た測定が可能となり、表示や制御に使用される。
【0034】この結果、医療装置52を開けることなく
容易に出力精度を校正でき、現場でのメンテナンスも可
能となる。
【0035】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0036】[付記] (付記項1) 所定の出力値を出力する出力手段と、こ
の出力手段より出力される前記出力値を所定の補正係数
に基づき補正する補正手段と、前記補正係数を格納する
格納手段と、を備えた電子機器と、この電子機器に設け
た前記出力手段より出力される出力値を入力する入力手
段と、この入力手段に入力される前記出力値を所定の設
定値と比較し、この比較結果に基づき前記出力値を補正
するための補正係数を算出する補正係数算出手段と、こ
の補正係数算出手段にて算出された補正係数を前記電子
機器に設けた前記格納手段に出力する補正係数出力手段
と、を備えた校正装置と、を具備したことを特徴とする
電子機器の校正システム。
【0037】(付記項2) 所定の出力値を出力する出
力手段と、この出力手段より出力される前記出力値を補
正するための所定の補正係数を入力する入力手段と、こ
の入力手段より入力された前記補正係数を格納する格納
手段と、この格納手段に格納された前記補正係数に基づ
き、前記出力手段より出力される前記出力値を補正する
補正手段と、を有することを特徴とする電子機器。
【0038】(付記項3) 電子機器に所定の補正係数
を与える校正装置において、前記電子機器より出力され
る出力値を入力する入力手段と、この入力手段に入力さ
れる前記出力値を所定の設定値と比較し、この比較結果
に基づき前記出力値を補正するための補正係数を算出す
る補正係数算出手段と、この補正係数算出手段にて算出
された補正係数を前記電子機器に出力する補正係数出力
手段と、を有することを特徴とする電子機器の校正装
置。
【0039】(付記項4) 所定の設定値に基づき所定
の出力値を出力する出力手段と、この出力手段より出力
される前記出力値を所定の補正係数に基づき補正する補
正手段と、前記補正係数を格納する格納手段と、を有す
る電子機器の前記格納手段に前記補正係数を与える校正
装置において、前記所定の設定値に基づき前記電子機器
の前記出力手段から出力される出力値を入力する入力手
段と、前記入力手段に入力された前記電子機器の前記出
力手段からの前記出力値を補正するための補正係数を算
出する補正係数算出手段と、前記補正係数算出手段で算
出された前記補正係数を前記電子機器の前記格納手段に
出力するための出力手段と、を有することを特徴とする
電子機器の校正装置。
【0040】(付記項5) 所定の設定値に基づき所定
の入力値を測定する測定手段と、この測定手段で測定さ
れた測定値を出力する測定値出力手段と、前記測定値を
所定の補正係数に基づき補正する補正手段と、前記補正
係数を格納する格納手段と、を有する電子機器の前記格
納手段に前記補正係数を与える校正装置において、前記
設定値に基づき前記電子機器が入力すべき値を出力する
第1の出力手段と、この第1の出力手段から出力され、
前記電子機器の測定手段で測定された後、前記測定値出
力手段より出力される測定値を入力する入力手段と、こ
の入力手段で入力された前記測定値を前記設定値と比較
し、この比較結果に基づき前記測定値を補正するための
補正係数を算出する補正係数算出手段と、この補正係数
算出手段で算出された前記補正係数を前記電子機器の前
記格納手段に出力する第2の出力手段と、を有すること
を特徴とする電子機器の校正装置。
【0041】(付記項6) 所定の設定値に基づき所定
の出力値で出力を行う出力手段と、前記出力値を所定の
補正係数に基づき補正する補正手段と、前記補正係数を
格納する格納手段と、を備えた電子機器と、前記電子機
器の前記出力手段から出力される出力値を入力する入力
手段と、この入力手段に入力される前記出力値を所定の
設定値と比較し、この比較結果に基づいて前記出力値を
補正するための補正係数を算出する補正係数算出手段
と、この補正係数算出手段で算出された前記補正係数を
前記電子機器の前記格納手段に出力する補正係数出力手
段と、を備えた校正装置と、を有することを特徴とする
電子機器の校正システム。
【0042】(付記項7) 測定すべき値を入力するた
めの入力手段と、この入力手段から入力された入力値を
測定する測定手段と、この測定手段で測定された測定値
を補正するための補正係数を格納する格納手段と、前記
測定手段で測定された測定値を前記補正係数に基づき補
正する補正手段と、前記測定手段で測定された測定値を
出力する測定値出力手段と、を備えた電子機器と、前記
測定値出力手段より出力された前記測定値を入力する入
力手段と、この入力手段にて入力された前記測定値を前
記設定値と比較し、この比較結果に基づき前記測定値を
補正するための補正係数を算出する補正係数算出手段
と、この補正係数算出手段により算出された前記補正係
数を前記電子機器の前記格納手段に出力する補正係数出
力手段と、を備えた校正装置と、を有することを特徴と
する電子機器の校正システム。
【0043】(付記項8) 所定の設定値に基づき出力
される出力値を補正係数に基づき補正する電子機器にお
いて、所定の設定値に基づき所定の出力値を出力する出
力手段と、この出力手段より出力された前記出力値を前
記設定値と比較して得られた補正係数を入力する入力手
段と、この入力手段より入力された前記補正係数を格納
する格納手段と、この格納手段に格納された前記補正係
数に基づき、前記出力手段より出力される出力値を補正
する補正手段と、を有することを特徴とする電子機器。
【0044】(付記項9) 所定の設定値に基づき所定
の入力値を測定し、この測定値を補正係数に基づき補正
する電子機器において、測定すべき値を入力する第1の
入力手段と、この第1の入力手段より入力された入力値
を測定する測定手段と、この測定手段で測定された測定
値を出力する測定値出力手段と、この測定値出力手段よ
り出力された測定値を前記設定値と比較して得られた補
正係数を入力する第2の入力手段と、この第2の入力手
段より入力された前記補正係数を格納する格納手段と、
この格納手段に格納された前記補正係数に基づき、前記
測定手段にて測定される測定値を補正する補正手段と、
を有することを特徴とする電子機器。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、医
療装置等の電子機器の再調整や各種精度の校正を容易に
でき、現場でのメンテナンスも可能になるという効果を
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電子機器の校
正システムの構成を示す説明図
【図2】図1の電子機器の校正システムの回路ブロック
【図3】本発明の第1の実施の形態による校正動作のフ
ローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態による電子機器の校
正システムの構成を示す説明図
【図5】図4の電子機器の校正システムの回路ブロック
【図6】本発明の第2の実施の形態による校正動作のフ
ローチャート
【符号の説明】
1 …電子機器の校正システム 2 …医療装置 3 …校正装置 11 …操作部 13 …出力コネクタ 16 …測定ケーブル 17 …測定コネクタ 18 …信号ケーブル 21 …操作部 31 …出力部 32 …制御部 33 …補正係数格納部 34 …信号入出力部 41 …測定部 42 …補正部 43 …信号入出力部 44 …制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 順一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 綱川 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 尾崎 孝史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本間 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 星野 義亜 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷口 一徳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 KK01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出力値を出力する出力手段と、こ
    の出力手段より出力される前記出力値を所定の補正係数
    に基づき補正する補正手段と、前記補正係数を格納する
    格納手段と、を備えた電子機器と、 この電子機器に設けた前記出力手段より出力される出力
    値を入力する入力手段と、 この入力手段に入力される前記出力値を所定の設定値と
    比較し、この比較結果に基づき前記出力値を補正するた
    めの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 この補正係数算出手段にて算出された補正係数を前記電
    子機器に設けた前記格納手段に出力する補正係数出力手
    段と、を備えた校正装置と、 を具備したことを特徴とする電子機器の校正システム。
  2. 【請求項2】 所定の出力値を出力する出力手段と、 この出力手段より出力される前記出力値を補正するため
    の所定の補正係数を入力する入力手段と、 この入力手段より入力された前記補正係数を格納する格
    納手段と、 この格納手段に格納された前記補正係数に基づき、前記
    出力手段より出力される前記出力値を補正する補正手段
    と、 を有することを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 電子機器に所定の補正係数を与える校正
    装置において、 前記電子機器より出力される出力値を入力する入力手段
    と、 この入力手段に入力される前記出力値を所定の設定値と
    比較し、この比較結果に基づき前記出力値を補正するた
    めの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 この補正係数算出手段にて算出された補正係数を前記電
    子機器に出力する補正係数出力手段と、 を有することを特徴とする電子機器の校正装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010752A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Senko Medical Instr Mfg Co Ltd 電気手術器点検装置、及び電気手術器点検システム
JP2018531684A (ja) * 2015-09-30 2018-11-01 エシコン エルエルシーEthicon LLC 外科用器具用の周波数アジャイル発生器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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