JP2001120522A - 処理能力検査装置 - Google Patents

処理能力検査装置

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JP2001120522A
JP2001120522A JP30388999A JP30388999A JP2001120522A JP 2001120522 A JP2001120522 A JP 2001120522A JP 30388999 A JP30388999 A JP 30388999A JP 30388999 A JP30388999 A JP 30388999A JP 2001120522 A JP2001120522 A JP 2001120522A
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JP30388999A
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Shinichi Asakawa
伸一 浅川
Akinari Ishida
秋也 石田
Meishoku Ko
明植 黄
Masahiro Yoshimoto
正洋 吉本
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DIGITAL DERIVATIVE TECHNOLOGY KK
KARUDEIA KK
KURESU KK
Original Assignee
DIGITAL DERIVATIVE TECHNOLOGY KK
KARUDEIA KK
KURESU KK
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検者の視覚、聴覚、触覚の少なくとも一つ
の感覚に対する刺激に対する反応の時間的変化を精度良
く測定、分析可能な、被検者の付与刺激に対する処理能
力を検査するための処理能力検査装置を提供する。 【解決手段】 被検者の視覚、聴覚、触覚の少なくとも
一つの感覚に対する刺激をランダムに繰り返して被検者
に付与する刺激付与手段と、繰り返し付与された刺激に
対する被検者の反応を検知する反応検知手段と、繰り返
し付与された刺激に対する被検者の反応に要する時間を
計測する反応時間計測手段と、被検者の反応結果および
反応時間計測手段による計測結果を記録する記録手段と
を有することを特徴とする、被検者の付与刺激に対する
処理能力を検査するための処理能力検査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の処理能力
検査装置に関し、とくに、被検者の各種作業に対する処
理能力や処理能率、各種刺激に対する反応特性等を、時
間的変化を含めて検査することが可能な、新規な処理能
力検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば人間の課題処理能力
の特性を検査する各種の手法が知られており、代表的な
ものとしてクレペリン検査はよく知られている。このク
レペリン検査は、ランダムに設定された一桁の数列を、
複数行記載した検査用紙に、被検者が数列毎に限られた
時間(通常1分間)内で、隣接する数字の和の下一桁を
書き込んでいき、各数列における最終計算位置を折れ線
で結んで、その被検者の時間経過に伴う処理能力の変化
を把握し、その被検者の作業特性等を判定するようにし
たものである。
【0003】このような従来のクレペリン検査では、数
列毎の、つまり、各数列を処理するための時間(たとえ
ば1分間)毎の処理能力の変化は検査できるものの、各
数列を処理するための時間内における、刻々変化する処
理能力の変化(処理速度の変化)については捉えること
ができない。つまり、一定時間内に同じ量を処理したと
しても、その処理時間内における分散の大小が異なった
り、瞬間的な処理能力の変化の特性が異なったりする
が、このような刻々変化する処理能力の変化を測定する
ことはできない。また、隣接する2つの数字の和が、一
桁のままである場合と、繰り上がって二桁の数字になる
場合とがあるが、両者の計算に要する時間は多かれ少な
かれ若干異なると考えられ、その異なる度合いも被験者
によって異なると考えられるが、このような与えられた
課題の種類に関連付けた処理能力の変化や変動について
も測定することはできない。
【0004】ところが現実の作業等においては、作業者
の、ある短い時間内における集中力の変化や注意力の低
下の特性が、その作業にとって非常に重要となり、作業
者の短い時間内における処理能力の変化特性を把握する
ことにより、より適切な作業時間間隔や、作業手順のよ
り適正化等をはかることができる場合が多い。たとえば
パイロットや運転手、プラントの監視作業員等にとって
は、短時間内の注意力の低下等を厳しく抑制できること
が好ましいと考えられる。被検者の処理能力の時間的特
性を把握できれば、つまり個人差を明確に把握できれ
ば、その被検者に適応した作業手順を設定したり、その
作業に対する被検者の適格性を判断したりすることを、
より望ましい基準で判断することが可能になる。したが
って、作業者に応じて作業の安全性を向上したり、最適
な人員配置を行ったり、作業に対する過剰な精神的負担
の発生を防止したりすることが可能になる。
【0005】このような被検者の処理能力の時間的特性
を個人毎に明確化することは、上記のクレペリン検査に
限らず、ほとんどあらゆる能力検査にとって有用であろ
う。すなわち、クレペリン検査は視覚を通して問題が付
与され、付与された問題に順次解答していくものである
が、たとえば視覚を通してある課題(たとえば、パイロ
ットの訓練における模擬飛行画面等)が付与され、付与
された課題に対して反応していく検査や、視覚を通して
ある刺激が付与され、付与された刺激に対して反応して
いく検査等にとっても、反応の正確さ(正否)やある時
間内における反応の総量、その反応の時間的変化特性を
測定することは、作業の適正化や安全性の向上にとって
極めて有用であると考えられる。
【0006】さらに、人間の五感のうち、嗅覚と味覚
は、反応時間が遅いこと、識別力がそれほど高くないこ
とから、短時間内における刺激への反応特性の変化を精
度良く測定することは難しいと考えられるが、少なくと
も、視覚、聴覚、触覚については、鋭敏に反応可能であ
るから、短時間内における刺激への反応特性の変化も精
度良く測定することができると考えられる。現実の作業
や、把握できれば望ましいと考えられる能力としては、
これら視覚や聴覚、触覚の複合的な刺激に基づいて反応
の変化、とくに短時間内における反応特性の変化の把握
が求められることが多い。しかし実際には、視覚のみに
おいてすら、付与された刺激に対する反応の時間的変化
を精度良く測定したり分析したりできる検査装置は見当
たらず、ましてや、視覚、聴覚、触覚の複合的な刺激に
対する反応の時間的変化を精度良く測定したり分析した
りすることのできる検査装置は全く見当たらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、上記のような現状に鑑み、今までにない新規な発想
に基づき、被検者の視覚、聴覚、触覚の少なくとも一つ
の感覚に対する刺激に対する反応の時間的変化を精度良
く測定、分析可能な、被検者の付与刺激に対する処理能
力を検査するための処理能力検査装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る処理能力検査装置は、被検者の視覚、
聴覚、触覚の少なくとも一つの感覚に対する刺激をラン
ダムに繰り返して被検者に付与する刺激付与手段と、繰
り返し付与された刺激に対する被検者の反応を検知する
反応検知手段と、繰り返し付与された刺激に対する被検
者の反応に要する時間を計測する反応時間計測手段と、
被検者の反応結果および反応時間計測手段による計測結
果を記録する記録手段とを有することを特徴とする、被
検者の付与刺激に対する処理能力を検査するための装置
からなる。
【0009】この処理能力検査装置においては、上記記
録手段における記録結果を単に表示したり、プリントア
ウトしたりすることも可能であるが、好ましくは、さら
に、前記記録手段による記録結果を、付与された刺激と
関連付けて、被検者の反応特性を分析する分析手段を有
することが望ましい。分析手段としては、少なくとも、
被検者の反応の正否およびその傾向、繰り返し実行され
る所定の各検査時間内における反応時間の分布および総
反応量、繰り返し実行される所定の検査時間毎の反応量
の分布を分析可能な手段からなる。このうち、繰り返し
実行される所定の検査時間毎の反応量の分布の分析は、
たとえば従来のクレペリン検査でも行われていたもので
あるが、とくに、被検者の反応の正否の傾向、繰り返し
実行される所定の各検査時間内における反応時間の分布
(反応速度の分布や分散)等は、従来にない新しい測定
対象である。この分析手段による分析結果の情報は、刺
激付与手段にフィードバックするようにし、それによっ
て検査精度を高めることが可能である。また、分析手段
による分析結果の情報をホストコンピュータに転送し、
複数人のデータをとり、まとめてさらに詳しい分析を行
うことも可能である。
【0010】また、本発明に係る処理能力検査装置の特
徴の一つとして、上記刺激付与手段を、少なくとも二つ
の感覚に対する刺激を同時に被検者に付与する手段から
構成することができるので、2以上の感覚への複合的な
刺激に対する反応の特性も測定可能となることが挙げら
れる。さらに、一つの感覚に対しても、2以上の複数の
刺激を同時に被検者に付与することもでき、一つの感覚
内においても、複合的な刺激に対する反応の特性を測定
することが可能である。
【0011】刺激付与手段は、代表的なものとして、少
なくとも、被検者が反応すべき刺激を画面に繰り返し表
示する刺激提示手段を有するものに構成できる。もちろ
ん、画面を介して視覚的に刺激を付与する手段ととも
に、各種音発生手段により聴覚に刺激を付与する手段、
腕や手、足、指などを通して触覚に訴える刺激を付与す
る手段を併用することもできる。あるいは視覚的に刺激
を付与する手段とは別に、聴覚に刺激を付与する手段や
触覚に刺激を付与する手段を、単独で、あるいは併用し
て設けることも可能である。このような異種の刺激付与
手段を組み合わせて全体として複合的な刺激付与手段と
したり、同じ刺激付与手段でも複数の刺激を付与したり
できる。つまり、刺激付与手段をどのようにも複合的に
組み合わせることも可能である。
【0012】反応検知手段としては、たとえば、感圧セ
ンサ付きの反応入力領域を有する手段に構成することが
できる。たとえば、マイクロコンピュータの画面の上部
に視覚による刺激付与領域(課題提示領域)を設定し、
下部に、刺激(課題)に対する反応(解答)をペンタッ
チで入力できる反応入力領域を設定しておけば、刻々繰
り返し付与される刺激(課題)に対する反応(解答)
を、刺激付与毎に入力していくことができ、この入力に
基づいて反応時間の計測や計測結果を記録することが可
能になり、所望の分析も可能になる。反応時間計測手段
としては、反応の開始時間を繰り返し計測する手段が好
ましい。
【0013】このような処理能力検査装置は、たとえ
ば、従来の用紙を用いたクレペリン検査に代えて、被検
者の処理能力や処理能率の検査に用いることができる。
つまり、上記刺激付与手段が、従来のクレペリン検査に
相当する課題を繰り返し付与する手段からなり、たとえ
ばその課題をマイクロコンピュータの画面を介して提示
できるようにすれば、従来の用紙を用いたクレペリン検
査において得られた検査情報はもちろんのこと、それに
加えて、一定時間内(つまり、従来の各数列内)におけ
る処理能力の時間的変化、分布、分散を、極めて精度良
く測定、分析することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、
本発明の一実施態様に係る処理能力検査装置の基本構成
を示しており、図2は、本発明をクレペリン検査に適用
した場合の刺激付与手段部および反応検知手段部の一構
成例を示している。
【0015】図1に示す、被検者の付与刺激に対する処
理能力を検査するための処理能力検査装置1には、被検
者の視覚、聴覚、触覚の少なくとも一つの感覚に対する
刺激をランダムに繰り返して被検者に付与する刺激付与
手段2と、繰り返し付与された刺激に対する被検者の反
応を検知する反応検知手段3と、繰り返し付与された刺
激に対する被検者の反応に要する時間を計測する反応時
間計測手段4と、被検者の反応結果および反応時間計測
手段4による計測結果を記録する記録手段5と、記録手
段5による記録結果を、付与された刺激と関連付けて、
被検者の反応特性を分析する分析手段6とが設けられて
いる。また、必要に応じて、記録手段5からの記録情
報、および分析手段6からの分析結果情報を、画面表示
またはプリントアウトする表示手段7が設けられてい
る。分析手段6からの分析結果情報は、表示手段7を介
して、あるいは直接的に、たとえば転送手段8を介して
ホストコンピュータ9に送ることも可能になっている。
【0016】刺激付与手段2は、被検者の視覚、聴覚、
触覚に訴える刺激を発生したり課題を提示したりする。
この刺激付与手段2による刺激は、たとえば、被検者が
反応するまで続行し、被検者の反応後、次の刺激を付与
し、この動作を連続的に繰り返し行う。刺激の種類は、
ランダムに変化させ、付与された刺激に対し被検者の反
応特性を把握できるようにする。
【0017】反応検知手段3は、繰り返し付与された刺
激に対する被検者の反応を、適当な反応入力装置(たと
えば、ペンタッチ入力装置)により入力させ、入力され
た反応を読み取る。たとえば、本発明をクレペリン検査
に適用した例を図2に示すが、画面11に刺激提示領域
12(課題提示領域)を設定し、この領域12に、クレ
ペリン検査における乱数列の隣接する2つの数字を表示
する。刺激提示領域12の下部には、反応入力領域1
3、たとえば感圧センサ付きの反応入力領域13を設定
し、この領域13に、付与された刺激(課題)に対する
反応(解答)を、たとえばペン入力装置からなる反応入
力装置14を用いて被検者が入力する。被検者による入
力開始後、あるいは入力途中で若しくは入力完了後、2
つの数字のうち右側の数字を左側に移動し、右側の数字
提示領域には次の新たな数字を提示して、クレペリン検
査における数列の組み合わせを一つ右側に移動し、次の
課題を提示する。この操作を順次繰り返すことにより、
従来の用紙を用いて行っていたクレペリン検査と同等の
課題提示を行うことが可能になる。
【0018】反応時間計測手段4では、繰り返し付与さ
れた刺激に対する被検者の反応に要する時間を計測する
が、上記のようなクレペリン検査における、2つの数字
の和を計算する単純な課題では、被検者は計算が終わっ
てから解答するので、いわゆる「書きながら考える」こ
とはしないと考えられるから、解答(反応)の開始時点
までの時間を計測するのが妥当である。したがって、反
応が開始されれば、数列を次の課題に移行させればよ
い。
【0019】記録手段5では、被検者の反応結果(解答
結果)を記録するとともに、各刺激付与毎に反応に要し
た時間、つまり、反応時間計測手段4による計測結果を
記録する。本実施態様では、この記録手段5による記録
情報を、そのままの生データの形でも表示手段7により
表示あるいはプリントアウト可能となっている。実際に
は、上記反応検知手段3による検知、反応時間計測手段
4による計測、および記録手段5による記録は、実質的
に同時といってもよいほど極短時間に行われるので、こ
の記録手段5による記録完了と同時に次の刺激への移行
を行えばよい。
【0020】分析手段6では、記録手段5による記録結
果を、付与された刺激と関連付けて、被検者の反応特性
を分析する。たとえば上記クレペリン検査においては、
解答の正否を判断するとともに、各所定時間毎に提示さ
れた数列に対する解答の総量を分析し、かつ、各数列毎
の(各所定時間毎の)処理速度の分布や分散、つまり、
所定の短い時間内において処理速度がどのように変化し
たか、また、その変化の度合いはどのような大きさであ
ったかが、分析される。分析手段6による分析結果は、
表示手段7により表示あるいはプリントアウト可能とな
っている。分析手段6による分析結果の情報を転送手段
8を介してホストコンピュータ9に送れば、複数人の検
査データをホストコンピュータ9でまとめてさらに詳し
い分析を行うことが可能になる。また、分析手段6によ
る分析結果の情報を刺激付与手段2にフィードバックす
るようにすれば、たとえば、分析手段6による分析結果
に応じて刺激付与手段2による刺激付与方法を適切に変
化させるようにすれば、目標とする検査をさらに精度を
高めた条件で行うことも可能になる。
【0021】上記のような構成を有する処理能力検査装
置においては、従来の装置では得ることができなかっ
た、短い時間的要素の入った検査情報が、精度良く得ら
れ、得られた情報に基づいて、従来成し得なかった能率
や能力の変化特性を分析することができる。
【0022】たとえば従来の作業能率検査では、主とし
て紙の上に印刷された課題を順次解いていく方法が用い
られており、被験者の反応は、一定の時間、たとえば一
分間の間隔毎にまとめて分析されていた。もちろんこの
従来方法でも、被験者の作業能率特性をある程度評価す
ることは可能であったが、次のような点が問題点として
指摘される。 (1)課題毎の処理時間を正確に捉えることはできず、
ある時間、たとえば1分間における平均処理時間として
しか捉えることができない。そのため、課題の種類に応
じた反応特性等を把握することはできなかった。 (2)各課題を解くために必要な時間の分散を推定する
ことができない。 (3)持続的な注意力が途切れる様子や時間、周期等を
判断することができない。 (4)持続的な注意力が途切れる場合、どのぐらいの時
間で注意力が回復するのかを判断することができない。 (5)注意力を持続している時と注意力が途切れた時と
の間にどの程度の処理能力差があるのか推定できない。
【0023】しかし本発明に係る処理能力検査装置で
は、これらの問題をすべて解消可能となる。すなわち、
上記(1)については、たとえばクレペリン検査では、
すべての課題が均質であるという保証はなく、3+6と
8+4とでは繰り上がりの有無によって計算時間が若干
異なると考えられ、平均処理時間を推定するためには個
々の課題を処理する時間を正確に測定しなければ判断で
きず、従来の方法では判断できないが、本発明に係る処
理能力検査装置では、個々の課題処理時間が各々正確に
測定されるので平均処理時間は正確に演算され、しかも
個人差や課題の種類に関連付けて個々の課題処理時間の
変化の程度まで正確に測定される。
【0024】また、上記(2)については、たとえば2
人の人が一定時間に同じ処理量をこなしたとしても、そ
れぞれの課題をほぼ同じ処理時間で処理時間の分散の小
さい人と、処理時間の分散の大きい人とでは、処理能力
の特性が異なると考えられる。このような差異は、従来
の方法では判断できないが、本発明に係る処理能力検査
装置では、課題の種類や一定の時間内における課題処理
速度の変化に関連付けて、分布や分散が正確に測定され
る。
【0025】また、上記(3)、(4)、(5)につい
ても、本発明に係る処理能力検査装置では、課題に対す
る正否、課題処理速度の時間的変化が正確に測定される
ので、注意力の持続時間、注意力の途切れる時、その回
復状態が、精度良く、個々の被検者に応じた特性として
正確に測定される。このような特性は、絶えず感覚情報
を注意して観察しなければならない仕事、たとえば、パ
イロット、運転手、プラントの監視作業等にとっては重
要な情報となる。個人の集中力、適性等を正確に把握で
きれば、事故を防止するためにどのようなスケジュール
や作業順序で勤務や作業を行えばよいかが明らかとな
り、作業効率の向上のみならず作業の安全性確保が可能
となる。
【0026】上記のような、従来の方法では把握できな
かった詳細な分析情報まで正確に測定できる本発明に係
る処理能力検査装置は、視覚刺激のみならず、聴覚や触
覚まで含めた複合的な刺激付与に対しても適用できる。
すなわち、図3に示すように、視覚刺激提示手段21、
聴覚刺激付与手段22、触覚刺激付与手段23を備え、
これら手段21、22、23から付与される刺激を任意
に組み合わせて、複合刺激付与24を行うことができ
る。各刺激付与手段21、22、23からの刺激は、実
質的に同時に付与してもよく、順次付与してもよく、そ
れらをランダムに組み合わせてもよい。また、一つの感
覚刺激付与手段内で、複合的な刺激、つまり複数種の刺
激を実質的に同時にあるいは順次付与してもよい。
【0027】さらに、複数種の刺激を付与し、被検者の
注意力がどのように分散されるかの特性等も測定可能で
ある。たとえば車の運転行為を考えた場合、種々の感覚
情報に囲まれながら、刻々変化する状況に対処して適切
な行動をとる必要がある。このような状況下における作
業能力を評価するためには、単純な作業課題を遂行して
いる際に、他の情報課題を検知、処理できるか否かを調
べればよい。たとえば図4に複数の視覚刺激を付与する
場合の例を示す。この例は、前述のクレペリン検査に加
え、クレペリン検査における課題提示領域12の上部
に、複数の発光領域31を設け、被検者は、課題提示領
域12に提示された2つの数字の和を計算している間
に、点滅した発光部の位置を答えるようにしたものであ
る。発光部の位置、発光時間、強度を変化させることで
注意を分散しなければならない状況での情報処理能力を
評価することができる。図4(A)に示した構成は、反
応領域13にクレペリン検査の答えと、発光領域31の
発光位置との両方を反応入力装置14によって入力する
ようにしたものであり、図4(B)に示した構成は、画
面下部に、発光領域31における発光部の個数と同数の
解答領域32を設け、発光領域31における発光位置と
同じ位置にクレペリン検査の答えを入力させるようにし
たものである。いずれも、複数の視覚刺激に対し実質的
に同時に反応しなければならないようにしたものであ
り、注意力の分散に関する被験者の特性を測定できる。
【0028】このように、本発明に係る処理能力検査装
置では、従来の方法では測定し得なかった、とくに時間
的要素を加味した個々の被験者の処理能力特性を精度良
く、かつ、正確に測定できるようになる。したがって、
本発明に係る処理能力検査装置は、前記例示したクレペ
リン検査に限らず、視覚刺激、聴覚刺激、触覚刺激が個
々にあるいは複合的に付与されるあらゆる分野の処理能
力特性の評価に幅広く応用できる。たとえば、パイロッ
ト、車の運転手から、ライン工などの単純な作業を繰り
返し行うことが要求される作業員まで、詳細な処理能力
特性が正確に評価される。従来の紙を用いた単純な評価
方法に比べ、たとえば次のような幅広い特性まで測定で
き、作業効率の向上や、安全性向上に寄与できる。 (1)個々の課題への反応時間 (2)課題への注意の持続時間 (3)学習の進行の程度 (4)疲労の蓄積の程度 (5)注意の持続が中断する頻度 (6)注意の持続が中断した場合、再び集中できるまで
の注意の復帰時間 (7)処理能力を回復させるための最適な休憩時間 などを詳細に測定、分析できるようになる。
【0029】さらに、本発明は、教育の分野において
も、たとえば児童、生徒がどのぐらいの時間集中してい
ることができるか等も測定可能であるので、個々の特性
に合わせた教授方法の検討などにも展開できる。また、
本発明は、ゲーム機の分野においても展開可能であり、
たとえば、付与した刺激に対する反応結果に応じて、次
の刺激をバリエーションをもたせた状態で、かつ最も興
味をもたせるような状態を選択して付与すること等が可
能になる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る処理
能力検査装置によれば、従来の検査装置では測定できな
かった、時間的要素の入った刺激に対する反応特性を、
視覚、聴覚、触覚の各感覚領域内で、あるいは複合的な
刺激に対して、精度良く正確に測定、分析できるように
なり、ほとんどあらゆる分野の作業や反応の特性評価に
適用でき、作業能率や安全性の向上に寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る処理能力検査装置の
構成図である。
【図2】本発明の一実施態様に係る処理能力検査装置を
クレペリン検査に適用した場合の一例を示す、画面の正
面図である。
【図3】本発明の一実施態様に係る処理能力検査装置に
おける複合刺激付与手段の構成図である。
【図4】本発明の一実施態様に係る処理能力検査装置を
クレペリン検査に適用し、かつ、複数の刺激を付与する
場合の画面の正面図である。
【符号の説明】
1 処理能力検査装置 2 刺激付与手段 3 反応検知手段 4 反応時間計測手段 5 記録手段 6 分析手段 7 表示手段 8 転送手段 9 ホストコンピュータ 11 画面 12 刺激提示領域 13 反応入力領域 14 反応入力装置 21 視覚刺激提示手段 22 聴覚刺激付与手段 23 触覚刺激付与手段 24 複合刺激付与(手段) 31 発光領域 32 解答領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅川 伸一 東京都世田谷区代沢五丁目19番5号 (72)発明者 石田 秋也 東京都千代田区内神田二丁目3番9号 デ ジタル・デリバティブ・テクノロジー株式 会社内 (72)発明者 黄 明植 東京都千代田区内神田二丁目3番9号 デ ジタル・デリバティブ・テクノロジー株式 会社内 (72)発明者 吉本 正洋 東京都渋谷区代々木二丁目36番4号 株式 会社カルディア内 Fターム(参考) 4C038 PP00 PQ00 PR00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の視覚、聴覚、触覚の少なくとも
    一つの感覚に対する刺激をランダムに繰り返して被検者
    に付与する刺激付与手段と、繰り返し付与された刺激に
    対する被検者の反応を検知する反応検知手段と、繰り返
    し付与された刺激に対する被検者の反応に要する時間を
    計測する反応時間計測手段と、被検者の反応結果および
    反応時間計測手段による計測結果を記録する記録手段と
    を有することを特徴とする、被検者の付与刺激に対する
    処理能力を検査するための処理能力検査装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記記録手段による記録結果
    を、付与された刺激と関連付けて、被検者の反応特性を
    分析する分析手段を有する、請求項1の処理能力検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記分析手段が、少なくとも、被検者の
    反応の正否およびその傾向、繰り返し実行される所定の
    各検査時間内における反応時間の分布および総反応量、
    繰り返し実行される所定の検査時間毎の反応量の分布を
    分析可能な手段からなる、請求項2の処理能力検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記分析手段による分析結果の情報が刺
    激付与手段にフィードバックされる、請求項2または3
    の処理能力検査装置。
  5. 【請求項5】 前記分析手段による分析結果の情報がホ
    ストコンピュータに転送される、請求項2ないし4のい
    ずれかに記載の処理能力検査装置。
  6. 【請求項6】 前記刺激付与手段が、少なくとも二つの
    感覚に対する刺激を同時に被検者に付与する手段からな
    る、請求項1ないし5のいずれかに記載の処理能力検査
    装置。
  7. 【請求項7】 前記刺激付与手段が、一つの感覚に対す
    る複数の刺激を同時に被検者に付与する手段からなる、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の処理能力検査装
    置。
  8. 【請求項8】 前記刺激付与手段が、少なくとも、被検
    者が反応すべき刺激を画面に繰り返し表示する刺激提示
    手段を有する、請求項1ないし7のいずれかに記載の処
    理能力検査装置。
  9. 【請求項9】 前記反応検知手段が、感圧センサ付きの
    反応入力領域を有する手段からなる、請求項1ないし8
    のいずれかに記載の処理能力検査装置。
  10. 【請求項10】 前記反応時間計測手段が、反応開始時
    間を繰り返し計測する手段からなる、請求項1ないし9
    のいずれかに記載の処理能力検査装置。
  11. 【請求項11】 前記刺激付与手段が、少なくとも、ク
    レペリン検査に相当する課題を繰り返し付与する手段か
    らなる、請求項1ないし10のいずれかに記載の処理能
    力検査装置。
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