JP2001119912A - モータの回転位相検出機構 - Google Patents

モータの回転位相検出機構

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JP2001119912A
JP2001119912A JP29927199A JP29927199A JP2001119912A JP 2001119912 A JP2001119912 A JP 2001119912A JP 29927199 A JP29927199 A JP 29927199A JP 29927199 A JP29927199 A JP 29927199A JP 2001119912 A JP2001119912 A JP 2001119912A
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JP
Japan
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magnet
pole
phase
rotor magnet
disk
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JP29927199A
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English (en)
Inventor
Hisanori Tsubaki
久則 椿
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廉価で高出力が得られダイナミックバランス
のよいモータの回転位相検出機構を提供する。 【解決手段】 中心孔6を有する第1の円盤状のロータ
ーマグネット4と、ローターマグネット4と対向してプ
リント基板5の一方の面上に設けた駆動コイルと、中心
孔6内に同軸に設けた、N極8nとS極8sとを180
°づつ着磁した第2の円盤状の位相検出用マグネット8
と、位相検出用マグネット8に対向してプリント基板5
の他方の面上に180°の範囲に形成した位相検出用コ
イルパターン5aからなるモータの回転位相検出機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTRのドラムモ
ータ等に関し、特にその回転位相検出機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のモータの回転位相検出方法は、主
に次の3通りがある。
【0003】(1)図1は、VTRの回転ドラム用モータに
適用した例であり、ロータ1の外周にマグネット片2を
固定し、このマグネット片2が通過する軌道に対向して
検出ヘッドとしての位相検出用コイル3を設けたもので
ある。
【0004】(2)図2は、8極に着磁した平板状のロータ
ーマグネット4とこれに対向して配置されるプリント基
板5上の位相検出用コイルパターン5aを示す平面図で
あり、ローターマグネットの半径方向の内側に単極ある
いはNS2極分の開き角度で中心孔6に突き出した補極
4aを設けたものである。
【0005】(3)図3(a)、図3(b)は、図2のロー
タマグネットと同様に8極に着磁した平板状のローター
マグネット4とこれに対向して配置されるプリント基板
5上の位相検出用コイルパターン5aを示す平面図あ
り、ローターマグネット4の複数極の内の1極もしくは
NS2極の中の一部に、部分的にその極と逆相で着磁さ
れた補極4aを設けたものである。
【0006】なお、これらの図において、ハッチングを施し
た部分はその表面がN極に着磁されていることを示し、
ハッチングを施していない部分はその表面がS極に着磁
されていることを示すものとする。(以下、同様とす
る。)
【0007】図(2)、図3(a)、図3(b)によるロー
ターマグネット4の補極4aとプリント基板5の回転位
相検出用コイルパターンによる出力信号の例を図6の上
段に示す。図6の下段に示す波形は、上段の出力信号を
波形成形して得た位相検出信号である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の方法では、マグネット片を接着しなければならなく、
ダイナミックバランスが釣り合うよう設計的に配慮する
必要がある。NとSのマグネット片を対称に置く方法方
もあるが、コストアップになるという問題がある。ま
た、(2)の方法は(1)の方法以上にダイナミックバ
ランスの不釣り合いを生じる。(1)の方法に比べて出
力は高く取れるが、マグネット内径が異型であるため、
金属焼結のものでは寸法精度と外周研磨時の作業性が悪
化する。マグネットの着磁は1工程でよく簡素で、着磁
ヨークも作り易いが、マグネット単品のコスト高が最大
の難点である
【0009】また、(3)の主磁極の中に補極を設ける方法
は、図3(a)のパターンでは逆相の部分が広いため出
力は得易く着磁も1工程で済むという利点がある。しか
し駆動コイルの有効部から遠ざけて回転への影響をさけ
るためには、なるべく内径を小さく取る必要があるた
め、寸法が小さくなると着磁ヨークの製作が困難にな
る。図3(b)の補極パターンでは、主磁極に重ねて着
磁するため深く着磁することは難しく、その分補極の磁
束密度は低い。
【0010】したがって一定電圧以上の検出信号を得るため
には検出用コイルは複数巻き必要であり、2層のコイル
パターンが必要である。いずれの場合も検出コイルを主
磁極が通過するため、検出コイルの開き角度を主磁極の
偶数倍にしてノイズをキャンセルする。しかし実際には
主磁極のNSの境界部は幅を持っており、マグネットが
小さくなれば相対的にこの幅が大きくなり、完全にはノ
イズを取りきれない(図6参照)。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みなされたものであり、請求項1に係る発明は、「厚
み方向に着磁した複数のN極とS極とからなる駆動磁極
領域を交互に設け、中心孔を有する第1の円盤状のロー
ターマグネットと、該第1の円盤状のローターマグネッ
トと対向して基板の一方の面上に設けた駆動コイルと、
該第1の円盤状のローターマグネットの該中心孔の内側
に同軸に設けた、厚み方向にN極とS極とを180°づ
つ着磁した第2の円盤状の位相検出用マグネットと、該
位相検出用マグネットに対向して該基板の他方の面上に
180°の範囲に形成した位相検出用コイルパターンと
を具備したことを特徴とするモータの回転位相検出機
構。」を提供するものであり、
【0012】請求項2に係る発明は、「該ローターマグネッ
トと該位相検出用マグネットを着磁工程を分割して一の
円盤に形成したことを特徴とする請求項1記載のモータ
の回転位相検出機構。」を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図4、図5を参照して本発
明の実施の形態について説明する。図4は8極に着磁し
た平板状のローターマグネット4と、これに対向して配
置されるプリント基板5上の位相検出用コイルパターン
5aを示す平面図あり、図5は、これらのローターマグ
ネット4とプリント基板5を組み込んだモータにより駆
動されるVTRの回転ドラム装置の断面図である。
【0014】先ず、図5を参照して、回転ドラム装置の概略
構成について説明する。同図において、4は後に詳述す
る円環状のローターマグネットであり、ローターヨーク
14、ブッシュ15を介してシャフト12に固着されて
いる。シャフト12の上端部には、磁気ヘッド13を搭
載した回転ドラム10が圧入固定されている。また、シ
ャフト12はベアリング16を介して固定ドラム11に
対して回転自在に支承されている。5は、後に詳述する
プリント基板であり、その上面に複数のモーターコイル
(駆動コイル)9が設けられると共にその下面には位相
検出用コイルパターン5a(図4参照)及び図示しない
速度検出用コイルが設けられている。位相検出用コイル
パターン5a及び図示しない速度検出用コイルが設けら
れたプリント基板5は固定ドラム9に固定されてステー
タを形成している。
【0015】次に、図4を参照して、ローターマグネット4
とプリント基板5の構成について説明する。図4に示す
ように、8極に着磁した平板状のローターマグネット4
の中心孔6には厚み方向にN極8nとS極8sとを18
0°づつ着磁した円盤状の位相検出用マグネット8がロ
ーターマグネット4と同軸に且つ位相を合わせて嵌合固
定されている。
【0016】一方、プリント基板5の中心孔7の周りには同
心状に180°の範囲に位相検出用コイルパターン5a
が形成されている。このコイルパターン5aの内周側の
半径と外周側の半径とは位相検出用マグネット8の内周
側の半径及び外周側の半径と略一致している。
【0017】従って、プリント基板5の上面に設けられた複
数のモーターコイル(駆動コイル)9に所定のタイミン
グで順次通電されてローターマグネット4が回転すると
図7上段に示すような出力信号が得られる。同図下段に
示す波形は、上段の出力信号を波形成形して得られる本
発明の実施の形態に係るモータの回転位相検出機構によ
る位相検出信号である。
【0018】以上に説明した本発明の実施の形態では、ロー
ターマグネット4の中心孔6に別ピースの位相検出用マ
グネット8を嵌合固定する構成としたが、着磁工程を分
割して一枚の磁性円盤にローターマグネット4と位相検
出用マグネット8とを着磁するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモータの
回転位相検出機構によれば、位相検出用に平板マグネッ
トを180°割で2極とすることで、主磁極中に後工程
で補極を打ち込む方法よりも、位相検出用として強い磁
束密度が得られる。また従来の方法では補極が検出コイ
ルを通過するときのみ出力され、そのとき以外の回転中
はいかにノイズをキャンセルするかであった。本位相検
出機構では180°の範囲に亘り対向した2本のコイル
パターンが全回転中に出力を伴うため、従来の方法より
ノイズの低い、かつ高い信号出力を得られる。一般にマ
グネットが小型化されると、同じ回転数でも径が小さい
と周速度が低くなり、検出コイルの起電圧は下がる。こ
のような場合でも本方法であればコイルパターンの巻数
を複数にして起電圧を確保する必要が無く、検出コイル
を形成するプリント基板は1層でよいため安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモータの回転位相検出機構をVTRの回
転ドラム用モータに適用した例である。
【図2】従来のモータの回転位相検出機構に用いられる
ローターマグネット及びプリント基板上のコイルパター
ンを示す平面図である。
【図3】従来の他のモータの回転位相検出機構に用いら
れるローターマグネット及びプリント基板上のコイルパ
ターンを示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るモータの回転位相検
出機構に用いられるローターマグネット及びプリント基
板上のコイルパターンを示す平面図である
【図5】図4に示すモータの回転位相検出機構をVTR
の回転ドラム装置に適用した際の断面図である。
【図6】図2又は図3に示す従来のモータの回転位相検
出機構によって得られる出力信号及びこの出力信号から
波形成形して得た位相検出信号である。
【図7】図4に示す本発明の実施の形態に係るモータの
回転位相検出機構によって得られる出力信号及びこの出
力信号から波形成形して得た位相検出信号である。
【符号の説明】
1 ロータ 2 マグネット片 3 位相検出用コイル 4 ローターマグネット 4a 補極 5 プリント基板 5a 位相検出用コイルパターン 6 中心孔 7 中心孔 8 位相検出用マグネット 8n N極 8s S極 9 モーターコイル(駆動コイル) 10 回転ドラム 11 固定ドラム 12 シャフト 13 磁気ヘッド 14 ローターヨーク 15 ブッシュ 16 ベアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み方向に着磁した複数のN極とS極とか
    らなる駆動磁極領域を交互に設け、中心孔を有する第1
    の円盤状のローターマグネットと、 該第1の円盤状のローターマグネットと対向して基板の
    一方の面上に設けた駆動コイルと、 該第1の円盤状のローターマグネットの該中心孔の内側
    に同軸に設けた、厚み方向にN極とS極とを180°づ
    つ着磁した第2の円盤状の位相検出用マグネットと、 該位相検出用マグネットに対向して該基板の他方の面上
    に180°の範囲に形成した位相検出用コイルパターン
    とを具備したことを特徴とするモータの回転位相検出機
    構。
  2. 【請求項2】該ローターマグネットと該位相検出用マグ
    ネットを着磁工程を分割して一の円盤に形成したことを
    特徴とする請求項1記載のモータの回転位相検出機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217672A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Nidec Sankyo Corp エンコーダ付き小型モータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006217672A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Nidec Sankyo Corp エンコーダ付き小型モータ
JP4592435B2 (ja) * 2005-02-01 2010-12-01 日本電産サンキョー株式会社 エンコーダ付き小型モータ

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