JP2001119135A - はんだ付け装置における搬送コンベア - Google Patents

はんだ付け装置における搬送コンベア

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JP2001119135A
JP2001119135A JP30033699A JP30033699A JP2001119135A JP 2001119135 A JP2001119135 A JP 2001119135A JP 30033699 A JP30033699 A JP 30033699A JP 30033699 A JP30033699 A JP 30033699A JP 2001119135 A JP2001119135 A JP 2001119135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板を搬送しながら溶融はんだの
噴流波の上を通過させてはんだ付けするはんだ付け装置
における搬送コンベアは、溶融はんだの噴流波の上方
で、プリント配線板を所定の高さに精密に維持しながら
搬送することが、はんだ付け品質向上のため必要である
が、今では困難であった。 【解決手段】 搬送コンベアの搬送チェーン3に設けた
保持爪1が、プリント配線板102の板面に対して上下
位置寸法が規定された保持爪の基準面1aと搬送チェー
ン3に対して上下動可能に設けたロッド2とを有し、一
方、はんだ槽上部のコンベアフレーム12に対して基準
板11を上下位置調節可能に、かつ、ピッチング方向P
に角度調節可能に設けて、基準板の基準面11aに保持
爪の基準面1aを摺接しながら案内し、プリント配線板
102を精密な深さで噴流波に浸漬させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
ような多数の電子部品を搭載した板状の被はんだ付けワ
ークを溶融はんだの噴流波に接触させてはんだ付けする
装置において、前記噴流波に対するプリント配線板の保
持位置を極めて高精度に維持することができる搬送コン
ベアに関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板に電子部品を実装して電
子回路を構成する場合において、はんだ付けが行われて
いる。すなわち、プリント配線板に電子部品を搭載して
この電子部品の電極やリード線をプリント配線板の回路
パターンにはんだ付けすることで電気的接続と機械的接
続とが行われる。
【0003】図9および図10を参照して、従来のはん
だ付け装置における搬送コンベアを説明する。
【0004】図9および図10は、従来の噴流式はんだ
付け装置を説明するための図で、図9(a)は、このは
んだ付け装置を上から見た図、(b)は、(a)のI−
I断面から見た図である。また、図10は、図9(a)
のII−II断面からみた図である。
【0005】図9および図10に示したはんだ付け装置
は、プリント配線板102の両側端部102a,102
bを保持して搬送する平行2条の搬送コンベア101を
備えている。
【0006】この搬送コンベア101は一般的に使用さ
れている搬送コンベアであり、コンベアフレーム103
の両端にスプロケット104を設けてこのスプロケット
104間に搬送チェーン105を張架してなる搬送コン
ベア101を平行2条に設け、この搬送チェーン105
に設けた保持爪106のアーム部106aの保持部10
7にプリント配線板102の両側端部102a、102
bを保持して矢印A方向に搬送する仕組みである。
【0007】なお、Wは、プリント配線板102の保持
幅、101aは搬入口、101bは搬出口である。
【0008】そして、スプロケット104には図示しな
い回転駆動手段例えばモータを設けて回転駆動し、この
スプロケット104の回転により搬送チェーン105を
走行させ保持爪106に保持したプリント配線板102
を搬送する仕組みである。
【0009】コンベアフレーム103に設けられたガイ
ドレール108は、搬送チェーン105の走行位置を直
線状に保持するための部材である。また、保持爪106
には摺動ロッド部109と嵌合ロッド部110とからな
るロッド111を設けてあり、嵌合ロッド部110を搬
送チェーン105の連結部105aに嵌合してその先端
にクリップリング112を嵌め合わせ、この保持爪10
6を搬送チェーン105に固定している。
【0010】尚、搬送チェーン105が走行すると前記
摺動ロッド部109もガイドレール108に摺動してそ
の走行位置を正確に保持することができる構成となって
いる。
【0011】噴流式はんだ付け方法では、プリント配線
板102の被はんだ付け面すなわち図9および図10に
示すプリント配線板102の下方側の面にフラックスを
塗布しておいて、予備加熱用ヒータ115で予備加熱し
た後に、はんだ槽116に収容されている溶融はんだ1
17の噴流波118にプリント配線板102の被はんだ
付け面を接触させてはんだ付けを行う。
【0012】すなわち、図9(a)に例示するように、
プリント配線板102を搬送コンベア101で矢印A方
向へ搬送しながらフラックスの塗布、予備加熱および噴
流波118との接触が行われる。尚、図9(a)ではフ
ラックス塗布装置を省略して図示していない。
【0013】図9(b)は、噴流式のはんだ槽116に
おいてプリント配線板102と噴流波118がどのよう
に接触するかを示している。すなわち、図示しないヒー
タにより加熱されて溶融状態の溶融はんだ117がはん
だ槽116に収容され、ポンプ122により吹き口体1
19の吹き口120にこの溶融はんだ117を供給して
噴流させて噴流波118を形成する。案内板121は噴
流波118を形成した溶融はんだ117がはんだ槽11
6に還流する際の案内板である。
【0014】プリント配線板102を噴流波118に浸
漬する探さdは、図9(b)に例示するようにプリント
配線板102の板厚eの約1/2程度とする。これ以上
深く浸漬すると、噴流波118すなわち溶融はんだ11
7がプリント配線板102の上方側の面に流入して、い
わゆるはんだ被りを生じ、プリント配線板102の上方
側の面に搭載されている電子部品(不図示)を損傷して
しまう。
【0015】逆に、プリント配線板102の浸漬深さd
が浅いと、噴流波118すなわち溶融はんだ117がこ
のプリント配線板102の被はんだ付け面に十分に接触
せず、また、噴流波118の動圧が十分に印加されず、
プリント配線板102の被はんだ付け部が溶融はんだ1
17で十分に濡れなかったり、被はんだ付け部に十分に
溶融はんだが供給されなかったりする。
【0016】ちなみに、プリント配線板102の板厚e
は、0.8mm〜3.2mm程度のものが良く使用され
ているが、その中でも特に1.2mm〜1.6mm程度
のものが良く使用されている。そして、その大きさ
(縦,横)には様々なものがある。
【0017】すなわち、プリント配線板102のはんだ
付け品質を良好に保持する上では、プリント配線板10
2を噴流波118に浸漬する浸漬深さdをこのプリント
配線板102の板厚eの約1/2に安定して維持する必
要があり、そのためには搬送コンベア101の搬送位置
精度がそれ以上に優れていなければならない。
【0018】しかし、この搬送コンベア101は、予備
加熱用ヒータ115やはんだ槽116の溶融はんだ11
7等により数10℃〜300℃程度に加熱されるという
過酷な温度サイクル環境にあり、このような環境にあっ
ても図9に例示するように、プリント配線板102の板
厚eの約1/2を噴流波118に浸漬するという精度を
維持する必要がある。
【0019】また、搬送チェーン105には捩じれや寸
法公差があり、また、搬送チェーン105の連結部10
5aにロッド111を介して保持爪106を嵌合して設
ける場合にも誤差を生じ、そのままで使用すると通常2
〜3mm程度の搬送位置精度しか得られない。
【0020】そのため、組み立てられた搬送コンベアの
搬送位置精度を例えば0.3mm以内の程度に納まるよ
うに保持爪106の1つ1つに対応して作業員が組み立
て調整を行ったりしている。
【0021】他方で、特開昭61−82969号公報に
は、搬送されるプリント配線板を上下動させる技術が開
示されているが、この技術では繰り返し精度の低いエア
シリンダ等で強制的にプリント配線板を上下動させる仕
組みであり、また、平行2条の搬送コンベアの各条間の
搬送位置を精密に合わせるトラッキングを行うことがで
きないので、搬送位置精度も高めることができるもので
はなかった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような組
み立て調整時間を膨大にかけているにもかかわらず、搬
送チェーン自体の連結部の遊び嵌め合わせに起因して、
その精度の再現性が低いためや、過酷な温度サイクル環
境のために、搬送位置精度を0.3mm程度にしか維持
することができないのが現状なのである。
【0023】他方で、この搬送位置精度は、先に説明し
たように直ちにプリント配線板のはんだ付け品質に大き
く影響する。そして、板厚の薄いプリント配線板ほど顕
著にその影響が現れ、一層高品質のプリント配線板10
2をはんだ付け製造することの障害となっている。
【0024】本発明の目的は、搬送コンベア101の組
み立て調整を行うことなく、それでいて今迄以上に搬送
精度の高い搬送コンベアを実現することにより、はんだ
付け装置によりはんだ付けされるプリント配線板102
のはんだ付け品質を一層高品質にするとともに安定に維
持することができるようにすることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるはんだ付
け装置における搬送コンベアは、搬送チェーンに設けら
れた個々の保持爪の保持部の上下方向位置、すなわち溶
融はんだの噴流波の浸漬深さ方向の位置と、搬送方向へ
並んで走行する際のピッチング角度とを調節できるよう
に構成したところに特徴がある。
【0026】(1)コンベアフレームに平行2条に備え
られた搬送チェーンに設けた保持爪の保持部で板状の被
はんだ付けワークの両側端部を保持して搬入口から搬送
し、その搬送途中に備えられたはんだ槽の溶融はんだの
噴流波に前記板状の被はんだ付けワークを接触させては
んだ付けを行うはんだ付け装置における搬送コンベアで
あって、前記保持爪は、前記板状の被はんだ付けワーク
を保持する態様において前記板状の被はんだ付けワーク
の板面に対して上下方向にその保持部との上下位置寸法
が規定された保持爪の基準面を有し、かつ前記搬送チェ
ーンの連結部に対して上下方向に上下動可能に設けられ
たロッドを有する。
【0027】そして、前記保持爪の基準面に摺接して前
記保持爪を前記上下方向の上方へ持ち上げて所定の上下
位置に導くための基準面を有する基準板を、前記搬送方
向と同方向に回動軸を有するヒンジの一端に固着して前
記基準板を前記上下方向に位置調節可能に保持するとと
もに、前記ヒンジの他端を前記搬送方向および前記上下
方向に直交する方向の軸により回動可能に前記コンベア
フレームに対して軸支して、前記搬送方向に対して前記
基準板をピッチング(PITCHING)方向に角度調
節可能に設けて成るように構成する。
【0028】すなわち、保持爪の保持部と基準面との相
対位置は精密に決まっている。したがって、基準板の基
準面に保持爪の基準面を摺接することにより前記保持爪
の保持部の上下方向の位置を精密に決定することができ
る。すなわち、基準板をヒンジの回動軸を中心として回
動させて上下調節することにより、保持爪の保持部の上
下方向の位置を精密に調節しその位置を精密に決定する
ことができる。
【0029】また、図9および図10に例示するよう
に、板状の被はんだ付けワークであるプリント配線板の
両側端部を保持爪で保持して搬送する搬送コンベアは平
行2条に構成されるが、左右のコンベアのそれぞれにつ
いて基準板のピッチング方向の角度調節を行うことによ
り、左右のコンベアの搬送方向を正確に合わせることが
できるようになり、完全にトラッキングのとれた状態で
プリント配線板を搬送することができるようになる。
【0030】すなわち、搬送コンベアの搬送方向に対し
て直交する上下方向つまり板状の被はんだ付けワークで
あるプリント配線板の上下方向の搬送位置を、前記プリ
ント配線板の両側端部のそれぞれにおいて精密に合わせ
ることができるようになる。
【0031】しかも、保持爪の上下方向の位置やピッチ
ング方向の並び方は、搬送チェーンの公差や嵌め合わせ
の遊び等に影響されることがないので、板状の被はんだ
付けワークであるプリント配線板の搬送位置は、極めて
再現性の高い精密な搬送位置とすることができる。
【0032】(2)前記(1)の搬送コンベアにおい
て、前記基準板は、基準板の基準面に搬送コンベアの搬
送方向に対して直交する方向のスリットを設けるように
構成する。
【0033】基準板が搬送コンベアの構成要素としては
んだ付け装置に設備されると、前記基準板がはんだ付け
装置によって加熱されて熱膨張を生じる。板面方向に発
生する熱膨張は板面に凸凹の歪みとして現れるが、搬送
コンベアの搬送方向すなわち基準板の長手方向に対して
直交する方向にスリットを設けることにより、前記スリ
ットの幅の拡大や縮小として熱膨張を吸収することが可
能となり、基準板の板面に歪みを生じることがなくなっ
て、高温のはんだ付け環境においても精度の高い搬送位
置精度を保持することができるようになる。
【0034】(3)前記(1)または(2)の搬送コン
ベアにおいて、前記搬送チェーンを張架して循環回動す
るスプロケットを前記搬入口に有し、前記保持爪の基準
面に摺接して上下方向に持ち上げる基準面を有する基準
円板を前記搬入口に位置するスプロケットの回動軸と同
軸に上下調節可能に設けるように構成する。
【0035】これにより、搬入口で、スプロケットに張
架されて搬送チェーンとともに旋回する保持爪の保持部
の上下方向の位置を、基準板により精密に合わせること
ができるようになる。したがって、前記搬入口よりも前
工程側に位置する装置から板状の被はんだ付けワークで
あるプリント配線板が渡される際にも、正確で確実な受
け渡し/受け取りが可能となる。
【0036】(4)前記(1)ないし(3)の搬送コン
ベアにおいて、前記保持爪は、前記板状の被はんだ付け
ワークを保持する保持部の近傍に厚さが薄い凹部が形成
されるように構成されている。
【0037】図9に例示するように、保持爪の保持部は
板状の被はんだ付けワークであるプリント配線板を保持
して溶融はんだの噴流波に浸漬させる部分である。その
ため、前記保持部も溶融はんだの噴流波中に浸漬され
る。その結果、前記保持部に接触した溶融はんだが前記
溶融はんだよりも温度の低い前記保持爪に接触して溶融
はんだの温度が低下し、溶融はんだが固化した状態で付
着し易い。
【0038】このように、保持爪の保持部にはんだが付
着した状態で持ち出されると、搬送コンベアに新たに搬
入されてくる板状の被はんだ付けワークであるプリント
配線板を保持爪が保持する場合に、付着したはんだによ
り保持位置が変わって精密な保持位置を維持することが
できなくなったり、甚だしくは付着したはんだが障害と
なりプリント配線板の保持さえ困難になる場合もある。
【0039】しかし、保持爪が板状の被はんだ付けワー
クを保持する保持部の近傍に保持爪の厚さが薄い凹部を
形成するように構成することにより、前記凹部の熱伝導
が低下して保持部が溶融はんだに浸漬された際に前記保
持部の温度が素早く上昇し、前記保持部に接触した溶融
はんだが保持部に固化して付着することがなくなる。し
たがって、このような溶融はんだの付着によるプリント
配線板の保持位置精度ひいては搬送位置精度の悪化が解
消され、常に正確な搬送位置精度を保つことができるよ
うになる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明のはんだ付け装置における
搬送コンベアは、次のような実施形態例において実施す
ることができる。
【0041】(1)直線搬送部分の構成(搬送コンベア
−1) 本発明が適用されるはんだ付け装置は、従来の技術にお
いて説明した図9に例示したはんだ付け装置と同様の構
成である。
【0042】そして、本発明にかかるはんだ付け装置に
おける搬送コンベアにおいては、図1乃至図3に示すよ
うに、精密に位置決めするための保持爪1を備え、保持
爪1に保持爪の基準面1aを設けて、これを搬送チェー
ン3に対してプリント配線板102の板面に垂直な方向
すなわち上下方向に上下動可能に保持する。また、この
保持爪1の上下方向の位置や搬送方向に対するピッチン
グ方向Pの調節手段である第1の基準レベル設定装置7
を備えている。
【0043】本発明にかかるはんだ付け装置における搬
送コンベアは、搬送コンベア14のどの搬送領域におい
ても適用可能であるが、目的とする搬送領域は、プリン
ト配線板102を溶融はんだ117の噴流波118に精
密に安定して浸漬させるための領域、すなわちプリント
配線板102と溶融はんだ117の噴流波118とを接
触させるはんだ槽116の上方部分の領域である。
【0044】図1乃至図3を参照して、本発明にかかる
はんだ付け装置における搬送コンベアの直線搬送部分の
構成の実施形態例を説明する。
【0045】図1は、本発明の実施形態例における平行
2条の搬送コンベアのうちの一方の搬送コンベアの縦断
面を示す図で、はんだ付け装置のはんだ槽上方部分につ
いて示す。また、図2は、本発明の実施形態例の作動を
説明するための図で、図1に示したコンベアフレームや
搬送チェーン等の部分を省略して要部のみを示した斜視
図である。さらに図3は、保持爪の保持部と基準面との
関係を説明するための図である。
【0046】図1に示した本発明の実施形態例の搬送コ
ンベア14の縦断面を、図10に示した従来の搬送コン
ベア101の縦断面(左側のコンベア)と比較してその
相違を説明する。
【0047】すなわち、図3に示すように、保持爪1は
精密機械加工された保持爪の基準面1aが設けられてお
り、この保持爪の基準面1aに対してアーム部1bの先
端に設けた保持部1cの凹状の部分、すなわちプリント
配線板102の両側端部を保持する部分を精密機械加工
する。したがって、保持爪の基準面1aと保持部1cと
は所定寸法Yで精密にその位置が決まる。この所定寸法
Yの方向は、保持部1cに保持されるプリント配線板1
02の板面に垂直な方向すなわち上下方向であり、プリ
ント配線板102が溶融はんだ117の噴流波118に
浸漬される方向である。
【0048】尚、保持部1cの近傍のアーム部1bには
凹部1dを設けてあり、この凹部1dでの熱伝導が小さ
くなるように構成してある。これにより、この凹部1d
の熱伝導が低下するので、保持爪1の保持部1cが溶融
はんだ117に浸漬された際にこの保持部1cの温度が
素早く上昇し、この保持部1cに接触した溶融はんだ1
17が保持部1cに固化して付着することがなくなる。
【0049】したがって、このようなはんだの付着によ
って、保持部1cに保持されるプリント配線板102の
位置が正規の位置から外れたりすることがなくなり、プ
リント配線板102の保持位置精度、ひいては搬送位置
精度の悪化が解消され、常に正確な搬送位置精度を保つ
ことができるようになる。
【0050】図1に示すように、ロッド2に固定された
保持爪1は、次のように、搬送チェーン3の結合部3a
に結合される。すなわち、このロッド2は摺動ロッド部
2aと嵌合ロッド部2bとから成り、この嵌合ロッド部
2bが搬送チェーン3の結合部3aの孔に上下動可能に
嵌め合わされてクリップリング6で固定される。また、
嵌合ロッド部2bには圧縮状態で挿入された圧縮ばね4
を設けてあり、この圧縮ばね4により通常は保持爪1が
搬送チェーン3の下方側に位置するようにテンションが
加えられている。
【0051】摺動ロッド部2aはガイドレール5に摺接
して、ロッド2が上下動しても図1の左右方向への位置
変動がないように構成されている。また、搬送チェーン
3とそのガイドレール5、コンベアフレーム12などの
構成は従来の技術(図9、図10の搬送チェーン10
5、ガイドレール108、コンベアフレーム103な
ど)と同様である。
【0052】このように構成された保持爪1の位置を精
密に決める手段が、図2に示す第1の基準レベル設定装
置7である。第1の基準レベル設定装置7は台座8およ
びこの台座8に軸支用ねじ9とヒンジ10を介して設け
られた基準板11とからなり、この台座8はコンベアフ
レーム12に固定ねじ13で固定されている。
【0053】このヒンジ10の回動軸の方向と搬送コン
ベア14の搬送方向Aとは同一であり、これによりヒン
ジ10の一端10aに設けられた基準板11をY00方向
に回動させて、基準板11の先端部分すなわち精密機械
加工により形成した基準板の基準面11aをY21,Y22
方向すなわち上下方向に移動調節できるように構成され
ている。
【0054】また、このヒンジ10の他端10bは軸支
用ねじ9により台座8に回動可能に設けられている。こ
の軸支用ねじ9の方向はヒンジ10の回動軸と直交する
方向であり搬送コンベア14の搬送方向Aに対してヒン
ジ10がピッチング方向Pに回動する方向である。これ
により、基準板11の先端部分の基準板の基準面11a
を搬送方向に対してピッチング方向Pの角度調節ができ
るように構成されている。
【0055】基準板の基準面11aの以上のような上下
方向の位置調節とピッチング方向Pの角度調節は、図1
に示した調節ねじ15、すなわち図2に示した第1の調
節ねじ15aと第2の調節ねじ15bによって行う構成
である。
【0056】すなわち、第1の調節ねじ15aと第2の
調節ねじ15bとは、図1および図2に示すように、台
座8に設けた挿通孔16を通して基準板11に螺合する
が、この螺合は軸支用ねじ9を挟んで搬送方向の前後位
置に当たる基準板11の両側端部位置に螺合する。ま
た、両調節ねじ15a、15bには台座8と基準板11
との間に圧縮状態の圧縮ばね17を挿通してあり、この
圧縮ばね17のテンションにより両調節ねじ15a、1
5bの螺合位置で決まる位置に基準板11を押し下げて
固定するように作用する。
【0057】これにより、調節ねじ15を回すことによ
り基準板11がY11,Y12方向に上下動し、基準板の基
準面11aをY21,Y22方向に上下動させることができ
る。尚、調節ねじ15に挿通された筒体18は圧縮ばね
17の長さを適度にしてそのテンションを安定化するた
めの部材である。
【0058】図2は、基準レベル設定装置の作動を分か
りやすく説明するための図である。すなわち、第1の調
節ねじ15aと第2の調節ねじ15bとを同じ量だけ回
動調節すれば基準板11の螺合位置でのこの基準板11
の上下量はY11=Y12となり基準板の基準面11aの上
下量はY21=Y22となる。そして、ヒンジ10はY00
向に僅かに回動する。
【0059】また、第1の調節ねじ15aと第2の調節
ねじ15bの調節量が異なる場合はそれぞれY11
12,Y21≠Y22となり、基準板11はヒンジ10を介
して軸支用ねじ9を回動軸としてピッチング方向Pに回
動し、基準板の基準面11aは搬送方向に対してピッチ
ング方向Pに角度調節される。
【0060】したがって、搬送チェーン3の走行によっ
て一緒に移動する保持爪1が、保持爪の基準面1aを基
準板の基準面11aに摺接することによりロッド2がY
23方向に上下動し、この保持爪1の保持部1cがY30
向に上下動する。尚、図1においてY21=Y23=Y30
なる。保持爪1の保持部1cの上下方向の移動量は基準
板の基準面11aの上下方向の位置とピッチング方向P
の角度によって精密に決まるので、第1の調節ねじ15
aと第2の調節ねじ15bとによりこれらを精密に調節
することができる。
【0061】平行2条の搬送コンベア14によりプリン
ト配線板102のような板状の被はんだ付けワークの両
側端部102a、102bを保持して搬送する場合は、
この両側端部102a、102bの保持高さおよび角度
によって搬送位置精度が決まるので、最低限これら2つ
の要素を2条の搬送コンベア14の間において精密に合
わせてトラッキングを行っておく必要がある。
【0062】すなわち、これら上下調節とピッチング方
向Pの角度調節とにより、平行2条に構成される搬送コ
ンベア14によって搬送されるプリント配線板102の
板面におけるあらゆる点において、その搬送位置を精密
に優れた再現性で定めることができる。
【0063】ところで、基準板11には図2に示すよう
にその端部に形成した基準板の基準面11aの部分にス
リット19を複数設けてあり、このスリットの基部には
円孔20を設けてある。これは、基準板11が過酷な高
温環境のはんだ付け装置内に設けられた際に発生する熱
膨張を、このスリット19の幅の拡大/縮小として吸収
し、基準板の基準面11aに曲がり等の変形を生じない
ようにするための手段である。すなわち、これにより過
酷な高温環境においても基準板の基準面11aの精度が
維持される。
【0064】また、基準板11の縦断面が階段状に形成
されている理由も、熱膨張による変形を抑制するためで
ある。
【0065】(2)基準板のその他の実施形態例 図4を参照して、基準板のその他の実施形態例を説明す
る。
【0066】図4は、基準板のその他の実施形態例を説
明するための図で、(a)は斜視図、(b)は(a)の
III一III断面から見た基準板の一部拡大図であ
る。
【0067】すなわち、図4において、基準板の基準面
11aの下方に受け板21を設けて円孔20にグリス
(耐熱グリス)23を蓄えた構成であり、これにより、
スリット19に僅かずつ流出するグリス23が、基準板
の基準面11aと保持爪の基準面1aとが摺接して摺動
する際に、それを滑らかな状態に維持することができる
ようになる。
【0068】尚、受け板21は基準板11の中央部分の
スポット溶接部22のみで例えばスポット溶接等の手段
により固着して固定する。これにより、受け板21の熱
膨張が基準板11に与える影響を解消することができ
る。
【0069】(3)搬入搬送部分の構成(搬送コンベア
−2) 図5および図6を参照して、搬入搬送部分の構成につい
て説明する。
【0070】図5および図6は、搬送コンベアの搬入部
分の構成を説明するための図で、図5(a)は平行2条
の搬送コンベアの一方のコンベアの搬入部分を上から見
た図、図5(b)は(a)を正面から見た際の搬入口部
分のみを抜粋して示した図、図6は、図5(a)をIV
−IV断面から見た図である。
【0071】尚、図5(a)においては、スプロケット
を、円を用いて省略して示し、また、搬送チェーンを、
実線を用いて省略して示している。
【0072】図9(a)に示す搬送コンベア101の搬
送チェーン105は、コンベアフレーム103の両端部
に設けられたスプロケット104に張架されて回動走行
する。図5(a)は、この搬送コンベア101の搬入口
101aの部分のコンベアの一方を拡大して示した図で
ある。
【0073】すなわち、図5において、搬送チェーン3
に上下動可能に設けられた保持爪1は、搬送チェーン3
がスプロケット39を旋回するのに合わせて旋回し、そ
の際に、前工程ベルトコンベア25から搬出されたプリ
ント配線板102を搬入ガイド24を介してその保持爪
1の保持部1cに保持することで搬入が行われる。
【0074】搬入ガイド24はホーン状のガイド溝24
aを備えて成り、このガイド溝24aに案内されてプリ
ント配線板102が保持爪1の保持部1cに案内され
る。尚、前工程ベルトコンベア25はローラプーリ26
に掛け渡された平行2条のベルト27上に、プリント配
線板102の両側端部102a、102bを載置し保持
して搬送する仕組みである。
【0075】したがって、搬入ガイド24による搬入位
置と搬送コンベア101の保持爪1の保持部1cの位置
とは精密に一致している必要がある。これが一致してい
ないと、前工程ベルトコンベア25からのプリント配線
板102の受け渡し/受け取りが行われなくなるばかり
か、甚だしい場合には保持爪1の保持部1cからプリン
ト配線板102が外れてこのプリント配線板102を変
形させたり破損させたりする。
【0076】そのため、この搬入口14a部分にも、図
1と同様の第2の基準レベル設定装置38を設けてあ
る。すなわち、固定台28は、コンベアフレーム12に
固定ねじ29で固定され、この固定台28に固定ねじ3
0により固定された軸31に、軸受けベアリング32と
スラストベアリング33を介して回動自在にスプロケッ
ト39を保持してある。
【0077】このスプロケット39に基準円板34の螺
合台座35を固定ねじ36で同軸に固定し、この螺合台
座35に同軸に設けた螺合部35aを介して基準円板3
4を螺合し、その螺合の調節により基準円板34の上下
方向の位置すなわち軸線方向の位置を決定する。そして
螺合台座35と基準円板34とは調節後に固定ねじ40
でその調節状態を保持する構成である。尚、Eリング3
7はスプロケット39の固定用である。
【0078】これにより、搬入口14aでスプロケット
39に張架された搬送チェーン3とともに旋回する保持
爪1は、保持爪の基準面1aが基準円板34の基準面3
4aに摺接して上方へ持ち上げられることにより、保持
爪1の保持部1cの上下方向の位置を基準円板34によ
り精密に合わせることができるようになる。したがっ
て、この搬送コンベア14の搬入口14aよりも前工程
側に位置する前工程ベルトコンベア25から搬入されて
くるプリント配線板102を、正確かつ確実に受け渡し
/受け取ることが可能となる。
【0079】尚、この第2の基準レベル設定装置38
は、平行2条の搬送コンベア14のそれぞれに設けられ
ているので、搬入されるプリント配線板102の両側端
部102a、102bにおける搬送位置を合わせて精密
に保持することができる。したがって、前工程からのプ
リント配線板102の受け渡し/受け取りを完全な状態
でミスなく行うことができるようになる。
【0080】
【実施例】図7を参照して、搬送コンベアの搬送位置偏
差を測定する実施例を説明する。
【0081】図7は、搬送コンベアの搬送位置偏差を測
定する態様を説明するための図で、(a)は上方から見
た図、(b)は搬入口側から見た図であり、図9に示す
従来のはんだ付け装置のはんだ槽の領域に本発明の搬送
コンベアの技術を適用した場合を示す。
【0082】すなわち、平行2条のコンベアフレーム1
2のそれぞれに第1の基準レベル設定装置7を固定ねじ
13で固定してある(図1参照)。
【0083】そして、搬送コンベアの調節すなわち第1
の基準レベル設定装置7の調節であるが、これは次のよ
うな手順で行う。先ず、保持爪1に保持した測定用板状
ワーク102c(平坦度の高い基準となる板)をプリン
ト配線板102のダミーとして搬送し、この測定用板状
ワーク102cが第1の基準レベル設定装置7の領域に
位置するようにして搬送コンベア14の搬送を停止す
る。
【0084】続いて、この測定用板状ワーク102cの
搬送方向であるA方向のいずれの座標においてもX方向
座標の水平が確保されるように、この測定用板状ワーク
102cの搬送方向Aの座標上に水準器を置き、例えば
最低でも(イ)(ロ)(ハ)の3点に置き、X座標方向
の水平がいずれも確保されるように第1の基準レベル設
定装置7の第1の調節ねじ15aと第2の調節ねじ15
bを、平行2条の搬送コンベア14のそれぞれについて
調節する。
【0085】この調節により、平行2条に構成されたそ
れぞれの搬送コンベア14は搬送位置が上下方向におい
てもピッチング方向Pの角度においても完全に一致し、
その搬送軌跡が完全に一致する完全なトラッキング状態
が実現する。
【0086】ここで、X方向座標の水平を基準とする理
由は、図9に示されるはんだ槽116によって形成され
る溶融はんだ117の噴流波118は、プリント配線板
102と接触する波頭領域において通常その噴流波11
8がX座標方向に水平となるように形成されるからであ
る。すなわち噴流波118の水平の波頭と水平に保持さ
れ搬送されるプリント配線板102を接触させてはんだ
付けが行われるわけである。
【0087】そして、このように調節されたはんだ付け
装置における搬送コンベアに、例えばそのコンベアフレ
ーム12に、測定用板状ワーク102cとの距離を測定
する距離センサ41を固定し、搬送されてくる測定用板
状ワーク102cとの距離を測定する。なお、Shは測
定値の電気信号出力である。
【0088】この場合、例えば1枚目の測定用板状ワー
ク102cとの距離(例えば、測定用板状ワーク102
cの点(ロ)との距離)hを基準距離とし、2枚目以降
に搬送されてくるその距離との偏差を求めるようにして
測定する。尚、測定用板条ワークとしては縦横150m
m×150mmの大きさのものを用いた。
【0089】図8は、搬送コンベアの搬送位置偏差の測
定結果を示す図であり、横軸は時間tを表し、縦軸は距
離hの偏差を表している。すなわち、時間t1〜t2の
2枚目の測定用板状ワークでは+0.02mm〜−0.
06mmの範囲にその偏差が収まり、時間t3〜t4の
3枚目の測定用板状ワークでは−0.05mm〜−0.
04mmの範囲にその偏差が納まっている。そして、以
下同様である。
【0090】この測定結果から、偏差は最大でも−0.
1mm〜+0.1mmの範囲に納まることがわかる。こ
のデータは、搬送チェーン3に保持爪1を設けた際に従
来行われていた組み立て調整を行わない値である。すな
わち、そのような作業を行わなくとも、従来の搬送位置
精度よりも優れた搬送位置精度が確保されるようにな
る。ちなみに、従来では保持爪1の1つひとつについて
組み立て調整をおこなっても、その搬送位置精度は例え
ば−0.3mm〜+0.3mm程度に収めることしかで
きなかった。
【0091】また、同様の偏差測定を図5に示した搬送
コンベアの搬入口についても行ったが、図8に示す結果
と同様の−0.1mm〜+0.1mmの範囲に納まる結
果が得られた。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明のはんだ付け装置に
おける搬送コンベアによれば、板状の被はんだ付けワー
クであるプリント配線板を、その搬送位置において高い
精度と高い再現性で搬送することが可能となり、当該の
プリント配線板を溶融はんだの噴流波に浸漬する際にも
安定した接触状態を保持することが可能となり、良好な
はんだ付け品質を安定して維持することができるように
なる。
【0093】特に、平行2条の搬送コンベアにおいて
は、プリント配線板の両側端部を保持する高さや搬送角
度をその両側端部において正確に合わせて完全なトラッ
キングを行うことができるようなり、プリント配線板を
溶融はんだの噴流波に浸漬させる深さを精密に合わせて
それを安定に再現性良く保持することができるようにな
り、プリント配線板の各部のはんだ付け品質に斑を生じ
たりするようなこともなく、プリント配線板の各部に対
して均質で高品質のはんだ付けを行うことが可能とな
る。
【0094】この効果に加えて請求項2の発明では、高
温の過酷な温度環境においても高い搬送位置精度を維持
することができるようになる。
【0095】また、これらの効果に加えて請求項3の発
明では、搬送コンベアの搬入口においても高い搬送位置
精度を確保することができるようになり、前工程の装置
から受け渡されるプリント配線板を確実に受け取ること
ができるようになる。
【0096】さらに、これらの効果に加えて請求項4の
発明では、保持爪の保持部に溶融はんだが固化して付着
することがなくなり、この付着に起因してプリント配線
板の保持位置にオフセットが与えられて搬送位置に誤差
を生じるというようなこともなくなり、安定したはんだ
付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における平行2条の搬送コン
ベアのうち一方の搬送コンベアの縦断面を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の動作を説明するための図で
ある。
【図3】保持爪の保持部と基準面との関係を説明するた
めの図である。
【図4】基準板のその他の実施形態例を説明するための
図である。
【図5】搬送コンベアの搬入部分の構成を説明するため
の図である。
【図6】搬送コンベアの搬入部分の構成を説明するため
の図である。
【図7】搬送コンベアの搬送位置偏差を測定する態様を
説明するための図である。
【図8】搬送コンベアの搬送位置偏差の測定結果を示す
図である。
【図9】従来の噴流式はんだ付け装置を説明するための
図である。
【図10】従来の噴流式はんだ付け装置を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 保持爪 1a 保持爪の基準面 1b アーム部 1c 保持部 1d 凹部 2 ロッド 2a 摺動ロッド部 2b 嵌合ロッド部 3 搬送チェーン 3a 結合部(孔部) 4 圧縮ばね 5 ガイドレール 6 クリップリング 7 第1の基準レベル設定装置 8 台座 9 軸支用ねじ 10 ヒンジ 11 基準板 11a 基準板の基準面 12 コンベアフレーム 13 固定ねじ 14 搬送コンベア 14a 搬入口 15 調節ねじ 15a 第1の調節ねじ 15b 第2の調節ねじ 16 挿通孔 17 圧縮ばね 18 筒体 19 スリット 20 円孔 21 受け板 22 スポット溶接部 23 グリス 24 搬入ガイド 24a ガイド溝 25 前工程ベルトコンベア 26 ローラプーリ 27 ベルト 28 固定台 29 固定ねじ 30 固定ねじ 31 軸 32 軸受けベアリング 33 スラストベアリング 34 基準円板 34a 螺合部 35 螺合台座 35a 螺合部 36 固定ねじ 37 Eリング 38 第2の基準レベル設定装置 39 スプロケット 40 固定ねじ 41 距離センサ 102 プリント配線板 102c 測定用板状ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアフレームに平行2条に備えられ
    た搬送チェーンに設けた保持爪の保持部で板状の被はん
    だ付けワークの両側端部を保持して搬入口から搬送し、
    その搬送途中に備えられたはんだ槽の溶融はんだの噴流
    波に前記板状の被はんだ付けワークを接触させてはんだ
    付けを行うはんだ付け装置における搬送コンベアであっ
    て、 前記保持爪は、前記板状の被はんだ付けワークを保持す
    る態様において前記板状の被はんだ付けワークの板面に
    対して上下方向にその保持部との上下位置寸法が規定さ
    れた保持爪の基準面を有し、かつ前記搬送チェーンの連
    結部に対して上下方向に上下動可能に設けられたロッド
    を有し、 前記保持爪の基準面に摺接して前記保持爪を前記上下方
    向の上方へ持ち上げて所定の上下位置に導く基準面を有
    する基準板を、前記搬送方向と同方向に回動軸を有する
    ヒンジの一端に固着して前記基準板を前記上下方向に位
    置調節可能に保持するとともに、前記ヒンジの他端を前
    記搬送方向および前記上下方向に直交する方向の軸によ
    り回動可能に前記コンベアフレームに対して軸支して、
    前記搬送方向に対して前記基準板をピッチング方向に角
    度調節可能に設けて成ることを特徴とするはんだ付け装
    置における搬送コンベア。
  2. 【請求項2】 前記基準板は、基準板の基準面に搬送コ
    ンベアの搬送方向に対して直交する方向のスリットを設
    けたことを特徴とする請求項1記載のはんだ付け装置に
    おける搬送コンベア。
  3. 【請求項3】 前記搬送チェーンを張架して循環回動す
    るスプロケットを前記搬入口に有し、前記保持爪の基準
    面に摺接して上下方向に持ち上げる基準面を有する基準
    円板を前記搬入口に位置するスプロケットの回動軸と同
    軸に上下調節可能に設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のはんだ付け装置における搬送コンベア。
  4. 【請求項4】 前記保持爪は、前記板状の被はんだ付け
    ワークを保持する保持部の近傍に厚さが薄い凹部が形成
    されていることを特徴とする請求項1、請求項2または
    請求項3記載のはんだ付け装置における搬送コンベア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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