JP2001118617A - プリント回路板用のエッジカードコネクタ - Google Patents

プリント回路板用のエッジカードコネクタ

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JP2001118617A
JP2001118617A JP29244499A JP29244499A JP2001118617A JP 2001118617 A JP2001118617 A JP 2001118617A JP 29244499 A JP29244499 A JP 29244499A JP 29244499 A JP29244499 A JP 29244499A JP 2001118617 A JP2001118617 A JP 2001118617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッジカードに取り付けられてそれ自体によ
り支持される簡単なアクチュエータを使用すると同時
に、コネクタのスプリング性能を低下することなく種々
様々なドーターボード厚みを使用できる非常に簡単で、
効率的で、コスト効率の良い独特のシステムを提供す
る。 【解決手段】 電気コネクタシステム10、10Aは、
一対の翼28を有する絶縁ハウジング22を含み、翼2
8間にはカード受入スロット32が形成される。ハウジ
ング22には複数の端子34が取り付けられる。端子の
接点部分44は、スロット32の両側に配置される。エ
ッジカード16は、スロット32に挿入できるエッジ1
4を有する。アクチュエータ18、18Aがエッジカー
ド16に取り付けられてそれにより支持される。アクチ
ュエータのアーム50は、端子34に作動的に関連さ
れ、エッジカード16がスロット32に挿入されるのに
応答して端子34の接点部分44をエッジカード16の
両面に係合するようにバイアスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、プリント回路板のエッジを
受け入れるための「エッジカードコネクタ」と一般に称
されるコネクタに係る。
【0002】
【従来の技術】一次プリント回路板(「マザーボード」
とも称する)と二次プリント回路板(「ドーターボー
ド」とも称する)とを相互接続するための電気コネクタ
が良く知られている。2つの回路板間の接続は、通常、
二次回路板のエッジに沿って行われ、それ故、エッジカ
ードと一般に称される。
【0003】このようなエッジカードコネクタは、一般
に、一次即ちマザーボードに取り付けることのできる絶
縁ハウジングを備えている。このハウジングは、二次即
ちドーターボードのエッジを受け入れるためのカード受
入スロットを有する。このスロットの片側又は両側に沿
ってハウジングに複数の端子が取り付けられ、これら端
子は、二次回路板の片面又は両面の適当な回路トレース
に係合するためにスロットへと突出する柔軟な接点部分
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなエッジカー
ドコネクタに伴う問題の1つは、エッジカードをハウジ
ングのカード受入スロットに挿入する間に、その挿入さ
れたエッジカードの鋭いエッジが端子の柔軟な接点部分
に係合してそれを拭うことである。端子の少なくとも接
点部分には、通常、高導電性の貴金属がメッキされてい
る。エッジカードの基板は、通常、ガラスファイバーの
ような研磨性材料で作られている。カードの導入エッジ
がこのメッキされた接点部分に係合してそれを拭う場合
には、接点メッキの劣化が生じる。
【0005】上記の問題を解決するために、端子のメッ
キされた接点部分に対してゼロ又は最小の拭い作用でコ
ネクタのカード受入スロットにエッジカードが挿入され
るようにしたゼロ挿入力(ZIF)コネクタが設計され
ている。あるコネクタでは、接点表面の酸化物を除去す
るために最小限の拭い作用が依然として与えられるが、
その力は、エッジカードが接点表面のメッキに著しいダ
メージを与えるほど大きくはない。これまで、このよう
なZIFコネクタは、エッジカードがハウジングのカー
ド受入スロットに完全に挿入された後に端子又は接点の
係合を行うために、アクチュエータやスプリングやカム
等がコネクタハウジングに取り付けられるので、非常に
複雑なものとなっている。本発明は、エッジカードに取
り付けられてそれ自体により支持される簡単なアクチュ
エータを使用すると同時に、コネクタのスプリング性能
を低下することなく種々様々なドーターボード厚みを使
用できる非常に簡単で、効率的で、コスト効率の良い独
特のシステムによって上記問題を解消することに向けら
れる。
【0006】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明の目的
は、プリント回路板即ちエッジカードのエッジを終端す
るための上記特徴の新規で且つ改良された電気コネクタ
システムを提供することである。本発明の電気コネクタ
システムは、一対の翼を有する絶縁ハウジングを含むエ
ッジカードコネクタを備え、それら翼の間にカード受入
スロットが形成される。ハウジングには複数の端子が取
り付けられ、端子の接点部分がスロットの両側に配置さ
れる。エッジカードは、スロットに挿入されるエッジを
有する。エッジカードにはアクチュエータが取り付けら
れて支持される。アクチュエータのアームは、端子に作
動的に関連され、エッジカードのエッジがスロットに挿
入されるのに応答して端子の接点部分にバイアス力を与
え、エッジカードの両面に係合させる。
【0007】アクチュエータのアームは、エッジカード
にほぼ平行に延びてエッジに向かって突出する。これら
のアームは、エッジカードのエッジからある距離に配置
され、端子の接点部分がエッジカードの両面に係合する
ようバイアスされる前にエッジカードのエッジが端子の
接点部分を通過するように構成される。
【0008】第1の実施形態では、端子は、その接点部
分がスロット内に露出されるように取り付けられる。接
点部分は、ハウジングの翼に対して固定される。アクチ
ュエータのアームは、翼に係合してこれをバイアスし、
ひいては、接点部分をスロット及びエッジカードに向け
てバイアスする。この実施形態では、翼はハウジングと
は独立した部分より成り、ハウジングの本体部分に対し
て可動である。ハウジングの翼とアクチュエータのアー
ムとの間には相補的な相互係合カムが設けられる。
【0009】第2の実施形態では、端子は、その接点部
分がハウジングの翼に対して可動となるように取り付け
られる。端子は、接点部分に繋がった作用部を含み、こ
れにアクチュエータのアームが係合して、接点部分をエ
ッジカードの両面に係合するようバイアスする。各端子
は、ほぼU字型であって、その第1の脚は、スロットに
おいて翼の内側に接点部分を形成し、そしてその第2の
脚は、スロットの外部に露出する作用部を形成する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な実施形態を詳細に説明する。先ず、添付図面
の図1を参照すれば、本発明の電気コネクタシステム1
0は、プリント回路板16のようなエッジカードのエッ
ジ14を受け入れるためのエッジカードコネクタ12を
備えている。プリント回路板16は、矢印Aの方向にコ
ネクタ12に挿入され、そしてアクチュエータ18を支
持している。より詳細には、コネクタ12は、一次プリ
ント回路板即ち「マザー」ボード又はバックプレーン2
0に取り付けられる。回路板20がマザーボードである
場合には、回路板16は、通常、二次回路板即ちドータ
ーボードと称される。
【0011】コネクタ12は、絶縁ハウジング22を備
え、その本体部分24は回路板20に取り付けられる。
コネクタ12及び本体部分24は、図面に垂直な方向に
細長く、そして前方に突出するT字型フランジ26を含
む。ハウジング22は、一対の翼28を含み、これらの
翼は、本体部分24の前方に突出し、そして面取りされ
た外面28a及び面取りされた内面28bを形成する遠
方の尖端で終わる。翼28は、ハウジング22の独立部
分であり、T字型フランジ26を包囲することにより本
体部分24に取り付けられる。翼28は、本体部分24
に対し点30の周りを若干枢着回転することができる。
翼28は、それらの間に細長い回路又はカード受入スロ
ット32を形成する。
【0012】細長いハウジング22に沿って複数の端子
34が2行に取り付けられる。各端子のテール部分36
は、半田付け又はプレスオンにより、プリント回路板2
0の表面20aの回路トレースに接続される。端子34
は、コネクタハウジング22の本体部分24の穴38内
に固定される。端子の細長いU字型の接点アームは、本
体部分24から翼28に形成された端子受入通路40へ
と前方に突出する。接点アームのU字型端部は、通路4
0をまたぐボス42の周りに巻き付けられる。接点アー
ムのU字型形状は、端子の接点部分44を定める内側脚
と、端子の作用部46を定める外側脚とを形成する。図
1に示すコネクタ12の非接続状態では、接点部分44
が通路40内に位置し、カード受入スロット32へと突
出していない。端子の作用部46は、翼28の外側境界
を越えて外方に突出している。
【0013】更に、図1から明らかなように、エッジカ
ード16のエッジ14は、コネクタ12の翼28間のス
ロット32へ矢印Aの方向に挿入することができる。ア
クチュエータ18は、ボルト、リベット又はネジ48の
ような適当な手段によりエッジカード16に固定され
る。アクチュエータ18は、エッジカード16から離間
された一対のアーム50を含む。アーム50は、内側カ
ム52を有する。アーム50は、エッジカードにほぼ平
行に延び、そして内側カム52は、カードのエッジ14
より内方に離間されている。
【0014】図2は、エッジカード16がコネクタ12
のスロット32へ部分的に挿入された状態を示す。エッ
ジカード16のエッジ14は、端子34の接点部分44
を通過しているが、アクチュエータのアーム50の内側
カム52は、端子34の外側作用部46にまだ係合して
いないことが明らかである。それ故、エッジカード16
のエッジ14が端子34の接点部分44のメッキにダメ
ージを与えることはない。挿入中に、翼28の面取りさ
れた内面28bは、エッジカード16のエッジ14をス
ロット32へ誘導する助けをする。又、翼28の面取り
された外面28aは、アクチュエータ18のアーム50
の内側カム52に係合して、挿入動作を更に促進する。
【0015】図3は、エッジカード16がコネクタ12
に完全に挿入された状態を示す。アクチュエータ18の
アーム50の内側カム52は、端子34の作用部46に
係合し、そしてその作用部46を矢印Bの方向に内方に
バイアスしている。端子34がU字型の形状であり、従
って、端子34の接点部分44が作用部46と繋がって
いるので、接点部分44はボス42の周りで回動し、矢
印Cの方向に内方に動いて、エッジカード16の両面の
回路トレースに係合する。エッジカード16と接点部分
44との間の拭い作用は、アクチュエータアーム50の
内側カム52が端子34の動きを生じさせるに必要な距
離のみに対し、エッジカード16の鋭いエッジ14では
なくてエッジカード16の滑らかな側面に限定される。
又、アクチュエータアーム50とその内側カム52との
間の作用高さ即ち距離は、エッジカード16の厚みには
全く関係ない。このため、直角の力の信頼性も、エッジ
カードの厚みには関係ない。従って、厚い多層ボードを
受け入れたコネクタに薄いエッジカードを挿入しても、
直角の力が低下することはない。更に、コネクタは、直
角の力に影響を及ぼさずに「x」方向(図3)にある程
度の不整列を許す。
【0016】図4ないし6は、本発明の第2の実施形態
による電気コネクタシステム10Aを示す。このシステ
ム10Aは、アクチュエータ18Aを支持するエッジカ
ード16を受け入れるためのエッジカードコネクタ12
Aを備えている。システム10と10Aはほぼ同様であ
るので、図1ないし3を参照して上述した同じ部分は、
図4ないし6において同様の参照番号で示されている。
【0017】例えば、エッジカード16は、挿入エッジ
14を含む。アクチュエータ18Aは、ネジ48により
エッジカード16に固定される。アクチュエータ18A
は、アーム50及び内側カム52を含む。コネクタ12
Aは、一次プリント回路板20に取り付けられる。コネ
クタ12Aのハウジング22は、本体部分24と、ボス
30の周りで本体部分24に対して移動できる一対の翼
28とを有する。ハウジング22の本体部分24には2
行の端子34が取り付けられ、そのテール部分36は、
回路板20の回路トレースに接続される。端子34のほ
ぼU字型の接点アームは、カード受入スロット32の両
側に接点部分44を有する。2行の端子34がコネクタ
12Aの長手方向に延び、そして端子34の接点アーム
は、翼28に形成された端子受入通路40へと延びてい
る。
【0018】システム10及びコネクタ12と、システ
ム10A及びコネクタ12Aとの間の主たる相違は、端
子34の接点アーム60が、翼28の通路40をまたぐ
区画62内に固定されることである。コネクタ12及び
12Aのハウジング部品は、プラスチック等の絶縁材料
で形成することができる。それ故、端子34の接点アー
ム60は、区画62内にオーバーモールドすることがで
きる。接点アーム60が翼28に対して固定された状態
では、接点部分44がスロット32へ永久的に突出す
る。更に、翼28の外側にはカム64が設けられ、これ
は、アクチュエータ18Aのアーム50の内側カム52
と係合する。
【0019】図5は、エッジカード16がコネクタ12
Aの翼28間のスロット32へ部分的にのみ挿入された
状態を示している。エッジカード16のエッジ14は、
端子34の接点部分44を通過し、そしてアクチュエー
タ18Aの内側カム52は、翼28の外側カム64にま
だ係合していないことが明らかである。それ故、エッジ
カード16の鋭いエッジ14は、接点部分44のメッキ
に著しいダメージを生じない程度の最小限の無視できる
力で接点部分44に係合することになる。
【0020】図6は、エッジカード16がコネクタ12
Aのスロット32に完全に挿入された状態を示す。アク
チュエータ18Aのアーム50の内側カム52は、翼2
8の外側カム64に係合して、翼28を矢印Dの方向に
エッジカード16に向かって内方にバイアスする。接点
アーム60及び接点部分44が翼28の区画62に固定
された状態では、このバイアス力が接点部分44を内方
にバイアスするように作用し、エッジカード16の両面
の回路トレースに確実に係合させる。この場合も、アク
チュエータアーム50とその内側カム52との間の距離
は、エッジカード16の厚みに全く関係ない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、エッジカードに取り付けられてそれ自体により
支持される簡単なアクチュエータを使用すると同時に、
コネクタのスプリング性能を低下することなく種々様々
なドーターボード厚みを使用できる非常に簡単で、効率
的で、コスト効率の良い独特のシステムが提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によりプリント回路板
をエッジカードコネクタに嵌合する段階を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態によりプリント回路板
をエッジカードコネクタに嵌合する段階を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態によりプリント回路板
をエッジカードコネクタに嵌合する段階を示す図であ
る。
【図4】図1と同様であるが、本発明の第2の実施形態
を示す図である。
【図5】図2と同様であるが、本発明の第2の実施形態
を示す図である。
【図6】図3と同様であるが、本発明の第2の実施形態
を示す図である。
【符号の説明】
10、10A 電気コネクタシステム 12、12A エッジカードコネクタ 14 エッジ 16 二次プリント回路板(エッジカード又はドーター
ボード) 18、18A アクチュエータ 20 一次プリント回路板(マザーボード) 22 ハウジング 24 本体部分 28 翼 32 カード受入スロット 34 端子 36 端子のテール部分 40 端子受入通路 42 ボス 44 端子の接点部分 46 端子の作用部 50 アクチュエータのアーム 52 カム 60 端子の接点アーム 62 区画
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 プリント回路板用のエッジカードコネ
クタ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、プリント回路板のエッジを
受け入れるための「エッジカードコネクタ」と一般に称
される電気コネクタに係る。
【0002】
【従来の技術】一次プリント回路板(「マザーボード」
とも称する)と二次プリント回路板(「ドーターボー
ド」とも称する)とを相互接続するための電気コネクタ
が良く知られている。2つのプリント回路板間の接続
は、通常、二次プリント回路板のエッジに沿って行わ
れ、それ故、エッジカードと一般に称される。
【0003】このようなエッジカードコネクタは、一般
に、一次即ちマザーボードに取り付けることのできる絶
縁ハウジングを備えている。この絶縁ハウジングは、二
プリント回路板即ちドーターボードのエッジを受け入
れるためのカード受入スロットを有する。このカード受
スロットの片側又は両側に沿って絶縁ハウジングに複
数の端子が取り付けられ、これら端子は、二次プリント
回路板の片面又は両面の適当な回路トレースに係合する
ためにカード受入スロットへと突出する柔軟な接点部分
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなエッジカー
ドコネクタに伴う問題の1つは、エッジカードを絶縁
ウジングのカード受入スロットに挿入する間に、その挿
入されたエッジカードの鋭いエッジが端子の柔軟な接点
部分に係合してそれを拭うことである。端子の少なくと
も接点部分には、通常、高導電性の貴金属がメッキされ
ている。エッジカードの基板は、通常、ガラスファイバ
ーのような研磨性材料で作られている。エッジカードの
導入エッジがこのメッキされた接点部分に係合してそれ
を拭う場合には、接点メッキの劣化が生じる。
【0005】上記の問題を解決するために、端子のメッ
キされた接点部分に対してゼロ又は最小の拭い作用で
コネクタのカード受入スロットにエッジカードが挿入
されるようにしたゼロ挿入力(ZIF)コネクタが設計
されている。ある電気コネクタでは、接点表面の酸化物
を除去するために最小限の拭い作用が依然として与えら
れるが、その力は、エッジカードが接点表面のメッキに
著しいダメージを与えるほど大きくはない。これまで、
このようなZIFコネクタは、エッジカードが絶縁ハウ
ジングのカード受入スロットに完全に挿入された後に端
子又は接点の係合を行うために、アクチュエータやスプ
リングやカム等が絶縁ハウジングに取り付けられるの
で、非常に複雑なものとなっている。本発明は、エッジ
カードに取り付けられてそれ自体により支持される簡単
なアクチュエータを使用すると同時に、電気コネクタの
スプリング性能を低下することなく種々様々なドーター
ボード厚みを使用できる非常に簡単で、効率的で、コス
ト効率の良い独特の装置によって上記問題を解消するこ
とに向けられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明の目的
は、プリント回路板即ちエッジカードのエッジを終端す
ための新規で且つ改良された電気コネクタ装置を提供
することである。本発明の電気コネクタ装置は、互いに
対向する一対の翼を有する絶縁ハウジングを含むエッジ
カードコネクタを備え、それら翼の間にカード受入スロ
ットが形成される。このカード受入スロットは、翼の移
動によってスロット厚さが増加および減少する方向で変
化できるようにされている。絶縁ハウジングには複数の
端子が取り付けられ、端子の接点部分がカード受入スロ
ットの両側に配置される。エッジカードは、カード受入
スロットに挿入されるエッジを有する。エッジカードに
はアクチュエータが取り付けられて支持される。エッジ
カードをカード受入スロットに挿入するとエッジカード
の厚さに応じて上記翼が移動して翼間のカード受入スロ
ットのスロット厚さが増加若しくは減少する方向に変化
すると共に、上記端子の接点部分が、翼の移動によるス
ロット厚さの変化に応じてカード受入スロットに離接す
る方向で移動するようにされている。そして、上記アク
チュエータは、上記一対の翼のそれぞれの外側に沿って
延びる一対のアームを備えている。各アームは、端子に
作動的に関連され、エッジカードのエッジがカード受入
スロットに挿入されるのに応答して端子の接点部分にバ
イアス力を与え、エッジカードのエッジより内側の両面
に係合させる。
【0007】アクチュエータのアームは、エッジカード
にほぼ平行に延びてエッジに向かって突出する。これら
のアームは、エッジカードのエッジからある距離に配置
され、端子の接点部分がエッジカードのエッジより内側
両面に係合するようバイアスされる前にエッジカード
のエッジが端子の接点部分を通過するように構成され
る。
【0008】第1の実施形態では、端子は、その接点部
分が絶縁ハウジングの翼に対して可動となるように取り
付けられる。端子は、接点部分に繋がった作用部分を含
み、これにアクチュエータのアームが係合して、接点部
分をエッジカードのエッジより内側の両面に係合するよ
うバイアスする。各端子は、ほぼU字型であって、その
第1の脚は、カード受入スロットにおいて翼の内側に接
点部分を形成し、そしてその第2の脚は、カード受入ス
ロットの外部に露出する作用部分を形成する。
【0009】第2の実施形態では、端子は、その接点部
分がカード受入スロット内に露出されるように取り付け
られる。接点部分は、絶縁ハウジングの翼に対して固定
される。アクチュエータのアームは、翼に係合してこれ
をバイアスし、ひいては、接点部分をカード受入スロッ
ト及びエッジカードに向けてバイアスする。この実施形
態では、翼は絶縁ハウジングとは独立した部分より成
り、絶縁ハウジングの本体部分に対して可動である。絶
縁ハウジングの翼とアクチュエータのアームとの間には
相補的な相互係合カムが設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な実施形態を詳細に説明する。先ず、添付図面
の図1を参照すれば、本発明の電気コネクタ装置10
は、プリント回路板のようなエッジカード16のエッジ
14を受け入れるためのエッジカードコネクタ12を備
えている。エッジカード16は、矢印Aの方向にエッジ
カードコネクタ12に挿入され、そしてアクチュエータ
18を支持している。より詳細には、エッジカードコネ
クタ12は、一次プリント回路板即ち「マザー」ボード
又はバックプレーン20に取り付けられる。一次プリン
回路板20がマザーボードである場合には、エッジカ
ード16は、通常、二次プリント回路板即ちドーターボ
ードと称される。
【0011】エッジカードコネクタ12は、絶縁ハウジ
ング22を備え、その本体部分24は一次プリント回路
板20に取り付けられる。エッジカードコネクタ12及
び本体部分24は、図面に垂直な方向に細長く、そして
前方(図の右方向)に突出するT字型フランジ26を含
む。絶縁ハウジング22は、互いに対向する一対の翼2
8を含み、これらの翼28は、本体部分24の前方に突
出し、そして面取りされた外面28a及び面取りされた
内面28bを形成する遠方の尖端で終わる。翼28は、
絶縁ハウジング22の独立部分であり、T字型フランジ
26を包囲することにより本体部分24に取り付けられ
る。翼28は、本体部分24に対し点30の周りを若干
枢着回転することができる。翼28は、それらの間に細
長い回路又はカード受入スロット32を形成する。カー
ド受入スロット32のスロット厚さTが増加する方向お
よび減少する方向に翼28の枢着回転による移動によっ
て変化できるようにされている。
【0012】細長い絶縁ハウジング22に沿って複数の
端子34が2行に取り付けられる。各端子34のテール
部分36は、半田付け又はプレスオンにより、一次プリ
ント回路板20の表面20aの回路トレースに接続され
る。端子34は、絶縁ハウジング22の本体部分24の
穴38内に固定される。端子34の細長いU字型の接点
アームは、本体部分24から翼28に形成された端子受
入通路40へと前方に突出する。接点アームのU字型端
部は、端子受入通路40をまたぐボス42の周りに巻き
付けられる。接点アームのU字型形状は、端子34の接
点部分44を定める内側脚と、端子34の作用部分46
を定める外側脚とを形成する。図1に示すエッジカード
コネクタ12の非接続状態では、接点部分44が端子受
通路40内に位置し、カード受入スロット32へと突
出していない。端子34の作用部分46は、翼28の外
側境界を越えて外方に突出している。
【0013】更に、図1から明らかなように、エッジカ
ード16のエッジ14は、エッジカードコネクタ12の
翼28間のカード受入スロット32へ矢印Aの方向に挿
入することができる。アクチュエータ18は、ボルト、
リベット又はネジ48のような適当な手段によりエッジ
カード16に固定される。アクチュエータ18は、エッ
ジカード16から離間された一対のアーム50を含む。
アーム50は、内側カム52を有する。アーム50は、
エッジカードにほぼ平行に延び、そして内側カム52
は、エッジカード16のエッジ14より内方に離間され
ている。
【0014】図2は、エッジカード16がエッジカード
コネクタ12のカード受入スロット32へ部分的に挿入
された状態を示す。エッジカード16のエッジ14は、
端子34の接点部分44を通過しているが、アクチュエ
ータ18のアーム50の内側カム52は、端子34の外
作用部分46にまだ係合していないことが明らかで
ある。それ故、エッジカード16のエッジ14が端子3
4の接点部分44のメッキにダメージを与えることはな
い。挿入中に、翼28の面取りされた内面28bは、エ
ッジカード16のエッジ14をカード受入スロット32
へ誘導する助けをする。又、翼28の面取りされた外面
28aは、アクチュエータ18のアーム50の内側カム
52に係合して、挿入動作を更に促進する。斯くして、
この挿入動作の際、翼28の間に形成されたカード受入
スロット32のスロット厚さTは、翼28の枢着回転に
よってエッジカード16の厚さに応じて増加する方向若
しくは減少する方向に変化し、また、端子34の接点部
分44はカード受入スロット32に離接する方向で移動
する。
【0015】図3は、エッジカード16がエッジカード
コネクタ12に完全に挿入された状態を示す。アクチュ
エータ18のアーム50の内側カム52は、端子34の
作用部分46に係合し、そしてその作用部分46を矢印
Bの方向に内方にバイアスしている。端子34がU字型
の形状であり、従って、端子34の接点部分44が作用
部分46と繋がっているので、接点部分44はボス42
の周りで回動し、矢印Cの方向に内方に動いて、エッジ
カード16のエッジ14より内側の両面の回路トレース
に係合する。エッジカード16と接点部分44との間の
拭い作用は、アクチュエータ18のアーム50の内側カ
ム52が端子34の動きを生じさせるに必要な距離のみ
に対し、エッジカード16の鋭いエッジ14ではなくて
エッジカード16の滑らかな側面に限定される。又、ア
クチュエータ18のアーム50とその内側カム52との
間の作用高さ即ち距離は、エッジカード16の厚みには
全く関係ない。このため、直角の力の信頼性も、エッジ
カード16の厚みには関係ない。従って、厚い多層ボー
ドを受け入れたエッジカードコネクタ12に薄いエッジ
カード16を挿入しても、直角の力が低下することはな
い。更に、エッジカードコネクタ12は、直角の力に影
響を及ぼさずに「x」方向(図3)にある程度の不整列
を許す。
【0016】図4ないし6は、本発明の第2の実施形
態による電気コネクタ装置10Aを示す。この電気コネ
クタ装置10Aは、アクチュエータ18Aを支持するエ
ッジカード16を受け入れるためのエッジカードコネク
タ12Aを備えている。電気コネクタ装置10と10A
はほぼ同様であるので、図1ないし3を参照して上述
した同じ部分は、図4ないし6において同様の参照番
号で示されている。
【0017】例えば、エッジカード16は、挿入エッジ
14を含む。アクチュエータ18Aは、ネジ48により
エッジカード16に固定される。アクチュエータ18A
は、アーム50及び内側カム52を含む。エッジカード
コネクタ12Aは、一次プリント回路板20に取り付け
られる。エッジカードコネクタ12Aの絶縁ハウジング
22は、本体部分24と、ボス30の周りで本体部分2
4に対して移動できる互いに対向する一対の翼28とを
有する。絶縁ハウジング22の本体部分24には2行の
端子34が取り付けられ、そのテール部分36は、一次
プリント回路板20の回路トレースに接続される。端子
34のほぼU字型の接点アームは、カード受入スロット
32の両側に接点部分44を有する。2行の端子34が
エッジカードコネクタ12Aの長手方向に延び、そして
端子34の接点アームは、翼28に形成された端子受入
通路40へと延びている。
【0018】電気コネクタ装置10及びエッジカード
ネクタ12と、電気コネクタ装置10A及びエッジカー
コネクタ12Aとの間の主たる相違は、エッジカード
コネクタ12Aに取り付けられた端子34の接点アーム
60が、翼28の端子受入通路40をまたぐ区画62内
に固定されることである。エッジカードコネクタ12及
び12Aの絶縁ハウジング部品は、プラスチック等の絶
縁材料で形成することができる。それ故、端子34の接
点アーム60は、区画62内にオーバーモールドするこ
とができる。接点アーム60が翼28に対して固定され
た状態では、接点部分44がカード受入スロット32へ
永久的に突出する。更に、翼28の外側には外側カム6
4が設けられ、これは、アクチュエータ18Aのアーム
50の内側カム52と係合する。
【0019】図5は、エッジカード16がエッジカード
コネクタ12Aの翼28間のカード受入スロット32へ
部分的にのみ挿入された状態を示している。エッジカー
ド16のエッジ14は、端子34の接点部分44を通過
し、そしてアクチュエータ18Aの内側カム52は、翼
28の外側カム64にまだ係合していないことが明らか
である。それ故、エッジカード16の鋭いエッジ14
は、接点部分44のメッキに著しいダメージを生じない
程度の最小限の無視できる力で接点部分44に係合する
ことになる。
【0020】図6は、エッジカード16がエッジカード
コネクタ12Aのカード受入スロット32に完全に挿入
された状態を示す。アクチュエータ18Aのアーム50
の内側カム52は、翼28の外側カム64に係合して、
翼28を矢印Dの方向にエッジカード16に向かって内
方にバイアスする。接点アーム60及び接点部分44が
翼28の区画62に固定された状態では、このバイアス
力が接点部分44を内方にバイアスするように作用し、
エッジカード16のエッジ14より内側の両面の回路ト
レースに確実に係合させる。この場合も、アクチュエー
18Aのアーム50とその内側カム52との間の距離
は、エッジカード16の厚みに全く関係ない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、エッジカードに取り付けられてそれ自体により
支持される簡単なアクチュエータを使用すると同時に、
エッジカードコネクタのスプリング性能を低下すること
なく種々様々なドーターボード厚みを使用できる非常に
簡単で、効率的で、コスト効率の良い独特の電気コネク
タ装置が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によりエッジカード
エッジカードコネクタに挿入する前の段階を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態によりエッジカード
エッジカードコネクタに挿入する段階を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によりエッジカード
エッジカードコネクタに完全に挿入した段階を示す図で
ある。
【図4】図1と同様であるが、本発明の第2の実施形態
を示す図である。
【図5】図2と同様であるが、本発明の第2の実施形態
を示す図である。
【図6】図3と同様であるが、本発明の第2の実施形態
を示す図である。
【符号の説明】 10、10A 電気コネクタ装置 12、12A エッジカードコネクタ 14 エッジ 16 二次プリント回路板(エッジカード又はドーター
ボード) 18、18A アクチュエータ 20 一次プリント回路板(マザーボード) 22 絶縁ハウジング 24 本体部分 28 翼 32 カード受入スロット 34 端子 36 端子のテール部分 40 端子受入通路 42 ボス 44 端子の接点部分 46 端子の作用部分 50 アクチュエータのアーム 52 アクチュエータの内側カム 60 端子の接点アーム 62 区画64 外側カム
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA18 BB22 BB25 BB27 BB29 CC12 CC26 DD03 DD07 DD18 EE07 EE11 EE19 EE27 GG02 HH08 HH18 HH20 HH24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の翼28を有する絶縁ハウジング2
    2を含み、翼28はハウジング22に対して可動であ
    り、翼28間にカード受入スロット32が形成されたエ
    ッジカードコネクタ12、12Aと、 上記ハウジング22に取り付けられた複数の端子34で
    あって、その接点部分44が上記スロット32の両側に
    配置される端子34と、 上記スロット32に挿入できるエッジ14を有する平型
    エッジカード16と、 上記エッジカード16に取り付けられてそれにより支持
    されるアクチュエータ18、18Aとを備え、該アクチ
    ュエータのアーム50は、上記端子34の少なくとも幾
    つかに作動的に関連され、エッジカード16がスロット
    32に挿入されるのに応答して端子34の接点部分44
    をエッジカード16の両面に係合するようにバイアスす
    ることを特徴とする電気コネクタシステム10、10
    A。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータ18、18Aのアー
    ム50は、上記エッジカード16とほぼ平行に延びる請
    求項1に記載の電気コネクタシステム10、10A。
  3. 【請求項3】 上記アーム50は、端子34の接点部分
    44がエッジカード16の両面に係合するようバイアス
    される前にエッジカード16のエッジ14がその接点部
    分44を通過するようにエッジカード16のエッジ14
    からある距離に配置される請求項1に記載の電気コネク
    タシステム10、10A。
  4. 【請求項4】 上記端子34は、その接点部分44がス
    ロット32内に露出するように取り付けられ、接点部分
    44は、ハウジング22の翼28に対して固定され、そ
    してアクチュエータ18、18Aのアーム50は、翼2
    8に係合してそれをバイアスし、ひいては、接点部分4
    4をスロット32及びエッジカード16に向けてバイア
    スする請求項1に記載の電気コネクタシステム10、1
    0A。
  5. 【請求項5】 上記翼28は、ハウジング22とは独立
    しており、ハウジング22の本体部分24に対して可動
    である請求項4に記載の電気コネクタシステム10、1
    0A。
  6. 【請求項6】 ハウジング22の翼28とアクチュエー
    タ18、18Aのアーム50との間に相補的な相互係合
    カム52、64を含む請求項4に記載の電気コネクタシ
    ステム10、10A。
  7. 【請求項7】 上記端子34は、その接点部分44がハ
    ウジング22の翼28に対して可動であるように取り付
    けられ、そして上記端子34の作用部46は、接点部分
    44と繋がっていて、アクチュエータ18のアーム50
    により係合され、接点部分44をエッジカード16の両
    面に係合するようにバイアスする請求項1に記載の電気
    コネクタシステム10。
  8. 【請求項8】 上記端子34は、全体的にU字型であっ
    て、その第1の脚は上記スロット32において翼28の
    内側に接点部分44を形成し、そしてその第2の脚は、
    翼28の外側に露出される作用部46を形成する請求項
    7に記載の電気コネクタシステム10。
  9. 【請求項9】 上記翼28は、ハウジング22とは独立
    していて、ハウジング22の本体部分24に対して可動
    である請求項1に記載の電気コネクタシステム10、1
    0A。
  10. 【請求項10】 一対の翼28を有する絶縁ハウジング
    22を含み、翼28間にカード受入スロット32が形成
    されたエッジカードコネクタ12Aと、 上記ハウジング22に取り付けられた複数の端子34で
    あって、その接点部分44が上記スロット32の両側で
    スロット32内に露出され、そしてハウジング22の翼
    28に対して固定されるような端子34と、 上記スロット32に挿入できるエッジ14を有するエッ
    ジカード16と、 上記エッジカード16に取り付けられてそれにより支持
    されるアクチュエータ18Aとを備え、このアクチュエ
    ータのアーム50は、エッジカード16とほぼ平行に延
    びて、翼28に係合し、エッジカード16のエッジ14
    がスロット32に挿入されるのに応答して、翼28、ひ
    いては、端子34の接点部分44をエッジカード16の
    両面に係合するようにバイアスし、上記アーム50に
    は、エッジカード16のエッジ14からある距離にカム
    52が配置されていて、端子34の接点部分44がエッ
    ジカード16の両面と係合するようにバイアスされる前
    にエッジカード16のエッジ14がその接点部分44を
    通過するようにしたことを特徴とする電気コネクタシス
    テム10A。
  11. 【請求項11】 上記翼28は、ハウジング22とは独
    立しており、ハウジング22の本体部分24に対して可
    動である請求項10に記載の電気コネクタシステム10
    A。
  12. 【請求項12】 ハウジング22の翼28とアクチュエ
    ータ18Aのアーム50との間に相補的な相互係合カム
    52、64を含む請求項10に記載の電気コネクタシス
    テム10A。
  13. 【請求項13】 上記エッジカード16は二次プリント
    回路板であり、そして上記ハウジング22は一次プリン
    ト回路板20に取り付けられる請求項10に記載の電気
    コネクタシステム10A。
  14. 【請求項14】 一対の翼28を有する絶縁ハウジング
    22を含み、翼28間にカード受入スロット32が形成
    されたエッジカードコネクタ12と、 上記ハウジング22に取り付けられた複数の端子34で
    あって、その接点部分44が上記スロット32の両側に
    取り付けられ、そしてハウジング22の翼28に対して
    可動とされ、更に、接点部分44に繋がった作用部46
    を有するような端子34と、 上記スロット32に挿入できるエッジ14を有するエッ
    ジカード16と、 上記エッジカード16に取り付けられてそれにより支持
    されるアクチュエータ18とを備え、このアクチュエー
    タのアーム50は、エッジカード16とほぼ平行に延び
    て、端子34の作用部46に係合し、エッジカード16
    のエッジ14がスロット32に挿入されるのに応答し
    て、端子34の接点部分44をエッジカード16の両面
    に係合するようにバイアスし、上記アーム50には、エ
    ッジカード16のエッジ14からある距離にカム52が
    配置されていて、端子34の接点部分44がエッジカー
    ド16の両面と係合するようにバイアスされる前にエッ
    ジカード16のエッジ14がその接点部分44を通過す
    るようにしたことを特徴とする電気コネクタシステム1
    0。
  15. 【請求項15】 上記端子34は、全体的にU字型であ
    って、その第1の脚は上記スロット32において翼28
    の内側に接点部分44を形成し、そしてその第2の脚
    は、翼28の外側に露出される作用部46を形成する請
    求項14に記載の電気コネクタシステム10。
  16. 【請求項16】 上記エッジカード16は二次プリント
    回路板であり、そして上記ハウジング22は一次プリン
    ト回路板20に取り付けられる請求項14に記載の電気
    コネクタシステム10。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002184493A (ja) * 2000-12-18 2002-06-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
KR100780736B1 (ko) 2006-10-30 2007-11-30 한국단자공업 주식회사 백라이트 램프 고정 소켓
KR100808934B1 (ko) 2006-09-14 2008-03-03 한국단자공업 주식회사 백라이트램프 고정 소켓
JPWO2016174532A1 (ja) * 2015-04-28 2017-12-07 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電子装置

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