JPH1050404A - Pcカード用コネクタ - Google Patents

Pcカード用コネクタ

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Publication number
JPH1050404A
JPH1050404A JP8217729A JP21772996A JPH1050404A JP H1050404 A JPH1050404 A JP H1050404A JP 8217729 A JP8217729 A JP 8217729A JP 21772996 A JP21772996 A JP 21772996A JP H1050404 A JPH1050404 A JP H1050404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
jig
connector
hole
removal jig
Prior art date
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Pending
Application number
JP8217729A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Hamano
昭一 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
DDK Ltd
Original Assignee
DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
DDK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by DAI ICHI DENSHI KOGYO KK, DDK Ltd filed Critical DAI ICHI DENSHI KOGYO KK
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Publication of JPH1050404A publication Critical patent/JPH1050404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コネクタの小型化の要求に逆行しないで、検査
時にカード26を容易に抜去できる構造のカード用コネ
クタ10を提供することを目的とする。 【解決手段】この目的は、絶縁体12に少なくとも1個
の抜去用治具20が挿入できる大きさの孔16を設け、
この孔16に抜去用治具20を挿入することで達成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器や通信機
器内等に使用されるPCカード用コネクタに関するもの
であって、特にカードを抜去する構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2はPCカード用コネクタ10にカー
ド26を挿入する前の斜視図である。図2に基づいて従
来技術を説明する。従来のPCカード用コネクタ10
は、主に絶縁体12とコンタクト14とから構成されて
いる。
【0003】前記絶縁体12は電気絶縁性のプラスチッ
クであり、前記コンタクトは良電性の金属である。PC
カード用コネクタ10には、1芯当たり30〜50gの
接触圧が要求される。一般的にPCカード用コネクタ1
0は、50〜88芯を使用するため、PCカード26
(以下「カード」という)を抜くには1.5〜4Kgの
抜去力が必要になる。従来のカード用コネクタ10は、
基板に半田付けした後、図2のようにPCカード26を
矢印ロ方向に挿入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、基板にはカード
用コネクタ10以外のIC等の部品が搭載されているこ
とが多い。そのため、上述のように一度カード26をカ
ード用コネクタ10に挿入すると、抜去するのに1.5
〜4Kg必要なので、検査時にカード26を手で抜くこ
とが出来ないといった解決すべき課題があった。また、
カード26を抜去するために、プシュボタン方式やスラ
イドボタン方式のコネクタを用いるとカード26を抜去
することはできるが、機器自体の小型化が進み、コネク
タの小型化が要求されている中、プシュボタン方式やス
ライドボタン方式のコネクタを使用することは要求に逆
行するといった問題点も発生する。
【0005】本発明は、コネクタの小型化の要求に逆行
しないで、検査時にカード26を容易に抜去できる構造
のカード用コネクタ10を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、絶縁体12
に少なくとも1個の抜去用治具20が挿入できる大きさ
の孔16を設け、この孔16に抜去用治具20を挿入す
ることで達成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】前記抜去用治具20の一端側に面
取部22を設ける。このように抜去用治具20に面取部
22を設けることで、容易に抜去用治具20を絶縁体1
2の孔16に挿入することができるし、かつ、PCカー
ド26に抜去用治具20が接触した際にPCカード26
を傷付けなくてすむ。PCカード26との接触部分が面
取部22からフラット部へと移ることで、PCカード2
6は図1の矢印イと反対方向へ移動する。PCカード2
6がコネクタ10に嵌合された状態で、PCカード26
の角に前記抜去用治具20があたるようにする。抜去用
治具20がPCカード26の角にあたることで、PCカ
ード26は図1の矢印イと反対方向へ移動し、PCカー
ド26はコネクタ10から抜ける。前記孔16の形状を
三角形か四角形にする。形状を三角形か四角形にするこ
とで、抜去用治具20を挿入するだけではPCカード2
6が抜けない場合に、薄い板状片(図示せず)を抜去用
治具20の代わりに挿入し、板状片を回転させることに
より、PCカード26は図1の矢印イと反対方向へ移動
し、PCカード26はコネクタ10から抜ける。
【0008】
【実施例】図1は、カード用コネクタ10にカード38
を挿入する前の斜視図である。図1に基づいて本発明の
一実施例について説明する。カード用コネクタ10は、
従来同様に絶縁体12とコンタクト14から構成されて
いる。なお、別部品としてカード26を抜去するための
抜去用治具20が用意されている。本実施例のカード用
コネクタ10の大きさは、長さが約60mmで、幅が約
25mmで、厚みが約6mm程度である。長さ寸法は、
芯数やピッチによって変化するので、要求等により適宜
設計する。ちなみに、本実施例の場合の芯数及びピッチ
は、88芯で1mmピッチである。
【0009】まず、コンタクト14について説明する。
前記コンタクト14は、良導電性のある金属なら如何た
るものでもよく、一般には黄銅やリン青銅やベリリウム
銅などが挙げられる。価格や加工性を考慮すると黄銅よ
い。前記コンタクト14は、カード26と接続する接触
部と絶縁体12に固定される固定部と基板等に接続され
るテール部24の3部分から構成されている。このコン
タクト14の絶縁体12への固定方法としては、圧入や
引掛けや熱カシメなどが挙げられるが、本実施例では、
圧入によって固定されている。前記コンタクト14のテ
ール部24の形状としては、L形ディップタイプを図示
したが、面実装タイプ(SMTタイプ)でもストレート
ディップタイプでもよい。
【0010】次に、本発明のポイントである絶縁体12
について説明する。この絶縁体12は、電気絶縁性のプ
ラスチックであり、公知技術の射出成形等で製作され
る。この絶縁体12の材質としては、PBTやPETや
PAや46PA(ナイロン)や66PA(ナイロン)や
PPSやLCPが挙げられる。加工性や耐熱性を考慮す
ると、PPSがよい。前記絶縁体12には、コンタクト
14のテール部24の反対側にカード26を挿入するた
めの嵌合口18が設けられている。この嵌合口18の大
きさは、挿入のし易さを考慮して、カード26より0.
2〜0.3mm程度大きくなっている。嵌合口18の幅
方向両側には、カード26を嵌合口18へ導くためのガ
イド部17が設けられている。このガイド部17の大き
さは、カード26を嵌合口18へ導ければ如何なる大き
さでも良いが、コネクタ10の小型化を考えると幅寸法
は出来るだけ小さい方がよい。本実施例では、長さが3
mmで、幅が5mmで、厚みが6mm程度にした。
【0011】前記ガイド部17の反対側でコンタクト1
4のテール部24側には、フランジ部19が設けられて
いる。このフランジ部19は、コネクタ10を基板に仮
止めするためのロックピン等が固定される部分であり、
ロックピンは圧入などによって固定されている。前記フ
ランジ部19には、コネクタ10を基板に接続する際に
ロックピンやコンタクト14のテール部24と基板のラ
ンド部分との位置決めのための位置決めピンが設けられ
ている場合もある。
【0012】前記ガイド部17と前記フランジ部19と
の間には、抜去用治具20が挿入される孔16が設けら
れている。この孔16は、抜去用治具20を挿入してカ
ード26を抜くためのものである。この孔16は、カー
ド26が挿入された状態で、抜去用治具20を孔16に
挿入した時、抜去用治具20がカード26の端面に接触
するような位置に適宜設計されている。この孔16の数
は、片端に1個でも両端に1個ずつの計2個でもよい
が、操作性や加工性を考慮すると、片端1個の方がよ
い。また、この孔16は、抜去用治具20を挿入するこ
とによりカード26を抜くことができれば、貫通孔でも
途中で止まったものでもよい。本実施例では抜去用治具
の形状等を考慮して貫通孔にした。
【0013】前記孔16の形状としては、上記役割が満
足できれば如何なる形状でもよく、三角形や四角形や台
形や円形などが挙げられる。抜去用治具20を挿入した
だけでは抜けない場合を考えて本実施例では三角形にし
た。三角形にすることで、抜けなかった場合、板状片を
孔16に挿入し、その板状片を回転させることによりカ
ード26を抜けるようにした。
【0014】次に、本発明のポイント部分の1つである
抜去用治具20について説明する。この抜去用治具20
の材質は、電気絶縁性のプラスチックでも金属でもよい
が、加工性や取扱やカード26の破損等を考慮すると、
電気絶縁性のプラスチックがよい。プラスチックの材料
としては、PBT・PET・66PA(ナイロン)・4
6PA(ナイロン)・PPS・LCPなどが挙げられる
が、加工性やコストを考慮するとPBTがよい。
【0015】前記抜去用治具20の形状は、絶縁体12
の孔16の形状に沿ったものにしている。抜去用治具2
0の大きさは、絶縁体12の孔16の形状や大きさによ
って変化するが、本実施例では5X3X50mm程度に
した。抜去用治具20の一端側には、面取部22が設け
られている。抜去用治具20は面取部22が設けられた
側から絶縁体12の孔16に挿入する。面取部22側か
ら挿入することで最初に面取部22がカード26に当た
り、カード26との接触する部分が徐々に面取がないフ
ラット部23に移動することによりカード26はコネク
タ10から抜ける。前記面取部22の角度は、上記のよ
うな動きが出来れば如何なる角度でもよく、一般的には
15〜45度であるが、本実施例では30度にした。以
上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳しく述べた手段を講ず
ることにより下記のような顕著な効果を奏する。・カー
ド26を抜去するのに1.5〜4Kgの力が必要として
も、抜去用治具20を絶縁体12の孔16に挿入するだ
けで容易にカード26を抜くことができる。・カード用
コネクタ10をプシュボタン方式やスライドボタン方式
のコネクタにすることなく、容易にカード26を抜去す
ることができ、即ち、コネクタ10の大きさを変えるこ
となく、抜去用治具20でカード26を抜くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード用コネクタとカードと抜去用治
具の斜視図である。
【図2】従来のカード用コネクタとカードの斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 PCカード用コネクタ 12 絶縁体 14 コンタクト 16 孔 17 ガイド部 18 嵌合口 19 フランジ部 20 抜去用治具 22 面取部 23 フラット部 24 テール部 26 PCカード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCカードとの接触部と絶縁体への固定
    部と基板へ接続するテール部とを有するコンタクトと、
    このコンタクトが固定保持されている絶縁体とからなる
    PCカード用コネクタにおいて、 絶縁体に少なくとも1個の抜去用治具が挿入できる大き
    さの孔を設け、この孔に抜去用治具を挿入することを特
    徴とするPCカード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記抜去用治具の一端側に面取部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のPCカード用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 PCカードがコネクタに嵌合された状態
    で、PCカードの角に前記抜去用治具があたることを特
    徴とする請求項1記載のPCカード用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記孔の形状を三角形か四角形にしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のPCカード用コネクタ。
JP8217729A 1996-07-31 1996-07-31 Pcカード用コネクタ Pending JPH1050404A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1357570A2 (en) * 2002-04-23 2003-10-29 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Relay block
EP1363364A1 (en) * 2002-05-16 2003-11-19 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A connector and junction box provided therewith
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