JPWO2016174532A1 - 電子装置 - Google Patents

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JPWO2016174532A1
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Abstract

電子装置1は、第1端子部112Aを含む第1延出部110と、第2延出部120と、を有するエッジコネクタ100と、第1接点部211Aを有し、第1延出部110と第2延出部120との間に挿入された状態において、第1端子部112Aが第1接点部211Aに押し付けられて、エッジコネクタ100に電気的に接続される回路基板210と、を備えており、第1端子部112Aと、第2延出部120のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の先端部213Aが通過する状態における、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1は、回路基板210の先端部213Aの厚さT1と比較して大きいものである。

Description

本発明は、エッジコネクタと、エッジコネクタと電気的に接続される回路基板と、を備えている電子装置に関する。
従来の電子装置として、第1延出部と、第1延出部に並設されている第2延出部と、第1延出部と第2延出部とを保持する保持部と、を有するエッジコネクタと、回路基板と、を備えており、回路基板の一端が第1延出部と第2延出部との間に挿脱されるものがある。回路基板の一端が第1延出部と第2延出部との間に挿入されると、第1延出部の第1端子部が、回路基板に形成されている接点部に押し付けられることとなって、回路基板がエッジコネクタに電気的に接続される(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−178834号公報(段落[0011]等)
従来の電子装置では、回路基板の一端が第1延出部と第2延出部との間に挿入されていない状態において、第1端子部と第2延出部との間隔が回路基板の厚さと比較して小さいため、回路基板の一端が第1延出部と第2延出部との間に挿脱される際に、第1端子部が回路基板の一端の先端部の角によって擦られることとなって、例えば、第1端子部にメッキの剥離、損傷等が生じて、エッジコネクタ及び回路基板の電気的な接続の不良が生じやすくなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、エッジコネクタ及び回路基板の電気的な接続の不良が生じにくい電子装置を得るものである。
本発明に係る電子装置は、第1端子部を含む第1延出部と、前記第1延出部に並設されている第2延出部と、前記第1延出部の一端と前記第2延出部の一端とを保持する保持部と、を有するエッジコネクタと、第1接点部が形成されている第1面を有し、一端が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入された状態において、前記第1端子部が前記第1接点部に押し付けられて、前記エッジコネクタに電気的に接続される回路基板と、を備えており、前記第1端子部と、前記第2延出部の他端のうちの前記第1端子部に最も近い箇所と、の間を前記回路基板の一端の先端部が通過する状態における、前記第1端子部と前記第2延出部との間隔は、前記回路基板の一端の先端部の厚さと比較して大きいものである。
本発明に係る電子装置では、第1延出部の第1端子部と、第2延出部のうちの第1端子部に最も近い箇所と、の間を回路基板の一端の先端部が通過する状態において、第1端子部と第2延出部との間隔が、回路基板の一端の先端部の厚さと比較して大きい。そのため、回路基板の一端が第1延出部と第2延出部との間に挿脱される際に、第1端子部が回路基板の一端の先端部の角によって擦られることが抑制されて、例えば、第1端子部にメッキの剥離、損傷等が生じて、エッジコネクタ及び回路基板の電気的な接続の不良が生じてしまうことが抑制される。
本発明の実施の形態1に係る電子装置の、斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の、断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子装置の、斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電子装置の、断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子装置の、斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る電子装置の、断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。
以下に、本発明に係る電子装置について、図面を用いて説明する。
なお、以下で説明する構成等は、一例であり、本発明に係る電子装置は、そのような構成等である場合に限定されない。また、各図において、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1に係る電子装置を説明する。
<電子装置の概略構成>
以下に、実施の形態1に係る電子装置の、概略構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子装置の、斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る電子装置の、断面図である。なお、図1では、第1延出部110及び第2延出部120の組数が、3つである場合を示しているが、そのような場合に限定されず、他の個数であってもよい。また、図2では、図1におけるA−A線での断面図が示されている。
図1及び図2に示されるように、電子装置1は、エッジコネクタ100と、カードユニット200と、を備えている。
エッジコネクタ100は、第1延出部110と、第1延出部110に並設されている第2延出部120と、第1延出部110の一端111と第2延出部120の一端121とを保持する保持部130と、を有する。第1延出部110及び第2延出部120は、導電性を有する弾性体であり、例えば、メッキ処理が施された金属等である。第1延出部110及び第2延出部120は、板状の部材であってもよく、また、棒状の部材であってもよい。
カードユニット200は、回路基板210と、回路基板210を収容するハウジング220と、を有する。回路基板210は、例えば平板状であり、幅広の第1面211と、その裏面である第2面212と、を有する。回路基板210の一端213は、第1延出部110と第2延出部120との間に挿入される。また、ハウジング220は、例えば樹脂製であり、第1延出部110の他端112及び第2延出部120の他端122が挿入される開口部221を有する。回路基板210は、回路基板210の一端213がハウジング220の開口部221の内側に位置する状態で、保持されている。回路基板210の一端213は、開口部221を介して外観に露出していてもよく、また、開口部221に設けられている開閉自在な部材(図示省略)によって覆われていてもよい。
回路基板210の一端213の第1面211側(つまり、回路基板210の第1面211のうちの、第1延出部110と第2延出部120との間に挿入される領域)には、回路基板210の一端213の先端部213Aまで延びる第1接点部211Aが形成されている。第1接点部211Aは、ハウジング220の第1壁部222によって覆われている。回路基板210の一端213の第2面212側(つまり、回路基板210の第2面212のうちの、第1延出部110と第2延出部120との間に挿入される領域)には、回路基板210の一端213の先端部213Aまで延びる第2接点部212Aが形成されている。第2接点部212Aは、ハウジング220の第2壁部223によって覆われている。第1接点部211A及び第2接点部212Aは、導電性材料で構成される。第1接点部211Aは、第1延出部110と対応する位置に形成されており、第2接点部212Aは、第2延出部120と対応する位置に形成されている。第1接点部211A及び第2接点部212Aの組数は、第1延出部110及び第2延出部120の組数と同じ個数であってもよく、また、異なる個数であってもよい。また、第1接点部211A及び第2接点部212Aの一方のみが形成されていてもよい。
第1延出部110の他端112は、第2延出部120の有る側に曲げられた形状であり、第1延出部110の他端112のうちの第2延出部120側に突出する領域の頂部は、第1接点部211Aに接続される第1端子部112Aとして機能する。第2延出部120の他端122は、第1延出部110の有る側に曲げられた形状であり、第2延出部120の他端122のうちの第1延出部110側に突出する領域の頂部は、第2接点部212Aに接続される第2端子部122Aとして機能する。
第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態(つまり、第1延出部110及び第2延出部120がカードユニット200によって弾性変形されていない状態)において、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間隔W1(つまり、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1、又は、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1)は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
ハウジング220の第1壁部222には、開口部221に挿入された第1延出部110の他端112を受ける第1傾斜部222Aが形成されている。ハウジング220の第2壁部223には、開口部221に挿入された第2延出部120の他端122を受ける第2傾斜部223Aが形成されている。第1端子部112Aと、第1延出部110の他端112の先端部112Bと、の第1面211に沿う方向での距離L1は、回路基板210の一端213の先端部213Aと、第1傾斜部222Aのうちの第1延出部110の他端112が当接する領域と、の第1面211に沿う方向での距離L2と比較して、小さい。第2端子部122Aと、第2延出部120の他端122の先端部122Bと、の第2面212に沿う方向での距離L3は、回路基板210の一端213の先端部213Aと、第2傾斜部223Aのうちの第2延出部120の他端122が当接する領域と、の第2面212に沿う方向での距離L4と比較して、小さい。
<エッジコネクタ及び回路基板の接続>
以下に、実施の形態1に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続について説明する。
図3及び図4は、本発明の実施の形態1に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図3及び図4では、図1におけるA−A線での断面図が示されている。また、図3では、第1延出部110の他端112及び第2延出部120の他端122が開口部221に挿入されて、又は、エッジコネクタ100がカードユニット200から引き抜かれて、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態が示されている。また、図4では、回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了して、エッジコネクタ100と回路基板210とが電気的に接続された状態が示されている。
第1端子部112Aと、第1延出部110の他端112の先端部112Bと、の第1面211に沿う方向での距離L1は、回路基板210の一端213の先端部213Aと、第1傾斜部222Aのうちの第1延出部110の他端112が当接する領域と、の第1面211に沿う方向での距離L2と比較して、小さい。そのため、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間(つまり、第1端子部112Aと、第2延出部120の他端122のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間)を通過する状態においては、図3に示されるように、第1延出部110がカードユニット200によって弾性変形されない。すなわち、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態においては、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過して、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に更に挿入されると、図4に示されるように、第1延出部110の他端112が、ハウジング220の第1壁部222の第1傾斜部222Aに当接して、第1面211側に曲げられることとなって、第1端子部112Aが、回路基板210の第1接点部211Aに押し付けられる。第1端子部112Aと第1接点部211Aとの導通によって、エッジコネクタ100と回路基板210とが、電気的に接続された状態になる。エッジコネクタ100がカードユニット200から引き抜かれると、第1延出部110の他端112は、その復元力によって、図3に示されている状態に戻る。
第2端子部122Aと、第2延出部120の他端122の先端部122Bと、の第2面212に沿う方向での距離L3は、回路基板210の一端213の先端部213Aと、第2傾斜部223Aのうちの第2延出部120の他端122が当接する領域と、の第2面212に沿う方向での距離L4と比較して、小さい。そのため、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間(つまり、第2端子部122Aと、第1延出部110の他端112のうちの第2端子部122Aに最も近い箇所と、の間)を通過する状態においては、図3に示されるように、第2延出部120がカードユニット200によって弾性変形されない。すなわち、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態においては、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過して、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に更に挿入されると、図4に示されるように、第2延出部120の他端122が、ハウジング220の第2壁部223の第2傾斜部223Aに当接して、第2面212側に曲げられることとなって、第2端子部122Aが、回路基板210の第2接点部212Aに押し付けられる。第2端子部122Aと第2接点部212Aとの導通によって、エッジコネクタ100と回路基板210とが、電気的に接続された状態になる。エッジコネクタ100がカードユニット200から引き抜かれると、第2延出部120の他端122は、その復元力によって、図3に示されている状態に戻る。
<電子装置の作用>
以下に、実施の形態1に係る電子装置の、作用について説明する。
電子装置1では、第1延出部110の第1端子部112Aと、第2延出部120のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態において、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1が、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して大きい。そのため、回路基板210の一端213が第1延出部110と第2延出部120との間に挿脱される際に、第1端子部112Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることが抑制されて、例えば、第1端子部112Aにメッキの剥離、損傷等が生じて、エッジコネクタ100及び回路基板210の電気的な接続の不良が生じることが抑制される。
また、好ましくは、回路基板210の第2面212に第2接点部212Aが形成され、第2延出部120が、第2端子部122Aとして機能する箇所を含むとよい。そのような場合には、電子装置1は、第2端子部122Aと、第1延出部110のうちの第2端子部122Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態において、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1が、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して大きくなるように、構成される。そのように構成されることで、エッジコネクタ100が、回路基板210の、第1面211に形成されている第1接点部211Aと、第2面212に形成されている第2接点部212Aと、の両方に電気的に接続されるものであっても、回路基板210の一端213が第1延出部110と第2延出部120との間に挿脱される際に、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの両方が回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることが抑制される。
また、好ましくは、ハウジング220の第1壁部222が、第1延出部110の他端112を受ける第1傾斜部222Aを含み、回路基板210の一端213が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入された状態において、第1延出部110の他端112が第1傾斜部222Aによって第1面211側に曲げられることで、第1端子部112Aが、第1接点部211Aに押し付けられるとよい。そのように構成されることで、第1端子部112Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制を、可動部を含むような複雑な機構を用いることなく、実現することが可能となって、電子装置1のコスト性等が向上される。
また、好ましくは、第1端子部112Aと、第2延出部120の他端122のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態において、第1延出部110の他端112が、第1傾斜部222Aに当接しないとよい。そのように構成されることで、カードユニット200によって生じる第1延出部110の弾性変形が低減されて、エッジコネクタ100の耐久性等が向上される。
<変形例>
図5は、本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図5では、図1におけるA−A線に相当する線での断面図が示されている。また、図5では、回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了して、エッジコネクタ100と回路基板210とが電気的に接続された状態が示されている。
以上では、第1延出部110及び第2延出部120のそれぞれが、導電性を有する1つの部材で構成される場合について説明しているが、図5に示されるように、第1延出部110及び第2延出部120のそれぞれが、複数の部材で構成されていてもよい。少なくとも、第1延出部110の他端112のうちの第1端子部112Aとして機能する箇所と、第2延出部120の他端122のうちの第2端子部122Aとして機能する箇所と、が導電性を有する部材で構成される。すなわち、以上では、第1傾斜部222Aが、第1延出部110の他端112のうちの第1端子部112Aと一体の領域を受ける場合について説明しているが、第1傾斜部222Aが、第1延出部110の他端112のうちの第1端子部112Aと別体の領域を受けてもよい。また、以上では、第2傾斜部223Aが、第2延出部120の他端122のうちの第2端子部122Aと一体の領域を受ける場合について説明しているが、第2傾斜部223Aが、第2延出部120の他端122のうちの第2端子部122Aと別体の領域を受けてもよい。
図6は、本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図6では、図1におけるA−A線に相当する線での断面図が示されている。また、図6では、回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了して、エッジコネクタ100と回路基板210とが電気的に接続された状態が示されている。
図4では、エッジコネクタ100の保持部130の外周面が、ハウジング220の開口部221に嵌め合わされているが、図6に示されるように、エッジコネクタ100の保持部130に形成されている凹部の内周面が、ハウジング220の外面に嵌め合わされてもよい。また、エッジコネクタ100の保持部130とハウジング220とが、ロック機構(図示省略)等によって、着脱自在に固定されてもよい。また、そもそも、エッジコネクタ100の保持部130とハウジング220とが、嵌め合わされなくてもよい。
図7及び図8は、本発明の実施の形態1に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図7及び図8では、図1におけるA−A線に相当する線での断面図が示されている。また、図7及び図8では、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態が示されている。
図7に示されるように、ハウジング220の第1壁部222のうちの、エッジコネクタ100が挿入される側の端部と第1傾斜部222Aとの間に、回路基板210に沿って延びる第1ガイド部222Bが形成されているとよい。また、ハウジング220の第2壁部223のうちの、エッジコネクタ100が挿入される側の端部と第2傾斜部223Aとの間に、回路基板210に沿って延びる第2ガイド部223Bが形成されているとよい。回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態において、第1ガイド部222B及び第2ガイド部223Bの内面は、保持部130の外面と嵌め合う。つまり、第1延出部110の第1端子部112Aと、第2延出部120のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態、及び、第2端子部122Aと、第1延出部110のうちの第2端子部122Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態において、保持部130とハウジング220とが嵌合する。そのように構成されることで、回路基板210の一端213が第1延出部110と第2延出部120との間に挿入される際に、第1端子部112Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制と、第2端子部122Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制と、が確実化される。
また、図8に示されるように、エッジコネクタ100の保持部130に形成されている凹部の内周面が、ガイド部130Aであってもよい。回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態において、ガイド部130Aの内面は、ハウジング220の第1壁部222のうちの、エッジコネクタ100が挿入される側の端部と第1傾斜部222Aとの間に形成されている平坦部の外面、及び、ハウジング220の第2壁部223のうちの、エッジコネクタ100が挿入される側の端部と第2傾斜部223Aとの間に形成されている平坦部の外面と、嵌め合う。つまり、第1延出部110の第1端子部112Aと、第2延出部120のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態、及び、第2端子部122Aと、第1延出部110のうちの第2端子部122Aに最も近い箇所と、の間を回路基板210の一端213の先端部213Aが通過する状態において、保持部130とハウジング220とが嵌合する。そのように構成されることで、回路基板210の一端213が第1延出部110と第2延出部120との間に挿入される際に、第1端子部112Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制と、第2端子部122Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制と、が確実化される。
実施の形態2.
以下に、実施の形態2に係る電子装置を説明する。
なお、実施の形態1に係る電子装置と重複又は類似する説明を、適宜省略している。
<電子装置の概略構成>
以下に、実施の形態2に係る電子装置の、概略構成について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る電子装置の、斜視図である。図10は、本発明の実施の形態2に係る電子装置の、断面図である。なお、図10では、図9におけるB−B線での断面図が示されている。
図9及び図10に示されるように、第1延出部110の他端112には、第1端子部112Aと第1延出部110の他端112の先端部112Bとの間に、第2延出部120側に突出する第1突出部112Cが形成されている。第2延出部120の他端122には、第2端子部122Aと第2延出部120の他端122の先端部122Bとの間に、第1延出部110側に突出する第2突出部122Cが形成されている。
第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態(つまり、第1延出部110及び第2延出部120がカードユニット200によって弾性変形されていない状態)において、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間隔W1(つまり、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1、又は、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1)は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、小さい。また、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態において、第1突出部112Cと第2突出部122Cとの間隔W2(つまり、第1突出部112Cと第2延出部120との間隔W2、又は、第2突出部122Cと第1延出部110との間隔W2)は、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間隔W1(つまり、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1、又は、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1)と比較して、小さい。
回路基板210には、第1接点部211Aと第2接点部212Aとの間を貫通する貫通穴214が形成されている。貫通穴214の第1面211側の端部は、第1突出部112Cの第1逃げ部214Aとして機能し、貫通穴214の第2面212側の端部は、第2突出部122Cの第2逃げ部214Bとして機能する。すなわち、第1端子部112Aと、第1突出部112Cと、の距離L5は、第1接点部211Aのうちの、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入された状態において第1端子部112Aが当接する領域と、第1逃げ部214Aと、の距離L6と等しい。また、第2端子部122Aと、第2突出部122Cと、の距離L7は、第2接点部212Aのうちの、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入された状態において第2端子部122Aが当接する領域と、第2逃げ部214Bと、の距離L8と等しい。
貫通穴214は、第1逃げ部214Aと第2逃げ部214Bとが形成されるのであれば、他の態様であってもよく、例えば、有底の穴、溝、段差等であってもよい。第1逃げ部214Aと第2逃げ部214Bとが、貫通穴214によって形成される場合には、回路基板210へのプロジェクション処理によって、第1逃げ部214Aと第2逃げ部214Bとを形成することが可能となって、電子装置1のコスト性等が向上される。
<エッジコネクタ及び回路基板の接続>
以下に、実施の形態2に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続について説明する。
図11及び図12は、本発明の実施の形態2に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図11及び図12では、図9におけるB−B線での断面図が示されている。また、図11では、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態が示されている。また、図12では、回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了して、エッジコネクタ100と回路基板210とが電気的に接続された状態が示されている。
第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態において、第1突出部112Cと第2延出部120との間隔W2は、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1と比較して、小さい。そのため、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間(つまり、第1端子部112Aと、第2延出部120の他端122のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間)を通過する状態においては、図11に示されるように、第1端子部112Aが回路基板210の一端213に当接しない。すなわち、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態においては、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過して、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に更に挿入されると、図12に示されるように、第1突出部112Cが第1逃げ部214Aに逃がされることとなって、第1延出部110の復元力によって、第1端子部112Aが、回路基板210の第1接点部211Aに押し付けられる。また、第1逃げ部214Aに逃がされた第1突出部112Cが障害となって、回路基板210が抜け出ることが抑制される。また、エッジコネクタ100と回路基板210とが、第1突出部112Cと第1逃げ部214Aとの係合によって、つまり、第1端子部112Aの近傍で固定されることとなって、第1延出部110と回路基板210との熱膨張率の差に起因して生じる、第1端子部112Aと第1接点部211Aとの摺動摩耗が抑制されて、耐久性が向上される。
第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態において、第2突出部122Cと第1延出部110との間隔W2は、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1と比較して、小さい。そのため、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間(つまり、第2端子部122Aと、第1延出部110の他端112のうちの第2端子部122Aに最も近い箇所と、の間)を通過する状態においては、図11に示されるように、第2端子部122Aが回路基板210の一端213に当接しない。すなわち、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態においては、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過して、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に更に挿入されると、図12に示されるように、第2突出部122Cが第2逃げ部214Bに逃がされることとなって、第2延出部120の復元力によって、第2端子部122Aが、回路基板210の第2接点部212Aに押し付けられる。また、第2逃げ部214Bに逃がされた第2突出部122Cが障害となって、回路基板210が抜け出ることが抑制される。また、エッジコネクタ100と回路基板210とが、第2突出部122Cと第2逃げ部214Bとの係合によって、つまり、第2端子部122Aの近傍で固定されることとなって、第2延出部120と回路基板210との熱膨張率の差に起因して生じる、第2端子部122Aと第2接点部212Aとの摺動摩耗が抑制されて、耐久性が向上される。
<電子装置の作用>
以下に、実施の形態2に係る電子装置の、作用について説明する。
好ましくは、第1延出部110が、第1端子部112Aと第1延出部110の他端112の先端部112Bとの間に形成されている第1突出部112Cを含み、第1突出部112Cと第2延出部120との間隔W2が、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1と比較して小さいとよい。そのように構成されることで、第1端子部112Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制を、可動部を含むような複雑な機構を用いることなく、実現することが可能となって、電子装置1のコスト性等が向上される。
また、好ましくは、回路基板210が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入されていない状態における、第1突出部112Cと第2延出部120との間隔W2が、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さと比較して小さいとよい。そのように構成されることで、第1接点部211Aのうちの、回路基板210の一端213が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入された状態において第1端子部112Aが当接する領域の、例えば、メッキ表面の酸化被膜等を、第1突出部112Cによって削って(つまり、ワイピングを行って)、その領域の第1端子部112Aとの接触面積を拡大することができるため、エッジコネクタ100及び回路基板210の電気的な接続の確実性が向上される。
また、好ましくは、回路基板210に、回路基板210の一端213が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入された状態において第1突出部112Cを逃がす、第1逃げ部214Aが形成されているとよい。そのように構成されることで、回路基板210の一端213が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入された状態において、第1突出部112Cが、ロック機構として機能することとなって、エッジコネクタ100及び回路基板210の電気的な接続の確実性が向上される。
また、好ましくは、第1逃げ部214Aが第1接点部211Aの一部であるとよい。そのように構成されることで、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入された状態において、第1延出部110が第1接点部211Aに、第1端子部112Aと第1突出部112Cとの両方で接続されることとなって、エッジコネクタ100及び回路基板210の電気的な接続の確実性が向上される。
<変形例>
図13及び図14は、本発明の実施の形態2に係る電子装置の変形例の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図13及び図14では、図9におけるB−B線に相当する線での断面図が示されている。また、図13及び図14では、回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了して、エッジコネクタ100と回路基板210とが電気的に接続された状態が示されている。
カードユニット200が、回路基板210を収容するハウジング220を有していてもよい。回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了した状態において、図13に示されるように、エッジコネクタ100の保持部130の外周面が、ハウジング220の開口部221に嵌め合わされていてもよく、また、図14に示されるように、エッジコネクタ100の保持部130に形成されている凹部の内周面が、ハウジング220の外面に嵌め合わされていてもよい。
実施の形態3.
以下に、実施の形態3に係る電子装置を説明する。
なお、実施の形態1及び実施の形態2に係る電子装置と重複又は類似する説明を、適宜省略している。
<電子装置の概略構成>
以下に、実施の形態3に係る電子装置の、概略構成について説明する。
図15は、本発明の実施の形態3に係る電子装置の、斜視図である。図16は、本発明の実施の形態3に係る電子装置の、断面図である。なお、図16では、図15におけるC−C線での断面図が示されている。
図15及び図16に示されるように、回路基板210の一端213の先端部213Aは、キャップ230によって覆われている。キャップ230は、例えば、樹脂等で構成される。キャップ230のエッジコネクタ100の保持部130と対向する側には、回路基板210の内側から外側に向けて徐々に薄くなる縮小部231が形成されている。キャップ230のエッジコネクタ100の保持部130と対向しない側には、回路基板210の内側から外側に向けて徐々に厚くなる拡大部232が形成されている。拡大部232の勾配は、縮小部231の勾配と比較して急である。
第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態(つまり、第1延出部110及び第2延出部120がカードユニット200によって弾性変形されていない状態)において、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間隔W1(つまり、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1、又は、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1)は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、小さい。また、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213が挿入されていない状態において、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間隔W1(つまり、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1、又は、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1)は、キャップ230の最大厚さT2と比較して、小さい。
<エッジコネクタ及び回路基板の接続>
以下に、実施の形態3に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続について説明する。
図17及び図18は、本発明の実施の形態3に係る電子装置の、エッジコネクタ及び回路基板の接続を説明するための断面図である。なお、図17及び図18では、図15におけるC−C線での断面図が示されている。また、図17では、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態が示されている。また、図18では、回路基板210の一端213の、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間への挿入が終了して、エッジコネクタ100と回路基板210とが電気的に接続された状態が示されている。
回路基板210の一端213の先端部213Aは、キャップ230によって覆われている。そのため、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間(つまり、第1端子部112Aと、第2延出部120の他端122のうちの第1端子部112Aに最も近い箇所と、の間)を通過する状態においては、図17に示されるように、第1端子部112Aと第2延出部120の他端122との間にキャップ230が介在することとなって、第1端子部112Aが回路基板210の一端213に当接しない。すなわち、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態においては、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過して、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に更に挿入されると、図18に示されるように、第1端子部112Aと第2延出部120との間にキャップ230が介在しない状態になって、第1延出部110の復元力によって、第1端子部112Aが、回路基板210の第1接点部211Aに押し付けられる。また、第1端子部112Aを基準とする先端部213Aのある側に、拡大部232が位置することで、回路基板210が抜け出ることが抑制される。
回路基板210の一端213の先端部213Aは、キャップ230によって覆われている。そのため、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間(つまり、第2端子部122Aと、第1延出部110の他端112のうちの第2端子部122Aに最も近い箇所と、の間)を通過する状態においては、図17に示されるように、第2端子部122Aと第1延出部110の他端112との間にキャップ230が介在することとなって、第2端子部122Aが回路基板210の一端213に当接しない。すなわち、回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過する状態においては、第2端子部122Aと第1延出部110との間隔W1は、回路基板210の一端213の先端部213Aの厚さT1と比較して、大きい。
回路基板210の一端213の先端部213Aが、第1端子部112Aと第2端子部122Aとの間を通過して、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に更に挿入されると、図18に示されるように、第2端子部122Aと第1延出部110との間にキャップ230が介在しない状態になって、第2延出部120の復元力によって、第2端子部122Aが、回路基板210の第2接点部212Aに押し付けられる。また、第2端子部122Aを基準とする先端部213Aのある側に、拡大部232が位置することで、回路基板210が抜け出ることが抑制される。
<電子装置の作用>
以下に、実施の形態3に係る電子装置の、作用について説明する。
好ましくは、回路基板210の一端213の先端部213Aに、キャップ230が取り付けられているとよい。そのように構成されることで、第1端子部112Aが回路基板210の一端213の先端部213Aの角によって擦られることの抑制を、可動部を含むような複雑な機構を用いることなく、実現することが可能となって、電子装置1のコスト性等が向上される。
また、好ましくは、回路基板210が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入されていない状態における、第1端子部112Aと第2延出部120との間隔W1が、キャップ230の最大厚さT2と比較して小さいとよい。そのように構成されることで、回路基板210の一端213が第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に挿入された状態において、キャップ230が、ロック機構として機能することとなって、エッジコネクタ100及び回路基板210の電気的な接続の確実性が向上される。
また、好ましくは、キャップ230が、回路基板210の内側から外側に向けて徐々に薄くなる縮小部231と、回路基板210の内側から外側に向けて徐々に厚くなる拡大部232と、を含み、拡大部232の勾配が、縮小部231の勾配と比較して急であるとよい。そのように構成されることで、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間に回路基板210の一端213を挿入しやすくすることと、第1延出部110の他端112と第2延出部120の他端122との間から回路基板210の一端213が抜け出にくくすることと、の両立が実現される。
以上、実施の形態1〜実施の形態3について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、実施の形態1〜実施の形態3のそれぞれの全て又は一部に、実施の形態1〜実施の形態3のそれぞれの全て又は一部を組み合わせることも可能である。
1 電子装置、100 エッジコネクタ、110 第1延出部、111 第1延出部の一端、112 第1延出部の他端、112A 第1端子部、112B 先端部、112C 第1突出部、120 第2延出部、121 第2延出部の一端、122 第2延出部の他端、122A 第2端子部、122B 先端部、122C 第2突出部、130 保持部、130A ガイド部、200 カードユニット、210 回路基板、211 第1面、211A 第1接点部、212 第2面、212A 第2接点部、213 回路基板の一端、213A 先端部、214 貫通穴、214A 第1逃げ部、214B 第2逃げ部、220 ハウジング、221 開口部、222 第1壁部、222A 第1傾斜部、222B 第1ガイド部、223 第2壁部、223A 第2傾斜部、223B 第2ガイド部、230 キャップ、231 縮小部、232 拡大部。

Claims (14)

  1. 第1端子部を含む第1延出部と、前記第1延出部に並設されている第2延出部と、前記第1延出部の一端と前記第2延出部の一端とを保持する保持部と、を有するエッジコネクタと、
    第1接点部が形成されている第1面を有し、一端が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入された状態において、前記第1端子部が前記第1接点部に押し付けられて、前記エッジコネクタに電気的に接続される回路基板と、
    を備えており、
    前記第1端子部と、前記第2延出部の他端のうちの前記第1端子部に最も近い箇所と、の間を前記回路基板の一端の先端部が通過する状態における、前記第1端子部と前記第2延出部との間隔は、前記回路基板の一端の先端部の厚さと比較して大きい、
    電子装置。
  2. 前記第2延出部は、第2端子部を含み、
    前記回路基板の前記第1面の裏面である第2面には、第2接点部が形成されており、
    前記回路基板は、一端が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入された状態において、前記第2端子部が前記第2接点部に押し付けられて、前記エッジコネクタに電気的に接続され、
    前記第2端子部と、前記第1延出部の他端のうちの前記第2端子部に最も近い箇所と、の間を前記回路基板の一端の先端部が通過する状態における、前記第2端子部と前記第1延出部との間隔は、前記回路基板の一端の先端部の厚さと比較して大きい、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 更に、前記回路基板が収容され、少なくとも前記第1接点部を覆う第1壁部を有するハウジングを備えており、
    前記第1壁部は、前記第1延出部の他端を受ける第1傾斜部を含み、
    前記第1端子部は、前記回路基板の一端が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入された状態において、前記第1延出部の他端が前記第1傾斜部によって前記第1面側に曲げられて、前記第1接点部に押し付けられる、
    請求項1又は2に記載の電子装置。
  4. 前記第1端子部と、前記第2延出部の他端のうちの前記第1端子部に最も近い箇所と、の間を前記回路基板の一端の先端部が通過する状態において、前記第1延出部の他端は、前記第1傾斜部に当接しない、
    請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記第1傾斜部は、前記第1延出部の他端のうちの、前記第1端子部と一体の領域を受ける、
    請求項3又は4に記載の電子装置。
  6. 前記第1傾斜部は、前記第1延出部の他端のうちの、前記第1端子部と別体の領域を受ける、
    請求項3又は4に記載の電子装置。
  7. 前記第1端子部と、前記第2延出部の他端のうちの前記第1端子部に最も近い箇所と、の間を前記回路基板の一端の先端部が通過する状態において、前記保持部と前記ハウジングとが嵌合する、
    請求項3〜6の何れか一項に記載の電子装置。
  8. 前記第1延出部は、前記第1端子部と前記第1延出部の他端の先端部との間に形成されている第1突出部を含み、
    前記第1突出部と前記第2延出部との間隔は、前記第1端子部と前記第2延出部との間隔と比較して小さい、
    請求項1又は2に記載の電子装置。
  9. 前記回路基板が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入されていない状態における、前記第1突出部と前記第2延出部との間隔は、前記回路基板の一端の先端部の厚さと比較して小さい、
    請求項8に記載の電子装置。
  10. 前記回路基板には、前記回路基板の一端が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入された状態において、前記第1突出部を逃がす第1逃げ部が形成されている、
    請求項8又は9に記載の電子装置。
  11. 前記第1逃げ部は、前記第1接点部の一部である、
    請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記回路基板の一端の先端部に、キャップが取り付けられている、
    請求項1又は2に記載の電子装置。
  13. 前記回路基板が前記第1延出部の他端と前記第2延出部の他端との間に挿入されていない状態における、前記第1端子部と前記第2延出部との間隔は、前記キャップの最大厚さと比較して小さい、
    請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記キャップは、回路基板の内側から外側に向けて徐々に薄くなる縮小部と、回路基板の内側から外側に向けて徐々に厚くなる拡大部と、を含み、
    前記拡大部の勾配は、前記縮小部の勾配と比較して急である、
    請求項13に記載の電子装置。
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