JP2001118189A - 交通情報システム、及び送信装置と受信装置 - Google Patents
交通情報システム、及び送信装置と受信装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自動的に交通情報に係る放送信号を受信するこ
とができ、また、重要度に応じて当該放送信号を選択的
に受信することができる交通情報システムを提供するこ
と。 【解決手段】送信装置は、前記交通情報に情報の重要度
に応じて割当てた重要度レベル情報を付加する付加手段
と、前記重要度レベル情報が付加された前記交通情報を
所定の周波数にて送信する送信手段を具備し、受信装置
２は、前記送信装置から送信される前記交通情報を受信
する受信手段２２と、受信信号から前記重要度レベル情
報を検出する検出手段２３と、検出した前記重要度レベ
ル情報に基づいて選択的に前記交通情報を出力するか否
かを切替える切替手段２４を具備する。
とができ、また、重要度に応じて当該放送信号を選択的
に受信することができる交通情報システムを提供するこ
と。 【解決手段】送信装置は、前記交通情報に情報の重要度
に応じて割当てた重要度レベル情報を付加する付加手段
と、前記重要度レベル情報が付加された前記交通情報を
所定の周波数にて送信する送信手段を具備し、受信装置
２は、前記送信装置から送信される前記交通情報を受信
する受信手段２２と、受信信号から前記重要度レベル情
報を検出する検出手段２３と、検出した前記重要度レベ
ル情報に基づいて選択的に前記交通情報を出力するか否
かを切替える切替手段２４を具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路情報・事故情
報等を走行車両へ提供する交通情報システムに関し、特
に、ハイウェイラジオシステムにおいて運転者が選択的
に交通情報を受信できるようにした交通情報システムに
関する。
報等を走行車両へ提供する交通情報システムに関し、特
に、ハイウェイラジオシステムにおいて運転者が選択的
に交通情報を受信できるようにした交通情報システムに
関する。
【０００２】
【従来の技術】ハイウェイラジオシステムの概略構成を
図７に示す。高速道路における交通情報を監視センタで
収集し、監視センタにて「○○から××まで渋滞３０ｋ
ｍ、通過時間２０分です。」などのメッセージに変換
後、監視センタに設置された送信装置７１により送信ア
ンテナ７２を介して商用ラジオ放送の所定の周波数帯で
走行車両７５に交通情報の提供を行っている。この放送
は高速道路の特定区間のみで提供されていて、運転者は
道路脇に設置された「交通情報1620KHz 」等の標識を見
て車載ラジオ７４のスイッチをＯＮにし、この放送周波
数に合わせることによって受信アンテナ７３を介して交
通情報を受信してこれを聞いていた。また、最近はカー
オディオの普及によりＣＤ等のラジオ放送以外を聞いて
いることが多く、この場合も同様に、運転者は道路脇に
設置された「交通情報1620KHz 」等の標識を見てＣＤ等
からラジオに手動で切替え、所定の放送周波数に合わせ
ることによって受信アンテナ７３を介して交通情報を受
信してこれを聞いていた。
図７に示す。高速道路における交通情報を監視センタで
収集し、監視センタにて「○○から××まで渋滞３０ｋ
ｍ、通過時間２０分です。」などのメッセージに変換
後、監視センタに設置された送信装置７１により送信ア
ンテナ７２を介して商用ラジオ放送の所定の周波数帯で
走行車両７５に交通情報の提供を行っている。この放送
は高速道路の特定区間のみで提供されていて、運転者は
道路脇に設置された「交通情報1620KHz 」等の標識を見
て車載ラジオ７４のスイッチをＯＮにし、この放送周波
数に合わせることによって受信アンテナ７３を介して交
通情報を受信してこれを聞いていた。また、最近はカー
オディオの普及によりＣＤ等のラジオ放送以外を聞いて
いることが多く、この場合も同様に、運転者は道路脇に
設置された「交通情報1620KHz 」等の標識を見てＣＤ等
からラジオに手動で切替え、所定の放送周波数に合わせ
ることによって受信アンテナ７３を介して交通情報を受
信してこれを聞いていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術では、運転者が標識を見て、手動にて車載ラジオ７５
のスイッチをＯＮにする、あるいは手動にてＣＤ等から
ラジオに切替えるという操作が必要であった。
術では、運転者が標識を見て、手動にて車載ラジオ７５
のスイッチをＯＮにする、あるいは手動にてＣＤ等から
ラジオに切替えるという操作が必要であった。
【０００４】しかしながら、運転者が運転中に手動操作
を行わなければならないのは、非常に面倒である。ま
た、提供される交通情報の中には、運転者によっては重
要度が低いと考えるものが含まれている場合もあり、重
要度の高い情報のみに限って受信したいというニーズが
ある。
を行わなければならないのは、非常に面倒である。ま
た、提供される交通情報の中には、運転者によっては重
要度が低いと考えるものが含まれている場合もあり、重
要度の高い情報のみに限って受信したいというニーズが
ある。
【０００５】そこで、本発明は、上記課題を解決し、交
通情報が提供されている区間を走行している場合に自動
的に所定の周波数の放送信号を受信することができ、ま
た、重要度に応じて所定の周波数の放送信号を選択的に
受信することができる交通情報システム、及び送信装置
と受信装置を提供することを目的とする。
通情報が提供されている区間を走行している場合に自動
的に所定の周波数の放送信号を受信することができ、ま
た、重要度に応じて所定の周波数の放送信号を選択的に
受信することができる交通情報システム、及び送信装置
と受信装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の交通情報システムは、道路を走行する車両
に交通情報を提供する交通情報システムであって、送信
装置は、前記交通情報に、情報の重要度に応じて割当て
た重要度レベル情報を付加する付加手段と、前記重要度
レベル情報が付加された前記交通情報を所定の周波数に
て送信する送信手段を具備し、受信装置は、前記送信装
置から送信される前記交通情報を受信する受信手段と、
受信信号から前記重要度レベル情報を検出する検出手段
と、検出した前記重要度レベル情報に基づいて選択的に
前記交通情報を出力するか否かを切替える切替手段を具
備する。
め、本発明の交通情報システムは、道路を走行する車両
に交通情報を提供する交通情報システムであって、送信
装置は、前記交通情報に、情報の重要度に応じて割当て
た重要度レベル情報を付加する付加手段と、前記重要度
レベル情報が付加された前記交通情報を所定の周波数に
て送信する送信手段を具備し、受信装置は、前記送信装
置から送信される前記交通情報を受信する受信手段と、
受信信号から前記重要度レベル情報を検出する検出手段
と、検出した前記重要度レベル情報に基づいて選択的に
前記交通情報を出力するか否かを切替える切替手段を具
備する。
【０００７】上記本発明の交通情報システムによれば、
送信装置は情報の重要度に応じて割当てた重要度レベル
情報が付加された交通情報を送信し、受信装置は重要度
レベル情報に基づいて選択的に出力するものであるた
め、重要度の高い情報を選択的に出力することができ
る。
送信装置は情報の重要度に応じて割当てた重要度レベル
情報が付加された交通情報を送信し、受信装置は重要度
レベル情報に基づいて選択的に出力するものであるた
め、重要度の高い情報を選択的に出力することができ
る。
【０００８】また、本発明の送信装置は、道路を走行す
る車両に交通情報を提供する交通情報システムにおける
送信装置であって、前記交通情報に、情報の重要度に応
じて割当てた重要度レベル情報を付加する付加手段と、
前記重要度レベル情報が付加された前記交通情報を所定
の周波数にて送信する送信手段を具備する。
る車両に交通情報を提供する交通情報システムにおける
送信装置であって、前記交通情報に、情報の重要度に応
じて割当てた重要度レベル情報を付加する付加手段と、
前記重要度レベル情報が付加された前記交通情報を所定
の周波数にて送信する送信手段を具備する。
【０００９】上記本発明の送信装置によれば、情報の重
要度に応じて割当てた重要度レベル情報を付加して交通
情報を送信するものであるため、受信側が重要度の高い
交通情報を選択的に出力することが可能となる。
要度に応じて割当てた重要度レベル情報を付加して交通
情報を送信するものであるため、受信側が重要度の高い
交通情報を選択的に出力することが可能となる。
【００１０】また、本発明の、請求項７に記載の受信装
置は、道路を走行する車両に交通情報を提供する交通情
報システムにおける受信装置であって、送信装置から送
信される前記交通情報を受信する受信手段と、受信信号
から、送信装置で付加された前記交通情報の重要度に応
じて割当てた重要度を示す重要度レベル情報を検出する
検出手段と、検出した前記重要度レベル情報に基づいて
選択的に前記交通情報を出力するか否かを切替える切替
手段を具備する。
置は、道路を走行する車両に交通情報を提供する交通情
報システムにおける受信装置であって、送信装置から送
信される前記交通情報を受信する受信手段と、受信信号
から、送信装置で付加された前記交通情報の重要度に応
じて割当てた重要度を示す重要度レベル情報を検出する
検出手段と、検出した前記重要度レベル情報に基づいて
選択的に前記交通情報を出力するか否かを切替える切替
手段を具備する。
【００１１】上記本発明の受信装置によれば、受信信号
から情報の重要度に応じて割当てた重要度レベル情報を
検出するものであるため、重要度の高い交通情報を選択
的に出力することが可能となる。
から情報の重要度に応じて割当てた重要度レベル情報を
検出するものであるため、重要度の高い交通情報を選択
的に出力することが可能となる。
【００１２】また、本発明の、請求項８に記載の受信装
置は、道路を走行する車両に交通情報を提供する交通情
報システムにおける受信装置であって、放送信号を受信
する受信手段と、前記受信手段で所定の周波数帯に放送
信号が重畳されていることを検出する検出手段と、前記
検出手段で所定の周波数帯に放送信号が重畳されている
ことが検出された場合に、前記所定の周波数帯に重畳さ
れている放送信号を出力するように切替える切替手段を
具備する。
置は、道路を走行する車両に交通情報を提供する交通情
報システムにおける受信装置であって、放送信号を受信
する受信手段と、前記受信手段で所定の周波数帯に放送
信号が重畳されていることを検出する検出手段と、前記
検出手段で所定の周波数帯に放送信号が重畳されている
ことが検出された場合に、前記所定の周波数帯に重畳さ
れている放送信号を出力するように切替える切替手段を
具備する。
【００１３】上記本発明の受信装置によれば、交通情報
が放送される所定の周波数に放送信号が重畳されている
ことを検出するものであるため、交通情報が提供されて
いる場合に自動的にこれを出力することが可能となる。
が放送される所定の周波数に放送信号が重畳されている
ことを検出するものであるため、交通情報が提供されて
いる場合に自動的にこれを出力することが可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 （第一実施例）本発明の第一実施例について図１乃至図
４を参照して説明する。
て説明する。 （第一実施例）本発明の第一実施例について図１乃至図
４を参照して説明する。
【００１５】図１は本発明の交通情報システムにおける
送信装置１を示すブロック図である。情報収集部１２は
道路上に設置された車両感知器や監視カメラなどから車
両占有率等に基づく交通情報を収集する。メッセージ編
集部１３は、情報収集部１２で収集した交通情報から
「○○から××まで渋滞３０ｋｍ、通過時間２０分で
す。」などのメッセージを編集する。重要度レベル設定
部１４は、提供する交通情報毎に、重要度に応じて複数
のレベルが規定された重要度レベル情報を付加する。交
通情報の重要度とは、例えば、事故情報、通行止などの
規制情報、大雨・大雪などの警報情報などは確実に運転
者に伝達すべき最重要情報であることを示す重要度レベ
ル１とし、渋滞情報は必須ではないが全運転者に有意な
情報であることを示す重要度レベル２とし、サービスエ
リアなどの駐車場空き情報は一部の運転者のみに有意な
情報であることを示す重要度レベル３とする。
送信装置１を示すブロック図である。情報収集部１２は
道路上に設置された車両感知器や監視カメラなどから車
両占有率等に基づく交通情報を収集する。メッセージ編
集部１３は、情報収集部１２で収集した交通情報から
「○○から××まで渋滞３０ｋｍ、通過時間２０分で
す。」などのメッセージを編集する。重要度レベル設定
部１４は、提供する交通情報毎に、重要度に応じて複数
のレベルが規定された重要度レベル情報を付加する。交
通情報の重要度とは、例えば、事故情報、通行止などの
規制情報、大雨・大雪などの警報情報などは確実に運転
者に伝達すべき最重要情報であることを示す重要度レベ
ル１とし、渋滞情報は必須ではないが全運転者に有意な
情報であることを示す重要度レベル２とし、サービスエ
リアなどの駐車場空き情報は一部の運転者のみに有意な
情報であることを示す重要度レベル３とする。
【００１６】送信部１５は、重要度レベル情報が付加さ
れた交通情報に関するメッセージを送信アンテナ１１か
ら所定の周波数のラジオ放送信号として送信する。図２
は本発明の交通情報システムにおける受信装置２を示す
ブロック図である。この受信装置２は、具体的な例とし
ては、車両に搭載されるカーオディオ等である。受信部
２２は、送信アンテナ１１から送信されたラジオ放送信
号を受信アンテナ２１により受信する。重要度レベル情
報検出部２３は、受信部２２が所定の周波数のラジオ放
送信号を受信した場合に、このラジオ放送信号中に付加
されている重要度レベル情報を検出し、提供された交通
情報の重要度のレベルを識別する。所定の周波数とは、
例えばハイウェイラジオでは1620KHz の周波数帯が使わ
れている。切替設定部２５は、運転者が出力を希望する
交通情報の重要度のレベルを図示しない記憶手段に設定
するものであり、図３に示すようなテーブルが記憶され
る。この図３の例では、事故情報等の重要度レベル１の
交通情報は出力をし、渋滞情報等の重要度レベル２の交
通情報と駐車場空き情報等の重要度レベル３の交通情報
は出力をしない設定が登録されている。
れた交通情報に関するメッセージを送信アンテナ１１か
ら所定の周波数のラジオ放送信号として送信する。図２
は本発明の交通情報システムにおける受信装置２を示す
ブロック図である。この受信装置２は、具体的な例とし
ては、車両に搭載されるカーオディオ等である。受信部
２２は、送信アンテナ１１から送信されたラジオ放送信
号を受信アンテナ２１により受信する。重要度レベル情
報検出部２３は、受信部２２が所定の周波数のラジオ放
送信号を受信した場合に、このラジオ放送信号中に付加
されている重要度レベル情報を検出し、提供された交通
情報の重要度のレベルを識別する。所定の周波数とは、
例えばハイウェイラジオでは1620KHz の周波数帯が使わ
れている。切替設定部２５は、運転者が出力を希望する
交通情報の重要度のレベルを図示しない記憶手段に設定
するものであり、図３に示すようなテーブルが記憶され
る。この図３の例では、事故情報等の重要度レベル１の
交通情報は出力をし、渋滞情報等の重要度レベル２の交
通情報と駐車場空き情報等の重要度レベル３の交通情報
は出力をしない設定が登録されている。
【００１７】切替判定部２４は、重要度レベル情報検出
部２３で検出した重要度レベル情報を、切替設定部２５
に設定されている切替設定テーブルを参照することによ
って、交通情報を提供するラジオ放送の出力に切替える
か否かを判定する。切替スイッチ２６は、切替判定部２
４で「交通情報を提供するラジオ放送の出力に切替え
る」と判定された場合、ラジオ２８１以外のメディアを
聞いている時にはラジオ２８１に切替え、何も聞いてい
ない時はラジオ２８１をＯＮし、交通情報を出力部２７
から出力させる。
部２３で検出した重要度レベル情報を、切替設定部２５
に設定されている切替設定テーブルを参照することによ
って、交通情報を提供するラジオ放送の出力に切替える
か否かを判定する。切替スイッチ２６は、切替判定部２
４で「交通情報を提供するラジオ放送の出力に切替え
る」と判定された場合、ラジオ２８１以外のメディアを
聞いている時にはラジオ２８１に切替え、何も聞いてい
ない時はラジオ２８１をＯＮし、交通情報を出力部２７
から出力させる。
【００１８】次に、上記第一実施例の交通情報システム
の動作を説明する。まず送信装置１が、運転者に提供す
る交通情報ためのラジオ放送信号を生成する。高速道路
上には、一定間隔おきに車両感知器や監視カメラなどの
センサが設置されており、これらセンサによって各地点
の車両の有無、占有率などのデータが情報収集部１２に
送信される。収集されたデータは、各地点の事故、渋滞
の有無、混雑度や通過時間予測などの処理が施され、ラ
ジオ放送のための音声情報または文字情報（メッセー
ジ）にメッセージ編集部１３で編集される。さらに、当
該情報が「事故情報」ならば重要度レベル１、「渋滞情
報」ならば重要度レベル２、「駐車場空き情報」ならば
重要度レベル３という様に、情報の重要度に応じて分類
する。この分類は、オペレータの手動入力であっても良
いし、コンピュータの自動入力であっても良い。この重
要度レベル情報は、交通情報の提供がＦＭラジオ放送に
よる場合にはＦＭ放送の副搬送波を使用し、また、通常
のハイウェイラジオは特定の放送区間で繰り返し放送さ
れるものであるからメッセージの先頭にヘッダ情報とし
て付加しても良い。その他の方法であっても構わない。
このように、交通情報に関するメッセージに重要度レベ
ル情報を付加する処理が重要度レベル設定部１４で施さ
れ、予め定められた所定の周波数のラジオ放送波として
送信部１５が送信アンテナ１１から送信する。
の動作を説明する。まず送信装置１が、運転者に提供す
る交通情報ためのラジオ放送信号を生成する。高速道路
上には、一定間隔おきに車両感知器や監視カメラなどの
センサが設置されており、これらセンサによって各地点
の車両の有無、占有率などのデータが情報収集部１２に
送信される。収集されたデータは、各地点の事故、渋滞
の有無、混雑度や通過時間予測などの処理が施され、ラ
ジオ放送のための音声情報または文字情報（メッセー
ジ）にメッセージ編集部１３で編集される。さらに、当
該情報が「事故情報」ならば重要度レベル１、「渋滞情
報」ならば重要度レベル２、「駐車場空き情報」ならば
重要度レベル３という様に、情報の重要度に応じて分類
する。この分類は、オペレータの手動入力であっても良
いし、コンピュータの自動入力であっても良い。この重
要度レベル情報は、交通情報の提供がＦＭラジオ放送に
よる場合にはＦＭ放送の副搬送波を使用し、また、通常
のハイウェイラジオは特定の放送区間で繰り返し放送さ
れるものであるからメッセージの先頭にヘッダ情報とし
て付加しても良い。その他の方法であっても構わない。
このように、交通情報に関するメッセージに重要度レベ
ル情報を付加する処理が重要度レベル設定部１４で施さ
れ、予め定められた所定の周波数のラジオ放送波として
送信部１５が送信アンテナ１１から送信する。
【００１９】受信装置２の動作を図４を用いて説明す
る。まず、交通情報を提供している所定の周波数で放送
信号が受信部２２で受信されているか否か判定される
（ステップ４１）。受信部２２はラジオ２８１のＯＮ／
ＯＦＦにかかわらず常に当該所定の周波数の放送信号の
有無を検知している。放送信号が受信部２２で受信され
ている場合（ステップ４１でＹＥＳ）、重要度レベル情
報検出部２３で放送信号から重要度レベル情報を検出す
る（ステップ４２）。検出した重要度レベル情報を切替
設定部２５の設定内容を参照することによって「ラジオ
放送に切替る」と切替判定部２４が判定した場合（ステ
ップ４３でＹＥＳ）、切替スイッチ２６をラジオ２８１
に切替え（ステップ４４）、出力部２７から交通情報を
音声出力または文字出力する（ステップ４５）。一方、
放送信号が受信部２２で受信されていない場合（ステッ
プ４１でＮＯ）と、検出した重要度レベル情報を切替設
定部２５の設定内容を参照することによって「ラジオ放
送に切替ない」と判定した場合（ステップ４３でＮＯ）
は、ステップ４１に戻って所定の周波数の放送信号の有
無の検知が繰返される。
る。まず、交通情報を提供している所定の周波数で放送
信号が受信部２２で受信されているか否か判定される
（ステップ４１）。受信部２２はラジオ２８１のＯＮ／
ＯＦＦにかかわらず常に当該所定の周波数の放送信号の
有無を検知している。放送信号が受信部２２で受信され
ている場合（ステップ４１でＹＥＳ）、重要度レベル情
報検出部２３で放送信号から重要度レベル情報を検出す
る（ステップ４２）。検出した重要度レベル情報を切替
設定部２５の設定内容を参照することによって「ラジオ
放送に切替る」と切替判定部２４が判定した場合（ステ
ップ４３でＹＥＳ）、切替スイッチ２６をラジオ２８１
に切替え（ステップ４４）、出力部２７から交通情報を
音声出力または文字出力する（ステップ４５）。一方、
放送信号が受信部２２で受信されていない場合（ステッ
プ４１でＮＯ）と、検出した重要度レベル情報を切替設
定部２５の設定内容を参照することによって「ラジオ放
送に切替ない」と判定した場合（ステップ４３でＮＯ）
は、ステップ４１に戻って所定の周波数の放送信号の有
無の検知が繰返される。
【００２０】なお、上記受信装置２において、運転者が
電源をＯＮしない状態においても、受信部２２は常に所
定の周波数の放送信号の有無を検知し、放送信号が検知
された時に電源を自動的にＯＮし、切替スイッチ２６を
ラジオ２８１に切替えるように構成してもよい。また、
他の周波数のラジオ放送を視聴している場合に、受信部
２２が所定の周波数の放送信号の有無を検知した時、ラ
ジオ２８１のチューニングを所定の周波数に自動的に切
替えるように構成してもよい。
電源をＯＮしない状態においても、受信部２２は常に所
定の周波数の放送信号の有無を検知し、放送信号が検知
された時に電源を自動的にＯＮし、切替スイッチ２６を
ラジオ２８１に切替えるように構成してもよい。また、
他の周波数のラジオ放送を視聴している場合に、受信部
２２が所定の周波数の放送信号の有無を検知した時、ラ
ジオ２８１のチューニングを所定の周波数に自動的に切
替えるように構成してもよい。
【００２１】上記本発明の第一実施例によれば、送信装
置１は情報の重要度に応じて割当てた重要度レベル情報
が付加された交通情報を送信し、受信装置２は重要度レ
ベル情報に基づいて選択的に出力するものであるため、
重要度の高い情報を選択的に出力することができる。
置１は情報の重要度に応じて割当てた重要度レベル情報
が付加された交通情報を送信し、受信装置２は重要度レ
ベル情報に基づいて選択的に出力するものであるため、
重要度の高い情報を選択的に出力することができる。
【００２２】しかも、運転者の操作を煩わせることな
く、所望の交通情報が適宜自動的に提供されるので、安
全運転に寄与する。 （第二実施例）本発明の第二実施例について図５を参照
して説明する。
く、所望の交通情報が適宜自動的に提供されるので、安
全運転に寄与する。 （第二実施例）本発明の第二実施例について図５を参照
して説明する。
【００２３】この第二実施例における交通情報システム
の送信装置は従来技術の送信装置を用いる。すなわち重
要度レベル情報が付加されていない交通情報に係るラジ
オ放送波が所定の周波数にて送信装置から送信される。
の送信装置は従来技術の送信装置を用いる。すなわち重
要度レベル情報が付加されていない交通情報に係るラジ
オ放送波が所定の周波数にて送信装置から送信される。
【００２４】図５は第二実施例の受信装置５を示すブロ
ック図である。受信アンテナ５１、受信部５２、切替ス
イッチ５５、出力部５６、ラジオ５７１、ＣＤ５７２、
テープ５７３は第一実施例と同一であるので詳しい説明
を省略する。第一実施例と異なるのは、放送信号検出部
５３が受信部５２で受信した放送信号のうち所定の周波
数に放送信号が重畳されているか否かを検出し、この検
出の結果、放送信号が重畳されていることを検出した場
合に、切替判定部５４が切替要と判定してラジオ５７１
に切替スイッチ５５を切替え、出力部５６から交通情報
に係るメッセージを出力する点である。
ック図である。受信アンテナ５１、受信部５２、切替ス
イッチ５５、出力部５６、ラジオ５７１、ＣＤ５７２、
テープ５７３は第一実施例と同一であるので詳しい説明
を省略する。第一実施例と異なるのは、放送信号検出部
５３が受信部５２で受信した放送信号のうち所定の周波
数に放送信号が重畳されているか否かを検出し、この検
出の結果、放送信号が重畳されていることを検出した場
合に、切替判定部５４が切替要と判定してラジオ５７１
に切替スイッチ５５を切替え、出力部５６から交通情報
に係るメッセージを出力する点である。
【００２５】上記本発明の第二実施例によれば、交通情
報が放送される所定の周波数に放送信号が重畳されてい
ることを検出するものであるため、交通情報が提供され
ている場合に自動的にこれを出力することが可能とな
る。
報が放送される所定の周波数に放送信号が重畳されてい
ることを検出するものであるため、交通情報が提供され
ている場合に自動的にこれを出力することが可能とな
る。
【００２６】しかも、送信装置は従来のものに何等改良
を加えなくても、運転者の操作を煩わせることなく、交
通情報が適宜自動的に提供されるので、安全運転に寄与
する装置を容易に提供できる。
を加えなくても、運転者の操作を煩わせることなく、交
通情報が適宜自動的に提供されるので、安全運転に寄与
する装置を容易に提供できる。
【００２７】（第三実施例）本発明の第三実施例につい
て図６を参照して説明する。この第三実施例における交
通情報システムの送信装置は従来技術の送信装置を用い
る。すなわち重要度レベル情報が付加されていない交通
情報に係るラジオ放送波が所定の周波数にて送信装置か
ら送信される。
て図６を参照して説明する。この第三実施例における交
通情報システムの送信装置は従来技術の送信装置を用い
る。すなわち重要度レベル情報が付加されていない交通
情報に係るラジオ放送波が所定の周波数にて送信装置か
ら送信される。
【００２８】図６は第三実施例の受信装置６を示すブロ
ック図である。受信アンテナ６１、受信部６２、放送信
号検出部６３、切替判定部６４、切替スイッチ６５、出
力部６６、ラジオ６７１、ＣＤ６７２、テープ６７３は
第二実施例と同一であるので詳しい説明を省略する。第
二実施例と異なるのは、走行位置検出部６８と周波数切
替判定部６９が更に設けられる点である。走行位置検出
部６８はＧＰＳシステムなどを利用して自車が走行して
いる場所を検出する。周波数切替判定部６９は、地域毎
に交通情報を提供するラジオ放送の周波数が予め登録さ
れており、走行位置検出部６８で検出した走行位置に応
じた最適な周波数を判定する。放送信号検出部６３は、
受信部６２で受信した放送信号のうち周波数切替判定部
６９で判定した周波数に放送信号が重畳されているか否
かを検出する。この検出の結果、放送信号が重畳されて
いることを検出した場合に、切替判定部６４が切替要と
判定してラジオ６７１に切替スイッチ６５を切替え、出
力部６６から交通情報に係るメッセージを出力する。
ック図である。受信アンテナ６１、受信部６２、放送信
号検出部６３、切替判定部６４、切替スイッチ６５、出
力部６６、ラジオ６７１、ＣＤ６７２、テープ６７３は
第二実施例と同一であるので詳しい説明を省略する。第
二実施例と異なるのは、走行位置検出部６８と周波数切
替判定部６９が更に設けられる点である。走行位置検出
部６８はＧＰＳシステムなどを利用して自車が走行して
いる場所を検出する。周波数切替判定部６９は、地域毎
に交通情報を提供するラジオ放送の周波数が予め登録さ
れており、走行位置検出部６８で検出した走行位置に応
じた最適な周波数を判定する。放送信号検出部６３は、
受信部６２で受信した放送信号のうち周波数切替判定部
６９で判定した周波数に放送信号が重畳されているか否
かを検出する。この検出の結果、放送信号が重畳されて
いることを検出した場合に、切替判定部６４が切替要と
判定してラジオ６７１に切替スイッチ６５を切替え、出
力部６６から交通情報に係るメッセージを出力する。
【００２９】上記本発明の第三実施例によれば、上記第
二実施例の効果に加えて、地域毎に交通情報を提供する
周波数が異なる場合にも、最適な周波数帯が自動的に選
択されるという効果を奏する。
二実施例の効果に加えて、地域毎に交通情報を提供する
周波数が異なる場合にも、最適な周波数帯が自動的に選
択されるという効果を奏する。
【００３０】なお、上記第三実施例を第一実施例に応用
して、受信部２２で受信する交通情報に係る所定の周波
数を走行位置に応じた最適な周波数に適宜変更し得るよ
うに構成してもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更しても構わない。
して、受信部２２で受信する交通情報に係る所定の周波
数を走行位置に応じた最適な周波数に適宜変更し得るよ
うに構成してもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更しても構わない。
【００３１】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、交通情
報が提供されている区間を走行している場合に自動的に
所定の周波数の放送信号を受信することができ、また、
重要度に応じて所定の周波数の放送信号を選択的に受信
することができる交通情報システム、及び送信装置と受
信装置を提供することができる。
報が提供されている区間を走行している場合に自動的に
所定の周波数の放送信号を受信することができ、また、
重要度に応じて所定の周波数の放送信号を選択的に受信
することができる交通情報システム、及び送信装置と受
信装置を提供することができる。
【図１】本発明の第一実施例の送信装置を示すブロック
図。
図。
【図２】本発明の第一実施例の受信装置を示すブロック
図。
図。
【図３】本発明の第一実施例の切替設定テーブル。
【図４】本発明の第一実施例の受信装置の切替動作を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図５】本発明の第二実施例の受信装置を示すブロック
図。
図。
【図６】本発明の第三実施例の受信装置を示すブロック
図。
図。
【図７】ハイウェイラジオシステムを示す概略構成図。
１ 送信装置 ２、５、６ 受信装置 １２ 情報収集部 １３ メッセージ編集部 １４ 重要度レベル設定部 ２３ 重要度レベル情報検出部 ２４、５４、６４ 切替判定部 ２５ 切替設定部 ２６、５５、６５ 切替スイッチ ２７、５６、６６ 出力部 ５３、，６３ 放送信号検出部 ６８ 走行位置検出部 ６９ 周波数切替判定部
Claims (10)
- 【請求項１】 道路を走行する車両に交通情報を提供す
る交通情報システムであって、 送信装置は、 前記交通情報に、情報の重要度に応じて割当てた重要度
レベル情報を付加する付加手段と、 前記重要度レベル情報が付加された前記交通情報を所定
の周波数にて送信する送信手段を具備し、 受信装置は、 前記送信装置から送信される前記交通情報を受信する受
信手段と、 受信信号から前記重要度レベル情報を検出する検出手段
と、 検出した前記重要度レベル情報に基づいて選択的に前記
交通情報を出力するか否かを切替える切替手段を具備す
ることを特徴とする交通情報システム。 - 【請求項２】 検出手段で検出した重要度レベル情報の
重要度が高い場合には、切替手段により交通情報の出力
に切替えることを特徴とする請求項１に記載の交通情報
システム。 - 【請求項３】 受信装置は、 重要度レベル情報に対応づけて、前記交通情報の出力に
切替えるか否かを予め設定する設定手段を更に具備する
ことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の交通
情報システム。 - 【請求項４】 付加手段は、重要度レベル情報を、ＦＭ
放送の副搬送波を利用して付加することを特徴とする請
求項１に記載の交通情報システム。 - 【請求項５】 付加手段は、重要度レベル情報を、所定
の通信プロトコルにて付加することを特徴とする請求項
１に記載の交通情報システム。 - 【請求項６】 道路を走行する車両に交通情報を提供す
る交通情報システムにおける送信装置であって、 前記交通情報に、情報の重要度に応じて割当てた重要度
レベル情報を付加する付加手段と、 前記重要度レベル情報が付加された前記交通情報を所定
の周波数にて送信する送信手段を具備することを特徴と
する送信装置。 - 【請求項７】 道路を走行する車両に交通情報を提供す
る交通情報システムにおける受信装置であって、 送信装置から送信される前記交通情報を受信する受信手
段と、 受信信号から、送信装置で付加された前記交通情報の重
要度に応じて割当てた重要度を示す重要度レベル情報を
検出する検出手段と、 検出した前記重要度レベル情報に基づいて選択的に前記
交通情報を出力するか否かを切替える切替手段を具備す
ることを特徴とする受信装置。 - 【請求項８】 道路を走行する車両に交通情報を提供す
る交通情報システムにおける受信装置であって、 放送信号を受信する受信手段と、 前記受信手段で所定の周波数帯に放送信号が重畳されて
いることを検出する検出手段と、 前記検出手段で所定の周波数帯に放送信号が重畳されて
いることが検出された場合に、前記所定の周波数帯に重
畳されている放送信号を出力するように切替える切替手
段を具備することを特徴とする受信装置。 - 【請求項９】 所定の周波数を、車両が走行している地
域に応じて最適な周波数に切替えることを特徴とする請
求項１に記載の交通情報システム、または請求項８に記
載の受信装置。 - 【請求項１０】 車両が走行している地域は、ＧＰＳ
（global positioningsystem）によって検知されるこ
とを特徴とする請求項９に記載の交通情報システムまた
は受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29474599A JP2001118189A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 交通情報システム、及び送信装置と受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29474599A JP2001118189A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 交通情報システム、及び送信装置と受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001118189A true JP2001118189A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17811767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29474599A Pending JP2001118189A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 交通情報システム、及び送信装置と受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001118189A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005135015A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 音声通知装置 |
| JP2007218885A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Kenwood Corp | ナビゲーションシステム |
| JP2008225880A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | 交通情報提供システム |
| JP2009098756A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Kenwood Corp | 情報提供装置、情報提供方法及びプログラム |
| JP2011023021A (ja) * | 2010-08-20 | 2011-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | 路車間狭域無線通信システム、路車間狭域無線通信システムのセンター、路側狭域無線通信装置、および車載狭域無線通信装置 |
| JP5012504B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2012-08-29 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用ナビゲーションシステム |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29474599A patent/JP2001118189A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005135015A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 音声通知装置 |
| JP5012504B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2012-08-29 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 車両用ナビゲーションシステム |
| US8483955B2 (en) | 2005-03-30 | 2013-07-09 | Aisin Aw Co., Ltd. | Navigation system for a vehicle |
| JP2007218885A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Kenwood Corp | ナビゲーションシステム |
| JP2008225880A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | 交通情報提供システム |
| JP2009098756A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Kenwood Corp | 情報提供装置、情報提供方法及びプログラム |
| JP2011023021A (ja) * | 2010-08-20 | 2011-02-03 | Mitsubishi Electric Corp | 路車間狭域無線通信システム、路車間狭域無線通信システムのセンター、路側狭域無線通信装置、および車載狭域無線通信装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050414 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050606 |