JP2001117506A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2001117506A
JP2001117506A JP29776499A JP29776499A JP2001117506A JP 2001117506 A JP2001117506 A JP 2001117506A JP 29776499 A JP29776499 A JP 29776499A JP 29776499 A JP29776499 A JP 29776499A JP 2001117506 A JP2001117506 A JP 2001117506A
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light emitting
light
image
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green
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JP29776499A
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English (en)
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Hitoshi Noda
均 野田
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
Atsushi Hatayama
淳 畑山
Nobusuke Masumoto
順資 枡本
Hiroshi Miyai
宏 宮井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像の低階調領域の表示性能が優れた高画質
な映像表示を可能とし、光源の長寿命化を図ると共に、
光利用効率を改善して消費電力が少ない映像表示装置の
実現を可能とすることを目的とする。 【解決手段】 赤色、緑色、青色のLEDを複数個垂直
方向に一列に並べて各色LEDアレイ31R、31G、
31Bを構成する。映像信号処理回路17と画像メモリ
32R、32G、32Bなどを用いて映像信号を映像の
垂直方向の一列にグループ化した映像信号データに変換
し、各色LEDアレイ31R、31G、31Bを映像信
号データによって強度を変化させながら光を発光するよ
うに駆動し、垂直方向に一列の映像を同時に表示する。
照射された光を水平方向走査反射鏡15を用いて映像信
号の水平走査と同期させながら水平方向に走査すること
でスクリーン16上に映像として表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から変調され
て射出された光をスクリーン上に投写することによって
映像を表示する映像表示装置(国際特許分類G09F
9/00)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダー、ビデオ
ディスクプレーヤーなどの映像機器、映像ソフトの充実
に伴い迫力のある映像を楽しむための大画面映像表示装
置の要望が高まってきている。従来からの大画面の映像
表示装置として、映像表示部に液晶パネルを用い、光源
より射出された光を液晶パネルによって空間的に変調し
て、映像をスクリーンなどに投写する映像表示装置があ
る。
【0003】図11は、映像表示部に液晶パネルを用い
た従来の映像表示装置の一例の構成図を示したものであ
る。
【0004】図11において、光源であるランプ101
からの放射光および反射鏡102で反射された反射光は
集光レンズ103により集められたのち、色分解用ダイ
クロイックミラー104、105にて赤色、緑色、青色
の原色光に分解される。各原色光は、赤色用液晶パネル
112、緑色用液晶パネル113、青色用液晶パネル1
14に導かれ、色合成用プリズム115で合成されたの
ち、投写レンズ116によってスクリーン117上に投
写される。また、全反射ミラー106、107、108
は光線の光路を変更するためのものであり、レンズ10
9、110、111は各液晶パネルへ入射する光線の角
度を調整するためのものである。光源であるランプとし
ては、放電型の超高圧水銀ランプ、メタルハライドラン
プや熱発光型のハロゲンランプといった白色光源が用い
られている。
【0005】赤色用液晶パネル112、緑色用液晶パネ
ル113、青色用液晶パネル114はそれぞれ赤色用映
像信号、緑色用映像信号、青色用映像信号によって駆動
され、ランプ101より照射された光は、各液晶パネル
を通過するときに空間的に変調されて、投写レンズ11
6によってスクリーン117上に映像として投影され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
ような従来の映像表示装置においては、液晶パネルを映
像信号で駆動し、液晶パネルによる光の透過率を変化さ
せることで光を空間的に変調し、映像表示を行っている
が、液晶パネルの光遮断性能が完全でないため、低階調
映像の表示性能が悪くコントラストの高い、高画質な映
像を得ることが難しいという課題があった。
【0007】また、上記したような従来の映像表示装置
においては、光源に超高圧水銀ランプやメタルハライド
ランプといったランプが用いられているが、ランプは一
般的に経時変化が大きく、また、寿命も短いため、数千
時間で交換しなければならないという課題があった。
【0008】さらに、現在用いられているランプの多く
は投入電力に対する射出される光の割合である光利用効
率が低いので、明るい投写映像を得るためには明るいラ
ンプを用いなければならず、消費電力が増大し、また、
ランプからの発熱も大きくなるという課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の映像表示装置は、表示する映像の情報
に応じた電気的映像信号によって各々赤色、緑色、青色
に自発光する光の強度を変調する赤色用発光手段と緑色
用発光手段と青色用発光手段と、前記赤色用発光手段と
前記緑色用発光手段と前記青色用発光手段によって発光
された光を空間的な水平方向と垂直方向に走査する光線
走査手段と、前記赤色用発光手段と緑色用発光手段と青
色用発光手段によって発光された光をスクリーン上に結
像する結像手段を備え、入力された前記電気的映像信号
の水平走査と垂直走査に同期するように前記光線走査手
段の水平方向および垂直方向への走査を制御することに
よって、前記スクリーン上に映像を表示することを特徴
としたものである。
【0010】また、本発明の映像表示装置は、表示する
映像の情報に応じた電気的映像信号によって各々赤色、
緑色、青色に自発光する光の強度を変調する発光素子を
各色毎に複数個一列に並べてなる赤色用発光手段と緑色
用発光手段と青色用発光手段と、前記赤色用発光手段と
前記緑色用発光手段と前記青色用発光手段によって発光
された光を走査する光線走査手段を備え、入力された前
記電気的映像信号による映像の水平方向あるいは垂直方
向における複数個の画素の表示を同時に行い、スクリー
ン上に前記赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発
光手段の発光素子が一列に並んで投写される方向と直交
する方向に前記光線走査手段で前記赤色用発光手段と緑
色用発光手段と青色用発光手段より発光した光を走査す
ることによって、前記スクリーン上に映像を表示するこ
とを特徴としたものである。
【0011】本発明によれば、電気的映像信号を光の強
度変化に変換する変調手段に自ら光を発光する自発光素
子を用いることで、低階調領域での光の強度を十分弱く
することができるので、低階調領域の表示性能を向上さ
せることができ、表示品位をコントラストの高い良好な
ものにすることができる。かつ、光源が長寿命で消費電
力も少なく、さらには、光学系の簡単化により小型な映
像表示装置を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の映像表示装置は、表示す
る映像の情報に応じた電気的映像信号によって各々赤
色、緑色、青色に自発光する光の強度を変調する赤色用
発光手段と緑色用発光手段と青色用発光手段と、前記赤
色用発光手段と前記緑色用発光手段と前記青色用発光手
段によって発光された光を空間的な水平方向と垂直方向
に走査する光線走査手段と、前記赤色用発光手段と緑色
用発光手段と青色用発光手段によって発光された光をス
クリーン上に結像する結像手段を備え、入力された前記
電気的映像信号の水平走査と垂直走査に同期するように
前記光線走査手段の水平方向および垂直方向への走査を
制御することによって、前記スクリーン上に映像を表示
することを特徴としたものであり、電気的映像信号を光
の強度変化に変換する変調手段に自ら光を発光する自発
光素子を用いることで、低階調領域での光の強度を十分
弱くすることができるので、低階調領域の表示性能を向
上させることができ、表示品位をコントラストの高い良
好なものにすることができる。かつ、光源が長寿命で消
費電力も少なくすることができ、さらには、光学系の簡
単化により装置を小型化することができるという作用を
有する。
【0013】また、本発明の映像表示装置は、表示する
映像の情報に応じた電気的映像信号によって各々赤色、
緑色、青色に自発光する光の強度を変調する発光素子を
各色毎に複数個一列に並べてなる赤色用発光手段と緑色
用発光手段と青色用発光手段と、前記赤色用発光手段と
前記緑色用発光手段と前記青色用発光手段によって発光
された光を走査する光線走査手段を備え、入力された前
記電気的映像信号による映像の水平方向あるいは垂直方
向における複数個の画素の表示を同時に行い、スクリー
ン上に前記赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発
光手段の発光素子が一列に並んで投写される方向と直交
する方向に前記光線走査手段で前記赤色用発光手段と緑
色用発光手段と青色用発光手段より発光した光を走査す
ることによって、前記スクリーン上に映像を表示するこ
とを特徴としたものであり、電気的映像信号を光の強度
変化に変換する変調手段に自ら光を発光する自発光素子
を用いることで、低階調領域での光の強度を十分弱くす
ることができるので、低階調領域の表示性能を向上させ
ることができ、表示品位をコントラストの高い良好なも
のにすることができる。かつ、光源が長寿命で消費電力
も少なくすることができ、さらには、光学系の簡単化に
より装置を小型化することができるという作用を有す
る。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図10を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は第1の発明の一実
施例における映像表示装置の構成を示す構成図であり、
11Rは赤色用発光手段である赤色発光ダイオード、1
1Gは緑色用発光手段である緑色発光ダイオード、11
Bは青色用発光手段である青色発光ダイオード、12は
各発光ダイオード11R、11G、11Bより照射され
た光線を集光して結像するための集光レンズ、13は集
光レンズ12で結像した像を投写するための投写レン
ズ、14は投写レンズ13からの光線を反射させながら
垂直方向に走査するための垂直方向走査反射鏡、15は
同じく光線を反射させながら水平方向に走査するための
水平方向走査反射鏡、16はスクリーンである。なお、
以下において発光ダイオードをLEDと称する。
【0016】図2は上記した映像表示装置の制御方法を
示すためのブロック図であり、17は入力された映像信
号を各原色信号に分離したり調整するための映像信号処
理回路、18は映像信号から水平同期信号と垂直同期信
号を分離するための同期信号分離回路、21R、21
G、21Bは各々映像信号処理回路17で処理された赤
色用映像信号、緑色用映像信号、青色用映像信号によっ
て赤色LED11R、緑色LED11G、青色LED1
1Bを駆動するための赤色用LED駆動回路、緑色用L
ED駆動回路、青色用LED駆動回路、22は垂直同期
信号によって垂直方向走査反射鏡14の動作を制御する
ための垂直方向走査反射鏡制御回路、23は水平同期信
号によって水平方向走査反射鏡15の動作を制御するた
めの水平方向走査反射鏡制御回路である。
【0017】以下図1と図2を用いて第1の発明の一実
施例による映像表示装置の動作を説明する。
【0018】入力された映像信号は映像信号処理回路1
7で信号の調整と各原色信号への分離が行われ、それぞ
れ赤色用LED駆動回路21R、緑色用LED駆動回路
21G、青色用LED駆動回路21Bへ入力される。赤
色用LED駆動回路21Rは入力された赤色用映像信号
に従って赤色LED11Rの発光強度を変化させるよう
に駆動する。同様に緑色用LED駆動回路21Gと青色
用LED駆動回路21Bも緑色LED11G、青色LE
D11Bの発光強度を変化させるように駆動する。
【0019】赤色LED11R、緑色LED11G、青
色LED11Bから照射された光線は、集光レンズ12
によって集光されて一旦結像される。集光レンズ12で
結像した像は投写レンズ13によってスクリーン16上
に投写されるが、発光源である各LED11R、11
G、11Bは一点で発光しているため、まだスクリーン
16上では点状で表示されている。
【0020】垂直方向走査反射鏡14は垂直方向走査反
射鏡制御回路22によって反射鏡の角度が変化するよう
に制御されており、各LEDからの光路を垂直方向に走
査するように動作する。また、水平方向走査反射鏡15
は水平方向走査反射鏡制御回路23によって反射鏡の角
度が変化するように制御されており、各LEDからの光
路を水平方向に走査するように動作する。
【0021】このように赤色LED11R、緑色LED
11G、青色LED11Bから映像信号によって発光強
度を変化させながら発光した光を垂直方向走査反射鏡1
4と水平方向走査反射鏡15とによって、それぞれ垂直
方向と水平方向に走査することによって、スクリーン1
6上に点状に表示されていた投写像を面状に表示するこ
とができるので、スクリーン16上に映像として表示す
ることができる。
【0022】ここで、垂直方向走査反射鏡14や水平方
向走査反射鏡15はガルバノミラーやポリゴンミラーと
いった可動反射鏡で容易に構成することができる。ま
た、光線の光路を変化させる手段は反射鏡を用いること
に限ったことではなく、プリズムなどを用いても良いこ
とは明らかである。
【0023】図3はスクリーン16上での映像の表示状
態を示した状態図である。図3に示すように、各LED
からの光線は投写レンズ14によってスクリーン16上
の1カ所に投写される。そして、映像信号の水平走査に
同期して、水平方向走査反射鏡15によって水平方向に
走査され、また、映像信号の垂直走査に同期して、垂直
方向走査反射鏡14によって垂直方向に走査されて映像
として表示される。
【0024】本実施例に類似しているように思われる従
来例としては、特開平7−151995号公報に示され
たような例があるが、特開平7−151995号公報に
示されている装置では、本実施例の各色LED11R、
11G、11Bと集光レンズ12に対応する光出射部と
投写レンズ13と垂直方向走査反射鏡14と水平方向走
査反射鏡15に対応する光入射部を備え、かつ、両部を
光伝送部で接続するように構成して光出射部と光入射部
の設置の自由度を大きくすることを目的としているのに
対して、本実施例の映像表示装置は特開平7−1519
95号公報に示されている装置で言うところの光出射部
と光入射部を密着させて構成しているので光伝送部を必
要とせず、装置全体の小型化が可能であることのように
全く目的の異なったものである。
【0025】このように、本実施例の映像表示装置で
は、光源に発光ダイオードを用い、発光ダイオードの駆
動自体を映像信号で変調して映像を表示するように構成
しているので、低階調領域では発光ダイオードの発光量
自体が十分低くなることより、低階調領域の表示性能を
向上させることができ、表示品位をコントラストの高い
良好なものにすることができる。また、光源に発光ダイ
オードを用いることで、光源の長寿命化を図ることがで
きる。また、発光ダイオードは従来用いてきたランプに
比べて消費電力が少ないことより、映像表示装置の消費
電力も少なくすることができる。さらには、液晶パネル
を用いた映像表示装置に比べて装置の光学系が簡単です
むことより装置の小型化が可能になるという大きな効果
が得られる。
【0026】なお、本実施例では発光手段に発光ダイオ
ードを用いた場合について説明したが、発光ダイオード
の代わりにエレクトロルミネセンス素子や半導体レーザ
素子を用いても良い。
【0027】(実施の形態2)図4は第2の発明の一実
施例における映像表示装置の構成を示す構成図である。
なお、上記した第1の発明の一実施例と同一構成部分に
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0028】31Rは赤色用発光手段である赤色発光ダ
イオードを複数個垂直方向に一列に並べてなる赤色発光
ダイオードアレイ、31Gは緑色用発光手段である緑色
発光ダイオードを複数個垂直方向に一列に並べてなる緑
色発光ダイオードアレイ、31Bは青色用発光手段であ
る青色発光ダイオードを複数個垂直方向に一列に並べて
なる青色発光ダイオードアレイ、12は各発光ダイオー
ドアレイ31R、31G、31Bより照射された光線を
集光して結像するための集光レンズ、15は集光レンズ
12からの光線を反射させながら水平方向に走査するた
めの水平方向走査反射鏡、16はスクリーンである。
【0029】図5は上記した映像表示装置の制御方法を
示すためのブロック図であり、17は映像信号処理回
路、18は同期信号分離回路、23は水平同期信号によ
って水平方向走査反射鏡15の動作を制御するための水
平方向走査反射鏡制御回路、32R、32G、32Bは
各々映像信号処理回路17からの映像信号をメモリし、
水平方向走査反射鏡15による走査に適するように映像
信号のタイミングを変換するための画像メモリ、33
R、33G、33Bは各々画像メモリ32R、32G、
32Bからの映像信号によって各色LEDアレイ31
R、31G、31Bを駆動するためのLED駆動回路、
34は同期信号分離回路18からの水平同期信号と垂直
同期信号によって画像メモリ32R、32G、32Bの
動作を制御するための画像位置制御回路である。
【0030】以下図4と図5を用いて第2の発明の一実
施例による映像表示装置の動作を説明する。
【0031】入力された映像信号は映像信号処理回路1
7で信号の調整と各原色信号への分離が行われ、それぞ
れ赤色用画像メモリ32R、緑色用画像メモリ32G、
青色用画像メモリ32Bへ入力される。各画像メモリ3
2R、32G、32Bでは、画像位置制御回路34から
の制御信号によって一画面分の映像信号を記録したの
ち、画面の垂直方向の一列の信号をグループ化した一列
ごとの映像信号データに変換して、それぞれ赤色用LE
D駆動回路33R、緑色用LED駆動回路33G、青色
用LED駆動回路33Bへ出力する。赤色用LED駆動
回路33Rは赤色用画像メモリ32Rより入力された映
像信号データに従って、赤色LEDアレイ31Rを駆動
する。赤色LEDアレイ31Rは画面の垂直方向に相当
する方向に複数個のLEDを一列に並べた物であり、映
像の垂直方向の一列に相当する映像表示を同時に行う。
【0032】同様に緑色用LED駆動回路33Gと青色
用LED駆動回路33Bも緑色LEDアレイ31G、青
色LEDアレイ31Bを駆動して、映像の垂直方向の一
列に相当する映像を同時に表示する。
【0033】各色LEDアレイ31R、31G、31B
から照射された光線は、集光レンズ12で集光されて小
さな像に結像されたのち、スクリーン16上に垂直方向
に一列の映像として表示される。ここで、水平方向走査
反射鏡15は水平方向走査反射鏡制御回路23によって
反射鏡の角度が変化するように制御されており、各LE
Dからの光路を水平方向に走査するように動作する。水
平方向の走査を、映像信号の水平方向走査と同期して行
うことにより、スクリーン16上に投写された垂直方向
に一列の映像は、水平方向に走査され映像として表示す
ることができる。
【0034】このように水平方向走査反射鏡15によっ
て、赤色LEDアレイ31R、緑色LEDアレイ31
G、青色LEDアレイ31Bより発光した光を水平方向
に走査することによって、スクリーン16上に映像を投
写して表示することができる。
【0035】ここで、水平方向走査反射鏡15はガルバ
ノミラーやポリゴンミラーといった可動反射鏡で容易に
構成することができる。また、光線の光路を変化させる
手段は反射鏡を用いることに限ったことではなく、プリ
ズムなどを用いても良いことは明らかである。
【0036】図6はスクリーン16上での映像の表示状
態を示した状態図である。なお、図6では理解の簡単の
ため1色のLEDアレイによる表示状態を示している。
図6に示すように、各LEDアレイからの光線はスクリ
ーン16上の垂直方向の一列に投写されており、映像信
号の水平走査に同期して走査される水平方向走査反射鏡
15によって水平方向に走査されて映像として表示され
る。
【0037】図7は図4に示した第1の発明の一実施例
における映像表示装置の別の構成を示したもので、図4
に示した映像表示装置において集光レンズ12の後ろに
投写レンズ13を設け、集光レンズ12で結像した各L
EDアレイ31R、31G、31Bの像をスクリーン1
6上に投写するように構成したものである。本発明の映
像表示装置をこのように構成することで、光源から照射
される光線が広がり角度をもって照射される場合でも、
投写レンズ13で損失なく集光することができるので、
スクリーン16上に明るい投写映像を表示することがで
き、また、画面サイズも任意に設定することが可能にな
る。
【0038】このように、本実施例の映像表示装置で
は、光源に発光ダイオードを用い、発光ダイオードの駆
動自体を映像信号で変調して映像を表示するように構成
しているので、低階調領域では発光ダイオードの発光量
自体が十分低くなることより、低階調領域の表示性能を
向上させることができ、表示品位をコントラストの高い
良好なものにすることができる。
【0039】また、光源に発光ダイオードを用いること
で、光源の長寿命化を図ることができる。また、発光ダ
イオードは従来用いてきたランプに比べて消費電力がす
くないことより、映像表示装置の消費電力も少なくする
ことができる。さらには、液晶パネルを用いた映像表示
装置に比べて装置の光学系が簡単ですむことより装置の
小型化が可能になるという大きな効果が得られる。
【0040】なお、本実施例では発光手段に発光ダイオ
ードを用いた場合について説明したが、発光ダイオード
の代わりにエレクトロルミネセンス素子や半導体レーザ
素子を用いても良い。
【0041】図8は第2の発明の別の実施例における映
像表示装置の構成を示す構成図である。なお、上記した
第1の発明の一実施例および第2の発明の一実施例と同
一構成部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0042】41Rは赤色用発光手段である赤色発光ダ
イオードを複数個水平方向に一列に並べてなる赤色発光
ダイオードアレイ、41Gは緑色用発光手段である緑色
発光ダイオードを複数個水平方向に一列に並べてなる緑
色発光ダイオードアレイ、41Bは青色用発光手段であ
る青色発光ダイオードを複数個水平方向に一列に並べて
なる青色発光ダイオードアレイ、12は各発光ダイオー
ドアレイ41R、41G、41Bより照射された光線を
集光して結像するための集光レンズ、13は集光レンズ
12で結像した像を投写するための投写レンズ、14は
投写レンズ13からの光線を反射させながら垂直方向に
走査するための垂直方向走査反射鏡、16はスクリーン
である。
【0043】図9は上記した映像表示装置の制御方法を
示すためのブロック図であり、17は映像信号処理回
路、18は同期信号分離回路、22は垂直同期信号によ
って垂直方向走査反射鏡14の動作を制御するための垂
直方向走査反射鏡制御回路42R、42G、42Bは各
々映像信号処理回路17からの映像信号をメモリし、垂
直方向走査反射鏡14による走査に適するように映像信
号のタイミングを変換するための画像メモリ、43R、
43G、43Bは各々画像メモリ42R、42G、42
Bからの映像信号によって各色LEDアレイ41R、4
1G、41Bを駆動するためのLED駆動回路、44は
同期信号分離回路18からの水平同期信号と垂直同期信
号によって画像メモリ42R、42G、42Bの動作を
制御するための画像位置制御回路である。
【0044】以下図8と図9を用いて第2の発明の別の
実施例による映像表示装置の動作を説明する。
【0045】入力された映像信号は映像信号処理回路1
7で信号の調整と各原色信号への分離が行われ、それぞ
れ赤色用画像メモリ42R、緑色用画像メモリ42G、
青色用画像メモリ42Bへ入力される。各画像メモリ4
2R、42G、42Bでは、画像位置制御回路44から
の制御信号によって画面の水平方向の1ライン分の映像
信号を記録したのち、画面の水平方向の1ラインの信号
をグループ化した1ラインごとの映像信号データに変換
して、それぞれ赤色用LED駆動回路43R、緑色用L
ED駆動回路43G、青色用LED駆動回路43Bへ出
力する。
【0046】赤色用LED駆動回路43Rは赤色用画像
メモリ42Rより入力された映像信号データに従って、
赤色LEDアレイ41Rを駆動する。赤色LEDアレイ
41Rは画面の水平方向に相当する方向に複数個のLE
Dを一列に並べた物であり、映像の水平方向の1ライン
に相当する映像表示を同時に行う。同様に緑色用LED
駆動回路43Gと青色用LED駆動回路43Bも緑色L
EDアレイ41G、青色LEDアレイ41Bを駆動し
て、映像の水平方向の1ラインに相当する映像を同時に
表示する。
【0047】各色LEDアレイ41R、41G、41B
から照射された光線は、集光レンズ12によって集光さ
れて一旦結像され、投写レンズ13によってスクリーン
16上に水平方向に1ラインの映像として表示される。
ここで、垂直方向走査反射鏡14は垂直方向走査反射鏡
制御回路22によって反射鏡の角度が変化するように制
御されており、各LEDからの光路を垂直方向に走査す
るように動作する。垂直方向の走査を、映像信号の垂直
方向走査と同期して行うことにより、スクリーン16上
に投写された水平方向に1ラインの映像は、垂直方向に
走査され映像として表示することができる。
【0048】このように垂直方向走査反射鏡14によっ
て、赤色LEDアレイ41R、緑色LEDアレイ41
G、青色LEDアレイ41Bより発光した光を垂直方向
に走査することによって、スクリーン16上に映像を投
写して表示することができる。ここで、垂直方向走査反
射鏡14はガルバノミラーやポリゴンミラーといった可
動反射鏡で容易に構成することができる。
【0049】また、光線の光路を変化させる手段は反射
鏡を用いることに限ったことではなく、プリズムなどを
用いても良いことは明らかである。また、図8に示した
別の実施例では投写レンズを用いた構成について説明し
たが、投写レンズを用いない構成であっても良いことは
明らかである。
【0050】図10はスクリーン16上での映像の表示
状態を示した状態図である。なお、図10では理解の簡
単のため1色のLEDアレイによる表示状態を示してい
る。図10に示すように、各LEDからの光線は投写レ
ンズ14によってスクリーン16上の水平方向の1ライ
ンに投写される。そして、映像信号の垂直走査に同期し
て、垂直方向走査反射鏡14によって垂直方向に走査さ
れて映像として表示される。
【0051】このように、本実施例の映像表示装置で
は、光源に発光ダイオードを用い、発光ダイオードの駆
動自体を映像信号で変調して映像を表示するように構成
しているので、低階調領域では発光ダイオードの発光量
自体が十分低くなることより、低階調領域の表示性能を
向上させることができ、表示品位をコントラストの高い
良好なものにすることができる。
【0052】また、光源に発光ダイオードを用いること
で、光源の長寿命化を図ることができる。また、発光ダ
イオードは従来用いてきたランプに比べて消費電力がす
くないことより、映像表示装置の消費電力も少なくする
ことができる。さらには、液晶パネルを用いた映像表示
装置に比べて装置の光学系が簡単ですむことより装置の
小型化が可能になるという大きな効果が得られる。
【0053】なお、本実施例では発光手段に発光ダイオ
ードを用いた場合について説明したが、発光ダイオード
の代わりにエレクトロルミネセンス素子や半導体レーザ
素子を用いても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明の映像表示装置に
よれば、表示する映像の情報に応じた電気的映像信号に
よって各々赤色、緑色、青色に自発光する光の強度を変
調する赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発光手
段と、前記赤色用発光手段と前記緑色用発光手段と前記
青色用発光手段によって発光された光を空間的な水平方
向と垂直方向に走査する光線走査手段と、前記赤色用発
光手段と緑色用発光手段と青色用発光手段によって発光
された光をスクリーン上に結像する結像手段を備え、入
力された前記電気的映像信号の水平走査と垂直走査に同
期するように前記光線走査手段の水平方向および垂直方
向への走査を制御することによって、前記スクリーン上
に映像を表示することを特徴としたものであり、電気的
映像信号を光の強度変化に変換する変調手段に自ら光を
発光する自発光素子を用いることで、低階調領域での光
の強度を十分弱くすることができるので、低階調領域の
表示性能を向上させることができ、表示品位をコントラ
ストの高い良好なものにすることができる。かつ、光源
が長寿命で消費電力も少なく、さらには、光学系の簡単
化により小型な映像表示装置を提供することができると
いう大きな効果がある。
【0055】また、本発明の映像表示装置は、表示する
映像の情報に応じた電気的映像信号によって各々赤色、
緑色、青色に自発光する光の強度を変調する発光素子を
各色毎に複数個一列に並べてなる赤色用発光手段と緑色
用発光手段と青色用発光手段と、前記赤色用発光手段と
前記緑色用発光手段と前記青色用発光手段によって発光
された光を走査する光線走査手段を備え、入力された前
記電気的映像信号による映像の水平方向あるいは垂直方
向における複数個の画素の表示を同時に行い、スクリー
ン上に前記赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発
光手段の発光素子が一列に並んで投写される方向と直交
する方向に前記光線走査手段で前記赤色用発光手段と緑
色用発光手段と青色用発光手段より発光した光を走査す
ることによって、前記スクリーン上に映像を表示するこ
とを特徴としたものであり、電気的映像信号を光の強度
変化に変換する変調手段に自ら光を発光する自発光素子
を用いることで、低階調領域での光の強度を十分弱くす
ることができるので、低階調領域の表示性能を向上させ
ることができ、表示品位をコントラストの高い良好なも
のにすることができる。かつ、光源が長寿命で消費電力
も少なく、さらには、光学系の簡単化により小型な映像
表示装置を提供することができるという大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例における映像表示装置の
構成を示す構成図
【図2】同装置の動作を説明するためのブロック図
【図3】同装置による映像表示の状態を説明するための
状態図
【図4】第2の発明の一実施例における映像表示装置の
構成を示す構成図
【図5】同装置の動作を説明するためのブロック図
【図6】同装置による映像表示の状態を説明するための
状態図
【図7】同装置の別の構成を示す構成図
【図8】第2の発明の別の実施例における映像表示装置
の構成を示す構成図
【図9】同装置の動作を説明するためのブロック図
【図10】同装置による映像表示の状態を説明するため
の状態図
【図11】従来の映像表示装置である液晶表示装置の一
例を構成を示した構成図
【符号の説明】
11R 赤色LED 11G 緑色LED 11B 青色LED 12 集光レンズ 13 投写レンズ 14 垂直方向走査反射鏡 15 水平方向走査反射鏡 16 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑山 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 枡本 順資 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮井 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C080 AA07 BB05 CC02 CC03 DD01 DD26 DD29 EE30 FF01 FF12 GG08 JJ01 JJ02 JJ06 5G435 AA02 AA14 AA16 BB04 BB05 CC09 CC12 LL04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示する映像の情報に応じた電気的映像
    信号によって各々赤色、緑色、青色に自発光する光の強
    度を変調する赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用
    発光手段と、前記赤色用発光手段と前記緑色用発光手段
    と前記青色用発光手段によって発光された光を空間的な
    水平方向と垂直方向に走査する光線走査手段と、前記赤
    色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発光手段によっ
    て発光された光をスクリーン上に結像する結像手段を備
    え、入力された前記電気的映像信号の水平走査と垂直走
    査に同期するように前記光線走査手段の水平方向および
    垂直方向への走査を制御することによって、前記スクリ
    ーン上に映像を表示することを特徴とする映像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 表示する映像の情報に応じた電気的映像
    信号によって各々赤色、緑色、青色に自発光する光の強
    度を変調する発光素子を各色毎に複数個一列に並べてな
    る赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発光手段
    と、前記赤色用発光手段と前記緑色用発光手段と前記青
    色用発光手段によって発光された光を走査する光線走査
    手段を備え、入力された前記電気的映像信号による映像
    の水平方向あるいは垂直方向における複数個の画素の表
    示を同時に行い、スクリーン上に前記赤色用発光手段と
    緑色用発光手段と青色用発光手段の発光素子が一列に並
    んで投写される方向と直交する方向に前記光線走査手段
    で前記赤色用発光手段と緑色用発光手段と青色用発光手
    段より発光した光を走査することによって、前記スクリ
    ーン上に映像を表示することを特徴とする映像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記赤色用発光手段と緑色用発光手段と
    青色用発光手段によって発光された光をスクリーン上に
    結像する結像手段を備えたことを特徴とする請求項2記
    載の映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記赤色用発光手段と前記緑色用発光手
    段と前記青色用発光手段は、それぞれが発光ダイオード
    素子あるいはエレクトロルミネセンス素子あるいは半導
    体レーザ素子であることを特徴とする請求項1および2
    記載の映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記光線走査手段は、光線の方向を変化
    させるために反射鏡あるいはプリズムを用いていること
    を特徴とする請求項1および2記載の映像表示装置。
JP29776499A 1999-10-20 1999-10-20 映像表示装置 Pending JP2001117506A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003043975A (ja) * 2001-07-26 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 光走査型画像表示装置及びその画像表示方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003043975A (ja) * 2001-07-26 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 光走査型画像表示装置及びその画像表示方法

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