JP2003043975A - 光走査型画像表示装置及びその画像表示方法 - Google Patents

光走査型画像表示装置及びその画像表示方法

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JP2003043975A
JP2003043975A JP2001225746A JP2001225746A JP2003043975A JP 2003043975 A JP2003043975 A JP 2003043975A JP 2001225746 A JP2001225746 A JP 2001225746A JP 2001225746 A JP2001225746 A JP 2001225746A JP 2003043975 A JP2003043975 A JP 2003043975A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答速度が特別速い光源或いは変調制御系を
要せずに、光利用効率を上げることができ、低コストで
低消費電力の光走査型画像表示装置及びその画像表示方
法を提供する。 【解決手段】 光ビームを変調させる主走査方向の一連
の画素を、各サブフレーム内では少なくとも1つ以上の
画素置きとなるように1フレームを複数のサブフレーム
に時分割して表示させることで、隣接画素間の干渉を防
止するために光ビームに短いOFF期間Tp/10を持
たせるようにしても、個々のサブフレームの個々の画素
においては他のサブフレーム用のOFF期間を利用する
ことができるため、時間的な余裕があり、レーザ光源等
の応答速度を特に高速化する必要なく、光の利用効率を
向上させることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画素データに
応じて変調された光ビームを走査させることによりスク
リーン上に画像を表示する光走査型画像表示装置及びそ
の画像表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ディスプレイの薄型化、大型化のニ
ーズは急速に高まってきており、特に大画面表示に適し
たプロジェクション型画像表示装置(プロジェクタ)の普
及が顕在化してきている。
【0003】プロジェクタには様々な方式があるが、そ
の一つの方式として、レーザ光を変調しながらスクリー
ン上を走査して画像を表示する光走査型画像表示装置が
ある。この光走査型は、・指向性の強いレーザ光を用い
て描画するために鮮明な画像が得られる・レーザ光源が
理想的な単一波長スペクトル分布であるために演色性に
優れる等の特長があり、極めて高品質のカラー画像表示
が可能である。
【0004】このような光走査型画像表示装置に関する
従来技術として、例えば、特開平4−32893号公報
(特許第2796683号)に示される例がある。同公
報によれば、隣接する画素が干渉し合うのを防止するた
めに隣接画素間に走査光のOFF期間を設けた上で、光
利用効率を上げるためにビーム形状を走査方向に扁平形
状とする方式が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同公報例方式によれ
ば、ビームを扁平形状にすることにより確かに光利用効
率を上げることは可能であるが、光利用効率を上げよう
とすればするほど前述のOFF期間が短くなってそれだ
け応答速度が速い光源或いは変調制御系が要求されるよ
うになるという問題がある。これは表示画像の解像度が
上がるほど顕著になるため、結果的に、表示可能な解像
度が著しく制限されるという問題にもなる。
【0006】そこで、本発明は、応答速度が特別速い光
源或いは変調制御系を要せずに、光利用効率を上げるこ
とができ、低コストで低消費電力の光走査型画像表示装
置及びその画像表示方法を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、上記目的を実現する上
で、輝度の低下防止ないしは輝度の向上を図れる光走査
型画像表示装置及びその画像表示方法を提供する。
【0008】さらには、本発明は、上記目的を実現する
上で、より一層の低コスト化を図れる光走査型画像表示
装置及びその画像表示方法を提供する。
【0009】また、本発明は、上記目的を実現する上
で、表示品質をより一層向上させ得る光走査型画像表示
装置及びその画像表示方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力画素データに応じて変調された光ビームを走査させ
ることによりスクリーン上に画像を表示する光走査型画
像表示装置の画像表示方法であって、前記光ビームを変
調させる主走査方向の一連の画素を、各サブフレーム内
では少なくとも1つ以上の画素置きとなるように1フレ
ームを複数のサブフレームに時分割して表示させるよう
にした。
【0011】従って、光ビームを変調させる主走査方向
の一連の画素を、各サブフレーム内では少なくとも1つ
以上の画素置きとなるように1フレームを複数のサブフ
レームに時分割して表示させることにより、隣接画素間
の干渉を防止するために光ビームに短いOFF期間を持
たせるようにしても、個々のサブフレームの個々の画素
においては他のサブフレーム用のOFF期間を利用する
ことができるため、時間的な余裕があり、レーザ光源等
の応答速度を特に高速化する必要なく、光の利用効率を
向上させることができ、よって、低コストで低消費電力
で済む画像表示方法を提供できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
走査型画像表示装置の画像表示方法において、副走査方
向に複数本の光ビームを用いる。
【0013】従って、光ビームが1本だけの場合には表
示されていないサブフレーム周期の期間分輝度の低下が
懸念されるが、副走査方向に複数本の光ビームを用いて
同時に主走査させることにより、サブフレーム周期を考
慮しても平均ON期間を増加させることができ、輝度の
低下防止ないしは輝度向上を図ることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の光走査型画像表示装置の画像表示方法において、少
なくとも1つ以上置きとなるように分離された前記主走
査方向の画素を表示させる順番を任意に設定自在とし
た。
【0015】従って、1フレームをサブフレームに時分
割して表示させる場合、主走査方向の一連の画素を表示
させる順番によっては、特定のパターンが認識され、表
示品質が劣化してしまうこともあり得るが、少なくとも
1つ以上置きとなるように分離された主走査方向の画素
を表示させる順番を任意に設定自在とすることで、特定
のパターンが認識されにくくすることができ、よって、
表示品質の劣化を防止し得る。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の光走査型画像表示装置の画像表示方法において、少
なくとも1つ以上置きとなるように分離された前記主走
査方向の画素を表示させる順番を副走査方向の各ライン
毎に異ならせるようにした。
【0017】従って、副走査方向の各ライン毎に表示順
序が異なるように切換えることにより、特定のパターン
の各ライン間の規則性がより減少するため、表示品質を
向上させることができる。
【0018】請求項5記載の発明は、入力画素データに
応じて変調された光ビームを走査させることによりスク
リーン上に画像を表示する光走査型画像表示装置におい
て、光ビームを変調させる主走査方向の一連の入力画素
データを少なくとも1つ以上の画素置きの画素データに
分離する画素分離手段と、分離された画素データ毎にサ
ブフレームを生成するサブフレーム生成手段と、前記サ
ブフレームの画素を順次表示することにより1つのフレ
ームを表示させる表示制御手段と、を備える。
【0019】従って、光ビームを変調させる主走査方向
の一連の画素を画素分離手段により、各サブフレーム内
では少なくとも1つ以上の画素置きとなるように分離
し、1フレームを表示制御手段により複数のサブフレー
ムに時分割して表示させることにより、隣接画素間の干
渉を防止するために光ビームに短いOFF期間を持たせ
るようにしても、個々のサブフレームの個々の画素にお
いては他のサブフレーム用のOFF期間を利用すること
ができるため、時間的な余裕があり、レーザ光源等の応
答速度を特に高速化する必要なく、光の利用効率を向上
させることができ、よって、低コストで低消費電力で済
む光走査型画像表示装置を提供できる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の光
走査型画像表示装置において、副走査方向に複数本の前
記光ビームを有する。
【0021】従って、光ビームが1本だけの場合には表
示されていないサブフレーム周期の期間分輝度の低下が
懸念されるが、副走査方向に複数本の光ビームを用いて
同時に主走査させることにより、サブフレーム周期を考
慮しても平均ON期間を増加させることができ、輝度の
低下防止ないしは輝度向上を図ることができる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の光走査型画像表示装置において、前記光ビームを副
走査方向に副走査させる副走査手段を備える。
【0023】従って、副走査方向の全てのライン分の光
ビームを設けることなく、低コストにして、輝度の低下
防止ないしは輝度向上を図ることができる。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項5ないし7
の何れか一記載の光走査型画像表示装置において、前記
画素分離手段による画素の分離順序を切換える分離順序
切換え手段を備える。
【0025】従って、1フレームをサブフレームに時分
割して表示させる場合、主走査方向の一連の画素を表示
させる順番によっては、特定のパターンが認識され、表
示品質が劣化してしまうこともあり得るが、少なくとも
1つ以上置きとなるように分離される画素の分離順序を
分離順序切換え手段により切換えることで、結果的に、
主走査方向の画素を表示させる順番が任意となるので、
特定のパターンが認識されにくくすることができ、よっ
て、表示品質の劣化を防止し得る。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項8記載の光
走査型画像表示装置において、前記分離順序切換え手段
は、副走査方向の特定ライン毎又は各ライン毎に画素の
分離順序を切換える。
【0027】従って、副走査方向の特定ライン毎又は各
ライン毎に画素の分離順序を切換えることにより、特定
のパターンの規則性がより減少するため、表示品質を向
上させることができる。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
光走査型画像表示装置において、前記分離順序切換え手
段は、副走査方向の各ライン毎に画素の分離順序が異な
るように切換える。
【0029】従って、副走査方向の各ライン毎に表示順
序が異なるように切換えることにより、特定のパターン
の各ライン間の規則性がより減少するため、表示品質を
向上させることができる。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項5ないし
7の何れか一記載の光走査型画像表示装置において、前
記表示制御手段によるサブフレームの表示順序を切換え
る表示順序切換え手段を備える。
【0031】従って、1フレームをサブフレームに時分
割して表示させる場合、主走査方向の一連の画素を表示
させる順番によっては、特定のパターンが認識され、表
示品質が劣化してしまうこともあり得るが、サブフレー
ムの表示順序を切換えることで、少なくとも1つ以上置
きとなるように分離された主走査方向の画素を表示させ
る表示順序が任意となるので、特定のパターンが認識さ
れにくくすることができ、よって、表示品質の劣化を防
止し得る。
【0032】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の光走査型画像表示装置において、副走査方向に複数本
の前記光ビームを有し、前記表示順序切換え手段は、副
走査方向の特定ライン毎又は各ライン毎にサブフレーム
の表示順序を切換える。
【0033】従って、副走査方向の特定ライン毎又は各
ライン毎にサブフレームの表示順序を切換えることによ
り、特定のパターンの規則性がより減少するため、表示
品質を向上させることができる。
【0034】請求項13記載の発明は、請求項11記載
の光走査型画像表示装置において、副走査方向に複数本
の前記光ビームを有し、前記表示順序切換え手段は、副
走査方向の各ライン毎にサブフレームの表示順序が異な
るように切換える。
【0035】従って、副走査方向の各ライン毎に表示順
序が異なるように切換えることにより、特定のパターン
の各ライン間の規則性がより減少するため、表示品質を
向上させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。本実施の形態の光走査
型画像表示装置及びその画像表示方法は、装置自体とし
ては、一般的な光走査型プロジェクタに適用可能であ
る。図1はその一般的な光走査型プロジェクタの構成例
を示し、(a)は側面図、(b)はその一部の平面図で
ある。
【0037】その概略構成及び作用について説明する。
まず、各々R,G,Bで示す3原色のレーザ光を発生す
るレーザ光源1r,1g,1bが設けられている。これ
らのレーザ光源1r,1g,1bとしてはガスレーザや
半導体レーザ等を適宜用い得る。これらのレーザ光源1
r,1g,1bからの各レーザ光は光変調器2r,2
g,2bにより各色に対応する入力画素信号ARo,A
Go,ABoに基づいて変調される。光変調器2r,2
g,2bとしては例えばAOM(音響光学変調器)など
が用いられる。変調されたレーザ光はミラー3r,3
b,ダイクロイックプリズム等の合成光学素子4により
合成され、1本の走査レーザ光(光ビーム)が生成され
る。
【0038】合成されたレーザ光はポリゴンミラー5に
入射される。ポリゴンミラー5はポリゴンモータドライ
ブ信号PMDに基づきポリゴンモータ6により高速回転
されて入射するレーザ光に対して水平方向に回転する多
面鏡であり、入射するレーザ光をその回転に伴ない水平
方向に主走査させる。ポリゴンミラー5によって反射
(偏向走査)されたレーザ光はガルバノミラー7に入射
される。ガルバノミラー7は、ガルバノモータドライブ
信号GMDに基づきガルバノモータ8により揺動回動さ
れて入射するレーザ光に対して直交する方向に往復運動
するミラーであり、これにより入射するレーザ光を垂直
方向に副走査させる。ガルバノミラー7によって反射さ
れたレーザ光はスクリーン9に導かれ、結果的にスクリ
ーン9上に画像が2次元的に表示される。
【0039】このような基本的な構成において、本実施
の形態では、光ビームを扁平形状にして隣接画素間での
走査光のOFF期間を短くしても応答速度の高速化を必
要としない方法を提供するものであり、まず、本実施の
形態による画像表示方法の原理を図2を参照して説明す
る。
【0040】図2は、光ビームの走査に関連してのON
/OFFの様子を示すタイミングチャートであり、
(a)は前述した公報例による場合の光ビームのON/
OFFの様子を示し、(b)は本実施の形態による方法
として例えば主走査方向の一連の画素を、1つのサブフ
レーム内においては1画素置きとなるように、1フレー
ムを2つのサブフレームに分離(時分割)して順次表示
させる場合のON/OFFの様子を示している。なお、
図2(b)に関しては、図示の都合上、同時に2つのサ
ブフレームを表示しているように描いているが、実際に
は時間的に分割されており、1サブフレーム分の時間差
がある。即ち、各サブフレームでは1画素毎の間引き表
示となる。
【0041】図2(a)において、例えば光利用効率が
90%になるように1画素表示期間Tp中におけるOF
F期間をTp/10とすると、この短いパルス幅Tp/
10に応答しなければならなくなるためにレーザ光源と
しては10倍以上の高速な応答速度が必要となる。一
方、図2(b)に示すような本実施の形態の方法におい
ては、フレーム周波数を一致させるために1画素表示期
間を1/2としたとしても、一方のサブフレーム表示中
には表示画素が1画素置きとされ、1フレームにおける
隣接画素用のTp/10に加えて他方のサブフレーム分
の10Tp/10なるOFF期間を含むため、レーザ光
源1r,1g,1bの応答速度としては短い方のON期
間、即ち、9Tp/10を考慮すればよく、応答速度は
10/9≒1.1倍にしかならない。
【0042】従って、基本的に、主走査方向の一連の画
素を、各サブフレーム内では1画素置きとなるように1
フレームを複数、ここでは、2つのサブフレームに時分
割して表示させることにより、隣接画素が干渉し合うの
を防止するために隣接画素間に走査ビームのOFF期間
を設け、かつ、光利用効率を上げるために光ビームの断
面形状を主走査方向に扁平形状とする状況下に、レーザ
光源1r,1g,1bの応答速度を特に高速化する必要
がなく、結果として、低コストで低消費電力の光走査型
画像表示装置の画像表示方法を提供することができる。
【0043】次に、このような原理に基づき画像表示を
行なわせるための構成例について、図3及び図4に示す
ブロック図を参照して説明する。図3は図1中に示す表
示画像制御回路10中の入力画素信号ARoを生成出力
するための回路構成例を示す。ここでは、サブフレーム
数を3個とした場合の構成例を示しており、また、入力
画素信号AGo,ABoに関しても全く同様であるた
め、表示画像制御回路10中のこれらの入力画素信号A
Go,ABoに関しての構成例は省略する。
【0044】まず、赤色R用のアナログ入力画素信号R
iを適当なレベルに増幅するアンプ11が設けられてい
る。また、入力画素信号に対応する垂直及び水平の入力
同期信号VD,HDに基づきアナログ入力画素信号Ri
の同期クロックRCKを再生出力する同期信号抽出回路
12が設けられている。アンプ11による画素信号Ri
の増幅出力ARiはA/D変換器13に入力され、同期
クロックRCKに同期してデジタル画素信号DRiに変
換されて、画像処理部14に出力される。
【0045】ここに、画像処理部14はサブフレーム数
=3に対応させて3つのサブフレームメモリ15a,1
5b,15cを有し、A/D変換器13から出力される
デジタル画素信号DRiを画素分離制御回路16による
制御の下に2画素置きにこれらのサブフレームメモリ1
5a,15b,15cに分離する画素分離手段としての
画素分離回路17と、表示制御回路18による制御の下
にサブフレームメモリ15a,15b,15cに格納さ
れたサブフレームの各画素を順次選択してD/A変換器
19に出力させる表示制御手段としてのサブフレーム選
択回路20とが設けられている。
【0046】また、サブフレームメモリ15a,15
b,15cに対しては分離された画素データを書き込む
際のアドレスを生成する書込アドレス生成回路21が接
続されており、各サブフレームメモリ15a,15b,
15cとこの書込アドレス生成回路21とによりサブフ
レーム生成手段が構成されている。また、サブフレーム
メモリ15a,15b,15cに対しては読出アドレス
生成回路22も接続されている。即ち、これらのサブフ
レームメモリ15a,15b,15cは書込系とは非同
期で読出しが可能なデュアルポート機能を有するメモリ
とされている。
【0047】ここに、書込アドレス生成回路21は、1
フレーム期間内の水平同期信号HDのパルス数をカウン
トすることにより走査線数を検知し、同期クロックRC
Kから1水平期間内の有効画素数を検知することで、サ
ブフレームメモリ15a,15b,15cへの書込アド
レスWADを生成出力する。書込アドレスWADは主走
査方向にあたる水平方向アドレス部と副走査方向にあた
る垂直方向アドレス部からなり、水平方向アドレス値は
先頭画素から同期クロックRCKを3カウントする毎に
1だけインクリメントされ、最終画素までのクロックカ
ウントを終了するとリセットされる。垂直方向アドレス
値は水平方向アドレス値がリセットされる毎に1だけイ
ンクリメントされ、最終ラインの最終画素までのクロッ
クカウントを終了するとリセットされて先頭画素アドレ
ス値に戻る。
【0048】画素分離制御回路16は入力画素信号の書
込アドレスWADと同期クロックRCKに基づき、画素
分離制御信号S1を生成出力する。本実施の形態の場合
の構成としては、例えば同期クロックRCKを0から3
まで繰返しカウントし(3カウント目で0に戻る)、書込
アドレスWADの水平方向アドレス部が先頭画素アドレ
ス値になるとリセットされる2ビットのカウンタが考え
られる。この場合、画素分離制御信号S1は2ビットの
カウント値になる。
【0049】画素分離回路17は、サブフレームメモリ
15a,15b,15cの何れか一つを画素分離制御信
号S1に基づき選択し、デジタル画像信号DRiを出力
する。具体的な構成例としては、例えば図4に示すよう
なものが考えられる。デコーダ171は、画素分離制御
信号S1に基づき3つの出力S11〜S13のうちの何
れか一つを選択し“H”レベルにする。これらの出力S
11〜S13はイネーブル端子付きD型フリップフロッ
プ172a,172b,172cのイネーブル端子EN
に各々入力されている。D型フリップフロップ172
a,172b,172cは、イネーブル端子が“H”の
ときに入力データDRiを同期クロックRCKに同期し
て取り込み出力する。イネーブル端子が“L”"レベル
のときは入力データDRiに関係なく、保持しているデ
ータを出力する。
【0050】サブフレームメモリ15a,15b,15
cは、画素分離回路17から入力される画素信号DRi
を書込アドレスWADに従い、同期クロックRCKに同
期して順次書き込む。
【0051】読出アドレス生成回路22は、読出クロッ
クTCKに同期してサブフレームメモリ15a,15
b,15Cからのデータの読出アドレスRADを生成す
る。表示制御回路18は、読出アドレスRADに基づき
表示制御信号S2を生成出力する。本実施の形態の場合
の構成としては、例えば、読出アドレスRADの垂直方
向アドレス部が先頭ラインアドレス値になる毎に読出ク
ロックTCKを1だけカウントアップし、3カウント目
で自己リセットされるような2ビットのカウンタが考え
られる。この場合も、表示制御信号S2は2ビットのカ
ウント値になる。
【0052】サブフレーム選択回路20は、サブフレー
ムメモリ15a,15b,15cからの出力中から一つ
を表示制御信号S2に基づき選択し表示画像信号DRo
として出力する。このサブフレーム選択回路20から出
力される表示画像信号DRoはD/A変換器19に入力
され、アナログ画素信号ARoに変換されて出力され
る。
【0053】このアナログ画素信号ARoは、G,Bの
同様の出力AGo,ABoとともに前述の通り、光変調
器2r,2g,2bに入力され(図1)、各レーザ光源1
r,1g,1bからのレーザ光を変調する。なお、レー
ザ光源1r,1g,1bとして、例えば半導体レーザの
ように直接変調可能なものを使用した場合であれば、こ
れらのアナログ画素信号ARo,AGo,ABoをレー
ザ光源1r,1g,1bに直接入力させて変調するよう
にしてもよい。
【0054】本発明の第二の実施の形態を図5ないし図
7に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分
と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する
(以降の実施の形態でも同様とする)。
【0055】前述の実施の形態においては、個々の画素
に着目してみると表示されていないサブフレーム周期の
期間が生じるために、輝度が低下するという懸念があ
る。そこで、本実施の形態では、副走査方向に複数本の
光ビームを設けて同時に走査させることによりフレーム
周波数を高くすることで輝度の低下防止ないしは輝度の
向上を図れるようにしたものである。
【0056】本実施の形態の1フレーム全体の原理的な
画像表示方法を図5を参照して説明する。ここでは、1
フレームとしては、主走査方向の画素数M、副走査方向
の画素数Nを表示するものとする。図5はこのような条
件下に、任意の或る1画素に着目した場合の表示の様子
を模式的に示すタイミングチャートであり、図5(a)
は光ビームが1本の場合の様子を示し、図5(b)は光
ビームを複数本とする本実施の形態の場合の様子を示し
ている。この原理図では、極端な例として光ビームを副
走査方向のライン数Nと同数(N個)設け、図2(b)
に示した場合と同様に1フレームを2つのサブフレーム
に時分割して表示させる場合を例示している。
【0057】図5に示す原理図によれば、副走査方向の
ライン数NがN>2、即ち、3ライン以上であれば、或
る画素の平均ON期間が1本の光ビームによる場合より
増加することが明らかであり、輝度を向上させることが
できる。
【0058】もっとも、光ビーム1本当りのコストが高
い場合、副走査方向のライン数Nと同数の光ビームを用
いる構成では極めてコスト高となるので、コストパフォ
ーマンスの向上を図るために、より現実的には、ライン
数Nよりも少ない本数の複数本の光ビームを用いるもの
とし、これらの光ビームをガルバノミラー7により副走
査方向に副走査させることが望ましい。
【0059】次に、このような原理に基づき複数本の光
ビームを用いて画像表示を行なわせるための構成例につ
いて、図6及び図7に示すブロック図を参照して説明す
る。本実施の形態では、一例として、3本の光ビームを
用いる例で説明する。図6は図1中に示す表示画像制御
回路10中の画素信号ARoを生成出力するための回路
構成例を示す。ここでは、サブフレーム数を3個とした
場合の構成例を示しており、また、画素信号AGo,A
Boに関しても全く同様であるため、表示画像制御回路
10中のこれらの画素信号AGo,ABoに関しての構
成例は省略する。
【0060】まず、本実施の形態における書込アドレス
生成回路31は、水平方向アドレス値については図3に
示した書込アドレス生成回路21の場合と同じである
が、垂直方向アドレス値は水平方向アドレス値がリセッ
トされるのを3カウントする毎に1だけインクリメント
され、最終ラインについて水平方向アドレス値がリセッ
トされるのを3カウントするとリセットされて先頭ライ
ンアドレス値に戻るように動作するものが用いられてい
る。
【0061】141〜143は画像処理部で、基本的に
は図3に示した画像処理部14と同じ構成であるが、図
7に示すようにサブフレームメモリ15a,15b,1
5cに対して書込イネーブル信号WENの入力端子が付
加されている。即ち、サブフレームメモリ15a,15
b,15cは書込イネーブル信号WENが“H”レベル
のときにデータの書き込みを可能とする。
【0062】図6に戻って、画像処理141〜143は
3本の光ビームの各々に対応している。19a,19
b,19cは個々の光ビーム用のD/A変換器であり、
機能的には図3におけるD/A変換器19と同じであ
る。
【0063】32は垂直分離回路であり、書込アドレス
WAD2の水平方向アドレス値がリセットされる毎に書
込イネーブル信号WEN1〜WEN3のうちの何れか一
つを順次選択して“H”レベルにする。垂直分離回路3
2の構成としては、例えば、水平方向アドレス値がリセ
ットされる毎に同期クロックRCKを1だけカウント
し、3カウント目で0に戻る2ビットのカウンタと、こ
のカウンタ出力を入力して動作する、図4に示したデコ
ーダ171と同様のデコーダとの組合せが考えられる。
【0064】本発明の第三の実施の形態を図8に基づい
て説明する。前述のように、主走査方向の一連の画素を
複数のサブフレームに分離し、これらのサブフレームを
順次表示させることにより1フレームを表示させるが、
このような主走査方向の画素を表示する順番、即ち、サ
ブフレームを表示する順番によってはスクリーン9上の
表示画像において特定のパターンが認識され、表示品質
を劣化させてしまうことも起こり得る。
【0065】そこで、本実施の形態では、主走査方向の
一連の画素をどのサブフレームメモリ15a,15b,
15cに割り当てるかを画素分離制御回路16による制
御の下に画素分離回路17で切換えるようにしたもので
ある。図8はこのような制御のために、図3に示した画
素分離制御回路16中に設けられて画像分離制御信号S
1を生成出力する分離順序切換え手段41の構成例を示
す。
【0066】この分離順序切換え手段41は、一対のス
イッチ回路42,43と各々のスイッチ回路42,43
に対応する一対のマルチプレクサ44,45と、これら
のマルチプレクサ44,45の選択動作を制御するカウ
ンタ46とにより構成されている。
【0067】スイッチ回路42,43は、各々出力SW
11〜SW13,SW14〜SW16の値を任意に設定
できる回路である。カウンタ46は2ビットカウンタで
あり、同期クロックRCKを0から3まで繰り返しカウ
ントし(3カウント目で0に戻る)、書込アドレスWAD
の水平方向アドレス部が先頭画素アドレス値になるとリ
セットされる。マルチプレクサ44,45はこのカウン
タ46の出力C1,C2の値に基づき各々入力信号SW
11〜SW13,SW14〜SW16のうちの何れか一
つを選択して、制御信号S11,S12として出力す
る。これらの制御信号S11,S12が前述の画像分離
制御信号S1として画素分離回路17に入力される。
【0068】従って、スイッチ回路42,43の出力S
W11〜SW13,SW14〜SW16の値を適宜切換
え制御することにより、主走査方向の一連の画素をどの
サブフレームメモリ15a,15b,15cに割り当て
るかを切換えることができるので、これらのサブフレー
ムメモリ15a,15b,15cから順次出力される画
素データに基づく1フレームの表示において特定パター
ンを認識するような規則性を低減させることができ、表
示品質の劣化を防止できる。
【0069】本発明の第四の実施の形態を図9に基づい
て説明する。本実施の形態では、サブフレームメモリ1
5a,15b,15cの表示順序を表示制御回路18に
よる制御の下にサブフレーム選択回路20で切換えるよ
うにしたものである。図9はこのような制御のために、
図3に示した表示制御回路18中に設けられて表示制御
信号S2を生成出力する表示順序切換え手段51の構成
例を示す。
【0070】この表示順序切換え手段51は、一対のス
イッチ回路52,53と各々のスイッチ回路52,53
に対応する一対のマルチプレクサ54,55と、これら
のマルチプレクサ54,55の選択動作を制御するカウ
ンタ56とにより構成されている。
【0071】スイッチ回路52,53は、各々出力SW
21〜SW23,SW24〜SW26の値を任意に設定
できる回路である。カウンタ56は2ビットカウンタで
あり、読出アドレスRADの垂直方向アドレス部が先頭
ラインアドレス値になる毎に同期クロックTCKを1だ
けカウントアップし、3カウント目で自己リセットされ
る。マルチプレクサ54,55はこのカウンタ56の出
力C3,C4の値に基づき各々入力信号SW21〜SW
23,SW24〜SW26のうちの何れか一つを選択し
て、制御信号S21,S22として出力する。これらの
制御信号S21,S22が前述の表示制御信号S2とし
てサブフレーム選択回路20に入力される。
【0072】従って、スイッチ回路52,53の出力S
W21〜SW23,SW24〜SW26の値を適宜切換
え制御することにより、1フレームを構成するサブフレ
ームメモリ15a,15b,15cをどの順序で表示さ
せるかを切換えることができるので、これらのサブフレ
ームメモリ15a,15b,15cに基づく1フレーム
の表示において特定順序による特定パターンを認識する
ようなサブフレーム間の規則性を低減させることがで
き、表示品質の劣化を防止できる。
【0073】なお、これらの第三又は第四の実施の形態
に関し、図5に示す画像処理部141,142,143
中の各画素分離制御回路又は各表示制御回路に図8に示
したような分離順序切換え手段41又は表示順序切換え
手段51の構成を適用し、各々の出力S11〜S13,
S14〜S16又はS21〜S23,S24〜S26の
値を適当に設定することにより、特定の副走査ライン毎
或いは各ライン毎に主走査方向の画素の表示順序を切換
えることもできる。特に、副走査方向の各ライン毎に表
示順序が異なるように切換えれば、各ライン間の規則性
がより減少するため、表示品質の向上に役立つ。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光走査型画像表示
装置の画像表示方法によれば、光ビームを変調させる主
走査方向の一連の画素を、各サブフレーム内では少なく
とも1つ以上の画素置きとなるように1フレームを複数
のサブフレームに時分割して表示させるようにしたの
で、隣接画素間の干渉を防止するために光ビームに短い
OFF期間を持たせるようにしても、個々のサブフレー
ムの個々の画素においては他のサブフレーム用のOFF
期間を利用することができるため、時間的な余裕があ
り、レーザ光源等の応答速度を特に高速化する必要な
く、光の利用効率を向上させることができ、よって、低
コストで低消費電力で済む画像表示方法を提供すること
ができる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光走査型画像表示装置の画像表示方法において、光
ビームが1本だけの場合には表示されていないサブフレ
ーム周期の期間分輝度の低下が懸念されるが、副走査方
向に複数本の光ビームを用いて同時に主走査させるよう
にしたので、サブフレーム周期を考慮しても平均ON期
間を増加させることができ、輝度の低下防止ないしは輝
度向上を図ることができる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の光走査型画像表示装置の画像表示方法におい
て、1フレームをサブフレームに時分割して表示させる
場合、主走査方向の一連の画素を表示させる順番によっ
ては、特定のパターンが認識され、表示品質が劣化して
しまうこともあり得るが、少なくとも1つ以上置きとな
るように分離された主走査方向の画素を表示させる順番
を任意に設定自在としたので、特定のパターンが認識さ
れにくくすることができ、よって、表示品質の劣化を防
止することができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の光走査型画像表示装置の画像表示方法におい
て、副走査方向の各ライン毎に表示順序が異なるように
切換えるようにしたので、特定のパターンの各ライン間
の規則性がより減少するため、表示品質を向上させるこ
とができる。
【0078】請求項5記載の発明の光走査型画像表示装
置によれば、光ビームを変調させる主走査方向の一連の
画素を画素分離手段により、各サブフレーム内では少な
くとも1つ以上の画素置きとなるように分離し、1フレ
ームを表示制御手段により複数のサブフレームに時分割
して表示させるようにしたので、隣接画素間の干渉を防
止するために光ビームに短いOFF期間を持たせるよう
にしても、個々のサブフレームの個々の画素においては
他のサブフレーム用のOFF期間を利用することができ
るため、時間的な余裕があり、レーザ光源等の応答速度
を特に高速化する必要なく、光の利用効率を向上させる
ことができ、よって、低コストで低消費電力で済む光走
査型画像表示装置を提供することができる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の光走査型画像表示装置において、光ビームが1本だ
けの場合には表示されていないサブフレーム周期の期間
分輝度の低下が懸念されるが、副走査方向に複数本の光
ビームを用いて同時に主走査させることにより、サブフ
レーム周期を考慮しても平均ON期間を増加させること
ができ、輝度の低下防止ないしは輝度向上を図ることが
できる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、請求項5又
は6記載の光走査型画像表示装置において、副走査方向
の全てのライン分の光ビームを設けることなく、低コス
トにして、輝度の低下防止ないしは輝度向上を図ること
ができる。
【0081】請求項8記載の発明によれば、請求項5な
いし7の何れか一記載の光走査型画像表示装置におい
て、1フレームをサブフレームに時分割して表示させる
場合、主走査方向の一連の画素を表示させる順番によっ
ては、特定のパターンが認識され、表示品質が劣化して
しまうこともあり得るが、少なくとも1つ以上置きとな
るように分離される画素の分離順序を分離順序切換え手
段により切換えるようにしたので、結果的に、主走査方
向の画素を表示させる順番が任意となるので、特定のパ
ターンが認識されにくくすることができ、よって、表示
品質の劣化を防止することができる。
【0082】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の光走査型画像表示装置において、副走査方向の特定
ライン毎又は各ライン毎に画素の分離順序を切換えるよ
うにしたので、特定のパターンの規則性がより減少する
ため、表示品質を向上させることができる。
【0083】請求項10記載の発明によれば、請求項8
記載の光走査型画像表示装置において、副走査方向の各
ライン毎に表示順序が異なるように切換えるようにした
ので、特定のパターンの各ライン間の規則性がより減少
するため、表示品質を向上させることができる。
【0084】請求項11記載の発明によれば、請求項5
ないし7の何れか一記載の光走査型画像表示装置におい
て、1フレームをサブフレームに時分割して表示させる
場合、主走査方向の一連の画素を表示させる順番によっ
ては、特定のパターンが認識され、表示品質が劣化して
しまうこともあり得るが、サブフレームの表示順序を切
換えることで、少なくとも1つ以上置きとなるように分
離された主走査方向の画素を表示させる表示順序が任意
となるので、特定のパターンが認識されにくくすること
ができ、よって、表示品質の劣化を防止することができ
る。
【0085】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の光走査型画像表示装置において、副走査方向の
特定ライン毎又は各ライン毎にサブフレームの表示順序
を切換えるようにしたので、特定のパターンの規則性が
より減少するため、表示品質を向上させることができ
る。
【0086】請求項13記載の発明によれば、請求項1
1記載の光走査型画像表示装置において、副走査方向の
各ライン毎に表示順序が異なるように切換えるようにし
たので、特定のパターンの各ライン間の規則性がより減
少するため、表示品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に適用した一般的な
光走査型プロジェクタの構成例を示し、(a)は側面
図、(b)はその一部の平面図である。
【図2】光ビームの走査に関連してのON/OFFの様
子を示し、(a)は従来方式のタイミングチャート、
(b)は本実施例方式のタイミングチャートである。
【図3】画素信号を生成出力するための回路構成例を示
すブロック図である。
【図4】その画素分離回路の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】任意の或る1画素の表示の様子を模式的に示
し、(a)は1本の光ビームによる場合のタイミングチ
ャート、(b)は本発明の第二の実施の形態の方式のタ
イミングチャートである。
【図6】画素信号を生成出力するための回路構成例を示
すブロック図である。
【図7】その画像処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の第三の実施の形態の分離順序切換え手
段の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第四の実施の形態の表示順序切換え手
段の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
7 副走査手段 9 スクリーン 15,21 サブフレーム生成手段 17 画素分離手段 20 表示制御手段 41 分離順序切換え手段 51 表示順序切換え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642C H04N 3/08 H04N 3/08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画素データに応じて変調された光ビ
    ームを走査させることによりスクリーン上に画像を表示
    する光走査型画像表示装置の画像表示方法であって、 前記光ビームを変調させる主走査方向の一連の画素を、
    各サブフレーム内では少なくとも1つ以上の画素置きと
    なるように1フレームを複数のサブフレームに時分割し
    て表示させるようにした光走査型画像表示装置の画像表
    示方法。
  2. 【請求項2】 副走査方向に複数本の光ビームを用いる
    請求項1記載の光走査型画像表示装置の画像表示方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つ以上置きとなるように分
    離された前記主走査方向の画素を表示させる順番を任意
    に設定自在とした請求項1又は2記載の光走査型画像表
    示装置の画像表示方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つ以上置きとなるように分
    離された前記主走査方向の画素を表示させる順番を副走
    査方向の各ライン毎に異ならせるようにした請求項1又
    は2記載の光走査型画像表示装置の画像表示方法。
  5. 【請求項5】 入力画素データに応じて変調された光ビ
    ームを走査させることによりスクリーン上に画像を表示
    する光走査型画像表示装置において、 光ビームを変調させる主走査方向の一連の入力画素デー
    タを少なくとも1つ以上の画素置きの画素データに分離
    する画素分離手段と、 分離された画素データ毎にサブフレームを生成するサブ
    フレーム生成手段と、 前記サブフレームの画素を順次表示することにより1つ
    のフレームを表示させる表示制御手段と、を備えること
    を特徴とする光走査型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 副走査方向に複数本の前記光ビームを有
    することを特徴とする請求項5記載の光走査型画像表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記光ビームを副走査方向に副走査させ
    る副走査手段を備えることを特徴とする請求項5又は6
    記載の光走査型画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記画素分離手段による画素の分離順序
    を切換える分離順序切換え手段を備えることを特徴とす
    る請求項5ないし7の何れか一記載の光走査型画像表示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記分離順序切換え手段は、副走査方向
    の特定ライン毎又は各ライン毎に画素の分離順序を切換
    えることを特徴とする請求項8記載の光走査型画像表示
    装置。
  10. 【請求項10】 前記分離順序切換え手段は、副走査方
    向の各ライン毎に画素の分離順序が異なるように切換え
    ることを特徴とする請求項8記載の光走査型画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段によるサブフレーム
    の表示順序を切換える表示順序切換え手段を備えること
    を特徴とする請求項5ないし7の何れか一記載の光走査
    型画像表示装置。
  12. 【請求項12】 副走査方向に複数本の前記光ビームを
    有し、前記表示順序切換え手段は、副走査方向の特定ラ
    イン毎又は各ライン毎にサブフレームの表示順序を切換
    えることを特徴とする請求項11記載の光走査型画像表
    示装置。
  13. 【請求項13】 副走査方向に複数本の前記光ビームを
    有し、前記表示順序切換え手段は、副走査方向の各ライ
    ン毎にサブフレームの表示順序が異なるように切換える
    ことを特徴とする請求項11記載の光走査型画像表示装
    置。
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