JP2001117012A - 照明レンズ - Google Patents

照明レンズ

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JP2001117012A
JP2001117012A JP29434799A JP29434799A JP2001117012A JP 2001117012 A JP2001117012 A JP 2001117012A JP 29434799 A JP29434799 A JP 29434799A JP 29434799 A JP29434799 A JP 29434799A JP 2001117012 A JP2001117012 A JP 2001117012A
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illumination
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light
optical system
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Satoru Tachihara
悟 立原
Daisuke Koreeda
大輔 是枝
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Fナンバーが小さくレンズ枚数の少ない2群
ズームタイプの照明レンズを提供すること。 【解決手段】 光源装置106から発した照明光は、コ
ンデンサレンズ107により収束されてライトガイドフ
ァイバーバンドル105の入射端面105aに入射す
る。ライトガイドファイバーバンドル105により伝達
された照明光は、その射出端面から発散光として射出
し、照明レンズ310、プリズム320を介して対象物
を照明する。照明レンズ310は、照明光の入射側から
順に、3枚の正レンズのみで構成される第1群G1と1
枚の負レンズのみで構成される第2群G2とが配列され
ることにより構成された2群タイプのズームレンズであ
る。第1群G1と第2群G2とは、対象物に照射される照
明光の発散度を変化させるように、それぞれ光軸方向に
移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から導かれた
照明光を対象物に照射する照明レンズに関し、特に、照
明光の発散度を変化させることにより対象物までの距離
を変えずに照明領域を変化させることが可能な照明レン
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】手術用顕微鏡には、対象物を照明する照
明光学系が付属している。照明光学系は、照明光を発す
る光源と、この光源から発する照明光を顕微鏡の観察光
学系の近傍に導くライトガイドファイバーと、このライ
トガイドファイバーから射出する照明光により対象物を
照明する照明レンズとを備えている。
【0003】手術用顕微鏡は、観察倍率を変化させるた
めに一般にズームレンズを備えており、このような変倍
式の手術用顕微鏡に適用して対象物を効率的に照明する
ためには、照明光学系の照明領域も可変であることが望
ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
照明レンズは、固定して配置された単一、または複数枚
のレンズから構成され、照明領域を変化させることがで
きなかった。照明領域を可変とするためには、照明レン
ズにもズームレンズを用いる必要がある。ズームレンズ
としては、2群タイプが最も構成が単純であり、撮影レ
ンズとしては従来から種々の2群タイプズームレンズが
知られている。
【0005】ただし、一般に、撮影レンズは、収差を良
好に補正するために構成枚数が照明レンズより多く、コ
ストが高くなる。また、ファイバーバンドルから発する
発散光を効率よく取り込むためには、入射側のFナンバ
ーを小さくする必要があるが、Fナンバーの小さな撮影
レンズは特に構成レンズ枚数が多くなる傾向がある。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、Fナンバーが小さくレンズ枚
数の少ない2群ズームタイプの照明レンズを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の照明レンズは、
照明光の入射側から順に、正レンズのみで構成される第
1群と負レンズのみで構成される第2群とが配列されて
構成され、第1群と第2群とが、対象物に照射される照
明光の発散度を変化させるように、それぞれ光軸方向に
移動可能であることを特徴とする。
【0008】照明光学系は、対象物を均一に照明するこ
とができればよく、結像を目的とする撮影光学系と比較
して収差補正の要求レベルは低い。本発明は、このよう
な照明系と撮影系と相違点に着目し、撮影レンズで公知
の2群タイプのズームレンズを基本としつつ、第1群を
正レンズのみ、第2群を負レンズのみで構成しても照明
光学系としては充分な性能が得られることを見いだして
なされたものである。このような構成によれば、全体の
レンズ構成枚数を公知の2群タイプズームレンズと比較
して大幅に削減することができる。
【0009】なお、第1群は、2枚以上、望ましくは3
枚の正レンズから構成されることが望ましい。ファイバ
ーバンドルから射出する発散光を効率よく取り込むため
には、前述のようにFナンバーを小さく保つ必要があ
り、Fナンバーを小さくしても照明の均一性を崩さない
ためには、全系の球面収差をある程度小さく抑える必要
がある。そこで、特に球面収差の発生量が大きい第1群
については、上記のように2枚以上としてパワーを分散
させ、球面収差の発生を小さく抑えることが望ましい。
【0010】また、第2群は、1枚の負レンズから構成
されることが望ましい。これにより、照明レンズ全体の
サイズ、重量を小さく抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
かかる照明レンズの実施の形態を説明する。図1は、実
施形態の照明レンズが適用された照明光学系300の説
明図である。なお、図1に示す照明光学系は、後述する
実施例1に対応する照明レンズを利用しているが、これ
に代えて実施例2,3の照明レンズを用いることもでき
る。
【0012】照明光学系300は、照明光を発する光源
装置106、コンデンサレンズ107、ライトガイドフ
ァイバーバンドル105、照明レンズ310、プリズム
320を備えている。光源装置106から発した照明光
は、コンデンサレンズ107により収束されてライトガ
イドファイバーバンドル105の入射端面105aに入
射する。ライトガイドファイバーバンドル105により
伝達された照明光は、その射出端面105bから発散光
として射出し、照明レンズ310、プリズム320を介
して対象物を照明する。
【0013】照明レンズ310は、照明光の入射側から
順に、3枚の正レンズのみで構成される第1群G1、絞
りS、及び1枚の負レンズのみで構成される第2群G2
が配列されることにより構成された2群タイプのズーム
レンズである。第1群G1は、正メニスカスの第1レン
ズ311,正メニスカスの第2レンズ312、両凸の第
3レンズ313から構成され、第2群G2は両凹の第4
レンズ314により構成されている。第1群G1と第2
群G2とは、対象物に照射される照明光の発散度を変化
させるように、それぞれ光軸方向に移動可能である。な
お、プリズム320は、照明領域を照明光学系とは別に
設けられる撮影光学系の撮影範囲に合わせるため、照明
光の射出方向を照明レンズ310の光軸に対して傾ける
作用を有する。
【0014】上記のように照明レンズ310の第1群G
1を正レンズのみ、第2群G2を負レンズのみで構成して
も照明レンズとしては充分な性能が得られる。このよう
な構成によれば、全体のレンズ構成枚数を公知の2群タ
イプズームレンズと比較して大幅に削減することができ
る。また、第1群G1の正のパワーを2枚のメニスカス
レンズと1枚の両凸レンズとに分散させているため、球
面収差の発生量を抑えることができ、Fナンバーを小さ
くしても照明の均一性を保つことが可能となる。
【0015】次に、上記の照明光学系300の適用例と
して、照明光学系300を組み込んだ立体視顕微鏡の構
成について図2に基づいて説明する。顕微鏡光学系は、
被写体の像を電子的に撮影する撮影光学系200と、照
明用光学系300とから構成されている。撮影光学系2
00は、単一の光軸を持つ大径のクローズアップ光学系
210、及び左右一対のズーム光学系220,230か
ら構成される対物光学系と、この対物光学系により形成
された被写体の一次像をリレーして被写体の二次像を形
成する左右一対のリレー光学系240,250と、これ
らのリレー光学系240,250からの被写体光を互い
に近接させる輻輳寄せプリズム260とを備えている。
また、ズーム光学系220,230による一次像の形成
位置には、視野絞り270,271がそれぞれ配置され
ており、リレー光学系240,250には光路を直角に
偏向するペンタプリズム272,273がそれぞれ配置
されている。
【0016】リレー光学系240,250によってリレ
ーされた被写体光は、ハイビジョンCCDカメラ102
内に導入され、ハイビジョンサイズ(縦横のアスペクト
比=9:16)の撮像面を有するCCDにおける左右の
各撮像領域(縦横のアスペクト比=9:8)に夫々二次
像として再結像される。CCDの出力信号は、画像プロ
セッサによってハイビジョン信号として生成され、図示
せぬディスプレイに表示される。術者は、所定の立体視
ビューアを用いてディスプレイを観察することにより、
被写体を立体的に観察することができる。
【0017】クローズアップ光学系210は、物体側か
ら順に負の第1レンズ群211と正の第2レンズ群21
2とが配列されることにより構成される。第2レンズ群
212は、光軸方向に移動可能であり、その移動調整に
より異なる距離の被写体に対して焦点を合わせることが
できる。すなわち、クローズアップ光学系210は、被
写体がその焦点位置に位置するよう調整され、被写体か
らの発散光をほぼ平行光に変換するコリメート機能を有
する。
【0018】クローズアップ光学系210の第1,第2
レンズ群211,212は、光軸方向から見た平面形状
がいずれもDカットされたほぼ半円形状であり、このカ
ットされた部分に照明光学系300の照明レンズ310
及びプリズム320が配置されている。
【0019】一対のズーム光学系220,230は、ク
ローズアップ光学系210のそれぞれ異なる位置を透過
した無限遠結像の被写体光を視野絞り270,271の
位置にそれぞれ結像させる。一方のズーム光学系220
は、クローズアップ光学系210側から順に、正、負、
負、正のパワーをそれぞれ有する第1〜第4レンズ群2
21,222,223,224により構成され、第1,
第4レンズ群221,224を固定し、第2,第3レン
ズ群222,223を光軸方向に移動させてズーミング
を行う。
【0020】他方のズーム光学系230も、上記のズー
ム光学系220と同一構成であり、第1〜第4レンズ群
231,232,233,234から構成される。これ
らのズーム光学系220,230は、図示せぬ駆動機構
により連動し、左右の画像の撮影倍率を同時に変化させ
ることができる。ズーム光学系220,230の光軸A
x2,Ax3は、クローズアップ光学系210の光軸Ax
1に対して平行であり、ズーム光学系220,230の
光軸Ax2,Ax3を含む平面が、この平面と平行なクロ
ーズアップ光学系210のメリディオナル面に対し、D
カット部の反対側に所定距離だけ離れている。
【0021】視野絞り270,271は、ズーム光学系
220,230により形成される一次像の位置に配置さ
れている。視野絞り270,271は、外形が円形状で
左右方向のそれぞれ内側に半円形の開口を有している。
各視野絞り270,271は、この開口の直線状のエッ
ジがCCD上での左右画像の境界線に相当する方向に一
致し、それより内側の光束のみを透過させるように配置
されている。
【0022】リレー光学系240,250は、上述のよ
うにズーム光学系220,230により形成された一次
像を再結像させる作用を持ち、いずれも3枚の正レンズ
群により構成される。一方のリレー光学系240は、単
一の正メニスカスレンズから構成される第1レンズ群2
41と、負、正の貼合わせで構成され、全体として正の
パワーを持つ第2レンズ群242と、単一の両凸レンズ
から構成される第3レンズ群243とから構成されてい
る。第1レンズ群241と第2レンズ群242との間に
は、光路を直角に偏向するペンタプリズム272が配置
され、第2レンズ群242と第3レンズ群243との間
には光量調節用の明るさ絞り244が設けられている。
【0023】他方のリレー光学系250も、上記のリレ
ー光学系240と同一構成であり、第1、第2、第3レ
ンズ群251,252,253から構成され、第1レン
ズ群251と第2レンズ群252との間には、ペンタプ
リズム273が配置され、第2レンズ群252と第3レ
ンズ群253との間には明るさ絞り254が設けられて
いる。
【0024】視野絞り270,271を通過した発散光
は、リレー光学系の第1レンズ群241,251及び第
2レンズ群242,252により再びほぼ平行光に変換
され、明るさ絞り244,254を通過した後、第3レ
ンズ群243,253により再度CCD上に結像して二
次像を形成する。
【0025】リレー光学系240,250とCCDカメ
ラ102との間に配置された輻輳寄せプリズム260
は、それぞれのリレー光学系240,250からの被写
体光の左右の間隔を狭める機能を有する。立体視による
立体感を得るためには左右のズーム光学系220,23
0、リレー光学系240,250の間には所定の基線長
が必要である。他方、CCD上の隣接した領域に二次像
を形成するためには光軸間の距離を基線長より小さくす
る必要がある。そこで、輻輳寄せプリズム260によ
り、リレー光学系の光軸をそれぞれ内側にシフトさせる
ことにより、所定の基線長を確保しつつ同一CCD上へ
の結像を可能としている。
【0026】照明光学系300は、ライトガイドファイ
バーバンドル105、照明レンズ310、プリズム32
0とを備えている。照明レンズ310の光軸Ax4は、
クローズアップ光学系210の光軸Ax1と平行であ
り、かつ、所定量偏心しているため、このままでは照明
範囲の中心と撮影範囲の中心とが一致せず、照明光量が
無駄になる。プリズム320を設けることにより、上記
の不一致を解消でき、照明光量を有効に利用することが
できる。
【0027】以下、上記の実施形態にかかる照明レンズ
310の具体的な実施例を3例説明する。
【0028】
【実施例1】図3は、実施例1にかかる照明レンズの最
短焦点距離におけるレンズ配置を示し、図4は、図3の
状態でレンズから400mm離れた対象物上での照度分布の
シミュレーション結果を示すグラフである。また、図5
は、実施例1の照明レンズの最長焦点距離におけるレン
ズ配置、図6は、図5の状態での図4と同様のシミュレ
ーション結果を示すグラフである。
【0029】実施例1では、第1群G1が3枚の正レン
ズ、第2群G2が1枚の負レンズから構成される。実施
例1の照明レンズの具体的な数値構成は、表1に示され
る。表中、rは曲率半径(単位:mm)、dはレンズ厚若し
くは空気間隔(単位:mm)、neはe-line(546nm)での屈折
率、νeは546nmを中心とした部分分散値である。面番号
0はライトガイドファイバーバンドル105の射出端面
105b、面番号1〜6が第1群G1、Sは絞り、面番
号7、8が第2レンズ群G2、面番号9,10がプリズ
ムを示す。また、ズーミングに伴う焦点距離f(単位:m
m)、FナンバーFno、レンズ群間隔の変化は、表2に示さ
れる。表2中、d0は射出端面105bと第1面との距
離、dsは絞りと第7面との距離、d8は第8面と第9面と
の間の距離を示す。
【0030】
【表1】 面番号 r d ne νe 0 ∞ 可変 1 -21.599 8.720 1.77621 49.3 2 -18.000 0.200 3 -79.392 5.190 1.77621 49.3 4 -33.000 0.200 5 91.368 4.390 1.77621 49.3 6 -116.725 0.200 S ∞ 可変 7 -32.300 3.430 1.51825 63.9 8 189.000 可変 9 ∞ 2.000 1.51825 63.9 10 ∞ 400.000
【0031】
【表2】 f 11.0 30.0 Fno 1.1 1.4 d0 15.720 23.277 ds 70.813 6.128 d8 5.288 62.415
【0032】実施例1の構成では、焦点距離fが最短の1
1.0mmとなるとき、図3に示すように第1群G1と第2群
G2との間隔が最大となり、射出端面105bの一点か
ら発した光は照明レンズを射出した後に平行光となる。
したがって、射出端面105bの最も周縁部から発した
光が、照明レンズの射出後にはその光軸に対して最大の
角度を持つ平行光となり、この角度が照明光束全体での
最大開き角となる。ライトガイドファイバーバンドル1
05の直径を4mmとすると、最大開き角は10.5度
となり、レンズから400mm離れた対象物上で直径約16
5mmの照明領域が得られる(図4参照)。なお、ここで
は照明領域は、照度がピーク値の1/2を越える領域と
して定義されている。
【0033】一方、焦点距離fが最長の30.0mmとなると
き、図5に示すように第1群G1と第2群G2との間隔が
最小となり、射出端面105bの最も周縁部から発した
光の光軸に対する角度、すなわち最大開き角は3.9度
となり、レンズから400mm離れた対象物上で直径約60
mmの照明領域が得られる(図6参照)。
【0034】
【実施例2】図7は、実施例2にかかる照明レンズの最
短焦点距離におけるレンズ配置を示し、図8は、図7の
状態でレンズから400mm離れた対象物上での照度分布の
シミュレーション結果を示すグラフである。また、図9
は、実施例2の照明レンズの最長焦点距離における図8
と同様のシミュレーション結果を示すグラフである。
【0035】実施例2では、第1群G1が2枚の正レン
ズ、第2群G2が1枚の負レンズから構成される。実施
例2の照明レンズの具体的な数値構成は、表3に示され
る。面番号0はライトガイドファイバーバンドル105
の射出端面105b、面番号1〜4が第1群G1、Sは
絞り、面番号5、6が第2レンズ群G2、面番号7,8
がプリズムを示す。また、ズーミングに伴う焦点距離f
(単位:mm)、FナンバーFno、レンズ群間隔の変化は、表
4に示される。
【0036】
【表3】 面番号 r d ne νe 光源 ∞ 可変 1 -26.383 8.720 1.88814 40.5 2 -18.289 0.200 3 120.279 4.470 1.88814 40.5 4 -55.132 0.200 絞り ∞ 可変 5 -26.875 3.000 1.69979 55.3 6 -81.509 可変 7 ∞ 2.000 1.51825 63.9 8 ∞ 400.000
【0037】
【表4】 f 11.0 30.0 Fno 1.1 1.3 d0 17.152 23.876 ds 75.765 5.150 d6 5.000 68.891
【0038】実施例2の構成では、焦点距離fが最短の1
1.0mmとなるとき照明領域が最大となり、焦点距離が最
長の30.0mmとなるとき照明領域が最小となる。各焦点距
離における照明領域の大きさは、実施例1と同様である
(図8,図9参照)。
【0039】
【実施例3】図10は、実施例3にかかる照明レンズの
最短焦点距離におけるレンズ配置を示し、図11は、図
10の状態でレンズから400mm離れた対象物上での照度
分布のシミュレーション結果を示すグラフである。ま
た、図12は、実施例3の照明レンズの最長焦点距離に
おける図11と同様のシミュレーション結果を示すグラ
フである。
【0040】実施例3では、第1群G1が3枚の正レン
ズ、第2群G2が2枚の負レンズから構成される。実施
例3の照明レンズの具体的な数値構成は、表5に示され
る。面番号0はライトガイドファイバーバンドル105
の射出端面105b、面番号1〜6が第1群G1、Sは
絞り、面番号7〜10が第2レンズ群G2、面番号1
1,12がプリズムを示す。また、ズーミングに伴う焦
点距離f(単位:mm)、FナンバーFno、レンズ群間隔の変
化は、表6に示される。
【0041】
【表5】 面番号 r d ne νe 0 ∞ 可変 1 -19.483 8.720 1.77621 49.3 2 -17.476 0.200 3 -90.440 4.460 1.77621 49.3 4 -33.210 0.200 5 86.538 3.930 1.77621 49.3 6 -120.704 0.000 絞り ∞ 可変 7 -56.458 3.000 1.51825 63.9 8 ∞ 3.130 9 -28.085 3.000 1.51825 63.9 10 -63.352 可変 11 ∞ 2.000 1.51825 63.9 12 ∞ 400.000
【0042】
【表6】 f 11.0 30.0 Fno 1.1 1.4 d0 15.671 23.344 ds 66.860 5.079 d10 5.000 59.108
【0043】実施例3の構成では、焦点距離fが最短の1
1.0mmとなるとき照明領域が最大となり、焦点距離が最
長の30.0mmとなるとき照明領域が最小となる。各焦点距
離における照明領域の大きさは、実施例1と同様である
(図11,図12参照)。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、正レンズのみから構成される第1群と負レンズのみ
から構成される第2群とから成る単純な構成で、照明系
としては充分な性能を有する2群ズームタイプの照明レ
ンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の照明レンズが適用された
照明光学系の説明図。
【図2】 実施形態の照明光学系を組み込んだ立体視顕
微鏡内の光学構成を示す説明図。
【図3】 実施例1にかかる照明レンズの最短焦点距離
におけるレンズ配置を示すレンズ図。
【図4】 実施例1にかかる照明レンズの最短焦点距離
における対象物上での照度分布のシミュレーション結果
を示すグラフ。
【図5】 実施例1にかかる照明レンズの最長焦点距離
におけるレンズ配置を示すレンズ図。
【図6】 実施例1にかかる照明レンズの最長焦点距離
における対象物上での照度分布のシミュレーション結果
を示すグラフ。
【図7】 実施例2にかかる照明レンズの最短焦点距離
におけるレンズ配置を示すレンズ図。
【図8】 実施例2にかかる照明レンズの最短焦点距離
における対象物上での照度分布のシミュレーション結果
を示すグラフ。
【図9】 実施例2にかかる照明レンズの最長焦点距離
における対象物上での照度分布のシミュレーション結果
を示すグラフ。
【図10】 実施例3にかかる照明レンズの最短焦点距
離におけるレンズ配置を示すレンズ図。
【図11】 実施例3にかかる照明レンズの最短焦点距
離における対象物上での照度分布のシミュレーション結
果を示すグラフ。
【図12】 実施例3にかかる照明レンズの最長焦点距
離における対象物上での照度分布のシミュレーション結
果を示すグラフ。
【符号の説明】
105 ライトガイドファイバーバンドル 106 光源装置 107 コンデンサレンズ 300 照明光学系 310 照明レンズ G1 第1群 G2 第2群 320 プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA09 LA24 PA03 PA04 PA05 PA17 PB03 PB04 PB05 QA03 QA06 QA12 QA21 QA25 QA26 QA37 QA39 QA41 QA42 QA45 RA36 RA41 SA06 SA10 SA62 SA63 SB03 SB04 SB12 SB13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から導かれた照明光を対象物に照射
    する照明レンズにおいて、 照明光の入射側から順に、正レンズのみで構成される第
    1群と負レンズのみで構成される第2群とが配列されて
    構成され、前記第1群と前記第2群とは、前記対象物に
    照射される照明光の発散度を変化させるように、それぞ
    れ光軸方向に移動可能であることを特徴とする照明レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記第1群は、2枚以上の正レンズから
    構成されることを特徴とする請求項1に記載の照明レン
    ズ。
  3. 【請求項3】 前記第1群は、3枚の正レンズから構成
    されることを特徴とする請求項2に記載の照明レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2群は、1枚の負レンズから構成
    されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の照明レンズ。
JP29434799A 1999-05-31 1999-10-15 照明レンズ Pending JP2001117012A (ja)

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DE10027167A DE10027167B4 (de) 1999-05-31 2000-05-31 Mikroskop mit einem Beleuchtungssystem
US09/585,646 US6384968B1 (en) 1999-05-31 2000-06-01 Microscope with illuminating optical system
US10/078,847 US20020118450A1 (en) 1999-05-31 2002-02-19 Microscope with illuminating optical system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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