JP2001116859A - 腕時計 - Google Patents

腕時計

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JP2001116859A
JP2001116859A JP29831999A JP29831999A JP2001116859A JP 2001116859 A JP2001116859 A JP 2001116859A JP 29831999 A JP29831999 A JP 29831999A JP 29831999 A JP29831999 A JP 29831999A JP 2001116859 A JP2001116859 A JP 2001116859A
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JP
Japan
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watch
band
case
watch case
attached
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Application number
JP29831999A
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English (en)
Inventor
Sen Hirayama
千 平山
Hiroki Nishiyama
弘樹 西山
Toshiyuki Sekine
俊之 関根
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスを用いず、外装部材を確実に固定でき、
かつ外装部材を簡単に交換できる。 【解決手段】 プロテクト部材15のリング18の下辺
部18aを裏蓋5と先カンカバー11の延出部11aと
により回動自在に取り付け、リング18の上辺部18b
に設けられた緩衝部19を時計ガラス3の上面側に配置
させることにより、プロテクト部材15が外装部材14
と腕時計ケース2とを挾持するように構成した。従っ
て、リング18の下辺部18aを中心にプロテクト部材
15を回動させ、緩衝部19を時計ガラス3の上面側に
配置させることにより、ビスなどを用いずに、外装部材
14を腕時計ケース2に確実に固定でき、またリング1
8の下辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動さ
せて緩衝部19を時計ガラス3の上面側から離脱させる
ことにより、外装部材14と腕時計ケース2との挾持を
解除し、外装部材14を腕時計ケース2から取り外して
簡単に交換できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は腕時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計は、腕時計ケースの上面に
時計ガラスが取り付けられ、腕時計ケースの内部に時計
モジュールが収納され、腕時計ケースの下面に裏蓋が取
り付けられた構成になっている。このような腕時計に
は、落下の衝撃から時計ガラスや時計モジュールなどを
保護するために、腕時計ケースの外面に緩衝用の外装部
材をビスにより取り付けた構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の腕時計では、腕時計ケースの外面に外装部材
をビスにより取り付けているので、以下のような問題が
ある。例えば、外装部材を交換する際には、ドライバー
などの工具を用いなければ、ビスを取り外すことができ
ないため、外装部材を簡単に交換することができない。
また、腕時計ケースの外面に外装部材を取り付けるビス
が外部に露出するため、ビスに装飾性や耐食性などが要
求され、ビスが高価なものとなり、製造コストが高くな
る。なお、低コスト化を図るためにビスの本数を少なく
すると、ビス止め箇所のみに力が加わるため、ビス止め
箇所以外の外装部材と腕時計ケースとの間に隙間が生
じ、ゴミなどの異物が入りやすいなどの問題が生じる。
【0004】この発明の課題は、ビスを用いずに、外装
部材を確実に固定できるとともに、外装部材を簡単に交
換できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
腕時計は、上面に時計ガラスが取り付けられた腕時計ケ
ースと、この腕時計ケースの下面に取り付けられた裏蓋
と、前記腕時計ケースの側面に一部が取り付けられた時
計バンドと、前記腕時計ケースの上面を含む外周面に着
脱可能に装着された外装部材と、一端部が前記裏蓋と前
記時計バンドの前記一部とにより回動自在に取り付けら
れ、かつ他端部が前記時計ガラスの上面側に位置して前
記外装部材と前記腕時計ケースとを挾持する係止部材と
を備えたことを特徴とする。この発明によれば、裏蓋と
時計バンドの一部とにより回動自在に取り付けられた係
止部材の一端部を中心に、係止部材を回動させて係止部
材の他端部を時計ガラスの上面側に配置させることによ
り、ビスなどを用いずに、外装部材を腕時計ケースに確
実に固定でき、また係止部材の一端部を中心に係止部材
を回動させて係止部材の他端部を時計ガラスの上面側か
ら離脱させることにより、外装部材と腕時計ケースとの
挾持を解除することができ、これにより外装部材を簡単
に腕時計ケースから取り外して交換することができる。
【0006】請求項3に記載の発明の腕時計は、上面に
時計ガラスが取り付けられた腕時計ケースと、この腕時
計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、前記腕時計ケ
ースの上面を含む外周面に着脱可能に装着された外装部
材と、一端部が前記腕時計ケースと前記裏蓋とにより回
動自在に取り付けられ、かつ他端部が前記時計ガラスの
上面側に位置して前記外装部材を前記腕時計ケースに挾
持する係止部材とを備えたことを特徴とする。この発明
によれば、腕時計ケースと裏蓋とにより回動自在に取り
付けられた係止部材の一端部を中心に、係止部材を回動
させて係止部材の他端部を時計ガラスの上面側に配置さ
せることにより、ビスなどを用いずに、外装部材を腕時
計ケースに確実に固定でき、また係止部材の一端部を中
心に係止部材を回動させて係止部材の他端部を時計ガラ
スの上面側から離脱させることにより、外装部材と腕時
計ケースとの挾持を解除することができ、これにより外
装部材を簡単に腕時計ケースから取り外して交換するこ
とができる。
【0007】この場合、請求項4に記載のごとく、腕時
計ケースの側面には時計バンドを取り付けるためのバン
ド取付突起部が設けられ、このバンド取付突起部に時計
バンドの取付軸が上方から挿入する取付溝が設けられて
いることにより、係止部材の一端部を中心とする係止部
材の回動操作により外装部材と腕時計ケースとの挾持を
解除すると、外装部材を交換することができるほか、時
計バンドの取付軸をバンド取付部の取付溝から取り出し
て時計バンドをも交換することができる。
【0008】請求項5に記載の発明の腕時計は、上面に
時計ガラスが取り付けられた腕時計ケースと、この腕時
計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、前記腕時計ケ
ースの両側面にそれぞれ取り付けられたバンド取付部材
と、これらバンド取付部材に取り付けられて前記裏蓋の
下面側に配置されるバンド本体と、前記腕時計ケースの
上面を含む外周面に着脱可能に装着された外装部材と、
一端部が前記バンド取付部材と前記バンド本体とにより
回動自在に取り付けられ、かつ他端部が前記時計ガラス
の上面側に位置して前記外装部材と前記腕時計ケースと
を挾持する係止部材とを備えたことを特徴とする。この
発明によれば、バンド取付部材とバンド本体とにより回
動自在に取り付けられた係止部材の一端部を中心に、係
止部材を回動させて係止部材の他端部を時計ガラスの上
面側に配置させることにより、ビスなどを用いずに、外
装部材を腕時計ケースに確実に固定でき、また係止部材
の一端部を中心に係止部材を回動させて係止部材の他端
部を時計ガラスの上面側から離脱させることにより、外
装部材と腕時計ケースとの挾持を解除することができ、
これにより外装部材を簡単に腕時計ケースから取り外し
て交換することができる。
【0009】この場合、請求項6に記載のごとく、係止
部材は、その回動中心である一端部のほぼ中間部分に屈
曲部が形成されていることにより、係止部材の一端部を
中心に係止部材が回動するときに、屈曲部の弾性変形に
よりクリック感を付与することができる。また、請求項
7に記載のごとく、係止部材は、その回動中心である一
端部に、腕時計ケースの内側に向けて突出した押上部
が、外装部材の下端面に対応して形成されていることに
より、係止部材の一端部を中心に係止部材が回動して、
係止部材による外装部材と腕時計ケースとの挾持を解除
するときに、その一端部に形成された押上部が外装部材
の下端面を押し上げるので、より一層、簡単に外装部材
を腕時計ケースから取り外すことができる。
【0010】請求項8に記載の発明の腕時計は、上面に
時計ガラスが取り付けられた腕時計ケースと、この腕時
計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、前記腕時計ケ
ースの側面に対向して設けられ、かつその対向面に取付
溝が前記対向面のほぼ中心部から下端面に連続して形成
されたバンド取付突起部と、このバンド取付突起部に一
部が配置され、この一部に前記取付溝と対応して連続す
る係止溝が設けられた時計バンドと、前記腕時計ケース
の上面を含む外周面に着脱可能に装着された外装部材
と、一端部が前記バンド取付突起部の前記取付溝と前記
時計バンドの前記係止溝とに挿入して回動自在に係合
し、他端部が前記時計ガラスの上面側に位置して前記外
装部材と前記腕時計ケースとを挾持する係止部材とを備
えたことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、腕時計ケースのバンド
取付突起部に時計バンドの一部を配置して、バンド取付
突起部の取付溝と時計バンドの一部に形成された係止溝
とを対応させて連続させた状態で、取付溝と係止溝とに
係止部材の一端部を挿入させて回動自在に係合させ、こ
の係止部材の一端部を中心に係止部材を回動させて、係
止部材の他端部を時計ガラスの上面側に配置させること
により、ビスなどを用いずに、外装部材を腕時計ケース
に確実に固定できるとともに、時計バンドをもバンド取
付突起部に取り付けることができ、また係止部材の一端
部を中心に係止部材を回動させて係止部材の他端部を時
計ガラスの上面側から離脱させることにより、外装部材
と腕時計ケースとの挾持を解除することができ、これに
より外装部材を簡単に腕時計ケースから取り外して交換
することができるとともに、時計バンドをバンド取付突
起部から取り外して交換することもできる。
【0012】請求項9に記載の発明の腕時計は、上面に
時計ガラスが取り付けられ、下面に裏蓋が取り付けられ
た腕時計ケースと、この腕時計ケースの上面を含む外周
面に着脱可能に装着された外装部材と、前記裏蓋の下側
に配置されて前記外装部材を前記腕時計ケースに挾持す
る係止部材とを備え、前記係止部材は、前記裏蓋の下側
に時計バンドを介して配置される弾性部材と、一端部が
前記弾性部材に取り付けられて他端部が前記時計ガラス
の上面側に位置して前記外装部材を前記腕時計ケースに
挾持する一対の挾持部材とからなることを特徴とする。
この発明によれば、外装部材を腕時計ケースの外面に装
着した後、裏蓋の下側に係止部材の弾性部材を配置し、
この状態で弾性部材を屈曲させて一対の挾持部材の他端
部を時計ガラスの上面側に配置することにより、ビスな
どを用いずに、外装部材を腕時計ケースに確実に固定で
きるとともに、裏蓋と弾性部材との間に時計バンドを配
置すれば、時計バンドをも取り付けることができ、また
弾性部材を湾曲させて一対の挾持部材の他端部を時計ガ
ラスの上面側から離脱させることにより、外装部材と腕
時計ケースとの挾持を解除することができ、これにより
外装部材を簡単に腕時計ケースから取り外して交換する
ことができるとともに、時計バンドをも取り外して交換
することができる。
【0013】請求項10に記載の発明の腕時計は、前記
腕時計ケースには時刻修正用のリューズが外部に突出し
て設けられ、前記外装部材には前記リューズを覆う保護
カバー部が形成されていることを特徴とする。この発明
によれば、外装部材に形成された保護カバー部でリュー
ズを覆うことにより、リューズを確実に保護することが
できるとともに、外装部材を取り外してリューズを腕時
計ケースの外部に露出させることにより、容易に時刻を
修正することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
4を参照して、この発明の腕時計の第1実施形態につい
て説明する。図1は腕時計の正面図、図2はそのA−A
断面図、図3は図1の時計バンドを取り外した底面図、
図4は外装部材を腕時計ケースから取り外して分解した
状態を示した断面図である。この腕時計1は、図2に示
すように、金属や合成樹脂などからなる腕時計ケース2
を備えている。この腕時計ケース2の上部開口部には、
時計ガラス3が取り付けられ、腕時計ケース2の内部に
は、時計モジュール4が収納され、腕時計ケース2の下
部開口部には、裏蓋5が防水リング6を介して図3に示
すビス5aにより取り付けられている。この場合、時計
モジュール4は、時刻などの情報を電気光学的に表示す
る液晶表示装置などの表示部を備えたものであり、その
下面に緩衝ゴム7が配置されている。
【0015】この腕時計ケース2の側面、つまり12時
および6時の位置に対応する側面には、図3に示すよう
に、時計バンド8を取り付けるためのバンド取付突起部
9がそれぞれ形成されている。このバンド取付突起部9
は、一対の取付片9aを有し、これら一対の取付片9a
の対向面にピン取付孔9bが形成されている。また、時
計バンド8は、図2および図4に示すように、バンド本
体10とバンド取付部材である先カンカバー11とから
なり、先カンカバー11がバンド取付突起部9の一対の
取付片9aにばね棒(取付軸)12により取り付けら
れ、これら両側の先カンカバー11にバンド本体10が
挿通して取り付けられた構成になっている。この場合、
先カンカバー11には、裏蓋5の下面に延出されて当接
する延出部11aが形成されており、この延出部11a
の上面には係止溝11bが形成されている。なお、腕時
計ケース2の側面、つまり2時、4時、6時、8時、1
0時の各位置に対応する箇所の側面には、図1に示すよ
うに、押釦スイッチ13がそれぞれ設けられている。
【0016】この腕時計ケース2の上面から外周面にお
ける外表面には、緩衝用および装飾用の外装部材14が
着脱可能に装着され、係止部材である一対のプロテクト
部材15により挾持されている。外装部材14は、腕時
計ケース2に上面から外周面のほぼ中間部分に亘って装
着される上側外装部16と、腕時計ケース2の外周面の
ほぼ中間部分から外周面の下端に亘って装着される下側
外装部17とからなっている。上側外装部16と下側外
装部17とは、それぞれポリウレタン樹脂やABS樹脂
(アクリロニトル・ブタジエン・スチレン樹脂)などの
弾性を有する合成樹脂で形成されている。この場合、上
側外装部16の上部には、図4に示すように、時計ガラ
ス3に対応する開口部16aが形成されており、この上
側外装部16の6時の位置に対応する箇所には、押釦ス
イッチ13に対応する開口部16bが形成されている。
また、下側外装部17には、上側外装部16の外周面の
下端部が嵌合する嵌合部17aが形成されており、この
下側外装部17には、各押釦スイッチ13に対応する開
口部17cがそれぞれ形成されている。また、この下側
外装部17の12時と6時の位置に対応する箇所には、
図3に示すように、バンド取付突起部9の上面および外
側面を覆うカバー部17bが形成されている。
【0017】一対のプロテクト部材15は、金属線から
なるリング18と、ほぼ円柱状の緩衝部19とからな
り、12時と6時の位置に対応して設けられている。リ
ング18は、ほぼ台形状に折り曲げられ、その下辺部1
8aが時計バンド8の先カンカバー11の延出部11a
に形成された係止溝11b内に配置されて裏蓋5により
回動自在に押えられている。また、緩衝部19は、ポリ
ウレタン樹脂やABS樹脂などの弾性を有する合成樹脂
からなり、リング18の上辺部18bにインサート成形
などにより一体に形成されている。このプロテクト部材
15は、裏蓋5と先カンカバー11の延出部11aとの
間に回動自在に取り付けられたリング18の下辺部18
aを中心に回動し、リング18の上辺部18bに設けら
れた緩衝部19が外装部材14の上側外装部16の上面
を乗り越えて時計ガラス3の上面側に配置されることに
より、外装部材14と腕時計ケース2とを挾持するよう
に構成されている。なお、外装部材14の上側外装部1
6の上面には、リング18の上辺部18bにおける両端
の角部付近を位置決めする位置決め凹部16cが設けら
れている。
【0018】このような腕時計1では、腕時計ケース2
の側面に設けられたバンド取付突起部9に時計バンド8
の先カンカバー11をばね棒10により取り付けるとき
に、先カンカバー11の延出部11aに形成された係止
溝11b内にプロテクト部材15のリング18の下辺部
18aを挿入し、この状態で先カンカバー11の延出部
11aを裏蓋5の下面に押し当てることにより、図2に
示すように、リング18の下辺部18aを裏蓋5と先カ
ンカバー11の延出部11aとにより回動自在に取り付
けることができる。
【0019】この腕時計ケース2に外装部材14を固定
するときには、上側外装部16と下側外装部17とを重
ね合わせて腕時計ケース2の外面に上方から装着し、こ
の状態でリング18の下辺部18aを中心にプロテクト
部材15を回動させることにより、リング18の上辺部
18bに設けられた緩衝部19を時計ガラス3の上面側
に向けて移動させる。そして、プロテクト部材15の緩
衝部19が外装部材14の上側外装部16の上面を乗り
越えて時計ガラス3の上面側に配置されると、図1に示
すように、リング6の上辺部18bにおける両端の角部
付近が上側外装部16の位置決め凹部16c内に配置さ
れて位置決めされ、これにより外装部材14と腕時計ケ
ース2とがプロテクト部材15により挾持され、図2に
示すように外装部材14が腕時計ケース1に固定され
る。
【0020】また、腕時計ケース2から外装部材14を
取り外す場合には、プロテクト部材15のリング18の
下辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動させ
て、プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の
上面側から外方に向けて移動させる。そして、プロテク
ト部材15の緩衝部19が上側外装部16の上面を乗り
越えて時計ガラス3の上面側から離脱すると、プロテク
ト部材15による外装部材14と腕時計ケース2との挾
持が解除され、図4に示すように、外装部材14を腕時
計ケース2から取り外すことができる。
【0021】このように、この腕時計では、裏蓋5と時
計バンド8の一部である先カンカバー11の延出部11
aとにより回動自在に取り付けられたプロテクト部材1
5のリング18の下辺部18aを中心にプロテクト部材
15を回動させて、プロテクト部材15の緩衝部19を
時計ガラス3の上面側に配置することにより、外装部材
14と腕時計ケース2とをプロテクト部材15により挾
持することができるので、ビスなどを用いず、外装部材
14を腕時計ケース1に確実に固定でき、またリング1
8の下辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動さ
せて、プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3
の上面側から離脱させることにより、外装部材14を腕
時計ケース2から簡単に取り外して交換することができ
る。この場合、外装部材14は、図4に示すように、上
側外装部16と下側外装部17とに分離されるので、そ
の両者のうち、いずれか一方を必要に応じて交換するこ
とができ、これにより装飾的なバリエーションが豊富と
なり、装飾効果に優れたものを得ることができる。
【0022】なお、上記第1実施形態では、プロテクト
部材15のリング18の下辺部18aが直線状にまっす
ぐに形成されているが、これに限らず、例えば、図5お
よび図6に示す第1変形例のように、リング18の下辺
部18aのほぼ中間部分に湾曲部20を形成しても良
い。この場合には、時計バンド8の先カンカバー11に
おける延出部11aの上面に、湾曲部20を十分に収容
する幅広の係止溝11bを形成すれば良い。また、湾曲
部20は、腕時計ケース2の水平方向において外側に向
けて凸なるように形成しても良く、逆に腕時計ケース2
の水平方向において内側に向けて凸なるように形成して
も良い。このような構造にすれば、プロテクト部材15
が回動して緩衝部19が時計ガラス3の上面側に位置す
るとき、または時計ガラス3の上面側から離脱するとき
など、プロテクト部材15が所定位置になるときに、湾
曲部20の弾性変形によりクリック感を付与することが
できる。
【0023】また、上記第1変形例に限らず、例えば、
図7に示す第2変形例のように、リング18の下辺部1
8aの両端部に、腕時計ケース2の内側に向けて突出し
た山形状の押上部21を、外装部材14の下側外装部1
7の下端面に対応させて形成した構造でも良い。このよ
うな構造では、リング18の下辺部18aを中心にプロ
テクト部材15を回動させ、プロテクト部材15の緩衝
部19を時計ガラス3の上面側から離脱させて、プロテ
クト部材15による外装部材15と腕時計ケース2との
挾持を解除するときに、リング18の下辺部18aの両
端部に形成された山形状の押上部21が下側外装部17
の下端面を押し上げるので、より一層、簡単に外装部材
14を腕時計ケース2から取り外すことができる。
【0024】[第2実施形態]次に、図8および図9を
参照して、この発明の腕時計の第2実施形態について説
明する。なお、図1〜図4に示された第1実施形態と同
一部分には同一符号を付して説明する。この腕時計25
は、プロテクト部材15のリング18における下辺部1
8aの取付箇所が第1実施形態と異なり、これ以外は第
1実施形態とほぼ同じ構成になっている。すなわち、リ
ング18の下辺部18aは、腕時計ケース2の下面にお
ける12時と6時の位置に対応する箇所に形成された係
止溝26に挿入されて裏蓋5により押さえられ、これに
より腕時計ケース2と裏蓋5とにより回動自在に取り付
けられている。この場合、腕時計ケース2の下面に形成
された係止溝26は、防水リング6の外側に位置してい
る。なお、このリング18は、上辺部18bに設けられ
た緩衝部19が時計ガラス3の上面側に配置されたとき
に、外装部材14と腕時計ケース2とを挾持するように
構成されている。
【0025】このような腕時計25では、腕時計ケース
2の下面に形成された係止溝26内にプロテクト部材1
5のリング18の下辺部18aが挿入して裏蓋5により
押さえられることにより、リング18の下辺部18aが
腕時計ケース2と裏蓋5とにより回動自在に取り付けら
れているので、このリング18の下辺部18aを中心に
プロテクト部材15を回動させることができる。このた
め、この腕時計25においても、第1実施形態と同様、
プロテクト部材15を回動させてプロテクト部材15の
緩衝部19を時計ガラス3の上面側に配置すると、外装
部材14と腕時計ケース2とがプロテクト部材15によ
り挾持されるので、ビスなどを用いず、外装部材14を
腕時計ケース2に確実に固定でき、またリング18の下
辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動させて、
プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面
側から離脱させると、外装部材14を腕時計ケース2か
ら簡単に取り外して交換することができる。
【0026】なお、上記第2実施形態では、プロテクト
部材15のリング18の下辺部18aが直線状にまっす
ぐに形成されているが、これに限らず、例えば、図5お
よび図6に示した第1実施形態の第1変形例のように、
リング18の下辺部18aのほぼ中間部分に湾曲部20
を形成しても良い。この場合には、腕時計ケース2の下
面に形成された係止溝26を、湾曲部20が十分に収容
できる程度の幅広に形成すれば良い。このような構造に
すれば、第1実施形態の第1変形例と同様、プロテクト
部材15が回動して時計ガラス3の上面側に位置すると
き、または時計ガラス3の上面側から離脱するときな
ど、プロテクト部材15が所定位置になるときに、湾曲
部20の弾性変形によりクリック感を付与することがで
きる。
【0027】また、このような変形例に限らず、例え
ば、図7に示した第1実施形態の第2変形例のように、
リング18の下辺部18aの両端部に、腕時計ケース2
の内側に向けて突出した山形状の押上部21を、外装部
材14の下側外装部17の下端面に対応させて形成した
構造でも良い。このような構造でも、第1実施形態の第
2変形例と同様、リング18の下辺部18aを中心にプ
ロテクト部材15を回動させて、プロテクト部材15に
よる外装部材15と腕時計ケース2との挾持を解除する
ときに、リング18の押上部21が下側外装部17の下
端面を押し上げるので、簡単に外装部材14を腕時計ケ
ース2から取り外すことができる。
【0028】[第3実施形態]次に、図10および図1
1を参照して、この発明の腕時計の第3実施形態につい
て説明する。この場合にも、図1〜図4に示された第1
実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。こ
の腕時計30は、プロテクト部材15のリング18にお
ける下辺部18aの取付箇所が第1実施形態と異なり、
これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
【0029】すなわち、腕時計ケース2のバンド取付突
起部9に取り付けられた時計バンド8の先カンカバー1
1には、図10に示すように、裏蓋5の下面に延出され
て当接する延出部11aが形成されており、この延出部
11aの下面には、リング18の下辺部18aが挿入す
る係止溝31が形成されている。リング18の下辺部1
8aは、図11に示すように、その両端がクランク状に
折り曲げられ、この折り曲げられた中間部分が、図10
に示すように、先カンカバー11の延出部11aの係止
溝31内に配置され、この状態で腕時計ケース2の両側
に位置する先カンカバー11を挿通して取り付けられた
バンド本体10により押さえられ、これにより先カンカ
バー11の延出部11aとバンド本体10との間に回転
自在に取り付けられている。なお、このリング18は、
その上辺部18bに設けられた緩衝部19が時計ガラス
3の上面側に配置されたときに、外装部材14と腕時計
ケース2とを挾持するように構成されている。
【0030】このような腕時計30では、先カンカバー
11の延出部11aの下面に形成された係止溝31内に
プロテクト部材15のリング18の下辺部18aを配置
し、この状態で先カンカバー11を通して取り付けられ
たハンド本体10により押さえられることにより、リン
グ18の下辺部18aが先カンカバー11の延出部11
aとバンド本体10とにより回動自在に取り付けられて
いるので、このリング18の下辺部18aを中心にプロ
テクト部材15を回動させることができる。このため、
この腕時計30においても、第1実施形態と同様、プロ
テクト部材15を回動させてプロテクト部材15の緩衝
部19を時計ガラス3の上面側に配置すると、外装部材
14と腕時計ケース2とがプロテクト部材15により挾
持されるので、ビスなどを用いず、外装部材14を腕時
計ケース2に確実に固定でき、またリング18の下辺部
18aを中心にプロテクト部材15を回動させて、プロ
テクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面側か
ら離脱させると、外装部材14を腕時計ケース2から簡
単に取り外して交換することができる。
【0031】[第4実施形態]次に、図12〜図15を
参照して、この発明の腕時計の第4実施形態について説
明する。この場合にも、図1〜図4に示された第1実施
形態と同一部分には同一符号を付して説明する。この腕
時計35は、プロテクト部材15のリング18における
下辺部18aの取付構造、および外装部材36が第1実
施形態と異なり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構
成になっている。すなわち、外装部材36は、第1実施
形態の上側外装部16と下側外装部17とを一体に成形
した構造になっている。この場合、腕時計ケース2は、
6時の位置に対応する側面に押釦スイッチ13が設けら
れていない構造になっている。また、腕時計ケース2の
側面に設けられたバンド取付突起部9は、第1実施形態
と同様、一対の取付片9aを有しており、これら一対の
取付片9aの下面には、図14および図15に示すよう
に、リング18の下辺部18aが下側から挿入する凹部
状の取付溝37がそれぞれ互いに対応して形成されてい
る。
【0032】また、バンド取付突起部9に配置される時
計バンド8の先カンカバー11には、図12および図1
3に示すように、バンド取付突起部9の一対の取付片9
a間に配置されて裏蓋5の下面に延びる延出部11aが
設けられており、この延出部11aの下面には、リング
18の下辺部18aが下側から挿入する係止溝38が形
成されている。この係止溝38の上部は、バンド取付突
起部9に先カンカバー11が配置されて、一対の取付片
9aの間に延出部11aが配置された状態で、バンド取
付突起部9の取付溝37に対応して直線状に連続するよ
うに形成されている。また、リング18は、その下辺部
18aが先カンカバー11の係止溝38とバンド取付突
起部9の取付溝37とに挿入して回動自在に係合し、こ
の状態で上辺部18bに設けられた緩衝部19が時計ガ
ラス3の上面側に配置されたときに、外装部材14と腕
時計ケース2とを挾持するように構成されている。
【0033】このような腕時計35では、腕時計ケース
2の側面に形成されたバンド取付突起部9に先カンカバ
ー11を配置して、バンド取付突起部9の取付溝37と
先カンカバー11の係止溝38とを直線状に連続するよ
うに対応させ、この状態で取付溝37と係止溝38とに
プロテクト部材15のリング18の下辺部18aを挿入
させて回動自在に係合させる。そして、リング18の下
辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動させて、
プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面
側に配置することにより、外装部材14と腕時計ケース
2とをプロテクト部材15により挾持することができる
とともに、先カンカバー11をバンド取付突起部9に固
定することができる。
【0034】このように、この腕時計35では、リング
18の下辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動
させて、プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス
3の上面側に配置することにより、外装部材14と腕時
計ケース2とをプロテクト部材15により挾持すること
ができるので、ビスなどを用いず、外装部材14を腕時
計ケース2に確実に固定することができるほか、ばね棒
12を用いずに、先カンカバー11をもバンド取付突起
部9に固定することができる。また、リング18の下辺
部18aを中心にプロテクト部材15を回動させて、プ
ロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面側
から離脱させると、外装部材14を腕時計ケース2から
簡単に取り外して交換することができるとともに、先カ
ンカバー11をバンド取付突起部9から取り外して交換
することもできる。
【0035】[第5実施形態]次に、図16〜図19を
参照して、この発明の腕時計の第5実施形態について説
明する。この場合には、図8および図9に示された第2
実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。この
腕時計40は、時計バンド41およびその取付構造が第
2実施形態と異なり、これ以外は第2実施形態とほぼ同
じ構成になっている。すなわち、この時計バンド41
は、図16および図18に示すように、バンド本体42
の端部、つまり腕時計ケース2のバンド取付突起部9に
取り付けられる箇所の基端部に、ばね棒12が挿入する
取付孔42aが設けられている。
【0036】また、バンド取付突起部9の一対の取付片
9aの対向面には、図19に示すように、バンド本体4
2の取付孔42aに挿入されたばね棒12の両端が挿入
する取付溝43が図19に示すように互いに対応し、か
つ図18に示すように、その対向面のほぼ中心部から上
端面に連続して形成されている。なお、プロテクト部材
15は、第2実施形態と同様、リング18の下辺部18
aが腕時計ケース2と裏蓋5とにより回動自在に取り付
けられ、リング18の上辺部18bに設けられた緩衝部
19が時計ガラス3の上方に配置されたときに、外装部
材14と腕時計ケース2とを挾持するように構成されて
いる。
【0037】このような腕時計40では、外装部材14
を腕時計ケース2の外面に装着する前に、プロテクト部
材15のリング18の下辺部18aを腕時計ケース2と
裏蓋5とにより回動自在に取り付け、このリング18の
下辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動させて
緩衝部19を時計ガラス3の上面側に移動させた状態
で、図18および図19に示すように、バンド本体42
の取付孔42aにばね棒12を挿入し、このばね棒12
の両端を腕時計ケース2のバンド取付突起部9の取付溝
43に上方から挿入させてバンド取付突起部9にバンド
本体42を取り付ける。この後、図16に2点鎖線で示
すように、プロテクト部材15を回動させて緩衝部19
を時計ガラス3の上面側から外方に移動させ、この状態
で腕時計ケース2の外面に外装部材14を上方から装着
し、外装部材14の下側外装部17をバンド本体42の
基端部の上面に当接させる。そして、リング18の下辺
部18aを中心にプロテクト部材15を回動させて、プ
ロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面側
に配置すると、外装部材14と腕時計ケース2とがプロ
テクト部材15により挾持されるとともに、外装部材1
4の下側外装部17がバンド本体42の基端部の上面を
押さえるので、バンド本体42の基端部がバンド取付突
起部9に固定される。
【0038】このように、この腕時計40では、第2実
施形態と同様、リング18の下辺部18aが腕時計ケー
ス2と裏蓋5とにより回動自在に取り付けられているの
で、リング18の下辺部18aを中心にプロテクト部材
15を回動させて、プロテクト部材15の緩衝部19を
時計ガラス3の上面側に配置すると、外装部材14と腕
時計ケース2とがプロテクト部材15により挾持される
ので、ビスなどを用いず、外装部材14を腕時計ケース
2に確実に固定することができるとともに、この固定さ
れた外装部材14により時計バンド41をバンド取付突
起部9に固定することができる。また、リング18の下
辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動させて、
プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面
側から離脱させると、外装部材14を腕時計ケース2か
ら簡単に取り外して交換することができるとともに、外
装部材14によるバンド本体42の押さえが解除される
ので、バンド本体42をばね棒12と共にバンド取付突
起部9から取り外すことができ、これにより時計バンド
41をも交換することができる。
【0039】なお、上記第5実施形態では、リング18
の下辺部18aが腕時計ケース2と裏蓋5とにより回動
自在に取り付けられているが、これに限らず、例えば、
バンド本体42の基端部に形成された延出部の上面に、
リング18の下辺部18aが挿入する係止溝を形成し、
この係止溝に挿入されたリング18の下辺部18aを裏
蓋5の下面に押し付け、これによりリング18の下辺部
18aを裏蓋5とバンド本体42の延出部とにより回動
自在に取り付けた構造でも良い。このような構造でも、
第5実施形態と同様の作用効果がある。
【0040】[第6実施形態]次に、図20〜図23を
参照して、この発明の腕時計の第6実施形態について説
明する。この場合にも、図1〜図4に示された第1実施
形態と同一部分には同一符号を付して説明する。この腕
時計45は、外装部材14と腕時計ケース2とを挾持す
る係止部材であるプロテクト部材46、および時計バン
ド47が第1実施形態と異なり、これ以外は第1実施形
態とほぼ同じ構成になっている。すなわち、時計バンド
47は、腕時計ケース2に下面に取り付けられた裏蓋5
の下側に配置されるバンド本体のみで構成されている。
【0041】プロテクト部材46は、裏蓋5の下側に時
計バンド47を介して配置される弾性部材48と、この
弾性部材48の上面における両側縁に設けられたスペー
サ部49と、一端部が弾性部材48に取り付けられて他
端部が時計ガラス3の上面側に位置して外装部材14と
腕時計ケース2とを挾持する一対の挾持部材50とから
なっている。この場合、弾性部材48は、ゴムや軟質樹
脂などの弾性を有する材料からなり、肉厚のシート状に
形成されている。スペーサ部49は、腕時計ケース2の
3時と9時とに対応する左右両側縁の下面に対応し、そ
の厚さが時計バンド47の厚さとほぼ同じ厚さに形成さ
れ、これらの間に時計バンド47が配置されるように構
成されている。
【0042】一対の挾持部材50は、第1実施形態と同
様、金属線からなるリング18と、ほぼ円柱状の緩衝部
19とからなり、12時と6時の位置に対応して設けら
れている。この場合、リング18は、図22に示すよう
に、ほぼ台形状に折り曲げられ、その下辺部18aが弾
性部材48に一体に埋め込まれている。また、緩衝部1
9は、ポリウレタン樹脂やABS樹脂などの弾性を有す
る合成樹脂からなり、リング18の上辺部18bにイン
サート成形などにより一体に形成されている。これら一
対の挾持部材50は、リング18内に腕時計ケース2お
よび外装部材14の両側縁が挿入し、リング18の上辺
部18bに設けられた緩衝部19が外装部材14の上面
を乗り越えて時計ガラス3の上面側に配置されることに
より、外装部材14と腕時計ケース2とを挾持するよう
に構成されている。
【0043】このような腕時計45では、時計バンド4
7をプロテクト部材46の挾持部材50の各リング18
に挿通させ、この挿通した時計バンド47を弾性部材4
8上におけるスペーサ部材49間に配置し、この状態で
弾性部材48を屈曲させて一対の挾持部材50を押し広
げ、腕時計ケース2の下側に弾性部材48を配置してス
ペーサ部材49を腕時計ケース2の左右両側縁の下面に
対応させる。この状態で、弾性部材48を屈曲させて一
対の挾持部材50を互いに接近させることにより、各リ
ング18内に腕時計ケース2および外装部材14の各両
側縁を挿入させる。そして、リング18の上辺部18b
に設けられた緩衝部19を時計ガラス3の上面側に配置
させると、外装部材14と腕時計ケース2とが一対の挾
持部材50により挾持される。これにより外装部材14
が腕時計ケース2に固定されるとともに、時計バンド4
7が裏蓋5と弾性部材48との間に取り付けられる。ま
た、この状態で弾性部材48を湾曲するように屈曲させ
て一対の挾持部材50を押し広げ、リング18の緩衝部
19を時計ガラス3から離脱させると、一対の挾持部材
50による外装部材14と腕時計ケース2との挾持が解
除される。
【0044】このように、この腕時計45では、腕時計
ケース2の下側にスペーサ部材49を介して配置された
弾性部材48を屈曲させることにより、一対の挾持部材
50により外装部材14と腕時計ケース2とを挾持させ
ることができるので、ビスなどを用いずに、外装部材1
4を腕時計ケース2に確実に固定することができるとと
もに、時計バンド47を腕時計ケース2の裏蓋5と弾性
部材48との間に取り付けることができる。また、弾性
部材48を屈曲させて一対の挾持部材50を押し広げ、
リング18の緩衝部19を時計ガラス3の上面側から離
脱させることにより、外装部材14を腕時計ケース2か
ら簡単に取り外して交換することができるとともに、時
計バンド47をプロテクト部材46から取り外して交換
することもできる。この場合、プロテクト部材46のス
ペーサ部材49が時計バンド47の厚さよりも厚く形成
されていれば、プロテクト部材46で外装部材14と腕
時計ケース2とを挾持した状態でも、時計バンド47を
交換することができる。なお、上記第6実施形態では、
弾性部材48の上面にスペーサ部材49を設けたが、必
ずしもスペーサ部材49を設ける必要はなく、弾性部材
48と一対の挾持部材50とで構成しても良い。
【0045】[第7実施形態]次に、図24〜図30を
参照して、この発明の腕時計の第7実施形態について説
明する。この場合には、図8および図9に示された第2
実施形態と同一部分に同一符号を付して説明する。この
腕時計55は、時計モジュール56、外装部材57、お
よびリューズ58が第2実施形態と異なり、これ以外は
第2実施形態とほぼ同じ構成になっている。すなわち、
時計モジュール56は、アナログ機能を備えたものであ
り、中枠59内にアナログムーブメント60が収納さ
れ、この中枠59が緩衝ゴム61を介して腕時計ケース
2内に配置された構成になっている。
【0046】この場合、中枠59の上面には文字板62
が配置されており、アナログムーブメント60は、指針
軸60aが文字板62の上方に突出し、この突出した指
針軸60aの上端部に指針が取り付けられ、この指針が
文字板62の上方を運針することにより、時刻を指示す
るように構成されている。なお、中枠59と時計ガラス
3との間には、見切り部材63が設けられている。ま
た、腕時計ケース2の側面、つまり3時の位置に対応す
る側面には、図1に示すように、リューズ58が取り付
けられている。このリューズ58の両側における腕時計
ケース2の側面には、図30に示すように、保護突起部
64がリューズ58とほぼ同じ突出長さで設けられてい
る。なお、腕時計ケース2の側面における12時と6時
の位置に対応する箇所には、バンド取付突起部9が設け
られている。
【0047】外装部材57は、図25〜図27に示すよ
うに、腕時計ケース2に上面から外周面の下端に亘って
装着される上側外装部65と、この上側外装部65の内
面に下側外装部66とからなり、それぞれポリウレタン
樹脂やABS樹脂(アクリロニトル・ブタジエン・スチ
レン樹脂)などの弾性を有する合成樹脂で形成されてい
る。この場合、上側外装部65の上部には、図28に示
すように、時計ガラス3に対応する開口部65aが形成
されており、上側外装部65の3時の位置に対応する側
面には、図24および図28に示すように、リューズ5
8の保護突起部64の上面および外側面を覆うととも
に、リューズ58の先端面をも覆ってリューズ58を保
護する保護カバー部65bが形成されている。また、こ
の上側外装部65の側面における上部には、図28に示
すように、スリット状の開口孔65cが12時側、3時
側、6時側、および9時側に対応して形成されている。
なお、上側外装部65の上端面には、プロテクト部材1
5のリング18を位置決めする位置決め凹部65dが形
成されており、上側外装部65の下端面には、図27に
示すように、リング18の下辺部18aが挿入する挿入
凹部65eが形成されている。
【0048】下側外装部66は、図29に示すように、
ほぼリング状に形成され、その上部内周面には、図25
〜図27に示すように、上側外装部65の上部内面に位
置し、時計ガラス3の上面における縁部上に配置される
内側露出部66aが形成されている。この場合、内側露
出部66aの12時と6時の位置に対応する部分は、図
29に示すように、肉厚が少し厚く形成されており、そ
の各両側には、プロテクト部材15のリング18を位置
決めする位置決め凹部65dの一部66bが形成されて
いる。また、この下側外装部66の下部外周面には、図
25および図29に示すように、上側外装部65のスリ
ット状の開口孔65cに挿入して外部に露出する外側露
出部66cが形成されている。なお、プロテクト部材1
5は、第2実施形態と同様、リング18の下辺部18a
が腕時計ケース2の下端面に形成された係止溝26に挿
入されて裏蓋5により押さえられ、これにより腕時計ケ
ース2と裏蓋5とにより回動自在に取り付けられ、図2
5に示すように、緩衝部19が時計ガラス3の上面に位
置したときに外装部材57と腕時計ケース2とを挾持
し、図26に示すように、緩衝部19が時計ガラス3の
上面側から離脱したときに、外装部材57と腕時計ケー
ス2との挾持を解除するように構成されている。
【0049】このような腕時計55では、第2実施形態
と同様、腕時計ケース2の下面に形成された係止溝26
内にプロテクト部材15のリング18の下辺部18aが
挿入して裏蓋5により押さえられ、これによりリング1
8の下辺部18aが腕時計ケース2と裏蓋5とにより回
動自在に取り付けられているので、このリング18の下
辺部18aを中心にプロテクト部材15を回動させるこ
とができる。このため、この腕時計55においても、第
2実施形態と同様、プロテクト部材15を回動させてプ
ロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラス3の上面側
に配置すると、図25に示すように、外装部材57と腕
時計ケース2とがプロテクト部材15により挾持される
ので、ビスなどを用いず、外装部材57を腕時計ケース
2に確実に固定できる。
【0050】この場合には、外装部材57の上側外装部
65に設けられた保護カバー部65bが腕時計ケース2
の保護突起部64、およびリューズ58の先端面を覆う
ので、リューズ58を良好に保護することができる。ま
た、内側外装部66は、その内側露出部66aが上側外
装部65の上部内周に露出するとともに、外側露出部6
6cが上側外装部65の開口孔65cから外部に露出す
るので、装飾的効果に優れたものを得ることができる。
また、この腕時計55では、図26に示すように、リン
グ18の下辺部18aを中心にプロテクト部材15を回
動させて、プロテクト部材15の緩衝部19を時計ガラ
ス3の上面側から離脱させると、図27に示すように、
外装部材57を腕時計ケース2から簡単に取り外して交
換することができる。この場合には、外装部材57を上
側外装部65と下側外装部66とに分離することができ
るので、その両者のうち、いずれか一方を必要に応じて
交換することができ、このため装飾的なバリエーション
が豊富となり、より一層、装飾効果に優れたものを得る
ことができる。
【0051】なお、上記第7実施形態では、プロテクト
部材15のリング18の下辺部18aを腕時計ケース2
と裏蓋5とにより回動自在に取り付けた場合について述
べたが、これに限らず、例えば、図1〜図4に示した第
1実施形態と同様、腕時計ケース2のバンド取付突起部
9に時計バンド8の先カンカバー11を取り付け、この
先カンカバー11の延出部11aと裏蓋5とによりリン
グ18の下辺部18aを回動自在に取り付けた構造でも
良い。また、これに限らず、例えば、図10および図1
1に示した第3実施形態と同様、先カンカバー11の延
出部11aとバンド本体10とによりリング18の下辺
部18aを回動自在に取り付けた構造でも良い。このよ
うな構造でも、第7実施形態と同様の効果が得られる。
【0052】また、上記第7実施形態およびその各変形
例に限らず、例えば、図12〜図15に示した第4実施
形態と同様、腕時計ケース2のバンド取付突起部9に取
付溝37を設け、このバンド取付突起部9に先カンカバ
ー11を配置し、バンド取付突起部9の取付溝37と先
カンカバー11の係止溝38とを直線状に連続するよう
に対応させ、この状態で取付溝37と係止溝38とにプ
ロテクト部材15のリング18の下辺部18aを挿入さ
せて回動自在に係合させるように構成しても良い。この
ように構成すれば、第7実施形態と同様の作用効果が得
られるほか、特に外装部材57を交換するときに、先カ
ンカバー11をも取り外すことができる。さらに、これ
ら各変形例に限らず、例えば、図20〜図23に示した
第6実施形態と同様、係止部材であるプロテクト部材を
弾性部材と一対の挾持部材とで構成しても良い。このよ
うにすれば、第6実施形態と同様の作用効果がある。
【0053】なおまた、上記第7実施形態では、プロテ
クト部材15のリング18の下辺部18aが直線状にま
っすぐに形成されているが、これに限らず、例えば、図
5および図6に示した第1実施形態の第1変形例のよう
に、リング18の下辺部18aのほぼ中間部分に湾曲部
を形成し、プロテクト部材15が回動して時計ガラス3
の上面側に位置するとき、または時計ガラス3の上面側
から離脱するときなど、プロテクト部材15が所定位置
になるときに、湾曲部の弾性変形によりクリック感を付
与するようにしても良い。また、これに限らず、例え
ば、図7に示した第1実施形態の第2変形例のように、
リング18の下辺部18aの両端部に、腕時計ケース2
の内側に向けて突出した山形状の押上部を、外装部材5
7の下端面に対応させて形成し、リング18の下辺部1
8aを中心にプロテクト部材15を回動させて、プロテ
クト部材15による外装部材57と腕時計ケース2との
挾持を解除するときに、リング18の押上部が外装部材
57の下端面を押し上げることにより、簡単に外装部材
57を腕時計ケース2から取り外すようにしても良い。
【0054】さらに、上記第7実施形態およびその各変
形例に限らず、例えば、図16〜図19に示した第5実
施形態と同様、腕時計ケース2のバンド取付突起部9に
おける一対の取付片9aの対向面に、時計バンドのばね
棒の両端が挿入する取付溝を、その対向面のほぼ中心部
から上端面に連続して形成しても良い。このようにすれ
ば、第5実施形態と同様、外装部材57を交換するとき
に、時計バンドをも取り外して交換することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の腕時計によれば、係止部材の一端部を裏蓋と時計
バンドの一部とにより回動自在に取り付け、係止部材の
他端部を時計ガラスの上面側に位置させると、係止部材
が外装部材と腕時計ケースとを挾持するように構成した
ので、係止部材の一端部を中心に係止部材を回動させ
て、係止部材の他端部を時計ガラスの上面側に配置させ
ることにより、ビスなどを用いずに、外装部材を腕時計
ケースに確実に固定でき、また係止部材の一端部を中心
に係止部材を回動させて係止部材の他端部を時計ガラス
の上面側から離脱させることにより、外装部材と腕時計
ケースとの挾持を解除することができ、これにより外装
部材を簡単に腕時計ケースから取り外して交換すること
ができる。
【0056】請求項3に記載の発明の腕時計によれば、
係止部材の一端部を腕時計ケースと裏蓋とにより回動自
在に取り付け、係止部材の他端部を時計ガラスの上面側
に位置させると、係止部材が外装部材を腕時計ケースに
挾持するように構成したので、係止部材の一端部を中心
に係止部材を回動させて、係止部材の他端部を時計ガラ
スの上面側に配置させることにより、ビスなどを用いず
に、外装部材を腕時計ケースに確実に固定でき、また係
止部材の一端部を中心に係止部材を回動させて係止部材
の他端部を時計ガラスの上面側から離脱させることによ
り、外装部材と腕時計ケースとの挾持を解除することが
でき、これにより外装部材を簡単に腕時計ケースから取
り外して交換することができる。
【0057】この場合、腕時計ケースの側面に時計バン
ドを取り付けるためのバンド取付突起部が設けられ、こ
のバンド取付突起部に時計バンドの取付軸が上方から挿
入する取付溝が設けられていることにより、係止部材の
一端部を中心とする係止部材の回動操作により外装部材
と腕時計ケースとの挾持を解除すると、外装部材を交換
することができるほか、時計バンドの取付軸をバンド取
付部の取付溝から取り出して時計バンドをも交換するこ
とができる。
【0058】請求項5に記載の発明の腕時計によれば、
係止部材の一端部を腕時計ケースの側面のバンド取付部
材と時計バンドのバンド本体とにより回動自在に取り付
け、係止部材の他端部を時計ガラスの上面側に位置させ
ると、係止部材が外装部材と腕時計ケースとを挾持する
ように構成したので、係止部材の一端部を中心に係止部
材を回動させて、係止部材の他端部を時計ガラスの上面
側に配置させることにより、ビスなどを用いずに、外装
部材を腕時計ケースに確実に固定でき、また係止部材の
一端部を中心に係止部材を回動させて係止部材の他端部
を時計ガラスの上面側から離脱させることにより、外装
部材と腕時計ケースとの挾持を解除することができ、こ
れにより外装部材を簡単に腕時計ケースから取り外して
交換することができる。
【0059】この場合、係止部材の回動中心である一端
部のほぼ中間部分に屈曲部が形成されていることによ
り、係止部材の一端部を中心に係止部材が回動するとき
に、屈曲部の弾性変形によりクリック感を付与すること
ができる。また、係止部材の回動中心である一端部に、
腕時計ケースの内側に向けて突出した押上部が、外装部
材の下端面に対応して形成されていることにより、係止
部材の一端部を中心に係止部材が回動して、係止部材に
よる外装部材と腕時計ケースとの挾持を解除するとき
に、その一端部に形成された押上部が外装部材の下端面
を押し上げるので、より一層、簡単に外装部材を腕時計
ケースから取り外すことができる。
【0060】請求項8に記載の発明の腕時計によれば、
腕時計ケースの側面に対向して設けられたバンド取付突
起部の対向面に取付溝をそのほぼ中心部から下端面に連
続して形成し、このバンド取付突起部に時計バンドの一
部を配置し、その一部に取付溝と対応して連続する係止
溝を形成し、この状態で係止部材の一端部をバンド取付
突起部の取付溝と時計バンドの係止溝とに挿入させて回
動自在に係合させ、係止部材の他端部を時計ガラスの上
面側に位置させると、係止部材が外装部材と腕時計ケー
スとを挾持するように構成したので、取付溝と係止溝と
に挿入して係合された係止部材の一端部を中心に係止部
材を回動させて、係止部材の他端部を時計ガラスの上面
側に配置させることにより、ビスなどを用いずに、外装
部材を腕時計ケースに確実に固定できるとともに、時計
バンドをもバンド取付突起部に取り付けることができ、
また係止部材の一端部を中心に係止部材を回動させて係
止部材の他端部を時計ガラスの上面側から離脱させるこ
とにより、外装部材と腕時計ケースとの挾持を解除する
ことができ、これにより外装部材を簡単に腕時計ケース
から取り外して交換できるとともに、時計バンドをバン
ド取付突起部から取り外して交換することもできる。
【0061】請求項9に記載の発明の腕時計によれば、
裏蓋の下側に配置されて外装部材を腕時計ケースに挾持
する係止部材を、裏蓋の下側に時計バンドを介して配置
される弾性部材と、一端部が弾性部材に取り付けられて
他端部が時計ガラスの上面側に位置して外装部材を腕時
計ケースに挾持する一対の挾持部材とで構成したので、
外装部材を腕時計ケースの外面に装着した後、裏蓋の下
側に係止部材の弾性部材を配置し、この弾性部材を屈曲
させて一対の挾持部材の他端部を時計ガラスの上面側に
配置することにより、ビスなどを用いずに、外装部材を
腕時計ケースに確実に固定できるとともに、裏蓋と弾性
部材との間に時計バンドを配置すれば、時計バンドをも
取り付けることができ、また弾性部材を湾曲させて一対
の挾持部材の他端部を時計ガラスの上面側から離脱させ
ることにより、外装部材と腕時計ケースとの挾持を解除
することができ、これにより外装部材を簡単に腕時計ケ
ースから取り外して交換できるとともに、時計バンドを
も取り外して交換することができる。
【0062】さらに、請求項10に記載の発明の腕時計
によれば、腕時計ケースに時刻修正用のリューズを外部
に突出させて設け、外装部材にリューズを覆う保護カバ
ー部を形成したので、外装部材に形成された保護カバー
部でリューズを覆うことにより、リューズを確実に保護
することができるとともに、外装部材を取り外してリュ
ーズを腕時計ケースの外部に露出させることにより、容
易に時刻を修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の腕時計の第1実施形態を示した正面
図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1の時計バンドを取り外した状態の底面図。
【図4】図2においてプロテクト部材による挾持を解除
して外装部材を取り外して分解した状態の断面図。
【図5】第1実施形態の第1変形例を示した要部の断面
図。
【図6】図5の底面図。
【図7】第1実施形態の第2変形例において時計バンド
を取り外した状態を示した底面図。
【図8】この発明の腕時計の第2実施形態を示した断面
図。
【図9】図8の時計バンドを取り外した状態の底面図。
【図10】この発明の腕時計の第3実施形態を示した断
面図。
【図11】図10のバンド本体を取り外した状態の底面
図。
【図12】この発明の腕時計の第4実施形態を示した断
面図。
【図13】図12の底面図。
【図14】図12の腕時計ケースを示した断面図。
【図15】図14の腕時計ケースの底面図。
【図16】この発明の腕時計の第5実施形態を示した断
面図。
【図17】図16の底面図。
【図18】図16の時計バンドを腕時計ケースに取り付
ける状態を示した要部の断面図。
【図19】図17の時計バンドと腕時計ケースとを分解
した状態の底面図。
【図20】この発明の腕時計の第6実施形態を示した正
面図。
【図21】図20のB−B断面図。
【図22】図20におけるプロテクト部材を示した正面
図。
【図23】図21におけるプロテクト部材を示した断面
図。
【図24】この発明の腕時計の第7実施形態を示した正
面図。
【図25】図24のC−C断面図。
【図26】図25においてプロテクト部材を回動させて
緩衝部を時計ガラスの上面側から離脱させた状態の断面
図。
【図27】図26において腕時計から外装部材を取り外
して分解した状態の断面図。
【図28】図27の上側外装部の正面図。
【図29】図27の下側外装部の正面図。
【図30】図27の腕時計ケースおよびプロテクト部材
を示した正面図。
【符号の説明】
1、25、30、35、40、45、55 腕時計 2 腕時計ケース 3 時計ガラス 5 裏蓋 8、41、47 時計バンド 9 バンド取付突起部 10、42 バンド本体 11 先カンカバー 12 ばね棒 14、36、57 外装部材 15、46 プロテクト部材 18 リング 18a 下辺部 18b 上辺部 19 緩衝部 20 湾曲部 21 押上部 26、31、38 係止溝 37、43 取付溝 48 弾性部材 50 挾持部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に時計ガラスが取り付けられた腕時計
    ケースと、 この腕時計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、 前記腕時計ケースの側面に一部が取り付けられた時計バ
    ンドと、 前記腕時計ケースの上面を含む外周面に着脱可能に装着
    された外装部材と、 一端部が前記裏蓋と前記時計バンドの前記一部とにより
    回動自在に取り付けられ、かつ他端部が前記時計ガラス
    の上面側に位置して前記外装部材と前記腕時計ケースと
    を挾持する係止部材とを備えたことを特徴とする腕時
    計。
  2. 【請求項2】前記時計バンドの前記一部は、前記腕時計
    ケースに取り付けられるバンド本体の基端部、またはバ
    ンド本体を前記腕時計ケースに取り付けるためのバンド
    取付部材であることを特徴とする請求項1に記載の腕時
    計。
  3. 【請求項3】上面に時計ガラスが取り付けられた腕時計
    ケースと、 この腕時計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、 前記腕時計ケースの上面を含む外周面に着脱可能に装着
    された外装部材と、 一端部が前記腕時計ケースと前記裏蓋とにより回動自在
    に取り付けられ、かつ他端部が前記時計ガラスの上面側
    に位置して前記外装部材を前記腕時計ケースに挾持する
    係止部材とを備えたことを特徴とする腕時計。
  4. 【請求項4】前記腕時計ケースの側面には時計バンドを
    取り付けるためのバンド取付突起部が設けられ、このバ
    ンド取付突起部には時計バンドの取付軸が上方から挿入
    する取付溝が設けられていることを特徴とする請求項3
    に記載の腕時計。
  5. 【請求項5】上面に時計ガラスが取り付けられた腕時計
    ケースと、 この腕時計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、 前記腕時計ケースの両側面にそれぞれ取り付けられたバ
    ンド取付部材と、 これらバンド取付部材に取り付けられて前記裏蓋の下面
    側に配置されるバンド本体と、 前記腕時計ケースの上面を含む外周面に着脱可能に装着
    された外装部材と、 一端部が前記バンド取付部材と前記バンド本体とにより
    回動自在に取り付けられ、かつ他端部が前記時計ガラス
    の上面側に位置して前記外装部材と前記腕時計ケースと
    を挾持する係止部材とを備えたことを特徴とする腕時
    計。
  6. 【請求項6】前記係止部材は、その回動中心である前記
    一端部のほぼ中間部分に屈曲部が形成されていることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の腕時計。
  7. 【請求項7】前記係止部材は、その回動中心である前記
    一端部に、前記腕時計ケースの内側に向けて突出した押
    上部が、前記外装部材の下端面に対応して形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の腕
    時計。
  8. 【請求項8】上面に時計ガラスが取り付けられた腕時計
    ケースと、 この腕時計ケースの下面に取り付けられた裏蓋と、 前記腕時計ケースの側面に対向して設けられ、かつその
    対向面に取付溝が前記対向面のほぼ中心部から下端面に
    連続して形成されたバンド取付突起部と、 このバンド取付突起部に一部が配置され、この一部に前
    記取付溝と対応して連続する係止溝が設けられた時計バ
    ンドと、 前記腕時計ケースの上面を含む外周面に着脱可能に装着
    された外装部材と、 一端部が前記バンド取付突起部の前記取付溝と前記時計
    バンドの前記係止溝とに挿入して回動自在に係合し、他
    端部が前記時計ガラスの上面側に位置して前記外装部材
    と前記腕時計ケースとを挾持する係止部材とを備えたこ
    とを特徴とする腕時計。
  9. 【請求項9】上面に時計ガラスが取り付けられ、下面に
    裏蓋が取り付けられた腕時計ケースと、この腕時計ケー
    スの上面を含む外周面に着脱可能に装着された外装部材
    と、前記裏蓋の下側に配置されて前記外装部材を前記腕
    時計ケースに挾持する係止部材とを備え、 前記係止部材は、前記裏蓋の下側に時計バンドを介して
    配置される弾性部材と、一端部が前記弾性部材に取り付
    けられて他端部が前記時計ガラスの上面側に位置して前
    記外装部材を前記腕時計ケースに挾持する一対の挾持部
    材とからなることを特徴とする腕時計。
  10. 【請求項10】前記腕時計ケースには時刻修正用のリュ
    ーズが外部に突出して設けられ、前記外装部材には前記
    リューズを覆う保護カバー部が形成されていることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の腕時計。
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