JP2001116178A - 管継手用ソケット - Google Patents

管継手用ソケット

Info

Publication number
JP2001116178A
JP2001116178A JP29589199A JP29589199A JP2001116178A JP 2001116178 A JP2001116178 A JP 2001116178A JP 29589199 A JP29589199 A JP 29589199A JP 29589199 A JP29589199 A JP 29589199A JP 2001116178 A JP2001116178 A JP 2001116178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
sleeve
lock
ball
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29589199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3313675B2 (ja
Inventor
Toru Koda
徹 鴻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP29589199A priority Critical patent/JP3313675B2/ja
Priority to TW090101191A priority patent/TW473599B/zh
Priority to PCT/JP2001/000335 priority patent/WO2002057681A1/ja
Priority claimed from PCT/JP2001/000335 external-priority patent/WO2002057681A1/ja
Publication of JP2001116178A publication Critical patent/JP2001116178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3313675B2 publication Critical patent/JP3313675B2/ja
Priority to US10/622,906 priority patent/US6779777B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/28Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means
    • F16L37/38Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in only one of the two pipe-end fittings
    • F16L37/47Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in only one of the two pipe-end fittings with a tap or cock
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/22Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained by means of balls, rollers or helical springs under radial pressure between the parts
    • F16L37/23Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained by means of balls, rollers or helical springs under radial pressure between the parts by means of balls
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87917Flow path with serial valves and/or closures
    • Y10T137/87925Separable flow path section, valve or closure in each
    • Y10T137/87965Valve- or closure-operated by coupling motion

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続状態の安全性を高めることができる管継
手を得る。 【解決手段】 ボールバルブ8を有するソケット本体2
と、ソケット本体2の外周に嵌合し、前進・後退してボ
ールバルブ8を開閉するバルブ操作用スリーブ11と、
ソケット本体2の先端側外周に嵌合し、前進・後退して
ソケット本体2の先端部に有する施錠子17を押圧・解
放し、プラグのロックと解除を行うプラグ接続用スリー
ブ19と、プラグ接続用スリーブ19が後退位置にある
とき、バルブ操作用スリーブ11の前進を阻止する第1
ロック手段と、プラグ接続用スリーブ19が前進位置に
あり、バルブ操作用スリーブ11が後退位置にあると
き、プラグ接続用スリーブ19の後退及びバルブ操作用
スリーブ11の前進を阻止する第2ロック手段と、プラ
グ接続用スリーブ19が前進位置にあり、バルブ操作用
スリーブ11が前進位置にあるとき、プラグ接続用スリ
ーブ19及びバルブ操作用スリーブ11の後退を阻止す
る第3ロック手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体としてボール
バルブを使用した管継手用ソケットであって、プラグを
迅速かつ容易に着脱でき、特にエアー工具等と配管との
接続に適した管継手用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管継手用ソケットとして
は、例えば特開平11−108279号公報及び米国特
許第3423063号に開示されている。
【0003】特開平11−108279号公報に開示さ
れている管継手用ソケットにあっては、プラグの接続時
では、管継手用ソケットのプラグ挿入口にプラグを挿入
すると、後退していたプラグ接続用スリーブ及びバルブ
接続用スリーブが前進し、プラグ接続用スリーブにより
プラグのロック操作が行われ、バルブ操作用スリーブに
よりバルブ開操作が行われ、そして、バルブの分離時で
は、バルブ操作用スリーブを後退させ、この後退の途中
でバルブが閉じ且つプラグ内の流体が外部へ放出され、
更にバルブ操作用スリーブを後退させると、これに伴っ
てプラグ接続用スリーブが後退しプラグのロック解除操
作が行われ、管継手用ソケットからプラグが分離できる
構造となっている。
【0004】また、米国特許第3423063号に開示
されている管継手用ソケットにあっては、プラグの接続
時では、管継手用ソケットのプラグ挿入口にプラグを挿
入すると、後退していたプラグ接続用スリーブが前進し
プラグのロックが行われ、その後バルブ操作用スリーブ
を前進させることによりバルブの開操作が行われ、そし
て、プラグの分離時では、バルブ操作用スリーブを後退
させることによりバルブが閉じるとともにプラグ内の流
体が外部へ放出され、その後プラグ接続用スリーブを後
退させることによりプラグのロック解除操作が行われ、
管継手用ソケットからプラグが分離できる構造となって
いる。
【0005】また、前記特開平11−108279号公
報及び米国特許第3423063号に開示されている管
継手用ソケットでは、いずれもプラグ操作用スリーブが
前進しない限りバルブ操作用スリーブの前進ができない
即ちバルブの開操作ができない構造となっており、プラ
グ操作用スリーブを後退位置に保持する手段は、いずれ
もプラグをロックするロック手段と同じロックボールを
共用しており、プラグの非接続時における遠心側にある
ロックボールに係止してプラグ操作用スリーブの前進が
阻止され、プラグの接続時にロックボールが求心側へ移
動することにより前記係止が外れ、プラグ操作用スリー
ブが前進する構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの管継手用ソケ
ットを、エアー配管とエアー工具の接続に使用したと
き、このエアー工具を、近くにある他の作業現場に移動
させるような場合、前記特開平11−108279号公
報に開示されている管継手用ソケットでは、バルブ操作
用スリーブを後退させバルブを閉じるとプラグ接続用ス
リーブも後退しプラグが分離してしまい、バルブが閉
じ、管継手用ソケットとプラグとが接続した状態が得ら
れない。このためプラグを接続したまま移動させるか、
或いはプラグを分離して移動させるかのいずれかとな
る。前者にあってはバルブが開いているため、エアー工
具の移動中、何らかのはずみでエアー工具が作動し思わ
ぬ事故を引き起こすおそれがあるといった問題があり、
また後者にあっては前者のような問題はないが、移動先
で再びプラグの接続をしなければならず、面倒であると
いった問題がある。
【0007】また、前進してバルブを開いたバルブ操作
用スリーブは、後退が可能な状態にあるので、エアー工
具の使用中、バルブ操作用スリーブが周囲の障害物に当
たって後退し、バルブが閉じ、更にはプラグが分離して
しまうおそれがあるといった問題がある。
【0008】また、前記米国特許第3423063号に
開示されている管継手用ソケットでは、バルブ操作用ス
リーブだけを後退させ、バルブを閉とし、管継手用ソケ
ットとプラグを接続した状態は得られるが、バルブ操作
用スリーブは前進が可能であるため、エアー工具の移動
中、バルブ操作用スリーブが周囲の障害物に当たって前
進しバルブが開いてしまうおそれがあるといった問題が
ある。
【0009】更には、前記特開平11−108279号
公報及び米国特許第342306号に開示されている管
継手用ソケットは、プラグ操作用スリーブを後退位置に
保持する手段として、いずれもプラグをロックするロッ
ク手段と同じロックボールを共用しているため、管継手
に対するプラグの接続が不完全な状態でロックボールが
求心側に移動してしまう場合があり、この場合プラグの
接続が不完全にも拘わらずプラグ操作用スリーブが前進
してしまい、バルブ操作用スリーブの前進が可能になっ
てしまうといった問題がある。
【0010】本発明の目的とするところは、バルブ操作
用スリーブとプラグ接続用スリーブの前進・後退を阻止
するロック手段を備えることにより安全性の向上を図っ
た管継手用ソケットを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的とするところは、バルブ
の接続が不完全な場合、プラグ接続用スリーブの前進を
阻止し、バルブ操作用スリーブによるバルブの開操作を
できないようにすることにより安全性の向上を図った管
継手のソケットを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的とするところは、ボール
バルブをシールするシール弁座が流体圧を受けて必要以
上にボールバルブに圧接するのを防止することにより、
シール弁座の耐久性とシールの完全性を図った管継手の
ソケットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一端に配管連結部を設け、他端にプラグ挿入口を設
け、内部に設けたボールバルブの貫通路を介して配管通
路とプラグ挿入口とを連通する管継手用ソケットであっ
て、一端が配管通路と連通し他端がプラグ挿入口と連通
した弁室を内部に有するソケット本体と、前記弁室内に
回転自在に配置されたボールバルブと、前記ソケット本
体の外周に嵌合し、前進してボールバルブを開き後退し
て閉じるバルブ操作用スリーブと、前記ソケット本体の
先端部に求遠心方向に移動自在に支持され、プラグ挿入
口に挿入されたプラグの外周に形成された係合溝に係合
してロックする施錠子と、前記ソケット本体の先端側外
周に嵌合し、前進して施錠子を求心側へ移動させてプラ
グをロックし後退して施錠子の遠心側への移動を可能と
してプラグのロックを解除するプラグ接続用スリーブ
と、プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき、前記
バルブ操作用スリーブの前進を阻止する第1ロック手段
と、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操
作用スリーブが後退位置にあるとき、前記プラグ接続用
スリーブの後退及びバルブ操作用スリーブの前進を阻止
する第2ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位
置にあり、バルブ操作用スリーブが前進位置にあると
き、前記プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリー
ブの後退を阻止する第3ロック手段とを備えたことを特
徴とする。
【0014】かかる構成から、第1ロック手段により、
プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき、前記バル
ブ操作用スリーブの前進を阻止することができ、第2ロ
ック手段により、プラグ接続用スリーブが前進位置にあ
り、バルブ操作用スリーブが後退位置にあるとき、前記
プラグ接続用スリーブの後退及びバルブ操作用スリーブ
の前進を阻止することができ、第3ロック手段により、
プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用
スリーブが前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリ
ーブ及びバルブ操作用スリーブの後退を阻止することが
できる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明のプラグ接続用スリーブが、後退位置にあるとき
周方向の回転が阻止され且つ前進が可能となり、そして
前進位置にあるとき周方向の回転が可能で且つ回転させ
ることにより後退が阻止されるようになっており、この
プラグ接続用スリーブの後端には周方向に所定間隔で切
欠部が形成され、この切欠部には前記プラグ接続用スリ
ーブの前後動に伴って前後動し、回転に伴って周方向に
移動する第1ロックボールが求遠心方向に移動自在に係
合し、また、前記ソケット本体の外周面には、その周方
向に前進位置にあるプラグ接続用スリーブの第1ロック
ボールが嵌合し、求心側への移動可能な深さを有する嵌
合凹部が形成され、第1ロックボールが嵌合凹部に嵌合
しているときこの第1ロックボールが求心側にあり、そ
してプラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき及び前
進位置にあり且つ回転して前記第1ロックボールが嵌合
凹部から外れているときこの第1ロックボールが遠心側
にあり、この状態で前記プラグ接続用スリーブが後退位
置にあるとき同じく後退位置にあるバルブ操作用スリー
ブの前進が阻止され、プラグ接続用スリーブ及びバルブ
操作用スリーブが前進位置にあるときバルブ操作用スリ
ーブ及びバルブ操作用スリーブの後退が阻止されるよう
に構成され、また、前記バルブ操作用スリーブの内周面
には、その先端側に、プラグ接続用スリーブが前進位置
にあり第1ロックボールが遠心側にあるとき、この第1
ロックボールに係止する第1係止段部を有する凸面部を
周方向に有し、この凸面部には、ソケット本体の外周面
に設けた嵌合凹部に対応する位置に、遠心側にある第1
ロックボールの移動が可能な移動溝がプラグ接続用スリ
ーブの移動量に応じて形成され、この移動溝の奥部には
プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき第1ロック
ボールが係止する第2係止段部を有し、更に、前記凸面
部には、前記移動溝の後方で前記プラグ接続用スリーブ
が前進位置にあり且つ第1ロックボールが遠心側にある
とき、この第1ロックボールが係合する第1ロックボー
ル係合溝が周方向に形成されており、前記遠心側にある
第1ロックボールと前記バルブ操作用スリーブの移動溝
の奥部の第2係止段部で第1ロック手段が構成され、前
記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用ス
リーブの第1係止段部で第2ロック手段が構成され、前
記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用ス
リーブの第1ロックボール係合溝で第3ロック手段が構
成され、前記第1ロックボールがソケット本体の外周面
に形成した嵌合凹部に嵌合して求心側にあるとき、第
1,第2,第3ロック手段によるロックが解除されるよ
うになっていることを特徴とする。
【0016】かかる構成から、プラグ接続用スリーブが
前進位置にあり、バルブ操作用スリーブが後退位置にあ
るとき、前記プラグ接続用スリーブの後退及びバルブ操
作用スリーブの前進を阻止する第2ロック手段と、プラ
グ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用スリ
ーブが前進位置にあるとき、前記プラグ接続用スリーブ
及びバルブ操作用スリーブの後退を阻止する第3ロック
手段の操作は、プラグ接続用スリーブを周方向に回転さ
せるといった簡単な操作で行うことができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は2に記載の発明にあって、ソケット本体の先端部に
は、前記施錠子の後方に位置して周方向に複数の第2ロ
ックボールが求遠心方向に移動自在に嵌合し、ソケット
本体内には前進位置にて前記第2ロックボールを支え遠
心側に位置させてその一部をソケット本体の外周面から
突出させ、後退して前記第2ロックボールの支えを解除
しソケット本体内へ没入を可能とする第1カラーが移動
自在に嵌合し、この第1カラーはスプリングにより前進
方向に付勢されプラグの挿入により後退するようになっ
ており、また、前記プラグ接続用スリーブの内周面先端
側には、前記施錠子の遠心側への移動を可能とするプラ
グロック解除凹部が周方向に設けられ、このプラグロッ
ク解除凹部の後方に、前記施錠子を求心側に押圧移動す
るテーパ段部と求心側に移動した施錠子を押さえるプラ
グロック凸部が周方向に設けられ、更に、プラグロック
凸部の後方に前記第2ロックボールが係合する第2ロッ
クボール係合溝が周方向に設けられてなり、前記プラグ
接続用スリーブが後退位置にあり、第2ロックボールが
遠心側にあるとき、前記プラグロック解除凹部が施錠子
の位置にあり施錠子の遠心側への移動が可能な状態にあ
り、そして前記第2ロックボールは第2ロックボール係
合溝に係合しプラグ接続用スリーブの前進を阻止し、プ
ラグ挿入の過程で遠心側へ移動した施錠子が前記プラグ
接続用スリーブのプラグロック解除凹部の奥部の段部に
係止し、更なるプラグの挿入により第1カラーが後退し
第2ロックボールが求心側へ移動可能となり前記第2ロ
ックボール係合溝から離脱したとき、プラグ接続用スリ
ーブの前進が可能となっていることを特徴とする。
【0018】かかる構成から、プラグの接続時に、先
ず、施錠子がテーパ段部に係止した後に、第2ロックボ
ールが第2ロックボール係合溝から外れ、プラグに施錠
子が係合してからプラグ接続用スリーブが前進可能とな
り、またプラグの分離時に、プラグ接続用スリーブを後
退させプラグを引き抜く過程で、先ず、テーパ段部に施
錠子が係止してプラグ接続用スリーブの前進を阻止して
から第2ロックボール係合溝に第2ロックボールが係合
し、その後、前記テーパ段部から施錠子が外れるように
なっているので、プラグの不完全な接続等に起因してプ
ラグの非接続状態でプラグ接続用スリーブが前進すると
いった事態は生じず、従ってプラグの非接続状態でバル
ブ操作用スリーブも前進できず、ボールバルブを開くこ
とができない。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記請求項1、
2又は3に記載の発明にあって、前記ソケット本体の弁
室側に開口する配管連結部の配管通路及びプラグ挿入口
の開口部には、開弁姿勢にあるボールバルブの貫通路を
挟んで同軸上に対向して、それぞれボールバルブの外周
壁に弾発的に圧接するゴム製環状シール弁座が配置さ
れ、更に前記開口部には前記ゴム製環状シール弁座が内
部の流体圧によって必要以上にボールバルブに圧接する
のを防止するストッパが配置されていることを特徴とす
る。
【0020】係る構成から、ボールバルブの外周壁に弾
発的に圧接するゴム製環状シール弁座が内部の流体圧を
受けても、ストッパにより変形が防止され必要以上にボ
ールバルブに圧接することが防止されるので、ゴム製環
状シール弁座の耐久性とシールの完全性がはかれる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明に係る管
継手用ソケットの実施の形態の第1例を示すもので、図
1はこの管継手用ソケットを、施錠子、第1ロックボー
ル及び第2ロックボールを通るように切断して示した縦
断面図、図2乃至図4は図1に示す管継手用ソケットに
プラグを接続する過程を示した要部縦断面図、図5はプ
ラグ接続後にボールバルブを開いた状態を示した要部縦
断面図、図6はプラグを接続しボールバルブを開いた状
態で、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブを
ロックした状態を示した要部縦断面図、図7はプラグを
接続しボールバルブを閉じた状態で、バルブ操作用スリ
ーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した
要部縦断面図、図8はソケット本体を示した平面図、図
9はソケット本体を示した側面図、図10はこの管継手
用ソケット及びこの管継手用ソケットにプラグを挿入
し、ボールバルブを開く過程を示す図1乃至図5の切断
位置及び施錠子、第1ロックボール、第2ロックボール
の位置関係をA−A線で示したソケット本体、バルブ操
作用スリーブ及びプラグ接続用スリーブの展開説明図、
図11はバルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブ
をロックした状態を示す図6,図7の切断位置及び施錠
子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係を
B−B線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ
及びプラグ接続用スリーブの展開説明図である。
【0022】また、図12乃至図21は本発明に係る管
継手用ソケットの実施の形態の第2例を示すもので、図
12はこの管継手用ソケットを、施錠子、第1ロックボ
ール及び第2ロックボールを通るように切断して示した
縦断面図、図13はプラグを接続しボールバルブを開い
た状態で、バルブ操作用スリーブとプラグ接続用スリー
ブをロックした状態を示した要部縦断面図、図14は図
13と同じ状態で、第1ロックボールを通らない位置で
切断して示した要部縦断面図、図15はプラグを接続し
ボールバルブを閉じた状態で、バルブ操作用スリーブと
プラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦
断面図、図16は図15と同じ状態で、第1ロックボー
ルを通らない位置で切断して示した要部縦断面図、図1
7はソケット本体を示した平面図、図18はソケット本
体を示した側面図、図19は図12の切断位置及び施錠
子、第1ロックボール、第2ロックボールの位置関係を
C−C線で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ
及びプラグ接続用スリーブの展開説明図、図20はバル
ブ操作用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした
状態を示す図13,図15の切断位置及び施錠子、第1
ロックボール、第2ロックボールの位置関係をD−D線
で示したソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラ
グ接続用スリーブの展開説明図、図21はバルブ操作用
スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示
す図14,図16の切断位置及び施錠子、第1ロックボ
ール、第2ロックボールの位置関係をE−E線で示した
ソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用
スリーブの展開説明図である。
【0023】先ず、図1乃至図11により本発明に係る
管継手用ソケットの実施の形態の第1例を説明する。
【0024】本例の管継手用ソケット1は、先端側を小
外径筒部2aとし後端側を大外径筒部2bとしたソケッ
ト本体2を備えている。ソケット本体2は前記小外径筒
部2aの内部をプラグ挿入口3とし、大外径筒部2b内
を弁室4としており、そして大外径筒部2bの後端部に
は配管連結部5が螺着して設けられており、配管連結部
5の配管通路6と前記弁室4,プラグ挿入口3が連通し
ている。
【0025】前記弁室4内には、貫通路7を有するボー
ルバルブ8が軸(図示せず)により回転自在に支持され
て設けられており、ボールバルブ8を回転させて貫通路
7と、弁室4側に開口する前記配管通路6及びプラグ挿
入口3との開口部2c,2dを一致させることにより、
ボールバルブ8が開となり、配管通路6及びプラグ挿入
口3の前記開口部2c,2dがボールバルブ8の外周壁
で塞がれることによりボールバルブ8が閉となる。
【0026】前記弁室4側に開口する配管連結部5の配
管通路6の開口部2c及びプラグ挿入口3の開口部2d
には、開弁姿勢にあるボールバルブ8の貫通路7を挟ん
で同軸上に対向して、それぞれボールバルブ8の外周壁
に弾発的に圧接するゴム製環状シール弁座9が設けられ
ている。更に、前記開口部2c,2dには、前記ゴム製
環状シール弁座9が内部の流体圧によって必要以上ボー
ルバルブ8に圧接するのを防止するリング状のストッパ
10が設けられている。
【0027】前記ボールバルブ8を回転させる操作は、
ソケット本体2の大外径筒部2bの外周に軸方向にのみ
移動自在に嵌合したバルブ操作用スリーブ11により行
われる。更に詳細に説明すると、前記ソケット本体2の
大外径筒部2bに、弁室4内に連通する軸方向に長い孔
12が対向位置に2個設けられており、この2個の孔1
2内には操作杆13が孔12内を軸方向に移動自在に貫
通して設けれられている。そしてこの操作杆13の両端
は前記バルブ操作用スリーブ11に固定され、バルブ操
作用スリーブ11の前進・後退移動に伴い、前記孔12
内を同方向に移動するようになっている。
【0028】前記ボールバルブ8には、前記操作杆13
が係合する係合溝14が形成されており、前記バルブ操
作用スリーブ11の前進・後退移動に伴う操作杆13の
移動により、ボールバルブ8が回転して開閉するように
なっている。
【0029】また、前記ソケット本体2の小外径筒部2
aの先端部には、周方向に長い長孔15が設けられてお
り、この長孔15にはプラグ16の外周に形成されてい
る係合溝18に係合しプラグ16をロックする施錠子1
7が遊嵌合している。前記長孔15は小外径筒部2aの
周方向に等間隔で複数(本例では2個)設けられ、長孔
15の長手方向両側には施錠子17の一部が小外径筒部
2aの内面に突出した状態で保持されるように、施錠子
17に係止する係止段部15aが形成されている。前記
施錠子17は、その求遠心方向の寸法が小外径筒部2a
の肉厚より若干大きく設定されている。
【0030】前記施錠子17はプラグ挿入口3に挿入し
たプラグ16の先端側外周面に形成されたテーパ面16
aで押されて遠心側へ移動し、プラグ16の外周に形成
されている係合溝18が施錠子17に一致したとき、前
記施錠子17が求心側に移動して係合溝18に係合でき
るようになっている。
【0031】前記ソケット本体2の小外径筒部2aの外
周には、前進して前記施錠子17を求心側へ押圧して移
動させソケット本体2とプラグ16をロックし、後退し
て施錠子17を押圧から解放し、施錠子17の遠心側へ
の移動を可能としてソケット本体2とプラグ16のロッ
クを解除するプラグ接続用スリーブ19が軸方向前後に
移動自在で且つ周方向に回転自在に嵌合している。
【0032】このプラグ接続用スリーブ19の内周面先
端側には、前記施錠子17の遠心側への移動を可能にす
るプラグロック解除凹部20が周方向に設けられ、この
プラグロック解除凹部20の後方に遠心側に移動し、そ
の一部を小外径筒部2aの外周から突出している施錠子
17に係止し、施錠子17を求心側に押圧移動するテー
パ段部21と、求心側に移動した施錠子17を押さえる
プラグロック凸部22が周方向に設けられている。
【0033】更に、プラグ接続用スリーブ19の内周面
で、前記プラグロック凸部22の後方に、後述するとこ
ろのソケット本体2の小外径筒部2aにある第2ロック
ボールが係合する第2ロックボール係合溝23が周方向
に設けられ、更にこの第2ロックボール係合溝23の後
方の周方向に設けられている凸部24に、後述するとこ
ろの前記小外径筒部2aの外周に設けられた係合突部が
軸方向に移動自在に係合するための係合溝25が、係合
突部に対応する位置に形成されている。更にプラグ接続
用スリーブ19の後端側内周面には前記係合溝25の溝
底面と同一面となる凹部27が形成され、この凹部27
が形成されているプラグ接続用スリーブ19の後端に周
方向に所定間隔で複数の切欠部28が形成されており
(本例では2カ所)、この切欠部28には、直径がプラ
グ操作用スリーブ19の肉厚より大きい第1ロックボー
ル29が求遠心方向に移動自在に係合している。この第
1ロックボール29は、プラグ接続用スリーブ19の後
端とソケット本体2との間に介装されたスプリング30
により第2カラー31を介して切欠部28内方へ付勢さ
れて切欠部28の開口部からプラグ接続用スリーブ19
の後端側へ外れないようになっている。また、プラグ接
続用スリーブ19は前記スプリング30により第1ロッ
クボール29を介して前進方向に付勢されている。
【0034】前記プラグ接続用スリーブ19が嵌合する
ソケット本体2の小外径筒部2aには、前記施錠子17
を嵌合する長孔15の後方に位置して、周方向に嵌合孔
32が形成され、この嵌合孔32に第2ロックボール3
3が求遠心方向に移動自在に嵌合している。前記嵌合孔
32は、小外径筒部2aの周方向に等間隔で複数(本例
では4個)設けられ、小外径筒部2aの内周側では第2
ロックボール33の一部が内面に突出した状態で保持さ
れるように小外径筒部2aの内周に向かうにつれて小径
となるようにテーパ形になっている。前記第2ロックボ
ール33の直径は、小外径筒部2aの肉厚より若干大き
く設定されている。
【0035】また、前記第2ロックボール33を嵌合す
る嵌合孔32の位置は、前記プラグ接続用スリーブ19
が後退位置にあるとき、このプラグ接続用スリーブ19
の内周面に設けられた第2ロックボール係合溝23の位
置と一致するように設定されており、この状態で嵌合孔
32に嵌合した第2ロックボール33が遠心側にあると
き、小外径筒部2aの外周から突出した第2ロックボー
ル33の一部が前記第2ロックボール係合溝23に係合
するようになっている。
【0036】また小外径筒部2a内には、前進して前記
第2ロックボール33を支えて遠心側に位置させ、後退
して前記第2ロックボール33の支えを解除し、第2ロ
ックボール33の求心側への移動を可能にする第1カラ
ー34が移動自在に嵌合しており、この第1カラー34
はスプリング35により前進し、プラグ16の挿入によ
り後退するようになっている。
【0037】更に、小外径筒部2aには、その外周面
に、前進位置にある前記プラグ接続用スリーブ19の後
端に形成された切欠部28に係合している第1ロックボ
ール29が嵌合して求心側へ移動可能な深さを有する嵌
合凹部36が周方向に、前記第1ロックボール29に対
応して形成されており、前記プラグ接続用スリーブ19
が前進し、第1ロックボール29が嵌合凹部36に嵌合
することにより、前記第1ロックボール29が求心側へ
移動してプラグ接続用スリーブ19内に没入し、そし
て、この状態からプラグ接続用スリーブ19を周方向に
回転させると、前記第1ロックボール29が嵌合凹部3
6から出て小外径筒部2aの外周面に乗り上げて遠心側
に移動し、その一部がプラグ接続用スリーブ19の外周
から突出するようになっている。
【0038】また、小外径筒部2aの外周には、前記嵌
合凹部36と同周方向上に、前記第1ロックボール29
が係止する係止凹部37が形成されている。この係止凹
部37の深さは、第1ロックボール29が係止しても、
まだその一部がプラグ接続用スリーブ19の外周から突
出している深さとなっている。
【0039】また小外径筒部2aの先端にはプラグ接続
用スリーブ19の抜け出しを防止し且つその前進位置を
規制するリング状のストッパ41が設けられている。
【0040】また、前記嵌合凹部36の後方に位置し
て、前記プラグ接続用スリーブ19が後退位置にあると
き、前記第1ロックボール29が係合する係合凹部38
が形成され、この係合凹部38と嵌合凹部36とはテー
パ段部39を介して軸方向に連なっている。
【0041】更に、小外径筒部2aの外周には、前記プ
ラグ接続用スリーブ19が後退位置にあるとき、凸部2
4に形成した係合溝25に係合してプラグ接続用スリー
ブ19の周方向への回転を阻止し軸方向のみの移動を可
能とし、そしてプラグ接続用スリーブ19が前進位置に
あるとき、前記係合溝25から外れ前記凸部24の後方
の段部26に係合してプラグ接続用スリーブ19の後退
を阻止し周方向への回転を可能とする係合段部40が嵌
合凹部36と係止凹部37と各々隣接して形成されてい
る。
【0042】前記バルブ操作用スリーブ11にあって
は、その先端側に前記プラグ接続用スリーブ19が前進
位置にあり、そして第1ロックボール29が嵌合凹部3
6から外れ遠心側にあるとき、この第1ロックボール2
9に係止するテーパ状の第1係止段部42を有する凸面
部43を周方向に有している。
【0043】そして、この凸面部43には前記小外径筒
部2aの外周面に形成した嵌合凹部36、係合凹部38
に対応する位置に、前記第1ロックボール29の移動が
可能な長溝44がプラグ接続用スリーブ19の前進後退
の移動量に応じて形成されている。
【0044】この長溝44の奥部にはプラグ接続用スリ
ーブ19が後退位置にあるとき、第1ロックボール29
が係止する第2係止段部45を有している。
【0045】更に、前記凸面部43には、前記長溝44
の後方で前記プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあ
り且つ第1ロックボール29が嵌合凹部36から外れ遠
心側にあるとき、この第1ロックボール29が係合する
第1ロックボール係合溝46が形成されている。
【0046】そして、前記遠心側にある第1ロックボー
ル29と前記バルブ操作用スリーブ11の長溝44の奥
部の第2係止段部45で、プラグ接続用スリーブ19が
後退位置にあるとき、バルブ操作用スリーブ11の前進
を阻止する第1ロック手段が構成され、遠心側にある第
1ロックボール29とバルブ操作用スリーブ11の第1
係止段部42で、プラグ接続用スリーブ19が前進位置
にあり、バルブ操作用スリーブ11が後退位置にあると
き、前記プラグ接続用スリーブ19の後退及びバルブ操
作用スリーブ11の前進を阻止する第2ロック手段が構
成され、遠心側にある第1ロックボール29と前記バル
ブ操作用スリーブ11の第1ロックボール係合溝46
で、プラグ接続用スリーブ19が前進位置にあり、バル
ブ操作用スリーブ11が前進位置にあるとき、前記プラ
グ接続用スリーブ19及びバルブ操作用スリーブ11の
後退を阻止する第3ロック手段が構成されている。
【0047】また、前記第1ロックボール係合溝46と
連通するように、前記ボールバルブ8を閉じた際に、プ
ラグ16側の流体圧を大気中に逃がす溝46aが先端部
まで形成されている。
【0048】更に、前記第1ロックボール29が前記小
外径筒部2aの外周面に形成した嵌合凹部36に嵌合し
て求心側にあるとき、前記第1,第2及び第3ロック手
段によるロックが解除されるようになっている。
【0049】次に、上記管継手用ソケット1とプラグ1
6との接続操作を説明する。プラグ16を接続していな
い状態の管継手用ソケット1は、前進している第1カラ
ー34により支えられて第2ロックボール33が遠心側
にあり、後退位置にあるプラグ接続用スリーブ19の第
2ロックボール係合溝23に係合し、プラグ接続用スリ
ーブ19の前進が阻止されている。このプラグ接続用ス
リーブ19の後端の切欠部28に係合している第2ロッ
クボール29は小外径筒部2aの外周面に形成した係合
凹部38に係合し、その一部がプラグ接続用スリーブ1
9の外周から突出している。この第1ロックボール29
は後退位置にあるバルブ操作用スリーブ11の長溝44
内に位置して、前記プラグ接続用スリーブ19の外周か
ら突出している部分が長溝44の奥部の第2係止段部4
5に係止しており、バルブ操作用スリーブ11はその前
進が阻止され、ボールバルブ8は閉じた状態にある。
【0050】また、前記小外径筒部2aの外周に形成し
た係合突部40がプラグ接続用スリーブ19の内周に形
成した係合溝25に係合しており、プラグ接続用スリー
ブ19の回転が阻止されている(図1)。
【0051】この状態で、プラグ挿入口3にプラグ16
を挿入すると、先ず小外径筒部2aの長孔15に嵌合し
ている施錠子17がプラグ16の外周面に形成されたテ
ーパ面16aで遠心方向に押され、遠心側へ移動し、そ
の一部がプラグ接続用スリーブ19のプラグロック解除
凹部20内に入り、テーパ段部21に係止する(図
2)。
【0052】更に、プラグ16を挿入すると、第1カラ
ー34がプラグ16のテーパ面16aに押されて後退し
遠心側にある第2ロックボール33の支えを解除し、第
2ロックボール33はプラグ接続用スリーブ19の第2
ロックボール係合溝23から外れるが、このとき、前記
施錠子17はテーパ段部21に係止しており、プラグ接
続用スリーブ19の前進は阻止された状態にある(図
3)。
【0053】更に、プラグ16を挿入し、プラグ16の
外周に形成した係合溝18が施錠子17の位置に達した
とき、施錠子17は求心側へ移動して前記係合溝18に
係合し、これにより前記施錠子17による係止を解かれ
たプラグ接続用スリーブ19はスプリング30に付勢さ
れて前進し、その内周面に設けられたプラグロック凸部
22により、前記係合溝18に係合した施錠子17が押
されて遠心側への移動が阻止され、これにより管継手用
ソケット1とプラグ16とが接続される。
【0054】このようにして接続した管継手用ソケット
1とプラグ16とを分離する場合、上記の状態からプラ
グ接続用スリーブ19を後退させ、施錠子17をプラグ
ロック解除凹部20側に位置させプラグロック凸部22
による押さえを解除し、この状態からプラグ16を引き
抜く。このプラグ16の引き抜きの過程で、先ず係合溝
18から外れた施錠子17はプラグ16の外周より遠心
側に押されて移動し、後退しているプラグ接続用スリー
ブ19のプラグロック解除凹部20に入りテーパ段部2
1に係止する(図3)。
【0055】更に、プラグ16を引き抜くと、プラグ1
6の引き抜きに従って前記後退していた第1カラー34
がスプリング35に付勢されて前進し、求心側にある第
2ロックボール33を遠心側へ移動させ、遠心側へ移動
した第2ロックボール33は前記プラグ接続用スリーブ
19の第2ロックボール係合溝23に係合する(図
2)。
【0056】更にプラグ16を引き、管継手用ソケット
1から分離すると、施錠子17はテーパ段部21から外
れ、前記プラグ接続用スリーブ19は第2ロックボール
33により後退位置に保持され、その前進が阻止され
る。
【0057】このように、プラグ16の接続時に、先
ず、施錠子17がテーパ段部21に係止した後に、第2
ロックボール33が第2ロックボール係合溝23から外
れ、プラグ16の係合溝18に施錠子17が係合してか
らプラグ接続用スリーブ19が前進可能となり、またプ
ラグ16の分離時に、プラグ接続用スリーブ19を後退
させプラグ16を引き抜く過程で、先ず、テーパ段部2
1に施錠子17が係止してプラグ接続用スリーブ19の
前進を阻止してから第2ロックボール係合溝23に第2
ロックボール33が係合し、その後、前記テーパ段部2
1から施錠子17が外れるようになっているので、プラ
グ16の不完全な接続等に起因してプラグ16の非接続
状態でプラグ接続用スリーブ19が前進するといった事
態は生じず、従ってプラグ16の非接続状態でバルブ操
作用スリーブ11も前進できず、ボールバルブ8を開く
ことができないようになっている。
【0058】さて、前記のようにプラグ接続用スリーブ
19が前進すると、プラグ接続用スリーブ19の後端に
形成した切欠部28に係合している第1ロックボール2
9がスプリング30に付勢されてプラグ接続用スリーブ
19と一体となって前進し、小外径筒部2aの外周面に
形成した嵌合凹部36に嵌合し求心側へ移動する。そし
てこのとき小外径筒部2aの係合突部40が係合溝25
から外れることにより、プラグ接続用スリーブ19の周
方向への回転が可能な状態となる(図4)。
【0059】この状態から、バルブ操作用スリーブ11
を前進させると、前記第1ロックボール29は嵌合凹部
36に嵌合して求心側にあるので、バルブ操作用スリー
ブ11の内周面の凸面部43は前記第1ロックボール2
9の上を通り、バルブ操作用スリーブ11は前進位置に
達し、これによりボールバルブ8が開く。このとき、前
記第1ロックボール29はバルブ操作用スリーブ11の
内周面に形成した第1ロックボール係合溝46の位置に
ある(図5)。
【0060】さて、この状態から、プラグ接続用スリー
ブ19を周方向に回転させると、この回転により前記第
1ロックボール29も同方向へ回転し、嵌合凹部36か
ら脱出して小外径筒部2aの外周面に乗り上げ遠心側へ
移動し、前記バルブ操作用スリーブ11の第1ロックボ
ール係合溝46に係合する。そしてまた、プラグ接続用
スリーブ19の前進により係合溝25から外れた係合突
部40は凸部24の後方の段部26に係合する。
【0061】これにより、プラグ接続用スリーブ19は
凸部24の後方の段部26に係合する係合突部40によ
り後退が阻止され、そして、バルブ操作用スリーブ11
は第1ロックボール係合溝46に係合する第1ロックボ
ール29により、プラグ接続用スリーブ19とロックさ
れてその後退が阻止された状態となる。そして、前記第
1ロックボール29を浅い係止凹部37に係止させるこ
とにより、前記プラグ接続用スリーブ19がロック状態
から容易に回転しないように保持できる(図6)。
【0062】この状態から、ボールバルブ8を閉じよう
とする場合、プラグ接続用スリーブ19を回転させて第
1ロックボール29を嵌合凹部36に嵌合させると、前
記ロックが解け、バルブ操作用スリーブ11を後退させ
ることによりボールバルブ8を閉じることができる(図
4の状態)。
【0063】この状態からプラグ接続用スリーブ19を
周方向に回転させると、この回転により前記第1ロック
ボール29も同方向へ回転して嵌合凹部36から離脱
し、遠心側へ移動し、浅い係止凹部37に係止するとと
もに前記バルブ操作用スリーブ11の第1係止段部42
に係止する。
【0064】これにより、プラグ接続用スリーブ19は
再びその後退が阻止され、そしてバルブ操作用スリーブ
11は第1係止段部42に係止する第1ロックボール2
9により前進が阻止された状態となる(図7)。
【0065】次に図12乃至図21により本発明に係る
管継手用ソケットの実施の形態の第2例を説明する。本
例の説明にあたり前記第1例と同じところは同一の符号
を付し説明を省略し、相違部分について説明する。
【0066】本例では、プラグ接続用スリーブ19の内
周面に設けられたプラグロック用凸部22とその後方に
設けられた凸部24に、このプラグ接続用スリーブ19
の回転量を規制する係合溝47が形成されている。また
プラグ接続用スリーブ19の後端外周面には、周方向に
複数の係合突起48が設けられている。
【0067】また、小外径筒部2aの外周には、前記係
合溝47の溝幅と概ね同一の幅を有し、前記プラグ接続
用スリーブ19が後退位置にあるとき、前記係合溝47
に係合してプラグ接続用スリーブ19の周方向への回転
を阻止し軸方向のみの移動を可能とし、そしてプラグ接
続用スリーブ19が前進位置にあるとき、前記係合溝4
7から外れ前記凸部24の後方の段部26に係合してプ
ラグ接続用スリーブ19の後退を阻止し周方向への回転
を可能とする係合段部49と、この係合段部49から先
端方向に伸び、プラグ接続用スリーブ19が前進位置に
あるとき係合溝47内に位置し、回転するプラグ接続用
スリーブ19の係合溝47の側壁50に係止してその回
転量を規制する回転規制段部51が形成されている。
【0068】そして、回転規制段部51が一方の側壁5
0に係止したとき、第1ロックボール29が嵌合凹部3
6に嵌合し、他方の側壁50に係止したとき第1ロック
ボール29が係止凹部37に係止するようになってい
る。
【0069】また、バルブ操作用スリーブ11にあって
は、その先端側に前記プラグ接続用スリーブ19が前進
位置にあり、そして第1ロックボール29が嵌合凹部3
6から外れ遠心側にあるとき、この第1ロックボール2
9と、前記プラグ接続用スリーブ19の外周面に設けた
係合突起48が係止するテーパ状の第1係止段部42を
有する凸面部43を周方向に有している。
【0070】そして、この凸面部43には長溝44の他
に、前記係合突起48が係合する係合長溝52が軸方向
に形成されている。そして、この係合長溝52はバルブ
操作用スリーブ11の内周面に形成した第1ロックボー
ル係合溝46と連通しており、前進位置にある前記プラ
グ接続用スリーブ19を回転させたとき、係合長溝52
内を奥部に移動しいる係合突起48が係合長溝52から
第1ロックボール係合溝46に入り、第1ロックボール
29とともに第1ロックボール係合溝46に係合するよ
うになっている。前記係合長溝52は、第1例の溝46
aと同様の作用をする。
【0071】このように構成された第2例の管継手用ソ
ケット1とプラグ16との接続操作は前記第1例と同様
である。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる管継手用
ソケットによれば、バルブ操作用スリーブとプラグ接続
用スリーブの前進・後退を阻止するロック手段を備えて
おり、また、バルブの接続が不完全な場合、プラグ接続
用スリーブの前進を阻止し、バルブ操作用スリーブによ
るバルブの開操作をできないようになっているので、作
業上の安全性の向上を図ることができ、ボールバルブを
シールするシール弁座が流体圧を受けて必要以上にボー
ルバルブに圧接するのを防止することができるので、ゴ
ム製環状シール弁座の耐久性とシールの完全性を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手用ソケットの実施の形態の
第1例を、施錠子、第1ロックボール及び第2ロックボ
ールを通るように切断して示した縦断面図。
【図2】図1に示す管継手用ソケットにプラグを接続す
る過程を示した要部縦断面図
【図3】図1に示す管継手用ソケットにプラグを接続す
る過程を示した要部縦断面図。
【図4】図1に示す管継手用ソケットにプラグを接続す
る過程を示した要部縦断面図。
【図5】図1に示す管継手用ソケットにプラグ接続後、
ボールバルブを開いた状態を示した要部縦断面図。
【図6】図1に示す管継手用ソケットにプラグを接続し
ボールバルブを開いた状態で、バルブ操作用スリーブと
プラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦
断面図。
【図7】図1に示す管継手用ソケットにプラグを接続し
ボールバルブを閉じた状態で、バルブ操作用スリーブと
プラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要部縦
断面図。
【図8】図1に示す管継手用ソケットのソケット本体を
示した平面図。
【図9】図1に示す管継手用ソケットのソケット本体を
示した側面図。
【図10】図1に示す管継手用ソケット及びこの管継手
用ソケットにプラグを挿入し、ボールバルブを開く過程
を示す図1乃至図5の切断位置及び施錠子、第1ロック
ボール、第2ロックボールの位置関係をA−A線で示し
たソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続
用スリーブの展開説明図。
【図11】図1に示す管継手用ソケットのバルブ操作用
スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示
す図6,図7の切断位置及び施錠子、第1ロックボー
ル、第2ロックボールの位置関係をB−B線で示したソ
ケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用ス
リーブの展開説明図。
【図12】本発明に係る管継手用ソケットの実施の形態
の第2例を、施錠子、第1ロックボール及び第2ロック
ボールを通るように切断して示した縦断面図。
【図13】図12に示す管継手用ソケットにプラグを接
続しボールバルブを開いた状態で、バルブ操作用スリー
ブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要
部縦断面図。
【図14】図13と同じ状態で、第1ロックボールを通
らない位置で切断して示した要部縦断面図。
【図15】図12に示す管継手用ソケットにプラグを接
続しボールバルブを閉じた状態で、バルブ操作用スリー
ブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を示した要
部縦断面図。
【図16】図15と同じ状態で、第1ロックボールを通
らない位置で切断して示した要部縦断面図。
【図17】図12に示す管継手用ソケットのソケット本
体を示した平面図。
【図18】図12に示す管継手用ソケットのソケット本
体を示した側面図。
【図19】図12の切断位置及び施錠子、第1ロックボ
ール、第2ロックボールの位置関係をC−C線で示した
ソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続用
スリーブの展開説明図。
【図20】図12に示す管継手用ソケットのバルブ操作
用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を
示す図13,図15の切断位置及び施錠子、第1ロック
ボール、第2ロックボールの位置関係をD−D線で示し
たソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続
用スリーブの展開説明図。
【図21】図12に示す管継手用ソケットのバルブ操作
用スリーブとプラグ接続用スリーブをロックした状態を
示す図14,図16の切断位置及び施錠子、第1ロック
ボール、第2ロックボールの位置関係をE−E線で示し
たソケット本体、バルブ操作用スリーブ及びプラグ接続
用スリーブの展開説明図。
【符号の説明】
1 管継手用ソケット 2 ソケット本体 2a 小外径筒部 2b 大外径筒部 2c 開口部 2d 開口部 3 プラグ挿入口 4 弁室 5 配管連結部 6 配管通路 7 貫通路 8 ボールバルブ 9 ゴム製環状シール弁座 10 ストッパ 11 バルブ操作用スリーブ 12 孔 13 操作杆 14 係合溝 15 長孔 15a 係止段部 16 プラグ 16a テーパ面 17 施錠子 18 係合溝 19 プラグ接続用スリーブ 20 プラグロック解除凹部 21 テーパ段部 22 プラグロック凸部 23 第2ロックボール係合溝 24 凸部 25 係合溝 26 段部 27 凹部 28 切欠部 29 第1ロックボール 30 スプリング 31 第2カラー 32 嵌合孔 33 第2ロックボール 34 第1カラー 35 スプリング 36 嵌合凹部 37 係止凹部 38 係合凹部 39 テーパ段部 40 回り止め突部 41 ストッパ 42 第1係止段部 43 凸面部 44 長溝 45 第2係止段部 46 第1ロックボール係合溝 46a 溝 47 係合溝 48 係合突起 49 係合段部 50 側壁 51 回転規制段部 52 係合長溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に配管連結部を設け、他端にプラグ
    挿入口を設け、内部に設けたボールバルブの貫通路を介
    して配管通路とプラグ挿入口とを連通する管継手用ソケ
    ットであって、 一端が配管通路と連通し他端がプラグ挿入口と連通した
    弁室を内部に有するソケット本体と、前記弁室内に回転
    自在に配置されたボールバルブと、前記ソケット本体の
    外周に嵌合し、前進してボールバルブを開き後退して閉
    じるバルブ操作用スリーブと、 前記ソケット本体の先端部に求遠心方向に移動自在に支
    持され、プラグ挿入口に挿入されたプラグの外周に形成
    された係合溝に係合してロックする施錠子と、 前記ソケット本体の先端側外周に嵌合し、前進して施錠
    子を求心側へ移動させてプラグをロックし後退して施錠
    子の遠心側への移動を可能としてプラグのロックを解除
    するプラグ接続用スリーブと、 プラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき、前記バル
    ブ操作用スリーブの前進を阻止する第1ロック手段と、 プラグ接続用スリーブが前進位置にあり、バルブ操作用
    スリーブが後退位置にあるとき、前記プラグ接続用スリ
    ーブの後退及びバルブ操作用スリーブの前進を阻止する
    第2ロック手段と、プラグ接続用スリーブが前進位置に
    あり、バルブ操作用スリーブが前進位置にあるとき、前
    記プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作用スリーブの後
    退を阻止する第3ロック手段とを備えたことを特徴とす
    る管継手用ソケット。
  2. 【請求項2】 前記プラグ接続用スリーブは、後退位置
    にあるとき周方向の回転が阻止され且つ前進が可能とな
    り、そして前進位置にあるとき周方向の回転が可能で且
    つ回転させることにより後退が阻止されるようになって
    おり、このプラグ接続用スリーブの後端には周方向に所
    定間隔で切欠部が形成され、この切欠部には前記プラグ
    接続用スリーブの前後動に伴って前後動し、回転に伴っ
    て周方向に移動する第1ロックボールが求遠心方向に移
    動自在に係合し、 また、前記ソケット本体の外周面には、その周方向に前
    進位置にあるプラグ接続用スリーブの第1ロックボール
    が嵌合し、求心側への移動可能な深さを有する嵌合凹部
    が形成され、第1ロックボールが嵌合凹部に嵌合してい
    るときこの第1ロックボールが求心側にあり、そしてプ
    ラグ接続用スリーブが後退位置にあるとき及び前進位置
    にあり且つ回転して前記第1ロックボールが嵌合凹部か
    ら外れているときこの第1ロックボールが遠心側にあ
    り、この状態で前記プラグ接続用スリーブが後退位置に
    あるとき同じく後退位置にあるバルブ操作用スリーブの
    前進が阻止され、プラグ接続用スリーブ及びバルブ操作
    用スリーブが前進位置にあるときバルブ操作用スリーブ
    及びバルブ操作用スリーブの後退が阻止されるように構
    成され、 また、前記バルブ操作用スリーブの内周面には、その先
    端側に、プラグ接続用スリーブが前進位置にあり第1ロ
    ックボールが遠心側にあるとき、この第1ロックボール
    に係止する第1係止段部を有する凸面部を周方向に有
    し、この凸面部には、ソケット本体の外周面に設けた嵌
    合凹部に対応する位置に、遠心側にある第1ロックボー
    ルの移動が可能な移動溝がプラグ接続用スリーブの移動
    量に応じて形成され、この移動溝の奥部にはプラグ接続
    用スリーブが後退位置にあるとき第1ロックボールが係
    止する第2係止段部を有し、 更に、前記凸面部には、前記移動溝の後方で前記プラグ
    接続用スリーブが前進位置にあり且つ第1ロックボール
    が遠心側にあるとき、この第1ロックボールが係合する
    第1ロックボール係合溝が周方向に形成されており、 前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用
    スリーブの移動溝の奥部の第2係止段部で第1ロック手
    段が構成され、 前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用
    スリーブの第1係止段部で第2ロック手段が構成され、 前記遠心側にある第1ロックボールと前記バルブ操作用
    スリーブの第1ロックボール係合溝で第3ロック手段が
    構成され、 前記第1ロックボールがソケット本体の外周面に形成し
    た嵌合凹部に嵌合して求心側にあるとき、第1,第2,
    第3ロック手段によるロックが解除されるようになって
    いることを特徴とする請求項1に記載の管継手用ソケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記ソケット本体の先端部には、前記施
    錠子の後方に位置して周方向に複数の第2ロックボール
    が求遠心方向に移動自在に嵌合し、ソケット本体内には
    前進位置にて前記第2ロックボールを支え遠心側に位置
    させてその一部をソケット本体の外周面から突出させ、
    後退して前記第2ロックボールの支えを解除しソケット
    本体内へ没入を可能とする第1カラーが移動自在に嵌合
    し、この第1カラーはスプリングにより前進方向に付勢
    されプラグの挿入により後退するようになっており、 また、前記プラグ接続用スリーブの内周面先端側には、
    前記施錠子の遠心側への移動を可能とするプラグロック
    解除凹部が周方向に設けられ、このプラグロック解除凹
    部の後方に、前記施錠子を求心側に押圧移動するテーパ
    段部と求心側に移動した施錠子を押さえるプラグロック
    凸部が周方向に設けられ、更に、プラグロック凸部の後
    方に前記第2ロックボールが係合する第2ロックボール
    係合溝が周方向に設けられてなり、 前記プラグ接続用スリーブが後退位置にあり、第2ロッ
    クボールが遠心側にあるとき、前記プラグロック解除凹
    部が施錠子の位置にあり施錠子の遠心側への移動が可能
    な状態にあり、そして前記第2ロックボールは第2ロッ
    クボール係合溝に係合しプラグ接続用スリーブの前進を
    阻止し、 プラグ挿入の過程で遠心側へ移動した施錠子が前記プラ
    グ接続用スリーブのプラグロック解除凹部の奥部の段部
    に係止し、更なるプラグの挿入により第1カラーが後退
    し第2ロックボールが求心側へ移動可能となり前記第2
    ロックボール係合溝から離脱したとき、プラグ接続用ス
    リーブの前進が可能となっていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の管継手用ソケット。
  4. 【請求項4】 前記ソケット本体の弁室側に開口する配
    管連結部の配管通路及びプラグ挿入口の開口部には、開
    弁姿勢にあるボールバルブの貫通路を挟んで同軸上に対
    向して、それぞれボールバルブの外周壁に弾発的に圧接
    するゴム製環状シール弁座が配置され、更に前記開口部
    には前記ゴム製環状シール弁座が内部の流体圧によって
    必要以上にボールバルブに圧接するのを防止するストッ
    パが配置されていることを特徴とする請求項1,2又は
    3に記載の管継手用ソケット。
JP29589199A 1999-10-18 1999-10-18 管継手用ソケット Expired - Lifetime JP3313675B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29589199A JP3313675B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 管継手用ソケット
TW090101191A TW473599B (en) 1999-10-18 2001-01-18 Socket for pipe coupling
PCT/JP2001/000335 WO2002057681A1 (fr) 1999-10-18 2001-01-19 Raccord pour joint de tuyaux
US10/622,906 US6779777B2 (en) 1999-10-18 2003-07-18 Pipe coupling socket

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29589199A JP3313675B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 管継手用ソケット
PCT/JP2001/000335 WO2002057681A1 (fr) 1999-10-18 2001-01-19 Raccord pour joint de tuyaux

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001116178A true JP2001116178A (ja) 2001-04-27
JP3313675B2 JP3313675B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=26345019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29589199A Expired - Lifetime JP3313675B2 (ja) 1999-10-18 1999-10-18 管継手用ソケット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6779777B2 (ja)
JP (1) JP3313675B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6886804B2 (en) 2002-02-14 2005-05-03 Nitto Kohki Co., Ltd. Socket for pipe coupling
US6890004B2 (en) 2003-08-01 2005-05-10 Smc Kabushiki Kaisha Coupler
WO2009133630A1 (ja) * 2008-05-02 2009-11-05 日東工器株式会社 雌型継手部材及び雄型継手部材
DE10245026B4 (de) * 2001-10-02 2011-11-10 Smc K.K. Kupplung
WO2013146989A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 日東工器株式会社 雌型継手及び該雌型継手を備える管継手
KR101940993B1 (ko) * 2018-06-26 2019-01-22 (주)씨티코리아 분리방지 기능을 구비한 에어 커플러

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7028711B1 (en) 2005-07-28 2006-04-18 Stephanie C. Essman Quick connecting safety coupler
FR2889728B1 (fr) * 2005-08-10 2007-10-05 Staubli Faverges Sca Ensemble de raccord pour circuit fluidique
US7762279B2 (en) 2005-11-05 2010-07-27 Snap-Tite Technologies, Inc. Threaded coupling with flow shutoff
US7752946B2 (en) * 2006-04-04 2010-07-13 Shyh-Ming Wang Socket for wrenches
CA2649438A1 (en) 2006-04-11 2007-10-25 Nypro Inc. Medical valve with moving member and method
KR101260115B1 (ko) * 2008-02-28 2013-05-02 니토 코키 가부시키가이샤 관 조인트용 소켓 및 관 조인트
WO2009107790A1 (ja) * 2008-02-28 2009-09-03 日東工器株式会社 管継手用のソケット及び管継手
JP4896070B2 (ja) * 2008-04-30 2012-03-14 日東工器株式会社 雌型継手部材及び雄型継手部材
MX2012000065A (es) 2009-06-22 2012-05-22 Np Medical Inc Valvula medica con sellado de contrapresion mejorado.
US7926783B1 (en) * 2009-12-08 2011-04-19 Liu Hsiu-Hsiung Safety type quick release connector
CN101839382A (zh) * 2010-05-18 2010-09-22 楼松乔 带通断控制的流体快速接头
US9138572B2 (en) 2010-06-24 2015-09-22 Np Medical Inc. Medical valve with fluid volume alteration
US8857790B2 (en) * 2011-11-14 2014-10-14 Raycon Industries, Inc. Locking mechanism for unisex ball valve coupling
KR20170139138A (ko) * 2015-04-24 2017-12-18 제너럴 플라즈마, 인크. 밀어서 연결하고 또한 당겨서 분리하는 신속 커플링
DE102015014816B4 (de) * 2015-11-14 2018-01-18 Audi Ag Kupplungselement zum Verbinden fluidführender Leitungen sowie entsprechende Kupplungsanordnung
CA3042633A1 (en) 2016-01-19 2017-07-27 Wilmarc Holdings, Llc Connector system for releasably connecting fluid conduits
US10350401B2 (en) 2017-03-08 2019-07-16 Wilmarc Holdings, Llc Catch assembly for releasably connecting fluid conduits
TWI603025B (zh) * 2017-04-11 2017-10-21 zhong-yi Gao Quick connector water stop structure

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1331025A (en) * 1919-04-12 1920-02-17 Albert F Shomberg Valve or blow-off cock
US3618892A (en) * 1968-12-12 1971-11-09 Stile Craft Mfg Inc Sleeve-operated valved coupling
USRE27364E (en) * 1970-07-24 1972-05-16 Valved ^safety? speed coupler
US4627598A (en) 1986-01-31 1986-12-09 Raoul Fremy Coupling device with eccentrically-mounted rotary valve element
JPS643393A (en) 1987-06-25 1989-01-09 Tokyo Keiki Kk Quick disconnect coupling
JPS646593A (en) 1987-06-30 1989-01-11 Tokyo Keiki Kk Quick disconnect coupling
FR2657940B1 (fr) 1990-02-08 1992-10-16 Staubli Sa Ets Raccord de canalisations du type a clapets tournants.
EP0536434B1 (de) * 1991-10-08 1994-09-28 RECTUS-APPARATEBAU Walter Klein GmbH Selbstentlüftende Schnellverschlusskupplung für Druckgas-, insbesondere Druckluftleitungen
JP2559233Y2 (ja) * 1993-07-07 1998-01-14 日東工器株式会社 管継手
US5323812A (en) * 1993-10-05 1994-06-28 Snap-Tite, Inc. Pressure-locked coupling
US5540250A (en) * 1994-03-22 1996-07-30 Perfecting Coupling Company Quick-disconnect fluid coupling
US5730185A (en) * 1995-10-23 1998-03-24 Snap-Tite, Inc. Pressure locking dispenser half
JP3383560B2 (ja) 1997-10-06 2003-03-04 日東工器株式会社 管継手
IT1296815B1 (it) * 1997-11-28 1999-08-02 Omba S R L Innesto rapido maschio collegabile sotto pressione
JP4572283B2 (ja) * 1999-03-04 2010-11-04 Smc株式会社 チャック及び管継手

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10245026B4 (de) * 2001-10-02 2011-11-10 Smc K.K. Kupplung
US6886804B2 (en) 2002-02-14 2005-05-03 Nitto Kohki Co., Ltd. Socket for pipe coupling
US6890004B2 (en) 2003-08-01 2005-05-10 Smc Kabushiki Kaisha Coupler
WO2009133630A1 (ja) * 2008-05-02 2009-11-05 日東工器株式会社 雌型継手部材及び雄型継手部材
JP5290280B2 (ja) * 2008-05-02 2013-09-18 日東工器株式会社 雌型継手部材及び雄型継手部材
WO2013146989A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 日東工器株式会社 雌型継手及び該雌型継手を備える管継手
JP2013204683A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nitto Kohki Co Ltd 管継手
KR101940993B1 (ko) * 2018-06-26 2019-01-22 (주)씨티코리아 분리방지 기능을 구비한 에어 커플러

Also Published As

Publication number Publication date
US20040016900A1 (en) 2004-01-29
US6779777B2 (en) 2004-08-24
JP3313675B2 (ja) 2002-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3313675B2 (ja) 管継手用ソケット
JP3677491B2 (ja) 管継手
WO2009107788A1 (ja) 管継手用のソケット及び管継手
JP3319712B2 (ja) 管継手の雌部材
JP5317761B2 (ja) 管継手用のソケット及び管継手
EP0926422B1 (en) Pipe coupling socket
WO2002068855A1 (fr) Joint de tuyaux
JP2004084934A5 (ja)
JP2004084934A (ja) 管継手
JP4021748B2 (ja) 管継手
JP3415521B2 (ja) 管継手
JP3615190B2 (ja) 管継手用ソケット
JP3496977B2 (ja) 管継手
JP3999690B2 (ja) 管継手のソケット
JP2004176755A5 (ja)
JP2004293568A5 (ja)
JP3909278B2 (ja) 管継手用ソケット
JP2919251B2 (ja) 管継手
JP3096386B2 (ja) 管継手
JP2009281537A (ja) 管継手
EP1353108B1 (en) Socket for pipe joint
JP7073538B2 (ja) 雌型継手および管継手
JP4011263B2 (ja) 管継手
JP7281360B2 (ja) 雌型継手および管継手
JPH0342305Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3313675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140531

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term