JPH0342305Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342305Y2 JPH0342305Y2 JP1985047929U JP4792985U JPH0342305Y2 JP H0342305 Y2 JPH0342305 Y2 JP H0342305Y2 JP 1985047929 U JP1985047929 U JP 1985047929U JP 4792985 U JP4792985 U JP 4792985U JP H0342305 Y2 JPH0342305 Y2 JP H0342305Y2
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- JP
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- sleeve
- lock ball
- socket
- plug
- notch
- Prior art date
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- Expired
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案はロツクボールとスプリングの弾発力
により前進して前記ロツクボールを求心方向に押
えるスリーブとを具えたソケツトと、接続時に前
記ロツクボールを係止する係合溝を具えたプラグ
とからなり、ソケツトの外周に嵌合したスリーブ
を操作してロツクボールによりソケツトとプラグ
とを着脱自在に接続し、接続時にあつてはスリー
ブの動きを規制し、接続したソケツトとプラグと
が誤つて離脱しないようにした管継手に関する。
により前進して前記ロツクボールを求心方向に押
えるスリーブとを具えたソケツトと、接続時に前
記ロツクボールを係止する係合溝を具えたプラグ
とからなり、ソケツトの外周に嵌合したスリーブ
を操作してロツクボールによりソケツトとプラグ
とを着脱自在に接続し、接続時にあつてはスリー
ブの動きを規制し、接続したソケツトとプラグと
が誤つて離脱しないようにした管継手に関する。
[従来の技術]
ロツクボールとスプリングの弾発力により前進
して前記ロツクボールを求心方向に押えるスリー
ブとを具えたソケツトと、接続時に前記ロツクボ
ールを係止する係合溝を具えたプラグとからなる
管継手が種々製造され使用されている。かかる管
継手にあつては、ソケツトとプラグとの連結時
に、誤つて管継手に触れスリーブが後退してしま
いソケツトとプラグとが分離してしまうおそれが
あつた。そこで、かかる事態を防止する管継手と
して、スリーブの後退方向端部に切欠係合部を形
成し、そしてソケツトにはストツパーを設け、ス
リーブの前進時には切欠係合部とストツパーとが
外れた状態とし、そして切欠係合部とストツパー
とが軸方向に一致したときにスリーブの後退を可
能とし、ソケツトとプラグとの接続時即ちスリー
ブの前進時にスリーブをその軸心を中心に回転さ
せて切欠係合部とストツパーとを軸方向に一致し
ないようにすることによりスリーブの後退をスト
ツパーによつて規制し、そしてソケツトとプラグ
とを分離する場合にスリーブを回転させて切欠係
合部とストツパーとを一致させるようにした形式
の管継手がある。また、かかる管継手にあつて、
その作業性を良くするために、スリーブを前進す
る方向に付勢するコイルスプリングの一端をスリ
ーブにそして他端をソケツトに固定し、スリーブ
がコイルスプリングの軸心方向への弾発により前
進し切欠係合部からストツパーが離脱したらコイ
ルスプリングの円周方向への弾発力によりスリー
ブを回転させ自動的に切欠係合部とストツパーと
が一致となるようにした管継手もある。
して前記ロツクボールを求心方向に押えるスリー
ブとを具えたソケツトと、接続時に前記ロツクボ
ールを係止する係合溝を具えたプラグとからなる
管継手が種々製造され使用されている。かかる管
継手にあつては、ソケツトとプラグとの連結時
に、誤つて管継手に触れスリーブが後退してしま
いソケツトとプラグとが分離してしまうおそれが
あつた。そこで、かかる事態を防止する管継手と
して、スリーブの後退方向端部に切欠係合部を形
成し、そしてソケツトにはストツパーを設け、ス
リーブの前進時には切欠係合部とストツパーとが
外れた状態とし、そして切欠係合部とストツパー
とが軸方向に一致したときにスリーブの後退を可
能とし、ソケツトとプラグとの接続時即ちスリー
ブの前進時にスリーブをその軸心を中心に回転さ
せて切欠係合部とストツパーとを軸方向に一致し
ないようにすることによりスリーブの後退をスト
ツパーによつて規制し、そしてソケツトとプラグ
とを分離する場合にスリーブを回転させて切欠係
合部とストツパーとを一致させるようにした形式
の管継手がある。また、かかる管継手にあつて、
その作業性を良くするために、スリーブを前進す
る方向に付勢するコイルスプリングの一端をスリ
ーブにそして他端をソケツトに固定し、スリーブ
がコイルスプリングの軸心方向への弾発により前
進し切欠係合部からストツパーが離脱したらコイ
ルスプリングの円周方向への弾発力によりスリー
ブを回転させ自動的に切欠係合部とストツパーと
が一致となるようにした管継手もある。
従来、上記形式の管継手によれば、ソケツトと
プラグとの接続時にスリーブを回転させることに
よりスリーブの後退を確実に阻止しることができ
る。しかしながら、ソケツトとプラグとを接続す
るためにロツクボールを求心方向に押圧するロツ
クボール押圧部がスリーブの前進方向の内面にス
リーブと一体となつて形成されているため、ソケ
ツトとプラグとの接続時に内圧を受けてプラグが
受ける離脱方向への力がロツクボールを遠心方向
に強力に押し、この結果、ロツクボールがスリー
ブを遠心方向に押圧する状態となるので、前進し
てソケツトとプラグとを接続したスリーブを回転
させようとする場合、ロツクボールの押圧のため
その回転には非常に強い力を要する。同様の理由
で、スリーブを付勢するコイルスプリングの円周
方向への弾発を利用して前進したスリーブを自動
的に回転するようにした管継手にあつても、コイ
ルスプリングの弾発力だけでスリーブを回転させ
ることは非常に困難であり、どうしても人手を要
することを余儀なくされている。このように従来
のスリーブの後退を阻止する構成をもつ管継手
は、いずれもスリーブの回転が困難であるためソ
ケツトとプラグの着脱作業に苦労するといつた問
題がある。
プラグとの接続時にスリーブを回転させることに
よりスリーブの後退を確実に阻止しることができ
る。しかしながら、ソケツトとプラグとを接続す
るためにロツクボールを求心方向に押圧するロツ
クボール押圧部がスリーブの前進方向の内面にス
リーブと一体となつて形成されているため、ソケ
ツトとプラグとの接続時に内圧を受けてプラグが
受ける離脱方向への力がロツクボールを遠心方向
に強力に押し、この結果、ロツクボールがスリー
ブを遠心方向に押圧する状態となるので、前進し
てソケツトとプラグとを接続したスリーブを回転
させようとする場合、ロツクボールの押圧のため
その回転には非常に強い力を要する。同様の理由
で、スリーブを付勢するコイルスプリングの円周
方向への弾発を利用して前進したスリーブを自動
的に回転するようにした管継手にあつても、コイ
ルスプリングの弾発力だけでスリーブを回転させ
ることは非常に困難であり、どうしても人手を要
することを余儀なくされている。このように従来
のスリーブの後退を阻止する構成をもつ管継手
は、いずれもスリーブの回転が困難であるためソ
ケツトとプラグの着脱作業に苦労するといつた問
題がある。
また、上記管継手によつて接続されたホースに
ねじれが生じた場合、このねじれを解消するため
にソケツトとプラグとを相互に回転させようとす
ると、プラグの回転はプラグとスリーブに圧接状
態にあるロツクボールによりスリーブの回転を伴
うが、スリーブを付勢するコイルスプリングの弾
発力がスリーブの回転の抵抗となりプラグの回転
を困難なものとし、特にスリーブを付勢するコイ
ルスプリングの一端を該スリーブに固定し他端を
ソケツトに固定した形式の管継手の場合にはプラ
グの回転は一層困難なものとなり、この結果、上
記管継手によつて接続されたホースのねじれが生
じた場合、このねじれを解消する作業に苦労する
といつた問題がある。
ねじれが生じた場合、このねじれを解消するため
にソケツトとプラグとを相互に回転させようとす
ると、プラグの回転はプラグとスリーブに圧接状
態にあるロツクボールによりスリーブの回転を伴
うが、スリーブを付勢するコイルスプリングの弾
発力がスリーブの回転の抵抗となりプラグの回転
を困難なものとし、特にスリーブを付勢するコイ
ルスプリングの一端を該スリーブに固定し他端を
ソケツトに固定した形式の管継手の場合にはプラ
グの回転は一層困難なものとなり、この結果、上
記管継手によつて接続されたホースのねじれが生
じた場合、このねじれを解消する作業に苦労する
といつた問題がある。
[考案が解決しようとする問題点]
この考案は上記点に鑑み、上記形式の管継手の
ソケツトとプラグとの接続時に、スリーブに対し
ロツクボールによる遠心方向への押圧の影響を与
えないようにしてスリーブの回転を円滑に行なわ
せることによりソケツトとプラグの着脱作業を容
易にし、更には管継手によつて接続されたホース
のねじれを容易に解消することを目的とした管継
手を提供するものである。
ソケツトとプラグとの接続時に、スリーブに対し
ロツクボールによる遠心方向への押圧の影響を与
えないようにしてスリーブの回転を円滑に行なわ
せることによりソケツトとプラグの着脱作業を容
易にし、更には管継手によつて接続されたホース
のねじれを容易に解消することを目的とした管継
手を提供するものである。
[問題点を解決するための手段]
この考案は上記目的を達成するために、ロツク
ボールとスプリングの弾発力により前進して前記
ロツクボールを求心方向に押えるスリーブとを具
えたソケツトと、接続時に前記ロツクボールを係
止する係合溝を具えたプラグとからなり、更に、
前記スリーブの後退方向端部に切欠部を具え、ソ
ケツト主筒体に一端を固定したスリーブ制止用の
ストツパーを、スリーブの回転操作によつて当該
スリーブの端面部および前記切欠部に選択的に係
脱させる形式の管継手において、前記ロツクボー
ルの押圧部をスリーブと別体に環体をもつて形成
して、当該ロツクボール押圧環をスリーブ内周面
部において、定位置で回転可能に嵌合した構成を
している。
ボールとスプリングの弾発力により前進して前記
ロツクボールを求心方向に押えるスリーブとを具
えたソケツトと、接続時に前記ロツクボールを係
止する係合溝を具えたプラグとからなり、更に、
前記スリーブの後退方向端部に切欠部を具え、ソ
ケツト主筒体に一端を固定したスリーブ制止用の
ストツパーを、スリーブの回転操作によつて当該
スリーブの端面部および前記切欠部に選択的に係
脱させる形式の管継手において、前記ロツクボー
ルの押圧部をスリーブと別体に環体をもつて形成
して、当該ロツクボール押圧環をスリーブ内周面
部において、定位置で回転可能に嵌合した構成を
している。
[作用]
この考案は、ロツクボールの押圧部をスリーブ
と別体に環体をもつて形成して、当該ロツクボー
ル押圧環をスリーブ内周面部において、定位置で
回転可能に嵌合したから、スリーブとロツクボー
ル押圧環は互いに干渉されずに回転し、そしてロ
ツクボール押圧環はスリーブの前進、後退に伴い
一体となつて前進、後退し、ロツクボールの押
え、解除を行い、更にスリーブの前進によりロツ
クボール押圧環がロツクボールを求心方向に押圧
してソケツトとプラグとが接続状態にあるとき、
内圧等によりロツクボールが強く遠心方向に押し
上げられても、このロツクボールによる押圧力は
スリーブに直接伝達されることなく、ロツクボー
ルの押圧力はロツクボール押圧環が受けるにとど
まる。
と別体に環体をもつて形成して、当該ロツクボー
ル押圧環をスリーブ内周面部において、定位置で
回転可能に嵌合したから、スリーブとロツクボー
ル押圧環は互いに干渉されずに回転し、そしてロ
ツクボール押圧環はスリーブの前進、後退に伴い
一体となつて前進、後退し、ロツクボールの押
え、解除を行い、更にスリーブの前進によりロツ
クボール押圧環がロツクボールを求心方向に押圧
してソケツトとプラグとが接続状態にあるとき、
内圧等によりロツクボールが強く遠心方向に押し
上げられても、このロツクボールによる押圧力は
スリーブに直接伝達されることなく、ロツクボー
ルの押圧力はロツクボール押圧環が受けるにとど
まる。
[実施例]
以下、この考案を図面に示す実施例に基づき詳
細に説明するが、この考案は実施例に限定される
ものではない。
細に説明するが、この考案は実施例に限定される
ものではない。
図面において、1はソケツトであり、このソケ
ツト1の前端部にロツクボール嵌合孔2が形成さ
れており、この孔2にロツクボール3が嵌合され
ている。4はソケツト1の外周に摺動自在に嵌合
したスリーブであり、このスリーブ4の前進側内
周面部に、内面をロツクボール押え面5としたロ
ツクボール押圧環6が定位置で回転可能に嵌合し
ており、スリーブ4とロツクボール押圧環6とは
軸方向に一体となつて移動し且つ同スリーブ4と
ロツクボール押圧環6とは個別に回転することが
できるようになつている。7はスリーブ4の前端
に内方に向けて形成された鍔部で、この鍔部7に
前記ロツクボール押圧環6の前端面が当接してい
る。8はスリーブ4とソケツト1との間に弾装し
たコイル状のスプリングでスリーブ4を前進方向
に付勢するようになつている。このスプリング8
の前端が前記ロツクボール押圧環6の後端面に当
接し、そして前端部9がスリーブ4の内周面に形
成された孔10に挿入され、またスプリング8の
後端部11がソケツト1の外周面に形成された孔
12に挿入されるようにして、その前端部9がス
リーブ4に後端部11がソケツト1に固定されて
いる。従つてスリーブ4の前進側内周面部に回転
可能に嵌合したロツクボール押圧環6はその前端
面が鍔部7にそして後端面がスプリング8の前端
に当接されることから、スリーブ4と一体となつ
て移動し、スプリング8の弾発によりスリーブ4
が前進するとスリーブ4と一体となつて前進する
ロツクボール押圧環6のロツクボール押え面5が
ロツクボール3を求心方向に押え、そしてスリー
ブ4をスプリング8の弾発に抗して後退させると
ロツクボール押圧環6によるロツクボール3の押
えが解除されるようになつている。更に前記スリ
ーブ4の後退側端部には切欠部13が形成されて
おり、一方ソケツト1には前進したスリーブ4の
後端に当接してスリーブ4の後退を阻止し、スリ
ーブ4の後退側端部に形成した切欠係合部13と
軸方向に一致した位置となつたとき、切欠係合部
13に係合してスリーブ4の後退を可能としたス
トツパー14の一端が固定されている。この切欠
係合部13に対しストツパー14はスリーブ4が
前進した状態において円周方向に所定の角度ずれ
た位置に設けられている。
ツト1の前端部にロツクボール嵌合孔2が形成さ
れており、この孔2にロツクボール3が嵌合され
ている。4はソケツト1の外周に摺動自在に嵌合
したスリーブであり、このスリーブ4の前進側内
周面部に、内面をロツクボール押え面5としたロ
ツクボール押圧環6が定位置で回転可能に嵌合し
ており、スリーブ4とロツクボール押圧環6とは
軸方向に一体となつて移動し且つ同スリーブ4と
ロツクボール押圧環6とは個別に回転することが
できるようになつている。7はスリーブ4の前端
に内方に向けて形成された鍔部で、この鍔部7に
前記ロツクボール押圧環6の前端面が当接してい
る。8はスリーブ4とソケツト1との間に弾装し
たコイル状のスプリングでスリーブ4を前進方向
に付勢するようになつている。このスプリング8
の前端が前記ロツクボール押圧環6の後端面に当
接し、そして前端部9がスリーブ4の内周面に形
成された孔10に挿入され、またスプリング8の
後端部11がソケツト1の外周面に形成された孔
12に挿入されるようにして、その前端部9がス
リーブ4に後端部11がソケツト1に固定されて
いる。従つてスリーブ4の前進側内周面部に回転
可能に嵌合したロツクボール押圧環6はその前端
面が鍔部7にそして後端面がスプリング8の前端
に当接されることから、スリーブ4と一体となつ
て移動し、スプリング8の弾発によりスリーブ4
が前進するとスリーブ4と一体となつて前進する
ロツクボール押圧環6のロツクボール押え面5が
ロツクボール3を求心方向に押え、そしてスリー
ブ4をスプリング8の弾発に抗して後退させると
ロツクボール押圧環6によるロツクボール3の押
えが解除されるようになつている。更に前記スリ
ーブ4の後退側端部には切欠部13が形成されて
おり、一方ソケツト1には前進したスリーブ4の
後端に当接してスリーブ4の後退を阻止し、スリ
ーブ4の後退側端部に形成した切欠係合部13と
軸方向に一致した位置となつたとき、切欠係合部
13に係合してスリーブ4の後退を可能としたス
トツパー14の一端が固定されている。この切欠
係合部13に対しストツパー14はスリーブ4が
前進した状態において円周方向に所定の角度ずれ
た位置に設けられている。
従つて、スリーブ4を後退させるためには、ス
リーブ4をスプリング8の円周方向の弾発に抗し
て回転させ切欠係合部13とストツパー14とを
軸方向に一致させて行う。そして後退させたスリ
ーブ4を解除するとスプリング8の軸方向への弾
発によりスリーブ4は前進し、同時にスプリング
8の円周方向への戻り作用によりスリーブ4が回
転し、切欠係合部13とストツパー14とはずれ
た位置となりスリーブ4の後退はストツパー14
により阻止されるようになる。15はストツプリ
ング、16はソケツト1の内部に摺動自在に嵌合
した内筒体で、この内筒体16はその外周面でソ
ケツト1に具えたロツクボール3がソケツト1内
に没入するのを阻止するようになつており、そし
て内筒体16の後端にはソケツト1内の流体通路
17を開閉するバルブ18が設けられている。1
9はスプリングである。
リーブ4をスプリング8の円周方向の弾発に抗し
て回転させ切欠係合部13とストツパー14とを
軸方向に一致させて行う。そして後退させたスリ
ーブ4を解除するとスプリング8の軸方向への弾
発によりスリーブ4は前進し、同時にスプリング
8の円周方向への戻り作用によりスリーブ4が回
転し、切欠係合部13とストツパー14とはずれ
た位置となりスリーブ4の後退はストツパー14
により阻止されるようになる。15はストツプリ
ング、16はソケツト1の内部に摺動自在に嵌合
した内筒体で、この内筒体16はその外周面でソ
ケツト1に具えたロツクボール3がソケツト1内
に没入するのを阻止するようになつており、そし
て内筒体16の後端にはソケツト1内の流体通路
17を開閉するバルブ18が設けられている。1
9はスプリングである。
20は外周にロツクボール3を係合する係合溝
21を形成したプラグである。
21を形成したプラグである。
次にこの考案に係る管継手の着脱について第3
図により説明する。
図により説明する。
第3図Aの状態でソケツト1にプラグ20を挿
入すると、プラグ20の先端が内筒体16を後退
させバルブ18を開き、このプラグ20の挿入を
続け、プラグ20の外周に形成された係合溝21
がロツクボール3の下方に位置するとロツクボー
ル3が係合溝21に係合し同時にスリーブ4が前
進してロツクボール押圧環6によりロツクボール
3が求心方向に押えられ、ここにソケツト1とプ
ラグ20とが接続する(第3図B)。この連結時
に内部圧などによりロツクボール3に加えられる
遠心方向への押圧力はロツクボール押圧環6が受
けるにとどまり、スリーブ4にかかる押圧力が直
接伝達されないので、前進したスリーブ4はスプ
リング8の円周方向への戻り作用により円滑に回
転する。そしてまたソケツト1とプラグ20とを
分離するために、スリーブ4を後退させるために
行うスリーブ4の回転は無理な力を必要とするこ
となく円滑に行える。また、ソケツト1とプラグ
20相互の回転にあつては、プラグ20の回転を
受けてロツクボール押圧環が回転しスリーブ4の
回転を伴わないので、ソケツト1とプラグ20相
互の回転が容易となる。
入すると、プラグ20の先端が内筒体16を後退
させバルブ18を開き、このプラグ20の挿入を
続け、プラグ20の外周に形成された係合溝21
がロツクボール3の下方に位置するとロツクボー
ル3が係合溝21に係合し同時にスリーブ4が前
進してロツクボール押圧環6によりロツクボール
3が求心方向に押えられ、ここにソケツト1とプ
ラグ20とが接続する(第3図B)。この連結時
に内部圧などによりロツクボール3に加えられる
遠心方向への押圧力はロツクボール押圧環6が受
けるにとどまり、スリーブ4にかかる押圧力が直
接伝達されないので、前進したスリーブ4はスプ
リング8の円周方向への戻り作用により円滑に回
転する。そしてまたソケツト1とプラグ20とを
分離するために、スリーブ4を後退させるために
行うスリーブ4の回転は無理な力を必要とするこ
となく円滑に行える。また、ソケツト1とプラグ
20相互の回転にあつては、プラグ20の回転を
受けてロツクボール押圧環が回転しスリーブ4の
回転を伴わないので、ソケツト1とプラグ20相
互の回転が容易となる。
[考案の効果]
以上のようにこの考案によれば、ロツクボール
の押圧部をスリーブと別体に環体をもつて形成し
て、当該ロツクボール押圧環をスリーブ内周面部
において、定位置で回転可能に嵌合したから、ロ
ツクボール押圧環はスリーブの前進、後退に一致
して前進、後退してロツクボールの押え、解除を
行い、そしてスリーブの前進によりロツクボール
押圧環がロツクボールを求心方向に押圧してソケ
ツトとプラグとが接続状態にあるとき、内圧等に
よりロツクボールに加えられる遠心方向への押圧
力はロツクボール押圧環が受けるにとどまり、ス
リーブに前記の押圧力が直接伝達されないので、
スリーブを容易に且つ円滑に回転させることがで
きることから、ソケツトとプラグとの着脱作業を
極めて容易に行うことができる。更に、プラグの
回転は、この回転をロツクボール押圧環が受けて
回転しスリーブの回転を伴わないので、ソケツト
とプラグ相互の回転が容易となり、接続したホー
スがねじれた場合、ソケツトとプラグを相互に回
転させることによりホースのねじれを容易に取り
除くことができる。更にまた、構成が簡単なので
製造が容易である。
の押圧部をスリーブと別体に環体をもつて形成し
て、当該ロツクボール押圧環をスリーブ内周面部
において、定位置で回転可能に嵌合したから、ロ
ツクボール押圧環はスリーブの前進、後退に一致
して前進、後退してロツクボールの押え、解除を
行い、そしてスリーブの前進によりロツクボール
押圧環がロツクボールを求心方向に押圧してソケ
ツトとプラグとが接続状態にあるとき、内圧等に
よりロツクボールに加えられる遠心方向への押圧
力はロツクボール押圧環が受けるにとどまり、ス
リーブに前記の押圧力が直接伝達されないので、
スリーブを容易に且つ円滑に回転させることがで
きることから、ソケツトとプラグとの着脱作業を
極めて容易に行うことができる。更に、プラグの
回転は、この回転をロツクボール押圧環が受けて
回転しスリーブの回転を伴わないので、ソケツト
とプラグ相互の回転が容易となり、接続したホー
スがねじれた場合、ソケツトとプラグを相互に回
転させることによりホースのねじれを容易に取り
除くことができる。更にまた、構成が簡単なので
製造が容易である。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は平面図、第2図は第1の−線断面図、第
3図A,B,Cは第1図に示す管継手の連結順序
を示す説明図でありA−1,B−1,C−1は
各々の平面図、A−2,B−2,C−2はA−
1,B−1,C−1の断面図である。 1……ソケツト、3……ロツクボール、4……
スリーブ、5……ロツクボール押え面、6……ロ
ツクボール押圧環、8……スプリグ、13……切
欠係合部、14……ストツパー、20……プラ
グ、21……係合溝。
図は平面図、第2図は第1の−線断面図、第
3図A,B,Cは第1図に示す管継手の連結順序
を示す説明図でありA−1,B−1,C−1は
各々の平面図、A−2,B−2,C−2はA−
1,B−1,C−1の断面図である。 1……ソケツト、3……ロツクボール、4……
スリーブ、5……ロツクボール押え面、6……ロ
ツクボール押圧環、8……スプリグ、13……切
欠係合部、14……ストツパー、20……プラ
グ、21……係合溝。
Claims (1)
- ロツクボールとスプリングの弾発力により前進
して前記ロツクボールを求心方向に押えるスリー
ブとを具えたソケツトと、接続時に前記ロツクボ
ールを係止する係合溝を具えたプラグとからな
り、更に、前記スリーブの後退方向端部に切欠部
を具え、ソケツト主筒体に一端を固定したスリー
ブ制止用のストツパーを、スリーブの回転操作に
よつて当該スリーブの端面部および前記切欠部に
選択的に係脱させる形式の管継手において、前記
ロツクボールの押圧部をスリーブと別体に環体を
もつて形成して、当該ロツクボール押圧環をスリ
ーブ内周面部において、定位置で回転可能に嵌合
した管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985047929U JPH0342305Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985047929U JPH0342305Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61164883U JPS61164883U (ja) | 1986-10-13 |
JPH0342305Y2 true JPH0342305Y2 (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=30563702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985047929U Expired JPH0342305Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342305Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005028940A1 (ja) * | 2003-09-18 | 2005-03-31 | Nitto Kohki Co.,Ltd. | 管継手及び管継手のソケット |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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SE510689C2 (sv) * | 1997-10-23 | 1999-06-14 | Nyberg Bo Erik | Snabbkoppling, där både vridning och axiell förskjutning krävs för isärkoppling |
JP3909278B2 (ja) * | 2002-09-12 | 2007-04-25 | 日東工器株式会社 | 管継手用ソケット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824070U (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-15 | 三菱電機株式会社 | 検査装置 |
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-
1985
- 1985-03-30 JP JP1985047929U patent/JPH0342305Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
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JPS5824070U (ja) * | 1981-08-07 | 1983-02-15 | 三菱電機株式会社 | 検査装置 |
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EP1666783A1 (en) * | 2003-09-18 | 2006-06-07 | Nitto Kohki Co., Ltd. | Pipe joint and socket for pipe joint |
EP1666783A4 (en) * | 2003-09-18 | 2007-11-21 | Nitto Kohki Co | PIPE CONNECTION AND PIPE CONNECTOR |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS61164883U (ja) | 1986-10-13 |
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