JP2001116095A - 送り装置およびこれを用いる無段変速機 - Google Patents

送り装置およびこれを用いる無段変速機

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JP2001116095A
JP2001116095A JP29345599A JP29345599A JP2001116095A JP 2001116095 A JP2001116095 A JP 2001116095A JP 29345599 A JP29345599 A JP 29345599A JP 29345599 A JP29345599 A JP 29345599A JP 2001116095 A JP2001116095 A JP 2001116095A
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Masahiro Inoue
昌弘 井上
Takanori Kurokawa
貴則 黒川
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噛合音発生の抑制、無潤滑化、および軽量化を
図る。 【解決手段】固定環20の外周に設けられる螺旋溝27
と、可動環21の内周に設けられる螺旋溝31との間に
複数のボール34を介装したボールねじ構造の送り装置
15において、可動環21の外周に歯車部32を設け、
この可動環21において少なくとも歯車部32を樹脂材
で形成している。これにより、歯車部32に対して金属
製のギヤを噛合させても、噛合音の発生を抑制できるよ
うになり、また、可動環の軽量化が図れ、さらに、希薄
な潤滑環境でも歯車部の摩耗を抑制できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送り装置ならびに
これを用いた無段変速機に関する。この無段変速機は、
2つのプーリとベルトとを用いるもので、無潤滑状態で
使用される乾式タイプとされるものである。
【0002】
【従来の技術】このような無段変速機として、例えばエ
ンジンからの入力軸に連結された主動側V溝プーリと、
車輪への出力軸に連結された従動側V溝プーリとの間に
ベルトを巻き掛けし、変速時に両プーリのベルト巻き掛
け径を変更してエンジン出力を無段階に変更して出力軸
に伝達するようになっているものがある。
【0003】主動側V溝プーリと従動側V溝プーリは、
共に、固定フランジと可動フランジとでV溝を構成し、
主動側V溝プーリの可動フランジを軸方向にスライドさ
せることで前記V溝の幅を変えて両プーリに対するベル
トの巻き掛け径を可変させるようになっている。
【0004】こうした無段変速機において、動力源たる
駆動ギヤから付与される回転動力によって可動フランジ
を軸方向にスライドさせる送り装置を有する。
【0005】従来における送り装置は、外周に螺旋溝を
有する固定環と、この固定環の外周に配設され内周に螺
旋溝を備える可動環と、この固定環と可動環それぞれの
螺旋溝間に介装され可動環が前記駆動ギヤからの回転動
力により回転されたときに可動環を軸方向に移動させる
ための複数のボールとを備えたものがある。
【0006】なお、上記可動環は、その外周に径方向外
向きの歯車部が設けられており、この歯車部に駆動ギヤ
が噛合されていて、駆動ギヤによって可動環が回転させ
られるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の送り装置で
は、その可動環全体が金属材で形成されており、また、
駆動ギヤも金属材で形成されているので、可動環に対し
て回転動力を付与するときに可動環の歯車部と駆動ギヤ
との噛合音が発生し、無段変速機の静粛性を損なう大き
な一因となっている。
【0008】また、乾式の無段変速機では、可動環の歯
車部と駆動ギヤとの噛合部位が無潤滑となるために、そ
の噛合面における摩耗が特に早期に進行してしまいやす
い。したがって、前記噛合部に何らかの摩耗対策を施す
必要が生じるなど、手間とコストとが嵩む結果となって
いた。
【0009】さらに、可動環は無段変速機を構成する部
品の中でも比較的大きな部品であるために、可動環全体
を金属材で形成していることが重量化をもたらしてい
る。
【0010】したがって、本発明は、送り装置におい
て、歯車部と駆動ギヤとの噛合音を小さく抑制するこ
と、また、潤滑条件が厳しくとも噛合部位の耐摩耗性を
高めること、さらに、可動環を軽量化し、ひいては、無
段変速機を軽量化可能とすることを解決すべき課題とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明第1の送り装置
は、外周に螺旋溝が設けられる固定環と、前記固定環の
外周に配設されて内周に螺旋溝が設けられる可動環と、
前記可動環と固定環の各螺旋溝間に介装され、かつ前記
可動環が回転されたときに前記可動環を軸方向に移動さ
せるための複数のボールとを有し、前記可動環の外周に
回転動力を受ける歯車部が設けられており、この可動環
の少なくとも歯車部が樹脂材で形成されていることを特
徴としている。
【0012】本発明第2の送り装置は、外周に螺旋溝が
設けられる固定環と、前記固定環の外周に配設されて内
周に螺旋溝が設けられる可動環と、前記可動環と固定環
の各螺旋溝間に介装され、かつ前記可動環が回転された
ときに前記可動環を軸方向に移動させるための複数のボ
ールとを有し、前記可動環の外周に回転動力を受ける歯
車部が設けられており、この歯車部が、可動環の外周に
一体形成される径方向外向きの環状部と、この環状部の
外周にインサート成形された樹脂製の環状ギヤ部とから
なることを特徴としている。
【0013】本発明第3の送り装置は、上記第1または
第2の構成において、前記可動環の歯車部における樹脂
材の接合面に、回り止め部が設けられていることを特徴
としている。
【0014】本発明第1の無段変速機は、各々固定フラ
ンジと可動フランジとでV溝を形成する主動側V溝プー
リおよび従動側V溝プーリ間にベルトを巻き掛け、前記
主動側V溝プーリの可動フランジを軸方向にスライドさ
せて前記両プーリに対するベルトの巻き掛け径を可変さ
せるもので、前記主動側V溝プーリの可動フランジを軸
方向にスライドさせる操作要素として、請求項1ないし
3のいずれかの送り装置と、送り装置に回転動力を付与
する駆動ギヤとを備え、前記送り装置の固定環が、前記
主動側V溝プーリと同軸状に固定配設され、前記送り装
置の可動環における歯車部が前記駆動ギヤに対して噛合
されることを特徴としている。
【0015】なお、この場合、前記スライドの意義は、
移動、摺動、等を含む広い概念に解釈される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態に基づいて説明する。
【0017】図1ないし図5に本発明の一実施形態を示
している。図1は、無段変速機の要部の縦断面図、図2
は、図1の送り装置における高速回転状態の拡大断面
図、図3は、図1の送り装置における低速回転状態の拡
大断面図、図4は、図1の送り装置が備える保持器の拡
大斜視図、図5は、図4の断面図である。
【0018】これらの図に示される実施形態の無段変速
機は、径方向に互いに平行に配置された入力軸1と出力
軸2とを備える。
【0019】入力軸1は、不図示のエンジン出力に応じ
た回転数で回転される。出力軸2は、不図示の車輪に動
力を伝達する。この入力軸1に主動側V溝プーリ3が、
また、出力軸2に従動側V溝プーリ4が取り付けられて
おり、両プーリ3,4間にVリブドタイプのベルト5が
巻き掛けられている。
【0020】主動側V溝プーリ3は、入力軸1に一体に
固定された固定フランジ8と、入力軸1に同軸状に配設
されその内周面が入力軸1の外周面とスプライン嵌合し
て軸方向移動可能かつ固定フランジ8と一体回転可能に
配設された可動フランジ9とを有する。これら両フラン
ジ8,9は互いの対向面が円錐面になっていて、両対向
面間でV溝6が構成されている。
【0021】従動側V溝プーリ4は、出力軸2に固定さ
れた固定フランジ10と、出力軸2に同軸状に配設され
固定フランジ10と一体回転可能に配設された可動フラ
ンジ11とを有する。これら両フランジ10,11は互
いの対向面が円錐面になっていて、両対向面間でV溝7
が構成されている。可動フランジ11はまた、不図示の
バネ部材で固定フランジ10に向けて常時付勢されてい
る。
【0022】そして、上記両プーリ3,4におけるベル
ト5の巻き掛け径は、操作ユニット13により変更さ
れ、これによって、エンジン出力が無段階に変更されて
出力軸2に伝達されるようになっている。
【0023】操作ユニット13は、動力源14と、送り
装置15とから構成されている。
【0024】動力源14は、変速用アクチュエータモー
タ16と、このモータ16の軸に固定された固定ギヤ1
7、この固定ギヤ17に噛合する中間ギヤ18および中
間ギヤ18に噛合する駆動ギヤ19からなる減速機構と
を含む。
【0025】駆動ギヤ19は軸方向に延び、軸方向一端
側外周のギヤ部分19aが中間ギヤ18に噛合する一
方、軸方向他端側外周のギヤ部分19bは軸方向に長く
なっている。
【0026】送り装置15は、主動側V溝プーリ3の可
動フランジ9を軸方向にスライドさせるもので、固定環
20、可動環21および保持器ユニット22を含む。
【0027】固定環20は、軸方向に大径部23と小径
部24とからなる異径の環状をなしており、その大径部
23が入力軸1とハウジング25との間に軸受26を介
して取り付けられることで主動側V溝プーリ3と同軸状
に固定配設され、小径部24は軸方向に延びてその外周
に螺旋溝27が設けられている。
【0028】固定環20はまた、保持器ユニット22内
の保持器28の軸方向一方の所定以上の移動を規制する
規制部材としてのストッパ29を有している。
【0029】可動環21は、主動側V溝プーリ3の可動
フランジ9外周に軸受30を介して取り付けられた軸方
向に一様な径の環状をなしており、その本体21aの内
周面に螺旋溝31が設けられているとともに、その本体
21aの外周に径方向外向きに突出した歯車部32が設
けられている。
【0030】この歯車部32は、前記駆動ギヤ19の回
転動力を受けるものであり、可動環本体21aの外周に
これと一体形成される径方向外向きの環状部32aと、
この環状部32aの外周にインサート成形された樹脂製
の環状ギヤ部32bとから構成されている。
【0031】なお、環状ギヤ部32bの外周面は、駆動
ギヤ19と噛合可能なギヤ構造32cとなっている。ま
た、環状部32aの外周には周方向交互に形成されるギ
ヤ状の回り止め部が形成されており、そのために、環状
部32aの外周に対して樹脂製の環状ギヤ部32bをイ
ンサート成形したときに接合面が凹凸形状とされて環状
部32aに対して環状ギヤ部32bが回り止めされるこ
とになる。この回り止め部は、樹脂製の環状ギヤ部32
bを周方向に引っ掛けるものであれば、どのような凹凸
であってもかまわない。
【0032】そして、樹脂製の環状ギヤ部32bは、駆
動ギヤ19との噛合による噛合音発生の低減および無潤
滑化の観点から、例えば耐熱性、自己潤滑性の高いポリ
アミド樹脂とされている。
【0033】なお、可動環21は、保持器ユニット22
の保持器28の軸方向他方の所定以上の移動を規制する
規制部材としてのストッパ33を有している。
【0034】可動環21の環状ギヤ部32bの外周端部
のギヤ構造32cは、駆動ギヤ19のギヤ部分19bと
噛合して回転動力を付与されるようになっている。
【0035】保持器ユニット22は、固定環20の螺旋
溝27と可動環21の螺旋溝31との間に介装され可動
環21が回転されたときにこの可動環21を軸方向に移
動させるための複数のボール34と、これら各ボール3
4を個別に非分離状態に保持する複数のポケット35を
有する円環状の保持器28とを有している。
【0036】保持器28は、前記両ストッパ29,33
で軸方向両方向それぞれに対して所定以上の移動が規制
される。
【0037】上記構成において、図2の高速回転状態ま
たは図3の低速回転状態とする変速時には、モータ16
を駆動して固定、中間および駆動の各ギヤ17,18,
19を介して送り装置15にモータ16の動力を伝達す
る。この伝達は、送り装置15の可動環21の環状ギヤ
部32bの外周端部のギヤ構造32cが、駆動ギヤ19
のギヤ部分19bと噛合することで行われる。
【0038】送り装置15は、前記噛合で、可動環21
がその変速量に対応した回転量だけ回転駆動させられ
る。この場合、可動環21の回転方向に応じてV溝6,
7の巻き掛け径を大きくまたは小さくして、変速量を大
小に変更することができる。
【0039】そして、可動環21は、その回転量だけ回
転させられるに伴い、固定環20とは保持器ユニット2
2のボール34を介して互いの螺旋溝27,31で連結
されているので、そのボール34によって軸方向推進力
を受けて前記回転量に見合う距離分、軸方向に移動させ
られる。
【0040】この場合、主動側V溝プーリ3の可動フラ
ンジ9は、この可動環21と軸受30を介して連結され
ているので、可動フランジ9は、可動環21と一体に軸
方向に移動する。
【0041】その結果、主動側V溝プーリ3における可
動フランジ9と固定フランジ8との間のV溝6は、その
可動環21の移動量に対応した巻き掛け径を有したもの
となる。
【0042】また、主動側V溝プーリ3におけるV溝6
の変更に応じて、従動側V溝プーリ4の可動フランジ1
1も自動的に軸方向に移動する結果、従動側V溝プーリ
4における可動フランジ11と固定フランジ10との間
のV溝7も、主動側V溝プーリ3におけるV溝6と対応
したものとなり、ベルト5の巻き掛け径が変更される。
これによって、変速が行われる。
【0043】以上の実施形態の可動環21の場合、その
本体21aの外周に備えた歯車部32が、環状部32a
と環状ギヤ部32bとで構成され、その環状ギヤ部32
bが樹脂製であるので、その外周端部のギヤ構造32c
が、金属製の駆動ギヤ19と噛合しても、その噛合音は
小さく済み、その結果、無段変速機を用いた車両におけ
るその室内の静粛性を保持することができる。
【0044】また、環状ギヤ部32bが樹脂製であるの
で、駆動ギヤ19との噛合面を無潤滑にしても、その噛
合面における摩耗の早期進行が抑制され、したがって、
従来のように手間とコストとがかかる潤滑管理が不要と
なる。
【0045】さらに、可動環21のうち、環状ギヤ部3
2bが樹脂製であるから、可動環21全体の重量が軽く
なり、したがって、無段変速機を軽量に構成できる。
【0046】さらにまた、従来では、環状ギヤ部32b
は、環状部32aに対してネジなどで連結されているの
で、それらの組み立て工程が必要となり、また、ネジの
緩みなどに対してコストのかかる保守が必要となるが、
この実施形態では、環状ギヤ部32bは、環状部32a
にインサート成形されるので、それらの組み立て工程が
不要であり、従来のようなコストがかかる保守が不要と
なる。
【0047】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0048】(1)上記実施形態での送り装置15で
は、ボール34を保持器28で保持させることで無循環
とする形態にしたものを例に挙げているが、保持器28
を用いずにサーキュレータチューブなどの循環機構を用
いてボール34を循環させるようにしたものとしてもよ
い。
【0049】(2)上記実施形態での送り装置15は、
無段変速機に用いる例を挙げているが、その他の機器に
使用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明の送り装置は、可動環の少なくと
も歯車部を樹脂材で形成しているので、歯車部に対して
金属製の駆動ギヤを噛合させた場合でも噛合音の発生を
抑制できるようになり、また、可動環の軽量化が図れ、
さらに、希薄な潤滑環境でも歯車部の摩耗を抑制できる
ようになる。
【0051】このように、静粛性、軽量化ならびに耐久
性に優れた送り装置を提供できるようになる。
【0052】特に、請求項2のように、可動環の歯車部
を、可動環本体の環状部と樹脂製の環状ギヤ部との複合
構造とし、環状ギヤ部を環状部にインサート成形により
一体化させれば、組み立て工程が不要となるなど、生産
性の向上に貢献できる。
【0053】また、請求項3では、可動環の歯車部にお
いて樹脂材の接合面に回り止め部を設けているから、動
力伝達時に樹脂材が接合面から分離することを回避でき
るようになる。
【0054】本発明の無段変速機では、上述したような
静粛性、軽量化ならびに耐久性に優れた送り装置を用い
ているので、無段変速機の静粛性、軽量化ならびに耐久
性の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無段変速機の要部の縦断面図
【図2】図1の送り装置における高速回転状態の拡大断
面図
【図3】図1の送り装置における低速回転状態の拡大断
面図
【図4】図1の送り装置が備える保持器の拡大斜視図
【図5】図4の断面図
【符号の説明】
1 入力軸 2 出力軸 3 主動側V溝プーリ 4 従動側V溝プーリ 5 ベルト 6,7 V溝 8 主動側V溝プーリの固定フランジ 9 主動側V溝プーリの可動フランジ 10 従動側V溝プーリの固定フランジ 11 従動側V溝プーリの可動フランジ 13 操作ユニット 14 動力源 15 送り装置 16 モータ 17〜19 ギヤ 20 固定環 21 可動環 21a 可動環の本体 22 保持器ユニット 27,31 螺旋溝 28 保持器 32 歯車部 32a 環状部 32b 環状ギヤ部 34 ボール 35 ポケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に螺旋溝が設けられる固定環と、前記
    固定環の外周に配設されて内周に螺旋溝が設けられる可
    動環と、前記可動環と固定環の各螺旋溝間に介装され、
    かつ前記可動環が回転されたときに前記可動環を軸方向
    に移動させるための複数のボールとを有し、 前記可動環の外周に回転動力を受ける歯車部が設けられ
    ており、この可動環の少なくとも歯車部が樹脂材で形成
    されている、ことを特徴とする送り装置。
  2. 【請求項2】外周に螺旋溝が設けられる固定環と、前記
    固定環の外周に配設されて内周に螺旋溝が設けられる可
    動環と、前記可動環と固定環の各螺旋溝間に介装され、
    かつ前記可動環が回転されたときに前記可動環を軸方向
    に移動させるための複数のボールとを有し、 前記可動環の外周に回転動力を受ける歯車部が設けられ
    ており、この歯車部が、可動環の外周に一体形成される
    径方向外向きの環状部と、この環状部の外周にインサー
    ト成形された樹脂製の環状ギヤ部とからなる、 ことを特徴とする送り装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の送り装置において、 前記可動環の歯車部における樹脂材の接合面に、回り止
    め部が設けられている、ことを特徴とする送り装置。
  4. 【請求項4】各々固定フランジと可動フランジとでV溝
    を形成する主動側V溝プーリおよび従動側V溝プーリ間
    にベルトを巻き掛け、前記主動側V溝プーリの可動フラ
    ンジを軸方向にスライドさせて前記両プーリに対するベ
    ルトの巻き掛け径を可変させる無段変速機において、 前記主動側V溝プーリの可動フランジを軸方向にスライ
    ドさせる操作要素として、請求項1ないし3のいずれか
    の送り装置と、送り装置に回転動力を付与する駆動ギヤ
    とを備え、 前記送り装置の固定環が、前記主動側V溝プーリと同軸
    状に固定配設され、前記送り装置の可動環における歯車
    部が前記駆動ギヤに対して噛合される、ことを特徴とす
    る無段変速機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10294154B4 (de) * 2001-09-06 2006-03-30 Daihatsu Motor Co., Ltd., Ikeda Stufenlos einstellbares Getriebe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10294154B4 (de) * 2001-09-06 2006-03-30 Daihatsu Motor Co., Ltd., Ikeda Stufenlos einstellbares Getriebe

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