JP2001116081A - 免振用トリガー装置 - Google Patents
免振用トリガー装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリガーレベルを建造物の重量とは独立して
設定でき、建造物に残留変位が生じた場合においても変
位した位置で建造物と基礎とを再び固定することができ
るようにする。 【解決手段】 基礎20上に免振装置を介して支持され
た建造物21に枢支されアーム25が固定されたアーム
固定軸24と、アーム25を貫通させたアーム把持軸3
2が中心に固定された円盤31と、基礎20上に取り付
けられ円盤31の回動を抑制するアクチュエーター27
とを備える。
設定でき、建造物に残留変位が生じた場合においても変
位した位置で建造物と基礎とを再び固定することができ
るようにする。 【解決手段】 基礎20上に免振装置を介して支持され
た建造物21に枢支されアーム25が固定されたアーム
固定軸24と、アーム25を貫通させたアーム把持軸3
2が中心に固定された円盤31と、基礎20上に取り付
けられ円盤31の回動を抑制するアクチュエーター27
とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免振装置の設置さ
れた建造物の地震以外の振動(風や交通機関から発生す
る振動など)がある一定レベル以上になった際に、建造
物を基礎に対して固定するための免振用トリガー装置に
関するものである。
れた建造物の地震以外の振動(風や交通機関から発生す
る振動など)がある一定レベル以上になった際に、建造
物を基礎に対して固定するための免振用トリガー装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】免振装置は、一定の強さ以上の地震波に
感応するようにしないと、建造物の外壁に作用する風圧
や、地震以外の微小な振動によって建造物が必要以上に
振動してしまい、居住者に一種の船酔い感覚や不安感を
与えてしまう。免振用トリガー装置は、このようなこと
を防ぐため、一定値以上の振動や外乱振動、または一定
値以下の風速で免振装置が働くようにし、それ以外のと
きには建造物と基礎とを固定状態にするために使用され
るものである。
感応するようにしないと、建造物の外壁に作用する風圧
や、地震以外の微小な振動によって建造物が必要以上に
振動してしまい、居住者に一種の船酔い感覚や不安感を
与えてしまう。免振用トリガー装置は、このようなこと
を防ぐため、一定値以上の振動や外乱振動、または一定
値以下の風速で免振装置が働くようにし、それ以外のと
きには建造物と基礎とを固定状態にするために使用され
るものである。
【0003】図6は、摩擦力を利用した従来の免振用ト
リガー装置の縦断面図であって、地盤1の上には、図6
の紙面に垂直方向に長く延びて上面の中央部が低く両端
部がやや高い緩やかな凹状に湾曲している摩擦材2を固
着し、建造物3の下面には、左右方向に長く延びて下面
の中央部が高く両端部がやや低い緩やかな逆凹状に湾曲
している摩擦材4を固着し、建造物3を、摩擦材4,2
を介して地盤1上に支持し、地盤1の振動加速度が摩擦
材4,2間の摩擦力以上になった時、摩擦材2に対して
摩擦材4が建造物3と共に相対的に変位し得るようにし
たものである(特開平10−73145号公報参照)。
リガー装置の縦断面図であって、地盤1の上には、図6
の紙面に垂直方向に長く延びて上面の中央部が低く両端
部がやや高い緩やかな凹状に湾曲している摩擦材2を固
着し、建造物3の下面には、左右方向に長く延びて下面
の中央部が高く両端部がやや低い緩やかな逆凹状に湾曲
している摩擦材4を固着し、建造物3を、摩擦材4,2
を介して地盤1上に支持し、地盤1の振動加速度が摩擦
材4,2間の摩擦力以上になった時、摩擦材2に対して
摩擦材4が建造物3と共に相対的に変位し得るようにし
たものである(特開平10−73145号公報参照)。
【0004】図7は、油圧シリンダとセンサとを利用し
た従来の免振用トリガー装置の系統図であって、地盤1
の上に油圧シリンダ5を固着し、油圧シリンダ5に嵌装
されているピストン6の両面にピストンロッド7,7の
端部を、図示しない免振装置で支持されている建造物3
の下面に結合し、ピストン6の両側にあるシリンダ室
8,9を、流量調節弁10を備えたパイプ11で接続
し、地盤1には加速度センサ12を設け、地盤1の振動
加速度が一定値以下の時には流量調節弁10が閉じてピ
ストン6の動きをロックして地盤1に対する建造物3の
水平変位を規制し、地盤1の振動加速度が一定値を超え
た時には制御装置13によって流量調節弁10を開いて
ピストン6及びピストンロッド7が油圧シリンダ5に対
して変位し得るようにし、地盤1に対して建造物3が水
平に変位できるようにしたものである(特開平2−28
9769号公報参照)。
た従来の免振用トリガー装置の系統図であって、地盤1
の上に油圧シリンダ5を固着し、油圧シリンダ5に嵌装
されているピストン6の両面にピストンロッド7,7の
端部を、図示しない免振装置で支持されている建造物3
の下面に結合し、ピストン6の両側にあるシリンダ室
8,9を、流量調節弁10を備えたパイプ11で接続
し、地盤1には加速度センサ12を設け、地盤1の振動
加速度が一定値以下の時には流量調節弁10が閉じてピ
ストン6の動きをロックして地盤1に対する建造物3の
水平変位を規制し、地盤1の振動加速度が一定値を超え
た時には制御装置13によって流量調節弁10を開いて
ピストン6及びピストンロッド7が油圧シリンダ5に対
して変位し得るようにし、地盤1に対して建造物3が水
平に変位できるようにしたものである(特開平2−28
9769号公報参照)。
【0005】図8は、慣性力を利用した従来の免振用ト
リガー装置の正面図であって、地盤1上には柱状体14
を鉛直に立設し、図示しない免振装置で支持されている
建造物3の下面には、地盤1上の柱状体14に対向させ
て柱状体14と同一断面の柱状体15を鉛直に固着し、
柱状体14,15の対向部分に環状のロック部材16を
嵌め、建造物3の下面とロック部材16の上面とには、
互いに対向する位置にマグネット等の支持部材17a,
17bを取付け、常時は支持部材17a,17bの吸着
によりロック部材16が柱状体14,15の対向部分の
外側を囲んで柱状体14,15の相対変位をロックし、
地盤1が一定以上の上下振動をした時に、ロック部材1
6の慣性力で図9に示すように支持部材17a,17b
が離脱してロック部材16が落下し、地盤1に対して建
造物3が相対的に水平方向に変位できるようにしたもの
である(特開平10−38021号公報参照)。
リガー装置の正面図であって、地盤1上には柱状体14
を鉛直に立設し、図示しない免振装置で支持されている
建造物3の下面には、地盤1上の柱状体14に対向させ
て柱状体14と同一断面の柱状体15を鉛直に固着し、
柱状体14,15の対向部分に環状のロック部材16を
嵌め、建造物3の下面とロック部材16の上面とには、
互いに対向する位置にマグネット等の支持部材17a,
17bを取付け、常時は支持部材17a,17bの吸着
によりロック部材16が柱状体14,15の対向部分の
外側を囲んで柱状体14,15の相対変位をロックし、
地盤1が一定以上の上下振動をした時に、ロック部材1
6の慣性力で図9に示すように支持部材17a,17b
が離脱してロック部材16が落下し、地盤1に対して建
造物3が相対的に水平方向に変位できるようにしたもの
である(特開平10−38021号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す摩擦力を利
用した従来の免振用トリガー装置は、摩擦材4,2間の
摩擦力を一定値以上の振動の時に免振装置が働くように
するトリガーとして利用している。この場合、建造物3
の重量と摩擦材4,2間の摩擦係数とによってトリガー
レベル(水平方向の滑り出し荷重)が決まる。
用した従来の免振用トリガー装置は、摩擦材4,2間の
摩擦力を一定値以上の振動の時に免振装置が働くように
するトリガーとして利用している。この場合、建造物3
の重量と摩擦材4,2間の摩擦係数とによってトリガー
レベル(水平方向の滑り出し荷重)が決まる。
【0007】一方、摩擦材4,2間の摩擦係数は免振性
能に影響を与えるため、トリガーレベルのみ独立に設定
することはできない。これは免振性能が優先するためト
リガーレベルが付随的になるからである。また、摩擦材
4,2間の摩擦係数も主に材質やその表面荒さで決まる
ため、摩擦係数の範囲が限定されて最適の状態に調整す
ることは困難であった。
能に影響を与えるため、トリガーレベルのみ独立に設定
することはできない。これは免振性能が優先するためト
リガーレベルが付随的になるからである。また、摩擦材
4,2間の摩擦係数も主に材質やその表面荒さで決まる
ため、摩擦係数の範囲が限定されて最適の状態に調整す
ることは困難であった。
【0008】図7に示す油圧シリンダとセンサとを利用
した従来の免振用トリガー装置は、油圧系統をコントロ
ールするため、トリガー値(ここではある一定の加速度
値)は自由に調節可能であるが、機構が複雑で高価にな
ってしまう問題があった。
した従来の免振用トリガー装置は、油圧系統をコントロ
ールするため、トリガー値(ここではある一定の加速度
値)は自由に調節可能であるが、機構が複雑で高価にな
ってしまう問題があった。
【0009】図8、図9に示す慣性力を利用した従来の
免振用トリガー装置は、機構が簡単なため低コストであ
るが、トリガー値をロック部材16の慣性力による離脱
を利用しているため、この免振用トリガー装置を複数個
設けた場合には、作動にばらつきがでて不安定になる可
能性があり、地震終了後、建造物3に残留変位が生じた
場合には、柱状体14,15がずれて再び固定すること
が不可能になってしまう問題があった。
免振用トリガー装置は、機構が簡単なため低コストであ
るが、トリガー値をロック部材16の慣性力による離脱
を利用しているため、この免振用トリガー装置を複数個
設けた場合には、作動にばらつきがでて不安定になる可
能性があり、地震終了後、建造物3に残留変位が生じた
場合には、柱状体14,15がずれて再び固定すること
が不可能になってしまう問題があった。
【0010】本発明は、このような問題を解消し、トリ
ガーレベル(水平方向の滑り出し荷重)を建造物の重量
とは独立して設定でき、地震終了後に建造物に残留変位
が生じた場合においても変位した位置で建造物と基礎と
を再び固定することができ、また摩擦材を付加すること
により簡単にダンパーとしての機能も持たせることがで
きるようにした免振用トリガー装置を提供することを目
的とするものである。
ガーレベル(水平方向の滑り出し荷重)を建造物の重量
とは独立して設定でき、地震終了後に建造物に残留変位
が生じた場合においても変位した位置で建造物と基礎と
を再び固定することができ、また摩擦材を付加すること
により簡単にダンパーとしての機能も持たせることがで
きるようにした免振用トリガー装置を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基礎
上に免振装置を介して支持された建造物に枢支されアー
ムが固定されたアーム固定軸と、前記アームを貫通させ
たアーム把持軸が中心に固定された円盤と、前記基礎上
に取り付けられ前記円盤の回動を抑制するアクチュエー
ターと、を備えたことを特徴とする免振用トリガー装置
に係るもので、円盤に対するアクチュエーターの回動抑
制力でトリガーレベルが決まり、建造物の重量とは無関
係にトリガーレベルを決めることが可能になり、建造物
と基礎との位置のずれに対してアームはアーム把持軸と
摺動変位し得るため、地震終了後に建造物と基礎との間
に残留変位があっても、アームを初期位置に戻す必要が
なくなる。
上に免振装置を介して支持された建造物に枢支されアー
ムが固定されたアーム固定軸と、前記アームを貫通させ
たアーム把持軸が中心に固定された円盤と、前記基礎上
に取り付けられ前記円盤の回動を抑制するアクチュエー
ターと、を備えたことを特徴とする免振用トリガー装置
に係るもので、円盤に対するアクチュエーターの回動抑
制力でトリガーレベルが決まり、建造物の重量とは無関
係にトリガーレベルを決めることが可能になり、建造物
と基礎との位置のずれに対してアームはアーム把持軸と
摺動変位し得るため、地震終了後に建造物と基礎との間
に残留変位があっても、アームを初期位置に戻す必要が
なくなる。
【0012】請求項2の発明は、アクチュエーターが、
円盤の回動を抑制すると共にアーム把持軸をアームの軸
線に直交する方向に変位させることを特徴とする請求項
1に記載の免振用トリガー装置に係るもので、アームの
アーム把持軸貫通箇所に摩擦力の変化を与え、アームの
アーム把持軸に対する変位の摩擦抵抗力を増加して建造
物と基礎とを固定することが可能になる。
円盤の回動を抑制すると共にアーム把持軸をアームの軸
線に直交する方向に変位させることを特徴とする請求項
1に記載の免振用トリガー装置に係るもので、アームの
アーム把持軸貫通箇所に摩擦力の変化を与え、アームの
アーム把持軸に対する変位の摩擦抵抗力を増加して建造
物と基礎とを固定することが可能になる。
【0013】請求項3の発明は、アーム把持軸のアーム
貫通孔から該アーム把持軸の軸端に亘って形成した切込
みと、円盤の回動を抑制するアクチュエーターと連動し
て作動し前記切込みの間隔を調節する第2のアクチュエ
ーターと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
免振用トリガー装置に係るもので、円盤の回動抑制とア
ームの変位抑制とを同時に行い、建造物と基礎とを強力
に固定することが可能になる。
貫通孔から該アーム把持軸の軸端に亘って形成した切込
みと、円盤の回動を抑制するアクチュエーターと連動し
て作動し前記切込みの間隔を調節する第2のアクチュエ
ーターと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
免振用トリガー装置に係るもので、円盤の回動抑制とア
ームの変位抑制とを同時に行い、建造物と基礎とを強力
に固定することが可能になる。
【0014】請求項4の発明は、アーム固定軸の建造物
に対する枢支部とアーム固定軸との間に介装された摩擦
材と、円盤とアクチュエーターとの間に介装された摩擦
材と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の免振用トリガー装置に係るもの
で、円盤の回動とアームの変位とに摩擦抵抗を与え、建
造物の振動を摩擦減衰させることが可能になる。
に対する枢支部とアーム固定軸との間に介装された摩擦
材と、円盤とアクチュエーターとの間に介装された摩擦
材と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載の免振用トリガー装置に係るもの
で、円盤の回動とアームの変位とに摩擦抵抗を与え、建
造物の振動を摩擦減衰させることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態の一
例を示す縦断面図であって、基礎20の上には、図示し
ない免振装置を介して建造物21が支持されている。建
造物21の下面には、シリンダー状に形成されている枢
支部22の上端外周の固定フランジ23が固定されてい
て、アーム固定軸24の上端を枢支部22によって回動
可能に枢支しており、アーム固定軸24の下端部側面に
は、水平に配置したアーム25の端部が固定されてい
る。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態の一
例を示す縦断面図であって、基礎20の上には、図示し
ない免振装置を介して建造物21が支持されている。建
造物21の下面には、シリンダー状に形成されている枢
支部22の上端外周の固定フランジ23が固定されてい
て、アーム固定軸24の上端を枢支部22によって回動
可能に枢支しており、アーム固定軸24の下端部側面に
は、水平に配置したアーム25の端部が固定されてい
る。
【0016】一方、基礎20上には、アーム25の中間
部下方に位置するようにアクチュエーター函体26が固
定されていて、アクチュエーター函体26の内部には、
空気バネ等のアクチュエーター27が収納されている。
そしてアクチュエーター27の内部は、アクチュエータ
ー函体26の外部に接続されている空気管28に連通し
ていて、建造物21の近傍の風速が一定値を超えている
時には図示しない風速センサーを介して空気管28から
作動用の圧縮空気29がアクチュエーター27の内部に
供給され、建造物21の近傍の風速が一定値以下の時に
は、アクチュエーター27内部の圧縮空気29は、空気
管28、図示しない風速センサーを介して外部に排出さ
れるようになっている。
部下方に位置するようにアクチュエーター函体26が固
定されていて、アクチュエーター函体26の内部には、
空気バネ等のアクチュエーター27が収納されている。
そしてアクチュエーター27の内部は、アクチュエータ
ー函体26の外部に接続されている空気管28に連通し
ていて、建造物21の近傍の風速が一定値を超えている
時には図示しない風速センサーを介して空気管28から
作動用の圧縮空気29がアクチュエーター27の内部に
供給され、建造物21の近傍の風速が一定値以下の時に
は、アクチュエーター27内部の圧縮空気29は、空気
管28、図示しない風速センサーを介して外部に排出さ
れるようになっている。
【0017】アクチュエーター函体26内部のアクチュ
エーター27の上には、円盤状の昇降板30が載置され
ており、更に昇降板30の上には、別の円盤31が載置
されている。そして円盤31の上面中心には、上方へ向
けたアーム把持軸32が固定されている。このアーム把
持軸32はアクチュエーター函体26の頂部を摺動自在
に貫通していて、アーム把持軸32の上端近くにはアー
ム貫通孔33が水平に穿設され、前述したアーム25を
貫通させている。このアーム貫通孔33の孔径は、アー
ム25の外径よりも僅かに大きな寸法になっている。
エーター27の上には、円盤状の昇降板30が載置され
ており、更に昇降板30の上には、別の円盤31が載置
されている。そして円盤31の上面中心には、上方へ向
けたアーム把持軸32が固定されている。このアーム把
持軸32はアクチュエーター函体26の頂部を摺動自在
に貫通していて、アーム把持軸32の上端近くにはアー
ム貫通孔33が水平に穿設され、前述したアーム25を
貫通させている。このアーム貫通孔33の孔径は、アー
ム25の外径よりも僅かに大きな寸法になっている。
【0018】次に、図1に示した装置の作用を説明す
る。
る。
【0019】建造物21の近傍の風速が一定値以下の時
には、図2に示すようにアクチュエーター27内部の圧
縮空気29は、空気管28、図示しない風速センサーを
介して外部に排出されるため、アクチュエーター27は
収縮して、アクチュエーター27の上に載置されている
昇降板30並びに円盤31は、自重により下降する傾向
になり、円盤31はアーム把持軸32、アーム貫通孔3
3を介してアーム25から吊り下げられている状態にな
る。
には、図2に示すようにアクチュエーター27内部の圧
縮空気29は、空気管28、図示しない風速センサーを
介して外部に排出されるため、アクチュエーター27は
収縮して、アクチュエーター27の上に載置されている
昇降板30並びに円盤31は、自重により下降する傾向
になり、円盤31はアーム把持軸32、アーム貫通孔3
3を介してアーム25から吊り下げられている状態にな
る。
【0020】この状態で基礎20と建造物21との間に
図2の左右方向の相対的変位が生ずると、アーム25は
アーム貫通孔33の内部で摺動し、低い摩擦力でアーム
25とアーム把持軸32とは図2の左右方の相対的変位
を行うため、基礎20と建造物21との間には、図2の
左右方向の相対的変位に対する規制力は殆ど生じない。
図2の左右方向の相対的変位が生ずると、アーム25は
アーム貫通孔33の内部で摺動し、低い摩擦力でアーム
25とアーム把持軸32とは図2の左右方の相対的変位
を行うため、基礎20と建造物21との間には、図2の
左右方向の相対的変位に対する規制力は殆ど生じない。
【0021】また、図2の円盤31がアーム25から吊
り下げられている状態で、基礎20と建造物21との間
に図2の紙面に対して垂直方向の相対的変位が生ずる
と、アーム25はアーム固定軸24の軸芯を中心として
回動し、アーム貫通孔33はアーム固定軸24の方向に
向くため、円盤31は昇降板30に対して回動すると共
に、アーム固定軸24はシリンダー状の枢支部22に対
して回動する。この時の円盤31と昇降板30との間の
回動摩擦抵抗並びにアーム固定軸24と枢支部22との
間の回動摩擦抵抗は小さいため、基礎20と建造物21
との間には、図2の紙面に対して垂直方向の相対的変位
に対する規制力は殆ど生じない。
り下げられている状態で、基礎20と建造物21との間
に図2の紙面に対して垂直方向の相対的変位が生ずる
と、アーム25はアーム固定軸24の軸芯を中心として
回動し、アーム貫通孔33はアーム固定軸24の方向に
向くため、円盤31は昇降板30に対して回動すると共
に、アーム固定軸24はシリンダー状の枢支部22に対
して回動する。この時の円盤31と昇降板30との間の
回動摩擦抵抗並びにアーム固定軸24と枢支部22との
間の回動摩擦抵抗は小さいため、基礎20と建造物21
との間には、図2の紙面に対して垂直方向の相対的変位
に対する規制力は殆ど生じない。
【0022】このように、図2のアクチュエーター27
が収縮している状態では、基礎20と建造物21との間
の水平方向の相対的変位に対しては、規制力は作用せず
に免振装置が自由に働くことになる。
が収縮している状態では、基礎20と建造物21との間
の水平方向の相対的変位に対しては、規制力は作用せず
に免振装置が自由に働くことになる。
【0023】図1において、建造物21の近傍の風速が
一定値を超えると、図示しない風速センサーを介して空
気管28から作動用の圧縮空気29がアクチュエーター
27の内部に供給され、図3に示すようにアクチュエー
ター27は膨脹して、昇降板30並びに円盤31を押し
上げるようになる。このため円盤31の上面はアクチュ
エーター函体26の頂部下面に押し付けられ、アーム把
持軸32はアーム25の軸線に直交する方向に移動し、
アーム25とアーム貫通孔33との間には曲げ応力が作
用すると共に、アーム固定軸24は枢支部22に対して
押上げと傾きとが生ずるようになる。
一定値を超えると、図示しない風速センサーを介して空
気管28から作動用の圧縮空気29がアクチュエーター
27の内部に供給され、図3に示すようにアクチュエー
ター27は膨脹して、昇降板30並びに円盤31を押し
上げるようになる。このため円盤31の上面はアクチュ
エーター函体26の頂部下面に押し付けられ、アーム把
持軸32はアーム25の軸線に直交する方向に移動し、
アーム25とアーム貫通孔33との間には曲げ応力が作
用すると共に、アーム固定軸24は枢支部22に対して
押上げと傾きとが生ずるようになる。
【0024】このような図3の状態で基礎20と建造物
21との間に左右方向の相対的変位が生ずると、アーム
25はアーム貫通孔33対して摺動するよになるが、ア
ーム25とアーム貫通孔33との間には曲げ応力が作用
しているため大きな摺動抵抗が生じ、図3の左右方向の
相対的変位に大きな規制力が働いてその相対的変位は抑
制されるようになる。
21との間に左右方向の相対的変位が生ずると、アーム
25はアーム貫通孔33対して摺動するよになるが、ア
ーム25とアーム貫通孔33との間には曲げ応力が作用
しているため大きな摺動抵抗が生じ、図3の左右方向の
相対的変位に大きな規制力が働いてその相対的変位は抑
制されるようになる。
【0025】また、図3の状態で基礎20と建造物21
との間に紙面に対して垂直方向の相対的変位が生ずる
と、円盤31並びにアーム固定軸24の回動に対して
は、アクチュエーター函体26並びに枢支部22との間
で大きな回動摩擦抵抗が生じ、図3の紙面に対して垂直
方向の相対的変位に大きな規制力が働いてその相対的変
位は抑制されるようになる。図4は、本発明の実施の形
態の他の例を示す斜視図であって、図1と同一部分には
同一符号を付してある。
との間に紙面に対して垂直方向の相対的変位が生ずる
と、円盤31並びにアーム固定軸24の回動に対して
は、アクチュエーター函体26並びに枢支部22との間
で大きな回動摩擦抵抗が生じ、図3の紙面に対して垂直
方向の相対的変位に大きな規制力が働いてその相対的変
位は抑制されるようになる。図4は、本発明の実施の形
態の他の例を示す斜視図であって、図1と同一部分には
同一符号を付してある。
【0026】図4に示すアーム把持軸32においては、
アーム25を貫通させているアーム貫通孔33からアー
ム把持軸32の上部軸端に亘って、アーム25と平行方
向の切込み34を形成し、アーム把持軸32のアーム貫
通孔33から上の部分を二分割している。そして図4の
手前側の分割部分にアーム25と直交する方向に螺入し
たねじ杆35を図4の向う側の分割部分に貫通させ、ね
じ杆35をモーター等の第2のアクチュエーター36に
接続している。
アーム25を貫通させているアーム貫通孔33からアー
ム把持軸32の上部軸端に亘って、アーム25と平行方
向の切込み34を形成し、アーム把持軸32のアーム貫
通孔33から上の部分を二分割している。そして図4の
手前側の分割部分にアーム25と直交する方向に螺入し
たねじ杆35を図4の向う側の分割部分に貫通させ、ね
じ杆35をモーター等の第2のアクチュエーター36に
接続している。
【0027】第2のアクチュエーター36を正方向に作
動させてねじ杆35を正回転させると、切込み34の間
隔が狭くなってアーム貫通孔33とアーム25との間の
把持力が強くなるため摩擦力は増大し、第2のアクチュ
エーター36を逆方向に作動させてねじ杆35を逆回転
させると、切込み34の間隔が広くなってアーム貫通孔
33とアーム25との間の把持力が弱くなるため摩擦力
は減少する。この第2のアクチュエーター36は図示し
ない風速センサーで制御され、アクチュエーター函体2
6の内部に収納されているアクチュエーター27(図1
参照)と連動して作動するもので、アクチュエーター2
7が図2に示すように収縮している状態の時には切込み
34の間隔を広くしてアーム貫通孔33とアーム25と
の間の摩擦力を減少させ、アクチュエーター27が図3
に示すように膨脹している状態の時には切込み34の間
隔を狭くしてアーム貫通孔33とアーム25との間の摩
擦力を増大させるように作動する。このため図4に示す
装置においては、風速が一定値を超えている時に基礎2
0と建造物21(図1ないし図3参照)との間に相対的
変位が生ずると、アーム25のアーム把持軸32に対す
る摺動変位も回動変位も、共に極めて大きな規制力が働
いて抑制されるようになる。
動させてねじ杆35を正回転させると、切込み34の間
隔が狭くなってアーム貫通孔33とアーム25との間の
把持力が強くなるため摩擦力は増大し、第2のアクチュ
エーター36を逆方向に作動させてねじ杆35を逆回転
させると、切込み34の間隔が広くなってアーム貫通孔
33とアーム25との間の把持力が弱くなるため摩擦力
は減少する。この第2のアクチュエーター36は図示し
ない風速センサーで制御され、アクチュエーター函体2
6の内部に収納されているアクチュエーター27(図1
参照)と連動して作動するもので、アクチュエーター2
7が図2に示すように収縮している状態の時には切込み
34の間隔を広くしてアーム貫通孔33とアーム25と
の間の摩擦力を減少させ、アクチュエーター27が図3
に示すように膨脹している状態の時には切込み34の間
隔を狭くしてアーム貫通孔33とアーム25との間の摩
擦力を増大させるように作動する。このため図4に示す
装置においては、風速が一定値を超えている時に基礎2
0と建造物21(図1ないし図3参照)との間に相対的
変位が生ずると、アーム25のアーム把持軸32に対す
る摺動変位も回動変位も、共に極めて大きな規制力が働
いて抑制されるようになる。
【0028】図5は、本発明の実施の形態の更に他の例
を示す縦断面図であって、図1と同一部分には同一符号
を付してある。
を示す縦断面図であって、図1と同一部分には同一符号
を付してある。
【0029】図5に示す装置においては、アクチュエー
ター27と円盤31との間に円盤状の摩擦材37を介装
し、アクチュエーター函体26の頂部下面に摩擦材38
を貼付してアーム把持軸32を摺動自在に貫通させ、ま
た、アーム把持軸32に穿設されているアーム貫通孔3
3の内面にも摩擦材39を貼付し、アーム25が摩擦材
39を介してアーム貫通孔33を貫通するようにしてい
る。更に、枢支部22とアーム固定軸24との間の上下
にも摩擦材40,41を介装し、アーム固定軸24を摩
擦材40に対して回動可能に貫通させている。
ター27と円盤31との間に円盤状の摩擦材37を介装
し、アクチュエーター函体26の頂部下面に摩擦材38
を貼付してアーム把持軸32を摺動自在に貫通させ、ま
た、アーム把持軸32に穿設されているアーム貫通孔3
3の内面にも摩擦材39を貼付し、アーム25が摩擦材
39を介してアーム貫通孔33を貫通するようにしてい
る。更に、枢支部22とアーム固定軸24との間の上下
にも摩擦材40,41を介装し、アーム固定軸24を摩
擦材40に対して回動可能に貫通させている。
【0030】図5の装置においては、アクチュエーター
27が収縮している状態の時に基礎20と建造物21と
の間に相対的変位が生ずると、アーム25は摩擦材39
を介してアーム貫通孔33の内部を摺動するため、左右
方向の相対的変位に対し摺動抵抗による規制力が生じ、
アーム固定軸24と枢支部22との間の回動変位に対し
ては、アーム固定軸24と摩擦材40,41との間の回
動摩擦抵抗による規制力が生ずるようになり、振動に対
して減衰機能が働くようになる。。
27が収縮している状態の時に基礎20と建造物21と
の間に相対的変位が生ずると、アーム25は摩擦材39
を介してアーム貫通孔33の内部を摺動するため、左右
方向の相対的変位に対し摺動抵抗による規制力が生じ、
アーム固定軸24と枢支部22との間の回動変位に対し
ては、アーム固定軸24と摩擦材40,41との間の回
動摩擦抵抗による規制力が生ずるようになり、振動に対
して減衰機能が働くようになる。。
【0031】図5の装置においてアクチュエーター27
が膨脹している状態の時に基礎20と建造物21との間
に相対的変位が生ずると、アーム把持軸32の上昇によ
りアーム25に対する摩擦材39の摺動抵抗による規制
力が増大し、円盤31は摩擦材37,38に挟まれるた
め回動変位に対して大きな規制力が生じ、摺動変位も回
転変位も共に極めて大きな規制力が働いて抑制されるよ
うになる。
が膨脹している状態の時に基礎20と建造物21との間
に相対的変位が生ずると、アーム把持軸32の上昇によ
りアーム25に対する摩擦材39の摺動抵抗による規制
力が増大し、円盤31は摩擦材37,38に挟まれるた
め回動変位に対して大きな規制力が生じ、摺動変位も回
転変位も共に極めて大きな規制力が働いて抑制されるよ
うになる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、建造物の重量が負荷
されないため建造物の重量とは無関係にトリガーレベル
を決めることができ、建造物と基礎との位置のずれに対
してアームはアーム把持軸と摺動変位し得るため、地震
終了後に建造物と基礎との間に残留変位があっても、ア
ームを初期位置に戻す必要がない効果がある。
されないため建造物の重量とは無関係にトリガーレベル
を決めることができ、建造物と基礎との位置のずれに対
してアームはアーム把持軸と摺動変位し得るため、地震
終了後に建造物と基礎との間に残留変位があっても、ア
ームを初期位置に戻す必要がない効果がある。
【0033】請求項2の発明は、アーム把持軸をアーム
の軸線に直交する方向に変位させることによりアームの
アーム把持軸貫通箇所に摩擦力の変化を与え、アームの
アーム把持軸に対する変位の摩擦抵抗力を増加して建造
物と基礎とを固定することができる効果がある。
の軸線に直交する方向に変位させることによりアームの
アーム把持軸貫通箇所に摩擦力の変化を与え、アームの
アーム把持軸に対する変位の摩擦抵抗力を増加して建造
物と基礎とを固定することができる効果がある。
【0034】請求項3の発明は、切込みの間隔を調節す
る第2のアクチュエーターを円盤の回動を抑制するアク
チュエーターと連動して作動させることにより、円盤の
回動抑制とアームの変位抑制とを同時に行って建造物と
基礎とを強力に固定することができる効果がある。請求
項4の発明は、円盤の回動とアームの変位とに摩擦抵抗
を与え、摩擦ダンパーの働きをさせて建造物の振動を摩
擦減衰することができる効果がある。
る第2のアクチュエーターを円盤の回動を抑制するアク
チュエーターと連動して作動させることにより、円盤の
回動抑制とアームの変位抑制とを同時に行って建造物と
基礎とを強力に固定することができる効果がある。請求
項4の発明は、円盤の回動とアームの変位とに摩擦抵抗
を与え、摩擦ダンパーの働きをさせて建造物の振動を摩
擦減衰することができる効果がある。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1とは異なる状態を示す縦断面図である。
【図3】図2とは更に異なる状態を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施の形態の他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】本発明の実施の形態の更に他の例を示す縦断面
図である。
図である。
【図6】従来の免振用トリガー装置の一例を示す縦断面
図である。
図である。
【図7】従来の免振用トリガー装置の他の例を示す系統
図である。
図である。
【図8】従来の免振用トリガー装置の更に他の例を示す
正面図である。
正面図である。
【図9】図8の免振用トリガー装置の作動状態を示す正
面図である。
面図である。
20 基礎 21 建造物 22 枢支部 24 アーム固定軸 25 アーム 27 アクチュエーター 31 円盤 32 アーム把持軸 33 アーム貫通孔 34 切込み 36 第2のアクチュエーター 37,40 摩擦材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮野 宏 東京都江東区辰巳3−5−3 三菱製鋼株 式会社環境エンジニアリング事業部内 Fターム(参考) 3J048 AA06 AB07 AC01 AD02 BE13 DA01 EA38
Claims (4)
- 【請求項1】 基礎上に免振装置を介して支持された建
造物に枢支されアームが固定されたアーム固定軸と、前
記アームを貫通させたアーム把持軸が中心に固定された
円盤と、前記基礎上に取り付けられ前記円盤の回動を抑
制するアクチュエーターと、を備えたことを特徴とする
免振用トリガー装置。 - 【請求項2】 アクチュエーターが、円盤の回動を抑制
すると共にアーム把持軸をアームの軸線に直交する方向
に変位させることを特徴とする請求項1に記載の免振用
トリガー装置。 - 【請求項3】 アーム把持軸のアーム貫通孔から該アー
ム把持軸の軸端に亘って形成した切込みと、円盤の回動
を抑制するアクチュエーターと連動して作動し前記切込
みの間隔を調節する第2のアクチュエーターと、を備え
たことを特徴とする請求項1に記載の免振用トリガー装
置。 - 【請求項4】 アーム固定軸の建造物に対する枢支部と
アーム固定軸との間に介装された摩擦材と、円盤とアク
チュエーターとの間に介装された摩擦材と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の免振用トリガー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29538699A JP2001116081A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 免振用トリガー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29538699A JP2001116081A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 免振用トリガー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001116081A true JP2001116081A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17819965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29538699A Withdrawn JP2001116081A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 免振用トリガー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001116081A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2582185A (en) * | 2017-11-20 | 2020-09-16 | Sook Automotive Components (Jiangsu) Co Ltd | Composite thermistor material, and preparation method therefor and application thereof |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29538699A patent/JP2001116081A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2582185A (en) * | 2017-11-20 | 2020-09-16 | Sook Automotive Components (Jiangsu) Co Ltd | Composite thermistor material, and preparation method therefor and application thereof |
GB2582185B (en) * | 2017-11-20 | 2021-03-24 | Sook Automotive Components Jiangsu Co Ltd | High Temperature Negative Temperature Coefficient Thermistor Material and Preparation Method Thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |